アイズの独り言

こんにちは、チョコです。6月2~3日に開催されたオダックス近畿主催のBRM602和歌山600km紀伊半島一周Reverseに参加してきました。

 

コースは海南市をスタートして紀ノ川沿いに東進して高見山を越えて伊勢に入り、紀伊半島の海岸線を時計回りに走って海南に戻るコースです。何故ブルべのタイトルに「リバース」と付いているのかというと、このコースはもともと泉佐野発着で反時計回りに紀伊半島を一周するブルべだったのです。それが今年はオリジナルと反対まわりに走るので紀伊半島一周リバースなのです。

さて、僕は600㎞を走るのが2年ぶり。昨年は600㎞のBRMには参加しておらず、唯一挑戦したSR600四国山脈は道路事情でDNF。今年に入ってからは200,300㎞のブルべは完走していますが4月の400㎞は約半分を走ったところで熱中症DNF。4月下旬の時点では600㎞を完走するのが難しい状態でした。4月の400㎞DNFの後、5月は自転車に乗る時間を増やしてとにかく身体を長時間、長距離のサイクリングに対応できるように走りました。5月下旬、ブルべまであと数日の時点で非常に調子がよく体調万全、当日の天気予報快晴、自転車良し、600㎞を走り切るにはこれ以上にないベストコンディションが整いました。「これでDNFしましたなんて言えない…」と自分にプレッシャーをかけながら今回のブルべに挑んだのでした。


スタート時刻は午前4:30なので海南には前日の夕方に到着。20時ごろ就寝し、2:30に起床。ブルベ前はなかなか眠れないこともあるのですが、今回はぐっすりと眠れました。
前日のうちに用意した朝食を済ませ、ブルベ中に不要な荷物をコインロッカーへ預けるために海南駅に立ち寄ってからスタート地点のマリーナシティ和歌山へ向かいます。

 


受付開始時刻の3:30を少し過ぎたくらいに到着したのですが既に40人近い参加者が集まっていました。ブルベカードを受け取り車検を済ませている間にも続々と反射ベストを羽織った参加者が集まり、最終的に出走者の合計は121人。スタート前のブリーフィングは粛々と行われる普段のブルベと異なり、イベントのような雰囲気がありました。


4:30にマリーナシティ和歌山をスタート。大きな登りがないので同じくらいのペースのライダーが自然と集まり集団になります。しかし、あくまでもこれは公道を走るブルベ。交通の妨げになるような大集団になるのは極力避けるようにします。PC1まで20kmほどの地点でガラス片を踏んで前輪がパンク。幸いにもパンクに気づいたのが交差点の信号待ちで、そばにコンビニがあったので駐車場の隅を借りてパンクを直します。このとき、まだ序盤で他の参加者がどんどん通り過ぎていくのを見て焦ってしまい、タイヤから取り外した穴の開いたチューブを予備チューブと入れ替えずにそのまま戻し、空気を入れて二度手間に… チューブ交換二回分の時間をかけてパンクから復帰し7:21、60.5km地点PC1ファミリーマート五條病院前に到着。走りながら食べられる羊羹とどら焼きを購入してすぐに出発します。


吉野に入ると林業関係の看板やトラックが増え、製材所の近くは木材のいい香りがしました。


高見山に近づくと勾配が増し、自然とそれまで一緒に走っていたグループがばらけていきます。200kmのブルベなら力任せに登り切っても問題ありませんが、ゴールはまだ500km先。脚にダメージを残さないことを最優先にして回すペダリングで自転車を進ませます。フロント43T、リア11S:11-42Tの構成は軽装で舗装路を走るには低すぎるギア比と思われるかもしれませんが、登りで重いギアを無理に踏んで脚を痛めることがないので長距離走で活きてきます。


くるくる回しながら登っているうちに本コース最高地点の高見トンネルに到着。予想以上に調子が良くトンネルまでの上りでもほとんど消耗しなかったので幸先良くスタートが切れた気がしました。調子が悪い時は120㎞前後で腰のあたりが痛くなったり、体をストレッチしたくなるのですが100㎞を超えてもまだまだフレッシュな状態でした。


