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2018.09.29

念願かなった東北フェリー旅

台風24号の接近に伴い、京都も朝から雨が降り続いています。

明日30日(日)、アイズバイシクルは臨時休業をとらせていただきます。ご来店予定だった方々には申し訳ありませんが、なるべく外出は控え十分にお気をつけてお過ごしください。

 

 

と、書きつつ、

実は先だっての台風21号が関西に上陸する直前、私は1週間ほど休みをもらってツーリングに行っておりました。最初は1人旅で考えておりましたが、大学の後輩になるT君が同行してくれるというので、2人でキャンプツーリングを計画。今回の旅の目的地は、学生のときから気になっていたあるものから決まりました。

 

新日本海フェリーの敦賀~秋田間の便に乗りたかったのです!

 

なんで学生のときに乗らなかったの?と疑問に思う方もいると思います。なぜかというと、この便は一週間に一便しか運航していないんです。タイミングが合わず、今まで乗る機会がありませんでした。私自身個人的にフェリーに乗っている間の時間が好きなのもあるのですが、週に一便しか運航していないこのフェリーに乗る機会なんて滅多にありません。今年はどこに行こう?と考えた時、このフェリーのことがすぐに頭に浮かびました。なので、このフェリーの運航日に合わせて、お休みをいただき、ツーリングを企画したのです。

 

旅のはじまりは花園駅。

敦賀駅まで輪行し、そこから自転車を組み立て、港まで行きます。台風接近により、フェリーの運航状態が気になりましたが、問題なく運航するようなので敦賀まで急ぎます。フェリーの受付の時間までに間に合うように行くには、鈍行であれば京都駅発の始発に乗らないといけません。朝早く起きるのは構わないのですが、京都駅まで自走するとなると7㎞弱走らなければなりません。京都駅まで走って輪行するのは帰りならまだしも、行きのときに早朝の薄暗い中走ってから輪行はやりたくない・・・。

 

 

そんな時は特急列車サンダーバード!

サンダーバードに乗れば1時間近く短縮できるので、自宅から最寄りの花園駅で輪行することができます。サンダーバードの特急券は京都~敦賀間自由席で1180円。まさに時間をお金で買うとはこのことですね。学生の頃なら京都駅まで走っているでしょうね(笑い)

 

 

そして今回の自転車はこちら。

学生の頃より乗り続けているグランボアのランドナー。

フロントのサイドには寝袋、テントなどが括りつけられています。フロントのサイド枠は最近追加したものです。なぜこの形かというと、サイドバッグをつけるのを想定していないからです。私個人的な考えですが、大きなサイドバッグ2つでは輪行の時に大変なので、荷物はフロントバッグと後ろに取り付けるサドルバッグになるべく収める。寝袋、テントなどはフロントサイドに括り付けて、輪行時は輪行袋の中に自転車と一緒に収める! これであればフロントバッグとサドルバッグ、そして輪行した自転車と3点を持ち運べば大丈夫です。

 

自転車の重量は12kgほど。荷物がだいたい8kgほどなので、総重量は約20kgあたりでしょうか。なぜ、重さのことにふれたのかといいますと、帰りは飛行機で帰る予定でしたので、重量を超えると超過料金、あるいはこれ運べません!なんてことになりかねないので、少し荷物の重さにも気を配りました。

例えば、今回テント泊でのツーリングでしたが、キャンプ用品はなるべく持ちませんでした。

ですが、雨具は雪山用のシッカリしたものを持ち運んでいます。学生の頃使っていた雨具は、なるべく軽量タイプのものを使用しておりました。使いたての頃はしっかり水をはじいていましたが、生地が薄いので、気付くと性能が愕然に落ちてしまい、転倒した際にはすぐに破れてしまう(破れてしまえば効果云々の話ではありませんが)など、私個人的には満足のいくものではありませんでした。軽量タイプのものに比べて、収納時の大きさは倍ほどの大きさになりますが、丈夫さを優先しています。

 

 

敦賀駅から港までは5kmほど離れています。途中にフェリーの中での食料を買い込み、港を目指します。そして、実際の乗船時間は約20時間。途中新潟港を経由して、朝5:30過ぎに秋田港へ到着します。

