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2017.10.27

SR600四国山脈挑戦記

こんにちは、チョコです。今月の頭にパーマネントブルベSR600四国山脈に挑戦してきました。

今回挑戦したブルベはシューペル・ランドネ(Super Randonnes :SR600km)というカテゴリーのもので、2009年に新設された比較的新しいブルベです。僕が今まで参加してきたブルベ(BRM)のように主催者が設定したコースをコントロールポイントを周りながら制限時間内に完走を目指すのは変わらないのですが、SR600は出走日時を出走者が自由に決めることが出来ます。普通のブルベは同時出走する他のライダーがいますが、SR600では示し合わせて出走しない限り1人でゴールを目指すことになるのです。通常のブルべでは有人チェックポイントが設けられていることもありますがSR600では基本的に指定されたスポットとSR600のフレームバッジを付けた自転車を一緒に写真に収め、完走後に証拠として主催者に送付する形がとられています。冒頭のフレームバッジはそのためにあるのです。また、SR600最大の特徴は600㎞で獲得標高が10000m以上と定められている点でしょう。必然的にコースは獲得標高の大きくなる山岳地帯が多く含まれます。
日本では現在4つのSR600が開催されていて、今回僕が挑戦したのはその中で最も新しい2017年4月から開催されているオダックスジャパン岡山主催のSR600四国山脈。以前からSR600に挑戦することは考えていましたが、SR600四国山脈が設定される以前は関東地方発着のコースのみでアクセスの問題から挑戦を先送りにしていました。ところが、今年の春にSR600が四国に設定されることが発表され、アクセスの問題は解決。丁度3月に大歩危、祖谷渓周辺をツーリングして四国の山間部に興味が湧いているところだったので暑さの和らぐ秋に挑戦することを決めました。

コースマップを見て分かる通り、平地はほぼありません。石鎚山スカイライン、四国カルスト、京柱峠、剣山、別子山等普通のツーリングならどれか一つで主役になれるような登りのオンパレードです。加えてコース中に大きな都市は存在せず、鉄道もほとんど近くを通っていないので中断しても簡単に帰ることが出来ません。事前の入念な計画とライダーの走力、リスクマネジメントが要求されるのです。今回、僕はこのコースを平均速度12㎞/h、51時間で完走する計画を立てました。

 

 

 

 

スタート地点は愛媛県西条市のJR伊予西条駅。京都駅から新幹線と特急を乗り継いで3時間50分ほど。始発の電車に乗って輪行します。新大阪で新幹線に乗り換えると車窓に雨粒が流れ始めました。そう、この日の天気予報は全国的に雨。計画通りに51時間台でゴール出来たら上出来だろうとこの時は考えていました。

 

電車の遅延で伊予西条駅に10分遅れて到着。雨は降り続いています。スタート予定時刻まで約30分、自転車を組み立て各部をチェックしSR600中使用しない荷物は駅のコインロッカーに置いていきます。持参してきた粉末飲料を水で溶かし、駅舎内のコンビニで補給食を調達しているとあっという間にスタート時刻の10:00を迎えました。スタート時刻の証明となる伊予西条駅の入場切符を発券してスタートです。

 

スタートからしばらくは寒風山トンネルへの青いラインをトレースしながら南下していきます。向かう方向には雨雲に包まれた石鎚山。

 

コースは殆ど登りか下り。それに加えて今回はスタートから雨が降っているので余力を残した状態で走ることを第一に進みます。登りでスピードが出なくても気にしない。体力に余裕がある序盤は勢いよく進んで行きたいところですが、脚を残すためにぐっと抑えます。序盤に脚を使って峠1つ多少早く登ったところで全体の所要時間からすれば効果は微々たるもの。それよりも、序盤に脚を使って消耗し後半大きくペースダウンすれば完走にも影響を与えます。今回挑戦しているコースは自分にとって未知の領域。獲得標高は膨大で休めるポイントは少なく、大半が山の中。それに加えて三分の一は雨の中走ることが確定しています。自分の中で「力をセーブする」「食事はしっかり摂る」「寝れるときに眠る」この3点を柱に完走を目指します。

 

194号線を離れて旧道へ。旧道に入ると車は全く通らなくなり、自分一人の世界になります。ひたすら雨の中黙々とペダルを踏んで高度を上げていきます。晴れていたら景色が良いはずですがこの時は雲の中。

 

標高1600mを超え45㎞地点、PC1石鎚山系鳥瞰図に13:39到着。看板に書いてある石鎚山系は雲の中に隠れて何も見えません。

 

PC1から少し下ると石鎚山登山者の為のロッジがあるので少し遅めの昼食をとります。雨でお客さんは自分一人。椅子に座って食事が出来る貴重な機会なので雨具を脱いでカレーライスを注文。カレーライスを食べながら外を見ると強風で雨が横殴りに吹き付けています。このままロッジでのんびりしたいところですがウェアを温かいものに着替え、グローブをレイングローブに変えて雨の中に戻りました。

 

ロッジからしばらく下り基調が続き、舗装の綺麗な国道を走っている間に雨が止みました。
軍艦岩が目印の美川町からPC2美川峰に向けて登りに転じます。

 

美川峰への登りの序盤にレイングローブとレインパンツを脱ぎ、フロントバッグのカバーも外しました。これらは大雨の時は役に立つのですが小雨程度ならつけていない方が快適です。登りの途中で日没を迎え、標高が上がるにつれて再び風雨が強くなりました。登り序盤に雨具を脱いだばかりなのに再度自転車を止めてレインパンツを履き、この先の夜間走行に備えてヘルメットにヘッドライトを装着しました。

 

 

さて、美川峰の看板をキューシートとGPSを頼りに探しながら登っていくのですが、PC2の看板までもう少しというところで森が開け、風と雨が横殴りに吹き付けてきました。ライトは雨と雲に反射して白く光るばかりで視界は10m以下、最悪です。

 

112㎞地点PC2美川峰18:38
やっとの思いで美川峰の看板を発見して自転車と共に撮影。ここから少し登って下りに入るのですが雨と雲で視界はほぼゼロ。それに加えて道路には砂利や落ち葉、枝が散乱していて障害物競走状態です。落車しない事だけを考えてそろそろと下り続けました。

