アイズの独り言>

こんにちは、チョコです。今月の頭にパーマネントブルベSR600四国山脈に挑戦してきました。

今回挑戦したブルベはシューペル・ランドネ(Super Randonnes :SR600km)というカテゴリーのもので、2009年に新設された比較的新しいブルベです。僕が今まで参加してきたブルベ(BRM)のように主催者が設定したコースをコントロールポイントを周りながら制限時間内に完走を目指すのは変わらないのですが、SR600は出走日時を出走者が自由に決めることが出来ます。普通のブルベは同時出走する他のライダーがいますが、SR600では示し合わせて出走しない限り1人でゴールを目指すことになるのです。通常のブルべでは有人チェックポイントが設けられていることもありますがSR600では基本的に指定されたスポットとSR600のフレームバッジを付けた自転車を一緒に写真に収め、完走後に証拠として主催者に送付する形がとられています。冒頭のフレームバッジはそのためにあるのです。また、SR600最大の特徴は600㎞で獲得標高が10000m以上と定められている点でしょう。必然的にコースは獲得標高の大きくなる山岳地帯が多く含まれます。
日本では現在4つのSR600が開催されていて、今回僕が挑戦したのはその中で最も新しい2017年4月から開催されているオダックスジャパン岡山主催のSR600四国山脈。以前からSR600に挑戦することは考えていましたが、SR600四国山脈が設定される以前は関東地方発着のコースのみでアクセスの問題から挑戦を先送りにしていました。ところが、今年の春にSR600が四国に設定されることが発表され、アクセスの問題は解決。丁度3月に大歩危、祖谷渓周辺をツーリングして四国の山間部に興味が湧いているところだったので暑さの和らぐ秋に挑戦することを決めました。

コースマップを見て分かる通り、平地はほぼありません。石鎚山スカイライン、四国カルスト、京柱峠、剣山、別子山等普通のツーリングならどれか一つで主役になれるような登りのオンパレードです。加えてコース中に大きな都市は存在せず、鉄道もほとんど近くを通っていないので中断しても簡単に帰ることが出来ません。事前の入念な計画とライダーの走力、リスクマネジメントが要求されるのです。今回、僕はこのコースを平均速度12㎞/h、51時間で完走する計画を立てました。

 

 

 

 

スタート地点は愛媛県西条市のJR伊予西条駅。京都駅から新幹線と特急を乗り継いで3時間50分ほど。始発の電車に乗って輪行します。新大阪で新幹線に乗り換えると車窓に雨粒が流れ始めました。そう、この日の天気予報は全国的に雨。計画通りに51時間台でゴール出来たら上出来だろうとこの時は考えていました。

 

電車の遅延で伊予西条駅に10分遅れて到着。雨は降り続いています。スタート予定時刻まで約30分、自転車を組み立て各部をチェックしSR600中使用しない荷物は駅のコインロッカーに置いていきます。持参してきた粉末飲料を水で溶かし、駅舎内のコンビニで補給食を調達しているとあっという間にスタート時刻の10:00を迎えました。スタート時刻の証明となる伊予西条駅の入場切符を発券してスタートです。

 

スタートからしばらくは寒風山トンネルへの青いラインをトレースしながら南下していきます。向かう方向には雨雲に包まれた石鎚山。

 

コースは殆ど登りか下り。それに加えて今回はスタートから雨が降っているので余力を残した状態で走ることを第一に進みます。登りでスピードが出なくても気にしない。体力に余裕がある序盤は勢いよく進んで行きたいところですが、脚を残すためにぐっと抑えます。序盤に脚を使って峠1つ多少早く登ったところで全体の所要時間からすれば効果は微々たるもの。それよりも、序盤に脚を使って消耗し後半大きくペースダウンすれば完走にも影響を与えます。今回挑戦しているコースは自分にとって未知の領域。獲得標高は膨大で休めるポイントは少なく、大半が山の中。それに加えて三分の一は雨の中走ることが確定しています。自分の中で「力をセーブする」「食事はしっかり摂る」「寝れるときに眠る」この3点を柱に完走を目指します。

 

194号線を離れて旧道へ。旧道に入ると車は全く通らなくなり、自分一人の世界になります。ひたすら雨の中黙々とペダルを踏んで高度を上げていきます。晴れていたら景色が良いはずですがこの時は雲の中。

 

標高1600mを超え45㎞地点、PC1石鎚山系鳥瞰図に13:39到着。看板に書いてある石鎚山系は雲の中に隠れて何も見えません。

 

PC1から少し下ると石鎚山登山者の為のロッジがあるので少し遅めの昼食をとります。雨でお客さんは自分一人。椅子に座って食事が出来る貴重な機会なので雨具を脱いでカレーライスを注文。カレーライスを食べながら外を見ると強風で雨が横殴りに吹き付けています。このままロッジでのんびりしたいところですがウェアを温かいものに着替え、グローブをレイングローブに変えて雨の中に戻りました。

 

ロッジからしばらく下り基調が続き、舗装の綺麗な国道を走っている間に雨が止みました。
軍艦岩が目印の美川町からPC2美川峰に向けて登りに転じます。

 

