こんにちは、伊藤です。
長らく欠品しておりました「カンパニョーロ ブレーキレバーフード」が入荷してきました!
イタリアンレーサーやランドナー、スポルティーフにもよく使用されるカンパニョーロのブレーキレバー。パッドはやはり劣化してしまうのでレプリカパッドはなくてはならないものですね。
チェーンリングにクランクといえば自転車の顔といっていいほど目立つ部品。その中心にはメッキが光り輝く「グランボア フィキシングボルト SL50」です。見た目だけでなく、真鍮ワッシャーを使うことで緩みにくくなっており、機能面もしっかりおさえています。
・・・・・・と前置きしつつ、実は3連休の日にお休みをいただき、久しぶりに泊まりでツーリングに行ってきました!コロナや家の事情もあり、2018年の東北フェリー旅の時以来になった今回のツーリング、行き先はめちゃめちゃ悩みました。いかに3日分の行程をキレイにまとめるかあらゆるパターンを考え続け、気が付けば数プランが出来上がり、、、と何処に行くか迷ってしまう始末となっていました。もちろん行ったことのない自分が行きたい所を優先的に絞ってプランを練っていたのですが、目的地までの行き方もとっても重要です。学生のときはお金はなくても時間はあったので、18きっぷで!の一択でなんとかなりましたが、お金も時間もない現在はそうも言ってられません。見方を変え移動方法から考えてみると、とあるウェブページに目がとまりました。四国開発フェリー株式会社が運航しているオレンジフェリーです。結局フェリーかい!と突っこまれそうですが、関西航路が大阪南港を22:00に出航して、翌6:00に愛媛の東予港に到着するんです。そこから目指すは瓶ヶ森林道、通称UFOラインです。元々行きたいところではあったのですが、京都からのアクセスは決していいものではなく、車で行けるかな?くらいに思っていました。ですがこのフェリーの存在は盲点でした。フェリーの中で過ごす時間がたまらなく好きで、今か今かと待ち遠しい中眠りにつき目が覚めれば目的地。結局のところ目的地を決めた理由はここにあるのかもしれません。
帰りも東予港を22:00に出航し、大阪南港に6:00着というスケジュールなので周回コースでプランを立てました。
2日でコースを分け、初日は東予港から石鎚スカイラインの北側ゲート土小屋までひたすら登り、2日目は石鎚スカイラインを南に向け下り、国道494号とぶつかったところで北上し、黒森峠を越え再び東予港を目指す行程にしました。
【大阪南港まで】
行きの電車は久々の輪行でしたので写真をとっている暇も当然なく、ささっとフェリーターミナル駅まで。大阪駅あたりまではまったく見なかったのですが、徐々に南港まで近づくにつれてちらほら輪行している人を見かけるようになりました。こちらが「あっ」と思えばあちらも「おっ」と目を丸くしてこちらをみているあたり同じことをかんがえているんでしょうね(笑)
フェリーターミナル駅から乗り場までは連絡通路のようになっているので輪行状態のまま目指します。フェリーにもそのままのせれば追加料金はかかりません。
個室なのでキレイに収まります。
フェリーの予約の時から思っていたのですが、一番リーズナブルな客室でもシングル部屋、大部屋がないんです。学生の時は皆で一部屋、、、なんてことを思い出します。
なんでも数年前に改修されたようであまりのキレイさに驚きました。外を眺めれば瀬戸内海なので夜の街の光が見え、遊覧船にでも乗っているかのような気分でした。日本海を運航するフェリーとはまた一味違い新鮮でした。
すごく快適でおもわず夜更かししてしまいました。オススメです。
【東予港より土小屋まで】
朝6時に到着。7時まで船内休憩ができるので時間調整できます。私たちは先を急ぐことにしました。
まずは輪行解除から。
今回のツーリングは私含め3人。私とT君は京都から、I君は四国在住なので車で現地集合で合流。
この日は晴れ。石鎚山の天気も良好のようです。T君から過去に何度かUFOラインに行こうとするも雨ばかりで断念してきたことを聞かされていたので、2週間程前から天気予報とにらめっこ状態でした。あるサイトでは雨予報だったり、曇りだったり定まらなかったのですが、近づくにつれ晴れ予報に、、、。ツーリングに向けて一番高揚する瞬間です。
朝の7時過ぎ、車の交通量も少なく走りやすいです。まずは目指すはUFOラインの入り口、旧寒風山トンネルです。
基本は国道194号を上っていくのですが、なるべく大きい道路は走らず、すぐさま細かな道へ避難できるところは避難します。ツーリングに行くとき、あらかじめ走るルートは決めておくのですが、五万図を持っていればその場で道を選びながら走ることができるのでとても便利です。五万図の用意も考えたのですが、スマートフォンのアプリで地形図が見れる便利なものがあるので今回はそれを使ってみることに。GPS機能も兼ね備えていて、今自分がどこにいるのか一目瞭然なので初めての方でも扱いやすいとは思うのですがやはり欠点はバッテリーの持ちで、紙の媒体には敵いません。次はこうしようああしようと考えるのが楽しかったりするので今後の課題です。
上りにさしかかったところですぐさま休憩。話す内容は大半が自転車のこと。頭の中が自転車で埋まっている3人組です。。。。
まだまだ序の口、旧寒風山トンネルまで1000mアップです!
