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2023.11.16

26Cタイヤ入荷!

こんにちは、前野です。

11月上旬は半袖で仕事ができる日もあったのですが、急に冬になったような寒さに震えております。
こちらは定休日の13日に撮った写真ですが、愛宕山に雪が被っていました。日が差すといつもの愛宕山に戻りましたが、冬の訪れを感じる景色でした。

 

さて、本題です。

今月の初頭の650×36Bリエールに続き、700×26Cセールブリュが入荷しました!

細身なサイズながら、グランボアタイヤに共通する乗り心地の良さを感じていただけるモデルです。
泥除け付きのスポルティーフからロードバイクまで多くの自転車にお使いいただけます。

グランボアのタイヤはアイズバイシクル店頭では1割引き、オンラインストアでは日本国内送料無料です。是非お試しください。

12月下旬から700Cエキストラレジェタイヤの入荷も予定しております。

 

 

そして最後に紹介するのはアメリカからご来店されたお客様。

10年以上前にオーダーされたEBISUの650Bランドナーを日本国内で輪行しやすくするためにご来店いただきました。

泥除けはもともとついていた物と同じ本所H79を新調し、リアはグランボアERジョイントを装着して簡単着脱仕様に加工しています。SONのハブダイナモにはコーキシアルアダプターを追加してケーブルの抜き差しを簡単に。

そして写真には写っていませんが、最後にキムラの42㎜リフレクターを追加されて京都の町へ駆け出していきました。

来日前に輪行袋を入手されて何度も輪行の練習をされたそうです。今回の加工が日本での移動に一役買ってくれたら嬉しいですね。

 

 

11月23日(木)勤労感謝の日に開催予定のアイズラリーは参加者募集中です。

寒い中の林道サイクリングとなりそうですが、すでに20名近い方からお申し込みをいただいており、にぎやかな1日になりそうですよ。

参加をご希望の方はブログを参照の上お申し込みください。

まえの


2023.11.02

11月の予定

こんにちは、前野です。
10月に入った頃は毎日Tシャツ短パンで自転車通勤していましたが、ようやく朝晩肌寒くなり長袖シャツに長ズボン、風が吹く日はウインドブレーカーを羽織っています。

暖かい冬になりそうですが、あっという間に年末ですね。

 

   11月の予定

・5日(日) 第1回オータムフェスタフリーマーケット(岐阜羽島BLOCK47)
・13日(月) 定休日
・23日(木) アイズラリー (アイズバイシクルはお休みです)
・26日(日) シクロジャンブル(大阪服部緑地公園)

 

 

岐阜羽島のBLOCK47さんで開催される「第1回オータムフェスタフリーマーケット」に5日(日曜日)のみ出店します。

以前は岐阜羽島サイクルフリーマーケットとして開催されていたイベントで、自転車関連のフリーマーケットから、自転車の試乗まで幅広くお楽しみいただけるカジュアルなイベントです。
グランボアはタイヤの他、ヴィンテージのウールジャージなど衣類の販売を予定しております。

BLOCK47の屋内では「第3回私たちの自転車展」も開催されます。ビンテージから最新のオーダー車までご覧いただけるようです。

 

日程:11月4日(土),5日(日)10~16時 グランボアの出店は5日のみです
場所:BLOCK47

 

 

お次は、23日(木曜日)勤労感謝の日
先日のブログでも紹介したアイズラリーです。

京北発着で未舗装林道を含んだ50kmほどのコースを楽しみます。
スタッフも全員参加しますので、この日はアイズバイシクルお休みになります。
人数把握の為、参加を希望される方はブログ記事を参照の上、お申し込みください。

 

 

そして26日(日曜日)は大阪服部緑地で開催されるフリーマーケット「シクロジャンブル」に出店します。前回は部品を持っていきましたが、今回は何を持っていくか検討中です。お楽しみに!

・午前9時から午前12時 雨天中止
・場所 大阪府服部緑地 西中央広場北側「集いの原っぱ」

 

 

在庫を切らしていた650×36Bリエールのスタンダードモデルが入荷しています。
程よい太さのリエールは多くの650Bランドナーでお使いいただけるオールマイティなタイヤです。出来立てほやほやのタイヤで紅葉を見に出かけませんか?

