大介店長の投稿記事一覧

2017.09.10

輪行朝サイクリング!

本日は第二日曜日の朝サイクリングデーでした。お集まりいただきました皆様ありがとうございました!

 

コースは花園駅から保津峡駅まで輪行して、帰りは六丁峠を越えてアイズバイシクルまで戻るコースです。走行距離は10㎞程ですが手軽に輪行ツーリングを楽しんできました。京都もずいぶん涼しくなりましてとても爽やかなランでしたよ。

 

ベテランサイクリストのF様とK様。長年の経験から随所に工夫が施されたランドナーで見事な輪行を披露してくださいました。

 

フォーク抜き輪行は組み合わせ方にコツが要りますがコンパクトになります。

 

 

 

次回の朝サイクリングは10月15日(日)。アイズスタート現地解散で秋の訪れを感じられるコースを検討中です。ご参加お待ちしております!

 

大介店長


2017.07.27

コンクールマシン参戦記 各部品に関する...

Ⅰ.概要

コンクール本戦第一日目、約200km地点にてリア変速機が破損し、修復不可能な状態となりました。パイロットチョコ君はチェーンを切断し、シングルギアにさせることによって残りの18kmの行程を走破しました。

 

本項では変速機が破損した要因について究明すると共に、私の見解を申し上げたいと思います。

 

Ⅱ.変速機のモデファイについて

変速機はマイクロシフトR47をベースに当店で加工を施したスペシャルモデルを使用しました。

加工点について説明します。まず可能な限り分解して、肉抜き箇所はケガキを入れてから穴を空けました。更にボデーを削り込んで全体的に丸みを帯びたフォルムへ成形しました。成形することによっては軽量化だけでなく他のパーツとの(雰囲気を合わせるという意味での)釣り合いを取りました。

 

ケーブルのアジャスターボルトはボデーのネジを切り直すことによってダイアコンペのアルミ製に変更し、ストッパーボルトはチタン製のキャップボルトに交換しました。

最も大きな改造箇所はピポットです。肉抜きによって露出したスプリングはエンドに空けた穴に直接掛けています。これによりスプリングのテンション調整金具を省略しました。往年の変速機であるカンパニョ―ロスポルトも同様の機構を設けており、ここからヒントを得ました。

プーリーは、オリジナルをベースに加工しました。まずコンクールのみの使用を前提としてブッシュを軽合金製に交換しました。更に両サイドのプレートを省略し、代わりに防水対策としてプラスティックのシールを装着しました。

以上がモデファイした内容です。これを踏まえて破損した変速機を分析したいと思います。

 

Ⅲ.所見

先ず、破損した時の変速機の状態を確認しましょう。肉抜きしたピポット部分は破断し、本体は後輪ガードステーに巻き込まれていました。この状態から肉抜きに伴うピポットの強度不足による破断が原因のように見受けられますが、プーリーケージ(以下ケージ)を観察しますとケージは左右に広がっていることが確認できます。

パイロットの証言によりますと、第五チェックポイント(190km地点)で下車した際にケージが広がりチェーンがテンションプーリーから脱線していたようです。その為この地点でチェーンを掛けなおし、ケージを補修しています。

つまりプーリーとケージに何らかの異変が起こっていることが考えられます。

 

Ⅳ.考察

そこで持ち帰った変速機を確認しますと、プーリーにガタツキが確認できました。(元来多少のガタはあるものですが、破損後は大きくなっていました。)

ではプーリーガタツキの原因について究明したいと思います。

 

持ち帰ったプーリーを分解してみるとブッシュには異常が認められませんでしたが、プーリーの内径が僅かに広がっていました。

チェーンは変速によってローギヤに入れた時、内側によじれると同時にプーリーはチェーンによって外側に引き寄せられます。特に可動範囲の大きい10S 以上の場合、チェーンのよじれは大きくなるでしょう。今回のコンクール1日目のようなロー側のギヤの使用頻度が高いコースの場合、傾いた状態で回転するプーリーへ甚大なストレスがかかったと想像できます。またプーリーを安定させる為のサイドプレートを省略したことは、ガタツキを助長させる一因となったと考えられます。

 

