ツーリングのためのハンドル
グランボアのハンドルは、クランプ部をバルジ加工によって成形したハンドルです。
かつて、ほとんどの自転車はバルジ加工のハンドルを使用していました。チネリ以降の近代のロードレーサーは、より強度の確保できるフェルール構造を採用してきています。そして、現代のロードバイク用ハンドルは31.8mmという極太のクランプを採用するか、熱処理して強度を上げたものになっています。
なぜ、これほどまでに強度の確保がハンドルに追求されているのでしょうか。それは、ハンドルの安全規格の見直しにあります。ハンドルの安全規格は、かつて日本人の体格に合わせたJIS規格で作られていました。しかし現在は、より厳しい世界規格であるEN規格に準じたものになっています。これにより、バルジ加工のハンドルは減ってしまっています。バルジ加工の代表的なランドナーハンドルだった日東B132も、フェルールになってしまいました。
グランボアではあくまでバルジ加工にこだわってハンドルを作っています。それは、もちろんフランス流のランドナーにはそのスタイルが大切だという思いもありますが、バルジ加工のハンドルが持つ独得のしなり感、乗り手へのショックを和らげてくれる感覚をなによりも大切にしたかったからです。さらに、磨けば輝くポリッシュ仕上げという点も、機能美を追求するグランボアのものづくりには大切なポイントです。
バルジ加工とポリッシュ仕上げ。グランボアのハンドルには欠かせない基本スペックです。
FR フランス型ランドナーバー
アップ幅17mmの大きなハンドル上がりを持つグランボアのランドナーバーは、上向きのゆったりとした乗車姿勢をとることができます。
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PM 平行マースバー
リーチが大きく、自転車を真横から眺めたときに上下の握り部が平行に見えるこのマースバーは、ランドナーに美しいラインを描きだすことができます。
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FM フランス型マースバー
平行マースバーを同様リーチが大きいけれど、後方に向かって上下の握り部が広がって見えます。70年代のランドナー/スポルティーフの代表的ハンドルだったフィリップ・プロフェショナルをモチィーフに作られております。
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IM イタリア型マースバー
全体のフォルムはチネリ・ジロデイタリアのスタイルを踏襲しながら、バルジ加工のクランプを持ったエアロタイプブレーキレバー対応の内溝入りのハンドルです。
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MM モダンマースバー
アナトミックシャロータイプのハンドルです。日東M106ベースをベースに製作しております。ブレーキケーブル用溝付。
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PRM プロムナードバー
ルネエルスのジェントルマンなど、フランス流街乗り自転車に使用されていたアップタイプのハンドルの復刻です。ハンドルバーエンドの内径を20.2mmとし、インベルセタイプのブレーキレバーに対応しております。
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HLV エルベシアバー
フランス版セミドロップバーですが、流麗な曲線で構成されていてとても美しく、日常使いとちょっとしたサイクリングに使えるハンドルです。プロムナードバー同様インベルセブレーキレバーが取り付け可能です。
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ALR オールラウンダーバー
日東のB206をベースに幅を480mmと少しだけ短くしています。また、テクトロ製のオポジットレバーが取り付けられるようにエンド内径を19mmに仕上げています。
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