 

フェリーの中に並ぶ自転車。この自転車と再び陸に上がるときは東北です。期待に胸を弾ませて、到着まで待ちます。(大半は寝ておりました)

 

天気は快晴。夜には台風の影響で大雨の予報ですが、走りだしは好調です。

まずは、秋田港より北上し、男鹿半島・寒風山を目指します。

 

 

 

写真スポットらしいので巨大なまはげをパシャリ。

 

 

寒風山は標高350mほどの高さしかないので、あっという間に上れてしまったという感じでしょうか。

 

 

 

 

ですがこの見晴らし。周囲に山が見えないので、すごく開放的で、空が広く感じました。

 

 

ササっと降りてきまして、道の駅にて昼食をいただきました。

またかい!と突っ込まれそうですが、そばをいただきました。おいしゅうございました。

 

 

この日は大潟村近辺のキャンプ場に泊まる予定でしたが、台風が心配でしたので、もう少し北の能代市まで進み、宿泊施設を利用することになりました。

 

 

翌朝、朝早くから輪行して、鰺ヶ沢を目指します。

今回の旅は輪行を最大限活用して、短期間で目的地を目指す段取りでしたので、ショートカットできるところは電車に乗っちゃいます。

 

向能代駅。情緒ある佇まいで、待合室もこの通り。

 

 

ですが、問題発生・・・・・

昨日の台風の影響で電車が止まっていたのです。倒木が線路に数カ所あるとのことで、午前中の運航は厳しいとのこと・・・・

 

この日の目的地までいけるのかと肩を落としていたところ、バスによる振替輸送があると駅員の方が教えてくれました。大きな駅目指して一気に行けるわけではなく、私たちのように小さな駅から電車に乗ろうと考えている人がいるかもしれないので、一つ一つバスで駅を回ります。

 

 

 

 

当初の予定より2時間オーバー程で鰺ヶ沢駅に到着。

午後からの行程で鰺ヶ沢より北に40km弱の十三湖付近まで走るのはしんどいと思いながらも、走るしかありません。 走り始めて間もなく、正午もとっくに過ぎてましたので昼食をとりました。

 

店の方にお勧めを聞いたところ、このちゃんぽんが出てきました。

写真ではすごく伝わりづらいですが、この器すごく大きいんです。上にはホタテ、エビ、ズワイガニ、サザエがのっており、上の具だけ食べてもかなりの満足感。T君に大いに手伝ってもらい、なんとか完食。アイズでの昼休憩の時、いつもけっこうな量食べてるはずなんですが、これだけは「あ、ムリだ」と悟ってしまうくらいでしたね。

 

十三湖付近にはお風呂屋さんがないため、途中にある車に力と書いてしゃりき温泉に寄ることに。

 

地元の方々の憩いの場になっているようで、夕方前でもたくさんの人が。サウナに入ったところ、喋っている会話がまったく聞き取れません。ん?おかしいぞ?と思い、必死に聞き取ろうと頑張り、ん?台風の話してるのか?とわかったときには脱落、水風呂へ撃沈でした。おなじ日本語のはずなのに、ここまで聞き取れない言葉は初めてでした。津軽弁、大変興味が湧きました。

 

次の日の行程、竜飛岬に備え、十三湖のキャンプ場に泊まりました。この時、ニュースでちらっと見た関西国際空港の状況、東北でも感じられた台風の影響などもあり、仙台空港から関西国際空港まで飛行機で帰る予定だったのを変更し、行きと同じくフェリーで帰る方法を考えました。フェリーから芽生えた今回の旅、またフェリーで帰るのも良しと思い、帰路を探しました。明日、竜飛岬を攻略、そのまま三厩駅まで行き、青森駅まで輪行、そのまま八戸まで行き、フェリーで苫小牧へ渡り、苫小牧から敦賀までさらにフェリーに乗り、京都まで帰るプランを練りました。次の日の行程も朝早くから竜飛岬を攻略するつもりでしたので、フェリーの予約も朝起きてからにしようと早く就寝しました。

 

その晩、強い揺れに目が覚め、そして長く揺れることに違和感を感じましたが、周囲の様子も特段変化はなかったので、その時はそのまま寝落ちしてしまいました。翌朝、北海道で大きな地震が起きたことを知りました。この時は得ている情報も少なかったので、廻りの状況も変化はなく、竜飛岬まで走り出しました。

 

竜飛岬までの道のり、竜泊ライン。天気もよく快走でした。

 

道端にはススキが!