美川峰への登りの序盤にレイングローブとレインパンツを脱ぎ、フロントバッグのカバーも外しました。これらは大雨の時は役に立つのですが小雨程度ならつけていない方が快適です。登りの途中で日没を迎え、標高が上がるにつれて再び風雨が強くなりました。登り序盤に雨具を脱いだばかりなのに再度自転車を止めてレインパンツを履き、この先の夜間走行に備えてヘルメットにヘッドライトを装着しました。

 

 

さて、美川峰の看板をキューシートとGPSを頼りに探しながら登っていくのですが、PC2の看板までもう少しというところで森が開け、風と雨が横殴りに吹き付けてきました。ライトは雨と雲に反射して白く光るばかりで視界は10m以下、最悪です。

 

112㎞地点PC2美川峰18:38
やっとの思いで美川峰の看板を発見して自転車と共に撮影。ここから少し登って下りに入るのですが雨と雲で視界はほぼゼロ。それに加えて道路には砂利や落ち葉、枝が散乱していて障害物競走状態です。落車しない事だけを考えてそろそろと下り続けました。

 

美川峰を下ると国道440を経由して四国カルストへ向かいます。時刻は20時を回り、気温は16℃。雨具フル装備でペダルを回していれば寒くない気温ですが、これから登る四国カルスト姫鶴平は標高1200m。このまま四国カルストに突撃すれば寒さと爆風、横殴りの雨が襲い掛かってくるのは容易に想像できました。進退を考えながら440号から四国カルスト方面へ分岐し、2㎞程登りました。路面は川のようになっていて砂利が多く視界も最悪です。ここで立ち止まり「撤退」と独り言をつぶやき、来た道を引き返して440号の地芳トンネルへ向かいました。

 

地芳トンネルの入り口で雨宿りをしながらこの先の計画を考えます。ここまでのペースは事前に計画していた時速12㎞を上回り、予定より少し早くチェックポイントを通過してきました。SR600の制限時間は60時間。このまま計画通り走れば9時間余裕がある計算になります。正確にはこのコースは615㎞あるので時速10㎞ではタイムアウトになってしまいますが、このままリスクを冒して四国カルストに突入するよりも雨をやり過ごしてから安全に走るのが得策と考え、トンネルで仮眠するか、10㎞程コースを外れて梼原の町で宿泊するか2択としました。エマージェンシーシートを持っているので仮眠も出来なくはなかったのですが12時間以上雨の中走り続けた当時の自分にその余裕はなく、殆ど迷わずに梼原にある民宿を調べて電話をかけました。この時、時刻は21時。こんな時間に宿泊を受け付けてくれる宿がそう簡単に見つかるはずもなく、3件ほど断られました。梼原にある宿泊施設は片手で数えられるほどなので、この際すべてに電話しようと思い、4件目にあたると宿泊OKの返事が。

 

地芳トンネルを出て30分ほど土砂降りの中を走って民宿に到着。
古民家でおばあさんが一人で切り盛りされている民宿でしたが、僕の姿を見て畳の部屋より使いやすいだろうと、別棟のログハウスに通して頂きました。ストーブをつけて濡れた衣服、バッグを乾かしその間に風呂に入り夕食を食べて就寝。宿に入ったことで気持ちが切れたのではないかと思われるかもしれませんが、この時完走への気持ちはまだ消えていませんでした。どうしても完走したかったのです。

 

 

 

 

 

翌朝は6時過ぎに起床。早めに出発したいところでしたが宿のおばあちゃんと会話を楽しみながら朝食をとり、記念撮影をしていたら出発はタイムリミットの8:00になってしまいました。宿からコースまで10㎞上り基調の道を戻る必要があるのでここからはのんびりしていられません。遅れを取り戻そうとする自分を後押ししてくれるかのように天気は快晴です。

 

 

コース復帰後も無理のないペースで四国カルストに向けて標高を稼ぎます。地芳峠を経由して143㎞地点姫鶴平に10:06到着。時間の余裕がありません。

 

天狗高原に向けて登っているうちにガスは晴れて四国カルストの景色を楽しめました。

 

天狗高原から豪快なダウンヒル。実はこの道、学生の頃に合宿で大きな荷物を積んで登ってきた道です。当時を思い出しながらPC4長沢の滝を目指します。

 

下り終えると長沢の滝に続く林道が通行止め。事前にSNSなどでSR600四国山脈に関する情報を調べていた時は通行止めの情報はなかったので驚きました。「昨晩の雨で土砂崩れが起きたのだろうか。それとも以前から通行止めで車は無理でも自転車は通れるのではないだろうか。」詳細を知るために、看板の問い合わせ先に電話を掛けようにもここは圏外。通りがかりの地元の方に話を聞くも詳細は分からずこのまま進むか迷いました。コースを戻って別の道で迂回すれば439号に合流可能で、長沢の滝にも439号側から行ける可能性があったので、とりあえず来た道を戻り、う回路で439号へ下りました。

 

439号に合流したところで電波が入ったので町役場に問合せ。話を聞くと8月の台風で土砂崩れが発生してそれ以来通れないのだとか。長沢の滝に続く林道入り口から439号までかなりの標高差を下ってきたので来た道を登り返すのはあり得ない…
それでも長沢の滝を写真に収めるべく、コースを逆走する形で439号側から長沢の滝まで登りました。162㎞地点PC4長沢の滝12:02到着。