高見トンネルを抜けるとダウンヒルです。トンネルから700m進んだ駐車場が通過チェックになっているので脚を止めて下って9:47、114.4km地点通過チェック1高見山に到着。ここでは通常のPCと異なり、スタッフの方に通過確認のスタンプをもらいます。ここでは和やかに談笑したりストレッチをしてリラックスしている方もいたのですがここは長居せずにすぐに出発しました。


高見山のダウンヒルをこなして11:42、163.5km地点PC2ファミリーマート勢和多気店を通過し、下り基調のまま伊勢へ。伊勢神宮近くで他の参加者が赤福の店舗でカキ氷を食べるために寄り道していたので僕もついつい腰を下ろしてしまいそうになりましたが、我慢して先へ進みます。気温が高い時間帯だったので無理にペースを維持することはせず13:30、200.0km地点PC3ローソン鳥羽一丁目店でカロリー補給をかねてアイスを食べました。


南伊勢町、紀北町のあたりは海岸線のアップダウンと美しいリアス式海岸の景色を楽しみながら走ります。ゆるい登りと港町の景色が交互にやってくるイメージでょうか。


17:05、273.9km地点PC4大紀町錦店でまたまたアイス補給。なんとこれ1個で380kcalあります。火照った体のクールダウンとカロリー補給が出来て一石二鳥。マイナスポイントは食べるのに時間がかかるところでしょうか。


尾鷲の市街地を抜けたところで日没を迎えました。尾鷲の市街地を抜けるとしばらくコンビニがない区間が続くのでPCに指定されていないコンビニに止まって一息ついて少し余分に補給食を買いました。


20:52、338.8㎞地点PC5勝三屋に到着。ここではスタッフの方に通過証明のサインをもらうだけではなく、事前に申請していた人は食事、風呂、仮眠、ドロップバッグ(預け荷物)のサービスを受けることが出来ます。自分は眠気に襲われる時間帯がもっと先なのでここでは仮眠はせず少しだけスタッフの方と談笑して出発しました。


PC5勝三屋出発前に夜間走行用の装備に切り替え。昼間は反射ベスト、半袖ジャージ、ビブショーツだったところにニッカーを追加することで夜の冷気に立ち向かえます。この後さらに反射ベストの下にレインジャケットを羽織って夜間装備の完成です。(スタッフのKKさん写真撮影ありがとうございました!


384.1㎞地点通過チェック2ローソン紀宝町飯盛店までもう少しというところで現れた世界遺産鬼が城。この看板の先の鬼が城トンネルが自転車通行禁止になっているので迂回のトンネルを通ります。迂回路の入り口を見過ごしていったん歩道で停止。


0時半ごろ新宮の中心地を過ぎたあたりで眠気のピークを迎えベンチで30分仮眠しました。コーヒーやカフェイン入り飲料で抗うよりも寝てしまったほうがすっきりと走れます。仮眠の効果は抜群ですっきりとした状態で走行を再開できました。眠気を感じずに走ることが出来たらいいのですが、僕の場合は深夜0~3時のどこかで眠気に襲われることが多いです。また、外気温が最も低くなる日の出前も適切なウェアを着ていないと寒さで眠くなることがあります。


2:54、通過チェック3ファミリーマート串本町桟橋店で補給後、通過チェックの樫野崎灯台へ向かいます。熊野から串本まで兼ね平坦だったので紀伊大島に渡ってからの登りは走り応えがありました。3回ほどアップダウンをこなして3:44通過チェック4樫野崎灯台に到着。フロントキャリアの左側に装備している着脱可能なバッテリーライトで自転車を照らして撮影しました。走行中はダイナモライトの灯りでほとんどまかなえるのですが、路面が悪い場合や停車時などにバッテリーライトがあると便利です。今回の場合はフロントライト2灯以上装備が義務づけられているので規定をクリアする意味もあります。

灯台に到着して写真を撮り終わるのとほぼ同時に後ろから一人参加者が到着しました。串本あたりから近くにもう一人走っていることがわかっていたのでPCや登りの途中で何度か会話が出来ました。自分は登りはかなりゆっくりと走っていたのでのぼりで追い抜かれてPCで追いつき、僕が先に出発してしばらくすると追いつかれるのを繰り返していました。走行中はほとんど一人ですがたまに他の参加者に会うと前へ進むモチベーションになります。


