アイズの独り言>

アトリエ長に第二子(男の子)が誕生しました!

10月29日の夕方でとても安産だったそうです。よかった。

これで、アイズの不確定要素もだいぶ減りましたが、11月2日・3日は連休ではありますがメカニックが不在となります。また、2日はお店は開けていますが、3日は所用にて臨時休業とさせていただきます。ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。

親方も日に日に回復しています。もう、あとは退院を待つばかりです。

 

 

*****

さて、ここ数日でいろいろ入荷して参りました。

まずはしばらく欠品していました32Bタイヤのシプレ・エキストラレジェが再入荷しました。スタンダードはずっと在庫していますが、記録を調べてみるとこのエキストラレジェモデルは5年ぶりの生産になります。このサイズのタイヤを使っている自転車は実はそれほどたくさんあるわけではありませんが、昔からマスプロ車ではなくフルオーダーで作られた自転車で選ばれたサイズであり、大切に乗り継がれている自転車が多くあります。なので親方が最初にこのサイズを選んでオリジナルタイヤを作り始めたのもその辺が理由でもあります。「良い自転車が乗れなくなる」そんな危機感を抱いてオリジナルタイヤの生産に踏み切ったのが2005年、今からちょうど20年も前の話です。

今も根強いリクエストに支えられて生産が続いていて、今回は更に軽量モデルの生産が叶いました。

是非、ご利用ください。

 

今回は1本270グラムほどの仕上がりです。

 

 

 

また、フランスはベルトゥサイクルから納品がありました。

今回も為替の影響で価格が上がってしまっていますが、伝統的サイクリストにとっては欠かせないアイテムです。今回から長年製作を担当してくれていた縫子さんが定年を迎えられ世代交代して初の製品です。40年代フロントバッグなどグランボアでしか作られていない製品も多く、時間をかけ丁寧に仕上げてくれています。

 

 

 

更に!

こちらも久しぶりにグランボアのアルミステムが入荷しました!

日東さんで製造をお願いしているモデルですが、ショッピングサイトで販売できるほど在庫が入るのはホント久しぶりです。

お待たせしました!

 

 

 

つちやはるみ

前回のメールのあと、各方面からご心配頂きましてありがとうございます。アトリエ長は先日予定通り手術を終え、無事に仕事復帰しています。親方もここのところ今週末に迫ったポリーの出展車の組み立てに追われていましたが、先ほど自分の分も組みあがりホッとしているところです。

素晴らしいマラストーニの街乗り車ですよ。また、ポリーが終わりましたら詳細をご紹介できるかと思います。

 

あと、昨日は欠品していました36Bサイズのルートフォレスティエールが再入荷して参りました。ルートフォレスティエールは丈夫で走り心地の良いモデルで36Bの他は42Bサイズでもご用意がございます。グランボアの軽量モデルのエクストラレジェに採用している超軽量でしなやかなケージングをベースに、従来のグランボアタイヤでは敢えて採用してこなかった耐パンク層を全面に施した万能モデルです。

 

 

 

 

ポリージャポンの準備の他、進行させているのは親方フレームのステンレス車と、9月に納品があったARAYAのツーリストたち。春先からご予約いただいている方もいて大変お待ちどうさまでした。いずれも順次出来上がる予定です。

ARAYAのツーリストは今年の入荷分はご予約でほぼ完売していますが、500mmサイズでしたら3色とも一台ずつと550mmのボルドーレッドが一台在庫ございます。先ほどショッピングサイトの在庫の数量も変更しました。ご希望の方はそちらからご注文していただけます。

メーカーさんのお話では来年はまた仕様変更があるとのことですので、この価格でランドナーらしいフォルムの自転車はますます入手が難しくなりそうです。。

 

 

***おまけ

こちらは美山の庭にやってきたアサギマダラです。

フジバカマという花の蜜を求めて渡りをする蝶がいるっていうのを何年か前に知って、親方がその蝶を呼ぼうとフジバカマを10数株も植えたのは3年前。「そんな簡単に来るわけないじゃろ。」と内心思っていたのですが、今年、ひらひらと2頭のアサギマダラが舞っているのを見つけました!

