アイズの独り言

2015.08.23

嬉しい予感

先日、親方に新しい自転車を作っていただきました。その名もピスタッシュ号!(色の名前です。ピスタチオです。)
学生時代からずっと私の走るペースはゆったりまったり、のぼり坂ともなると蛇行しまくりの「もったり」サイクリングでした。そんな中で親方が考えて下さったのが「軽量フレーム」と「軽いペダリング」です。

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▲ピスタッシュ号(左)とはるみさんのTypeER 700Cランドナー(右)
グランボアのセミオーダー車TypeER。ピスタッシュ号は泥除け・キャリアが付いた状態でなんと重量10.9キロ!650×42Bという太いタイヤサイズで10キロ台です。
学生時代から乗っているランドナーを持ち上げて運ぶときと比べると、拍子抜けするくらい軽くて驚きました・・・!せーのっ、と持ち上げなくていい自転車に感激!これは、フレームを作る基となるパイプの厚みが当時作った入門モデルのランドナーより薄いからです。(ちなみに学生時代に作ったランドナーは13キロほどありました。)

 
 
 

また、以前からビンディングペダルを使えば楽になるよと勧められていたのですが、ビンディングは速く走りたい人が使うもので、靴の裏に付けるクリートという金具が自転車を降りたときに歩きにくくて、両足がペダルに固定されるなんて自由に動けずじれったい、というイメージがありました。私はゆっくり走るのが好きだし、クリートが歩くたびに地面に当たってコツコツ音が鳴るのも嫌だし、立ち止まりたいところがあったらすぐ自転車を停めたいし、、、とビンディングペダルを使うことは自分には合わないと思っていたので、今までトークリップも使わず、ベタ踏みで自転車を漕いでいました。

 
 

が、今回ピスタッシュ号のペダルがWellgo RINKOペダルだったのでビンディングペダルに初挑戦。
ビンディングの装着と脱着は、コツが分かれば難しくありませんでした。とくに脱着はもっと苦労するものだと思っていたのですが、足首を普通の力でクイッとひねるだけで簡単に外れました。
また、足がペダルに固定されているという感覚はぜんぜんありませんでした。景色のいい場所で止まって写真を撮ろうとしたときに、ビンディングだったことを忘れていてあやうく転びそうになったくらいです。また、自転車を降りてコンクリートの舗装路を歩くときも思っていたほどコツコツ鳴らず、クリートが付いている部分の違和感もなかったです。

 
 
 

一番驚いたのは、店長に言われて気づいたのですが、「今日蛇行してないじゃないですか!」
そう、栗尾峠を蛇行せずに登っていたのです!しかもギア(これも44×28と軽いギアにしてもらいました。)がまだ2段階も残っていたんです。
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ビンディングペダルを使ってみて、今まで自転車を「漕ぐ」という動作が、ひと漕ぎひと漕ぎヨイショ・ヨイショとブツ切りの動作だったことが分かりました。ビンディングを使うと、両足が流れるように「回転」しました。この足元の感覚の違いはとても印象的で、自転車を颯爽と漕げる人はいつもこんな感覚を味わっているのかなぁ、それは気持ちいいはずだわ・・・と心の中で考えていました。

 
 
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京北までの往復はいつものとおり店長のサニトラに便乗。
18歳のときにランドナーを作って大学の4年間汗だく乗っていましたが、軽やかに心地よくランドナーに乗りたいと思う28歳の私には、この軽量TypeERがとても相性の良い自転車だという予感がしています。

なっぱ (2021年退職)

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