アイズラリーに参加される場合は、より丈夫なリエール・ルートフォレスティエールがお勧めです。

 

他にもクールストップのマハック型ブレーキシューやサンエクシードの650Aリム等届いています。
入荷した商品はショッピングサイトのトップページに掲載していますのでチェックしてみてください。

オーダー、修理のご相談などお待ちしております。ご来店前に日時をお知らせいただけるとしっかり対応できますので、お電話またはメールで事前にお問い合わせください。

それでは11月もよろしくお願いいたします。

まえの


2023.10.19

アイズラリー2023のお知らせ

こんにちは、前野です。
今日は11月23日開催予定の「アイズラリー」についてお知らせします。

コロナ禍になってからアイズラリーではなく、「コンセントレーション」という形で、集合場所と時間を決めて、そこまでのルートは参加者各々でプランニングしていただき1日サイクリングを楽しむという形で開催していました。
今回、久々に開催するアイズラリーは、私たちがプランニングしたルートを参加者みんなで走って楽しむ集団でのサイクリングになります。

秋のアイズラリーを開催しようとなったわけですが、どこを走るかが問題です。
親方の第一声は「丹波広域基幹林道!」
京都市と南丹市のほぼ境を東西に約60km整備されている大規模な林道です。

8年前、2015年のアイズラリーでは西側の一部区間を走りました。今回走るのは東側、具体的には片波~林道峠までの区間を走ります。

今回プランニングしたルートは距離48km、獲得標高900mで、見どころの丹波広域基幹林道は未舗装路を含みます。正直、万人向けのルートではありません。
林道区間は自動車の立ち入りが出来ず、アイズラリーではサポートカーの用意などもありませんので基本的に参加者の方は林道区間に入ったらご自身の力で走り切っていただく必要があります。

 


※11/20コースの一部を修正しました

距離の割に獲得標高が多く未舗装路を含むハードなルートになります。覚悟して参加していただけるように、先日行った試走の様子を交えつつアイズラリー2023のルートをご紹介します。

 

 

集合場所は京北合同庁舎第二駐車場

アイズバイシクルから北へ20km程です。8時半集合、9時スタートの予定です。

もし京都の市街地から自走で向かわれる場合は、登り基調になりますので時間にゆとりをもってお越しください。
コンビニは近くにファミリーマートがあります。道の駅ウッディ京北、スーパーマーケットのサンダイコーは朝9時からの営業なのでスタート前の買い物は出来ません。

 

川沿いの砂利道

まずは国道477号線と並行する裏道を走ります。
砂利道が終わると橋を渡って国道477号線に合流します。
477に合流すると交通量が増えるので、くれぐれも長い列にならないよう前の方と車間を調整してください。

 

8km 常照皇寺前、公衆トイレが有ります

今回のアイズラリーは林道がメインなのでコンビニや飲食店、トイレがほぼありません。
常照皇寺の手前に立派な公衆トイレがあるのでここで最初の休憩を予定しています。

 

17km 片波への分岐

常照皇寺を出発してしばらく走ると、国道477号線から片波への分岐に到着します。
道の駅ウッディ京北からここまで1時間半ほどを見込んでいます。

この先は林道区間です。広域基幹林道まで約6.5kmを登ります。

 

最初は緩やかですが…

緩やかに登って片波の廃村跡を過ぎると林道の分岐にあたります。
ルートは道なりではなく、急坂が見える右です。ここから先は持越峠雲ケ畑側のような急坂が続きます。

お楽しみの林道はまだ先なので無理せず、きつかったら押してください。皆でワイワイ歩けば楽しいはずです。

 

 

倒木、落石当たり前

片波川源流区域に入ると落石や倒木が有っても驚かないでください。
この辺りは片波川源流域京都府自然環境保全地域としてに特別区指定されていますが、今回のアイズラリー開催、試走にあたり、自転車での林道内の走行は問題が無いことを管理している京都府に確認済みです。林道外は立ち入り禁止です。野生動物との遭遇も想定されます。集団で声を出し、なるべく一人で走らないようにしてください。

どんな場所を走る時もそうですが、くれぐれもゴミなどの置き土産を残さないようお願いします。

 

荒目の砂利

しばらく登って斜度が緩くなると、路面は砂利に変化します。一部区間は砂利が荒く、乗車が難しい場所もあるので無理せず進んでください。
ちなみに今回の試走では650×38Bタイヤのランドナーで荒い区間も走ることが出来ました。ただ、余裕を持つなら650×42Bのようなさらに太いタイヤが良いでしょう。空気圧を下げるのも有効です。

砂利の目が細かくなり、走りやすくなると広域基幹林道に到着します。

 

 

尾根沿いのアップダウンが続く

広域基幹林道に平坦な場所は殆どありません。標高700m前後の尾根沿いで登りか下り、基本的に砂利道で所々に舗装区間が有ります。

見晴らしのいい広場に着いたらお昼ご飯です。
お湯を沸かしてラーメンなどを食べるのもいいですね。
当日は11月下旬で気温が低いことが予想されます。休憩時の防寒対策は忘れずにお願いします。コンパクトなダウンジャケットがあるといいですよ。

 

グレーチングの隙間に気を付けて!