 

 

これでとりあえず認定に必要な写真は撮れたのですが、本来のルートを迂回した上にかなりの時間を使ってしまいただでさえギリギリだった60時間以内の完走は非現実的に。60時間を超えても1日75㎞以上走ってコースを完走すればツーリストとして認定を受けることが出来るのですが、ブルベ後も予定があるのでこの先もコース通りに走るのは時間的に厳しい。それに今回のチャレンジはあくまでもSR600をランドヌール部門で完走することが目的です。通行止め区間を迂回し、コースのトレースも出来ず、ランドヌール部門時間内完走が不可能な状況で走り続けるのは無駄であると自分の中で結論し、長沢の滝でSR600四国山脈のDNFを決めました。

実を言えば9月以降もこのコースを完走した人がいることは把握していたので「強引に通ってしまってもよかったかな。」と少し後悔。表記が「全面通行止め」ではなく「通行止め」だったのと数日前に完走した先人が存在することから京都に戻ってからも「あの時土砂崩れの現場まで行ってみればよかった」と時折思いました。
それに初日の夜、梼原に下らず地芳トンネルで仮眠して雨雲をやり過ごし、夜間も走り続けて林道の通行止め区間も突破してしまえば時間内に完走できた可能性はありました。しかし、暗闇で暴風雨の中、四国カルストを単独で走るには大きなリスクが伴うので現在の自分の実力を顧みれば妥当な判断だったと思います。

でも完走したかったな…
 

 

 

さて、DNFしてもここは四国の山の中。数キロ走れば鉄道があるような生易しい場所ではありません。西条に帰るにはペダルを踏み続けなければならないのです。それに当初のゴール予定日時まで余裕があります。コースをショートカットして普通にツーリングすれば自力で西条に帰るのは容易いのでここから先は気持ちを切り替えてのんびり四国山脈ツーリングとして楽しむことにしました。
この先のルートは439を東進して土佐町で一泊、3日目に山を越えて北上し、西条へ戻ることに決定。

 

仁淀川が美しい仁淀川町では200㎞ぶりにコンビニに入りました。限られた食糧でやりくりしながら山の中を走り続けているとコンビニの店内に入っただけで一種の感動を覚えます。このあと439号を東に進んで土佐町早明浦で宿に入りました。ブルべはDNFしたので夜間も走り続ける理由はありません。

 

 

 

3日目は土佐町から大川村経由で新居浜市へ。大川村の集落を抜けると車通り皆無の山道を登ります。

太田尾越という峠を越えて新居浜市別子地区に入ります。快晴で新居浜の市街地に下ると汗ばむくらいの気温でしたが、峠を吹き抜ける風が肌寒かったです。1000m越の山間部を夜通し走るには10月中旬くらいが限度なのかもしれません。

別子銅山の近くを通って標高1000m超から新居浜へ一気に下ります。

下りの途中にあるマイントピア別子で昼食。道の駅は別子銅山観光の拠点を兼ねていて銅山の歴史を感じることが出来て面白かったですよ。

 

 

望んだ結果にはなりませんでしたが2日ぶりに伊予西条駅に帰ってきました。総走行距離は約400㎞、本来の三分の二ほどしか走っていませんがこのコースの過酷さは嫌というほど理解できました。今年はブルべの出走が少なく、貴重な機会だったのでなんとしても完走したかったのですが天候と通行止めに阻まれました。とはいえコースは四国の山々を堪能できる素晴らしいものだったのでまた来年再チャレンジしたいと思います。

まえの

こんにちは、スタッフのチョコです。

1月28日に開催されたブルベ、BRM128枚方300㎞に参加、完走しました。

 

今回のコース↓

枚方大橋-茨木‐川西‐宝塚-有馬温泉-明石~フェリー乗船~淡路島一周~フェリー乗船~明石-往路とほぼ同じコース-枚方

 

ブルベ中、2度フェリーに乗船する必要があるので、船の時間を考えながら走る必要があります。
ちなみに、淡路島へ行くのは学生時代にツーリングして以来約4年ぶり。4年前は友人と京都から明石まで自走、2日目に淡路島一周をして輪行で帰りました。琵琶湖と比べて、淡路島は距離が短いのにキツい印象です。さて、今回のブルベはどうなることやら…

 

 

2時半に起床し、朝ごはんを済ませて自走で枚方大橋へ向かいます。自宅から枚方大橋までは約30㎞。道中偶然出会ったブルベ参加者の方に道案内をしてもらって、スタート地点まで面白いルートで向かうことが出来ました。

受付で自分のブルベカードを貰い、ブリーフィングに参加します。
ブリーフィングでは、フェリーに積み込める自転車の台数には制限があり、もしもあぶれた場合には次の便を待つ必要があること。船の時間次第でPC2でタイムアウトの可能性が高いことが、ポイントでした。船に乗り遅れてタイムアウトは避けたいところです。

 

 

車検を済ませて5時スタート。

スタートまで約30分じっとしていたので、身体が冷え切っています。

枚方から宝塚まで市街地を通るので信号ストップが多く、他の参加者と共に進んでいきます。
宝塚歌劇団で有名な歌劇場前を通過したのは午前6時半。歌劇場のゲート前には毛布にくるまった人が数人。気温0度近い早朝から並んでいる人がいるんですね…脱帽!

