2019年、秋。
グランボアのツィッターやフェイスブックをフォローしてくださってる方はこの記事を覚えてらっしゃる方もいるかもしれません。
その時はこの二人の事はほとんど詳しくご紹介しませんでしたが、実はお母様は現役で”ニューサイ”を読まれていた世代の方にはきっとご存じの方もいらっしゃるマリークレールギョームさん。私たちがフランスに行くと必ず通訳として同行してくださるKさんの奥様でもある方です。この時は長女のエミさんと一緒に来日し、久しぶりに日本のツーリングを楽しまれたのでした。それにしても女性ただけで1か月近くもサイクルツーリングするだけでも珍しいのに、当時マリーさんは既に72歳。エミさんはほとんどロングツーリングの経験はありませんでした。
「これは絶対面白い旅になるよね~。」
で、自転車を無償でお貸しする代わりに旅のレポートをお願いしたんです。そしたら先日、忘れずにわざわざ日本語にして送ってくれました。Kさんがエミさんがフランス語で書いた記事を訳してくださっているのですが、フランス人らしい言い回しが随所に残っていて新鮮です。それにエミさんが撮影した日本の風景がどれも素敵。旅情を刺激しますよ~。
今から思えばコロナで世界中で人の行き来がストップしてしまう直前の事で、とても貴重なツーリングレポートになりました。
是非、多くの方に読んでいただければと思います。
エミ&マリの四国・紀伊半島を巡る自転車の旅 (part.1/2)
エミ&マリの四国・紀伊半島を巡る自転車の旅 (パート2/2)
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アイズの店内で輪行講習を受ける2人。ここから旅が始まりました。
出発前日のエミさんとマリークレールさん。
Merci d’avoir partagé un très beau récit de voyage avec nous. Restons en bonne santé jusqu’au début du prochain voyage!
寒いですねぇ。皆様、お元気にお過ごしでしょうか?
ここのところ、我が家のあたりでは連日氷点下の朝となっています。気温も低いですが、湿度も30%台と乾燥状態。今年は加湿器も導入して風邪予防に努めています。
去年の春からのコロナの騒動で様々なことが少しずついつもと変わりました。
個人的にも、サイクルグランボア的にも、自転車業界的にも、これまでと違うことで一杯です。
特に世界の自転車をめぐる状況が変化を迎えています。海外ではコロナとエコロジー政策が一体化して自転車の需要がマシマシです。おかげで台湾のメーカーさんだけでなく国内のメーカーさんまで大忙しの状態です。「今年こそ!」とずっと交渉を続けてきた後付けのアシストシステムは、結局、先方は自国の需要で手いっぱいとなってしまい未だ先が見えず。リムもハブもタイヤもラグもみんな軒並み数か月納期が延びてしまいました。DTのスポークなんて1年半待ちなんですよ。。。(泣)
グランボアでもご来店いただけるお客様は減り、通信販売が増えました。完成車のご相談もオンラインへと移行させつつあります。だけど、若い方がチラホラ店を覗きに来られるようになったんですよね。。これも今までとちょっと違うところ。
親方フレームも有難いことに1月に1-2台ペースで製作させていただいて、昨年までに納車した台数は30台を超えました。コロナのおかげで美山での作業時間がグッと増えたのです。それに、美山の製作設備もかなり充実し、主に製作を担当している伊藤君が美山へ出社する機会も増えました。キャリア製作やセミオーダーフレーム製作と伊藤君が担当する範囲も広がってきています。前野君は参加できるブルべは昨年は少なかったようですが、相変わらず一人で走ってますし、その走りで得た経験や感触をきちんと仕事にフィードバックしてくれています。そんな彼が担当している手組のホィールはとても好評なんですよ。絶賛してくださるベテランたちが何人もいるほどです。
伊藤君も前野君も大学時代からアイズでバイトをし、就職し、昨年所帯を持ちました。最近では2人とも溌溂とした自信に満ち頼もしい限りです。
一方、店長代理の退職はかなり想定外。。。だけど、このコロナの最中に母になり、彼女自身も人生の荒波にもまれている状況で、熟慮の末に出した決断は尊重せねばなりません。奇しくも、彼女がこれから歩もうとしている道は私が歩んできた道。応援するしかありません。
なっちゃんから退職希望の話を聞いた後、親方と今後の方針の修正をしているときに、10年前から何度もリフォームの相談をしては実現に至らなかったAさんからメールが久しぶりに来たのです。
それから、トントンとリフォームの話が進みました。ああ、このタイミングだったんだな、親方も私もほとんど迷わずに決めました。
そんなことで急な話となりましたが、かつて無いこの激動の時代の一つ一つを丁寧に乗り越えて、次に繋げていこうと思っています。
工事は2月半ばあたりから、リニューアルオープンは4月1日を目標にしています。また、折々にご案内させていただきますね。
今後とも何卒どうぞよろしくお願い申し上げます。
新年あけましておめでとうございます。
ただ、やはり今年のお正月は少しいつもと違うものでした。。。
なんだか「おめでとう!」と言いつつ、めでたい気分は乏しくて、お祝いムードに欠けるというか、粛々と年越しをした感じです。
皆さまはどうでしたか?
