アイズの独り言>

こんにちは、前野です。

今日のブログは今年の1月に書いて公開するタイミングを逃してしまった記事になります。

1ヶ月前、コンセントレーションおにゅう峠2022の早朝に見たおにゅう峠の雲海は素晴らしかったのですが、誰もが自転車で手軽に行ける場所とは言い難いですよね。
今回紹介する雲海スポットは輪行で向かいやすく、長距離を走らなくても楽しめる場所になります。(坂は登ります。ご容赦ください…)

 

 

 

 

 


 

 

先日更新した「ランドナーで峠へ」で紹介した”かめおか霧のテラス”へ京都市内から輪行で行ってみました。実は亀岡方面を走ることはありますが輪行で行くのは初めてのことです。

まず、輪行ではなく自走して京都市内から亀岡方面へ向かうルートは大まかに2通りあります。
最短ルートは国道9号線で老ノ坂峠越え。
時間があれば交通量が少なく景色のいい六丁峠、保津峡と神明峠を経由して少し遠回りするコースです。

ただ、どちらも峠越えをしなければならないので、走り慣れていない方に気軽にお勧めできないのが難点です。老ノ坂峠は国道で交通量が多く、トレーニング目的ならまだしもツーリングで走って楽しい道ではありません。走り慣れていても老ノ坂峠を越えるのは気が乗りません…
保津峡経由は楽しいコースです。しかし雲海を目当てになるべく早くたどり着きたい場合、万人にお勧めできるルートとは言い難いです。

 

そんな近いようで遠く感じる亀岡へ輪行で行ってみるのはどうでしょうか?
アイズバイシクル最寄りのJR花園駅から約15分、240円で亀岡駅まで行くことが出来ます。

そしてこの日は霧テラスの定点カメラに雲海が写っていたので、いつものコースを走る予定から亀岡輪行サイクリングに切り替えたのでした。

 

 

アイズバイシクル最寄りのJR花園駅から輪行

午前8時半、まずは輪行してホームへ。霧が濃ければこの時間から向かっても雲海を見れるはずです。

去年は輪行をしなかったので、輪行袋を担いで電車に乗り込むというだけでワクワクします。たった15分の乗車時間ですがどこか遠くへ出かけるような気分です。

 

車窓から

トンネルを抜けた先の亀岡は霧が晴れかけています。保津峡駅に全く霧が無かったので雲海日和でないことは薄々感じていたのですが、このままだと何となく輪行して亀岡に来ただけで終わってしまいます。急がねば。

写真左側の亀岡スタジアム以北にはまだ霧が出ているの北側の雲海に賭けます。

 

亀岡駅に到着

亀岡南口を出て自転車を組み立て始めます。雲海が濃い日は駅周辺も真っ白なのですが、写真のとおり視界はクリア。

 

9:00 亀岡駅を出発

ちょうど10分で出発準備を完了して亀岡駅を走りだします。天気は曇り。北部の雲海は残っているでしょうか。

 

霧テラスまで2.9㎞

京都縦貫道亀岡ICの交差点を左折して亀岡CC方面へ登っていきます。道中には霧テラスの看板もあるので迷わず走れます。

 

雲海は無いけどいい景色

霧テラス手前の展望台からは愛宕山を眺めることが出来ます。霧の名残を見て取れますが、雲海は消えています。

 

9:30 かめおか霧のテラスに到着

亀岡駅を出て約30分で霧のテラスに到着しました。目当ての雲海は消えてしまいましたがそれでもいい景色です。この日は日曜日だったのでロードバイクで上がってくる人も見かけました。

 

タイミングが良ければ看板のような雲海が見られます

今回は霧が晴れるのが早く、雲海を拝むことは出来ませんでしたが霧が濃い日は素晴らしい雲海を眺めることが出来ます。
この後南に下って法貫峠を経由して亀岡駅から輪行で帰りました。午前中の短い時間でしたが充実感の有るサイクリングでした。

 

 

ER輪行

自分が乗っているグランボア650BランドナーはセミオーダーモデルのグランボアTypeERと同様の方法で輪行を行います。
手順はロードバイクで主流の縦型輪行と基本的に同じです。泥除けの処理を適切にすれば難しくありません。前後輪、前後泥除けを外し、エンド金具を取り付けたフレームを自立させてホイールと泥除けで挟み込みます。