 

 

 

宝塚を抜けると、有馬街道の登坂が始まります。ここまで一緒に走っていた人達と別れ、一人淡々と登っていきます。なかなか勾配がきつく、テンポ良くというよりは、ギリギリとペダルを踏んで標高を上げていきます。有馬温泉手前で一旦下り、再び登り返すのですが、路面が凍りかけていてコーナーでタイヤが滑る感覚があり冷や汗。日陰や橋の上は、慎重に下るようにしました。
まだ人の少ない有馬温泉を通り過ぎ、明石の港まで下り基調。途中、PC(チェックポイント)のコンビニでおにぎりとあんぱんを購入、フロントバッグに放り込んで少しでも早い便に乗るために先を急ぎます。ですが、明石の市街地が近くなると、信号が増えなかなか前へ進めません。GPSに表示される数字がなかなか減らない…

 

 

 

フェリー乗り場に到着したのは8時45分。9時発フェリーの出航が近いので急いで乗船券を買います。明石と淡路島の岩屋港を結ぶジェノバラインは、自転車料金220円で輪行することなく自転車を運んでくれます。

 

 

行きの船では、自転車は壁にもたれさせてロープで固定でした。よほど波が高くない限り、自転車の心配をする必要はなさそうです。

フェリーだけでなく、淡路島を走っている間、潮風を浴び続けるので帰宅後の洗車は必須ですね!

 

 

そして、明石海峡大橋をくぐります。
乗船時間は15分ほどですが、暖かい船内でゆっくり休めました。最初のチェックポイントで買ったおにぎりはここで食べます。

 

 

岩屋港に到着!

明石から岩屋までたった15分の船旅ですが、船で上陸するとずいぶん遠くへ来た気がします。

 

さぁ、ここから淡路島を時計回りに一周します。岩屋からPC2までは追い風基調、快走です。

 

 

 


淡路島では、写真のようなサイクルラックがコンビニ、カフェ、道の駅など多くの場所で設置されていました。

この日は昼間の気温が高く、平坦を走っていると汗ばんできます。ここで冬用のグローブを外し、素手で走りました。

 

淡路島北部は写真のような平坦な道が多く、風向きさえよければ非常に走りやすいです。交通量も多くありません。海沿いの道はところどころ舗装が荒いですが、650×36Bタイヤのおかげで苦になりません。

 

ところが、

淡路島南部は一転、それまでの平坦基調が嘘のような登りが出現します。具体的には、立川水仙郷付近のアップダウンが勾配が急、脚に堪えます…
アワイチの道中なら楽しめそうな登りですが、今日は300kmブルベ。なるべく脚を使いたくないので、歩くようなスピードで登っていきます。

 

それに、

淡路島ではサイクリスト向けに、上り坂の残り距離と平均勾配を主要な坂ごとに看板で教えてくれます。看板で教えてくれてもしんどいのは変わりません…

 

これも淡路島南部で通った坂です。距離はかなり短いのですが、急勾配。無理せず、軽いギアに入れてゆっくり登っていきます。最低ギア比1が活きました。

 

 

そんな感じで坂をやり過ごしていくとPC3、鳴門海峡大橋にある道の駅渦潮に到着です。


渦潮は……

残念、見えませんでした!
道の駅ではレシート取得のために、淡路島ミルクキャラメルを買いました。家に帰ってから食べましたが、美味しかったですよ!

次のPCは淡路島島内ではなく、船で明石に戻った先にあります。PC3道の駅渦潮を出発後は、休み無しで岩屋港まで戻るつもりでした。淡路島西部は多少の起伏と平坦基調。風向きも悪くなかったので淡々と北上します。
ところが、

順調に岩屋港まで走って、16時発のフェリーに乗れたらよかったのですが問題発生。PC2でグローブを外して100km近く素手で走ってきたのですが、PC3以降気温は下がり気味。そんな中グローブ着用を渋っていたので指先の感覚がなくなってきてしまったのです。

 

 

疲労も感じていたので急遽コンビニにピットイン。

船の中で食べるおにぎりとその場でチャージするプリンを買いました。プリンを食べ、グローブもはめて再出発。力はみなぎり指先も感覚が戻って、目指すは16時発明石行きフェリー!

 

 

 

 

ん~… 残念!

岩屋港到着直前に、16時発明石行きのフェリーは出発してしまいました。
次の便は16時40分。ここで大きくタイムロスが生まれました。普通のツーリングだったら港の周りを散策するのですが、この時はそんな余裕も無く、フェリーターミナルの暖かい室内で椅子に座って休んでいました。

 

明石行きのフェリーは、行きで乗った船よりも大型で、自転車用のラックが備付けられていました。このタイプの船はバイクも載せることが出来るようです。

 

明石から枚方までは、行きとほぼ同じ道を走ります。有馬街道は交通量が多く、何度か信号渋滞に巻き込まれて大変でした。焦っても仕方が無いので安全第一で走ります。特に宝塚から茨木までの国道は、信号と交通量の多さにくたびれました。

 

 

そして、

予想していたよりも少し遅い、21時50分、枚方にゴールしました!