紀伊大島から串本に戻る途中で朝焼けを見ることが出来ました。夜間走行中は大紀町の辺りで見た海面を照らす月に感動したのですが、串本で見た朝焼けも思わず声が出るほど美しかったです。自然が見せてくれる景色はブルベ中の楽しみです。


6:24、494.8㎞地点PC6ローソン日置川町店に到着。串本からの42号線は海岸線の景色が美しく、小刻みなアップダウンが続きますが楽しく走れました。今まで走った600㎞ブルべでは2日目の朝は眠気と疲労で出涸らし状態でフラフラになっていることが多かったのですが、1日目のペース配分が上手くいったのか自転車に乗っているのが楽しくて仕方がないほど余力がありました。日が昇ってくると共に気温もぐんぐん上がり、夜間装備のレインジャケットとニッカーは6時ごろに脱いで軽装に。純粋に走ることに特化するならビブショーツとレーサージャージの組み合わせが体の動きを邪魔しないので一番楽です。今回使用したルイゾンボベのサンブリュー48ビブショーツはパッドに適度な厚みとコシがあり、革サドルと合わせると長時間のサイクリングも快適です。
食事はゆっくりとりたかったのですがこのあたりから完走タイムが気になり始め、走行中でも簡単に補給が出来るゼリーのみ補給を済ませ、停車時間を切り詰めました。


田辺市に入るとだんだん街の雰囲気も海南や和歌山のそれに近いものになってきて紀伊半島一周の終わりが近いことを感じます。


9:11、561.4㎞地点PC7ローソン紀伊内原駅前店で最後の補給食を購入し先を急ぎます。ここまで70㎞近く前日よりも高い負荷で走っているので突然脚が悲鳴を上げないか不安でしたが最後まで維持できそうです。最後の難関水越トンネルまで標高差200m近くを一気に上ります。勾配がきついので前日であれば軽いギアを回して登るところですが、ゴールが近いので少し重めのギアの割合を増やして登りきりました。PC6の時点では10:30ゴールを目標にしてペースを上げたのですが、信号が増えたことやGPSに表示されていた距離が実際と異なっていたのでこのあたりで当初のゴール目標にしていた10:30は過ぎ、11:00にゴールできるかどうかが自分の中で次の目標になりました。


醤油の湯浅、斜面のミカン畑がきれいな有田を通過して海南市に入ると国道を迂回して海岸線の道でゴールに近づいていきます。あまりにも景色がいいので思わずサドルから降りてパシャリ!ゴールタイムが気になりますが写真を撮らずにいられないのは根がツーリストだからでしょうか。


海沿いの道から国道に戻って小さな丘をトンネルで抜けてフィニッシュに指定された601.1㎞地点セブンイレブン海南下津町店に到着。レジ近くにある飲料を購入してレシートをゲット!500km地点で目論んだ29時間台ゴールはなりませんでしたが11:00フィニッシュで完走時間は30時間30分とキリの良い(? 数字になりました。ゴール後は気が抜けて足が重くなり、アイスを食べたりしてコンビニに少々長居。ここでブルベは終わったのですが、ゴールの受付まで13kmほど走らなければならないのです。なんてこった…


ゴール受付のマリーナシティ和歌山までのルートも主催者側が設定しているのでそれに従って走ります。ミカン畑の中を登り、海南の市街地が一望できる場所を通り交通量の多い国道を極力使わない気持ちの良いサイクリングルートでした。受付に到着してブルべカードと通過証明のレシート、通過チェック4で撮影した樫野崎灯台の写真を提出。レシートが全部揃っているか確認する時間はいつもドキドキします。無事に通過時刻の確認と通過証明の写真チェックが済み、晴れて600㎞完走認定です。写真はオダックス近畿オリジナルのピンバッジ。距離ごとに色が異なり集める楽しみがあります。ゴール受付で参加者を待っているスタッフの方は一様に眠たげな表情。何せ前日の深夜3時頃からスタッフ業務を行っているのですから無理もありません。走っている参加者より過酷だと思います… スタッフの皆さまお世話になりました。


