アイズの独り言>

久しぶりにTAのナローワイドチェーンリング、ONE Pro 5visが入荷しました。

 

従来ラインナップにあった38Tだけでなく、より大きな歯数の42Tも加わっています。

こちらのTA ONE Pro5vis は長年の定番、TAシクロツーリストのデザインを踏襲しながら9~11速フロントシングルに対応したナローワイド形状の歯先を持ったモダンなチェーンリングです。

厚い歯と薄い歯が交互に組み合わさる歯先形状はチェーンにしっかりと噛み合い、チェーンラインの変化が大きな昨今のリア変速でもチェーン落ちを起こしません。

 

こちらのチェーンリングに11速11-40Tや11-42Tなどのワイドレシオスプロケットと組み合わせることでツーリングに十分なギア比を確保することができます。

11-42Tと組み合わせた場合、38Tのリングなら最低ギア比0.9という非常に軽いギア比になります。

42Tのリングなら最低ギア比1を確保しつつ、最大ギア比3.8(フロント48T/リア13Tの組み合わせよりも重たいギア比)が使えます。

 

グランボアのサンクフィーユナローワイドチェーンリングは40Tと36Tをラインナップしておりますので、TA ONE Pro 5visの38T、42Tと併せるとTAやサンエクシードなどの5visクランクでフロントシングル化する際に歯数の選択で困ることは少ないでしょう。

 

荷物を積んでのんびり走るなら36Tか38Tが使いやすいと思います。

ブルべなど、ハイペースで走ることを想定するなら平地で回しきる心配の少ない40Tか42Tが良いでしょう。

ちなみに、自分の自転車(写真)ではサンクフィーユNW40Tにリア11s 11-40Tを組み合わせてブルべなどで使ってきましたが、フロント変速が存在しないのは直感的で楽です。メカトラブルも減ります。
ただ、40Tでは追い風の時や、緩やかな下り基調の道で回しきってしまうことがあるので、今回入荷した42Tも検討したいですね。

 

サンクフィーユNW36T、11s 11-40Tスプロケット、SRAM Force1の組み合わせ

11-42Tなどの大きなスプロケットに対応した変速機はSRAMのForce1、RIVAL1や今年のハンドメイドバイシクル展で展示したマイクロシフトSWORDなどがグランボアでは採用実績があります。

フロントシングルのランドナー、おすすめですよ。新しい自転車のオーダーの際はご検討ください。

 

 

【TA製品値上げのお知らせ】

定番商品のTA PRO 5vis (TAシクロツーリスト)チェーンリングですが、昨今の円安の影響で大幅に値上げせざるを得ない状況にあります。

下記が4月21日から適用の新価格となります。

 

・TA PRO 5vis アウター(40~50T) 11,000円(税込)

・TA PRO 5vis センター/インナー(26~42T) 9,900円(税込)

 

今回の値上げ幅が非常に大きいので、新価格の適用は4月21日からとなります。
それまではショッピングサイトの表示価格でご購入いただけますので、歯先が摩耗している方、予備が必要な方は是非ご利用ください。
数には限りがありますので在庫切れの際はご容赦ください。

国内の問屋の取扱いが継続されることが判明しました。これによって価格はしばらくは据え置きすることが可能です。良かった~。お騒がせしました!

 

まえの

2024.03.15

ラリーラリー

親方と専務は無事にフランスから戻っています。

帰国した日は、丁度、定休日にあたる13日でしたので、ゆっくり荷物の整理をしながら洗濯をし、湯船に浸り、そして眠り、12時間に及ぶ飛行機移動の疲れを取ることができました。

おかげで翌日から店に出て仕事を再開しています。今日は堺まで親方と出張、その近くにあるシマノ博物館も見学させていただきました。

 

2週間に及ぶ不在でしたが、アトリエ長と店長がしっかりと店を守り、仕事を前に進めていてくれましたので安心して店を任せることができました。おかげで、長らく納車ができなかった一台を納車できましたし、サンジェラリーにも参加できたし、サンジェだけでなく、新しい工房に移ったベルトウサイクルやイデアル、長年取引のあるショップにも訪ねることができ、とても有意義な旅となりました。しかもツーリングまでできましたしね。

