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2021.07.30

「ランドナーで峠へ」~冠山峠~

3回目の「ランドナーで峠へ」は京都を離れ、岐阜県と福井県の境にある冠山峠を紹介します。

※今回紹介するのは3年前の2018年来訪時のものです。


冠山峠は岐阜県揖斐郡揖斐川町と福井県今立郡池田町の境に位置する標高1050mの峠で林道冠山線の最高地点になります。

現在、林道冠山線は国道417号線の不通区間を結ぶ林道として車両が行き来していますが、峠の下にトンネルを整備中で2023年には開通する見通しだそうです。↓
岐阜新聞【冠山峠道路、23年に開通見通し】 

 

堀越峠のように何度も峠に通ってこの記事を書けたらよかったのですが今回は3年前に来訪したときの写真と記憶を基に紹介していきます。

 

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2018年9月

京都市内の最寄り駅から始発輪行

京都からツーリングのスタート地点大垣駅までは輪行で移動します。最寄り駅に着いて10分ほどでパッキングを済ませ輪行袋を担いでホームへ上がります。駅に人は少なく、電車内も空いているので早朝は輪行がしやすいです。
グランボアのセミオーダーランドナーTypeER等で採用されている前後泥除けを外す輪行方式ならロードバイクと同様の手順で写真のような縦型輪行が可能です。慣れれば10分ほどで輪行出来るので余裕を持って改札を通れます。

オーストリッチSL-100輪行袋に収納

3年前はまだウルトラSL-100が無かったのでSL-100を使っていました。最軽量、最小収納サイズのウルトラSL-100に比べると少し嵩張りますがそれでも当時は最小クラスの輪行袋でした。
今はウルトラSL-100を愛用中。輪行作業に慣れていればとてもコンパクトで軽量なのでおすすめです。
一泊二日で宿に泊まるツーリングなので荷物はフロントバッグのみ。荷物が少ないと走りが軽やかで輪行も楽です。

 

 

JR大垣駅が今回のスタート地点

始発の電車に乗って普通電車で京都から約2時間、JR大垣駅で輪行を解除して名古屋から来た友人と合流しました。

今回の計画は2日間。
初日は大垣駅-徳山ダム-冠山峠-越前大野の約130㎞。
二日目は越前大野-国道157号線温見峠-岐阜駅ゴールの約110㎞。
距離だけみればハードではないのですが初日は冠山峠、二日目は温見峠を越えるので走りごたえのある行程です。コンビニエンスストアはおろか商店や自販機もまばらな人里離れた岐阜と福井の山奥を走るので補給は多めに持ちました。

 

揖斐川沿いを北上する

大垣を出発して約1時間、序盤はこれから向かう山奥と対極的な市街地でしたが揖斐川沿いを走り始めると緑豊かな景色に変わっていきます。それでも国道417号線は車が頻繁に通るのでなるべく避けるようにルートをとりました。
川沿いに国道が通っている場合、写真のような対岸の道路は集落を結ぶ生活道路で道幅が狭く交通量が少ないパターンが多いです。

 

徳山ダムに到着!

途中、道の駅に寄ったりしながら緩やかに上り続けて徳山ダムに到着。
大きさが写真で伝えられないのがもどかしいですが、巨大なダムが山中に設置されている景色は壮観です。

ダム到着までに前輪が2回パンク

実はこの時履いていたタイヤは1週間前の米原600㎞ブルべ終盤にサイドカットしてタイヤブートで応急処置した傷物。応急処置したタイヤをそのまま使い続けていたのでタイヤブートと軽量チューブが擦れてパンクしてしまいました。
サイドカットをタイヤブートで応急処置したタイヤがどのくらい使えるのか試したかったのでそのままにしていたのですが、タイヤより先にチューブが負けてしまいました。

2回目のパンク修理の時にタイヤブートが原因と判明したので携行してきた新品タイヤに交換。大垣駅の写真では前後ともタイヤサイドが汚れていますが、徳山ダム以降は前タイヤだけ新品です。
やはりタイヤブートはあくまでも応急処置。サイドカットを塞いでとりあえず走れるからといって長い距離を使い続けるのは良くありませんでした。これはタイヤブートが悪いのではなく、予め交換しておくべきタイヤブートで応急処置したタイヤを僕が使い続けたのが原因なので悪しからず!
パークツールのタイヤブートはクレジットカードほどの大きさなのでお財布に忍ばせておくと役立つときがありますよ。