600kmを共に走ったtypeER。新しいタイヤ650×38Bエキュルイユは240gと圧倒的な軽さです。登りだけでなく漕ぎ出し、加速が楽になるので信号の停車が多くなる市街地走行でも体力を温存してくれました。他のエキストラレジェタイヤと同じ非常にしなやかなケージングを使っているのでエアボリュームと相まって極上の乗り心地です。しなやかで太いタイヤは路面への食いつきがよく、安心して自転車を傾けられるので下りのコーナリングが楽しいですよ。
装備面での工夫としては携行しているボトル2本のうち1本は飲み物で満たし、もう1本は粉末飲料のスティックと塩飴を入れる容器として使っています。今回のコースは飲み水の補給が困難な場所がないことと、ダブルボトルで30℃近い気温の中を走ると2本目のボトルを飲み始めるころには中身が温まり味が変わってくることがあるので携行しているボトル1本のみを水で満たし、もう一本は補給食入れ兼予備ボトルとしました。また、当然ですが飲むことがないボトルの水を抜くだけで約700g軽くなります。補給が難しい山奥を走るコースは保険として2本とも水で満たしますが、今回のような海沿いで補給が容易な場合はボトル1本をこまめに給水し、常に新鮮な水を飲んでいた方がモチベーション高く走行を続けられます。疲れているときに口にした飲み物が腐っていたらそれだけで元気が無くなりますね…


イデアル90は昨年9月から使い始めて4000km程乗りましたが型崩れすることなく身体にフィットし、600kmを走り終えた後もお尻に痛みや股ズレが起きませんでした。サドルとの接点に痛みが出始めると速度の維持、最悪の場合は走行の継続が困難になることもあるので、540gという重量的なデメリットは無視できるほど気に入っています。

 

さて、次のブルべはBRM915米原600㎞、BRM1005中部1000㎞の出走を考えています。前回レポートした400㎞で認定をとれなかったのでSR獲得まであと一歩のところですが、次に走るブルべで今年度のSR獲得を決めたいところです。あと昨年DNFしたSR600四国山脈のリベンジもしたいところですね。今回の600㎞の感触なら1000㎞も安定して走れる気がしています。1000㎞は2回夜を超すのが大変そうですが今回と同様に体力を温存する走りが出来れば決して難しいことではないと考えています。SR600四国山脈は昨年コースの前半部分を走った感じでは登りで失ったタイムを下りで取り返すのが難しい道が多く含まれているので1000㎞以上に計画的に粘り強く走る必要がありそうです。

記事冒頭のルートラボは走行データの間引きを行っているのでより詳細な走行ログはSTRAVAからご覧いただけます。

まえの


気温はあまり高くないのですが、蒸し暑い京都。残念ながら明日は雨のようです。。。朝サイの日でもあるのですが、気象協会の予報も雨の確立70%と出ていますので中止とさせていただきます。入梅しましたからこの時期は仕方ないですね。。また来月お楽しみに。

 

 

*****

さて、初めての方だけでなく、コアなファンも多いグランボアのカタログ。今年から毎年更新していたカタログのページ数とともに刷り数も少し減らしていました。

何故かというと、そうする事でカタログが無くなるのは早くなってしまいますが、新しい商品や価格変更、あと巻頭のツーリングやイベントの内容をお知らせしているページなどをこまめに更新する事ができることに気がついたのです! (遅い!)

 

左が春号、右が出来上がったばかりの夏号

 

朝サイやアイズラリーの他に、春に参加したサンジェラリーも少し紹介しています。

 

巻末の名車紹介ページ

 

 

 

年間通しての作業は増えてしまいますが、せっかくカタログを自社で製作しているのですから、なるべく新鮮な内容でお届けしたいと思っています。今までどおり、オンラインストアでお買い物された方やご来店いただいた方でカタログをご希望の方には無料で配布いたしますが、カタログのみ送付をご希望の方は恐れ入りますが国内送料込みで200円(税込)ご負担下さいますようお願い申し上げます。メール、お電話などでお知らせいただければお支払方法をご案内いたします。または200円分の切手を同封の上、封書にてお申し込みください。

もちろん、最新版カタログはオンラインでもご覧いただけます。

 

今後もカタログは無くなり次第、不定期更新です。夏号の次は秋号かというとそうとは限りませんのであしからず。

つちやはるみ


早いもので、あっという間に5月が終わってしまいました。みなさまどんなサイクリングシーズンをお過ごしでしょうか。

さて、6月の朝サイクリングのお知らせです。
雨で流れてしまった5月の朝サイで走る予定にしていたコースに再トライします。梅雨前線と追いかけっこの梅雨入り前、晴れてほしい!
 
