ジャパンバイクテクニーク2026
今週末のJapanBikeTechniqueに向けて拓未君が取り組んでいた自転車がようやく出来上がりました。
構想とフレームデザインは早くに出来上がっていたものの、遅れがちなお客様の仕事を優先し、フレーム作りに着手できたのは5月の初めでしたのでほぼ一か月で作り上げたことになります。
あれ?
なんだか見たことあるような、、、。
なんと、彼が造ったのは日頃彼が仕事をしている上に常に鎮座している1946年のコンクールデュラルマン(ジャパンバイクテクニークの元になったフランスのイベント)の優勝車であるアレックスサンジェをオマージュした一台でした。
フロントはロット式、リアの変速機はシクロの5段です。
むむむ、これであのJBTのコースを走ろうというのか、、、。
かれこれ80年も前のスペックです。
でも、今回はさらに古い車種のペニーファーシングなんて言うのも参加するというのだからなんだかすごい事になってきました。
大メーカーの意図に追従する形ではなく、自転車の自由な楽しさを追い求めたい。
そうなると今やヴィンテージが選択肢として面白いのかもしれません。
グランボアでは長年新旧のいいとこどりで機能美溢れる自転車を作ってきました。
特に拓未君の好みはそっちなんです。
フロントキャリアが一体となったフロントフォーク。
キャリアの形はあえてオリジナルとは違うグランボアのERタイプをアレンジしているようです。そもそも、ERパニア自体がこのサンジェのキャリアから発想を得ているのですから違和感ないですね。
全体像と詳細の説明はJBTの後に拓未君自身がしてくれると思います。
まずは今週末開催予定のJBTに皆さん注目してくださいね~。
できれば現地まで応援に来て下さるととっても嬉しいです。
それにしても親方がグランボアを始めた時の最初の一台は親方が乗って衝撃を受けたSさんのルネエルスの完全レプリカでした。自ら語ることないその自転車の意図を理解するには作業をトレースすることが一番です。少なくとも親方はそうやって技術と知識を身に着けてきたのです。
親方は前回に引き続き長年取り組んできた後付けできるアシスト車でエントリーしています。
なかなか思い描く形に到達できずにもがき苦しむ毎日ですが、今提供できる最良のもので出走しますよ。
今回のJBTにはNHKから取材が入るそうです。
関東・甲信越地方のみの生放送らしいのですが、6月6日の朝7時半からだそうです。NHKプラスでしたら全国でご覧いただけます。
是非、そちらもご覧いただければと思います。
放送時間は5分足らずだそうですのでお見逃しなく!
スマチャリ三昧
5月から6月は最も快適にツーリングを楽しめる季節です。
還暦をまじかに控え始めたころからあと何年ツーリングを楽しむことができるのか不安になり、年に2回は一週間程度のロングツーリングを楽しみたいと考えたのです。たぶん70才までは大丈夫、問題ないと考え最低10回はロングツーリングに出かけるぞと決心しました。夏は北海道、春は九州と毎年コースを変えて専務と二人旅、一昨年にはついに南仏のトゥールーズからローヌ川の河口のカマルグまで出かけました。
私は同時にさらにその先70才を過ぎてからのことを考えていました。そのころでは出始めていたのがスポーツ車を電動化したebikeです。MTBやロードバイクにモーターユニットを積んでもっと自転車の楽しさを広げるためのものです。最初はMTBでした。厳しい登りをモーターの補助で駆け上り、ダウンヒルを楽しむことが容易になります。当時すでにドイツでは牽引型のバイクラックにebikeのMTBを積んでいって、アルプスの山岳地帯の路を楽しむ高齢者が増えたことを聞きました。
いずれ日本でも高齢化時代がやってくることが喧伝され、それがまじかに迫っている我々の世代にこそebikeは必要だと考えたのです。自分を含めた多くのサイクリストが可能な限り自転車を乗り続けることが出来るようにするためにebikeは必要です。ただしそれは無骨なMTBスタイルのそれではなく、私たちが愛し慈しんできたランドナーの形でなければならないのです。
そのためには専用フレームも必要とするebikeではダメなんです。今まで乗っていたランドナーに取り付けて、そのまま同じようにツーリングを楽しむことが出来るにものにする必要があります。こうした既存の自転車に取り付け可能なユニットは台北ショーや台中バイクウィークで紹介されてはじめていました。