 

美川峰を下ると国道440を経由して四国カルストへ向かいます。時刻は20時を回り、気温は16℃。雨具フル装備でペダルを回していれば寒くない気温ですが、これから登る四国カルスト姫鶴平は標高1200m。このまま四国カルストに突撃すれば寒さと爆風、横殴りの雨が襲い掛かってくるのは容易に想像できました。進退を考えながら440号から四国カルスト方面へ分岐し、2㎞程登りました。路面は川のようになっていて砂利が多く視界も最悪です。ここで立ち止まり「撤退」と独り言をつぶやき、来た道を引き返して440号の地芳トンネルへ向かいました。

 

地芳トンネルの入り口で雨宿りをしながらこの先の計画を考えます。ここまでのペースは事前に計画していた時速12㎞を上回り、予定より少し早くチェックポイントを通過してきました。SR600の制限時間は60時間。このまま計画通り走れば9時間余裕がある計算になります。正確にはこのコースは615㎞あるので時速10㎞ではタイムアウトになってしまいますが、このままリスクを冒して四国カルストに突入するよりも雨をやり過ごしてから安全に走るのが得策と考え、トンネルで仮眠するか、10㎞程コースを外れて梼原の町で宿泊するか2択としました。エマージェンシーシートを持っているので仮眠も出来なくはなかったのですが12時間以上雨の中走り続けた当時の自分にその余裕はなく、殆ど迷わずに梼原にある民宿を調べて電話をかけました。この時、時刻は21時。こんな時間に宿泊を受け付けてくれる宿がそう簡単に見つかるはずもなく、3件ほど断られました。梼原にある宿泊施設は片手で数えられるほどなので、この際すべてに電話しようと思い、4件目にあたると宿泊OKの返事が。

 

地芳トンネルを出て30分ほど土砂降りの中を走って民宿に到着。
古民家でおばあさんが一人で切り盛りされている民宿でしたが、僕の姿を見て畳の部屋より使いやすいだろうと、別棟のログハウスに通して頂きました。ストーブをつけて濡れた衣服、バッグを乾かしその間に風呂に入り夕食を食べて就寝。宿に入ったことで気持ちが切れたのではないかと思われるかもしれませんが、この時完走への気持ちはまだ消えていませんでした。どうしても完走したかったのです。

 

 

 

 

 

翌朝は6時過ぎに起床。早めに出発したいところでしたが宿のおばあちゃんと会話を楽しみながら朝食をとり、記念撮影をしていたら出発はタイムリミットの8:00になってしまいました。宿からコースまで10㎞上り基調の道を戻る必要があるのでここからはのんびりしていられません。遅れを取り戻そうとする自分を後押ししてくれるかのように天気は快晴です。

 

 

コース復帰後も無理のないペースで四国カルストに向けて標高を稼ぎます。地芳峠を経由して143㎞地点姫鶴平に10:06到着。時間の余裕がありません。

 

天狗高原に向けて登っているうちにガスは晴れて四国カルストの景色を楽しめました。

 

天狗高原から豪快なダウンヒル。実はこの道、学生の頃に合宿で大きな荷物を積んで登ってきた道です。当時を思い出しながらPC4長沢の滝を目指します。

 

下り終えると長沢の滝に続く林道が通行止め。事前にSNSなどでSR600四国山脈に関する情報を調べていた時は通行止めの情報はなかったので驚きました。「昨晩の雨で土砂崩れが起きたのだろうか。それとも以前から通行止めで車は無理でも自転車は通れるのではないだろうか。」詳細を知るために、看板の問い合わせ先に電話を掛けようにもここは圏外。通りがかりの地元の方に話を聞くも詳細は分からずこのまま進むか迷いました。コースを戻って別の道で迂回すれば439号に合流可能で、長沢の滝にも439号側から行ける可能性があったので、とりあえず来た道を戻り、う回路で439号へ下りました。

 

439号に合流したところで電波が入ったので町役場に問合せ。話を聞くと8月の台風で土砂崩れが発生してそれ以来通れないのだとか。長沢の滝に続く林道入り口から439号までかなりの標高差を下ってきたので来た道を登り返すのはあり得ない…
それでも長沢の滝を写真に収めるべく、コースを逆走する形で439号側から長沢の滝まで登りました。162㎞地点PC4長沢の滝12:02到着。

 

 

これでとりあえず認定に必要な写真は撮れたのですが、本来のルートを迂回した上にかなりの時間を使ってしまいただでさえギリギリだった60時間以内の完走は非現実的に。60時間を超えても1日75㎞以上走ってコースを完走すればツーリストとして認定を受けることが出来るのですが、ブルベ後も予定があるのでこの先もコース通りに走るのは時間的に厳しい。それに今回のチャレンジはあくまでもSR600をランドヌール部門で完走することが目的です。通行止め区間を迂回し、コースのトレースも出来ず、ランドヌール部門時間内完走が不可能な状況で走り続けるのは無駄であると自分の中で結論し、長沢の滝でSR600四国山脈のDNFを決めました。

実を言えば9月以降もこのコースを完走した人がいることは把握していたので「強引に通ってしまってもよかったかな。」と少し後悔。表記が「全面通行止め」ではなく「通行止め」だったのと数日前に完走した先人が存在することから京都に戻ってからも「あの時土砂崩れの現場まで行ってみればよかった」と時折思いました。
それに初日の夜、梼原に下らず地芳トンネルで仮眠して雨雲をやり過ごし、夜間も走り続けて林道の通行止め区間も突破してしまえば時間内に完走できた可能性はありました。しかし、暗闇で暴風雨の中、四国カルストを単独で走るには大きなリスクが伴うので現在の自分の実力を顧みれば妥当な判断だったと思います。

でも完走したかったな…
 

 

 

さて、DNFしてもここは四国の山の中。数キロ走れば鉄道があるような生易しい場所ではありません。西条に帰るにはペダルを踏み続けなければならないのです。それに当初のゴール予定日時まで余裕があります。コースをショートカットして普通にツーリングすれば自力で西条に帰るのは容易いのでここから先は気持ちを切り替えてのんびり四国山脈ツーリングとして楽しむことにしました。
この先のルートは439を東進して土佐町で一泊、3日目に山を越えて北上し、西条へ戻ることに決定。