 

徳山ダムのダムカードと静かな徳山湖

徳山ダムの管理事務所でダムカードを貰いました。このダムカード、全国のダムの管理事務所に行けば無料で貰えるもので、時期によってデザインが変わったりするのでコレクション性が高いですね。

この静かな徳山湖の下にはダム建設に伴い廃村となった旧揖斐郡徳山村の集落が沈んでいます。
訪れた際は知らなかったのですが、この徳山ダム建設に伴い廃村になった徳山村を舞台にした神山征二郎監督の映画「ふるさと」(1983年)で当時の様子が描かれています。映画本編もとても面白いのですが、40年近く前の徳山村の風景を映像として見ることが出来るので徳山ダムを訪れる際は視聴されることをお勧めします。

 

徳山湖に架かるのは国道417号線

徳山ダムから林道冠山線の入り口までは徳山湖沿いを国道417号線の終点まで走っていきます。等高線に沿った道ではなく、写真のように橋とトンネルでバイパスしています。

 

徳山会館のレストランで提供されているダムカレー

大垣駅を出発して市街地を抜けてからは道の駅が途中にあるくらいで徳山湖を過ぎると福井県側を下り終えるまで補給は全く出来ません。
徳山会館という旧徳山村の資料展示などがされている施設にレストランが併設されているので昼食を摂りました。選んだメニューはダム近くの道の駅で定番のダムカレー!徳山ダムのように貯水量日本一なカレーの量ではありませんでしたが、こんな山奥で快適に食事が出来ることに感謝です。
ちなみにこの盛り付けは徳山ダムから流れ出る風景を再現しているとメニュー表に書いてあった記憶があります。もう3年前のことなので最新版徳山ダムカレーを食べに行きたいところです。

 

徳山湖にかかる橋、トンネルの名称一覧

徳山湖にかかる橋、トンネルの名称は旧徳山村の地名などをもとにつけられています。こちらの看板はその一覧で、各名称ごとにQRコードが用意されていて読み取ると名称の由来が分かるようになっています。

この時は冠山峠に早く行きたかったので写真だけ取ってさっさと進んでしまいました。

 

 

国道417号線冠山峠道路の工事現場

連続する橋とトンネルを走って国道417号線の終点に到着。国道のトンネルはまだ工事中なのでこの先は国道417号線の不通区間をつないでいる林道冠山線を走ります。

 

冠山峠道路開通の効果などが説明されています。

冠山峠道路が開通すると岐阜県揖斐川町と福井県池田町の所要時間は4時間10分かかっていたのが40分に短縮されるそうです。これだけ時間距離が近くなるのは地域にとって大きな変化ですね。
新しい道が開通すると心配になるのが林道冠山線ですが、この林道は冠山登山のアクセスルートでもあるので観光需要があり、廃道になる心配は少ないと思います。

 

林道冠山線を登る

特筆するほど道は荒れていませんが、写真のように砂利が路面に流れ出ていたりするのが林道らしい光景です。

 

 

登りの途中、才の沢峠

少し登ったところで林道冠山線から林道塚線への分岐があります。左側が林道塚線で高倉峠へ続いています。この時は全面通行止めでした。高倉峠も行ってみたい峠の一つです。
ちなみにこの分岐には才の沢峠という名前があります。

緩やかな勾配が峠まで続く

 

冠山を背に峠へ登っていく。

 

峠付近から徳山湖を望む

峠近くからは徳山湖が小さく見えます。随分山奥まで来ました。
映画「ふるさと」では祖父と孫が二人で徳山村から長者ヶ淵という秘境へアマゴ釣りに行くのですがこの辺りなのでしょうか。

 

標高1050m 冠山峠

冠山峠に到着しました。峠には立派な石碑が立っています。この写真には写っていませんが特徴的な形の冠山も見えます。

 

冠山峠福井県側のゲート

冠山峠は冠山への登山口としても使われているようで車が数台止まっていました。写真右端に写っているのが冠山です。

 