最初はPendex。ドイツのメーカーでした。それは左クランク側に円盤型のモーターを付けてダウンチューブのボトル台座に取り付けたバッテリーを使って駆動させるユニットでした。元のチェホイールを外してトルクセンサー内蔵BBに交換して元のチェンホイールはそのまま使えます。そのチェンホイールの反対側にチェンホイールと同じぐらいの直径の黒い塊のモーター付きクランクを取り付けました。かなりのパワーがあってしっかりアシストしてくれましたがモーターに対してバッテリーの容量が小さく、長距離にはちょっと向いていませんでした。後日NHK衛星の世界の街あるき番組の中でケータリングカフェの自転車に取り付けられているのを目撃しました。日本にも導入の計画はあったようです。
2番目はCYCmoter。こちらは超強力モーターを使った香港のメーカー製のMTB用電動ユニットです。元々はビンテージMTBへの装着を考えて作られていました。これを使って2022年のジャパンバイクテクニークへ自ら出走しました。最初のタイムトライアル区間ではブルベライダーや登録選手をぶっちぎって堂々のトップでした。コース全体で79Km、獲得標高2600mでバッテリー3個を用意しての走行でした。このコースにはダートのヒルクライム区間がありそこでもモリモリ登ることが出来ました。そして走行50km累積標高2100m程の地点でバッテリーが尽きました。そのあとは4サイドのキャンピング車並みの重量となった自転車をゆっくりと漕いでゴールを目指したのです。このユニットの最大の問題は専用チェンリングとモーターをカート用のチェンで連結して駆動させてるためにバッテリー切れした時の抵抗が大きいことでした。また組付けた時に全く自転車の面相が変わってしまうことでした。このMTB用に作られたがゆえにイカツイそのかたちはビンテージランドナーとは相いれないデザインだったのです。
3番目にこの4~5年やっていたのがKhgearという台湾のユニットです。きっかけは台北ショーでアワードを獲得したというモックアップのユニットを目撃したことでした。元々ダウンチューブ下部に内蔵することを目的に作られていたそのユニットはとてもコンパクトで縦置きのモーターをベベルギアを使って横方向に動力の向きを変換してBBシャフトを直接動かす形式でした。私はこれをダウンチューブにぶら下げてBBを廻すことが出来ないかと考えたのです。細かいことは省きますが要はそのためにはユニットの基本的なスペックを変更する必要があり、メーカーさんもそこまでのことはできないと考えたようでだんだんと反応が鈍くなり現在進行は頓挫しています。
そこに出てきたのがHONDAさんの開発したアプリを載せた後付電動システムのスマチャリキットです。これはHONDAの社内ベンチャーの方々が電動アシストユニットを制御する「Smachari」というスマホに入れるアプリを作られて、これを深圳のメーカーが製造しているユニットの組み込んだものです。販売はホダカさんという日本のメーカーからとなっています。発表された当初は高校生の通学の補助にいかがというコンセプトで、HONDAのツナガルという考え方を使って自転車の乗り手とHONDAのクルマのシステムを使った道路情報をつないで安全や利便性に役立てようとことです。まずはクロスバイクに搭載して比較的安価な価格設定でユーザーを掘り起こそうとしているわけです。
昨年9月のJapanBikeShowでこのキットが発売されることを知り早速に手を挙げた次第です。JapanBikeShowでは実際の組付けの実演を見せてもらい、BBを問わない汎用性に関心しました。それまでは必ずBBがBSCかフレンチかはたまたイタリアンかでそれぞれ専用品を用意しなければならないということが製品化のハードルの一つだったのです。難点はやはりもともとのチェンホイールは外さざるを得ないという点です。ただ価格が165000円と私の想定価格よりもかなり安くなっていて、この価格であれば一定使うサイクリストは要るであろうと考えました。なんといってもアルミやカーボンのフレームを使った自転車でなくてもebikeとして使えるのですから。
