アイズの独り言>

こんにちは、チョコです。今月の頭にパーマネントブルベSR600四国山脈に挑戦してきました。

今回挑戦したブルベはシューペル・ランドネ(Super Randonnes :SR600km)というカテゴリーのもので、2009年に新設された比較的新しいブルベです。僕が今まで参加してきたブルベ(BRM)のように主催者が設定したコースをコントロールポイントを周りながら制限時間内に完走を目指すのは変わらないのですが、SR600は出走日時を出走者が自由に決めることが出来ます。普通のブルベは同時出走する他のライダーがいますが、SR600では示し合わせて出走しない限り1人でゴールを目指すことになるのです。通常のブルべでは有人チェックポイントが設けられていることもありますがSR600では基本的に指定されたスポットとSR600のフレームバッジを付けた自転車を一緒に写真に収め、完走後に証拠として主催者に送付する形がとられています。冒頭のフレームバッジはそのためにあるのです。また、SR600最大の特徴は600㎞で獲得標高が10000m以上と定められている点でしょう。必然的にコースは獲得標高の大きくなる山岳地帯が多く含まれます。
日本では現在4つのSR600が開催されていて、今回僕が挑戦したのはその中で最も新しい2017年4月から開催されているオダックスジャパン岡山主催のSR600四国山脈。以前からSR600に挑戦することは考えていましたが、SR600四国山脈が設定される以前は関東地方発着のコースのみでアクセスの問題から挑戦を先送りにしていました。ところが、今年の春にSR600が四国に設定されることが発表され、アクセスの問題は解決。丁度3月に大歩危、祖谷渓周辺をツーリングして四国の山間部に興味が湧いているところだったので暑さの和らぐ秋に挑戦することを決めました。

コースマップを見て分かる通り、平地はほぼありません。石鎚山スカイライン、四国カルスト、京柱峠、剣山、別子山等普通のツーリングならどれか一つで主役になれるような登りのオンパレードです。加えてコース中に大きな都市は存在せず、鉄道もほとんど近くを通っていないので中断しても簡単に帰ることが出来ません。事前の入念な計画とライダーの走力、リスクマネジメントが要求されるのです。今回、僕はこのコースを平均速度12㎞/h、51時間で完走する計画を立てました。

 

 

 

 

スタート地点は愛媛県西条市のJR伊予西条駅。京都駅から新幹線と特急を乗り継いで3時間50分ほど。始発の電車に乗って輪行します。新大阪で新幹線に乗り換えると車窓に雨粒が流れ始めました。そう、この日の天気予報は全国的に雨。計画通りに51時間台でゴール出来たら上出来だろうとこの時は考えていました。

 

電車の遅延で伊予西条駅に10分遅れて到着。雨は降り続いています。スタート予定時刻まで約30分、自転車を組み立て各部をチェックしSR600中使用しない荷物は駅のコインロッカーに置いていきます。持参してきた粉末飲料を水で溶かし、駅舎内のコンビニで補給食を調達しているとあっという間にスタート時刻の10:00を迎えました。スタート時刻の証明となる伊予西条駅の入場切符を発券してスタートです。

 

スタートからしばらくは寒風山トンネルへの青いラインをトレースしながら南下していきます。向かう方向には雨雲に包まれた石鎚山。

 

コースは殆ど登りか下り。それに加えて今回はスタートから雨が降っているので余力を残した状態で走ることを第一に進みます。登りでスピードが出なくても気にしない。体力に余裕がある序盤は勢いよく進んで行きたいところですが、脚を残すためにぐっと抑えます。序盤に脚を使って峠1つ多少早く登ったところで全体の所要時間からすれば効果は微々たるもの。それよりも、序盤に脚を使って消耗し後半大きくペースダウンすれば完走にも影響を与えます。今回挑戦しているコースは自分にとって未知の領域。獲得標高は膨大で休めるポイントは少なく、大半が山の中。それに加えて三分の一は雨の中走ることが確定しています。自分の中で「力をセーブする」「食事はしっかり摂る」「寝れるときに眠る」この3点を柱に完走を目指します。

 

194号線を離れて旧道へ。旧道に入ると車は全く通らなくなり、自分一人の世界になります。ひたすら雨の中黙々とペダルを踏んで高度を上げていきます。晴れていたら景色が良いはずですがこの時は雲の中。

 

標高1600mを超え45㎞地点、PC1石鎚山系鳥瞰図に13:39到着。看板に書いてある石鎚山系は雲の中に隠れて何も見えません。

 

PC1から少し下ると石鎚山登山者の為のロッジがあるので少し遅めの昼食をとります。雨でお客さんは自分一人。椅子に座って食事が出来る貴重な機会なので雨具を脱いでカレーライスを注文。カレーライスを食べながら外を見ると強風で雨が横殴りに吹き付けています。このままロッジでのんびりしたいところですがウェアを温かいものに着替え、グローブをレイングローブに変えて雨の中に戻りました。

 

ロッジからしばらく下り基調が続き、舗装の綺麗な国道を走っている間に雨が止みました。
軍艦岩が目印の美川町からPC2美川峰に向けて登りに転じます。

 