累計タイムは16時間50分、16時発のフェリーに乗れていたら、15時間台もいけたかもしれません。そんなことを言い出したらきりが無いですが…

 

ひとまず、2017年最初のブルベを完走できてよかったです。

 

【反省点】

この時期は寒さ対策が非常に重要だと思います。手袋を外したまま冷風の中、100kmを走ったのは失敗でした。寒暖差に備えて、薄手のグローブも持っていくべきでした。フロントバッグにはまだまだ余裕があったのに…!

 

 

【次】
2月、3月はブルベの予定無し、4月中旬以降のブルベに参加していくつもりです。出走するのは近畿地区のブルベが中心になると思いますが、秋に徳島で行われる1000kmか、自分で出走日時を自由に選べるパーマネントブルベ、SR600日本アルプスに挑戦したいです。

まえの

2016.11.22

BRM1008大津600km

こんにちは、スタッフの前野です。

少し前の話ですが10月8~9日に開催された大津~新潟を走る600㎞ブルベに参加してきました。

前回のブルベは単独での参加でしたが、今回は初600㎞の友人(以後友人Sと呼ばせていただきます)も一緒です。彼とは大学時代同じサイクリングクラブに所属し、九州一周、四国一周を共にした仲です。今年からブルベに参加し、グランボアのランドナーで200、300㎞のブルベを完走しています。

コースは大津を出発して琵琶湖の湖岸を北上し、関ヶ原を抜けて岐阜から高山へ。高山から野麦峠で松本へ抜け、妙高高原を越えて上越へ。上越から先は日本海を左手に新潟まで走ります。このコースを40時間以内に走り切るのです。前半約300㎞は上り基調で、野麦峠を越えてしまえば峠はあるものの下り基調。後半約150㎞は海沿いの平坦路です。獲得標高は4800m、野麦峠を越えてしまえば完走が明るいコースプロフィールなので、2人揃って完走できると考えていました。

 

 

大津駅をスタートするのは午前6時、眠い目をこすりながら4時過ぎに自宅を出発して大津駅へ向かいます。
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まだ暗い大津駅前には既に多くの参加者が。天気予報は曇りのち雨。天気予報を見て友人Sはなんだか弱気です。「自分は松本まで行ければ十分だ」とまで言っています。「どうにかして友人のやる気を引き出さねば!」と思いますが僕自身も、深夜に超える予定の野麦峠の気温、天候が心配でした。とりあえず友人Sが行けるところまでは一緒に走って、もし何かあったらその時決めることにして肌寒い大津駅をスタートしました。

 

 

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【装備紹介】

フロントバッグの中にはゴール後に着る衣類、レインジャケット、防寒用のウールインナー、手袋、シューズカバー、予備チューブ2本、モバイルバッテリーなどが入っています。8月の北海道600㎞に比べると防寒具、輪行時の着替えなど荷物が多いです。携行するボトルは一本にして、空いたケージにはレインパンツを入れています。雨予報だったので、普段は使わないクロスカントリー用のチェーンルブを使用しています。

8月の600kmでは上下ルイゾンボべを着て走りました。今回の600kmは寒暖差が激しい10月開催のため、ウェアも異なっています。まず上はルイゾンボベの半袖ジャージゾーリンゲンとメッシュのアンダーウェア、アームカバーを基本とし、夜間に気温が低下した場合はメリノウールのアンダーウェアを着用します。ルイゾンボベのジャージはメリノウールが含まれているので、化繊のみのジャージに比べて快適に着用できる気温帯が広いです。下半身は荷物削減のため、1枚のビブブショーツで乗り切れるよう、裏地フリースの七分丈ビブショーツを着用しました。夜間、想定よりも気温が下がったらレインパンツを履きます。

ブルベは昼夜、天候を問わず走行するのでウェア選択はとても重要です。特に気温が低くなる秋~春の峠では遭難に繋がりかねないので自転車選び以上にウェアの選択が成否を決めます。

 

 

 

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スタートしてしばらくの間は幹線道路を走行するので黙々と走ります。友人Sも調子が良さそうで、30km/h前半を維持しながら距離を稼いでいきます。関市を抜けるまでの約140㎞は交通量が非常に多く、とても気を使う区間でした。

 

 

関を抜けると山間を縫うようにして下呂方面へ向かいます。

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ダム沿いを他の参加者と共に走ります。写真では確認出来ませんが、ダム対岸の斜面には民家が点在しています。普段走っている京都北山の景色とは異なる雰囲気で、旅情を感じます。

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こちらは約190㎞地点の岩屋ダム。ダムの壁が岩で敷き詰められています。ロックフィル式ダムというもので粘土質のコア、砂や砂利で構成されるフィルター材、そして外側の岩から成るロック材の3層で構成されているそうです。なかなか見ることがないタイプのダムだったので友人と写真を撮りながら休憩します。ダムカードをもらってこなかったのが少し悔やまれます。

ここまで雨の勢いは弱く、レインウェア無しで進んできましたが、雨脚が強まりレインジャケットを羽織ります。この時点で午後3時、この先さらに雨が強くなる予報です。景色を眺めている僕の横で友人はリタイア後のことを考え、天気予報や帰りの電車を調べ始めました。

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岩屋ダムの上から馬瀬川を臨む。

なかなか足を運ばない場所に来られるのも、ブルベをやっていて楽しいと思うポイントです。普段はダムを目当てにツーリングコースを組むことがありません。こんな景色を見ると、淡々と通り過ぎるのが惜しくて脚を止めてしまいます。