漕いでは止まり、自転車を眺めるを繰り返しながら、、、気が付けば寒風山トンネルの手前まで。無論旧道を進みます。
旧寒風山トンネルです。灯りもなく真っ暗なトンネルなのでLUNEをすかさず点灯させます。もちろんフロントライトも忘れずに。
トンネルを抜ければゲートです。いよいよUFOラインまでの道のりです!
ですが、その前に13時を過ぎていたので東屋で遅めの昼食。
ゲートをぬけようとすると一つの看板が目にとまりました。“四国のてっぺん酸欠マラソン大会”なるものが開催されているようです。ん~~、めちゃめちゃ気になります、参加者に話を聞いてみたいです(笑)
ゲートから先はゆるやかな上りだったとそう記憶しています。一時間半ほど上り、、、目の前にそびえる山に向かって「あんなに上るのか・・・・」とため息をもらしていると、左側には写真で見たことがある景色が広がっていました。
自分では気が付かない間に頂上付近まで上りきっていたようです。
雲が少なくなったタイミングでパシャリ。
雄大な景色を見渡していると、自分たちがいかに自転車を漕いだのか実感します。
標高が1500m付近だとだいたい気温が20°ほど。半袖では少し寒かったです。
瓶ヶ森登山口駐車場、バイオトイレがある場所までは上ったり少し下ったりを繰り返し、ここから300m程山荘しらさまで一気に下ります。
カフェが併設されているのですが、私たちが到着したのは16時過ぎ。営業時間に間に合わず利用できませんでした。残念。
山荘しらさからはまた上り道・・・と思えば少し下り、また上り・・・
最後の上りだと思い、最後の力を振り絞りました。
とうとう宿泊予定の白石ロッジのある土小屋までたどり着きました。この日は60km,2300mUPに800mDOWNという一日でした。
宿について早々にお風呂に入り、ご飯を食べて8時くらいには就寝。。。健康的です。
2日目は石鎚スカイラインを下り、黒森峠を越え西条にもどる行程です。
後編に続きます!
梅雨真っ只中の今皆様いかがお過ごしでしょうか。京都は雨の日がちらほらといった感じで、私自身も夜に時間がとれるようになったのでフラっと北山に走りに行っている今日この頃です。コースは決まって京見峠なのですが、複数人で喋りながら楽しく行くこともあれば、一人で黙々とペダルを回すこともあります。一人であればコースをちょっと変更して楽しんだりしています。同じコースを違う自転車で走り比較するのも醍醐味です!私の自転車の中でも稀に無性に乗りたくなるのがアレックスサンジェです。ギア比が丁度良いのはそうなのですが、すごく乗りやすく私の身体に非常に合っています。ですが唯一の難点はライトです。ピン球では対向車からギリギリ認識される程度で夜道は照らしてくれません。バッテリーライトを一つ忍ばせて走っていますが、ヴィンテージの自転車にお乗りの方はどうされているのでしょう。とても気になります。。。
写真が暗くてスミマセン。。
そしてアレックスサンジェに無性に乗りたくなっている理由はもう一つあります。それは1か月も前になりますが、ランデヴーアレックスサンジェに行ってきた余韻があるからです!!
毎年5月の第三土日 2001年に始まり、今年で22回目の開催となったランデヴーアレックスサンジェ。コロナの影響で宿泊形式で開催のランデヴーアレックスサンジェは中止を余儀なくされてきました。ですが世の中の情勢を鑑みて、4年ぶりに宿泊形式で開催となりました。アイズバイシクルが事務局を勤めていますので、会の存在はアルバイトをしていた時代から知っていました。私の初めてのアイズバイシクルでの仕事はサンジェのタンデムオールメッキの研磨作業。アルバイトを続ける過程で、サンジェやエルスに触れる機会が少しずつ増えてきて、それはいつしか憧れになりました。それが2017年秋私のもとにやってきてしまったんですから。。。
私は最年少会員として今年で3回目の出席となりますが、同年代の会員は皆無です。。。 ランデヴーアレックスサンジェのすごいところはサンジェに興味があれば参加できるということ。なので、アイズバイシクルでアルバイトしていた大学の後輩、T君とI君に声掛けをして、3人で静岡へ!