 

 

 

 

はるみさんに「飛ばされないようにね!」と忠告を受けていた竜飛岬までの道のり。ものすごく風は強かったですが、押すなりしてなんとか見晴らしの良い眺瞰台までたどり着きました。

 

 

雲がかかっていて見えなかったのですが、なんと、雲がなければ北海道が見えるそう。

 

岬までは下りなのであっという間。車で出張郵便局をしている方がいらっしゃったので、「いつもこんなに風は強いんですか?」と伺ったところ、「今日は特別強いよ~」と返答。

 

え~・・・・竜飛岬っていつも風強いんじゃないのぉ~・・・(ガックシ)

もし、穏やかな竜飛岬に行かれた人がいましたら是非教えてください。

 

 

竜飛岬を後にし、帰りのフェリーに備えてテントやシュラフなどを京都まで送ろうと郵便局を訪れた時、北海道の状況を知りました。フェリー会社の苫小牧支店に電話したところ全然つながらず、どうしたものかと考えていた時、父親から電話が。

秋田・青森に旅行に行くとは事前に知らせていたので、北海道の地震のニュースを見て、心配して電話をかけてくれたのです。

父「どこにいるんだ?」

拓「津軽半島におりますが?」

父「バカたれ」

 

父からも地震の話を聞き、とにかく急いで三厩駅まで行くことに。

 

14時過ぎ青森駅に到着したところで、帰路について考えました。空、海の便が絶たれた今残すは陸の便しか選択肢にない状況、あと1つしかない陸の便が絶たれた時、帰れなくなる恐怖、色々なものが頭の中をめぐり、気付いた時には緑の窓口の前に立っていました。

 

 

何よりも恐ろしいのは、午前中に津軽半島の岬にいたはずが、その日の夜には京都駅まで戻ってこれているということです。恐るべし新幹線。

 

 

こうして私の東北ツーリングは予定していた行程の半分ほどしか走ることはできませんでしたが、この先も忘れることのない大変貴重な旅になったと思います。

 

台風21号、そして北海道胆振東部地震と立て続けに起きた災害。私は無事京都まで辿り着くことができましたが、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。一日も早く日常が取り戻されることを切に願うばかりです。そして、今回の台風でも大きな被害が出ませんように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


 

takumi


2018.06.01

念願のランデヴー・アレックス・サンジェ

毎年5月の第三土曜日・日曜日に開催されているのが、ランデヴー・アレックス・サンジェです。私の元にサンジェがやってきたのは去年の9月頃ですから、去年の5月の時点では自分がランデヴー・アレックス・サンジェに参加するとは夢にも思わず、当然の如く店で働いていたものです。サンジェオーナーになったからには憧れの会に参加しないわけにはいきません。

2001年をはじめとし、なんと今年で第20回目のランデヴー。初参加の私が記事を書くのは少々恐れ多いですが、“はじめて参加した私だからこそ感じた衝撃“をお伝え出来たら幸いです。

 

朝6時京都を立ちます。この日のために用意したという店長自作の幌。雨風も心配いらないと喜んでいました。

 

心配していた天気も嘘のよう。快晴の中、富士山は見えるものかと期待を膨らませます。

 

ランデブー・アレックス・サンジェは毎年静岡県で開催されており、日本各地からサンジェオーナーが集まります。ざっくり行程をいいますと、初日には時間指定で設けられたチェックポイントまで走ります。推奨ルートもありますが、走り方は自由で、各個人でチェックポイントを目指すスタンスになっています。その後宿まで戻り、夕飯、宴会というかたちで1日目が終わります。2日目は朝に集合写真を撮り、その後は特に決まった行程はありませんので、帰路につく人、午前中だけ走る人等に分かれます。

 

 