広域基幹林道には所々排水溝のフタ(グレーチング)が道を横切っている場所が有ります。数か所ですが、道路中央付近のグレーチングに隙間が有ったのでくれぐれも嵌らないように注意してください。
下りの途中にグレーチングがある場合も多いので、普段以上に予測運転でお願いします!

 

32.5km 林道峠

コシキ峠を過ぎて登り区間が終わるとゲートが見えてきます。
ここが林道峠です。写真右側に下ると八丁林道を通って佐々里へ通じます。
アイズラリーではここを左に降りて国道162号線に向かいます。

 

薄暗い未舗装区間

林道峠からしばらくは未舗装路が続きます。
長い下りなのでブレーキにつかれたら無理せず休みましょう。
この区間は落ち枝が多く、泥除けへの巻き込みに気を付けてください。

泥除けと言えば、広域基幹林道内には排水用のゴム板が道路を横切るように設置されています。
自分の自転車にはマッドフラップが付いていますが、この排水用ゴム板を乗り越える際に干渉していたので、枝の巻き込み対策も兼ねてマッドフラップは外した方がいいかもしれません。

 

舗装路になっても気を抜かずに

下りの途中で舗装路に切り替わりますが、落石や落ち枝が多いので油断しないように。
写真のようなウェットなコーナーもあります。終盤なので集中力が切れてくるころでもあります。
疲れたら自転車を停めて休みましょう。

 

38km 国道162号線に合流

林道峠から6kmほど下って国道162号線に到着します。林道区間おつかれさまでした。

ウッディ京北までは国道162号線を走れば到着しますが、これはアイズラリーです。
すぐに国道を離れてのどかな裏道を走ります。

ここまで来れば厳しい登りや未舗装路はありません。

15時台にゴール、解散を予定しています。
繰り返しになりますがパンク、サイドカット対策や、寒暖差に対応できる服装をお忘れなく。

 

 

今回のアイズラリーに適したタイヤですが、グランボアのタイヤなら以下の2種類をお勧めします。

650×42B エートル・ルートフォレスティエール

650×36B リエール・ルートフォレスティエール

 

なるべく太い方が未舗装路を走りやすいですし、リム打ちのリスクも減ります。グランボアタイヤのルートフォレスティエールモデルは重量を抑えながらサイドカットに強いケージングを採用しているので、特に未舗装路ではスタンダードモデルよりも安心です。

最低でも650×32Bシプレ700×30Cシプレ700などの30mm以上の幅があるタイヤを推奨します。

未舗装路を走るので予備チューブ、ポンプもお忘れなく。
サイドカット補修用のタイヤブート、予備チューブが尽きたときに役立つパッチキットなども持っていると安心です。

路面が荒かったり、きつい場所は無理せず押し歩いたらいいんです。
ただ、より安全に楽しく林道を走るなら太くて傷に強いタイヤをお勧めします。

 

必ず自転車のメンテナンスを済ませた状態でご参加ください。当日まで1か月ありますので、不安な方は早めにメンテナンスをご相談ください。

ハードなルートですがとても楽しい1日になるはずです。皆様のご参加お待ちしております。

【アイズラリー2023】

日にち:11月23日木曜日(祝日)

集合場所:京北合同庁舎第二駐車場

集合時間:午前8時半集合、9時出発

ルート:距離約48km、獲得標高約900m

必須の持ち物:昼食、防寒具、雨具、予備チューブ、ポンプ

自転車保険の用意はありません。各自でご加入ください。

 

参加申し込みは店頭、お電話、またはこちらからお願いします。

(お名前、当日連絡がつく電話番号をお知らせください。)

 

 

今回のアイズラリーは決して初心者向けではありませんが、林道サイクリングの楽しさを味わっていただけるルートです。皆様のご参加お待ちしています。

参加に際し、ご不明な点等ありましたらお気軽にご相談ください。

まえの


2023.10.08

ブルべ:BRM909神戸600km

こんにちは、前野です。

オダックス近畿主催のブルべ「BRM909近畿600km神戸・乙・日本海と瀬戸内海」に参加してきました。

コースは神戸をスタート、三田、丹波篠山経由で北上して堀越峠、石山坂峠を経て日本海へ。

高浜から舞鶴、丹後半島の海岸線を走り、鳥取市へ。そこから一路南下して赤穂市からは瀬戸内海沿いを走って神戸に戻る600kmです。今年最初で最後の600kmブルべ。無事に走り切って今年もSRを確定させようと思っていました。そう思っていたんです…