 

仁淀川が美しい仁淀川町では200㎞ぶりにコンビニに入りました。限られた食糧でやりくりしながら山の中を走り続けているとコンビニの店内に入っただけで一種の感動を覚えます。このあと439号を東に進んで土佐町早明浦で宿に入りました。ブルべはDNFしたので夜間も走り続ける理由はありません。

 

 

 

3日目は土佐町から大川村経由で新居浜市へ。大川村の集落を抜けると車通り皆無の山道を登ります。

太田尾越という峠を越えて新居浜市別子地区に入ります。快晴で新居浜の市街地に下ると汗ばむくらいの気温でしたが、峠を吹き抜ける風が肌寒かったです。1000m越の山間部を夜通し走るには10月中旬くらいが限度なのかもしれません。

別子銅山の近くを通って標高1000m超から新居浜へ一気に下ります。

下りの途中にあるマイントピア別子で昼食。道の駅は別子銅山観光の拠点を兼ねていて銅山の歴史を感じることが出来て面白かったですよ。

 

 

望んだ結果にはなりませんでしたが2日ぶりに伊予西条駅に帰ってきました。総走行距離は約400㎞、本来の三分の二ほどしか走っていませんがこのコースの過酷さは嫌というほど理解できました。今年はブルべの出走が少なく、貴重な機会だったのでなんとしても完走したかったのですが天候と通行止めに阻まれました。とはいえコースは四国の山々を堪能できる素晴らしいものだったのでまた来年再チャレンジしたいと思います。

まえの


2017.07.21

コンクールマシンを走り終えて

こんにちは、スタッフのチョコです。6月30日~7月2日にフランス、アンベールで開催されたコンクールマシン2017にグランボアのテストライダーとして参加しました。ライダーとして感じたことを本記事でお伝えしたいと思います。
コンクールは自転車の耐久テストとして3日間のテクニカルトライアルが課され、グラベルを含む計450㎞の走行が予定されていました。実際は初日コースの変更、2日目に途中リタイアしたので3日間の走行距離は約270㎞となりました。「3日間トラブル無く完走しました!」とご報告出来たらよかったのですが、マシンのトラブルと自分自身の経験不足から思うようにいきませんでした。
雨にも負けず風にも負けず…(運命を分けた2日目、ベール峠南方尾根)

 
 

さて、コースには多くの未舗装区間が含まれていますが、ランドナーのような太めのスリックタイヤで難なく走れるような砂利、石畳、あぜ道から、MTBでも苦労しそうな石が散乱したダブルトラックまで多種多様です。昨年のコンクールは650×32Bタイヤを履いたランドナーや700Cのタンデム車が出走しており、未舗装区間も写真では太めのタイヤを履いたランドナーで走るのが気持ちよさそうな砂利道でした。そんな昨年の様子や、主催者側が設定した基準平均速度22.5㎞という数字から、ハイスピードな舗装路中心のロングライドを想定して準備を進めていました。後から聞いた話ですが昨年のコースではほとんどの自転車がトラブルなく完走しており、今年はマシンをふるいにかける意味もあって難易度を上げたようです。

昨年の写真からイメージしていた固く締まったグラベル。

コース東側、尾根沿いに走る緩やかな下り基調のダートはスピードを出しやすい。

ダート走行の振動でフロントバッグ内の補給食(サンドウィッチ)が滅茶苦茶に。(試走時)

丈のある草地は抵抗が大きく車輪をとられやすい。

 

コンクールの3日前から現地で未舗装区間の試走を始めたのですが、実際のコースはMTBで走るのも大変そうなガレたトラック、泥でぬかるんだあぜ道。整った砂利道を想像していた自分は、あまりにもイメージとかけ離れた未舗装路の連続に完走できるのか不安になりました。
本番前の試走を終えて難関区間などを地図で確認。
 
 

本番に着用したウェアについて。前日の天気予報では曇り後雨。しかし、アンベールに来てから天気予報はことごとく外れています。じつは試走の二日間も雨予報だったのですが、雨雲は何処へやら。試走二日目に遭った通り雨以外は雨具を出さずに済みました。アンベールの街は標高が500m、現地入りすると気温20度前後で高くありません。事前に日本でアンベールの天気予報を確認していた時は最高気温が30度近くあり、ツールドフランスのような暑い7月のフランスを想像していました。しかし実際はゴールデンウィークくらいの気候、山の天気と思って対処するしかありません。メリノウールの長袖アンダーを急きょUさんよりお借りしてルイゾンボべジャージの下に重ね着し、下はルイゾンボべのビブショーツ。雨に降られてもよほど気温が低くない限り脚は寒くならないので、フロントバッグにはレインジャケットのみを入れました。

本番前日に届いたグランボア×ルイゾンボベジャージ。メリノウールと化繊の混合生地で、レース終了後に洗って室内干しでも翌朝には乾く。

 

 

 

6月30日、初日は224㎞を走ります。午前4時にライダーは2人ずつ、2分間隔で順次出走し、コース上に設けられた全6カ所のチェックポイントを周ってゴールを目指します。設定された基準速度は22.5㎞。2日間の試走で判明した過酷な未舗装区間、獲得標高約4000mと舗装路のみでも過酷なコース設定から自分には基準速度を上回ることは困難だと判断し、マシントラブルが起きないように走ることを最優先としました。スタート、ゴール地点となる貸倉庫の前には各チームのライダーがズラリ。ビルダー本人が走るところもあれば、パリブレストパリ48時間台の猛者まで、いかにも速そうなライダーがそろっています。同時スタートのライダーが乗る自転車には、パイナップルのマークが至る所にマークされていたのでそれを話題に談笑。緊張も少しほぐれてスタートを切りました。
午前4時、アンベールの街をスタート。
 