12月に最初のお試しキットが送られてきました。これをまず2022年のジャパンバイクテクニーク出走車に組付けてみました。実は私は昨年の10月末に前立線の手術を受けていて2月までは自転車に乗ることを禁止されていました。そのためちょっとだけ跨ってみるだけだったのですが、しっかりとアシストすることが感じられます。でも本格的に乗ることはできませんので、1月のハンドメイドバイシクル展に展示してみようと考えスタッフ伊藤君のアレックスサンジェに組みつけてみたのです。50年前のフランス車にも実際に付けられることを見てほしかったのです。ただやはりランドナーの顔であるチェンホイールにはダミーでアウターリングを取り付けました。もちろんこのアウターは使うことはできないですが、真っ黒な円形のチェンガードの代わりにシルバーの歯のついたリングを付けてやると見た目はだいぶ違います。またフロントメカもそのまま残すことによってランドナーのイメージは残せます。これが結構好評で多くのお客様に話を聞いていただけました。これをSNSにアップしたところ大阪のお客様からすぐにでも取り付けたいと問い合わせが来たのです。
そして2月末になってようやく販売キットが届きました。件のお客様に連絡しましたところすぐに自転車をもって来られて取り付け作業を行いました。でもSmachariの利用についての登録が必要で即には使用することが出来ません。自転車はキット一式を組付けて一旦お持ち帰りいただきました。すぐにHONDAさんへ車両登録をお行い、後日改めて動作チェックを行って無事お使いいただけるようになりました。このお客様は春のイベント「ラリーグランボア」にこのSmachariを搭載したトーエイのランドナーで参加いただけました。ラリーグランボアには私と専務もSmachari搭載のグランボアで走ったのですが、3台とも35kmで700m程アップのコースを走ってバッテリーほぼ1本で走ることが出来ました。
更にもっとロングツーリングでの使用はどうかと考えて、ことし開催予定の第3回ジャパンバイクテクニークのコースを下見を兼ねて走ってみることにしたのです。このコースは距離75km獲得標高2200m弱のコースです。詳しいレポートはアイズスタッフの伊藤君のレポートに有りますが、わたしは3本のバッテリーを用意して彼らと一緒にこのコースを走り切りました。Smachariの特徴の一つにAIによる乗り手、乗り方に応じたアシストの自動調整の機能があります。ラリーグランボアの際にはこのAIモードで走ったのですが、2回目はすべてマニュアルモードで走ってみました。マニュアルモードでは走行発進時と走行中のアシストについて4段階の調整が可能になります。坂の勾配を経験から予測して自分で調整しながら走行してのですが、比較した結果としてはやはりAIモードで走った方が無駄なくアシストしてくれてバッテリーの消耗を抑えてくれるようです。
こうした電動アシスト自転車を紹介すると、みなさんすぐにこの自転車は何キロ走れるかと尋ねられます。実はその電動アシスト自転車のアシスト走行可能距離は走るコースとその乗り手の脚力によって大きく異なってきます。登り坂ばかりの信州の峠越えコースと、琵琶湖一周のような平たん路では全く異なりますし、1ヶ月に数度しか走らない人とロードレースに出場するような人が同じ電動アシスト自転車に乗っても大きな差がでます。実際私が信州の峠越破りのコースを走れば75kmに3本のバッテリーを必要とします。でも同年代のロードの元日本チャンピオンが使えば1本のバッテリーでもラクラク100kmを走り切ってしまうのです。そこでこの差を埋めるのが電動アシストユニットになるのです。私のように一定の年齢を重ねてかつての脚力を失っていても電動アシストユニットを使うことによってかつてのように峠越えを楽しむことも可能になります。もう今更無理とあきらめていたヒルクライムコースも登れるのです。それによって50才も年の離れた若者とも一緒にツーリングが可能になるのです。
先頭のF君は15才。最後尾の私は68才です。