 
***
 
 
【6月の朝サイクリング】

■集合日時 6月10日(日)アイズバイシクル 9時集合
■参加をご希望の方は前日までにメール、お電話にてお申し込みください。
■雨天中止。中止の場合は6/9(土)にブログにてお知らせします。
 
 
 

市内からそう遠くないのに、こんなところがあるなんて!とびっくりするはず。コースの一部にダート(未舗装路)区間があり、ちょっとだけですが担ぎもあります。舗装路だけのサイクリングに少し物足りなさを感じてきている方におすすめです。グランボアのランドナーのオーダーをご検討中の方には、試乗車(グランボアのTypeERランドナー)にお乗りいただくことも可能です。台数に限りがありますので、必ず事前のご連絡をお願いします。もちろん常連様もお待ちしております!
 
 
※コースや自転車、装備にご不安な方は事前にご相談ください。
※保険や昼食等の準備はございません。ご自身でしっかりご準備いただきご参加ください。

なっぱ


毎年5月の第三土曜日・日曜日に開催されているのが、ランデヴー・アレックス・サンジェです。私の元にサンジェがやってきたのは去年の9月頃ですから、去年の5月の時点では自分がランデヴー・アレックス・サンジェに参加するとは夢にも思わず、当然の如く店で働いていたものです。サンジェオーナーになったからには憧れの会に参加しないわけにはいきません。

2001年をはじめとし、なんと今年で第20回目のランデヴー。初参加の私が記事を書くのは少々恐れ多いですが、“はじめて参加した私だからこそ感じた衝撃“をお伝え出来たら幸いです。

 

朝6時京都を立ちます。この日のために用意したという店長自作の幌。雨風も心配いらないと喜んでいました。

 

心配していた天気も嘘のよう。快晴の中、富士山は見えるものかと期待を膨らませます。

 

ランデブー・アレックス・サンジェは毎年静岡県で開催されており、日本各地からサンジェオーナーが集まります。ざっくり行程をいいますと、初日には時間指定で設けられたチェックポイントまで走ります。推奨ルートもありますが、走り方は自由で、各個人でチェックポイントを目指すスタンスになっています。その後宿まで戻り、夕飯、宴会というかたちで1日目が終わります。2日目は朝に集合写真を撮り、その後は特に決まった行程はありませんので、帰路につく人、午前中だけ走る人等に分かれます。

 

 

11時半頃、宿泊する温泉旅館芝川苑に到着。宿からチェックポイントの白糸の滝を目指します。

 

 

宿から稲瀬川、富士川沿いを北上します。国道469号にぶつかったところで稲子川を北上、上稲子まできたところで時刻は12時半。タイミングよくあらわれた蕎麦屋で昼食をいただきました。

 

 

 

ブログを見ていただいている方なら「おや?」と思ったかもしれません。私も店に入った時点では気付かなかったのですが、去年の夏に行った大介店長とのサンジェツーリングの時にも昼飯に蕎麦を食べているんです。食べ終わった後、「いつも蕎麦ばかり食べているな」と気付く二人…。

 

 

 

稲子川温泉の分岐をそのまま国道469号へ進み、桜峠へ。

車も数台ほど、何よりも木々のおかげで日陰が多く走りやすい峠でした。

 

 

富士宮市方面へ下りの最中、木々がひらけたところで写真をとっていると、左端になにやら気配が…!

富士山が見えるではないですか。

 

 

チェックポイントの白糸の滝に到着。私たちは最後の方だったらしく、すでに数台のサンジェが到着していました。

 

 

 

帰りは下り基調なので、あっという間に宿まで到着。

 

 

お風呂で疲れを癒した後は、夕飯の時間です。

ご飯を頂いている時も大半は自転車の話。お腹いっぱいになるまでご飯と自転車の話を楽しみました。学生時代にサイクリングサークルの合宿で大勢でご飯を食べるとき、部屋の中に自転車があるということは一度もありませんでしたから、とても不思議な気持ちでした。

奥に見えるのはもちろん全てサンジェ。こんな台数のサンジェを一度に堪能できる機会は滅多にありません。

 

 

夕飯の後には宴会が始まります。私は初参加の為、自己紹介と自身のサンジェの簡単な紹介をさせていただきました。初参加は私だけだったので、その後はレストア等生まれ変わったサンジェの紹介に移ります。