11時半頃、宿泊する温泉旅館芝川苑に到着。宿からチェックポイントの白糸の滝を目指します。

 

 

宿から稲瀬川、富士川沿いを北上します。国道469号にぶつかったところで稲子川を北上、上稲子まできたところで時刻は12時半。タイミングよくあらわれた蕎麦屋で昼食をいただきました。

 

 

 

ブログを見ていただいている方なら「おや?」と思ったかもしれません。私も店に入った時点では気付かなかったのですが、去年の夏に行った大介店長とのサンジェツーリングの時にも昼飯に蕎麦を食べているんです。食べ終わった後、「いつも蕎麦ばかり食べているな」と気付く二人…。

 

 

 

稲子川温泉の分岐をそのまま国道469号へ進み、桜峠へ。

車も数台ほど、何よりも木々のおかげで日陰が多く走りやすい峠でした。

 

 

富士宮市方面へ下りの最中、木々がひらけたところで写真をとっていると、左端になにやら気配が…!

富士山が見えるではないですか。

 

 

チェックポイントの白糸の滝に到着。私たちは最後の方だったらしく、すでに数台のサンジェが到着していました。

 

 

 

帰りは下り基調なので、あっという間に宿まで到着。

 

 

お風呂で疲れを癒した後は、夕飯の時間です。

ご飯を頂いている時も大半は自転車の話。お腹いっぱいになるまでご飯と自転車の話を楽しみました。学生時代にサイクリングサークルの合宿で大勢でご飯を食べるとき、部屋の中に自転車があるということは一度もありませんでしたから、とても不思議な気持ちでした。

奥に見えるのはもちろん全てサンジェ。こんな台数のサンジェを一度に堪能できる機会は滅多にありません。

 

 

夕飯の後には宴会が始まります。私は初参加の為、自己紹介と自身のサンジェの簡単な紹介をさせていただきました。初参加は私だけだったので、その後はレストア等生まれ変わったサンジェの紹介に移ります。

 

 

アイズバイシクルでニベックス仕様にモデファイされたAさんのサンジェ。リエール36Bエキストラレジェを絶賛されていました。フレームカラーもアレックス・サンジェ現地でオーダーされたオーナーならではの話で大変盛り上がりました。

 

同じくアイズバイシクルでニベックス仕様にモデファイされたY様のサンジェ。

ランデヴーの直前まで急ピッチで仕上げられた一台です。サンジェのファミリーカラーであるブルーフォンセに銀・赤の線引きが目を引きます。

 

こちらはなんとご自身でニベックス仕様にモデファイされたKさんのサンジェ。

カンパ台座につけられたニベックスの変速レバーなど、興味深い加工が施されている一台でした。

 

 

 

 

 

 

 

2日目の朝。やはり自転車が並んでいるので、皆さん自転車を眺めながら様々な自転車談義を楽しみます。

 

 

親方と店長がしげしげと一台のサンジェを見ています。

 

ブルーメタリックが眩しいYさんのサンジェ。よく見えると、左変速レバーがありません。ロッド式フロントディレイラーかと思いきや、ロッド棒も見当たりません。

 

こんなところに変速レバーが!!

ダウンチューブの裏側にあるこの変速レバーは、昔のサンジェのカタログに実際にのっていたものなんだそうです。

 

そしてあまり見かけないフロントキャリア。

私のサンジェもそうですが、大抵はポリー型と呼ばれる正方形のキャリアが多くついています。このキャリアはポリーロング。他と違う個性を出したいということで、このポリーロングをあえてオーダーされたようです。

 

 

2日目も天気は快晴。富士山をバッグに走るサンジェたちがとても生き生きしていました。

 

 

 

今年は参加者が他のイベントとバッティングしたりと少な目だったようですが、とてもいい経験ができました。

さらなるサンジェたちとの出会いを楽しみに、来年も宜しくお願い致します。

 

 

takumi


2017.10.08

お蕎麦を求めて朝サイクリング

本日10月8日は、第二日曜日。 朝サイクリングの日でした!参加していただいた皆様、有難うございました。

アイズバイシクルから、六丁峠、神明峠を越え、越畑までいくルートでした。現地解散ということでしたので、皆様お蕎麦を堪能された後、引き続きサイクリングを楽しまれていることだと思います。