 
さて、スタートして15㎞程登り続けるのですがここで分かったことが一つ。みんな登りは想像していたほど速くありません。しばらく舗装路の登りなのであっという間に取り残されてしまうのでは無いかと思っていましたが、むしろ僕の方が先行しています。当時は少しでも早く前へ進もうと単独で先行していました。しかし今になって振り返ると、フランス人ライダー達は後からスタートした人と合流して協力体制を作っていたのだと思います。日本でブルベを走る時は大半が単独走。ましてフランス語でまともにコミュニケーションが出来ないので、他のライダーの考えていることを理解するのに苦労しました。
コースは224㎞、序盤の60㎞をクリアするのに4時間近くかかりました。このスタートから4時間の間にいくつかトラブルが。まず、パンクです。夜明け前の暗いダートを下っている時に路面がよく見えず、サイドカット。幸い1㎝程切れただけなので裏からタイヤブートを当て、チューブ交換して10分程度で復帰。コンクール前から2年近くエキストラレジェタイヤを未舗装路で使っていますがパンクしたのは今回が初めて。路面が見えなかった事と緊張して焦っていたのだと思います。
午前5時頃、最初のトラブル。パンク修理をしている間に6人ほどの集団に追い越される。

 

次にボトルの紛失。パンクした場所から5㎞程、牧場の脇を通るダート区間通過後にダウンチューブに目をやると、まだ飲んでいないボトルが消えていました。この区間も凹凸が激しくバイクコントロールに夢中でボトルが飛んでいくのに気が付きませんでした。まだ200㎞以上距離を残している状況でボトルが1本無くなるのはまずいです。日本ならば山中の集落でも自動販売機でペットボトル飲料を入手することが出来ますが、フランスの山村に自動販売機なんてありません。結局、飛んで行ったボトルは見つかりませんでしたがペットボトルの水を入手して解決しました。フランスのサイクリストの多くが満タンのボトルを2本携行している理由がわかりました。家を出ると日本のように簡単に飲料水が手に入らない場合があるからです。コンクールのマシンには3本携行している例もありました。
3つ目のトラブルは落車です。はい、恥ずかしながら落車してしまいました。約40㎞地点のウェットな未舗装区間走行中、フロントを泥にとられて転びました。幸いスピードが出ていなかったので、自転車と体は無事でした。わずか40㎞の間にトラブルが3回。この区間は他のライダーもパンクが頻発していました。

もともと設定されていたコースは藪漕ぎ。試走で通過困難なことが発覚。迂回路に設定された下りも過酷だった。
予想通りコースは変更になり、迂回路に設定されたのはMTBコース?!
迂回路通過後に泥区間で落車。左肩から落ちたが幸いケガは無かった。
コース上のわかりにくい場所にはガイドが設置されていた。

 

起伏に富み、未舗装路を多く含む初日のコースではフロントシングルのドライブトレインが活躍しました。フロント41T、リア10S 11‐36Tの組み合わせは、必要十分なギア比を提供し、フロント変速の煩わしさから解放してくれます。舗装路のみで効率よく走るのであればフロントは2枚、リアはクロスレシオな構成のものが扱いやすいです。しかし、未舗装路を走る場合はチェーン落ちのトラブルが少なく、操作がシンプルなフロントシングルは非常に有効だと感じました。

本戦用は41T、予備車は37T。

 

電装関係も軽さ重視で、ドイツ製のべロジカルとグランボアの完成車に多く使っているサンヨーの砲弾型LEDランプを使用しました。べロジカルのダイナモは駆動時の抵抗がわずかで、リムが濡れていても安定して作動します。サンヨーの砲弾型ランプは明るさの点ではシュミット等の高価なライトに劣りますが、ボディが樹脂製ので非常に軽量です。ただ、想定外だったのは未舗装路の割合が高く、暗い時間帯に荒れた林道を下ったこと。この状況下ではより明るいライトが必要だと強く感じました。もちろん、舗装路のみで普通のツーリングをするには十分な性能ですよ。

べロジカルとサンヨー製砲弾型ランプの組み合わせは非常に安定していた。

コース中盤、道を見失い他チームのライダーと共に森の中をさまよった。
コース南側のチェックポイント3は町のパン屋さん。
クッキーとジュースを補給。ジュースは炭酸入りを選んだつもりがそうでは無かった。
初日終盤のダート区間。走りにくそうに見えるが650×36Bのリエールなら大丈夫。

 
 

さて、コンクール前から注目を集めた徹底的に肉貫きされたRメカ。ご存知の方も多いと思いますが、初日の終盤に壊れてしまいました。

ダート区間が終わるまではトラブル無く作動していたが…
 

197㎞地点のチェックポイント5に到着したとき自分は先頭から6番目くらいに位置していました。到着して他のチェックポイント同様にスタンプを貰おうとしたところ、主催者から「全参加者が想定外に時間がかかっているからこの先のコースは無し。最短ルートでゴールのアンベールへ帰るように。」と通達されました。ここまで序盤に3つ起きたトラブル以降、問題なく走ってきたのでゴールまでの舗装路はウイニングランのようなものです。気持ちも軽くなって出発しようとしたところ、ペダルに体重を乗せるとクランクが回りません。Rメカ周りを見るとガイドプーリーからチェーンが脱落してプーリーゲージとの間に挟まり、チェーンに引っ張られてRメカが上を向いています。周りにいたコンクール関係者はRメカが壊れて走行不能になったと思ったのか、「チェーンカッターあるか?シングルスピードにしたら完走できるぞ。」と工具を差し出してくれました。「コンクールのルールはどうなったの?」と思いながら「まだ丈夫!」と言ってRメカを観察。幸いこの時点でRメカは破断していなかったのでチェーンを掛けなおし、少し広がったプーリーゲージを手で治しました。どうやらクランクを逆転させるとチェーン落ちが再発するので、ここから先はそれに気を付けてRメカの機嫌を窺いながらアンベールに向けて下っていきます。
チェックポイント5到着。ここまで一緒に走ってきたライダーと共にゴールへ向かおうとしたが問題発生。
 
下りで回している最中も歯飛びが起き、嫌な予感がしてきました。一度路肩に停まってRメカを確認。この時は目に見えた異常はありませんでした。「ここまで来たんだから言うこと聞いてくれ…」とぼやきながら緩やかな勾配を下っていきます。ちょうど下り勾配が登り基調に変わり、T字路になっているところでクランクがいきなりロック、前転しそうになるのをこらえて停まりました。サドルに跨ったまま後ろに目をやると、Rメカがチェーンに巻き上げられるようにして千切れています。ガードのステーも巻き込まれて曲がってしまいました。
プーリーゲージにチェーンが詰まり、引っ張られる形でピボット部分が破断した。
 
