アイズの独り言

こんにちは前野です!

今年最後の「ランドナーで峠へ」は京都に戻りまして、愛宕山に点在する峠を取り上げます。

愛宕山は京都市の西北部に位置し標高924mの山頂には愛宕神社があります。市内からアクセスが容易で京都の人にとって親しみのある山の一つではないでしょうか。

山頂の愛宕神社は古くより火伏・防火に霊験のある神社として知られ、全国に約900ある愛宕神社の本社でもあります。記事の後半で愛宕神社の祭事にも触れてみました。

いつものようにサイクリングレポートを兼ねつつ愛宕山の峠を紹介していきます。





【林道谷山線】

まず、愛宕山へサイクリングに行くなら外せないのは林道谷山線でしょう。京都市内からウォーミングアップがてら御経坂峠を越え、高雄に向けて下る途中にその入り口はあります。

(記事内の地図は移動、拡大縮小、地図の切り替えが可能です。右上のタブをMapに切り替えるとグーグルマップの表示になります)

 

林道谷山線の入り口

国道162号線を高雄へ向けて下る途中に神護寺、西明寺へ向かう分岐があります。分岐を左折して清滝川沿いを少し走ると林道の入り口になります。ここで林道の開通状況などを確認できるので立ち入り禁止などの表示がある場合は諦めましょう。

 

序盤は緩やかな勾配の舗装路を登っていく

林道谷山線の序盤は緩やかな勾配と比較的綺麗なコンクリート舗装が続きます。この辺りは木々が生い茂り標高も低いので展望はありません。

 

谷山線の序盤に現れる巨大な岩

 

コンクリート舗装は荒れている

巨大な岩を過ぎたあたりから林道の勾配はきつくなり、コンクリート舗装は荒れた箇所が目立ち始めます。タイヤが細い場合はリム打ちに注意!

すでにチェーンはインナーローに入りこれ以上軽くできない状態で登っています。

 

木立の中と展望を繰り返す

しばらく登ると勾配は少しだけ緩やかになり眺めも良くなっていきます。

 

視界が開けてきたら林道の頂上までもう少し

今回のサイクリングはアイズバイシクルで今年の春までバイトをしてくれていた井越君とその後継者の鈴木君が付き合ってくれました。このサイクリングに行ったのは9月なので半袖です。

 

 

砂利の広場で登りは終わる

砂利の広場に到着すると登りは一旦終了です。この広場で一息ついてウジウジ峠方面へ走っていくのが定番ですが、この日は首無し地蔵へ寄り道することにしました。

 

【首無し地蔵/サカサマ峠】

愛宕神社参道入り口

先程の砂利の広場から50mほどの距離にあるY字路を左に行くと首無し地蔵があります。ここは愛宕神社の参道入り口で案内標識も立っています。神社の参道になるので自転車はここに置いて首無し地蔵まで歩きます。ちなみにこの参道入り口まではタクシーでも行けます…

林道谷山線の登りで愛宕神社参道入り口から降りて来たタクシーとすれ違う(2021年11月)

愛宕山の首無し地蔵

参道入り口から少し歩いて首無し地蔵に到着しました。名前の通り首がありません。周囲は綺麗に手入れされています

 

サカサマ峠から京都市を望む

首無し地蔵の位置する場所はサカサマ峠という峠になります。展望が開けているので京都の市街地や桂川を一望できます。サカサマ峠という名前はありますが残念ながら自転車乗りが期待する峠感はありません…

【ダルマ峠】

ダルマ峠への分岐

愛宕神社参道入り口から少し走ると写真のような分岐が現れます。左へ登っていくとダルマ峠、右はウジウジ峠を経て雲心寺谷林道の下りに繋がります。

 

ダルマ峠

分岐からダート道を少し登るとダルマ峠に到着します。こちらも峠感はありません。

 

ダルマ峠のすぐ近くにある展望ポイント

ダルマ峠の手前にさらに登っていく支線があります。この支線を登ると開けた展望ポイントに到着します。おにぎりや弁当を持って来てここでのんびり昼食をとるのもいいですね。

 

滑りやすい斜面をビンディングシューズで登る

展望ポイントへの登りは急坂です。滑りやすいビンディングシューズで登り切れるか?