 

 

前日に神戸へ

スタートが4:30と早朝で、京都から神戸まで自走で行くのは流石に遠いのでスタート近くに前泊します。
前日の昼過ぎに輪行して電車移動。帰宅時間帯と被らないよう早めに出たので神戸まで快適に移動できました。

 

宿の最寄り駅に到着

輪行解除して自転車を組み立てます。フォーク抜き輪行も回数を重ねるごとに手順が定まり、作業時間が短くなってきました。
自転車の準備が整うと、宿にチェックインする前にスタート地点の下見に行きます。

 

スタート地点近くを散策

輪行解除した駅から10分ほどで明日のスタート地点HATなぎさ公園に到着。港の景色と自転車を写真に収めます。明日のスタートは日の出前なので、明るい時間に神戸の港を見ることが出来て良かったです。

ちなみに、今回は輪行時の着替えなども全て自転車に積んで走ります。
輪行用の服として軽量なTシャツとハーフショーツ、インナーを1セット用意しました。コンパクトな着替えが1セット有れば走行中に運ぶ荷物の嵩を増やさずに、快適に輪行できます。

 

午前4時過ぎ、ブリーフィングと車検が行われる

早めに夕食を済ませ、20時過ぎに布団に入りましたが思ったほど眠れずに起床しました。

受付でブルべカードを受け取ってブリーフィングを聞き、車検を受けて4:30にスタートです。

 

4:30 スタート 神戸HATなぎさ公園

昨年から頻繫にブルべを一緒に走っている友人のSと、600kmブルべ初挑戦のH君の3人で走ります。
Sはカーボンディスクロードですが、H君は自分と同じく650Bランドナーで出走です。ただ、今回は600kmと距離が長くブルべまでに3人で一緒に走ることが出来なかったので、あくまでもペースが合えばの話です。
自分の計画は約30時間での完走。途中、ビジネスホテルなどで長い時間の仮眠をとる計画はありません。
SとH君は400km過ぎの鳥取市付近で仮眠場所を確保しています。もし2人と同じペースで走れば400kmくらいまでは話し相手がいて夜間も気が紛れそうです。

 

5:20 9km 通過チェック1 再度山公園入口

スタートしてさっそくガッツリ登ります。神戸ブルべ定番の再度山です。登りの序盤で装備が重いH君は後方に…
先は長いのでどこかで合流することに期待しつつ、Sと二人で淡々と登って再度公園の看板に到着しました。
ここでは通過証明の写真を撮ります。

 

7:28 朝霧の中へ

三田、丹波篠山と北上していきます。丹波篠山では霧が発生していました。これから雲海の季節。今年もおにゅう峠の雲海と紅葉を見に行く計画を立てたいところです。

 

9:33 約110km、南丹市美山

60kmほど走ったコンビニで一息つき、H君にも連絡を入れます。どうやら彼のペースで順調に走っているようです。

京都府南丹市下山から福井県高浜市までの区間は何度も走っています。美山の見慣れた景色の中走っていると、スタートから100km進んでいることに気が付いて驚きました。普段なら100kmも走れば満足ですが、今日参加しているのは600kmブルべ。ゴールまでの距離が長いと100kmも短く感じるものです。

 

10:11 128km 堀越トンネル

美山から緩やかに上って堀越トンネルに到着。ちなみにここは砂利道の旧道がお勧めです。

トンネルを抜けた先の福井県側はダイナミックな下りで一気に名田庄の道の駅まで下ります。

自分のランドナーのブレーキはグランボア シュエット3642 センタープルブレーキ
36~42mm幅タイヤとそれに対応した泥除けをカバーするクリアランスを持ちながら絶対的な制動力が高く、ハイスピードな下り坂でもコントロールしやすいです。コーナー手前で一気に減速したり、当て効きによるスピードコントロールなど思いのまま。
新しい自転車の機敏なハンドリング、ハイグリップな650×42Bタイヤと相まって下りがとても楽しいです。

 

 

11:03 146km 石山坂峠を下る

堀越峠を名田庄まで下った後、緩やかに登り続けて石山坂峠(トンネル)に到着。

堀越峠と同じく、北側はダイナミックな下りでループ橋もあります。
気持ちのいい下りの途中には決まっていい景色があるのは何故でしょうか。
止まって写真を撮りたいけど、気持ちよく下り続けたい。そんなジレンマが有ります。