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岩屋ダムを後にして交通量の少ない山道を進みます。走りながら今後の進退について話し合い、体調不良と天候悪化で友人SのDNF(Did Not Finish)が濃厚になりました。この時、僕は友人Sと別れて走り続けるか否か決めかねていました。

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道の駅馬瀬美輝の里で足湯につかります。岩屋ダム以降、友人Sは体調不良で走りに覇気がありません。この先、別れて一人で進みことも考えましたが、折角予定を合わせて走っています。今回はブルベの完走にこだわらず、楽しく走ることを優先して自分もDNFすることにしました。

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DNFを決めて鉄道や宿がある町に着くまでは自分の脚で進みます。ブルベではリタイアした人を回収するためのサポートカーは用意されていないので、リタイア後も自己完結しなければなりません。

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下呂の市街地に到着し、DNFの連絡を主催者に入れて急いで宿探しです。時刻は16時過ぎ、3連休初日ということもあって、空室を見つけるのに難儀しました。
10軒近く電話して部屋を確保。布団と風呂で英気を養い、明日以降の行程を計画します。下の地図は1日目の走行ログです。

 

友人Sも宿に入って体調が回復したようで、2日目は下呂から高山へ抜けて天生峠を越え白川郷へ。白川郷で茅葺集落を観光し、五箇荘から砺波、金沢まで走ることに決めました。金沢で輪行してその日のうちに京都に帰る計画です。


 

 
2日目は飛騨までブルベとほぼ同じ道を走って高山へ抜けます。途中に野麦峠への分岐がありました。もしDNFしていなかったら深夜に大雨の中、同じ場所を通過していたかもしれません。写真はトンネルを迂回して走った旧道です。交通量ゼロ、川沿いの静かな道を満喫しました。ブルベ中と比べて頻繁に立ち止まって写真を撮り、走るペースもスローになりました。友人と他愛もない話をしながら景色を満喫し、のんびりペダルを回していい気分です。まだ午前中で、時間に余裕があって気楽でした。のんびりサイクリングが後半に響くとは思いもせず…

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2日目のメイン、天生峠です。飛騨から合掌造りで有名な白川郷へ抜ける標高1289mの峠で、国道360号線上に位置しています。登りの飛騨側は細かいヘアピンが多く、路面は比較的きれいです。下りの白川郷側は落石、落ち葉が路面を荒らし、全体的に頭上は樹木で覆われており薄暗い道でした。

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序盤は九十九の急こう配が続きます。

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標高を稼いでいくと勾配は緩やかになり峠に近づいていきます。紅葉シーズンに行ったら絶景が期待できます。峠には天生湿原と籾糠山への登山口が設けられ、車とバイクの往来も少なくありません。

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峠に到着して少し休憩した後、ウインドブレーカー代わりにレインジャケットを羽織って白川郷へ下っていきます。この白川郷側の下りが落石と大量の落ち葉、枯れ枝でスリリングなダウンヒルになりました。

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天生峠を下ると白川郷の入り口に合流します。実は以前もブルベで白川郷に来たことがあったのですが、その時は深夜に通過しただけ。暗闇の中、茅葺集落のシルエットがぼんやりと見えただけだったので、今回初めて白川郷を見学することが出来ました。ここで昼食をとります。

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午前中のまったりサイクリング、天生峠と白川郷見学で時間が押してきました。白川郷を出た後は前日のブルベと同じか、さらに速いペースで先を急ぎます。何せこの日のうちに京都へ帰ると決めたので、終電金沢駅発20:30に間に合わせなければなりません。実は2日目の走行距離は天生峠を含んだ約180㎞、午前中にまったりサイクリングをしていられるほど短い距離ではなかったのです。

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僕たちが先を急いでも登り坂が平らになってはくれません。「昨日のブルベよりもしんどいな~」と嘆きながら坂を上っていきます。

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南砺に到着したあたりで日没を迎え、2時間ほどナイトランをして金沢駅に到着しました。初日は日没前にDNFを決めて宿に入ったので、ナイトランをした2日目の方がブルベの雰囲気があったかもしれません。

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金沢駅に到着したのは19時過ぎ。急いで輪行すれば終電より1時間早い電車に乗れそうだったので10分ほどで輪行、急いで特急に乗り込みました。京都まで約2時間、友人と乾杯して今回のブルベの反省と思い出を語り、帰路に着いたのでした。

 

今回はDNFに終わりましたが、楽しくツーリング出来たので結果オーライ。完走にこだわる事も大事だと思いますが、楽しく走って無事に帰ってくるのが一番です。

今年はエントリーしたブルベが少なく、スーパーランドナー獲得を逃しました。来年は出走回数を増やして、スーパーランドナー獲得+1000kmブルベに挑戦しようと思います。

まえの

こんにちは、スタッフの前野です。

8月の最初の週末、お休みをいただいて北海道で開催された600㎞ブルベに参加してきました。

 