 

もう少し……

もう少しのところで靴が滑って自転車を押し上げられず鈴木君がサポートして登り切りました。

僕は後ろで笑いながら写真を撮っていました。井越ごめんよ~(笑)!

ちなみに僕らが苦労して登った急坂の横に乗車したまま登れる迂回路がありました。

【ウジウジ峠】

ウジウジ峠手前からの景色

ダルマ峠から林道に戻り、砂利道を下るとウジウジ峠に到着します。峠の名前はあるのですが現地にそれらしい立て札などは無く、こちらも峠感はありません…

走りに夢中だと下りの途中なのであっという間に通過してしまいます。

 

ウジウジ峠と林道の分岐

 この分岐付近がウジウジ峠です。右の松尾白峯線を下っていくと松尾峠に繋がります。(今回は取り上げていません)左が雲心寺谷林道です。

【林道雲心寺谷線】

ほどよい砂利道の雲心寺谷林道を下る

愛宕山サイクリングの一番楽しい区間は雲心寺谷林道の下りでしょう。この砂利道を下るために林道谷山線を登ってきたようなものです。

 

 

ランドナーでも楽しいガレ具合

グループで走っているので先頭に出たときは後続の安全確認と撮影の為時々止まりながら走ります。

道は少々荒れているのでタイヤはエアボリュームに余裕のある650x42Bエートルがおすすめです。

 

思わず笑みがこぼれる雲心寺谷林道の下り

しばらく下ると舗装に切り替わり、そのまま下り続けるとペンション愛宕道を通り過ぎて府道363号線に接続します。

 

北側の目印は「ペンション愛宕道」の青い看板

府道363号線側から雲心寺谷林道を登る際の目印はペンション愛宕道の青い看板です。ダートの下りが苦手な方は今回のルートを逆回りで走れば楽しめるはずです。逆回りで走る際は登りダートで時間が余計にかかることを考慮してプランを立ててください。

 

【田尻廃村跡】

雲心寺谷林道から延びる支線の先に田尻廃村跡というかつての集落跡があります。今回のサイクリングで初めて訪れました。峠ではありませんがこちらも紹介します。

 

雲心寺谷林道のペンション愛宕道の南側にY字の分岐があります。この分岐が林道田尻谷線の入り口で田尻廃村跡まで続いています。

 

ぬかるんだ地道を走る

林道田尻谷線は比較的整った林道で轍も踏み固められています。

 

田尻廃村跡の手前は開けている

田尻廃村跡の手前は木が少なく開けています。このあたりも走りやすい砂利道で楽しいです。

 

突如森の中に現れる石垣が廃村跡の目印

先程の開けたエリアを抜けると田尻廃村跡に到着します。

 

当時物……?

 

更に南へ進むと松尾峠に至る

田尻廃村跡からさらに奥へ進むと松尾峠を経てウジウジ峠の方へ抜けることもできるのですがサイクリングとして楽しむなら廃村跡までにしておくのが良いでしょう。この先はパスハンティングの世界です。僕は自転車を担いで歩くのは苦手です…

 

【今回のサイクリングルート】

アイズバイシクルー御経坂峠ー谷山林道ー首無し地蔵ーダルマ峠ーウジウジ峠ー雲心寺林道ー廃村田尻跡ー林道出口(ペンション愛宕道看板)

アイズバイシクルをスタートして愛宕山の林道を楽しむコースです。今回レポートした場所は全て網羅しています。林道を出た後は国道162号線で市内に戻るのも良いですし、京北に降りて昼食休憩して国道477号線で花背の方へ移動すれば旧花背峠のダート道を通って鞍馬経由で市内に戻ることもできます。

番外【愛宕神社千日詣り】
愛宕山山頂の愛宕神社に7月31日夜から8月1日早朝にかけて参拝すると千日分の火伏・防火の御利益があるといわれ、毎年多くの参拝者で夜の愛宕山が賑わいます。

自転車無しで愛宕山へ!