11時頃宿に到着。3人で1台の車ですから自転車をバラバラにしての移動だったので、せっせと組み立てます。(私のサンジェは前輪しか抜けないので、早々にハンドルを90度戻し、前輪とペダルを組付け、暇を持て余していたのは秘密です。)
2人の愛車はグランボア。
T君はなんと社会人になってまもないころにセミオーダーモデルTypeERをオーダー。
白いタイヤが可愛らしいモダンランドナーです。I君ごめん、自転車の写真撮ってなかったです。
ニッカにアーガイル柄のロングソックス。ランドナー乗りはこうじゃないと!?
コントロールポイントを目指します。。。。
程よく峠を登れば、景色は最高でした。
コントロールポイント トライアルパーク蒲原にはすでに多くのサンジェが!
Iさんのサンジェ。ブレーキがNCミラン付いてますよ!!
トーエイでの参加者もちらほら。
会話は絶えませんが時間もあるので皆さん宿へ向かいます。
油断すればこの有り様。サンジェは早い!!
なんといってもランデヴーアレックスサンジェの醍醐味といえばサンジェを肴にしての宴会です。
40台弱あまりのサンジェ。こんなに多くのサンジェを前にしたのは初めてです。ぎっしりと隙間なく並んでいるため、一台一台鑑賞するのは困難でした。。。トゥークロメが多いのもフランス車ならではでしょうか。ニューカマーも10台あまりで、大変盛り上がりました!
珍しい部品に皆さん興味深々でした。
古いサンジェやエルスで見かける先細のきれいなアールを描くフロントフォーク。乗り味もすごく気になるのですが、それ以上にこの美しいフォークは見るだけで心が躍ります。
翌朝は集合写真を撮って各々解散となります。
愛車のハイエースに自転車をのせて、あちこち走りに行っているというSさんのサンジェ。サンジェで乗鞍をのぼったこともあるそう。。。キャンプもお好きなようで色々と話し込んで楽しかったです。ありがとうございました!!
ハンドルが特徴的です。
アイズバイシクルでニベックスモデファイされたKさんのサンジェ。マファックレーサーからオリジナルカンチブレーキへと改造されたこだわりの一台です。
ミキストがなんと3台も! しかも全てオリジナルカンチブレーキが備わっています。内1台はニューサイでオーダーの話を読んだことがあるサンジェで感動しました。
心残りとしましては、1台1台を写真に収めてオーダーのあれこれをお伺いしたかったことです。私はひょんなことからサンジェを手にすることとなりましたが、もちろん自身でオーダーしたものではありません。色々な経緯があると思いますが、なんといってもご自身でサンジェをオーダーした方が多数いらっしゃるということ! もっと色々な話が聞きたかったです。
ランデヴーアレックスサンジェは純粋に自転車が好きな人たちが集まる場所です。そこに世代の壁はありません。わたしも初参加するときは緊張しましたが、乗っている自転車は凄くても気さくなおじさんという感じの人たちばかりですごく安心したのを覚えています。
もし興味がありましたら、事務局であるアイズバイシクルまでお気軽にお問い合わせください。
私がいうのも少し変ですが、若い世代の方が増えれば刺激にもなりますし、ランデヴーアレックスサンジェはずっと続いていくと思います。
来年もよろしくお願いいたします!!
こんにちは、伊藤です。
すっかり涼しくなりまして、自転車で走りやすくなった今日この頃です。アトリエより新商品のご紹介です。
先日納車させていただいたヴィンテージランドナー。トリプルチェーンホイールにノルマンディー・ヘリコマチック6速ハブ、ジュビリースーパーツーリングがアセンブルされた仕様です。実はこの仕様のために新商品が組み込まれております。
お気付きになられた方はいらっしゃいましたか?
これです!
ユーレ純正品が右です。これと交換する形で使用します。
はめるとこの通り。このアダプターがもたらす恩恵はレバーの引き代が短くなるという事。
写真でも敢えてアウターローにチェーンをかけた状態にしていたのですが、お気付きになられましたか?? ユーレ純正のアダプターではあり得ない位置にレバーがあることを!
この自転車はフロントトリプル・6段の組み合わせでフロントは100度くらい、ダブルであれば70度弱といったところでしょうか。リアに関しても概ね90度あたり、多少前後するでしょうが5段であればもう少しレバーを起こさなくて済みます。あるとものすごく便利。
ユーレ純正品と違う点は形はもちろんなのですが、材質がステンレスであるということ。錆びる心配はありません。
通販のページからお買い求めいただけます。
ワイヤーの引き代が変わりますので、もちろん再調整は必要ですが簡単に交換することができます。もちろん店頭でもすぐに交換させていただきます!!(別途材料・工賃要)
以上アトリエからのお知らせでした!!!
