サイクルモードを終えて
先週末、東京のビッグサイトで開催されたサイクルモード、今回はグランボアのビンテージ部門の「ギャラリーグランボア」が出展させていただきました。ご来場いただいた方々、お手伝いいただいた方々、本当にありがとうございました。久しぶりの大きなイベントでワクワクドキドキでしたが、無事に終えることができてホッとしています。今年はこれからいろいろイベントが再開できそうですね!
さて、サイクルモードでは選りすぐりの10台を展示しましたが、そのうちの9台が京都のお店に戻ってきています。
なかなかお目にかかれない素晴らしいものばかりでご来場いただいてご覧いただけた方は楽しんでいただけたんではないでしょうか。アイズバイシクルでもここのところビンテージの自転車は違う場所で保管していましたので、こんなたくさん貴重な自転車が店内に並んでいるのは久しぶりです。
・1967年製ルネエルス/530mm/オールメッキ
・1977年製ルネエルス/525mm/エルスブルー
・1973年製デローザ/500mm
・1962年製プジョー/550mm
・クリスタルカラーのロッシン/530mm
・超軽量デモンターブルTOEI/530mm
・JUY543仕様のグランボア/540mm
・その他いろいろ
興味のある方はぜひ見に来てくださいネ。
それと、久しぶりにオンラインストアでの「おすすめコーナー」にも商品をピックアップしています。良い機会ですのでビンテージパーツをメインにセレクトしていますよ。おすすめコーナーは5%引きですので是非ご利用ください。
再入荷とお知らせ
ようやく京都の山奥の里にも梅の花が咲き、フレームを製作するアトリエも寒々とした冬を抜けて気持ち良く作業できる季節になりました。今年の桜はどこで見ようかと思案しています。丹波篠山のお城と宮田川沿いの桜並木か、はたまた福井のおおい町・佐分利川沿いも素晴らしい桜並木が続いています。
そんなツーリングに便利なバッグサポータがようやく再入荷しました。
作っていただいてる日東さんは世界的なツーリング車ブームで大忙し、そんな中何とかやり繰りしいただいての再入荷です。でもこれまた世界的な自転車部品の値上げの例にもれず、材料原価の値上がり等があり価格が上がってしまいました。それでも日本で生産してこの価格で出していただけますので、日東さんには感謝感謝です。
合わせて一般のカンチブレーキのランドナー用のフロントキャリアも入荷しました。
関東のビンテージファンの皆様へ。
4月2・3日に東京ビッグサイトで開催のCYCLEMODETOKYO2022のビンテージバイクマーケットに出店します。今回はエルスをはじめとした10台を展示販売します。ご覧いただくだけでも充分値打ちがあると思います。ご来場をお待ちしております。
新春東京展示会 出展車
やっと帰ってきました。
先週の月曜日に出発して、東京での展示会2つに出展し、ようやく昨日お店に戻ることができました。2つの展示会の間に次のJBTに向けての打ち合わせなんかが入ってきてホント盛りだくさんな一週間でした。
さて、ハンドメイドバイシクル展にこれなかった方のために展示車両について紹介しますね。
一台は昨年のフランスでのコンクール出展車です。こちらは何度もすでにあちこちで説明させていただいてますので簡単にご紹介。
伝統的なフランス車のトップモデルのようにオールメッキのフレームに最新のパーツを組み合わせたグランボアならではのランドナーです。これでパリブレストパリを完走した前野のゼッケンプレートもそのまま展示しました。
そして、もう一台はお客様からのご注文のスペシャルな一台。
コンクールモデルとはとても対照的なヴィンテージモデルです。
フレームは持ち込まれたレイノルズ531のパイプを使い、一週間程度のツーリングを想定して製作しています。
シートステーの集合部分は親方らしくプックリ仕上。伝統的な線引きが更にその特徴と美しさを引き立てます。
もちろん、フロントフォークの曲げにはこだわりがあります。
キャリア製作は主に伊藤が担当し、すべて工房内で製作しています。
ボリュームのあるヘッドライトはフレームと同色に塗り、専用台座ですっきりとセットしました。
1920年代発売のシクロ変速機。コンクールモデルと比較すると概ね100年の開きがあることに驚きます。自転車のシルエットはほとんど変わらないのですからとても興味深いですよね。前3段、後4段の12段変速、チェーレスト付きで右側はウィングボルトになっていてホィールの脱着も簡便になっています。