現地解散は今回の朝サイクリングで初めての試みだったのですが、いかがでしたか? 今後の朝サイクリングも楽しみに待っててくださいね。

11月は、秋の1日ツーリング、タンデム学会が合わさって催されます!この日が第二日曜日なので、朝サイクリングはお休みとなっております。詳細は後日アナウンスされますので、お待ちください。

 

本日はありがとうございました!

takumi


2017.10.07

憧れのサンジェツーリング

約1か月も前のことですが、実はツーリングに行っていました。大介店長と偶然重なった2日間の休みにそれは決行されました。はじまりは、私の元にやってきた一台の自転車でした。

 

 

 

アレックス・サンジェがやってきたのです。憧れの自転車が、思いもよらない時に目の前に現れました。

私は今年で24歳になりますが、私世代の人たちにはあまり馴染みがないかもしれない、アレックス・サンジェ。今尚、フランス・パリにて伝統的なツーリング車を作り続けています。私とサンジェの出会いは、アイズバイシクルのバイトをはじめて間もない、大学1回生の2月頃。今までにいくつものフレームのメッキ処理のための研磨作業をやってきましたが、初めての一本目がまさにサンジェのフレームだったのです。ボロボロにメッキがはがれたフレームを前に、店に並んでいるような綺麗な自転車に仕上がるのかと、不安を抱いたのを覚えています。しかし、メッキが施され、きれいに塗りあがったフレームが組まれていくのを目にしたとき、「なんて綺麗な自転車なんだ」と強く思いました。店内に並ぶ数あるフランス車の中で、サンジェが私には輝いて見えたのです。ですが、バイトをしていた当時は、まさか自分がサンジェオーナーになるとは微塵も思っていませんでした。

 

ある日、私と親方の2人で店番をしていたとき、「自転車を引き取ってほしい。」とお客様が来店されました。私は奥の作業場にいたため、気付かなかったのですが、一台の自転車を持って親方が店の中へ戻ってきました。毎日自転車を見ていると、目視で自分にサイズが合うか否か見てしまう癖がついてしまいまして、親方もきっとそんな気持ちで、私サイズの自転車だと判断し、私に「この自転車いる?」と笑いながら聞いてくれたんだと思います。私もそのときは、「あ、乗れそうなサイズだな。」と思いましたが、よくよく見ると見覚えのあるデカールがヘッドマークとダウンチューブにあるではありませんか。その容姿からも、紛れもないアレックス・サンジェだとわかりました。

その後、何気なくサンジェのサイズを測ってみると、なんと私サイズではありませんか。こうなっては落ち着いていられません。サンジェの事を何気なく聞き、様子を伺います。すると、店で買い取りをするということで話がまとまったようです。親方にお願いをして、なんとか私の手の届く価格で譲っていただけることになりました。アレックス・サンジェですから、そのまま店で販売すれば、高値ですぐ売れてしまうでしょう。親方の寛大な心が、私にサンジェオーナーになる機会を与えてくれたのです。

2001年6月を始めに、アイズバイシクルが事務局として催されているランデヴー・アレックス・サンジェ。数多くのサンジェが集まるこの行事に、私も参加できると思うと、大変嬉しいかぎりであります。

 

さて、私の元にやってきたサンジェですが、状態もかなり良く、あまり乗られていないようでしたので、フレームは軽く拭く程度、各パーツも自分の好みのものに変更して乗ることにしました。

出来上がったアレックス・サンジェを前に「サンジェツーリングに行こう」と店長の言葉、そして2日間の休み、偶然が重なり、急遽ツーリングに出かけることになったのです。
行先の候補をいくつか出しあい、あれこれ言っていればもう前日。宿の手配のことなどを考えれば、すでに手遅れ?の事態です。サンジェで風情ある街並みを走ってはどうだろうかという店長の提案から、妻籠宿に行くこととなりました。宿も当日観光案内所で探すことにしました。

 

 

10:00頃、道の駅きりら坂下から出発。まずは妻籠宿よりも手前に位置する馬籠宿を目指します。

 