美川峰への登りの序盤にレイングローブとレインパンツを脱ぎ、フロントバッグのカバーも外しました。これらは大雨の時は役に立つのですが小雨程度ならつけていない方が快適です。登りの途中で日没を迎え、標高が上がるにつれて再び風雨が強くなりました。登り序盤に雨具を脱いだばかりなのに再度自転車を止めてレインパンツを履き、この先の夜間走行に備えてヘルメットにヘッドライトを装着しました。

 

 

さて、美川峰の看板をキューシートとGPSを頼りに探しながら登っていくのですが、PC2の看板までもう少しというところで森が開け、風と雨が横殴りに吹き付けてきました。ライトは雨と雲に反射して白く光るばかりで視界は10m以下、最悪です。

 

112㎞地点PC2美川峰18:38
やっとの思いで美川峰の看板を発見して自転車と共に撮影。ここから少し登って下りに入るのですが雨と雲で視界はほぼゼロ。それに加えて道路には砂利や落ち葉、枝が散乱していて障害物競走状態です。落車しない事だけを考えてそろそろと下り続けました。

 

美川峰を下ると国道440を経由して四国カルストへ向かいます。時刻は20時を回り、気温は16℃。雨具フル装備でペダルを回していれば寒くない気温ですが、これから登る四国カルスト姫鶴平は標高1200m。このまま四国カルストに突撃すれば寒さと爆風、横殴りの雨が襲い掛かってくるのは容易に想像できました。進退を考えながら440号から四国カルスト方面へ分岐し、2㎞程登りました。路面は川のようになっていて砂利が多く視界も最悪です。ここで立ち止まり「撤退」と独り言をつぶやき、来た道を引き返して440号の地芳トンネルへ向かいました。

 

地芳トンネルの入り口で雨宿りをしながらこの先の計画を考えます。ここまでのペースは事前に計画していた時速12㎞を上回り、予定より少し早くチェックポイントを通過してきました。SR600の制限時間は60時間。このまま計画通り走れば9時間余裕がある計算になります。正確にはこのコースは615㎞あるので時速10㎞ではタイムアウトになってしまいますが、このままリスクを冒して四国カルストに突入するよりも雨をやり過ごしてから安全に走るのが得策と考え、トンネルで仮眠するか、10㎞程コースを外れて梼原の町で宿泊するか2択としました。エマージェンシーシートを持っているので仮眠も出来なくはなかったのですが12時間以上雨の中走り続けた当時の自分にその余裕はなく、殆ど迷わずに梼原にある民宿を調べて電話をかけました。この時、時刻は21時。こんな時間に宿泊を受け付けてくれる宿がそう簡単に見つかるはずもなく、3件ほど断られました。梼原にある宿泊施設は片手で数えられるほどなので、この際すべてに電話しようと思い、4件目にあたると宿泊OKの返事が。

 

地芳トンネルを出て30分ほど土砂降りの中を走って民宿に到着。
古民家でおばあさんが一人で切り盛りされている民宿でしたが、僕の姿を見て畳の部屋より使いやすいだろうと、別棟のログハウスに通して頂きました。ストーブをつけて濡れた衣服、バッグを乾かしその間に風呂に入り夕食を食べて就寝。宿に入ったことで気持ちが切れたのではないかと思われるかもしれませんが、この時完走への気持ちはまだ消えていませんでした。どうしても完走したかったのです。

 

 

 

 

 

翌朝は6時過ぎに起床。早めに出発したいところでしたが宿のおばあちゃんと会話を楽しみながら朝食をとり、記念撮影をしていたら出発はタイムリミットの8:00になってしまいました。宿からコースまで10㎞上り基調の道を戻る必要があるのでここからはのんびりしていられません。遅れを取り戻そうとする自分を後押ししてくれるかのように天気は快晴です。

 

 

コース復帰後も無理のないペースで四国カルストに向けて標高を稼ぎます。地芳峠を経由して143㎞地点姫鶴平に10:06到着。時間の余裕がありません。

 

天狗高原に向けて登っているうちにガスは晴れて四国カルストの景色を楽しめました。

 

天狗高原から豪快なダウンヒル。実はこの道、学生の頃に合宿で大きな荷物を積んで登ってきた道です。当時を思い出しながらPC4長沢の滝を目指します。

 

下り終えると長沢の滝に続く林道が通行止め。事前にSNSなどでSR600四国山脈に関する情報を調べていた時は通行止めの情報はなかったので驚きました。「昨晩の雨で土砂崩れが起きたのだろうか。それとも以前から通行止めで車は無理でも自転車は通れるのではないだろうか。」詳細を知るために、看板の問い合わせ先に電話を掛けようにもここは圏外。通りがかりの地元の方に話を聞くも詳細は分からずこのまま進むか迷いました。コースを戻って別の道で迂回すれば439号に合流可能で、長沢の滝にも439号側から行ける可能性があったので、とりあえず来た道を戻り、う回路で439号へ下りました。

 

439号に合流したところで電波が入ったので町役場に問合せ。話を聞くと8月の台風で土砂崩れが発生してそれ以来通れないのだとか。長沢の滝に続く林道入り口から439号までかなりの標高差を下ってきたので来た道を登り返すのはあり得ない…
それでも長沢の滝を写真に収めるべく、コースを逆走する形で439号側から長沢の滝まで登りました。162㎞地点PC4長沢の滝12:02到着。

 

 