そんな話はまたボチボチとブログに綴っていきますね。

 

 

そして、この日曜日はラリーグランボアです。

お天気も心配していましたがなんとか持ち直してきたようです。

ま、雨でもお喋り会にしてゆっくり皆さんと過ごせたらと思っていますので、是非お越しください。

一応、開催可否につきましては、前日の18時時点で判断します。降水確率が50%以上の場合、ラリーグランボアは雨天中止です。

ブログとインスタグラム、フェイスブックでもお知らせいたしますね。

 

楽しみです。

 

つちやはるみ

久しぶりに新商品のご案内です。

薄くて丈夫なリップストップ生地で作ったサコッシュです。
いわゆる昔ながらのサコッシュより少し大きめサイズですが、開口部はファスナー式で中身が飛び出す心配がありません。ショルダーベルトは幅広で長さの調整が可能です。おまけに内ポケット付。色も黒・白・紺・ベージュ・カーキと5色もご用意しました。

 

ま、テストピースもあるので数点しかないものもありますが、でもどれもいい感じです。

親方は最初はカーキを選んでいたのですが、出来上がりを見てネイビーをチョイス。私は白がいいかな。ちょっと透けるけどね。ベージュも優しい感じで素敵です。拓未君は迷わずネイビー、と思いきやカーキと悩んでいました。今日は前野店長はお休みですが、彼なら何色を選ぶかな。

皆さんも是非選んでみてくださいね。→グランボアサコッシュL

サイズ:W460xH320xD130mm。

つちやはるみ

こんにちは、前野です。

ハンドメイドバイシクル展でもご質問をいただきました700×30Cと700×28Cのエキストラレジェタイヤが入荷しました。

走り心地を第一に考えているグランボアのタイヤはスタンダードモデルでも十分に軽く、快適な乗り心地ですが、エキストラレジェモデルはその長所をさらに伸ばした高性能タイヤです。

 

700×30Cシプレ700は650×32Bシプレと同様の「スーパーランドナー」という名タイヤをベースにした上品な杉目のトレッドパターンを持ちます。

トレッドは中央部に適度な厚みがあり、エキストラレジェケージングが組み合わさることでしなやか且つ軽量でありながら長持ちするタイヤです。

重量はスタンダードモデル290g、今回入荷したエキストラレジェモデルが260gです。

 

700×28Cセールヴェルデはグランボアタイヤの製造元、パナレーサーのタイヤと同じミックストレッドパターンを備え、エキストラレジェケージングが軽さと乗り心地の良さを引き立てます。

重量はスタンダードモデル250g、今回入荷したエキストラレジェモデルが230gです。

 

 

どちらのタイヤも700Cランドナー/スポルティーフタイプの自転車にマッチします。タイヤのワイド化が進むロードバイクにも使いやすい太さなので、自転車の乗り心地を良くしたい場合や少しでも軽くしたい場合は良い選択肢になるのではないでしょうか。

ちなみに、グランボアタイヤはチューブレスには対応しておりませんので悪しからず。

 

 

グランボアのエキストラレジェタイヤはケージングに使用している素材の特性上、サイドウォールがデリケートです。700×28Cや30Cのタイヤで積極的に砂利道や荒れた峠道を走る場合はより丈夫なスタンダードモデルをお勧めします。

ケージングの違いについてはこちらをご参照ください。

エキストラレジェタイヤはパナレーサーR-airのようなしなやかで軽量なチューブと組み合わせることをお勧めします。

 

 

ちなみに、700×28Cセールヴェルデ エキストラレジェは昨年初めて参加した富士ヒルクライムでも役立ちました。

勝手もわからず臨んだ初めてのヒルクライムイベントでしたが、700×28Cセールヴェルデ エキストラレジェを装着したスチールフレームのロードバイクに乗って24km、獲得標高1270mのレースを1時間20分58秒で走り切ることができました。