林道冠山線福井県側を下る

峠での休憩と記念撮影もほどほどに福井県側を下っていきます。
1日目のゴールは約50㎞先の越前大野。のんびりしていると日が暮れてしまいます。福井県側の下りも途中までは国道ではなく林道なのでガードレールは整備されていません。ガードレールがあれば安全かと言うとそうではないのですが、万が一コーナーを飛び出してしまうと遮る物は無く崖下に真っ逆さま。普段よりも自転車のコントロールに気を使いながら下ります。

福井県側のダイナミックな下り

 

林道冠山線を下る友人

 

先程の撮影場所を見上げる

あっという間に先程上から撮影していた場所まで下ってきました。この時履いていたタイヤはフロントが650×38BエキュルイユEL、リアが650×36BリエールSTD。前述の通り徳山ダム手前でフロントタイヤを交換しているので前後が違うタイヤになっていますが幅広でしなやかなタイヤは安心して林道の下り区間を走ることが出来ます。

 

 

越前大野を目指して国道を走る

下りの途中で林道冠山線から国道417号線に道が切り替わり、さらに下っていくと国道476号線に合流します。越前大野まで淡々と走り続けたのでこれといったものはありませんでしたが、人里離れた山奥を走っていたので車が走っていることにホッとしました。

越前大野に到着したのは日没後。

越前大野到着前に日が暮れました。大野の市街地が近づくとライトアップされた大野城が迎えてくれました。
駅近くの民宿に投宿し近所の居酒屋に行って夕食を楽しみました。

明日はここ越前大野から国道157号線温見峠を通って岐阜に戻ります。
「落ちたら死ぬ!」の看板で有名な酷道ですがその実態は如何程でしょうか。

 

 

初日のツーリングコースはこちら。


大垣駅-冠山峠-越前大野

僕たちが大垣駅を出発したのが午前10時と少し遅かったので越前大野に着く頃には日が暮れましたが、出発時刻を早めれば行程にゆとりをもって楽しめるはずです。
徳山ダムから池田町の間は補給できる場所が無いので補給食や水は多めに携行してください。
徳山ダム周辺を訪れる際は映画「ふるさと」を観ることをおすすめします!

 

来月の「ランドナーで峠へ」はこの岐阜福井ツーリングの続きとして温見峠を紹介します。

 

輪行がしやすいグランボアのランドナーで1泊ツーリングに出かけてみませんか?
ランドナーや輪行サイクリングにご興味がある方、どんなことでも構いません。
アイズバイシクルまで是非ご相談ください!

まえの


2021.06.29

「ランドナーで峠へ」~堀越峠~

こんにちは前野です。

「ランドナーで峠へ」の2回目は京都府南丹市と福井県大飯郡おおい町の県境に位置する堀越峠を紹介します。

前回紹介した旧花背峠は京都北山の峠でしたが今回取り上げる堀越峠は京都の市街地から遥か北、京都府南丹市と福井県大飯郡おおい町の境にある標高510mの峠です。

花背峠を取り上げたので次も北山の峠にしようと考えていたのですが、堀越峠に3週連続で走りに行く機会がありましたので記憶が新しいうちに紹介させていただきます。

 

花背峠と堀越峠、位置関係からして2つの峠に共通点は無さそうですが、実はどちらも福井県嶺南地域と京都を結ぶ鯖街道に含まれる峠なのです。
花背峠が小浜市と京都市を結ぶ針畑越えの峠であるのに対して、堀越峠は西の鯖街道と呼ばれる鯖街道の中で最も西側を通るルートの一部であります。
鯖街道について調べてみると国道367号線を通る若狭街道、琵琶湖の湖西を通る近江路、花背峠やおにゅう峠を含む針畑越、そして堀越峠が含まれる西の鯖街道とバリエーションに富んでいるいことが分かります。こちらWikipediaの記事ですが鯖街道についてまとめられています。

 

 