愛宕神社の階段

今年は数年ぶりに千日詣りに参加してきました。
密を避けるために7月31日夜から8月1日早朝ではなく約1週間の間に設定され、夜間参拝は禁止されていたので明るい時間帯に登りました。

清滝から愛宕神社までは片道約4㎞の山道を歩きます。登りではすれ違う他の参拝者に「おくだりやす~」、下りでは「おのぼりやす~」と声をかけながら歩くのはここでしか出来ない体験です。

自転車で登るのも楽しいですが、自分の足で歩いて愛宕神社の行事に参加してみると新しい発見があり、山への理解が深まる気がしました。





温見峠の記事にいただいたコメントのお返事~
ブログのシステム上コメントは公開されませんが読ませていただいています!

 

・「40年近く前に一度通ったことがあり、ものすごい道だと思ったものです」

当時は未舗装路だったのでしょうか。現在は酷道といっても舗装され整備されているので当時の状況を想像すると羨ましくて仕方がありません…!

 

・「39年前に岐阜側から走りましたが、食料調達ができずに、餓死しそうになりました。そういう点では根尾村の和食屋さんは貴重ですね」

上のコメントの方と同じ頃に走られたのですね。僕らは酷道区間を抜けてすぐに食事が出来たので助かりました。

 

・「良い景色が堪能できました。ランドナーでの峠越えはしてみたい目標ですが、フリーなどのギヤ構成はどのようなものでしょうか?」

温見峠を走った際に使っていたギア構成はフロント42T、リア11速11-42Tです。
SRAMのFORCE1をメインコンポーネントとし、クランクはサンエクシード170mm、チェーンリングはグランボアサンクフィーユ ナローワイドの試作品です。リアスプロケットはシマノXT CS-M8000です。

3年経った現在は製品版として発売したサンクフィーユナローワイド40Tを使っています。それに合わせてリアスプロケットも11-40Tに変更しています。

 

ちなみに今回の記事で愛宕山を走ったブリヂストンユーラシアはサンエクシード/TAダブルの46-30T、リア6sの13-28Tです。

ギア構成の選び方としては最低ギア比1を目安とし、下りで使うギア比はあまり重視していません。
ロードバイクの一般的なギア構成:フロント50-34T/リア11-28Tなどに比べると最大ギア比はかなり小さくなりますが、下り坂の場合はクランクを回すよりも自身の乗車姿勢で速度が大きく変わるのであまり不便は感じません。

ランドナーのような競わない自転車は下りの数秒だけ使うギア比にこだわるよりも峠道で疲れた状態で回せるギア比を優先する方がいいと思います。






11月下旬に一人で

愛宕山の峠ということで色々盛り込んだのですがいかがでしたか。

今回のルートを走る際は 山と高原地図 京都北山 などの紙の地図を持参することを強くお勧めします。普段走る時はGPS端末のみですが、愛宕山のように支線が入り組んだ場所では判断が難しくなる場合があるので山歩き用の地図があると安心です。愛宕山は低山ですが、毎年のように遭難の事例があるのでサイクリングだからと油断していると危険です。

実は今回の記事はおにゅう峠よりも先に書いていたのですが、紅葉の時期を逃しそうだったので前後してブログを更新しました。

次回の「ランドナーで峠へ」は京都近辺の冬場でも楽しめる峠を紹介できたらと思っています。

 

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~冬のセールのお知らせ~
【店頭セール】
日時  12月11日(土)と12月12日(日)10時頃から18時頃まで
京都の直営店「アイズバイシクル」の店頭商品すべて店頭価格から1割引!

