アイズの独り言

2017.09.23

輪行いろいろ

さわやかな秋晴れに恵まれている京都。自転車で出かけるには絶好の日和です。

お店も今日は朝からちょっと賑やかですよ。オーダーのご相談に来られたり、納車があったり、輪行の講習に来られたり。その傍らで次に納車予定の自転車の組立作業も行われています。

 

 

 

 

こちらは先日納車したIさんのARAYAのツーリストの輪行姿。

 

Iさんはご友人から譲り受けたARAYAのフェデラルでツーリングを楽しまれていましたが、もう少しランクを上げたいとツーリストを選ばれました。ただ、このモデルはコストパフォーマンスは非常に良いのですが、輪行するとなるといろいろ難点があります。おまけにIサンのご希望でブレーキに補助レバー、後ろにはキャンピー。輪行には更に厄介な仕様となっていたのです。

どうしようか。。とスタッフ皆で考えていましたが、グランボアでは泥除けの脱着を簡便にするER加工を施し、ハンドルを曲げずに収容できるMARUTOの輪行袋での輪行をおススメしました。女性でも簡単に、比較的コンパクトに収容できましたよ。

 

という風に、輪行の方法はちょっとした事で人それぞれ違ってくるものです。同じ車種であっても違う袋を使うだけでやり方は変わります。使う交通手段によっても変わります。臨機応変に自分と自転車に合ったやり方を見つけてくださいね。

 

こちらは先日チョコがトライしたER輪行ビデオです。

同じER輪行でも昨年の夏に製作した大介店長主演のものとはまた袋が違いますので収容方法が異なります。

最後にチョコらしいオチもありますよ。是非ご覧下さい。

 

せっかちな方はフェイスブックインスタグラムをご覧下さい。オチはカットされていますが、10倍速でご覧いただけます。(^^)

 

つちやはるみ


2017.09.19

TOM

何年かぶりでトーエイオーナーズミーティングに参加しました。このイベントも早20年を迎え、主催の小泉氏からは一つの区切として次年からは休止させていただくとのアナウンスをされていました。

 

そう、私が事務局を務めるランデヴー・アレックスサンジェとともに中堀剛氏の主宰するポリージャポンから始まったビンテージ&ランドナー系の集まりはすでに一世代分の時を過ごしてきました。私たちが初めて高山のポリージャポンに集合したときはまだ30代半ばの元気の盛りのころでした。あれから早20年を超える時を経たわけで、当然幾人かの先輩方はすでに鬼籍にはいられ、私たちの世代もサラリーマンであれは定年を迎える年となっています。

 

今回の第20回のTOMに集まられた方たちのほとんどが50代から60代の方たちでした。この集まりを始めたころの参加者と同世代の30代40代の愛好家というひとがそこには見られませんでした。このことが意味するのは、このランドナー・ビンテージ系の自転車を愛好する人はこれから歳とともに減少していくということです。今回小泉氏が休止宣言をされて誰か若手でこの集まりを継いで仕切ってくれる方がいれば是非にお願いしたいと呼びかけていました。でもそこにはそれに該当する若手の人がいないのです。もはやこうしたイベントは私たちの世代で消えてしまう運命なのでしょうか。

 

いまこうしてこの場に集う人たちの多くは、高校・大学のころ自転車を好きになり、その青春時代のほとんどの時間を自転車に費やした人たちです。ランドナーを駆って全国の峠道や林道を攻め、キャンピングの荷物を満載した自転車で北海道をはじめとする各地をツーリングしていた仲間なのです。もちろん大学のサイクリングクラブに所属してそうしたツーリングを楽しんでいても、ほとんどの人は大学を卒業したとたんに自転車を降りてしまい、過去の思い出として大切にとっておくということになります。その中でも造形美を持った乗り物として自転車を楽しみにしていた人が中堀氏の呼びかけに応じて集まり、さまざまに活動を広げてきたのです。

 

今ここに過去30年を振り返り、自転車屋として付き合ってきたトーエイの方々はわれわれの好むランドナーを製作するうえで欠かせない存在です。ツーリングに特化した自転車としてランドナーを製作するにはさまざまなノウハウが必要です。それを維持しさらに高度で特別な仕様をかなえてくれるメーカーとしてその存在は大きいのです。今回のTOMにもそうしたトーエイの技術を体現した自転車が多数展示されていました。それはトーエイ社の洗練された技術力とそれを発注したオーナーの自転車への愛着心が生み出した発想力のたまものなのです。これはおそらく世界的に見ても稀有なことであると思います。

 

現在自転車を愛好する若者の多くはカーボンバイクを使用します。そして一部の若者はクロモリスチールパイプを使った自転車を好んで使用しています。しかしそれはランドナーではなくアメリカ由来のスタイルの自転車に荷物を括り付けてツーリングを楽しんでいるのです。手直にある自転車で目的をこなせるための装備をなるべく簡易に積載することを目的として作られています。それは近年の消費動向を反映してなるべくお金をかけずにやりたいことを楽しみたいということなのかもしれません。

 

