アイズの独り言>

やっと帰ってきました。

先週の月曜日に出発して、東京での展示会2つに出展し、ようやく昨日お店に戻ることができました。2つの展示会の間に次のJBTに向けての打ち合わせなんかが入ってきてホント盛りだくさんな一週間でした。

 

さて、ハンドメイドバイシクル展にこれなかった方のために展示車両について紹介しますね。

一台は昨年のフランスでのコンクール出展車です。こちらは何度もすでにあちこちで説明させていただいてますので簡単にご紹介。

伝統的なフランス車のトップモデルのようにオールメッキのフレームに最新のパーツを組み合わせたグランボアならではのランドナーです。これでパリブレストパリを完走した前野のゼッケンプレートもそのまま展示しました。

 

 

 

 

 

IDEALE Ti/Al スペシャルモデル

 

 

LEDライトのユニットに入れ替えたシビエの砲弾型ライト、1950年代の製品です。

 

 

親方フレームの特徴的なシートステー部分 + KIMURA TL06A

 

 

ステムトップのライトのスイッチ + 軽量穴開きベル

 

 

 

グランボアのカンチブレーキ「ミラン」も軽量加工してあります。

 

 

 

そして、もう一台はお客様からのご注文のスペシャルな一台。

コンクールモデルとはとても対照的なヴィンテージモデルです。

フレームは持ち込まれたレイノルズ531のパイプを使い、一週間程度のツーリングを想定して製作しています。

 

 

シートステーの集合部分は親方らしくプックリ仕上。伝統的な線引きが更にその特徴と美しさを引き立てます。

 

 

もちろん、フロントフォークの曲げにはこだわりがあります。

 

 

 

キャリア製作は主に伊藤が担当し、すべて工房内で製作しています。

 

 

 

ボリュームのあるヘッドライトはフレームと同色に塗り、専用台座ですっきりとセットしました。

 

 

 

1920年代発売のシクロ変速機。コンクールモデルと比較すると概ね100年の開きがあることに驚きます。自転車のシルエットはほとんど変わらないのですからとても興味深いですよね。前3段、後4段の12段変速、チェーレスト付きで右側はウィングボルトになっていてホィールの脱着も簡便になっています。

 

親方フレーム + 親方謹製スペシャルロット式フロントメカ

 

 

エキセントリックレバーもアイズの工房内で製作したものです。

 

 

 

 

 

 

 

 

もう一台、こちらはセミオーダー用のフレームを展示するために製作したER650ランドナー。

グランボアのカンチブレーキ「ミラン」、チェーンリング「サンクフィーユ」、イデアルサドル、エアロレバー用に溝を入れたフランス型ランドナーバーなどグランボアの製品でまとめています。個人的にはこのアッセンブルが一番使いやすそう。

 

 

 

グランボアではお客様のご要望に合わせてあなただけの一台をお作りしています。

完成車のご相談にはどうぞお気軽に、ただし、あらかじめご予約の上ご来店ください。

よろしくお願いします。

 

つちやはるみ

いよいよ今週末は東京で開催される「ハンドメイドバイシクル展」、ただいま休日返上して急ピッチでその準備にかかっています。

 

まずはこちら。

ようやく試作までこぎつけた新作の泥除けを搭載したデモンターブル。他にも見所満載なんですよ。

 

 

 

長年、フレームビルダーさんたちの展示会かと思っていたハンドメイドバイシクル展ですが、最近ではパーツメーカーさんなどもちらほら出展社リストに上がってきていて、どうもその限りではなさそうな様子です。完成車のためのパーツづくりを重ねてきたグランボアも出展しても良いかな。。さらに、数え切れないほど古今東西の良いフレームも悪いフレームも”生地の状態”でその目で見てきた親方は、いつかはフレームも自分の手で作りたいと思い続けていました。その夢の実現の為に自宅の工房でキャリアの製作やフレームの修理、後付け加工など少しづつ自ら行い、旋盤やフライス盤を手始めに、フレームづくりにつながる必要な冶具や道具を集めたり作ったりしてきたのです。

 

「自転車屋は完成車を作るのが仕事。グランボアはタイヤメーカーでもハンドルメーカーでもない。グランボアの完成車に必要だから部品を作る。無いものは作るしかない。」

これは親方がたびたびいう言葉。

 

サイクルグランボアはツーリング用完成車メーカーとして完成車のプロデュースやオリジナルパーツの製作だけでなく、フレームの製作もこなせるバイクビルダーへとまたひとつ進化しました。まだお客様にお渡し出来るほどのものではありませんが、今回の展示会ではその記念すべき1号車を展示する予定です。

たくさんの方にご覧いただければ嬉しいです。

 

大晦日もお正月も返上して作り上げたフレーム。いつもお世話になっているビルダーのIRIBEさんには要所要所ご指導いただきました。ありがとうございました。

つちやはるみ

昨日まで3泊4日で私と親方は東京出張。今年第1回目となる東京での「サイクルパーツ合同展示会」に出展者側として出かけて参りました。

今回の展示会は、今まで日本の自転車業界にありそうでなかった、自転車本体以外を除いた自転車パーツのみの合同展示会でした。しかも、東西の問屋さんやメーカーさんなどが垣根を越えて出展されていて、訪れるショップさんたちにも大いにメリットがあるものでした。私たちも恐る恐る出展させていただいたのですが、随分手ごたえを感じる2日間となりました。何より、出展費が手ごろで経費を押さえつつ効率的な商談ができたのはありがたい!! 企画していただいたのは創立110年の老舗問屋野口商会さん。流石です。ありがとうございました。

 

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なんとなんと、当日は2日間にわたり強力な助っ人が2人もグランボアのブースをお手伝いくださいました!オオマエジムショの大前さんにウラバス編集部でおなじみのカニさん。おふたりの豊かな人脈と人柄を生かしたキャッチセールスはすばらしかった!おかげ様で人の流れと笑いの耐えないブースとなりました。ありがとうございました。

 

それにしても、グランボアのことを知らないショップさんたちも当然ながらたくさんいらして、「こんな部品があったのか」と率直におとどろいてくださったり、何かシュミレーションでもされていたのか長らく眺めておられたり。。嬉しかったのはブースにこられるショップさんにときどき「ランドナーのお客様っていらっしゃいますか?」と尋ねると、たいてい「少しは」というお答えが帰ってきた事。グランボアのことをご存じないショップさんにも、メインのお客様ではないかもしれませんが、少しづつはランドナーのお客様はいるのです。

 

これを機に、少しでもグランボアの製品が生かしてもらえれる場が増えて、「もう、部品がないから」と門前払いされるランドナー乗りや出番をなくしてしまったランドナーが減ってくれれば今回の出展は大成功だと思うのです。ぜひ、皆様もお近くのショップにお伝えくださいね。グランボアの製品は1品からでも卸売りしているんですよ。

 

 

つちやはるみ

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