コツとしては

・ハンドルを左に切る(右に切るとバランスが悪く、輪行状態で自転車が安定しません)

・クランクはチェーンステーと平行に

・フレームの右側に前後泥除けを重ねた後輪、左側に前輪を配置(逆にすると泥除けがハンドルにぶつかってへこみます)

・横幅の大きいペダルは外す(シルバンツーリングなど)

・外した前後のドロヨケはダルマ、ステーの部分を重ね合わせて後輪にかぶせる。(ステーはスポークに差し込んで暴れないようにします。)

・重ね合わせた泥除けがホイールから外れないようにバンドなどでホイールと固定する(写真では輪行袋の収納袋についているバックルベルトで固定)

 

ER輪行斜め上から

・中締めベルトは3か所で固定。(固定位置が正三角形になるように)

・泥除けがチェーンリングに当たらないよう位置を調整する

・ダウンチューブの中締めベルトはフレームに1周巻いてからホイールを束ねる

・泥除け、ハブシャフトがフレームと接触する可能性がある場合はフレームカバーを使う

・中締めベルト3本を固定したら持ち上げたときにフレームとホイールが動かないように締めあげる

・肩がけ用ベルトはボトムブラケットとヘッドチューブに固定し、輪行袋のガイドに従って自転車を収納する(肩がけ用ベルトは輪行袋を担いだ時に地面から十分離れるように短めに調整する)

 

輪行袋、エンド金具は収納袋に入れてサドル下に固定

自分がER輪行で使っている道具

オーストリッチ ウルトラSL-100 超軽量輪行袋 (SL-100の収納袋に入れています)

オーストリッチ エンド金具リア用

オーストリッチ フレームカバーB

サーファス サドルカバー

トピーク ラチェットロケットライトDX(ER輪行ではラチェットハンドルと4、5mmのビットを使います)

 

 

霧テラスの後はこんなルートはいかがでしょうか。

今回は法貫峠を経由して亀岡駅まで戻りましたが、善峯寺や逢坂峠方面を走ったほうがより味わい深いサイクリングになります。昨年末に霧テラスを訪れた際は善峯寺を経由して京都市内へ帰りました。

 

コロナ禍で遠出をしなかったり私生活の変化で輪行をする機会が減っていたのですが、近場でも輪行を活用するとなかなか楽しいです。
輪行する程じゃないと思っていた場所でも輪行で行ってみると新しいルートの可能性やその土地の魅力を再発見できるかもしれません。
基本的に自走で向かうがモットーでしたが、今後は輪行も積極的に活用していこうと思いました。

 

アイズバイシクルでは輪行サイクリングを応援します。
セミオーダーランドナーのグランボアTypeERは今回の記事で紹介したER輪行が出来るランドナーです。

オーダーのご相談はもちろん、既にTypeERをお持ちの方で輪行の方法がわからない、慣れない方もお気軽にご相談ください。輪行サイクリングに出かけられるようにお手伝いします。

 


 

 

 

亀岡の霧は11月頃からシーズンを迎え、2月頃まで標高の高い場所から雲海を見られるはずです。

今シーズンも11月中旬ごろから高い頻度で霧が出ているようなので、ライブカメラでチェックして霧のテラスへ向かってみてください。きっと気持ちのいい午前中がすごせるはずです。

 

 

 

クリスマスセールのお知らせ

今年も店頭と通販でクリスマスセールを開催します。昨今の情勢で未だに在庫状況が安定しない物もありますが、グランボアタイヤなど大変お買い得になりますのでこの機会に是非ご利用ください!

【店頭セール】
12月18日(日)10時~18時頃
アイズバイシクルの店頭商品すべて店頭価格から1割引

グランボアタイヤは定価より1割引きの店頭価格からさらに1割引き致します。

【通販セール】
12月19日(月)~12月25日(日)
オンラインストア掲載中の商品すべて表示価格から1割引きとします。
★ただし、ご予約品やお取り寄せ品、修理などの作業工賃は対象外です。

 

 

12月のアイズバイシクルは4、13、23、25日が定休/臨時休業になります。
年末年始は12月29~1月3日の間がお休みです。

 

 