2020年は春から世界中が大変な一年で、毎年企画していたイベントもほとんど中止とし、ご来店いただけるお客様も常連様を中心に確かに減って、「会わないことが相手を想うこと」と理解していてもやはりとても寂しいものでした。ですが、そんな中でもインターネットを駆使してオーダーをくださる方がいたり、遠くからコロナの隙を見てオーダーに来てくださる方がいたり、必要とされている実感はとても嬉しいもので、今まで完成車のオーダーはできるだけご来店をお願いしていましたが、これまでの経験と工夫でオンラインでもお受けできる自信へと繫げることができました。それに、サイクルグランボアのスタッフたちは伴侶を得たり、子供ができたりとおめでたい事尽くしの一年でもありました。2020は正に忘れられない年でした。
さて、2021はどんな年になるのかな。
きっと更にサイクルグランボアの中でもいろいろと変化を迎える一年になりそうです。
軸はしっかりと保ちつつ、その変化を乗り越え、次につながる一年にしたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いします!
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さて、12月はブログの更新もほとんどできずにいましたので改めて新商品のご紹介。
散歩用フロントバッグのマップケース付きです。マップケースと言っても小さいのでスマホケースでしょうか。年末に頂いた修理のご依頼でお預かりしたバッグでその存在を知ったモデルです。
これ良いと思うのよ~。使いやすそう。
他にもジルベルトゥから高額にもかかわらず売れ続けているバーエンドミラーやサドルなどが入荷しています。
あと、SONのダイナモハブや長らく欠品していましたJIS規格の輪行用ヘッド小物も再入荷しています。お待たせしました!
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そして、只今のおすすめ商品は完成車です。展示車を中心にご紹介させていただいていて残っているものもあと数台となりました。
580mmのフレームはメーカー車ではまずないサイズですので、サイズが合えばとてもお買い得です。輪行簡単モデルですのでロードバイクのような縦型輪行も、よりコンパクトになるフォーク抜き輪行も可能。スタンダードな部品構成ながらサンエクシードの変速機セットや軽い走りのエキュルイユがセットされています。
サイズが合うかわからない方は、こちらのフレームサイズの選び方を参考にしていただくか、お気軽にお問い合わせくださいね。
2019年に長野県・高山村で開催された「第1回ジャパンバイクテクニーク」のグランボアからの出走マシンです。
このモデルの何よりの特徴はランドナーとしての機能と形を充分持ちながら、軽量化を図りつつ険しいヒルクライムも、舗装路のロングライドも、激しいダートダウンヒルもこなせる一台となっています。特価であっても高価ですし、おいそれとお買い上げいただける方が現れるとは思っていませんが、グランボアの技術とアイデアがぎっしり詰まったスペシャルバイクをあなたの相棒にいかがでしょうか?
サイズはライダーの前野/平成生まれ171cmと、親方/昭和33年生まれ173cmにピッタリとなってます。
80年代の名車ブリヂストン・ユーラシアのフレームをグランボアのパーツで組み上げたスポルティーフ、より走り、より止まる昭和の名車です。
お勧め商品の入れ替えは1月11日を予定しています。
今週末にご来店の上、お決め頂いても大丈夫です。
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あと、只今、拍手のボタンが機能していないようです。
コメントなんかも入れていただけなくてとても残念。セミオーダーの見積もりサイトでお気づきの点などは是非直接メールでお知らせくださいね~。
いよいよ12月に突入しましたね。。。
京都は日中は暖かい日が続いていますが、お山は葉を落とした木々が目立つようになってきました。皆様、お元気にされていますでしょうか?
先日、久しぶりに猫のお話で、我が家の老猫の一匹が体調を崩したと書きましたが、何とか持ち直し自力でご飯を食べられるようになりました。ご心配頂きましてありがとうございました。風邪と言えども、こじらせては大変です。ましてや長引けば体力の消耗は著しく、たくさん使用した薬の影響も大きいものです。私たちも気をつけましょう。
さて、ようやく告知していました【おすすめ商品】の入れ替えが始まっています。
今月は完成車です。
店頭商品の入れ替えのため、グランボアの試乗車や新古品を破格のお値段でお譲りします。基本は現状でのお渡しですが、お好きなお色に塗り替えてのお渡しも可能です。
再塗装と再組み立ても特別価格の5万円。
ちなみにこちらのER700は展示車兼、もと大介号。とても軽やかに走る良い自転車ですよ。
そして、セミオーダーの中でも一番お手頃なエトワールとコンコルド。
初めての方用にと、ご提案させていただいていたモデルですが、フレームの供給が途絶えてしまい、しばらくはお作りできないモデルとなってしまいました。エトワールもコンコルドもは一台づつのご案内となります。特にコンコルドは唯一残っていたフレームを今回の為に組み上げた新車となります。
サイズが合えばとてもお買い得!
今アップされているのはまだ3台ですが、用意でき次第順々にアップしていきますのでお楽しみに!
エイ出版から久しぶりに旅する自転車シリーズの最新版が刊行されました。
今回のテーマは「キャンピング車」。
過去へ、未来へとタイムトリップしながら自分に合う旅自転車を夢想できる一冊です。
オンラインストアでもお買い上げいただけます!