こんにちは。伊藤です。
学生がランドナーの整備に来ている今日この頃です。
どこに走りに行くんでしょうか。
さて、先日納車させていただいたトーエイのランドナー。
ハイテンフレームなのですが、珍しくユーレーエンドがついています。
フレームと部品の持ち込みでのアセンブルのご依頼です。
フレームの塗装はそのまま、オリジナルの雰囲気を残しつつ、組み上げました。
今回の着目点はこのフロントキャリア。
フルオーダーはもちろん、ERフレームに追加でキャリア製作ばかりが最近のキャリア製作事情だったのですが、持ち込みでのご依頼ももちろん大歓迎です。
小ぶりなサイドバックをつけたいとのご希望で、ワンオフで製作しています。
パイプの接合部がどちらがロウ付けで盛っているのかわからないような造作や、フォークブレードのアールに揃えて曲げている支柱部分。
全てオーダーメイドだからこそできるこだわりです。
オーナー様もご満悦の様子。
このフレームはカンチ台座使用なので、フォークブレードに2か所ダボを溶接してタッチアップ処理していますが、センタープル使用のフレームでフロントキャリア用のダボが既についていれば、火をいれることなく取り付け可能です。
フロントエンドの上側にダボがあることも条件です。(ダボがなくても、ダボを溶接してタッチアップ処理もできます)
フレームの再塗装の際にフロントパニアも・・・も可能ですが、今回のようにタッチアップ処理であればコストも抑えることができます。
お気軽にご相談ください。
久々の登場になってしまいました、伊藤です。
ここ数年はコロナの影響、そして身の回りの環境の変化に対応していくのが必死といったところで、めっきり自転車に乗ることが減ってしまい、悲しい限りです。
現在、工房内はというと、ジャパンバイクテクニークに向けて総動員で動いております。
親方はフレーム製作にはじまり、大会に向けての準備に勤しんでおります。
専務はアイデア満載のオリジナルサイドバックの製作、前野店長はフレームの仕上げ作業、私はキャリアの製作や部品の加工等、各々が大会に向けて全力をあげて準備真っ最中でございます。
そんな忙しい日々ではありますが、大阪は服部緑地公園でシクロジャンブルが3年ぶりに開催されるということで、急遽お休みを頂き、行って参りました。
I‘s BICYCLEも出店ということで毎年行っていたのですが、冒頭で申し上げた通りジャパンバイクテクニークの準備もあり、忙しく… 出店は断念することになりました。
親方と専務は朝一に向かって午前中のうちに店に戻るという弾丸スケジュールで、
私は1日お休みを頂き、ゆっくりと… フリーマーケットを楽しみました。
フリーマーケットの朝は早いのです。6時頃に家を出発。
久々の道に少し迷ってしまい、到着は7時半ごろ。
いつも混みこみになるイメージの駐車場は比較的空いていて、一安心。
会場に向かう途中、I‘s BICYCLEでアルバイトをしていたI君に遭遇。
会って早々、第一声が「キャンピングキャリア1000円でした」
既に買い物をしていました。熱心です。
8時前 出展者の方もちらほら。
1時間も経過すると、賑わいはじめました。
数はそんなに多くはなかったと思いますが、完成車の販売もありました。
ピン球ライトに悩むI君。現在組んでいるランドナーに使えそうな部品を吟味している様です。
最終的には親方に背中を押され購入していました。笑
若者も良いものはないか目を光らせています。
ちなみに私が買ったものは
私自身カーサイクリングはよくするのですが、基本的には後ろのシートを倒して車載します。
ですが、やむを得ない場合が時にはあると思います。現に今私の車には後部座席にチャイルドシートが付いていますし、人が定員まで乗っている場合など理由は様々です。
最終的には“つけてみたかった”の理由が大きいのかもしれません。
幾分か前に何気なく調べてみたことがありました。
定価で数万円。 気軽な気持ちでは中々買えません。
そんなことを頭の片隅に置きながら色々物色していると、中古のTHULEのルーフキャリアを置いている方がいるではありませんか。話こんでると、後ろから「うちにサラがあるよ」と。振り返ると顔なじみの方がいました。数千円で譲ってもらえることになり、大変うれしい限りです。ありがとうございました。
ルーフキャリアを安く手に入れたのはいいですが、ルーフキャリアをマウントするためのベースキャリアは別途用意しなくてはならないのですが…、トホホ。
シクロジャンブルは買い物だけではありません。
売り物だけでなく展示として持ち寄られた自転車や実際に来場するために乗られてきた自転車等を囲んではじまる自転車談義。むしろこちらのほうが私的には醍醐味だと思っています。
タンデムで来場された方も。
もちろん皆さんマスクをつけての参加なので、表情は読みづらいのですが、数年ぶりにお会いすることができた方もいましたし、久しぶりのシクロジャンブルに大いに楽しむことができました。
少しずつつ自転車に関するイベントが開催されることを切に願うばかりです。