 

11:11 153.7km PC1 ファミリーマート高浜国道店

最初のコントロールポイントに到着。ここでは買い物をしたレシートの時刻が通過証明になります。

コーラと梅おにぎりで早めの昼ごはん。普段なら選ばない食べ合わせですがブルべ中だと最高です。フロントバッグに行動食を補充し、2本のボトルを満タンにして出発します。

 

13:07 190km 由良川橋梁

舞鶴の市街地を抜けて宮津を目指して走っていると由良川の河口にかかる由良川橋梁が見えてきました。
残念ながら電車が通る瞬間は見れませんでしたが、青空と日本海に映えるレンガ色の橋は一見の価値があります。電車を待ってカメラを構えている人もいました。

 

13:59 206km 天橋立

天橋立手前でアイス休憩をして、天橋立の砂利道区間を走ります。
土曜日で混み合っているので僕たちも観光気分でのんびりと進みます。

 

リフレッシュするために手袋を外して走る

トイレに寄った後、しばらくグローブを外して走ることにしました。
基本的にグローブは装着していますが、長時間走るときは手のひらをリフレッシュさせるために一時的に外すことが有ります。

 

 

日差し除けと汗留めを兼ねてサイクルキャップを着用

晴天で気温も高かったので縁のサイクルキャップをヘルメットの下に被りました。日差しを緩和し、汗を吸収してくれるので暑い日も快適です。

それに薄手のコットン生地なので通風性が有り、ヘルメットの中を流れる風を感じられます。

そして、僕とSのヘルメットの後部にはLinden BK-02が付いています。
5gと超軽量、超小型ながら充電式で光センサーによる自動点滅機能を備えたテールライトです。

 

綺麗な景色、経過は順調。完走は確実と思いきや…

天橋立を抜けると、舟屋で有名な伊根に向けて丹後半島の海岸線を進んでいきます。
きれいな空と海、普段とは違う景色が見れて「今日は最高の1日だ」と思いました。

平坦な道で交通量はそこそこありましたが舗装は整い、物を落とすような要因はありませんでした。

 

自分の失敗は天橋立で外したグローブです。
外したグローブを普段はスマートフォンを収納するジャージの背中ポケットに入れていました。グローブが詰まったポケットにスマートフォンを差し込んだところ、入りが甘く、スマホはポロっと落下しました。
後方を確認してすぐに停車。探しに戻ると当たり所が悪かったのかスマートフォンの画面はヒビだらけでまったく表示が出来ません。おまけに道路に落ちた後、さらに脇の水路に落ちて水に浸かっていました。

今回のブルべはレシート取得のコントロールよりも通過証明の写真を撮影する通過チェックが多く、写真は全てスマートフォンで撮影しています。
ここ数年はスマホのカメラの性能が良いのでデジタルカメラを持ってブルべに参加することは無くなりました。スマホが唯一のカメラでもあるので破損してしまうと致命的です。

SNSにバックアップを兼ねて通過チェック写真をアップしていたので、スタートからここまで一緒に走ってきたSとゴールまで共にすればどうにかなるかもしれません。ただ、もしSと離れてしまうと京都で待っている家族への連絡手段は公衆電話しかありません。それに明日ゴールできたとしても、明後日から日常に戻るのに電話が使えない状況はちょっと困ります。
理性的な選択は、ここでDNFして宮津に戻り今日の内に輪行で京都に帰ること。
わかってはいましたが、この時はまだ受け入れられませんでした。

 

14:50 224km 通過チェック2 伊根の舟屋

「スマホは壊れたけど完走目指して走り続ける」と、Sに言ってコースをそのまま進み、伊根の舟屋に到着。周辺は観光バスが多く停まり、一大観光地になっていました。

この写真は自分のスマホで撮影しました。壊れたはずなのに何故?