グランボアオリジナルタイヤは定価より1割引きのアイズバイシクル店頭価格からさらに1割引き致します。

【通販セール】
12月13日(月)から12月19日(日)まで。
オンラインストア掲載中の商品すべて表示価格から1割引きとします。
★ただし、ご予約品やお取り寄せ品、修理などの作業工賃は対象外です。

まえの


わぁー、いよいよ12月に入ってしまいました!!!

皆様お元気にお過ごしでしょうか?

早くも一年が過ぎようとしています。

 

こちらはと言うと、いろいろと大小さまざまな問題はあって落ち込んだりもしますが、反面、嬉しいこともあったりで正に悲喜交交。喜んだり、悲しんだり、怒ったり、笑ったり、元気に過ごしています。何より、皆「元気」ですのでそれが一番ですよね!

 

*****

さて、しばらく店頭でのセールは自粛していましたが、この12月は以下のように開催することにしました。ただし、通常、店頭セールは一日のみでしたが、今年は2日間で計画しています。できるだけお仲間とは分散してお越しいただけるとゆっくりしていただけると思います。ご遠方の方には通販でのセールも企画していますので是非ご利用ください。

 

 

 

【店頭セール】

日時  12月11日(土)と12月12日(日)10時頃から18時頃まで

店頭商品すべて店頭価格から1割引きとなります。ただし、ご予約品やお取り寄せ品、修理などの作業工賃は対象外となります。

更に、5,500円以上お買い上げのお客様には粗品進呈!

 

【通販セール】

12月13日(月)から12月19日(日)まで。

オンラインストア掲載中の商品すべて表示価格から1割引きとします。ただし、ご予約品やお取り寄せ品、修理などの作業工賃は対象外となります。

こちらも5,500円以上お買い上げのお客様にはささやかなプレゼントを同梱してお送りいたします。

 

 

 

世界的なパンデミックが始まってほぼ2年、イベントもセールも自粛していましたので、長らくお会いできずにいる方も結構おられます。

そんな皆様に久しぶりお会いできることを楽しみにしています。欠品中のものも多数あってご要望にお応えできないものもあるかと思いますが、是非遊びに来てくださいネ。

 

そして、マスク、手洗いなど感染対策もお忘れなく。

 

 

*****

【アトリエ最前線】

先日納車した一台です。

フルオーダーのモデルですが、セミオーダーでおなじみの輪行が簡単なERフォークを選択されました。そしてブレーキはレーザーミラン

 

 

スペーサーが入っているように見えますが、リングの裏側もピカピカですのでBBとクランクのロックリングが映り込んでいるだけなんですよ。先日SNSでコメントいただいて私たちも初めて気づきました。

 

 

 

シクロ仕様のヴィンテージが2台続いたあとのフロントシングル+スラム。

これも大変素敵です。

 

【完成車のオーダーをご検討中の方】

12月中に完成車のご注文をご成約いただいた方にも記念品をお贈りします。只今の納期は8か月ほど。ご相談にはご予約いただけますと大変助かります。

 

つちやはるみ


こんにちは、前野です。

今回の「ランドナーで峠へ」は滋賀県と福井県の県境に位置するおにゅう峠を紹介します。

おにゅう峠は滋賀県高島市と福井県小浜市の境にある標高830mの峠で滋賀県側からは林道小入谷線、福井県側は林道上根来線として管理されています。

 

おにゅう峠は京都から行ける峠の中では展望がよく、積雪で通れない冬期を除いていつ行っても気分良く走れる峠なのですが、今回紹介するのはとりわけ良い景色を楽しめる紅葉シーズンの早朝に現れるおにゅう峠の雲海をピックアップしていきます。

 