Ⅴ.結論

以上より考えられる変速機の破損の要因は、プーリーのガタツキによって脱線したチェーンが、プーリーとケージの間に詰まり変速機を後方に巻き上げ、その結果ピポットに大きな負荷が生じ破断したことであるでしょう。

多段化した今日の変速機事情において、当問題の主たる解決策はプーリーとケージにあると思われます。例えばベアリングプーリー等、性能を重視した部品の採用や或いはプーリー自体の構造の研究が必要でしょう。またケージについても適性の寸法や、強度についての吟味、脱線等のトラブルが起きた際の二次的なトラブルを引き起こさないような構造等、変速機計量化において模索すべき課題を残しました。

 

コンクールマシンへの参戦で実戦的な軽量車を製作することにあたり、ほぼすべての部品にトライアル的な試みを採り入れました。その中でランドナーに必要とされる強度とそのバランスについてより深く考えさせられると同時に、ランドナーの新たな可能性が見えてきたように思います。このコンクールでの挑戦で得ることができた様々な課題を今後の自転車製作に繋げられるよう一層努力したいと思います。

大介店長


2017.07.26

コンクールマシン参戦記 各部品に関する報告

Ⅰ.概要

コンクールに参加するにあたって、グランボアでは極限への軽量化に挑戦しました。帰国後出走車を分解し、各部品の状態について調査しましたので、ここでコンクールによって生じた各部品への影響について報告したいと思います。

 

Ⅱ.異常が生じた部品

 

表はコンクール出走後の各部品の状態についてまとめたものです。破損した変速機に関しましては、別項にて改めて考察を深めるものとして、その他の部品について報告いたします。

変速機以外では、カセットのセカンドギアに一ヶ所の欠けが発見されました。これはダート走行時での小石等の巻き込みが起因していると考えられます。

 

マッドガードにつきまして、今回試みました潰し加工によるステーのエンド固定方法には問題はありませんでしたが、ブリッチへの取付金具の固定ボルトが僅かに緩んでいました。

使用ボルトはチタン製M5の皿ネジで、緩み対策として菊座ワッシャーを挟みました。特に振動を受けやすいマッドガード周辺はボルトの選択を含めて緩み止め剤の塗布等、更なる対応が必要であります。

 

ホイールについては変速機破損時の巻き込みで後輪に多少の振れが生じましたが、その他でのダメージは無く問題はなかったと考えています。

また軽量タイヤ(リエール650×36B EL)と軽量チューブ(レール650×32-42AB)を採用しましたが、パンクは夜間走行での一回のみでした。つまりこのタイヤの組み合わせでは、ライン取り次第でパンクのリスクを減らせることが実証されました。

 

Ⅲ.グランボアパーツについて

 

既存のグランボアパーツを加工したものの一つにブレーキがあります。

ギロチン金具とシューを軽量化したシュエットモダンは、マハックブレーキレバーと共に過酷な状況下での使用に耐え抜群の制動力を発揮しました。

 

また唯一軽量化を無視して製作したスペシャルラージハブも自転車全体のバランスを確保しつつスムースな回転を得ました。カセットハブ仕様のスペシャルラージハブは、今回の研究によって製作技術が確立されましたので、グランボア製品の新たなラインナップに追加されました!注文製作にて受注を承っております。

コンクールの為に特別に製作されたキャリアやハンドル、ステムについても全く問題はありませんでした。

 

Ⅳ.新たに採用した部品について

 

フロントシングル構想によってTA CARMINAとチタンシャフトBBが採用されました。組み立て時はチタンBB が従来のスクエアシャフトであることから、チョコ君は剛性に不安があったようですが彼の脚力をもって使用しても問題はありませんでした。 葉っぱのチェーンリングも大好評でしたよ。

べロジカルダイナモと砲弾ライトは出国前に何度か試験走行はしたものの、途中で切れてしまわないか心配していました。幸いトラブルはありませんでしたが暗闇のダート道ではやや光量不足だったようです。最近は大変性能の良いランプが多く登場してますが、軽量でランドナーに似合うものが少なく悩まされた部品の一つでした。

 