これでとりあえず認定に必要な写真は撮れたのですが、本来のルートを迂回した上にかなりの時間を使ってしまいただでさえギリギリだった60時間以内の完走は非現実的に。60時間を超えても1日75㎞以上走ってコースを完走すればツーリストとして認定を受けることが出来るのですが、ブルベ後も予定があるのでこの先もコース通りに走るのは時間的に厳しい。それに今回のチャレンジはあくまでもSR600をランドヌール部門で完走することが目的です。通行止め区間を迂回し、コースのトレースも出来ず、ランドヌール部門時間内完走が不可能な状況で走り続けるのは無駄であると自分の中で結論し、長沢の滝でSR600四国山脈のDNFを決めました。

実を言えば9月以降もこのコースを完走した人がいることは把握していたので「強引に通ってしまってもよかったかな。」と少し後悔。表記が「全面通行止め」ではなく「通行止め」だったのと数日前に完走した先人が存在することから京都に戻ってからも「あの時土砂崩れの現場まで行ってみればよかった」と時折思いました。
それに初日の夜、梼原に下らず地芳トンネルで仮眠して雨雲をやり過ごし、夜間も走り続けて林道の通行止め区間も突破してしまえば時間内に完走できた可能性はありました。しかし、暗闇で暴風雨の中、四国カルストを単独で走るには大きなリスクが伴うので現在の自分の実力を顧みれば妥当な判断だったと思います。

でも完走したかったな…
 

 

 

さて、DNFしてもここは四国の山の中。数キロ走れば鉄道があるような生易しい場所ではありません。西条に帰るにはペダルを踏み続けなければならないのです。それに当初のゴール予定日時まで余裕があります。コースをショートカットして普通にツーリングすれば自力で西条に帰るのは容易いのでここから先は気持ちを切り替えてのんびり四国山脈ツーリングとして楽しむことにしました。
この先のルートは439を東進して土佐町で一泊、3日目に山を越えて北上し、西条へ戻ることに決定。

 

仁淀川が美しい仁淀川町では200㎞ぶりにコンビニに入りました。限られた食糧でやりくりしながら山の中を走り続けているとコンビニの店内に入っただけで一種の感動を覚えます。このあと439号を東に進んで土佐町早明浦で宿に入りました。ブルべはDNFしたので夜間も走り続ける理由はありません。

 

 

 

3日目は土佐町から大川村経由で新居浜市へ。大川村の集落を抜けると車通り皆無の山道を登ります。

太田尾越という峠を越えて新居浜市別子地区に入ります。快晴で新居浜の市街地に下ると汗ばむくらいの気温でしたが、峠を吹き抜ける風が肌寒かったです。1000m越の山間部を夜通し走るには10月中旬くらいが限度なのかもしれません。

別子銅山の近くを通って標高1000m超から新居浜へ一気に下ります。

下りの途中にあるマイントピア別子で昼食。道の駅は別子銅山観光の拠点を兼ねていて銅山の歴史を感じることが出来て面白かったですよ。

 

 

望んだ結果にはなりませんでしたが2日ぶりに伊予西条駅に帰ってきました。総走行距離は約400㎞、本来の三分の二ほどしか走っていませんがこのコースの過酷さは嫌というほど理解できました。今年はブルべの出走が少なく、貴重な機会だったのでなんとしても完走したかったのですが天候と通行止めに阻まれました。とはいえコースは四国の山々を堪能できる素晴らしいものだったのでまた来年再チャレンジしたいと思います。

まえの

約1か月も前のことですが、実はツーリングに行っていました。大介店長と偶然重なった2日間の休みにそれは決行されました。はじまりは、私の元にやってきた一台の自転車でした。

 

 

 

アレックス・サンジェがやってきたのです。憧れの自転車が、思いもよらない時に目の前に現れました。

私は今年で24歳になりますが、私世代の人たちにはあまり馴染みがないかもしれない、アレックス・サンジェ。今尚、フランス・パリにて伝統的なツーリング車を作り続けています。私とサンジェの出会いは、アイズバイシクルのバイトをはじめて間もない、大学1回生の2月頃。今までにいくつものフレームのメッキ処理のための研磨作業をやってきましたが、初めての一本目がまさにサンジェのフレームだったのです。ボロボロにメッキがはがれたフレームを前に、店に並んでいるような綺麗な自転車に仕上がるのかと、不安を抱いたのを覚えています。しかし、メッキが施され、きれいに塗りあがったフレームが組まれていくのを目にしたとき、「なんて綺麗な自転車なんだ」と強く思いました。店内に並ぶ数あるフランス車の中で、サンジェが私には輝いて見えたのです。ですが、バイトをしていた当時は、まさか自分がサンジェオーナーになるとは微塵も思っていませんでした。

 

ある日、私と親方の2人で店番をしていたとき、「自転車を引き取ってほしい。」とお客様が来店されました。私は奥の作業場にいたため、気付かなかったのですが、一台の自転車を持って親方が店の中へ戻ってきました。毎日自転車を見ていると、目視で自分にサイズが合うか否か見てしまう癖がついてしまいまして、親方もきっとそんな気持ちで、私サイズの自転車だと判断し、私に「この自転車いる?」と笑いながら聞いてくれたんだと思います。私もそのときは、「あ、乗れそうなサイズだな。」と思いましたが、よくよく見ると見覚えのあるデカールがヘッドマークとダウンチューブにあるではありませんか。その容姿からも、紛れもないアレックス・サンジェだとわかりました。