親方フレーム + 親方謹製スペシャルロット式フロントメカ
エキセントリックレバーもアイズの工房内で製作したものです。
もう一台、こちらはセミオーダー用のフレームを展示するために製作したER650ランドナー。
グランボアのカンチブレーキ「ミラン」、チェーンリング「サンクフィーユ」、イデアルサドル、エアロレバー用に溝を入れたフランス型ランドナーバーなどグランボアの製品でまとめています。個人的にはこのアッセンブルが一番使いやすそう。
グランボアではお客様のご要望に合わせてあなただけの一台をお作りしています。
完成車のご相談にはどうぞお気軽に、ただし、あらかじめご予約の上ご来店ください。
よろしくお願いします。
ハンドメイドバイシクル展
いよいよ今週末です。
今年は親方と専務で皆様のお越しをお待ちしています。
展示させていただく自転車の他、新しいパンフレットも出来上がっています。今回はツーリングの記事はありませんが、去年の大きのイベントのために製作したJBT号とCdM/PBP号の他、親方フレーム2台と大きなレストア仕事3台ご紹介できました。ハンドメイドバイシクル展ではもちろん、京都のアイズバイシクルでもご来店の方には無料でお渡ししていますので是非ご来店ください。ただし、3の付く平日が定休日のアイズバイシクル、今月は23日がお休みとなりますのでご注意ください。よろしくお願いします。
また、通販のご利用でもカタログがある限り、ご注文の品と一緒にお送りしていますのでどうぞご利用ください。パンフレットのみご希望の方は送料分の200円をご負担いただければお送りさせていただきます。
今週末はハンドメイドバイシクル展
いつもは来客も少なくて静かなはずの2月。
ですが、ここ数年は年明けからなんだか落ち着かない仕事に追われています。そう、このハンドメイドバイシクル展に展示する自転車やパンフレットの製作があるのです。毎年、作ったものを発表する場があるのは嬉しいことで、しかも、来場者だけでなく、出展も無料なのですからありがたい。関西から少し遠いですが、今年は過去最高の出展社数を記録しているそうですし、何より日本で始めてのバイクビルダーたちのイベント、ジャパンバイクテクニークのプレ展示も兼ねているので少々遠くても行く価値アリ。是非、多くの方にお越しいただければと思います。
グランボアは今年は2台のランドナーを用意しました。
1台はもちろんJBT用で、チョコのサイズで製作した試作車です。
2017年にフランスで開催されたコンクールマシンに参加した軽量ランドナーを、更にフレーム設計から考え直して製作しました。それに、パーツ構成も見直していますし、新しい試作パーツもいくつかセットアップしています。
まだまだ試作の段階で細部の軽量化は手付かずの状態ですが、なんと、車両重量がコンクールモデルの9.07kgをすでに抜いていて9.03kg!鉄ベースのイデアルのサドルを付けてですので本戦用は8kg代は確実に狙えそうです。是非、じかに持ち上げてその軽さを感じてもらえたらと思っています。
そして、もう一台は極普通の部品で組上げたこちらの700Cランドナー。
だけど、フレームはちょっと凝った作りになっています。
ラグレスの仕上げ、2枚肩のフォーククラウンに23mm径の丸フォーク。
クロスドシートステー。
25mm径のシートピラー用のシートチューブ。
28Cと30Cタイヤを使い分けできる設計。
上の完成車画像は28C装着時、こちらは30C装着時です。
いずれの仕様も、今いただいているそれぞれ別々のお客様からの課題なんです。イロイロ盛り込んで設計と出来上がりの確認をした一台ですが、とても素敵に仕上がりました。こちらも是非じかにご覧いただければと思っています。
また、この白い一台はハンドメイドバイシクル展が終わりましたら販売可能です。フレームサイズは芯芯で555mm。サイズの合う方、グランボアが丹精込めた展示会モデルはいかがですか?興味のある方は是非、展示会でお声をおかけください!残念ながら展示会にお越し頂けない方は、ハンドメイドバイシクル展終了後にお問合せいただければと思います。
そして、本日刷り上ったパンフレット。
いつものように、少しだけ内容変わりました。
通販のご利用で無料でお送りします。