その後も京都近郊でテストを重ねていますが以前使用した後付けユニットに比べて、アシストが弱いように感じられます。これは実はHONDAさんの考えで電動ユニットは自転車本来の「漕ぐ」という基本的な行為を「アシスト」するという目的のために設定されているのです。私が今まで試してきた後付けユニットも、完成車のebikeも実にパワフルでラクラク峠へ導いてくれました。しかしSmachariは違います。確実にしっかり踏んでやらないと進みません。これはアシストが効いているのかと疑いたくなるくらいです。でもアプリのアシスト量を示すメータは確実にモーターが出力していることを示しています。もっと脚力のあった若い時と同じように踏み込む必要があり、それを手伝ってくれている感覚なのです。一生懸命漕いでいる自分を本当に誰かが後ろから押してくれているように感じられます。つまり自身の努力を必要とする本来の自転車をこぐという運動に対して「アシスト」してくれるのです。
来週末の6月6・7日に信州・千曲市で開かれる「ジャパンバイクテクニーク」ですが、ことしは少数のエントリーながらなかなかユニークな車両が多いようです。そんな多様なエントリー車に交じって私もSmachari搭載のグランボアebikeも出走します。現在の貧脚化した体でどこまで走れるか、今さらながら付け焼刃的なライドを重ねていますが、見事完走出来たらおなぐさみです。やはり獲得標高2000m越えは大変ですよ。
京都北山名物 千束坂 21%
6月5~8日はジャパンバイクテクニークのためにアイズバイシクルはお休みです。
グランボア・メティオ Ver.2.0
陽が少しずつ長くなる春です。そんな季節ですがさらに季節が進んで夏になれば涼をもとめてナイトランも楽しむ方もいらっしゃると思います。そんな方にようやくグランボアから新作の報告です。
2年ほど前に発売しましたグランボア・メティオがバージョンアップしましてかなり明るく照らすようになりました。これはランプの中身を超小型テールランプでおなじみのLindenさんの協力を得て高輝度LEDユニットを入れられるようになったおかげです。この中身はLindenさんがビンテージランプのソービッツ・ピン球用に開発したユニットなのです。これをグランボアが製作したメティオ用の小型砲弾型ボディに収めてあります。そのためVer.1.0でお世話になったキムラ製作所さんに協力をいただいてLindenユニットのための構造枠と前面カバー部を作っていただきました。
正面から中をのぞくとボヤッと曇りガラスみたいなものがあって中身を確認することはできませんが、このボヤッとしているのがこのユニットのミソであるレンズなのです。直進性の高いLEDの光を集めて必要なところを照らしてくれるようにしてくれるレンズこそがLEDランプのキモになります。
今回はさらに光センサーのスイッチを内蔵させて自動にオンオフが出来るようにしてあります。上の写真の取り付けステー後部の小穴がそのための窓です。これがないとハブダイナモやモバイルバッテリーでの使用の場合は点けっ放しということになってしまいます。でもこのセンサーの感度の加減が難しく、最初の試作では林道走行中に木陰に入っただけで点灯してしまってもう少し暗くなってから点灯する様に調整してもらい、さらにテストを重ねてほどほどに点くところになっています。
さて早速に実走テストとしまして今年開催されるジャパンバイクテクニークのコースの下見ランを兼ねて信州へ走りに行ってきました。このコース75kmほどの獲得標高2000m越えのコースですので京都から車で出かけて行って走り始めるのはお昼からとなり、この季節では日が暮れるだろうと予測していました。案の定コースの林道ではアイスバーンに足を取られながらの走行で大幅に時間を取られまして、最後の猿ヶ馬場峠にとりついたころには日も暮始めました。しかも国道にもかかわらず街路灯もほとんどなくまた車通りも少なく、メティオの力量をテストするにはうってつけの状況となりました。
峠の上りは皆でゆっくりと登っていましたのでそれぞれの灯りと比較しながらの走行となり、Ver.2.0が最新バッテリーランプと遜色ない明るさであることを確認できました。峠でトイレによってから下りです。私は同時にテストしていたSmaChariの設定変更でまごまごしているうちに皆に後れを取ってしまい、真っ暗な車の来ない2車線の国道をほぼ一人で下ることになりました。ここでVer.2.0の本領発揮です。ちょっと力を入れてランプの向きをわずかに上向きにしたところ、かなり広い範囲の前方を明るく照らしてくれます。いいまでのナイトランでは考えられない速度で下ることが出来ました。