その後、何気なくサンジェのサイズを測ってみると、なんと私サイズではありませんか。こうなっては落ち着いていられません。サンジェの事を何気なく聞き、様子を伺います。すると、店で買い取りをするということで話がまとまったようです。親方にお願いをして、なんとか私の手の届く価格で譲っていただけることになりました。アレックス・サンジェですから、そのまま店で販売すれば、高値ですぐ売れてしまうでしょう。親方の寛大な心が、私にサンジェオーナーになる機会を与えてくれたのです。

2001年6月を始めに、アイズバイシクルが事務局として催されているランデヴー・アレックス・サンジェ。数多くのサンジェが集まるこの行事に、私も参加できると思うと、大変嬉しいかぎりであります。

 

さて、私の元にやってきたサンジェですが、状態もかなり良く、あまり乗られていないようでしたので、フレームは軽く拭く程度、各パーツも自分の好みのものに変更して乗ることにしました。

出来上がったアレックス・サンジェを前に「サンジェツーリングに行こう」と店長の言葉、そして2日間の休み、偶然が重なり、急遽ツーリングに出かけることになったのです。
行先の候補をいくつか出しあい、あれこれ言っていればもう前日。宿の手配のことなどを考えれば、すでに手遅れ?の事態です。サンジェで風情ある街並みを走ってはどうだろうかという店長の提案から、妻籠宿に行くこととなりました。宿も当日観光案内所で探すことにしました。

 

 

10:00頃、道の駅きりら坂下から出発。まずは妻籠宿よりも手前に位置する馬籠宿を目指します。

 

 

車通りの少ない道を選びます。当初の予報では曇りでしたが、カラっと晴れ、気持ち良く走れました。

 

 

三脚を持っていくつもりでしたが、お互いに忘れてしまったため、ペットボトルなどを駆使して、なんとか撮った唯一の集合写真。なぜか同じ口をしています。(笑い)

 

 

店長のサンジェは42B仕様のシクロランドナー。少し試乗させてもらいましたが、とても軽い乗り味でした。

 

 

妻籠宿までは約30km。なので、ゆっくり休憩しながら先を目指します。

 

 

12時半頃には最初の目的地、馬籠宿に到着。昼食をいただきました。

 

 

馬籠峠の上には茶屋がありました。馬籠宿は標高約600mほどなので、あまり峠を上ったという感じはしませんでした。しかし、休憩はしっかりとります。(笑い)

 

 

馬籠峠を下れば、あっという間に妻籠宿に到着です。時刻は14時頃。気をつけなければならないのは、観光案内所、飲食店、あらゆるお店が17時に閉まってしまうという点です。なので、今回のルートも、目的は妻籠宿だったので、走る距離は少なく、時間に余裕をもたせたプランになりました。

郵便局もご覧の佇まい。

 

 

早めに宿に行ってゆっくりするのがいいだろうということで、観光案内所で宿を選びます。目星をつけたところで、案内所の方に話を聞いてみると…なんと妻籠宿内の全宿が予約でいっぱいの状態だと告げられます。まだ14時過ぎで良かった…。
途方に暮れていると、案内所の方が「あそこなら空いているかも…、みんなが知らん宿がある」と、ある宿を紹介してくれました。「行っても空いてなかったらいかんからね。」と、電話をしていただき、今日は空いているとのこと。本当にありがとうございます。
天気も昼間の晴れ晴れとした空とは一転して怪しくなってきたので、妻籠宿の観光もほどほどに、宿まで急ぐことにします。紹介していただいた宿は妻籠宿内にあるのではなく、10㎞ほど北上した先にあると、地図まで書いてくださりました。

 

 

 

たどり着いたのは、結い庵さん。古い建屋をご主人がご自身で改修されており、オープンしたのもつい最近だということ。観光案内所の方が言っていたことにも納得しました。夕飯の時、ご主人と世間話をしていると、なんと私たちの大学の先輩ということが発覚。京都話で盛り上がりました。是非また京都にもいらっしゃってくださいね。

 

 

2階に10人ほど泊まれる共有スペースがあるのですが、泊まるのは私たち2人だけ、貸し切り状態でした。

 

 

 

 

宿から北上します。心配していた天気予報も嘘のよう。日頃の行いが良いのでしょう。
途中道が破線になっているところを気にしつつ、進みます。

 

 

面白そうな道を発見。しかし、私のサンジェは25Cのタイヤを履いており、そもそもあまり無理はしないほうがいいだろうと判断し、ダート道は断念。
写真の感じからは完全に、ダート道走ってる感が出てますね。走ってませんよ。

 

 

この日の昼食もそば。やっぱりおいしいですよね、そば。

 

 

南アルプスをバックに店長とサンジェ。

 

 

きれいに舗装はされていますが、そこそこ険しい道でした。

 

展望は抜群でした。

 

 

こんな面白い道もありました。

 

 