1日に200キロも飛ぶとか、個体の一生のうちに1000キロも飛ぶとか言われていますが、なんだかこんな欠けた翅を見ると応援せずにはいられません。ゆっくり休んで目的地にたどり着いてほしいものです。

そろそろ旅に出たいですね。

この秋は無理ですが、来春は是非。

親方、もう、プランを練っていますよ。

つちやはるみ

今日から10月、ようやく過ごしやすい日も増えてきましたね。

みなさま、お久しぶりです。

そそろそろ私も遠くに走りに出たい気分です。

 

でも、先日、2回目の万博に行ってきましたよ。

今回は車と自転車のハイブリッドアプローチです。

伝法駅前に車をデポして万博会場までは淀川沿いのサイクリングロードで7-8キロ、舞洲と夢洲の橋を2本越えて一本道で会場まで行くことができます。私たちはアイズの社用車(?)の街乗り車を車に積んでポタリングがてら出かけました。

 

万博のレポートは割愛するとして、これは帰りの駐輪場の様子です。

まあ、ガラガラと言っても良いんじゃないでしょうか。

警備員さんや道案内のスタッフさんも複数人おられて手厚い感じですし、そろそろ日中も涼しいので自転車で行くのも「あり」ですね。でも、もう、閉会間近で予約もとれないそう。この日も超混んでいて少し早めに会場を出たのでした。

 

帰り道ではバージョンアップしたメテオの実装テストもできましたよ。

 

キムラ製作所さんとリンデンさんのお力を借りてご覧のとおり格段に明るくなりました。こちらも早くて今月中、遅くても年内には再販のお知らせができると思っています。

 

 

 

その他、入荷のお知らせ。

って、これは新たに入荷したわけではないのですが、パセンティのブルべリムについて。

実は定位置に納まりきらなかった分を別の場所に保管していたものをみんな忘れてしまっていて、先日、リムを整理しているときに気が付きました。650B/32Hのみで大した数ではないですが、少しお分けできそうです。軽量のポリッシュリムをお探しの方はぜひ。

 

次に、ささやかなものではありますが、ステンレス製の菊座のワッシャー

グランボアではこの形状にこだわって長らくフランスから直に取り寄せているのですが、今回からより耐久性と強度のあるモリブデンステンレスのものが入荷しました。今回は久しぶりではありましたが、価格は据え置くことができました。よりヴィンテージ感を求める方には鉄にメッキを施したものがお勧めです。

 

あと、10月の生産予定について

久しぶりにシプレ650x32Bのエキストラレジェが入荷予定です。長らく生産を止めていましたが、お尋ねいただく方が後を絶たずめでたく再生産することとなりました。思い返せばグランボアの最初のタイヤ、シプレを生産して今年で丸20年がたちました。こんなに長くご愛顧いただきまして嬉しい限りです。そんな感謝の気持ちを込めてシプレ生誕20年の記念になればと思っています。ご予約として受注開始しましたので宜しければご予約下さい。入荷次第お届けいたします。

また、好評の650x36Bリエールのルートフォレスティエールも10月の生産予定です。

 

9月は実は棚卸の時期で、オンラインストアの在庫の調整も少しできています。「在庫無し」となっていたものでも実は在庫があって変更しているものもいくつかあるのでまた覗いてくださいませ。

 

 

続きまして、10月のイベントについて。

これは毎月カレンダーの10月分に使った画像です。

毎月カレンダーではこんな具合に月々のイベントやお休みなんかも併せてお伝えするようにしています。写真の自転車は8月に出来上がった海外のお客様のフルオーダーモデルです。暑さが和らいでから来日されるそうで納車待ちの一台です。

 

10月はシクロジャンブルや、ポリージャポン、京王閣のフリマなど大忙しですが、月の後半は更に臨時休業が入る可能性があります。というのも、親方が27日から入院、手術の運びとなったのです。10日ほどの入院になりそうですが、さすがに退院してすぐに自転車に乗れるか分かりませんので、しっかり秋のイベントをこなしてから手術に臨みたいと思います。

それでですねぇ。心残りは秋のアイズラリーなんです。

いつもなら11月に入ってから開催していましたが、今年はさすがに年内は無理っぽい。なので10月26日にショートコースにはなりますが、走る日を設けようかと話しています。でも、東京出張の翌日、入院の前日なので10時ごろ集合で50キロ弱くらいの超楽ちんコースになる予定です。参加希望の方は直接メールでご連絡くださいませ。よろしくお願いします。

 

それよりもですよ!

うちのアトリエ長がですね、2日前に「鼠経ヘルニアで手術しないといけない」と告白してきまして、10/6-10/9まで彼もまた入院・手術をする運びとなりました。というのも彼の奥様はただいま2人目を妊娠中で予定日が11月、そう、もうすぐなんです。なので自分のトラブルの芽は出産前に摘んでおきたいとの彼の決意ではあるのですが、、、。いやいや、重なるときは重なるものですねぇ。お産も早まると親方が不在の時期と重なりそうです。

 

というわけで、10月後半から11月中旬はアイズバイシクルがどうなっているかちょっとお伝え出来ない状況です。でも、どうぞ皆様、過度な心配はせずに温かく見守っていてくださいね。

よろしくお願いします。

つちやはるみ

2025.07.06

今年の湯飲み

日中はおいそれと外に出られないほどの暑さですが、皆様お元気に過ごされていますか?