上位の方々のタイムを見れば、1時間20分台は胸を張れるような完走タイムではありません。
それでも、1時間30分での完走を目標にしていたので個人目標を大幅に上回る結果になりました。
この結果はイベント前に交換したエキストラレジェタイヤの恩恵も少なくないでしょう(普段の練習はスタンダードモデルでした)。

自分は650Bの太いタイヤを履いたランドナーに乗ることが多いのですが、細身の700Cタイヤが持つより機敏な感触も新鮮で楽しいです。

 

 

左から700×23C、26C、28C、30C

今回の入荷でグランボア700Cタイヤは全てのサイズでエキストラレジェモデルが揃いました。

エキストラレジェタイヤの軽さと快適な乗り心地はマイペースでゆっくり走る場合も、峠の登りでタイムを削るような走り方をする場合でも効果を感じられます。

それぞれの自転車に合ったタイヤサイズを選んで是非その心地よさを体感してください。

 

 

グランボアタイヤをオンラインストアからご購入の場合、日本国内送料無料でお届けします。

アイズバイシクル店頭では10%割引になりますので是非ご利用ください。

 

 

2月の定休日は13日火曜日です。

オーダーご希望の場合はご来店日時をお知らせいただきますようお願いします。

寒い日が続きますが、2月もどうぞよろしくお願い致します。

まえの

こんにちは、前野です。

大変多くの方にお越しいただいたハンドメイドバイシクル展から早1週間経ってしまいましたが、改めて御礼申し上げます。

グランボアブースにお立ち寄りいただきました皆様誠にありがとうございました。

 

 

本日のブログは、ハンドメイドバイシクル展会場の写真を紹介します。

 

今年のハンドメイドバイシクル展はアイズバイシクルを閉めて、全員で東京へ向かいました。

行きの足柄SAからは富士山が綺麗に見えましたよ。幸先の良いスタートです。

 

 

今回、私たちのブースは自転車の展示とグランボア製品の展示販売を行いました。
普段なかなか現物を見ていただけない関東のお客様に展示販売は好評でした。

 

グランボアTypeER 650B Microshift SWORD

セミオーダーモデルのグランボア TypeER 650Bを台湾マイクロシフト社の最新グラベル用コンポーネント”SWORD”で組み上げたランドナーです。

グランボアでは基本的にシルバー基調の部品を選んで自転車を作ってきましたが、この自転車はブラック基調。全体のバランスを考慮しつつ黒でまとめました。

使用したマイクロシフトSWORDはフロントダブル46-29T、リア10s 11-38Tと非常に広いギア比を備えています。幅広で丈夫な650×42Bエートル ルートフォレスティエールタイヤと合わせて人里離れた峠道も安心して超えることができるでしょう。
デュアルコントロールレバーは少し大ぶりではありますが、フレアしたハンドルバーに合わせたエルゴノミックデザインでグランボアのフランス型ランドナーバー溝付とも良くマッチしています。ブレーキアーチはグランボアシュエット3642。ディスクブレーキに劣らず制動力が高く、コントロールのし易い高性能なセンタープルブレーキです。
黒いリムブレーキ用650Bリムは試作品です。ディスクブレーキ用650Bリムは市場に多く存在するのですが、リムブレーキ用の黒い650Bリムは良いものが入手できなかったのでグランボアのリムと同じ製造元に試作をお願いしました。

 

会場でも何度か質問をいただきましたが、現在グランボアのセミオーダーモデルTypeERはグランボアの工房で1本1本手作りしています。内製化したことで、ゼミオーダーでありながら細かなご要望に応じることも可能になりました。

 

 

グランボアフルオーダー 650B SRAM Rival1

2台目はグランボアフルオーダー650Bランドナー。

カラスの羽根のように光の加減で黒にも、青にも見える特別な塗装を施した親方製フルオーダーラグレスフレームにSRAM Rival1を組み合わせました。

グランボアサンクフィーユNWチェーンリング36Tにリア11-36Tを組み合わせることで、舗装路ツーリングに十分なギア比を備えます。変速は手元のダブルタップレバーで行うので誰でも簡単に操作できます。SRAMのブレーキレバーはグランボア ミラン カンチブレーキとも相性が良く、パワフルなブレーキの性能を引き出してくれます。