さて、堀越峠ですが1974年に堀越トンネルが開通し峠は未舗装の旧道として通行可能な状態で残っています。今回はその旧道を楽しみに京都から走りに行きました。

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南丹市美山町和泉から国道162号線への分岐

京都市内を午前6時に出発して御経坂峠、栗尾峠を経由して京北へ。国道162号線は山間の道ながら交通量が多いので土日や通勤時間帯は避けるようにしているのですが、朝早くなら交通量も少なく快適です。
京北で一旦国道162号線を離れ神楽坂トンネルを経由して美山町和泉へ。ここでまた国道162号線に合流します。
和泉の丁字路を堀越峠へは小浜名田庄方面へ左折します。右折すると九鬼ヶ坂峠を越えて道の駅美山、かやぶきの里方面になります。

 

綺麗に整備された国道162号線を北上する

堀越峠までは綺麗に整備された2車線の道が続きます。途中通過する集落もバイパスされているので最短距離で進むことが出来ますが、自転車なら旧道の集落内をゆっくり通過するのが土地の空気を少しでも感じられていいのではないでしょうか。

 

堀越峠区間の標識

峠区間標識の後も勾配が緩いままなので峠を登る実感が無いままダラダラと登っていきます。

 

 

堀越峠旧道入り口の看板

小さいですが西の鯖街道の案内板もあります。後述しますが、福井県側の路肩が一部崩れている箇所があったので自動車が入れないように三角コーンが置いてありました。

 

京都府側堀越峠旧道入り口

京都府側の旧道入り口にはわかりやすい目印がありません。堀越峠区間に入ったら右側に気を向けて走っていれば見つけられるはずです。堀越トンネルの約1㎞手前になります。

 

左に国道162号線、右手に棚野川

旧道入り口からしばらくは川沿いに走りやすい砂利道が続きます。序盤はかつて国道であったことを感じさせる物はありません。

 

国道162号線から見た旧道

 

未舗装路とガードレール

1つ目のヘアピン付近から路面は荒くなり、ロードバイクでも走れるような砂利から写真のような粒の大きい石が目立つようになります。トンネル開通以前のものかは不明ですがガードレールが残っています。

 

緩やかな勾配のままコーナーを繰り返して登っていく

路面状況は標高を上げるにつれ改善していきます。今回もランドナーのタイヤは650×42Bに軽量650Bチューブレールの組み合わせ。未舗装路対応且つ舗装路での走りが良いのでお気に入りの組み合わせです。

 

 

堀越トンネルに延びる自然歩道

堀越トンネルに下りる自然歩道が整備されています。担ぎになりそうなので今回はパスしました。

 

木陰が多いので峠近くの路面は湿っている

登りの中盤辺りまでは乾いた路面が続いていましたが峠近くになると泥濘が現れました。この辺りもガードレールが設置されています。

 

泥除けとマッドフラップ

落ち枝の多い林道ではフルサイズの泥除けとマッドフラップはトラブルの原因になる場合もあるのでダート走行に特化するのであれば付けないという選択肢もありますが、自分の場合はブルべなどで天候問わず走ることもあるので泥除けとフロントのマッドフラップは外せません。

雨が降っていなくても山間部の路面は湿っていることが多いので路面からの飛沫を防げますし、前輪が巻き上げる砂粒や埃などがチェーンに付着するのを軽減し潤滑を長持ちさせる効果もあります。付着する汚れが少ないので帰宅してからの掃除もロードの半分以下の時間で済みます。

 

マッドフラップは市販品ではなく、厚さ2mmのゴム板から切り出しています。より軽量な黒いクリアファイルや厚さ1mmのゴム板で作ったこともあるのですが、素材の特性上前者は割れやすく後者は下りでスピードを出すと風をはらんでバタついて泥水をまき散らすので現在の2mm厚に落ち着きました。

堀越峠 標高510m

砂利道を楽しみながら登っているうちに峠に到着。
京都府側は石垣で補強されています。堀越峠を示す看板はありません。

 

堀越峠福井県側から

尾根をくりぬくように道が通されています。国道の旧道というよりは林道の峠の雰囲気ですね。

 

峠に残る標識の支柱

堀越峠にある唯一(?)のオブジェクトは道路標識だったと思われる鉄柱が2本。

堀越峠旧道福井県側の下り

福井県側にはガードレールが無く、京都府側で辛うじて感じられた旧道感がほとんどありません。
ヘアピンコーナーもあれば長い直線もある走りごたえ抜群の下りダートです。

 

福井県側下りのストレート区間

 

福県側下りの中ほどにある分岐

峠からしばらく下っていくと1か所分岐があります。旧道の続きは右側。左の支線を進むと…

 

旧道から延びる支線は林業の作業道?