 
チェーンカッターは携行していないのでミッシングリンクを解除することは出来ても短く切ることは出来ません。「終わった。」思わず独りで呟きました。追い打ちをかけるように雨が降り始め勢いを増していきます。途方に暮れ、リタイアするつもりで親方に電話。アンベールの町まで18㎞、大きな登りはなく下りと平坦ですが何時にゴールできるかわかりません。雨の中30分程立ち尽くしていると親方たちが乗ったバンが到着。親方は車を降りるなり「チェーンを石で切ってSSで完走しろ!」と一言。「石で?!」と訳が分かりませんでしたがどうやら2.5㎜の六角レンチをチェーンのピンに垂直に当て、石で叩いてピンを押し出すとのこと。大介店長は実際にやったことがあるそうです。ミッシングリンクを解除してチェーンを地面に寝かせ、万力を込めて工具を叩きました。何度もトライしたのですが、雨で濡れて手元が滑り上手くいきません。結局、たまたま(?)近くに落ちていたチェーンカッターを見つけ、チェーンを短くしてミッシングリンクで繋ぐことが出来ました。
そこから先は雨を切るようにダウンヒルをこなし、アンバールの町まで続く直線道路を時速20㎞ほどで踏み続けます。スムーズに回るチェーンとスプロケットの組み合わせがなかったのでペダルから伝わる感触は非常にぎこちないです。ゴールまで残り2㎞程でしょうか、追いついてきたライダー2人が「ついて来いよ」とハンドサインを出してくれたので後ろに付きました。そこからゴールまでは競輪のようにペダルを回してくらいつきました。何せ先頭を引いているライダーのギアはアウタートップ。ゴールまであっという間でした。
雨に背中を押されるようにダウンヒルをこなす
 
 
どうにかゴールできましたが「Rメカが無いから明日以降のステージは走れないな。今日でリタイアか…」と思っていました。しかし、検車時に主催者から驚きの一言が。「Rメカ交換して明日も走っていいよ。交換作業はライダーじゃなくても良し。」明日も走れるので嬉しいのですが複雑な気持ちでした…
ゴール後の検車風景。この後、Rメカ交換OKの通達を受ける。
 
 
 
 
初日でRメカが破損してしまいましたが、収穫はあったと思います。まず、グランボアのコンクール用バイクは3日間のテクニカルトライアルに耐えられるギリギリを狙ってカーボンパーツを使わずに軽量化を行いました。(携帯ポンプのみカーボン製です。)結果的にRメカが破損、SSにしてどうにか完走出来ましたがコンクールのルールを厳密に適用すれば初日リタイアです。次回も同様のコースで開催するのであれば、より耐久性の高い部品を使って走るのが完走につながると思います。フロントシングルは軽量化にメリットがあると書きましたが改善点はあります。軽量なサンプレ製シフトレバーは引きが重く、レバー本体が華奢なので慎重な変速操作が求められました。予備車にはヨシガイ製11S用シフトレバーが付いていたのですが、こちらはフリクション式でありながら引きが軽く、シマノ製チェーンとカセットの組み合わせで快適な変速ができました。起伏の多い未舗装路を走り続けるのであれば楽に変速できることは数十グラムの軽量化よりもメリットが多いと感じました。
サンプレのシフトレバーは軽量化に貢献しているが、慎重な扱いを要する。
 

 

 

2日目は並行開催されているサイクリングイベントのヒルクライムレース参加と、地図を元にチェックポイントをまわるオリエンテーリングのような課題でした。初日と同じスタート地点をモトの先導で出発、一般参加者と共にヒルクライムのスタート地点まで集団走行です。密度の高い集団走行はさながらツールドフランスのようでした。

ベール峠ヒルクライムスタート地点。コンクールのライダーは一般参加者の後にスタート
ヒルクライム開始後は自分のペースで淡々と上りました。心拍計を使ったことがないのですが、7割くらいの心拍数をイメージしてペースをコントロール。それにしてもコンクール用軽量車はよく登ります。普段乗っているtypeERと比べ物にならないくらい登坂が楽でした。typeERでブルべを走っているとロードバイクに比べて登坂が苦手だったのですが、この軽量車はそうではありません。
標高を上げるつれ濃い霧に包まれましたが、気分よくペダルを回しているうちに峠につきました。峠で課題の荷物を選択。一度は丸太を選びかけたのですが、かなり大きかったので煉瓦とチェーンのセットに変更。フロントバッグに入れるとずっしりと重く感じました。ベール峠へのヒルクライム。シビアに淡々と走るライダーもいれば、会話を楽しみながら登る人もいる。
 
 
煉瓦をフロントバッグに入れて意気揚々と再スタートを切りました。僕が選んだCP2へのルートは最短かつ起伏の少ない尾根を行く未舗装路。積み荷を選んでいる間に同じ方向へ行くライダーがいたのでどうやら僕だけでは無さそうです。煉瓦を入れて重くなった自転車で尾根を登っていきます。雨脚は強まり、心なしか足取りも重く感じます。先程までの軽快感はどこへやら、ペースが落ちているのは荷物のせいだけではなさそうです。。ここに来てレインパンツも持ってくるべきだったと軽く後悔しました。それでも登り基調なので脚を回していれば耐えられなくはありません。吹き付ける雨の中、ジリジリと進んでいくと20~30m先に行く手を阻むように門が見えました。そうです、前日の下調べで確認していたレーダーサイトです。予定では今来た道をそのまま直進するはずでしたが、どうやら道は門の奥へと続いています。軍関係の施設のようで近寄りがたい雰囲気です。ここで直進をあきらめ、来た道を下って引き返します。引き返せばレーダーサイトの西方を迂回する小道があるはずでした。下り始めると急激に体が冷えてきました。打ち付ける雨に指先の感覚がなくなり始めます。寒さに震えてレーダーサイトの迂回路を探すことは眼中になく、下り続けてベール峠まで戻りました。
霧と風雨の中突如現れたレーダーサイト。ここで一旦来た道を引き返す。
リタイア直前、稜線上の道路で撮影。風雨の中走り続けるには装備が足りなかった。
 