翻って私たちの好んで作ってきたランドナーは40年代50年代のフランス流ツーリング自転車であるランドナーが日本のツーリング環境にちょうど当てはまることによって、そのスタイルを継承・発展させてきたものです。それはフランスの人たちによってツーリングに必要なことがなんであるかを本質的に突き詰められて形作られており、それは半世紀以上を隔てた今も変わらない真理です。いやむしろ20代のころの様に若さに任せた走りができなくなった今の私たちにこそあっているのかもしれません。

 

かつてがむしゃらに走った道をのんびりと辿っていくことは、一つの楽しみではないでしょうか。そして行くことのなかった別の道を走ってたのしむことにも余裕があると思います。
私たちが考えなければならないのは、そうした道がどこにあるのかであり、その道を多くの自転車愛好家の人たちに知ってもらうことです。そしてその道を消費するための自転車ではなく、いつまでも維持し、乗り続けることの出来る自転車で楽しんでもらうことだと思います。

 

TOMという集まりはこの20年間において、そうしたランドナーによるツーリングを楽しみしている人たちのひとつのよりどころとなってきました。これはこれからまだまだつづく私達世代にとって必要なことです。そしてそれが本当に魅力あふれる世界であることを今の30代40代の人たちに知ってもらうことができたらならば、きっと大きく発展できるのではと思います。

 

TOMが来年も開催されることを切に希望します。

親方


2017.09.17

お知らせ

折角の3連休ですが全国的に台風が心配な週末。皆様、備えは万全でしょうか?

本日、アイズは通常通り営業の予定ですが、東京で開催されるTOMに出席するため親方はすでに出発しました。と言うわけで今日は親方不在です。店長と専務、チョコで開店予定ですが状況によっては早仕舞いさせていただきます。本日ご用の方はお早めにご来店くださいませ。

そして、「TOEI owners meeting 20周年」おめでとうございます。

つちやはるみ


2017.09.11

秋支度

だんだん涼しくなってきて、そろそろ秋物が気になり出しました。そんなタイミングで、浅草のCCPさんからこんな秋物が届きましたよ!
 
 
 

サイクリング用の八分丈+ニッカ―です!
好みに合わせて丈を調節できるよう、裾にボタンが付いています。裾を膝下までたくし上げてニッカ―スタイルで履いても、裾をおろして八分丈パンツとして履いてもかっこいいです!生地はオックス素材といって、シャツにも使われることの多い平織りの中厚手の生地で、これがラフな感じで履いてもクラシカルな雰囲気に合わせてもかっこよくきまるんです。カラーは、コーディネートしやすいベージュとグレーの2色展開。こんなの欲しかったという方、多いんじゃないでしょうか。
 
 
あまりにもニッカ―が良い感じだったので、コーディネートをいろいろ楽しんでみました。
ルイゾンボベの長袖ジャージ、ヴァール50MLと。
 店長 野田 Sサイズ着用
 
丸襟がおしゃれなポルティッチオ69にも似合います。

 
メリノウールのカーディガン、ルトゥケ74


 
店長私物のネルシャツにも!

 
ちなみに、身長159cmの私がSサイズを着るとこんな感じです。

 
 
季候によって二ッカホースやタイツを合わせて着るといいですね。一番着るシチュエーションが多い中厚手のサイクリング用ニッカ―。CCPさんの方でも売れ行きは好調のようで、オンラインストアを見るとすでにどちらのカラーもLサイズは売り切れになっているようです。アイズバイシクルでの在庫も各サイズ1本ずつですので、気になる方はぜひお早目に!
 
 
 
今はまだちょっと早いですが、11月のアイズラリーのころには、グラモン55が欲しくなっているころかなと思います。ぴったりと体にフィットするスポーティーなデザインですが、アイスブルーの色味がきれいでとてもセンス良く着こなせます。
店長 野田 Lサイズ着用
 
そして、こちらは昨年すごく反響のあった長指グローブ、トレーニング。末端が冷えると本当につらいものですが、真冬のサイクリングでもとても快適だったとお客様からレビューをいただきました。

 
 
秋のシーズンもきっとあっという間に過ぎていまいます。そろそろ秋支度はじめませんか?

なっぱ (2021年退職)


本日は第二日曜日の朝サイクリングデーでした。お集まりいただきました皆様ありがとうございました!

 

コースは花園駅から保津峡駅まで輪行して、帰りは六丁峠を越えてアイズバイシクルまで戻るコースです。走行距離は10㎞程ですが手軽に輪行ツーリングを楽しんできました。京都もずいぶん涼しくなりましてとても爽やかなランでしたよ。

 

ベテランサイクリストのF様とK様。長年の経験から随所に工夫が施されたランドナーで見事な輪行を披露してくださいました。

 

フォーク抜き輪行は組み合わせ方にコツが要りますがコンパクトになります。

 

 

 

次回の朝サイクリングは10月15日(日)。アイズスタート現地解散で秋の訪れを感じられるコースを検討中です。ご参加お待ちしております!

 

大介店長 (2018年退職)


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