 

 

アイズバイシクルでニベックス仕様にモデファイされたAさんのサンジェ。リエール36Bエキストラレジェを絶賛されていました。フレームカラーもアレックス・サンジェ現地でオーダーされたオーナーならではの話で大変盛り上がりました。

 

同じくアイズバイシクルでニベックス仕様にモデファイされたY様のサンジェ。

ランデヴーの直前まで急ピッチで仕上げられた一台です。サンジェのファミリーカラーであるブルーフォンセに銀・赤の線引きが目を引きます。

 

こちらはなんとご自身でニベックス仕様にモデファイされたKさんのサンジェ。

カンパ台座につけられたニベックスの変速レバーなど、興味深い加工が施されている一台でした。

 

 

 

 

 

 

 

2日目の朝。やはり自転車が並んでいるので、皆さん自転車を眺めながら様々な自転車談義を楽しみます。

 

 

親方と店長がしげしげと一台のサンジェを見ています。

 

ブルーメタリックが眩しいYさんのサンジェ。よく見えると、左変速レバーがありません。ロッド式フロントディレイラーかと思いきや、ロッド棒も見当たりません。

 

こんなところに変速レバーが!!

ダウンチューブの裏側にあるこの変速レバーは、昔のサンジェのカタログに実際にのっていたものなんだそうです。

 

そしてあまり見かけないフロントキャリア。

私のサンジェもそうですが、大抵はポリー型と呼ばれる正方形のキャリアが多くついています。このキャリアはポリーロング。他と違う個性を出したいということで、このポリーロングをあえてオーダーされたようです。

 

 

2日目も天気は快晴。富士山をバッグに走るサンジェたちがとても生き生きしていました。

 

 

 

今年は参加者が他のイベントとバッティングしたりと少な目だったようですが、とてもいい経験ができました。

さらなるサンジェたちとの出会いを楽しみに、来年も宜しくお願い致します。

 

 

takumi


電装のカーボンブラシ工作は、私にとって憧れの機構でした。

ヘッドチューブ内に接点を設けることで、回転するフォークとフレームを通電させることができるこの仕掛けは、ヘッドラグ付近からピロンとコードが露出せずスマートな印象を与えます。

 

そもそもカーボンブラシとはルネエルスの工作の名称であり、その名の通りコラムに組み込まれたカーボンの芯をヘッドチューブ内の真鍮のバンドに接触させることにより通電させました。

 

 

ルネエルスの機構 1946年ルシクル紙

 

ルネエルスカーボンブラシのユニット

 

コラムへ組み込まれたルネエルスカーボンブラシ(珍しいトップチューブ仕様です)

 

 

 

現在、日本ではカーボンの芯を破損しにくい真鍮などで製作することが多いですが、この機構の事を「カーボンブラシ」と呼ぶのが一般的です。

カーボンブラシはフォークコラムに接点を設けヘッドチューブの内側に真鍮のバンドを圧入する方法(ルネエルス)とフォークコラム銅板を巻き付けダウンチューブに接点を設ける方法(東叡社)の2つの手法が主流ですが、グランボアではフォークコラムに接点を設ける前者の方法を採用しました。

 

 

グランボア工房での製作手順を紹介します。

まずフレーム側バンドをフレーム内径に合わせて調整し、バンドにコードをハンダ付けします。

 

 

塩ビの絶縁バンドを巻いて慎重に圧入します。

圧入後ハンダ付け部分はコラムに接触しないようにダウンチューブ側に折り返します。

 

 

次にコラムへ組み付けるパーツを旋盤で削り出します。

右から真鍮製接点、塩ビ製絶縁パイプ、コラムに溶接する本体パイプです。

 

 

フォークコラムにパイプを銀ロウでロウ付けします。

 

 

スプリングにコードと接点をハンダ付けし絶縁パイプに通します。

 

 

コラムに組み付けました。

フレームに装着後、テスターで通電確認をすれば完成です。

 

 

横からの図です。

メンテナンス性とフォーク抜き輪行時のフォーク着脱を容易にするために接点の出っ張りを最小限に抑えています。

 

 

カーボンブラシは基本的にフレーム制作時にオーダーするもので後付け加工が困難でしたが、グランボアでは後付け加工が可能です。

電装でお悩みの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

大介店長


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