偶然に偶然が重なった今回のツーリングでしたが、見所満載の店長お勧めプランでした。妻籠宿は、海外の方たちの間でも密かにブームになっているらしく、数か月も前から宿の予約をしているとのこと。妻籠宿に泊まる際は、早めの行動がよろしいかと思います。
また、サンジェツーリングはしたいものですが、グランボアジャージを着て跨る自転車は、グランボアですね。失礼しました。

takumi

2017.09.23

輪行いろいろ

さわやかな秋晴れに恵まれている京都。自転車で出かけるには絶好の日和です。

お店も今日は朝からちょっと賑やかですよ。オーダーのご相談に来られたり、納車があったり、輪行の講習に来られたり。その傍らで次に納車予定の自転車の組立作業も行われています。

 

 

 

 

こちらは先日納車したIさんのARAYAのツーリストの輪行姿。

 

Iさんはご友人から譲り受けたARAYAのフェデラルでツーリングを楽しまれていましたが、もう少しランクを上げたいとツーリストを選ばれました。ただ、このモデルはコストパフォーマンスは非常に良いのですが、輪行するとなるといろいろ難点があります。おまけにIサンのご希望でブレーキに補助レバー、後ろにはキャンピー。輪行には更に厄介な仕様となっていたのです。

どうしようか。。とスタッフ皆で考えていましたが、グランボアでは泥除けの脱着を簡便にするER加工を施し、ハンドルを曲げずに収容できるMARUTOの輪行袋での輪行をおススメしました。女性でも簡単に、比較的コンパクトに収容できましたよ。

 

という風に、輪行の方法はちょっとした事で人それぞれ違ってくるものです。同じ車種であっても違う袋を使うだけでやり方は変わります。使う交通手段によっても変わります。臨機応変に自分と自転車に合ったやり方を見つけてくださいね。

 

こちらは先日チョコがトライしたER輪行ビデオです。

同じER輪行でも昨年の夏に製作した大介店長主演のものとはまた袋が違いますので収容方法が異なります。

最後にチョコらしいオチもありますよ。是非ご覧下さい。

 

せっかちな方はフェイスブックインスタグラムをご覧下さい。オチはカットされていますが、10倍速でご覧いただけます。(^^)

 

つちやはるみ

自転車旅行中に寄り道した場所や泊まった宿を旅程と一緒にご紹介します。全行程はこちら。

▼2~4日目

▼5日目

内陸から釧路湿原を向かって走りました。美幌からこのようなルートで釧路まで自転車で走りました。4日目、釧路~塘路(とうろ)までは輪行しました。塘路では連泊し、5日目の朝にもう一度自転車を組み立ててフロントバックひとつで釧路湿原をゆっくり堪能しました。
 
 
 
【1日目 新千歳から美幌】

美幌行きの電車は、前乗り前降りのワンマン列車でした。私のほかにもキャンプの装備も持った大荷物の自転車乗りが二人乗っていて、地元の高校生の帰宅時間とも重なり、車両はとても混雑していました。汽車に乗る前に車掌さんに「美幌で降りますが、自転車はどこに置かせてもらえば良いですか」と尋ねると、運転席横の荷物スペースに自転車を入れてもらうことができました。輪行するときは他のお客さんにも配慮しながら自転車の置き場所を考える必要があります。だいたい、ドア付近のこんなスペースに乗せます。どこに乗せるといいか分からないときは車掌さんに聞くといいと思います。
青葉荘 駅から一番近い宿。自転車は玄関の中に入れさせてくれました。素泊まり3,500円。美幌にはほかにも数件お宿がありました。
 
 
 
【2日目 美幌峠・屈斜路湖】
2度目の美幌峠&屈斜路湖。
美幌峠
美幌峠には美幌側から登るのがいいです。峠まで登ったら反対側にいきなり屈斜路湖が見えるからです。訪れた日はこんな様子でしたが・・・。


斜度がそんなにきつくないので、ゆっくり登っていればお昼には峠に着きます。峠のレストハウスでお昼ごはんを食べました。名物はあげ芋です。

屈斜路湖に突き出た和琴半島ではミンミンゼミが鳴いていました。後から気づいたのですが、北海道にミンミンゼミはここ和琴にしかいないそうです。不思議です。屈斜路湖畔には温泉がたくさん湧いていますが、ぜんぶ成分が違うそうです。これも不思議です。夕立ちのあと、さわやかな夕焼けを見ることができました。

コタン温泉 
屈斜路湖畔にある町営の共同浴場、200円。ライダーハウスぽんとから自転車で20分くらいです。すぐそばに無料の露天風呂があります。無料露天風呂というと人里離れた場所にばかりあって入浴するのに勇気が入りますが、ここは露天風呂の裏に民芸のお土産屋さんやレストラン、共同浴場があり、地元の方が管理してくれていてキレイなので、ひとりでも安心して入ることが出来ます。目の前は屈斜路湖。すっごくお勧めです!(上の夕焼け×自転車の写真のすぐ横が露天風呂なのです。)
レストラン&ライダーハウスぽんと レストランなので晩御飯に定食が食べられます。自転車乗りはお得なライダー定食540円がおすすめです。布団もあり、裏はすぐに屈斜路湖という最高のロケーション。きれいなライダーハウスです。素泊まり1,080円。
 
 
 