画面は写らなくなりましたが内部は無事でした。
音量調整ボタンと電源ボタンを利用した写真撮影を行うとシャッター音が鳴ります。画面が映らないのでその場で写真の確認は出来ませんが、後日確認すると写真は撮れていてクラウドに保存されていました。

Sに電話を借り、京都の妻にスマホが壊れたが明日のゴールまで走り続けることを伝えました。
幸い、財布に何かあった場合の緊急連絡先として電話番号を入れていたので連絡が出来て助かりました。スマートフォンに電話、カメラ、財布の機能を集約させていますが、アナログなバックアップは必要です。

 

丹後半島を走るのは楽しい。でも…

次の通過チェック経ヶ岬の標識を目指して丹後半島の海岸線を進んでいきます。
普段なかなか来られない場所なので走れる嬉しさ半分、このまま続けていいのかと悩む気持ち半分と言った具合です。身体の調子はいいので完走は問題ないと思いますが、いろいろなリスクを考えると頭の中はスッキリしません。

 

通過チェックを前にSがパンク

経ヶ岬の入り口までもう少しという所でSの前輪がパンク。何か異物が刺さったようです。
リムとタイヤの嵌め合わせが固いというのでタイヤの脱着を手伝い、素早く復旧。

 

 

16:00 241km 通過チェック3 経ヶ岬標識

パンク修理の場所から2~300mで通過チェックに到着。
経ヶ岬灯台の標識と自転車を写真に収めます。自分のスマホでは写真が撮れているかわからなかったので、Sに撮影してもらいました。

「このまま続けていいものか…」

明るいうちにDNFするべきではないかと何度も考えます。

 

19:00 296km 城崎温泉

琴引浜を通過し、丹後半島の海岸線が終わると暗闇の中峠越えをして城崎温泉に到着。

約300kmを14時間半なので、ここまでのトラブルや天橋立でのんびりしたことを考えると順調に進んでいます。

ちなみに城崎温泉でDNFすれば京都まで特急1本で帰れます。それにこの時間なら、普通電車で帰ることもできるでしょう。スマホが壊れたことを除けば快調に走れているので、この時は駅に向かおうとは思いませんでした。

 

 

20:56 324km DNF PC2ローソン香住バイパス店

城崎温泉を出発した後も淡々と走り続けましたが、PC2手前の海岸線で自分の自転車のチェーンが切れてしまいました。

正確には、チェーンが切れたのではなく、フロント変速の際にチェーンを詰まらせ、チェーンからテンションが抜けた拍子にミッシングリンクというチェーン簡易着脱用のコマが外れてしまいました。登り初めで少しトルクがかかった状態で変速を行った自分のミスが原因です。普段なら変速時はトルクをかけないようにするのですが、気が散っていたのでしょう。

このアクシデントで諦めが付きました。通信手段が無く、これから本格的な夜間走行なのにメカトラブル。晴れない気持ちのまま走り続けるのはさらに重大なトラブルを起こしかねません。

外れたミッシングリンクはどこかに飛んでいったので見つからず、いつも携行しているトピーク ラチェットロケットライトDX+のチェーンツールでチェーンを繋ぎなおして復旧しました。ちなみに、この工具はフルセットでは持たず、ラチェットハンドル本体、エクステンションバー、チェーンツールと自分の自転車に必要なビットのみ携行しています。

少し走れば香美町のPC2に到着です。DNFすることを決心したので足取りは重く、僅か数キロがとても遠く感じました。

PC2のローソンに到着すると、ここまで一緒に走ってきたSにDNFすることを伝え、電話を借りて宿の手配と妻に連絡をしました。宿が懸念事項でしたが何件か電話したところ、素泊まりが出来て22時までチェックイン可能な宿が駅の近くで見つかりました。

夕飯を済ませて出発するSにお礼を言って、自分は紙に写した道順を頼りにゆっくりと宿へ向かいました。DNFしましたが身体は元気で、自転車はチェーンを短く切り詰めたのでアウターローが使えないことを除けば快調です。

そんな状況で宿に入るとDNFでは無く仮眠休憩の為に入ったようですが、明日はもう走らないので時間を気にせず眠れます。風呂に入り、コンビニで買った夕飯を食べて、テレビを見て24時過ぎにようやく眠りました。

 

翌朝は早めにチェックアウトして、昨夜は暗くて見えなかった香美町の港を眺めてからJR香住駅へ向かいました。

駅前の公衆電話から主催者の方にDNFの連絡、妻にこれから帰ること伝え、約4時間のんびりと電車に揺られて京都に帰りました。
 

香美町まで一緒に走ったSは翌日にトラブルもあったようですが完走。序盤の再度山で分かれたH君は500km付近でPCの制限時間に間に合わずタイムアウト、DNFとなりました。
H君からブルべ後にホイールの相談を受けました。相談の結果、今後のブルべで余裕を持って走れるように軽やかに走れるホイールとエキストラレジェタイヤの組み合わせに新調してくれました。

10月末の姫路からしまなみ海道を往復する600kmに挑戦するそうです。頑張れ!!