特徴的なフロントキャリアはグランボアオリジナルEasyRinkoパニアキャリア。フロントバッグと小型のパニアバッグを支えながら、輪行時は邪魔になりません。
1台目のグランボアTypeER 650Bと同様にEasyRinko仕様なので、前後泥除けとホイールを外してロードバイクと同じ縦型輪行袋に収納できます。

この自転車は専務が今後のツーリングで乗る予定なので、後々ブログで紹介できるかと思います。

 

グランボアフルオーダー 650B シクロランドナー

3台目はエルススタイルのラグをメッキ出しした黒いフルオーダーフレームにリアメカのシクロランドナーとフロントのロッド式変速機が特徴的な、ヴィンテージパーツをメインに組み上げたグランボアフルオーダー650Bランドナーです。

昨年、お客様に納車した1台で、今回のハンドメイドバイシクル展の為に特別にお貸しいただきました。
詳細はギャラリーページで紹介していますので是非ご覧ください。
他の2台がモダンな構成だったので、対照的なこの1台は多くの方の関心を集めていました。

 

A様、大切な自転車を展示させていただき誠にありがとうございました。

 

展示テーマは「黒」

モダンなグラベル用コンポーネントを搭載したランドナーから、70年近く前の変速機を備えたランドナーまで、3台に共通したテーマは「黒」。

コンポーネントまで黒いモダンなランドナーもあれば、シルバーに輝くコンポーネントと黒く塗られたフレームのコントラストが美しいトラディショナルなランドナーもあります。

 

自分と同世代(20~30代くらい)の方がシクロランドナーを備えたランドナーに興味を持つこともあれば、親方と同世代くらいの方がモダンコンポーネントで組み立てた黒いランドナーをまじまじと見つめていたり、皆様の関心は多様です。

 

親方と話し込んでいるのは、火野正平さんの日本縦断こころ旅でメカニックとして活躍されているシクロ工房スピットの水崎さん。

京都近辺でロケがあった際はアイズバイシクルにお立ち寄りいただいたこともありました。

 

 

しげしげとグランボアのランドナーを覗きこまれているのは東叡社の山田社長。

アイズバイシクルではTOEIスタンダードなどのオーダー取次、組み立ても従来通り行っておりますのでお気軽にご相談ください。

 

ハンドメイドバイシクル展が開催された週末は土曜日曇り、日曜日雨予報だったので、土曜日が特に混雑している印象でした。

ハンドメイドバイシクル展前のブログでお知らせした2024年版カタログは予想を上回るペースでお持ち帰りいただき、2日目のお昼ごろには配布を終了してしまいました。グランボアオンラインストアでお買い物の場合は同梱しますし、カタログのみのお届けも可能ですので是非ご利用ください。

 

会場に展示されている自転車はロードバイク、ランドナー、MTB、街乗りやカーゴバイクなど車種は多様で、泥除けやキャリアを装備した太めのタイヤを履いた自転車も多く見かけましたよ。

今回のグランボアの展示では、モダンとヴィンテージという対照的なランドナーを展示しましたが、お楽しみいただけたでしょうか。

古い部品でも、現代の部品でもランドナーを作ることができます。
オーダーの際、新しく作る自転車に何を求めるのか、どんな風に使いたいのかが明確であれば、きっと理想の自転車になるはずです。

今回のハンドメイドバイシクル展でグランボアの自転車、製品に関心を持っていただけた方がいらっしゃれば私たちはとても嬉しいです。

 

 

おまけ

ハンドメイドバイシクル展二日目の夕方、片付け前に集合写真と思いましたが、1人飛び入り参加。

自分と伊藤が学生の頃、アイズバイシクルでアルバイトをしていた時の先輩、Nさんがハンドメイドバイシクル展2日目が終わろうかというタイミングで駆けつけてくれました。ブースに来ることは誰も聞いていなかったので驚きでした。
Nさん、 最後は片付けまでお手伝いいただきありがとうございました。今度はランドナーに乗って会いましょう!

まえの

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