おにゅう峠の雲海が現れるのは紅葉が深まる時期のよく冷えた早朝で、気温が上がる昼間には見ることが出来ません。雲海と紅葉のコラボレーションを見るには前日からおにゅう峠付近に宿泊するか、早朝に到着するように深夜出発で自走する必要があります。

おにゅう峠の紅葉と雲海はここ数年で一気に有名になった感があり、高島市の観光案内にも掲載されているほどです。

 

そんなおにゅう峠の紅葉と雲海を目当てに京都を早朝(深夜?)に出発してサイクリングに行ってきました。

 

【2020年11月5日】

 

午前3時4分 気温2℃、冷え込む左京区大原

宝ヶ池近くのコンビニに午前2時半に集合した井越君と僕は国道367号線経由でおにゅう峠へ向かいます。走り始める時間が早いので前日の夜は早めに布団に入りました。睡眠はたっぷりとってから走りましょう。

午前3時29分 国道367号線花折トンネル付近

時々道路わきの茂みからガサガサと鹿の動く音が聞こえる中、花折れトンネルへの登りに取り掛かります。今回のルートは雲海を見るのが目的で、極力登りを排除しているのでここを過ぎればおにゅう峠まで長い登りはありません。

心なしかホッとする明るいトンネル内

花折トンネルを過ぎるとしばらく道なりに国道367号線を走り、県道781号線を久多方面へ左折します。

 

午前4時46分 霧の麻生古屋梅ノ木線 雲海の気配

過去に何度かおにゅう峠の雲海を見に同じルート、同じ時間帯に走ったことがあるのですが、県道781号線を通る久多から針畑間で濃い霧が出ていれば高確率で雲海を見ることが出来ます。逆にこの区間の空気がカラッと乾いていると雲海を見ることは難しいでしょう。

 

午前5時8分 滋賀県高島市朽木針畑付近 おにゅう峠雲海の看板

宝ヶ池を出発して2時間半、おにゅう峠の入り口ともいえる針畑の集落に到着しました。

峠に上る前に針畑観光公衆トイレに寄って一休み。ちなみに国道367号線を離れると小浜まで補給できる場所はありません。自動販売機も無く、寒い中走るのは通常より消耗するのでエネルギー切れには注意が必要です。

 

午前5時26分 林道小入谷線入り口

林道の入り口に到着しました。ここから展望ポイントまではそんなにかからないので夜明けに間に合いそうです。

SONのハブダイナモとヘッドライトは電池切れの心配がなく、優れた配光のおかげで安心して走ることが出来ます。優れたライトは行動範囲を広げてくれますよ。

 

午前5時42分 おにゅう峠の登り

徐々に空が青くなってきました。日の出まで30分ほどでしょうか。

 

午前5時48分 眼下に雲海が見える

 

定番の撮影スポット近くは車の列

 

午前5時58分 東の空が明るくなってきた

 

午前6時 ベストショットを狙うなら泊まり込みは必須?

 

紅葉と雲海のおにゅう峠は寒い

気温は市内でも一桁、少し山の方へ行くと0℃近くまで冷え込みます。まだ冬装備を使うか迷う時期ではありますが早朝の峠で雲海を見るために待機することも踏まえて重ね着をして冬の装いです。

日の出前から待機する場合はコンパクトなダウンジャケットを持っていくことをお勧めします。

 

午前6時33分 紅葉と雲海とランドナーを太陽の光が照らす

 

おにゅう峠の雲海は今回で3回目ですが、過去最高の雲海と紅葉です

 

美しい雲海と紅葉

井越君が峠の下にある観光トイレに忘れ物をして取りに戻っている間、僕は雲海を撮り続けました。自転車を漕いでいる間は寒さも気にならないのですが、一か所でじっとしていると着込んでいても寒さで震えていきます。

 