まず、ブルベについてご存じでない方が多いと思いますので簡単な説明を。

ブルベとはフランス語で【認定】を意味する言葉で、主催者により定められたコースを規定時間内に走る長距離サイクリングです。ヒルクライムレースのように交通規制が行われる事はなく、参加者は交通ルールに従い一般道を走行します。ブルベのコース上に標識やコース案内は無いので参加者は主催者より配布されたキューシートという案内図を参考に進みます。途中に設けられたPC(チェックポイント)で通過時間をブルベカードに記録し、ゴールで主催者に提出することで完走の認定が貰える仕組みです。

順位やタイムによる表彰は無く、完走した者全員が等しく称えられます。走る距離は最も短いもので200km、ちょうど琵琶湖一周くらいの距離です。200km、300km、400km、600kmのブルベを同一年内に完走するとシューペル・ランドヌールという認定が得られます。ブルベがフランス語由来の言葉というだけに、認定を出している組織の本部もフランスにあります。

また、ブルベは営利目的で開催することが禁じられているので主催団体はボランティアにより成り立っています。よって参加費用も非常にリーズナブルです。今回の600kmは仮眠所、補給食が充実しており、本レポートでも使用させていただいているようにスタッフの方による写真撮影までありました。600kmブルベともなると制限時間は40時間。スタッフの方無しには成り立ちません。

 

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マップケースの中にある表のようなものがキューシートです。

 

 

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今回参加したブルベはオダックスジャパン北海道主催、北海道滝川市発着で、日本海側から最北端宗谷岬を目指し、オホーツク海沿岸を少しだけ走って内陸部を南進し、滝川市に帰ってくる全長605㎞、制限時間40時間のコースです。獲得標高は2000m、最も高い峠でも標高270mほどで、大半が平地となっているため天候と風向きさえよければ非常に走りやすいコースといえます。コースの半分以上は去年の夏に行った北海道一周ツーリングと被っているので自分にとっては少し馴染のある土地でもあるのです。

 

 

朝8時スタートなのでブリーフィングの時間を考慮し、早めに宿を出て滝川のスタート地点で受け付けを済ませます。早めに行ったつもりでしたがすでに大勢の参加者が。なんでもこの日の参加者は100名を超えていたようで反射ベストを着たサイクリストが多いわけです。

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スタート30分前にブリーフィングがあります。ここでは主に直近のコース情報が通知されます。今回は稚内市内で夏祭りが開催されるのが直前になって判明したそうで17時以降に稚内市内を通過するときは迂回の必要があるようです。

 

 

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車検の列。

参加者のヘルメット後部には赤色灯、そしてブルベ参加者のアイコンともいえる反射ベストを着用しています。ブルベ特有のルールとして反射ベストの着用、フロントライト2灯以上装備、ヘルメットへのテールライト装着などがあります。

 

 

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スタート地点では7月にアイズに来店してくださったA様とも再開することが出来ました!

 

 

 

今回は人数が多いのでウェーブスタートになります。

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撮影:オダックスジャパン北海道

僕は10分遅れの第二ウェーブ、8:10スタートです。第一ウェーブの走者を見送ってからの出発です。スタートから留萌までの区間は小さな丘越えです。途中、日本一のひまわり畑で有名な北竜町も通過しました。僕はブルベの前日にひまわり畑を観光しましたが、コースを外れてひまわり畑の方向に向かう人もチラホラ。コースに復帰さえすれば観光したりグルメを楽しむことが出来るのもブルベのいいところです。

 

 

 

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撮影:オダックスジャパン北海道

留萌から先は海岸線を北上していきます。この日は快晴、そして追い風で気持ちよくペダルが回り思わず叫びたくなるほど爽快でした。基本的に一人で走りますが、ペースが合う人とはお互いに前を牽いたり後ろに着かせてもらうこともあります。

 

 

 

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天塩から先はサロベツ原野を走ります。この区間は電線もなく、ただひたすらまっすぐな道が続きます。空は広く、左手に利尻富士が見えるこの区間は今回の目玉と言って間違いありません。ただ、風向きが徐々に変わってきて横風から向かい風基調に。稚内へ近づく毎に向かい風が強くなるのは昨年の北海道ツーリングで経験済みだったので想定内ではあるものの苦しい区間でした。

 

 

 

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稚内市街手前のチェックポイントで補給を行い宗谷岬へ向かいます。予定では宗谷岬到着は日没後だったので思わぬサプライズ。モニュメントの前で記念撮影をして近くのお土産屋さんに駆け込みます。最北端到達証明書、ピンバッジ、最北どら焼きを購入しました。

 

 

 

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記念に持って帰るつもりでしたが夜間走行中に補給食として胃の中へ。ここまでゼリー飲料とおにぎりで走ってきたので最北どらやきは格別でした。

 

 

 

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日没を迎えた宗谷丘陵。日没を境に体感気温はどんどん下がっていきます。

宗谷岬を過ぎて猿払付近から夜間走行に入ります。海岸線から離れ、森の中を走行中にキツネが目の前に飛び出してきて危うくぶつかるところでした。夜間走行中の野生動物との遭遇はブルベではつきもので本州では鹿、タヌキ、猿と出くわすことが多いです。北海道はヒグマが生息しているので茂みから物音がすると気が気ではありませんでした。

 

 

 

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365km地点。中頓別のチェックポイントには大量の補給食と仮眠スペースが準備されていました。