 

 

 

今回は思わぬトラブルでDNF、2023年のSRを取り逃した形になりました。ブルべを完走出来なかったのは残念ですが、普段走らない丹後半島を満喫できたので悪いことばかりではありません。

来年も200~600kmのブルべを各1本ずつと、SR600を走りたいと思っています。いまは子供が小さく、家を空けるのが難しいのでなかなかブルべに出走が出来ませんが、長距離を走るのは楽しいので走力を落とさないように続けていきたいです。

 

【アイズラリーのお知らせ】

11月23日(木)にアイズラリーを企画しています。

京都市北部の京北と南丹市美山町の間にある未舗装林道を含んだ約50kmをみんなで走る予定です。

近日中に試走を行い、詳細はまた後日お知らせします!

 

まえの


2023.09.17

ARAYA TURいかがですか

こんにちは、前野です。

今日はアイズバイシクルで扱っているアラヤツーリストと決算セールについてのご案内です。

アイズバイシクルではグランボアのオーダーメイドランドナーをメインに販売しています。オーダーメイドの自転車は最初からオーナーの身体にフィットし、用途に合わせた部品構成で組み立てるので基本的に最初から理想形の自転車が手に入ります。

ただ、最初の1台としてランドナーを検討されている方には想定のご予算内ではオーダーメイドのランドナーは難しいかもしれません。それにご注文を頂いてからフレームを製作し、塗装を行って部品の組みつけを行うのでどうしてもご注文から納車まで時間がかかります(セミオーダーで2か月~)。

最初の1台を決めたら、なるべく早く新車に乗って出かけたいですよね。

とりあえずランドナーで走ってみたい。夢中になったらオーダーメイドも視野に入ってくるかも。そんな方が多いのでないでしょうか。

 

 

 

そこで、初めてランドナーを手にされる方のためにご予算を抑えつつサイクリングの楽しさを味わえるアラヤツーリストをご用意しています。このアラヤツーリスト、当店ではアラヤのラインナップに登場して以来販売していますが、イマイチその良さが伝わっていない気がしてならないので今回改めて紹介させていただきます。

 

アラヤツーリストは当店オリジナルのランドナーではなく、大阪の新家工業株式会社が販売する完成車になります。なので、当店以外でも一般販売されているパッケージ化されたランドナーの完成車です。

標準仕様で¥132,000(税込)、普段オーダーメイドランドナーの見積もりをさせていただいている身からすると破格です。

500mmと550mm、2種類のサイズ展開、カラーはボルドーレッド、ナチュラルカーキ, ミッドナイトブルーの3色です。

スペックは極めてシンプル。フレームとフォークは肉厚で丈夫なクロモリ製、ランドナーの定番太めの650Bタイヤにカンチブレーキ、幅広い地形に対応可能な3×8速のワイドレシオなギア構成、アルミ製の泥除けはメーカー側でセッティングされていますが、ステーの角度もバランスよくまとめられています。フレームとフォークを繋ぐヘッドセットはフォーク抜き輪行に対応した物が最初から組み込まれています。

ただ、ランドナーに必須と言っても過言ではないフロントキャリアは標準装備されていません。
(※写真のツーリストは作例としてキャリアを装着しています)

 

【アイズバイシクルでARAYAツーリストをご購入いただくと、以下の特典が有ります。】

・ステムを体格に合わせたものに交換
・後泥除けはイージー輪行加工を施して簡単着脱
・ブレーキアーチワイヤーはDIACOMPEの千鳥&ワイヤーへ変更しています

 

簡単にまとめると、より乗りやすく輪行しやすい仕様に変更して納車致します。

 

これではまだ不十分で、アラヤツーリストでランドナーの良さを充分に味わっていただくには是非フロントキャリアとフロントバッグをセットしていただきたいです。

フロントキャリアを付けよう!

シンプルな、ランドナーの素体ともいえるアラヤツーリストはフロントキャリアを装着することで完成します。フロントキャリアはバッグを支えるだけではなく、ライト台座としても機能します。(※写真の自転車はグランボアのランドナーです)

当店でアラヤツーリストに装着するフロントキャリアは2種類。どちらもライトをマウント可能です。
・フロントバッグのみを載せるグランボアM-13フロントキャリア(上写真)
・フロントバッグと左右にサイドバッグを装着する日東キャンピーフロント

 

 

当店で納車したアラヤツーリストはオーナーの好みや用途を反映したものが多くありますので一例を紹介します。

アラヤツーリスト550mmナチュラルカーキ

まずは1台目。リラックスしたポジションで安心してブレーキが使えるギドネットブレーキレバー、フロントバッグとライトをマウントするためのシンプルなM13フロントキャリアを追加しています。