紅葉の中、峠道を登る

標高830m 滋賀と福井の県境 おにゅう峠

峠まで来ると先程の人だかりは嘘のような静けさです。この数か月前まではこの石碑近くまで福井県側から砂利道が延びていました。

おにゅう峠がひらがな表記なのは滋賀県側は「小入」、福井県側は「遠敷」という同じ読みの地名があるからひらがな表記になったのだと思います。

福井県側は天気が良ければ日本海まで一望できます。

 

 

小浜に向けておにゅう峠を下る

寒いので峠にいるのは程々にして小浜へ向けて下り始めます。福井県側の展望もなかなかのものです。

 

とても静かな福井県側

有名になりすぎた滋賀県側と違って福井県側は交通量も少なくとても静か。このあと東小浜駅まで行って輪行してきた友人と合流し、若狭基幹林道を走りました。

【今回のコース】


宝ヶ池-途中越え―花折トンネル―久多-朽木針畑-おにゅう峠-JR東小浜

おにゅう峠の雲海を京都市内から自走して見に行こうとすると、峠まで約60㎞あるので日の出時刻から走行ペースで逆算して計画します。
今回は午前2時半にスタートして峠まで3時間半で計画し、途中ゆっくり休憩もしたので少し余裕があるくらいの時間配分でした。
京都市内からおにゅう峠までの間でしっかり補給が出来るのは左京区大原にあるファミリーマートが最後になります。そこから先、国道367号線沿いは自動販売機が数か所、県道781号線に入ると自動販売機すらないので準備は入念に。
また、夜間走行は野生動物との遭遇など、昼間のサイクリングに比べてリスクが大きくなります。強力なフロントライトと後方のドライバーにアピールするためのリアライトは最低限備えて走りましょう。ブルべの際に着用する反射ベストなども有効です。

 

おにゅう峠で雲海を見た後は小浜の方へ下り、JR東小浜駅から輪行して帰るのがお手軽です。東小浜から京都まで約3時間の電車旅になりますが、深夜から走ってきた人には電車内は心地よい眠りにつける空間になるはずです。

せっかく小浜まで来たのだからすぐに帰るのは惜しいという方は小浜港近くでグルメを楽しむのも良し、若狭基幹林道まで足を延ばして砂利道を走るのも最高です。

おにゅう峠に僕が初めて訪れたのは2016年。この5年の間に峠の景色も少しずつ変化していきました。

たった5年ですがおにゅう峠の景色を紹介します。

 

【2016年5月】 初めて訪れた時のおにゅう峠

 

雨の中登った滋賀県側

 

おにゅう峠の定番撮影スポットから

 

福井県側のダート

ガードレールがグニャグニャに曲がっているのは冬期の積雪に押しつぶされた為。

福井県側舗装区間

この時すでにおにゅう峠福井県側の舗装化は進んでいました。急こう配区間などが優先的に舗装されていたはずです。

 

福井県側極上のダート

 

荒々しい雰囲気の福井県側

 

福井県側の整った砂利道

 

初めておにゅう峠を走った僕は滋賀県側の景色もさることながら、福井県側のダートに魅せられておにゅう峠に通うことになります。

【2017年4月】 林道小入谷線入り口

残雪に閉ざされた林道小入谷線

4月に訪れた際は雪が残り走ることは出来ませんでした。京都市内から国道367号線ではなく、花背峠と能見峠を越えてここまで来たのですが北に行くにつれて残雪が目立ち始め、目当ての林道はこのとおり…

【2018年5月】 福井県側は程よい砂利道が残っている

県境で舗装と砂利がはっきり分かれる

滋賀県側が舗装路、福井県側は砂利道です。峠の石碑は福井県側に立っていることがわかります。

福井県側の砂利道を下る

この時は学生時代の友人と二人で走りました。京都市内からおにゅう峠を目指し小浜で昼休憩。敦賀まで国道で移動し林道黒河マキノ線で砂利道の峠越えをしてマキノのメタセコイア並木を通って近江今津駅から輪行して帰りました。