先程の分岐を左手に進むと道幅は徐々に狭くなり、勾配とガレ具合が増して乗車不可能になりました。地図で見ると国道162号線に繋がっていそうなのですが乗車できないので引き返しました。

 

福井県側路肩崩壊箇所

旧道に引き返してからまたしばらく下っていくと道が半分ほど崩落しています。これだと自動車が通るのは厳しいですね…
堀越峠旧道を走っている間に出会ったのはバイク2台、ハイカーの方1人と鹿3匹。

 

旧道堀越峠福井県側の入り口

無事にダートを下りきって国道162号線に合流。

ここから下れば道の駅名田庄があります。自然薯が特産のようで、道の駅のレストランでは自然薯を使った料理が提供されています。ここで一息ついて高浜や小浜に抜けて海を見てから輪行で帰るのもいいと思います。
この日は昼過ぎから用事があったので、国道を登り返して堀越トンネル経由で京都市内の自宅へ戻りました。
行きの所要時間は堀越峠旧道京都側入り口まで2時間40分、帰りは下り基調なので寄り道しなければ2時間半くらいで帰れそうです。

 

福井県側の旧道入り口の目印、おおい町のモニュメント。

福井県側の旧道入り口の目印はおおい町の青いモニュメントです。向かいに旧道の入り口があります。

 

福井県側を堀越トンネルまで登り返す

国道162号線の京都側は勾配緩やか、のんびりペダルを回していたら堀越トンネルに到着する具合です。写真の福井県側は堀越トンネルから道の駅名田庄までコーナーが連続するダイナミックな峠道です。

 

旧道入り口から登り返して堀越トンネルに到着。

1974年に開通した堀越トンネル。古いトンネルなので暗く路面は荒れています。
トンネル開通以前は自動車で峠越えをするのは大変だったでしょう。
今日走ってきた旧道から車が往来していたであろう半世紀近く前の情景を思い浮かべるのは難しいですが、錆びついたガードレールに峠に残っていた鉄柱、石垣など名残を感じることはできました。

 

堀越トンネル京都側、峠の標識

 

もう少し周辺を探索したいところですが京都に帰ります。

162号線を辿っていくと九鬼ヶ坂峠-道の駅美山―深見峠を通過しますが、府道12号-府道368号-府道19号を経由して京北まで行くと登りが減り距離も短くなります。

 

栗尾峠からの展望

こちら栗尾峠も数年前に京北トンネルが開通して旧道化し、現在は自転車歩行者専用道となっています。
車が来ないのでとても静か。京北を見渡せる展望台にはベンチがあるのでついついのんびりしてしまうお気に入りの場所です。
栗尾峠でひとやすみして昼過ぎに京都市内に帰ることが出来ました。

今回取り上げた堀越峠往復サイクリングの後に同じ自転車でもう1回、700Cロードで1回(未舗装の旧道は登らずトンネルを通過)行ってきました。

700Cロードと堀越トンネル

後に行った2回とも堀越峠を越えて小浜まで行って昼食。午後はおにゅう峠で滋賀県入りし国道367号線経由か久多峠-花背峠経由で京都市内へ帰る約200㎞のコースを楽しみました。


京都市内から堀越峠、小浜、おにゅう峠を巡るロングコース

 

 

堀越峠が何度も走りたくなる魅力を持っているのと、京北美山を含めた京都府内を走るよりも堀越峠以北の福井県嶺南地域を走る方が非日常感が増すので楽しいんですよね。
アイズバイシクルのある京都市内から堀越峠まで60㎞以上あるのでお気軽にどうぞとは言えませんが、帰りを輪行するプランにすれば京都から自走して楽しめますよ。

 

まずはアイズバイシクルスタートの100㎞プラン。

アイズバイシクル-堀越峠旧道-若狭高浜駅100㎞

 