 
峠に戻るとこれから荷物を積んで走り出すライダーのグループが残っていました。話しを聞くと、僕と同じコースでCP2を目指すようです。雨の吹き付ける稜線へ戻るのは嫌でしたが、一人で別ルートを走る余裕がなかったのでグループに入れてもらうことにしました。下ってきた道を再び登ります。ベール峠のヒルクライムは飛ぶように登れたのに、今は他のライダーについて行くことが出来ません。結局、10分程行動を共にしましたが体がもたないと判断し、近くのライダーに「寒くて動けないから引き返す。ここまでありがとう。」と伝えて再びベール峠へ戻りました。
ベール峠に引き返しレストハウスで新聞紙を貰って暖をとる。
 
 
峠に戻るとヒルクライムイベントも終了し、大会関係者がゴールアーチの片づけをしています。撮影で先回りしていたはるみさんと大介店長がいないか探しましたが、寒い峠に長居しているはずがありません。コンクールのライダーも最後尾は行ってしまったようです。震えながら峠のレストハウスに入り、新聞紙とコーヒーを貰って椅子に座ってこの先どうするか考えました。体の震えを止めようと、新聞紙で濡れた足を拭きますが改善せず、この状態で再びサドルに跨ることは不可能に思えました。しかし、これが個人的に参加しているブルべなら判断は容易いのですがグランボアのライダーとして参加している以上簡単に諦めるわけにはいきません。新聞紙を腹に入れ、再びドアを開けて自転車に向かいました。雨はまだ止んでおらず、少し前まではヒルクライムイベントの関係者が峠付近にいたのですがその人影もまばらです。サドルに再び跨ったものの、体は震え続けて脚は動きませんでした。このままだとコンクールのコース完走はおろか、自力でベール峠を降りることも難しいと考え、ヒルクライムイベントの関係者に訳を話して回収車に乗ってアンベールの街へ帰りました。

リタイアを決めた時のベール峠。約1時間前に通過したゴールアーチは畳まれ、雨が降っている。
 
 
二日目のリタイアは自転車の問題ではなく、ライダーである僕自身が環境に耐えられなかったことが原因です。標高1400m、気温6度、稜線場を風雨の中進み、体が凍えて動けなくなってしまいました。フロントバッグの中に長袖のジャージと膝下までおおうレインパンツ、長指グローブがあれば2日目の完走は容易だったと思います。周囲のフランス人ライダーは暖かい服装で雨の中を進んでいたので2日目の感じ方は大きく違ったことでしょう。日本でも山岳地帯を走るときは装備にマージンを持たせて挑むもの。この時は荷物の軽量化を優先し、その姿勢が欠けていました。フロントバッグの中は煉瓦を入れてもまだ余裕がありました。悔やんでも仕方ありませんが、サポート無しの自己完結が求められるサイクリングでは”万が一”を想定することが重要だと痛感した次第です。もし、次回参加することがあれば今回の経験を活かして余裕を持った走りをしたいです。

まえの


2017.06.14

ちょっぴり長めの朝サイ~水尾神吉細野~

こんにちは、スタッフの前野です。先月に続き好天に恵まれたアイズの朝サイ、6月も無事に開催できました。参加してくださった皆様ありがとうございました。
今月はアイズの朝サイ史上最長の53km、9時にお店をスタートして3時間で戻ってくるプランです。いつもの朝サイは長くて30km、3時間あればゆっくり休憩して戻ってこられます。しかし今回は倍近い距離を走るので、休憩短めの走りを楽しむ朝サイとして企画しました。
アイズバイシクルをスタートしてまずは急勾配の六丁峠を登ります。峠での談笑は楽しいですが先が長いので早めに切り上げ、保津峡へ下ります。

 

 

朝サイ皆勤賞のK様はご都合のため保津峡でお別れとなりましたが毎回のご参加ありがとうございます!

 

柚子で有名な水尾の集落を抜け、愛宕山を横目に神明峠を登っていきます。峠の途中に湧き水があるので休憩です。サイクリング中に飲む愛宕山の湧き水はとってもおいしいですよ。

 

神吉を過ぎてダウンヒルを終えると細野の田園風景が待っています。このあたりで正午を回っていました。時間が押していますがしばらく休んでいなかったのでここで休憩。この後、笠トンネル、御経坂峠を通って帰りました。

 

お店に帰ってきたのは13時前。たくさん走ったので少し遅くなってしまいました。参加者の方から「今日は朝サイじゃなくて朝トレーニングだ!」という言葉を頂いたとおり、帰ってきた頃にはお腹がペコペコでした。そんなハードな朝サイでしたが、走り終わった皆さんの充実感に包まれた笑顔を見ていると、たまにはこんな朝サイもいいのかな?と思いました。
ただ、アイズの朝サイはあくまでも午前中、12時までに帰るのが基本です。予定がある中、ご参加くださる方もいらっしゃるので今後も出来るだけ時間内に収まるよう行きたいと思います。大勢でペースを合わせて走るのは難しいですが、今回の朝サイでヒントを見つけました。今度は皆さんにより楽しんでいただける朝サイをご案内できるかと思います!

さて、お店に到着後親方から4月に開催した棒付変速機優勝杯の勝者Mさんへのトロフィー授与式が行われました。レース終了後、トロフィーに名入れをさせていただき再度授与の運びとなりました。
レースの様子はこちら!

 

 

今年は自分も決勝に残ることが出来ましたが、予選と同じくチェーン落ちで失速。スムーズな変速操作で優勝したMさんの背中は遥か彼方でした。来年こそMさんに追いつきたいなあ…
Mさん改めて優勝おめでとうございます!

 

 

来月の朝サイも第二日曜日午前中に開催です。午後からは毎年恒例の七夕セールを予定しています。朝サイとあわせてお楽しみください。その時には、現在準備中のコンクールドマシンのご報告も出来るかと思います。
今回は距離が長く峠も多かったので急ぎ足でしたが、普段は短い距離を午前中の間のんびりと走るサイクリングです。初めての方もどうぞ気軽にご参加ください!