ランドナーで走りやすいダート

 

福井県側砂利のコーナー

 

走りごたえのあった福井県側

【2020年6月】 福井県側舗装工事の直前

2020年6月ごろまでは福井県側は未舗装区間が残っていたのですが工事は進行し、とうとう完全に舗装化されてしまいました。

かつては走りやすいダートも楽しめる峠でしたが現在はタイヤ幅の細い自転車でも滋賀から福井側へ通り抜けができる道になっています。

この時のレポート

【2021年6月】舗装化が完了したおにゅう峠福井県側

林道の手前、下根来集落

 

一帯はクマ出没注意の看板が多数

 

真新しい舗装が目立つ福井県側

 

峠の手前も綺麗に舗装されている

 

ロードバイクで楽々通れる峠になりました

 

福井県側が完全に舗装化されたことでタイヤ幅問わず峠を通り抜けられるようになりました。ランドナーに乗って砂利道を楽しみに走っていたので正直舗装路になってしまったのは残念なのですが、峠道が持つ景色の良さや人里離れた静けさは変わらないので大好きな峠道です。

 

 

【京都市内からおにゅう峠を回るルート】

京都-京北-美山-堀越峠-小浜-おにゅう峠-能見峠-花背峠-京都

京都スタートのおにゅう峠を回るルートです。以前紹介した堀越峠や花背峠も通過します。1日で走るのも楽しいのですが、小浜に宿を取って一泊二日でじっくり走るのもおすすめです。

いかがでしたでしょうか。おにゅう峠は紅葉と雲海を見るのもいいのですが、人がいないオフシーズンの静かなおにゅう峠にも1度行ってみてください。

次回の「ランドナーで峠へ」は愛宕山の峠を紹介します。

 

 

まえの


7日目

 

朝からあいにくの雨。幸い宿は厚岸駅のすぐ前です。釧路まではJR花咲線で戻ることに。

宿で輪行の準備をして出発です。

パニアバッグに詰めた荷物は背中のザックに収納してます。

 

この専務お手製のパニアバッグはパラシュート生地で出来ていて、小さくたたんでフロントバッグのバックポケット位置に括り付けることができます。このパニアバッグはとっても軽量且つ丈夫です。

 

外は強い風と雨。駅員さんに許可をもらって駅の待合で輪行です。

 

輪行袋に詰めて列車を待つこと30分、1両編成のワンマンで釧路駅まで一っ飛です。

ルパン三世仕様の特別車両でした。モンキーパンチさんは浜中町の出身だそうです。

 

ということで今回の北海道ツーリングは終了しました。早めに釧路のホテルにチェックインして釧路市内を散歩しながら観光して、北海道最後の晩御飯に行った地元の回転ずしに感動しました。

 

 

輪行についてちょっと

 

今回の北海道は宿泊先での洗濯を考え3日分の着替えを持っての移動でした。9月末の北海道は京都と比べて10°程気温が低く、京都の10月末の感じで、とっても快適でした。ツーリングのための服装も1ヶ月ほどずらしたものを用意して行きましたが、パニアバッグの容量との兼ね合いで厳選のチョイスでした。

 

輪行袋とフロントバッグそれにパニアバッグと、空港ではカートがあるのでそう問題ではないですが、列車ではすべて持って駅の階段の上り降りをしなければなりません。そこに改札での切符出し入れがありますので手がもう一本ほしいところです。私はジル・ベルトゥーのパニアを太めのベルトで一つにまとめて運びました。右肩に輪行袋、左肩にフロントバッグで右手でパニアバッグを持ちました。

 

専務はパニアの荷物はザックに収納して輪行袋とフロントバッグを左右に持ちます。

 

自転車の分解・組み立てを行う場所も選びます。ふつうは駅の隅で、駅利用者の通行の邪魔にならない壁があるところです。

 