ようやくにグランボアとしてお勧めできるレベルに到達したと思います。まだまだ生産体制など課題があり現在の在庫は数多くありませんが、すこしずつ整えて供給できるようにしてゆきたいと思います。
スマチャリ+新入荷
いろいろ入荷しています。
まずはそれらのご案内を。
クランクの5ビス穴で直に固定するタイプです。
専用のビスも付属しています。
普通サイズのアンベールは2年前にカーキ色にモデルチェンジしていましたが、大きいサイズのアンベールグランデも今回の生産でようやくランニングチェンジできました。落ち着いた色合いで、ベルトゥの他のバッグともコーディネートしやすいです。国内で1点1点手作りしていただいてます。
グランボアの小型砲弾型LEDヘッドライト “メテオ”「流星」のセカンドバージョンです。
グランボア特製アルミ絞りの極薄ボディにキムラ製作所の協力を得てLinden社製極高輝度LEDユニットを組み込んだフェンダー用ライト。このアルミのボディが出来上がってからもう、4年ほど経ってる。親方の執念とキムラ製作所さんやLINDENさんのご協力のもと、ようやくここまでの製品が出来上がりました。
ダイナモライトですのでハブダイナモかモバイルバッテリーを使っていただく事になります。
これはモバイルバッテリー給電でどれくらい使えるものか実際につけっぱなしでテストしているところです。
あとは、42Bの赤タイヤも今月入荷してきましたが、ただいま欠品中のシプレ(32B)のスタンダードモデルは4月の生産です。もうしばらくお待ちください。お急ぎの方はエキストラレジェは在庫ありますのでこの機会にお試しいただけると嬉しいです。
さて、スマチャリについて。
先日、ようやく販売が開始されたホダカさんのスマチャリキットが入荷して、早速私の自転車と親方の自転車に取り付けて走ってきました。
今回、走ったコースは今年のJBTの走行会のルートです。ただ、すべてのコースはとてもハードなので私はショートカットして四十八曲峠と聖高原を巡る40キロのコースです。下の画像はその時のログですが、記録をスタートするのが遅れてしまって最初の5キロほどが記録に載っていません。
結果的にはこのコースをバッテリー1個で走りきれました。
予備のバッテリーはランブイエのサドルバッグにすっぽり収まるサイズです。
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スタートしてからすぐに上り始めるコースですが、間欠的なモーターの力でスイスイ行ける。ちゃんとペダルをこがないとアシストしないけど、なんだか20年前に戻ったみたい。楽しい。他のみんなを置いて一人で最初の峠の途中まで上ってしまった。若いころは下り坂よりも上り坂の方が得意で、こんな感じだったなぁ、と思い出しました。
上り始めて5キロくらいのところ。ここでアプリをスタート。
今回のメンバーは親方と拓未くんはもちろん、5月からアイズの新しいスタッフとして働いてくれる井越君も参加してくれました。
それに、山音製輪所の尾坂君と風虎(ふうと)くんも一緒です。
尾坂君はその昔、アイズバイシクルで一緒に仕事をしてくれていた仲間でもありましたが、そのあと東叡社で更に経験を積んで、神奈川県は厚木で自分のお店を構えています。フレームだけでなく、バッグも企画製作するオリジナリティ溢れるビルダーさんです。風虎(ふうと)くんは彼のお客様。2日後に中学校の卒業式を控えた16歳です。5年前の小学生の時に日本縦断を走り遂げたサイクルツーリング大好き少年です。
それにしても面白いメンバーですよね。
10代(ふうとくん)と20代(井越君)、30代(拓未君)、そして50代を迎えたばかりの尾坂君と60歳の専務に68歳の親方。こんな風に各世代バランスよく一緒に走れるなんて、それだけで嬉しい一日です。
12時ごろから走り始めて1時半には最初の峠につきました。
その後、下りきったところで私以外のメンバーは修那羅峠へ。ダートを含む峠があと二つのあるのでたぶん戻れるのは日が暮れる見込みです。
私はショートコースで聖高原へ向かいました。この時13時50分。バッテリー残量は約半分。
聖高原。
403号線をひたすら上り、2時半に到着。