まえの


2017.06.07

京都ライドサーカス2017

先週日曜日、京都市岡崎公園で開催された京都ライドサーカスに出展しました。
参加者の皆様おつかれさまでした。そして、ブースに来てくださった方々ありがとうございました。次は是非、仁和寺近くのアイズバイシクルにもお越しください!

 
 
 
ゴール後にグランボアブースを覗いてくださった方も多く、泥よけが付いているにも関わらずロードバイクと同じ手順で輪行ができるランドナー・グランボアのTypeERや、スラムのeTapを搭載したワイヤレスデモンタブルのランドナーに驚かれていましたよ。特に42Bタイヤを履いたランドナーの乗り心地に驚かれている方が多かったです。軽い転がりと浮遊感にも似た乗り心地は他では味わえないはず!

 
 
イベントには親子や友人同士で参加されている方が多く、ゴール地点は和気あいあいとした雰囲気に包まれていました。この日は合唱コンクールや岡崎マルシェという屋台イベントが並行して開催されていて、自転車だけではなく様々な文化に触れあえる岡崎公園でした。

 
 
実は、なっぱさんも学生時代からの愛車でイベントに参加していました。5ヵ所全てをまわることは叶わなかったようですが、快晴の下サイクルリングを堪能して、充実した顔で岡崎公園にゴールしていました。

来年はランドナーで参加する方が増えるといいなと思います!
 
 
 
*****
 
 
実はこっそりライドサーカスに参加させていただきました、なっぱです。ちょっとだけレポートを追記しますね。
 
京都ライドサーカスは今年で開催7回目のサイクリングイベントです。参加者は自宅など任意の場所をスタートし、京都市内に設けられた5カ所のチェックポイントを周ってスタンプと抽選券を貰います。そしてゴール会場の岡崎公園で開催される抽選会にでお宝をゲットしよう!というスタンプラリー形式のイベントです。この5カ所というのが少々曲者で、京都市内の東西南北の端っこにチェックポイントが設けられているのです。というわけで、私も京都市内を東西南北に駆け回ってきました。

各チェックポイントではスタッフの方が冷たいドリンクを用意して待っていてくださいました。どうもありがとうございます!
順路は決まっておらず、参加者の方は各々ご自身で走る道を決めてバラバラに走ります。ですので他の参加者の方とお会いするのはチェックポイントのところでだけでした。チェックポイントでは、「ランドナーが来たぞ!」と話しかけてもらったり、お店行ったことありますよ!と声をかけてもらうことも。でもやっぱり、ランドナーで走っている方をとうとう見かけることはありませんでした。。
 
 
市街地をずっと走ることになるので、自転車に乗ってる時の恰好も気になります。私はお気に入りのCCPさんの八分丈クロップドで走ってきました。

メンズ用の八分丈ですがフロントメカやチェンリングに干渉することもなく、縦横に伸びる生地とさらっと涼しい着心地でストレスフリーにサイクリングできました。こちらは好評につきメーカーさんのほうでも在庫がないそうです。アイズにもグレーのMサイズが1点のみですので、気になった方はお早目に!また、このクロップドと同じ生地で作られたハーフパンツもお勧めです。この夏、サイクリング+αのいろんなシーンで使えそうです!
 
 
からりと晴れた週末は、たくさんお客様もアイズに遊びに来てくださったとか。。

常連のAさま。ルイゾンボベのジャージ、ヴァール50とCCPさんのサコッシュがよくお似合いです!このサコッシュもCCPさんらしくこだわりの伸縮性のある生地で、見た目以上に容量があってビックリしますよ。使わないときは小さくまとまりますので軽量化がお好きな方にもちょうどいいかもしれません。
 
 
 
***
 
さて、ライドサーカスで京都の街中を駆け巡りましたので、次はアイズの朝サイで京都の山を駆け巡ります!6月は『3時間で50キロ』を走る健脚向きのコースです・・・!7月のコンクールでライダーとなるチョコ君が、もちろんランドナーで案内役を務めます。参加をご希望の方は必ずメール・電話でお申し込みください。
 
アイズの朝サイは毎月第二日曜日の午前中に開催しています。
コースは、毎回3時間50キロのようなハードなことをやっているわけではなく、その日に集まったメンバーに合わせて、輪行をしてみたり、長い距離を走ってみたり、未舗装路を走ってみたりと様々です。ランドナーで走る楽しみを皆様と分かち合えるような時間にしたいと考えています。7月、8月も第二日曜日に開催しますので、ぜひお楽しみに!
 
 
***
 
今日のおまけ。
 

昨日今日は美山でお仕事をしているはるみさんが送ってきてくださったアイズのにゃんこです~カエルくんと添い寝中(__)。○〇

まえの


2017.03.15

ブルベレポート BRM128枚方300km渦潮

こんにちは、スタッフのチョコです。

1月28日に開催されたブルベ、BRM128枚方300㎞に参加、完走しました。

 

今回のコース↓

枚方大橋-茨木‐川西‐宝塚-有馬温泉-明石~フェリー乗船~淡路島一周~フェリー乗船~明石-往路とほぼ同じコース-枚方

 

ブルベ中、2度フェリーに乗船する必要があるので、船の時間を考えながら走る必要があります。
ちなみに、淡路島へ行くのは学生時代にツーリングして以来約4年ぶり。4年前は友人と京都から明石まで自走、2日目に淡路島一周をして輪行で帰りました。琵琶湖と比べて、淡路島は距離が短いのにキツい印象です。さて、今回のブルベはどうなることやら…

 

 

2時半に起床し、朝ごはんを済ませて自走で枚方大橋へ向かいます。自宅から枚方大橋までは約30㎞。道中偶然出会ったブルベ参加者の方に道案内をしてもらって、スタート地点まで面白いルートで向かうことが出来ました。

受付で自分のブルベカードを貰い、ブリーフィングに参加します。
ブリーフィングでは、フェリーに積み込める自転車の台数には制限があり、もしもあぶれた場合には次の便を待つ必要があること。船の時間次第でPC2でタイムアウトの可能性が高いことが、ポイントでした。船に乗り遅れてタイムアウトは避けたいところです。

 

 

車検を済ませて5時スタート。

スタートまで約30分じっとしていたので、身体が冷え切っています。

枚方から宝塚まで市街地を通るので信号ストップが多く、他の参加者と共に進んでいきます。
宝塚歌劇団で有名な歌劇場前を通過したのは午前6時半。歌劇場のゲート前には毛布にくるまった人が数人。気温0度近い早朝から並んでいる人がいるんですね…脱帽!