使い慣れたはずの既存の部品であっても改めて吟味することで新しい発見があり、それぞれの部品の特性について考えさせられました。今回異常が生じた部品だけでなく、異常が無かった部品についても更なる研究が必要だと痛感しました。

大介店長


2017.03.07

壱岐対馬ツアー

1月末に壱岐対馬に行ってまいりました。

壱岐対馬は古くから大陸との交易の拠点とされた一方、その地理的位置から軍事的に大きな影響を受けてきた地でもあります。地図で対馬を見ると韓国との近さを実感します。釜山まで50km程しか離れていません。対馬と釜山間には高速船の定期航路が存在し、多くの韓国人観光客が対馬に訪れています。

壱岐対馬へは博多からも定期便が出ていますが、今回は大陸から文化が入ってきた頃と同じように釜山から博多へ目指すプランを計画しました。

 

【使用五万図】

佐須奈、三根、仁位、厳原、勝本

*五万図とは国土地理院発行の1:50000地形図のことです。

 

1日目行程】 

釜山→JR九州ビートル→比田勝(対馬)→自転車→厳原

 

 


1月27日、輪行袋を担いだ私は釜山港にいました。

予約しておいた比田勝行き〈ビートル〉はJR九州が運航する定期便ですが、他に韓国資本の〈未来高速〉と〈大亜高速〉も対馬・博多行きの航路があり、国際ターミナルは日本へ渡航する韓国人旅行者であふれていました。

午前9時、ビートルが出航しました。定員200人のジェットホイルはほぼ満席でしたが、日本人は一人だけだったようです。テレビに映る対馬の観光PRビデオを見て約1時間。比田勝港に入港しました。

ターミナルで税関の方とお話ししましたが、やはり日本人の利用者は少ないそうです。

 

ターミナルでランドナーを組み立て出発します。日本の島では奄美大島に次いで面積が広い対馬は山がちな地形です。小ぢんまりとした漁村は峠で繋いであり、長崎県道39号はアップダウンが続きます。

漁村から海を眺めると入り江の先に離れ小島がぽつぽつと浮かび、穏やかな風景にペダルを漕ぐ脚も軽くなります。

 

 

 

舟志川から東に入り、静かな林道を超えると茂木の集落に入ります。

ここの浜辺は1905年に茂木浜沖で繰り広げられた日本海海戦で撃沈されたバルティック艦隊のロシア兵が上陸した地であります。ロシア兵を発見した島民は救助にあたり食事や焼酎でもてなしたそうです。

誰もいない海水浴場の脇には記念碑と、後に引き上げられた巡洋艦ナヒモフの主砲が鎮座しています。美しい海水浴場に不釣合いなその大砲は、ここに据えられた理由を知る由も無いでしょう。

 

 

 

 

昼食に志多賀の商店で買った弁当を食べ、万関瀬戸へ向けて南下します。対馬は元々一つの島でしたが、軍事目的で山が開削され南北に二分されました。

橋の上から明治33年(1900年)に開削された運河を見渡すとその規模の大きさに驚かされます。

 

 

 

国道から東へ逸れて、緒方の集落を抜けます。かつては軍道だった険しい山道を登ると天空の要塞と称される砲台跡が現れました。姫神山砲台跡です。

日本と大陸の中間に位置する対馬は国防の最前線として明治20年(1887年)より30ヶ所を超える砲台が建設され、島の要塞化が進められました。

明治34年(1901年)竣工の重厚感のある赤煉瓦がもの寂しく残され、不気味な雰囲気が漂っています。観測所に登ると見事な展望で、対馬海峡の美しい景色が一望できます。

 

 

日暮れが近づき急ぎ足でペダルを回します。厳原のホテルに到着しました。宿の方のご厚意でシャッタ付の倉庫にランドナーを置かせてもらいました。

 

 

*****

2日目行程】 

厳原→九州郵船フェリー→芦辺(壱岐)→自転車→郷ノ浦→九州郵船フェリー→博多

翌日はフェリーで対馬を離れ壱岐島に上陸しました。博多行きフェリーの出航まで壱岐ツーリングを楽しみます。

 

 

 

 

 

 

 

 