私はここのところプライベートで何かと時間を取られ、日々をこなすのがやっとこさな毎日。2年前のこの時期は北海道を走り回っていたんだなぁ、と感慨深いです。

 

 

それでも楽しみはあるもので、先日いつもうちのお店で使っているお湯呑みの新しいバージョンが出来上がってまいりました。毎年というわけではありませんが、少なくなるとお願いしに行って、デザインはお任せで焼いてもらっているのです。

八入窯」さんは京都市内から北へ50kmのところにある美山町。

親方フレームのアトリエとすぐ近くにある焼き物工房です。

今年のも良い感じです。

 

 

デザインは優しいベースに濃い目の色を合わせたツートーン。ボトムの濃いめの色は力強い幾重ものラインが含まれていて、それまで自転車で走ってきた様々な「道/旅」を想起させます。落ち着いたベースに自転車の絵柄。自転車は小さかったり、大きかったり、どれも旅情を誘います。手になじむ独特なフォルムはもう、作り始めた当初からのものでとても使いやすいのです。

 

先ほどショッピングサイトにアップしましたので宜しければお買い求めください。
ベースの色はお選びいただけますが、柄はお任せでお願いします。特別なご希望がある場合はカート内のご要望欄に書いておいていただければ、できるだけお応えできるようお選びいたします。

 

 

なんか、お茶も良いけど、日本酒も良いかも。

つちやはるみ

四万十川下りに出かけてから早1週間以上。期待していたヤイロチョウは残念ながら声も聴き分けられませんでしたが、久しぶりの泊りがけのツーリングはとても楽しかったです。還暦を目前に自転車に乗れないほど体調を崩すと、回復してからも以前のように乗れるだろうかと正直不安。でもなんとか乗り続けられそう!

良かったぁ!

皆様も春の旅は楽しまれましたか?

 

さて、入荷していたイデアルの在庫もやっと更新できました。今回は何とか価格を据え置くことができました。

日東さんからはプロムナードバーやら、フランス型ランドナーバーフランス型マースバーが入荷しています。

 

プロムナードバーは今回から幅を430mmから450mmに20mm広くしました。

 

 

フランス型マースバー

今回から420mmが入荷しました。

本当なら400mmと420mmのラインナップが欲しいところをここ数年は間を取って410mmとしてきましたが、最近の若者は体格の良い方が多く、幅の狭い方の需要が年々減ってきています。そこで今回から420mmへとランニングチェンジしていくこととなりました。420mmはバルジ加工で生産できるギリギリの幅です。それ以上の幅になると焼き入れで強度を上げる必要が出てきてハンドルが硬くなってしまいます。適度にしなるハンドルは走行中に腕に伝わる振動を吸収してくれて長距離でも疲れにくい。毎日自転車に乗る「旅自転車」を製作しているグランボアには欠かせないスペックなのです。

という事で、只今のフランス型マースバーは溝無しが420mm、溝ありが410mmのラインナップとなります。

 

 

フランス型ランドナーバー

ランドナーバーは発注時期の違いで今回は410mmのまま。

次回の入荷分からこちらも420mmへと変更予定です。

 

 

 

 

*****

いくつか納車した自転車の紹介を少し。

 

グランボアヴィンテージモデル。

 

6速のシクロランドナーを使用してチェンレスト+5速フリーをドライブさせる贅沢な仕様です。フレームはもちろん、リアメカのためのエキセントリックレバーとフロントロッドのメカもワイドレシオに合わせた羽根をグランボアで製作しています。

 

 

 

1960年製のエルスのルートです。

オーナー様がオリジナルのまま鈴鹿のレースにも出たり楽しんでおられましたが、塗替えを希望されフェザーブルーをメインカラーとしてリペイントしています。

 

 

 

1964年製ルネエルス フルレストア

レストア前

 

 

 

トップ63とレコード60を組み付けた状態で見つかったエルスの半完成車をレストアしました。

塗装は塗り替えられておりましたが、ラグ部の仕上がりから元々トゥークロメで製作していることが分かります。塗装と元のメッキを剥離してフレームを再研磨してメッキし直ししました。チェンリングを除いたパーツは当時のエルスの純正パーツを揃えて組み上げました。

近々ギャラリーページにアップ予定です。

 

 

こちらはグランボアのコンテンポラリーモデル。

フェザーブルー(クロウブルー)を気に入ってくださり、それと同じ手法でブラウンを重ねたフェザーブラウン。メッキを施したフレームに染料を何度も塗り重ねて得られる微妙な色は光の当たり具合で鳥の羽のように変化します。まるで命が宿っているかのよう。

 

こちらの自転車はグランボアのオリジナルパーツをふんだんに取り入れたフラッグシップモデルと言ってもいいほどの一台です。

ギャラリーページにすでにアップしていますので是非じっくりとご覧ください。

 

 

***

それにしても、このフェザーシリーズはこれからも増えそうな予感。

個人的には次はカナリアをイメージしたフェザーイエローが良いな~。

つちやはるみ

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