スマチャリキットはまずは使用者のスマホをBluetoothで繋ぎ自転車と使用者を特定する必要があります。ですので走行ルートだけでなく、バッテリーの状況もスマホで確認できます。そのインジゲーターで見るバッテリーの残りはもう僅かです。ここで2本目の予備バッテリーに替えても良かったのですが、あとはほぼ下りなのでこのままどこまで使えるか試してみることにしました。
小さなアップダウンはありつつも概ね下り、千曲川沿いのサイクリングロードまでやって来ました。ゴールはすぐそこです。
この時点で15時半。
アシストはまだ効いていました。でも、全力ではなくなんだかエコモードのような感じでトルクのかかるところを少し助けてくれる感じ。この日はアプリのAIモードのレベル2でずっと走ってきました。この千曲川沿いでは水鳥の写真を撮ったり、まだ蕾でしたが桜や梅とは異なる仕立ての杏の樹々や咲き始めたばかりの梅の写真を撮りながらストップアンドゴーを繰り返していました。AIモードって今一つよくわからないけどそういう事なのかしら。その走り始めを優しく押してくれる、バッテリーの残量に応じてアシストの仕方も変えているように感じました。
結果、ホテルに着く直前で全くアシストを感じなくなったのでほぼ一本でこのルートを快適に走れたことになりました。
そして、使ってみた印象は私的にはとても好印象でした。バッテリーは小さめですがトルクのかかるところを重点的にアシストしてくれる感じです。だけどしすぎないのでキチンと走った後の疲労感もありますし、モーター音もそれほど大きくないように思います。ただ、個々の走り方やギアの使い方はバッテリーの消費に影響するようです。
ちなみに親方たちは案の定すっかり日が暮れてから戻ってきました。なので新しくバージョンアップしたメテオのテストも存分にできたようです。それはまた後日、拓未君がレポートしてくれると思います。
アイズバイシクルはすでにスマチャリユニットの在庫がございます。
ご希望の方はどうぞご遠慮なくご相談くださいネ。
ハンドメイドバイシクル展
あれから早一週間!
もうね、あっという間。
というのも、店から100キロほど離れたところに住む両親の介護がジワジワ密度を増していて、今までにまして時間に追われる毎日を過ごしています。
それでも今日はギャラリーページを一気にアップできましたよ。
2026のカタログも出来上がりましたし、今日は久しぶりにブログを書く時間が取れました。
ハンドメイドバイシクル展に展示した自転車をご紹介させていただきますね。
まず、こちらは身長183センチのお客様にお作りした一台です。
芯芯605mmの大きなフレームにベルトゥのバッグ類で正統派な仕上がり。特大のフロントバッグでも通常のバッグサポーターではキャリアから浮いてしまうのでステム側の受け金具を特別サイズで製作しています。
そして、こちらはステンレスフレームのランドナーです。
アンベールのバッグ込みで10.8キロ。フレームだけでなく、ほとんどの小物までステンレスで製作し、ホィールにはパセンティのリムとグランボアの超軽量タイヤ・エキュルイユを選ばれたので、走りも車体も軽い、とても良い自転車ができました。
是非、それぞれのリンクをクリックしてみてくださいネ。ギャラリーページでより詳細をご覧いただけます。
最後に急遽展示が決まったのはこれ。
後付けのアシストシステムを搭載したアレックスサンジェ。
後付けのインパクトを分かってもらうためにあえてサンジェに組み込んで展示したのですが、注目度満点でした。実はこれはこれまで親方が取り組んできたユニットではありません。
総合自転車メーカーのホダカとホンダのスマチャリがユニット化したスマチャリキットというもので、まだ未販売の電動アシストユニットです。グランボアでは更に工夫を凝らしてセッティングしていますが、詳細はもう少しいろいろはっきりしてからお知らせしますね。実際に走らせたのはこのハンドメイドバイシクル展の直前にアトリエ長が京都の激坂を上ってみただけですので、まだ本当の実力は把握できていないのです。また、近日に親方の自転車に組み替えてテストしてみる予定です。
親方もようやく手術後3か月がたちました。
また、少しづつサイクリングを再開できると思います。

















