「寒かけんポッケに入れていけ」宿のご主人に頂いた缶コーヒーでポッケを膨らませ厳原港へ。8時50分発の〈九州郵船フェリーちくし〉は壱岐島の芦辺港を目指します。

対馬海峡にはイルカやクジラが多く生息していると聞いたので、コーヒーを飲みながらデッキで海を眺めていましたが見つけることはできませんでした。芦辺港に入港し車両甲板で上陸を待ちます。

 

 

 

 

芦部から西へ進み鬼の窟呼ばれる古墳に寄りました。一帯は6世紀後半の大規模な古墳群をなしています。遺跡からは新羅産の遺物が多数出土されるなど、かつて壱岐がアジアとの交流の要所であったことがうかがえます。

さらに西へ進み昼頃には湯本温泉に到着しました。土産屋の壱岐娘に勧められた平山旅館で入浴することにしました。ここの温泉は神功皇后が産湯に使ったとの伝説が残された歴史のある温泉だそうです。褐色の熱いお湯に旅の疲れも癒されます。

潮風が爽やかな海岸線を走り抜け、次に訪れたのが猿岩。全国各地にこの類の岩が存在しますが、今まで見た中で一番リアルでした。岬の草原からは岩を間近で見ることができます。

 

 

 

 

猿岩の近くには黒崎砲台跡があります。黒崎砲台は壱岐要塞の一つとして対馬要塞とともに対馬海峡防衛を目的として昭和8年(1933年)に竣工しました。

ここに据えられた砲台は、巡洋戦艦赤城の主砲が砲台砲塔に転用されたものであり(諸説あるようです)、35kmという射程距離から東洋一の砲台と呼ばれたそうです。一度だけ試射されましたが実戦で使用されることはなかったそうです。

 

 

 

海岸沿いのアップダウンを南下しフェリーの出航まで時間があるので牧崎に寄ることにしました。牧崎は海岸浸食によってできた大穴が岬の草原の中にあり観光スポットになっています。解放感のある草原は穏やかな空気が流れています。

 

郷ノ浦港へ一気に下ります。午後5時45分〈九州郵船フェリーきずな〉は博多へ向けて出航しました。風が吹き付けるデッキで缶コーヒーを握りしめ、うす暗い海を眺めます。旅が終わります。

大介店長


2016.12.12

12月の朝サイクリング

昨日は月に一度の朝サイクリングデーでした。
ご参加してくださいました皆様ありがとうございました!
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今回のコースは千束から京見峠を越え、中川の集落から沢の池に向かうコースです。
沢の池は京都市北部の山中にひっそりとたたずむ秘境ですが、市街からも気軽に出掛けられるお勧めスポットです。

 
 
 
今月はスタッフ3名を含めまして総勢17名でアイズバイシクルを出発しました。
金閣寺周辺の住宅街を抜けると早速森の中に入って行きます。しっとりとした木漏れ日が射す道は、朝ならではの清々しさがあります。
 
千束のゲキ坂を登ると、京見峠に入ります。標高400Mの峠まで約8km。峠道はマイペースで登りましょう。
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峠を下るとそこは、北山杉で有名な中川の集落です。
ベンガラ塗りの民家や丸太倉庫を横目に清滝川沿いを下り、集落を抜けると沢の池へ続く林道に入ります。
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林道を走ること5分ほど。ボスフリーの蓋が外れてしまうメカトラブルが発生しました。みんなでこぼれた玉を拾い集めます。残念ながらこの場で処置をする事ができず、今回は店のスタッフがピックアップに参りました。
店にもスタッフが待機しておりますので万一のトラブルの際も安心です。
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林道を抜けると沢の池に到着です。開放感のある池のほとりで愛車とともに旅の記念写真を撮影します。
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休憩後は落ち葉の積もる散歩道をランドナーで駆け抜けます。舗装路もダート道もある今回のようなコースには、ランドナーが最適でしょう。
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帰り道は「押し」を含むダート道です。初めての方は驚かれたと思いますが、京都の自然を感じさせられるコースだったと思います。
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朝サイクリングは、来月も第二日曜日の1月8日に開催いたします。次回は、船形山を予定しております。スタッフ一同ご参加をお待ちしております。

大介店長


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