 

車通りの少ない道を選びます。当初の予報では曇りでしたが、カラっと晴れ、気持ち良く走れました。

 

 

三脚を持っていくつもりでしたが、お互いに忘れてしまったため、ペットボトルなどを駆使して、なんとか撮った唯一の集合写真。なぜか同じ口をしています。(笑い)

 

 

店長のサンジェは42B仕様のシクロランドナー。少し試乗させてもらいましたが、とても軽い乗り味でした。

 

 

妻籠宿までは約30km。なので、ゆっくり休憩しながら先を目指します。

 

 

12時半頃には最初の目的地、馬籠宿に到着。昼食をいただきました。

 

 

馬籠峠の上には茶屋がありました。馬籠宿は標高約600mほどなので、あまり峠を上ったという感じはしませんでした。しかし、休憩はしっかりとります。(笑い)

 

 

馬籠峠を下れば、あっという間に妻籠宿に到着です。時刻は14時頃。気をつけなければならないのは、観光案内所、飲食店、あらゆるお店が17時に閉まってしまうという点です。なので、今回のルートも、目的は妻籠宿だったので、走る距離は少なく、時間に余裕をもたせたプランになりました。

郵便局もご覧の佇まい。

 

 

早めに宿に行ってゆっくりするのがいいだろうということで、観光案内所で宿を選びます。目星をつけたところで、案内所の方に話を聞いてみると…なんと妻籠宿内の全宿が予約でいっぱいの状態だと告げられます。まだ14時過ぎで良かった…。
途方に暮れていると、案内所の方が「あそこなら空いているかも…、みんなが知らん宿がある」と、ある宿を紹介してくれました。「行っても空いてなかったらいかんからね。」と、電話をしていただき、今日は空いているとのこと。本当にありがとうございます。
天気も昼間の晴れ晴れとした空とは一転して怪しくなってきたので、妻籠宿の観光もほどほどに、宿まで急ぐことにします。紹介していただいた宿は妻籠宿内にあるのではなく、10㎞ほど北上した先にあると、地図まで書いてくださりました。

 

 

 

たどり着いたのは、結い庵さん。古い建屋をご主人がご自身で改修されており、オープンしたのもつい最近だということ。観光案内所の方が言っていたことにも納得しました。夕飯の時、ご主人と世間話をしていると、なんと私たちの大学の先輩ということが発覚。京都話で盛り上がりました。是非また京都にもいらっしゃってくださいね。

 

 

2階に10人ほど泊まれる共有スペースがあるのですが、泊まるのは私たち2人だけ、貸し切り状態でした。

 

 

 

 

宿から北上します。心配していた天気予報も嘘のよう。日頃の行いが良いのでしょう。
途中道が破線になっているところを気にしつつ、進みます。

 

 

面白そうな道を発見。しかし、私のサンジェは25Cのタイヤを履いており、そもそもあまり無理はしないほうがいいだろうと判断し、ダート道は断念。
写真の感じからは完全に、ダート道走ってる感が出てますね。走ってませんよ。

 

 

この日の昼食もそば。やっぱりおいしいですよね、そば。

 

 

南アルプスをバックに店長とサンジェ。

 

 

きれいに舗装はされていますが、そこそこ険しい道でした。

 

展望は抜群でした。

 

 

こんな面白い道もありました。

 

 

偶然に偶然が重なった今回のツーリングでしたが、見所満載の店長お勧めプランでした。妻籠宿は、海外の方たちの間でも密かにブームになっているらしく、数か月も前から宿の予約をしているとのこと。妻籠宿に泊まる際は、早めの行動がよろしいかと思います。
また、サンジェツーリングはしたいものですが、グランボアジャージを着て跨る自転車は、グランボアですね。失礼しました。

takumi


2017.05.15

朝サイ嵯峨野とっておきコース


1月~4月は天候不良などで中々開催できなかった朝サイですが、5月は無事に開催することができました!

距離はあまりなかったですが、ダートコースがあったり、自然を楽しむことができました。

来月ももちろん朝サイは開催されるので、是非ご参加ください!

来てくださった皆様、ありがとうございます。

takumi


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