僕が到着したのは23時頃、まだ眠くなかったので補給だけ行い、身体が冷える前に出発しました。ここから先、日が昇るまでの間は気温が低く、レインジャケットを着用してどうにか凌ぎました。また、内陸に進むにつれて霧が濃くなり、視界不良の場所も多かったです。

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日が昇るまでの間は我慢の時間帯。深夜2時から5時頃がひどい眠気と消化器系の不調により苦しい時間帯となりました。消化器系不調の原因は補給に油分の多い生クリームを含んだロールケーキを摂ったこととコーヒーの飲み過ぎです。基本的にブルベ中は油分が多いものは控えて梅干しのおにぎりかゼリー飲料を摂取していますがこの時は眠気と疲労から甘い物の誘惑に負けてロールケーキに手を出してしまいました。

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日が昇り、周りの風景に色が戻ってきます。太陽の光を浴びると自然と調子が上がり、落ちていたペースも回復しました。

 

 

 

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500kmを超えたあたりから地元北海道の方と共に走りました。多くの参加者は365km地点の仮眠所で寝てからゴールを目指しており、夜間は人と話すことがなかったので一緒に走る人がいるだけで元気になります。

 

最後のチェックポイントで一緒に走っていた人と別れ、向かい風の中ゴール地点、道の駅滝川を目指します。深川の市街地から信号が増え、ストップアンドゴーの連続でもどかしさを感じながらもペダルを回し続けます。

そして、

 

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8月7日午前9時59分、無事にゴールしました。タイムは25時間49分。当初は30時間を目標にしていたので上出来です。

ゴールした後は仮眠スペースで3時間ほど寝てしまいました。

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ランドナーでブルベに参加していると驚かれることが多いのですが積載している荷物の量は参加者全体を見ても決して多いほうでは無いです。多くの参加者は一般的なロードバイクにアタッチメント式のフロントバッグ、大型のサドルバッグに簡易マッドガードを装備していわばランドナー化したロードバイクでブルベを走っています。

ランドナーの場合、フロントバッグ装着を前提に設計されているため、そうで無い車種と比較して、バッグ装着時の挙動が安定しています。また、650×36Bタイヤが生み出す安定感とやさしい乗り心地は体力の消耗を抑え、リム打ちパンクのリスクを低減してくれます。グランボアの軽量チューブL’aileとエキストラレジェタイヤの組み合わせによって登坂も非常に楽で、ブルベペースであれば一般的なロードバイクと遜色無く登りをこなせます。軽量ホイールを装備したロードバイクと比較して純粋な登坂能力で劣ることは事実ですが、長距離を走行する場合に求められるのは登坂能力だけではありません。超長距離を走行する場合、ライダーの体力を温存できるランドナーの方がメリットを多く享受出来るのではないかと思います。

 

 

【おまけ】

今回のBRM806北海道600km宗谷岬には飛行機を使って北海道まで行きました。新千歳空港に到着したのがブルベ2日前の17時頃。千歳市内で夕食を済ませてスタート地点の滝川まで夜通し自走で向かいました。滝川に到着したのがブルベ前日の朝6時頃、宿のチェックインまで時間がたくさんあるので滝川から近い北竜町のひまわり畑を目的地にサイクリングしました。結局、600kmブルベ直前に約230kmを走行、真っ赤に日焼けしてスタート前に北海道を満喫した気になっていました。

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北竜町ひまわりの里は日本一のひまわり畑だそうです。遠くから見ると丘一面が黄色に染まっています。

まえの

連日、京都でも暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
アイズの店内では今年、開店当初より使用していた店舗内のクーラー(ほぼ30年物!)をようやく新しくできたので実はとても快適です。
でも、明るい天窓を有する二階はと言うと、相変わらず汗だくで通販業務に勤しんでいます。。。
従事しているスタッフは主に専務となっぱ。暑い中、どんな格好で仕事しているかはアイズのトップシークレットですけどね!

それでも暑い夏も盛りが過ぎれば、もう、そこには秋が控えています。
元気に楽しく乗り切られますように。

 

さて、今日は「ER輪行ってどんなの??」と思っていらっしゃるあなたへ。百聞は一見にしかず。大介店長が実演してくれましたよ。駅に着いて改札を抜けるまで概ね6分。舞台はアイズバイシクル最寄の御室駅です。なっちゃんに固定カメラで撮影してもらい、編集はタイトルのみ入れるにとどめてもらいました。細かな手順の解説はありませんのでぜひ、グランボアのカタログを片手にご覧いただければと思います。

同じERモデルでも皆やり方は少しづつ違っていたりします。

いずれスタッフみんなのビデオができるかも!? 決して「正解」はありませんので参考にしていただければ嬉しいです。

 

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さて、ただ今夏休み中のチョコ君は北海道で600kmブルベに挑戦していました。先ほど無事ゴールしたとの連絡がありましたよ。なんと、目標タイムを大幅に短縮してのゴールです。コツコツ頑張ってるから年々速くなってるねぇ。それにしても疲労と達成感の混ざった良い顔しています。

 

 

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昨日の8:10スタート、本日9:59にゴールしました。タイムは25時間49分です!明け方に眠気と寒さで失速しなければ24時間以内も狙えそうなペースで走れました。

応援ありがとうございました。 前野太志

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つちやはるみ

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