2022年も残り1か月。12月もよろしくお願いします。

まえの

こんにちは、前野です。

店のシャッターを閉める時間でもまだ明るかったのが、気が付けば行き交う車や自転車はライトを点灯しています。あっという間に9月ですね。
先日、8月の最後を締めくくる楽しいサイクリングに行ってきたので紹介します。

8月も終わろうかという頃、福岡から”旅の自転車店プラットホーム”の大介店長とそのお客様のNさん、息子さんのつばさ君が京都に来てくれました。

大介店長が京都に来る前日に電話したところ、初日はみんなで沢ノ池へサイクリングに行くということなので、ちょうど休みの自分も混ぜてもらいました。

 

妙心寺で3人と待ち合わせ

大介店長と走るのもだいぶ久しぶりですが、Nさん親子と会うのは今回が初めて。

Nさん親子とは以前からインスタグラムで繋がっていたので対面でお会いするのは初めてでしたが、自己紹介も少なめに会話が弾みました。

 

熱心に撮影していただいて恐縮です…!

Nさんは早速カメラで自転車の撮影会。チェーン周りしっかり洗ってくればよかった…

 

NさんのグランボアTypeERもフロントシングル

Nさんの自転車はプラットホームで組まれたグランボアTypeER650B。変速はリア11速のフロントシングルです。オーダーされる際に自分の乗っているグランボアをベースにされたというので嬉しい限りです。

チェーンリングはサンクフィーユ、ブレーキはカンチブレーキ”ミラン”、フロントバッグはアンベール2017をチョイスされています。大介店長によるベルやシフトレバーの肉抜き工作もポイントです。そして自転車はとてもキレイに手入れされています。

御経坂峠は旧道で

妙心寺を出発して国道162号線で沢の池へ向かいます。この日は土曜日で交通量が多かったのですが、旧道は車一台通らず快適です。

 

苔むした道を下って中川へ

高雄の観光駐車場で一息ついて、中川に向けて国道を登っていきます。トンネルを抜けてしまえばすぐに中川集落なのですが、ここは普段通らない旧道ルートで回り道。

つばさ君は古いマスプロ車をレストアしてサイクリングを楽しむ大学生。写真にも表れていますが、元気いっぱいで勢いがあります。

 

菩提の滝に寄り道

中川の集落入り口から沢の池方面へ分岐して狭い道を登っていきます。沢の池に続く道の途中には菩提の滝があるので寄り道です。

みんなは自転車を置いて滝まで歩いていくのですが、つばさ君はギリギリのところまで自転車を担いで下りて行きました。

 

 

沢の池に到着!

濡れた足で菩提の滝を後にして、さらに登っていくと沢の池に到着します。池のほとりに自転車を立てて写真を撮ったり、座って池を眺めたり。のんびりとした時間が過ぎていきます。

 

 

中川の集落を通って杉坂口へ

沢の池から下って元来た道に戻ると、集落内を通る国道162号線の旧道で杉坂口、京見峠を目指します。

 

道風神社で運試し

杉坂口から京見峠に向けて登っていくと、途中に道風神社があります。山の中の小さな神社ですが境内は綺麗に手入れされていて、おみくじもあります。

 

楽しい時間をありがとうございました

最後は山の家はせがわでハンバーグランチ。僕もご一緒したいところでしたが、私用が有ったので泣く泣く京見峠を下って先に帰路に就きました。

午前中だけの30㎞程のサイクリングでしたが、学生の頃の原点に戻ったような充実した時間でした。大介店長、Nさん、つばさ君楽しい時間をありがとうございました。また一緒に走れる日を楽しみにしています。

 

 


 

 

【アイズバイシクル9月の予定】

・定休日:13日(火曜日)

・親方と専務は10日程ツーリングに出かける予定です。オーダーやレストアのご相談を希望される方は事前にお問い合わせください。

 

 

先月入荷したアラヤツーリストは500mmが青のみとなりましたが、550mmは3色全てご案内できます。
アイズバイシクルではアラヤツーリストの後ろ泥除けを輪行簡単仕様に加工、カンチブレーキのアーチワイヤーとチドリを交換、ステムを適正な長さに変更して納車します。
バッグを載せるためのフロントキャリアの追加や各種部品の交換なども是非ご相談ください。

輪行方法もロードバイクとは少し異なりますのでレクチャー致します。

 

秋は自転車に乗るのに適した季節です。
これからランドナーに乗ってサイクリングを始めたいと考えている方、ン十年ぶりにサイクリングを再開してみようという方、増車をご検討の方、ご相談お待ちしています!