【3日目 虹別・多和平・標茶】
わたしのなかのthe北海道の景色というとこのあたりの丘の風景です。

多和平 酪農地帯・虹別の大展望スポットで、360度ぐるりと地平線が見えます。
まわりの丘はぜんぶ牧場なので、放牧されている牛や羊を見ながらのんびり過ごせます(写真の、一列に並んだ点々は牛です。帰宅時間なのでしょうか、急に自ら列になって歩き始めました)。レストハウスがあるのでお昼ごはんはここで食べました。キャンプ場でもあり、自転車で行ける範囲にお風呂がないのが難点ですが、とてもキレイなところです。道東の展望台というと開陽台が有名ですが、わたしは開陽台よりこっちの景色が好きです。
クレヨン工房tuna-kai 自然から色をいただいてクレヨンや水彩絵の具を作っている工房です。併設のショップではオリジナルのクレヨンや絵の具のほかに、店主の方の好みの雑貨が置いてあります。ここに再訪するのも旅の目的の一つだったのでした。
味幸園 中華料理屋ではありません。宿泊した木理さんのすぐ近くにある温泉です。赤い湯ですっごく温まります(とても熱い湯です)。

とほ宿 木理 カメラマンでもあり、カヌーイストでもある宿のおじさんがとっても面白いです。釧路湿原でのカヌーツアーもされています。夜はみんなでお喋りを楽しみました。一泊二食付5,400円。

 
 
 
【4日目 釧路湿原・コッタロ】
標茶~釧路まで自転車で走ったあとは、宿のある塘路まで輪行しました。夕方から雨予報だったので、なるべく早く釧路まで行こうと思いながら結局ゆっくり過ごしてしまい雨に降られました。市街地を走るときのほうが心細く感じるのは何故なのでしょうか。釧路駅に着いてほっとしました。



◎コッタロ展望台 湿原を流れるコッタロ川が近くに、大きく見えます。

釧路市湿原展望台 木道歩きができる展望台です。建物の中に入るには入館料がいりますが、木道を散歩するだけなら無料。木道の途中にある展望広場も十分に景色が良いです。
※このブログを書いている最中に、釧路湿原のおすすめスポットをきれいな写真でまとめたサイトを見つけました。出発前に読んでおけばよかったです。湿原のなかの水のあるところの木道を歩きたかったので釧路市湿原展望台ではなく温根内のビジターセンターに寄れば良かったです。
野生動物保護センター 釧路市湿原展望台から釧路市街地へ下る途中にあります。
掲示物などを見ていると、作った人のやさしいまなざしを感じることができてとても良い施設だったので時間が許せば立ち寄ってみてください。無料。
とうろユースホステル 塘路にはコンビニやスーパーが無いので要注意です。ユースでは、朝ごはんや晩御飯も頼むことができます。(ご飯の時間は決まっています。)
 
 
 
【5日目 釧路湿原・細岡・達古武(タッコブ)】
快晴!1日で5日分の日焼けをしました。風が強い日で、湿原の上を雲がどんどん姿を変えていくのを展望台から見ているのが面白かったです。蛇行する釧路川を上から見て、これが見たかった!と大興奮でした。初めてこの釧路川を見たときは、本当は川って真っ直ぐじゃないんだということに驚きました。日本の川で護岸工事をされていないところはここ以外にもあるのでしょうか?釧路川は今も少しずつ川の形を変えながら流れているそうです。


◎細岡展望台 釧路湿原でいちばん有名な展望台。展望台の手前に駐車場がありますが、展望台までそのまま自転車で行くといいです。レストハウスで休憩できます。

達古武湖オートキャンプ場/夢が丘展望台 「自転車か車じゃないと行けないから」とユースのお母さんに勧められた展望台。釧路川とJRをのぞむことができます。展望台まではキャンプ場から片道40分(徒歩。自転車不可)と距離があるので、ほとんど人が来ず釧路湿原をひとりじめしているような気分になります。達古武湖のそばに休憩できるテーブルとイスがあり、いつまでも座っていたくなるのんびりした場所でした。レストハウスもあります。


◎パスタアンドコーヒー・プレッツェモーロ ものすごく美味しいイタリアンが、塘路にありました!おそらく塘路で2軒しかない食事のできるお店のひとつです。
●とうろユースホステル(連泊) そういえば、塘路駅にレンタサイクルがあるのを見つけました。
 
 
 
【6日目 釧路湿原から新千歳】
釧路湿原のどまんなか塘路に泊まって一番良かったことは、早朝の釧路湿原を堪能できることでした。始発前の静かな線路にはエゾシカが群れで朝ごはんを食べにやってきました。タンチョウの鳴き声が響きます。6時から2時間、念願のカヌーに乗りました。カヌーは今まで乗った乗り物のなかで一番静かな乗り物でした。自転車で走ることのできる道や展望台から見る湿原とは全然違いました。目の高さが変わると景色が一変します。エゾシカの他に、カワセミを間近で見ることができました。豆粒ほどの大きさですが、タンチョウが湖の対岸を悠々歩いているのを見ました。予想以上に背の高い鳥です。ガイドさん曰く、カヌーは静かな早朝が動物にも会いやすくて一番良いよ、ということです。