序盤は交通量の多い国道162号線を極力避けつつ京見峠、栗尾峠、原峠などの峠を通って堀越峠へ向かいます。
距離は約100㎞、交通量の少ない早朝に出発して道中を楽しみ昼過ぎに高浜着、海の幸を味わって輪行して帰るのはいかがでしょうか。(JR小浜線は本数が少ないので注意!)
帰りは若狭高浜から京都まで約3時間の電車旅。心地よい疲労感であっという間に夢の中でしょうか。

 

 

もう一つ、約60㎞の輪行プランも考えてみました。

和知駅-堀越峠旧道-若狭高浜駅60㎞

京都駅から輪行で1時間20分の和知駅がスタート地点。美山の田園風景、由良川沿いの景色を楽しみながら国道162号線に向かいます。堀越峠旧道を通り石山坂峠を下るのは100㎞プランと同じですが、最後の登り区間をトンネルに差し替えたので登りが苦手な方でも楽しみながらゴールの若狭高浜駅まで走れるはずです。

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陽が長いこの時期だからこそ少し遠くの峠を目指してサイクリングするのはいかがでしょうか。走行計画を建てて必要な装備をフロントバッグに詰めていく時間は楽しいものです。

7月は何処の峠へ行こうか。皆様のおすすめの峠がありましたら教えてください。

まえの


2021.05.29

「ランドナーで峠へ」~旧花背峠~

こんにちは前野です。

気が付けば近畿は梅雨入り。今年の梅雨入りは1951年以降最も早いそうです。
雨で休日も自宅にいることが増えるこの季節ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私は京都市北部、鞍馬の奥に位置する旧花背峠へ行ってまいりました。
このぐずついた雨の中?
いえいえ、今日の記事はまだ山の中へ行けば桜が咲いていた時期の話になります。

 

 

4月のお休みにいつもの北山へランドナーでサイクリングに行ってきました。
この日は市内の自宅を出発して貴船口-鞍馬寺-花背峠の順に北上し、花背峠北側の分岐から旧花背峠へ向かいました。

旧花背峠というのは国道477号線の花背峠の西側にある未舗装の峠で、峠の三叉路には杉の大木と地蔵堂があります。
この地蔵堂が程よくヤレていい味を出していたのですが、今回訪れてみるとその地蔵堂が建て替えられていたのです。
京都在住のサイクリストにとって花背周辺は庭のような場所かもしれませんが、旧花背峠のシンボルでもある地蔵堂が建て替えられていたのはなかなかインパクトがありましたので今回記事にしてみました。

 

 

まずは鞍馬寺の前を通って花背峠の登りに入っていきます。
ちなみに鞍馬経由で北上する場合、市内から最後のコンビニはローソン静一市原店になります。鞍馬を過ぎると京都バスのバス停に自販機があるだけで補給は殆どできないので注意してください。

 

2018年秋の台風で沢山の木が倒れて景色が変わった花背峠南側。
台風以前の花背はもっと鬱蒼としていて展望も殆どありませんでした。


写真は峠の少し下にあるヘアピンコーナーの湧き水。暑い日はボトルに水を補給して一息つきます。

 

峠前ラストのヘアピンコーナーは市内まで見渡せる展望が広がっています。
花背を市内に向かって下る時もここだけは止まって写真を撮りたくなるポイントです。

 

花背峠(759m)を登り切り、北側へ下ってしばらくすると右コーナーに京都バスの「旧道入口」バス停と最近建てられた京都丹波高原国定公園のオブジェがあります。ここが旧花背峠への入り口です。
花背の北側は気持ちの良いワインディングが続くので下りすぎないように注意してください。

 

旧道入り口バス停からしばらく急勾配のコンクリート舗装。
峠の大杉と地蔵堂が見えてくる頃にダートとなります。
距離は短いので勢いでぐいぐい登ってしまうのもいいですが、静かな花背の森の雰囲気を味わいながら押し歩くのもいいものです。

 

旧花背峠(750m)に到着。

峠は広場のような三叉路になっています。1枚目の写真が今年2月、そして2枚目が4月中旬に撮った写真です。ひなびた地蔵堂が綺麗に建て替えられています。

2021年2月

2021年4月

 