 

 

 

宝塚を抜けると、有馬街道の登坂が始まります。ここまで一緒に走っていた人達と別れ、一人淡々と登っていきます。なかなか勾配がきつく、テンポ良くというよりは、ギリギリとペダルを踏んで標高を上げていきます。有馬温泉手前で一旦下り、再び登り返すのですが、路面が凍りかけていてコーナーでタイヤが滑る感覚があり冷や汗。日陰や橋の上は、慎重に下るようにしました。
まだ人の少ない有馬温泉を通り過ぎ、明石の港まで下り基調。途中、PC(チェックポイント)のコンビニでおにぎりとあんぱんを購入、フロントバッグに放り込んで少しでも早い便に乗るために先を急ぎます。ですが、明石の市街地が近くなると、信号が増えなかなか前へ進めません。GPSに表示される数字がなかなか減らない…

 

 

 

フェリー乗り場に到着したのは8時45分。9時発フェリーの出航が近いので急いで乗船券を買います。明石と淡路島の岩屋港を結ぶジェノバラインは、自転車料金220円で輪行することなく自転車を運んでくれます。

 

 

行きの船では、自転車は壁にもたれさせてロープで固定でした。よほど波が高くない限り、自転車の心配をする必要はなさそうです。

フェリーだけでなく、淡路島を走っている間、潮風を浴び続けるので帰宅後の洗車は必須ですね!

 

 

そして、明石海峡大橋をくぐります。
乗船時間は15分ほどですが、暖かい船内でゆっくり休めました。最初のチェックポイントで買ったおにぎりはここで食べます。

 

 

岩屋港に到着!

明石から岩屋までたった15分の船旅ですが、船で上陸するとずいぶん遠くへ来た気がします。

 

さぁ、ここから淡路島を時計回りに一周します。岩屋からPC2までは追い風基調、快走です。

 

 

 


淡路島では、写真のようなサイクルラックがコンビニ、カフェ、道の駅など多くの場所で設置されていました。

この日は昼間の気温が高く、平坦を走っていると汗ばんできます。ここで冬用のグローブを外し、素手で走りました。

 

淡路島北部は写真のような平坦な道が多く、風向きさえよければ非常に走りやすいです。交通量も多くありません。海沿いの道はところどころ舗装が荒いですが、650×36Bタイヤのおかげで苦になりません。

 

ところが、

淡路島南部は一転、それまでの平坦基調が嘘のような登りが出現します。具体的には、立川水仙郷付近のアップダウンが勾配が急、脚に堪えます…
アワイチの道中なら楽しめそうな登りですが、今日は300kmブルベ。なるべく脚を使いたくないので、歩くようなスピードで登っていきます。

 

それに、

淡路島ではサイクリスト向けに、上り坂の残り距離と平均勾配を主要な坂ごとに看板で教えてくれます。看板で教えてくれてもしんどいのは変わりません…

 

これも淡路島南部で通った坂です。距離はかなり短いのですが、急勾配。無理せず、軽いギアに入れてゆっくり登っていきます。最低ギア比1が活きました。

 

 

そんな感じで坂をやり過ごしていくとPC3、鳴門海峡大橋にある道の駅渦潮に到着です。


渦潮は……

残念、見えませんでした!
道の駅ではレシート取得のために、淡路島ミルクキャラメルを買いました。家に帰ってから食べましたが、美味しかったですよ!

次のPCは淡路島島内ではなく、船で明石に戻った先にあります。PC3道の駅渦潮を出発後は、休み無しで岩屋港まで戻るつもりでした。淡路島西部は多少の起伏と平坦基調。風向きも悪くなかったので淡々と北上します。
ところが、

順調に岩屋港まで走って、16時発のフェリーに乗れたらよかったのですが問題発生。PC2でグローブを外して100km近く素手で走ってきたのですが、PC3以降気温は下がり気味。そんな中グローブ着用を渋っていたので指先の感覚がなくなってきてしまったのです。

 

 

疲労も感じていたので急遽コンビニにピットイン。

船の中で食べるおにぎりとその場でチャージするプリンを買いました。プリンを食べ、グローブもはめて再出発。力はみなぎり指先も感覚が戻って、目指すは16時発明石行きフェリー!

 

 

 

 

ん~… 残念!

岩屋港到着直前に、16時発明石行きのフェリーは出発してしまいました。
次の便は16時40分。ここで大きくタイムロスが生まれました。普通のツーリングだったら港の周りを散策するのですが、この時はそんな余裕も無く、フェリーターミナルの暖かい室内で椅子に座って休んでいました。

 

明石行きのフェリーは、行きで乗った船よりも大型で、自転車用のラックが備付けられていました。このタイプの船はバイクも載せることが出来るようです。

 

明石から枚方までは、行きとほぼ同じ道を走ります。有馬街道は交通量が多く、何度か信号渋滞に巻き込まれて大変でした。焦っても仕方が無いので安全第一で走ります。特に宝塚から茨木までの国道は、信号と交通量の多さにくたびれました。

 

 

そして、

予想していたよりも少し遅い、21時50分、枚方にゴールしました!

累計タイムは16時間50分、16時発のフェリーに乗れていたら、15時間台もいけたかもしれません。そんなことを言い出したらきりが無いですが…

 

ひとまず、2017年最初のブルベを完走できてよかったです。

 

【反省点】

この時期は寒さ対策が非常に重要だと思います。手袋を外したまま冷風の中、100kmを走ったのは失敗でした。寒暖差に備えて、薄手のグローブも持っていくべきでした。フロントバッグにはまだまだ余裕があったのに…!

 

 

【次】
2月、3月はブルベの予定無し、4月中旬以降のブルベに参加していくつもりです。出走するのは近畿地区のブルベが中心になると思いますが、秋に徳島で行われる1000kmか、自分で出走日時を自由に選べるパーマネントブルベ、SR600日本アルプスに挑戦したいです。

まえの


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