9時27分塘路発の汽車で新千歳へ。塘路駅ではユースでお喋りしたほかの旅人や、カヌーのガイドさんまで見送ってくれてとても嬉しく、ちょっと寂しかったです。

◎カナディアンカヌー ユースのお母さんが一人でもカヌーに乗せてくれるところを予約をしてくれました(ユースでもカヌーツアーをやっていますが、予約がとれませんでした)。
◎和商市場 釧路駅で1時間、乗り換え待ちの時間があったので勝手丼を食べにいきました。
 
 
 

*****

今回初めて、自転車旅行で「連泊」をしました。要らない荷物はぜんぶ宿に置いておいて、フロントバックと万が一のときの輪行袋だけ自転車に付けて走るのは、身軽でとても楽でした。使ったフロントバックは、コンクールマシンがきっかけで生まれた軽量バックでした。「軽量バック」だから、小ぶりで、お散歩程度の荷物しか入らないと思っていたのですが・・・
 
 
予想外の容量があります!!!
 
 


写真は2日目のコタン温泉に行くときのバック。宿に入要らない荷物は置いてフロントバックひとつでお風呂にいきます。レインウェア、飲み物、ツーリングマップル、貴重品、着替え、お風呂道具を入れた状態です。実際にツーリングのシーンで使ってみて、この予想以上の容量の秘訣は、エクステンション仕掛けの上蓋(コンクールでA4サイズ・重さ3キロ相当の荷物を運ぶ必要があり、そのためのバックをと考えて生まれたのがこのフロントバックの始まりです)の他に、生地とバックの形にもあると思いました。軽量化するため薄手の帆布生地を使用してることと、角が四角ではなく丸みのあるデザインになっていることで、荷物を詰めたときの無駄なスペースが出来にくいんだと思います。荷物をぎゅうっと詰めてもかっこ悪くないところも気に入りました。
 
 
後ろポケットのマチが大きくとってあって、ここも予想以上に物が入ります。片方に雨カバーに使っていたスーパーの袋(現地で急きょ調達しました・・・)、片側には替えチューブ+カメラのフィルム1本を入れていました。
650ABのレール1本を入れた様子。まだスペースがあります。生地が薄いので、ポケットを使わないときはマチを折りたたんでポケットを平らにしておくことができます。ここも気に入ったポイントです。
 
 
バックの肩紐は、貴重品を入れる小さなポシェット(旅人宿は相部屋なので貴重品が入るくらいの小さなポシェットがあると便利です)と兼用していました。輪行中はポシェットの肩紐をフロントバックに付け替えて使っていました。

 
 
装着方法は、バックサポーター+バックの底のゴムです。革ワッシャーが二つ付いているところを引っ張るとゴムが出てきます。そのゴムをフロントキャリアの背もたれにひっかけるだけのとってもシンプルな仕掛けです。

 
 
使わないときは折りたたんでこんなに控えめなサイズになるのに、いざとなったら何でも収納してくれる懐の大きなグランボアの新フロントバック。本当に助かりました。
使わないときはぺったんこ。この薄さには驚きです・・・!
 
 
 
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ひとりで行けるかなと半信半疑でしたが、行ってみると出発前の不安も忘れて朝から夜まで本当によく遊んでいました。何かあったらどうしよう、の「何か」が起こらずに、トラブルなく旅が出来たからなのですが。。帰りの電車でしんみりツーリングマップルを見ていると、釧路川の源流は屈斜路湖にあることが分かりました。今回は川をめぐる自転車旅行をしていたんですね。じつはもう次に行ってみたいところがモクモクと生まれています。自転車旅行中ずっと見えていたあるところが気になって仕方ありません。「何か」があっても大丈夫なようにしっかり準備をして、また気軽に身軽に自転車旅行に行きたいなぁと思います。

 
 
アイズバイシクルは自転車旅行をしたい人を応援します!ここに行ってみたいなぁ・・・という思いが募ってきたら、自転車にまつわる不安なことはなんでも気軽に相談してください。旅の計画のお話を聞くことほどワクワクすることはないのですから!

なっぱ

北海道に自転車を持っていくのは6回目でした。今までの自転車旅行のなかで、いつも輪行で通り過ぎていた場所がありました。そして汽車の窓から見える景色を眺めながら、ここで降りて、あそこにいってみたいなぁといつも思っていました。今回、お休みをいただくことになって最初に頭のなかにうかんだ景色がその風景でした。だから、行き先はすぐに決まりました。

目指すは釧路湿原です。そして道東に行くなら前回の自転車旅行中に訪れたクレヨンやさんにも再訪したいと思いました。
8月21日~26日の6日間の旅程で、どんなところに泊まって、どんなふうに走ったのか、何を持って行ったのかも記録しておきます。
 
 
 
■旅程と滞在先
「身軽に気軽に」自転車旅行をするために、キャンプはしないことにしました。
内陸の摩周あたりから、もしくは、東の端っこ根室のほうから、釧路湿原に向かって走っていこうとざっくり決めました。幸いどちらも道路の近くにJRが通っています。途中でトラブルがあって走れなくなっても駅まで行けばなんとかなる場所で、私にはぴったりだと思いました。スタート地点となる一日目の宿は、札幌に着いてからの気分と天気予報を見て決めました。お盆明けだったこともあり、何軒か宿のある町だったら当日予約でも大丈夫だろうと思っていました。1日目、汽車で新千歳から輪行すると道東に着くのは夜8時ごろになるので、駅のそばの民宿を予約しました。それ以降の宿は、当日のお昼ごろに検討をつけておきました。北海道には、ライダーハウスやとほ宿と呼ばれる相部屋の旅人宿があるので、今夜の宿がなくて困る心配はほとんどないと考えていました。実際、宿が取れなくて困ったという日はありませんでした。
最後の2日間だけは、釧路湿原で連泊すると決めていたので事前にユースホステルを予約しておきました。
滞在したかったところにはユースを含めて2軒しか宿がなかったのです。
 