飛行機での輪行もいっしょなのですが・・

釧路空港には専用スペースが用意されています。飛行機での預け入れはタイヤの空気を抜く必要があるのでポンプが備えつけてありました。ただ備え付けのポンプはフレンチバルブには対応していませんでした。残念。

 

飛行場での預け入れの際も輪行袋の預け入れは保安検査を含めてちょつと手間がかかります。一般の預入れ荷物に比べるとかなり大きのでX線の検査機械をくぐらせるのはかなり難しいです。輪行袋をあけて中身を確認してもらうのが一番です。輪行に使う工具は輪行袋に一緒に入れておく必要があります。機内に持ち込むフロントバッグに入れておくと没収されてしまいます。チェンに差す油は預け入れ荷物でも持ち込めません。いろいろと時間がかかりますのでチェックインはかなり早めに済ませることをお勧めします。

着いた空港での輪行袋の受け取りも、預け入れ荷物が出てくるターンテーブルの近くになります。ターンテーブルが流れ出してほとんどの荷物が出終わったころに隅のドアが開いて係員の人が運んできてくれます。

以前のピーチではなかなか輪行袋をもって出かけるのは難しかったのですが、現在は料金もはっきりとして1台につき3500円/フライトで事前に予約できます。

今回は厚岸駅で輪行してからは京都まで輪行袋に入れたままでした。JR釧路駅からはタクシーでホテルへ移動して、そのままフロントに預けました。飛行場まではあらかじめバス会社へ問い合わせて輪行袋を空港バスに乗せられることを確認して、ホテルのすぐそばにある空港バス乗り場まで担いで移動しました。

 

自転車を楽しむ人が増え、輪行もドンドンやりやすくなっています。二人合わせて119歳と9か月です。歳相応ののんびり楽しめるツーリングでこれからもドンドン輪行していきます。さて次はどこに行きましょうかね。

 

Fin

 

親方


 

5日目の朝。春国岱を散歩

エゾシカの群れが朝食中です。

海辺にはオジロワシ。国後は見えません。

 

さて本日は太平洋側へ出て、西に向かって海沿いを走る予定です。

 

JR花咲線に沿って走る道道142号からJRの別当賀野駅の近くで

まっすぐ南に延びるダートへと入っていきます。

ダートの先にあるのはフレシマ湿原

海に向かって開けた広々とした湿地です。

 

ピストンで上り返して道道へと戻ります。

とにかく車が少ない。その分どの車もかなりのスピードで走っていきます。

道端をキツネが歩いています。

さすがに食事できるところが見当たらず、宿で用意していただいたおにぎりで昼食です。

まさにシーサイドラインです。

昆布を干していました。

ずっと先に霧多布の岬が見えてきました。

左のほうに霧多布大橋が確認できます。

宿について早速に散歩。霧多布湿原の琵琶瀬木道をちょっと歩きました。

カモの群れが飛んでゆきます。

 

本日のコース。

宿から最初の休憩地点の道の駅までGPSログを入れ忘れていました。

 

6日目

 

朝の海辺を散歩していると昆布漁の船が

 

 

シーサイドラインのつづきで道道123号線を行きます。

まずはパニアバッグを宿に預かっていただいて霧多布の岬まで

朝食の際に同宿の方からの情報で展望台の下の海岸にラッコがいるとのこと。

海を覗いてみると、

親子らしきラッコの姿が波間に浮かんでいます。

 

宿まで戻ってパニアをつけて走りだします。

霧多布の湿原が一望の琵琶瀬展望台

 

次に立ち寄った涙岬

 

太平洋を望む崖の上で2羽のオジロワシが飛んでいます。

 

お次の寄り道は原生花園あやめヶ原です。もちろんあやめは咲いていないのですが

ここにもエゾシカの親子がのんびりと食事をしています。

先端の展望台の手前に道産子が放牧されています。

展望台から東の海岸線を望む。

 

厚岸大橋を渡って厚岸到着です。

親方


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