まえの

2021.12.28

Happy holidays!

今年も一年ありがとうございました。

本日、大掃除も済ませ、年内の営業は終了いたしました。

いろいろと公私ともにいろいろありましたが、振り返ればよいお仕事もたくさんさせていただいて、念願だった店舗のリフォームもできて、充実した良い一年でした。

皆様、本当にありがとうございました。

 

新年はいつもの通り、4日午後からの営業となります。

来年もどうぞよろしくお願いします。

 

***

そうそう、つい先ほどフランスから荷物が届きました。

年内最後の荷物はお待ちかねの欠品していたサドルとグリスです。

オンラインストアはお休みなく注文していただけますが、お届けは1/5日以降となります。

お待たせしました!

そして、良いお年を!

つちやはるみ

大雨とコロナ感染急増!

急なお知らせとなり申し訳ありませんが皆の安全のためこの週末はお休みいたします。

 

どうぞ皆さまも安全にお過ごしください。

つちやはるみ

2021.01.20

春まで冬眠

寒いですねぇ。皆様、お元気にお過ごしでしょうか?

ここのところ、我が家のあたりでは連日氷点下の朝となっています。気温も低いですが、湿度も30%台と乾燥状態。今年は加湿器も導入して風邪予防に努めています。

 

去年の春からのコロナの騒動で様々なことが少しずついつもと変わりました。

個人的にも、サイクルグランボア的にも、自転車業界的にも、これまでと違うことで一杯です。

特に世界の自転車をめぐる状況が変化を迎えています。海外ではコロナとエコロジー政策が一体化して自転車の需要がマシマシです。おかげで台湾のメーカーさんだけでなく国内のメーカーさんまで大忙しの状態です。「今年こそ!」とずっと交渉を続けてきた後付けのアシストシステムは、結局、先方は自国の需要で手いっぱいとなってしまい未だ先が見えず。リムもハブもタイヤもラグもみんな軒並み数か月納期が延びてしまいました。DTのスポークなんて1年半待ちなんですよ。。。(泣)

 

グランボアでもご来店いただけるお客様は減り、通信販売が増えました。完成車のご相談もオンラインへと移行させつつあります。だけど、若い方がチラホラ店を覗きに来られるようになったんですよね。。これも今までとちょっと違うところ。

親方フレームも有難いことに1月に1-2台ペースで製作させていただいて、昨年までに納車した台数は30台を超えました。コロナのおかげで美山での作業時間がグッと増えたのです。それに、美山の製作設備もかなり充実し、主に製作を担当している伊藤君が美山へ出社する機会も増えました。キャリア製作やセミオーダーフレーム製作と伊藤君が担当する範囲も広がってきています。前野君は参加できるブルべは昨年は少なかったようですが、相変わらず一人で走ってますし、その走りで得た経験や感触をきちんと仕事にフィードバックしてくれています。そんな彼が担当している手組のホィールはとても好評なんですよ。絶賛してくださるベテランたちが何人もいるほどです。

伊藤君も前野君も大学時代からアイズでバイトをし、就職し、昨年所帯を持ちました。最近では2人とも溌溂とした自信に満ち頼もしい限りです。

一方、店長代理の退職はかなり想定外。。。だけど、このコロナの最中に母になり、彼女自身も人生の荒波にもまれている状況で、熟慮の末に出した決断は尊重せねばなりません。奇しくも、彼女がこれから歩もうとしている道は私が歩んできた道。応援するしかありません。

なっちゃんから退職希望の話を聞いた後、親方と今後の方針の修正をしているときに、10年前から何度もリフォームの相談をしては実現に至らなかったAさんからメールが久しぶりに来たのです。

 

それから、トントンとリフォームの話が進みました。ああ、このタイミングだったんだな、親方も私もほとんど迷わずに決めました。

 

そんなことで急な話となりましたが、かつて無いこの激動の時代の一つ一つを丁寧に乗り越えて、次に繋げていこうと思っています。

工事は2月半ばあたりから、リニューアルオープンは4月1日を目標にしています。また、折々にご案内させていただきますね。

 

今後とも何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。

つちやはるみ

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