 
■自転車と持ち物
自転車はグランボアのTypeER、650Bのランドナーピスタッシュ号です。タイヤは36Bリエールのスタンダード、チューブはレールでした。フロントバック+鞄が1個で大丈夫だと考えたので、親方にお願いしてピスタッシュにリアキャリアを付けてもらいました。

フロントバックはコンクールモデルの試作を使わせてもらいました。ツーリングマップル、ノート、貴重品、カメラのフィルム、食べ物と飲み物、工具類、レインウェア上着が入っています。途中で買ったお土産とか、あとで食べようと思って買ったパンや、下る前にさっと着たい長袖の上着などもフロントバックにどんどん入れるので、いつもフロントバックが膨らみます。でも、このフロントバックはとても使いやすくて気に入りました!詳しくはまた次に触れますね。
リアキャリアに積んである鞄の中身は、衣類とお風呂道具だけです。衣類は、着ているものを含めて3日分を用意しました。途中で洗濯しながら旅行します。鞄の上にくくりつけてあるのは前日の洗濯物です。お天気だったので、乾かなかった洗濯物は干しながら走りました。ズボンは、長ズボン+CCPさんのクロップドの2本です。寒い時用の防寒具として、ルイゾンボベの長袖も持って行きました。嵩張らないのでちょうど良かったです。基本的には半袖でちょうどよい気温でしたが、アブにまとわりつかれることもあるので長袖長ズボンがあって良かったと思うこともありました。
ライダーハウスに泊まるつもりだったので寝袋を持っていくかは少し悩みました。ライダーハウスは基本的には素泊・寝袋持参で1,000円程で泊まれる旅人宿です。ふとんを貸してくれるところもありますが、ふとんが無くても1日くらい大丈夫だと思い、持って行きませんでした。とほ宿は、相部屋の家族的な民宿という風情の宿が多くて、安心してふとんで眠ることができます。
 
 
■心配事
今までの自転車旅行と違うのは、ひとりで自転車旅行をするということでした。ひとりで自転車旅行をするにあたっての心配事がいくつかありました。一番の心配事は、飛行機輪行中に自転車が壊れることと、走っている最中のパンクでした。飛行機輪行で起こりやすい故障とは、なにかの衝撃でエンドが曲がって車輪がはまらなくなることだとはるみさんにお聞きしました。そしてパンク修理とチューブ交換です。今までパンクをほとんど経験せずに自転車に乗ってこられたので、パンク修理に自信がありませんでした。昔の記憶を紐解くと、チューブ交換のときにタイヤをリムにはめることができずにとても難儀したという嫌な記憶だけうっすらと残っています。それに、チューブ交換に失敗してバンッ!と大きな音をたててチューブが破裂するのを何度か耳にしているうちに、チューブ交換への苦手意識が蓄積されていきました。
親方にお願いして昼休みに輪行とチューブ交換、パンク修理を練習しました。一番懸念だったチューブ交換ですが、思っていたより簡単にタイヤをはめることができてびっくりしました。タイヤの着脱には少しコツがいるようです。これは、慣れた人の手のひらの使い方を横で見て真似をするのが一番早く上達できると思います。
リアキャリアを付けてもらったので、輪行はいつものロード320を使う縦型輪行(サドル&変速機が下)ではなくマルトを使って横型(サドル&ハンドルが下)で。電車に乗せるときと同じように輪行しますが、前後輪のエンド金具を付けることと、輪行袋に収納する前に干渉しているところはないかいつもより入念にチェックをしました。あとは、輪行中に袋の中でステーが暴れないように、ガード側のダルマのあたりを縦長のフレーム巻で固定するアイデアをチョコ君にもらいました。ペダルは、輪行ペダルではなくてスニーカーでも踏める一般的なフラットペダルです。片側が逆ネジになっているので焦っているとどちらにスパナを回せば外せるのか、わけがわからなくなります。店長から「ペダルははずすときのほうが電車の時間が気になって焦るでしょ。左ペダルも右ペダルも、チェーンステー側に回したらはずれると覚えるといいよ。」とアドバイスをもらいました。どっちが逆ネジだったっけ・・・と考えるより、よっぽど分かりやすいと思いました。
スタートの町に到着。自転車を組み立てて、どこも壊れていなかったと分かったときはホッとしました。
 
 
輪行は、人のやり方から自分に合うものを取り入れていくのが上達の一番の近道だと思います。もし、初めてのランドナーをオーダーしたものの、輪行やパンク修理に不安があって、行きたいところへ行くことが出来ないでいる方、ぜひアイズバイシクルに相談してください。オーダーのときだけでなく、納車のあとにも長くお付き合いさせていただきたいとスタッフを全員が思っているんですよ。

釧路湿原までの旅行編はまた次に!

なっぱ

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