スポーツ用自転車が初めてというオーナーの方にオーダー頂きました。最初はご自宅近辺のサイクリングだったのが徐々に遠くまで出かけられています。

【主な交換、追加部品】

グランボアフランス型ランドナーバーダイアコンペDC139ギドネットブレーキレバー、同DC138ハンドレストM13モダンフロントキャリア、キャットアイGVOLT70フロントライト、同SLR120テールライトオーストリッチF-104フロントバッグミノウラSB100ボトルケージ×2

 

アラヤツーリスト500mmナチュラルカーキ

上のツーリストと同じくギドネットレバー仕様。サイドバッグを付けてロングツーリングに出かけられるようにフロントキャリアは日東キャンピーを装備。

【主な交換、追加部品】

グランボアフランス型ランドナーバー、ダイアコンペDC139ギドネットブレーキレバー、同DC138ハンドレスト、日東キャンピーフロントキャリア、キャットアイHL-EL145フロントライト、同SLR120テールライト、オーストリッチF-104フロントバッグ、同L-100輪行袋、ミノウラSB100ボトルケージ×1

 

アラヤツーリスト550mmミッドナイトブルー

こちらは標準仕様のツーリストに日東キャンピーフロントキャリア、キャットアイのフロントライト、オーストリッチF-104フロントバッグを追加。
大学生の方がオーナーで、納車後にサイドバッグやボトルケージを取り付けて日本各地を走り回っています。ちなみに、F-104フロントバッグと合わせるならサイドバッグはオーストリッチDLXがおすすめです。

 

アラヤツーリスト550mmボルドーレッド

マッドガードをグランボアのオーダーメイドランドナーと同じ本所H-50CNに交換。キムラ製作所のリフレクターも忘れずに。タイヤはグランボアエートル650×42Bに交換してより快適で軽やかな走り心地に。泥除けとタイヤを交換すると雰囲気がガラッと変わります。

オーストリッチF-104フロントバッグの固定は標準仕様の革ベルトではなく、着脱が容易なグランボアバッグサポーター(EB金具付き)に交換。バッグが走行中左右に振られない他、ハンドル手前のスペースが空くので握れる場所が増えます。

 

 

 

アラヤツーリストは昔ながらのフォーク抜き輪行を行うことでフロントキャリアと泥除けがありながら非常にコンパクトな荷姿になります。

【アラヤツーリストの輪行に必要な道具(当店での推奨品)】

オーストリッチL-100輪行袋
オーストリッチフレームカバー
・オーストリッチエンド金具リア用135mm
VIVAマルチスパナ
トピークラチェットロケットライトDX(4,5,6mmの六角レンチ)

初めての輪行は手順を覚えることが大切。ご希望の方には輪行講習も行います。

 

 

 

 

以上、つらつらと書いてしまいましたがアラヤツーリストは初めてのランドナーにぴったりな1台です。ご予算を抑えつつそれぞれの乗り方や好みに応じた部品交換や追加が出来ます。

フロントバッグだけつけて近所の散策や日帰りサイクリングを楽しむのもいいでしょう。日東キャンピーとサイドバッグを追加して見知らぬ土地へキャンプツーリングに出かけることを夢見てオーダーされるのも素敵だと思います。

 

あなただけのアラヤツーリストを私たちと一緒に考えませんか?

アイズバイシクル店頭はもちろん、遠方の方はショッピングサイトからもご注文いただけます。ご注文の際、追加や交換したい部品がある場合はお気軽にご相談ください。部品の名前や型番がわからなくても大丈夫です。こちらでお客様のご要望に合ったお見積りをさせていただきます。

 

 

最後に本題です。

9月18日月曜日10時より1週間、決算セールとしましてアラヤツーリストとジルベルトゥのバッグ類などを1割引きさせていただきます。

アラヤツーリストは1割引きだけでなく、ランドナーに定番三ヶ島のシルバンツーリングペダル、リフレクターとライトを兼ねたKileyクロックテールライトの2点をセール期間中サービス致します。

是非この機会にアラヤツーリストをご検討ください。

 

もちろん、グランボアのオーダーメイドランドナーのご相談もお待ちしております。

 

 

【店頭、オンラインストア決算セール】

対象商品1割引き

期間:9月18日(月)10時から9月24日(日)18時頃まで

※商品は店頭とオンラインストア併売になりますので万が一在庫切れの際はご容赦ください。

 

まえの


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