以前と比べると新しい地蔵堂の方が少し骨太でしょうか。まだピカピカで木材の香りがしてきそうな地蔵堂ですが、峠で年月を重ねていくうち景色に馴染んでいくのでしょう。

2021年2月

2021年4月

 



峠から芹生の里までは下り基調のダートです。この区間を京見坂と呼んでいたと親方に聞きました。
調べてみると京見坂というのは旧花背から芹生に繋がる林道の支線に位置する峠のを指すようです。

ダート区間は700×30Cでも走れないことは無いですが楽しく走るなら650×36Bは欲しいところ。
写真は走りやすい区間で、もっとガレた下りもあります。ちなみに僕は650×42Bで走っています。

峠から芹生の里までダートの距離は3㎞程度と長くないので歩いてもそんなに時間はかかりません。
万が一パンクしても慌てずに。

程よい距離と路面、市内から比較的行きやすいので何度も訪れているお気に入りの道です。

 

 

今年は桜の開花が早く市内では葉桜になっていましたが芹生の里ではこのとおり。

芹生の里から先ですが、芹生峠(680m)を下れば貴船神社経由で市内へ帰れますし、走り足りない方は北へ向かい477号線に合流して京北、日吉ダム、保津峡経由で市内へ戻るのもおすすめです。

 

参考にローソン静一市原店を起点に花背-旧花背-芹生峠を回るコースを引いてみました。
距離は短いですがほぼ登りか下りなので走りごたえがあります。
未舗装路を含みますし野生動物も多いエリアです。市街地から近いとはいえ走りに行く際はくれぐれも慎重に。


今回のサイクリングで使った自転車はグランボア650Bランドナー。
フロントシングル11速に650×42Bタイヤを備え長距離ブルべから林道サイクリングまでこれ1台で楽しめます。

アイズバイシクルのある京都市は少し北へ行くだけで楽しく走れる場所がたくさんあります。
皆さんもランドナーでサイクリングしてみませんか?





今回は花背峠を取り上げましたが今後も「ランドナーで峠へ」シリーズとして私前野がランドナーで走った峠を紹介していければと思っております。
皆さんの地元でおすすめの峠などありましたら舗装路、未舗装路問わず教えていただけると嬉しいです!

まえの


2021.04.18

2日連続200㎞~BRM306,BRM307~

こんにちは、前野です。
アイズバシクル改装工事中の先月3月6日と7日にオダックス近畿主催の200㎞ブルべに参加してきました。今回は2日連続出走の2本立てでお送りします。

まず土曜日はBRM306近江八幡200㎞。近江八幡駅近く発着のコースで獲得標高1500m程、登りが少ない優しいコースです。


僕がスタートするのは午前8時。
この日はアイズにバイトで来てくれていた井越君の初ブルべ(4月から新社会人おめでとう!)。同じ時刻にスタートできればよかったのですが参加枠の関係で井越君は午前6時のスタートになりました。

単独で走るSR600を除けば実に1年ぶりの参加となるブルべ。コロナ禍以前とさほど変化はありませんが観戦対策のため参加枠が少なくなっていたり、参加者が集中しないようスタートの順番や途中のチェックポイントなどに工夫が見られました。


コース前半は琵琶湖の湖東エリアを北上していきます。ビワイチで湖岸道路は何度も走っていますが、湖岸から離れたエリアは新鮮な感覚です。

基本的に走りやすい舗装路ですが中には林道のような場所も。

 

ブルべ序盤、路面はウェット。泥除けが無いロードで出走したので足元はシューズカバーを付けて濡れ対策。ランドナーでブルべを走る時は泥除けとマッドフラップがあるのでシューズカバーを使うことはありません。

 


約80㎞地点で井越君を捕捉!風が強く辛そうでしたが時間内に完走出来るペースは維持しているので大丈夫でしょう。米原辺りからの向かい風はひどかったですよ…


フォトコントロールの柏原宿で写真を撮って先へ進もうとしたらフロントタイヤの感覚が…
タイヤをガラス片が貫通していました。トレッドもだいぶ摩耗してきていたのでガラス片がチューブまで到達してしまったようです。こんな事もあるので長距離を走る前はなるべく新品のタイヤに変えておきたいですね。


余呉湖に着くまで爆風向かい風。伊吹山が綺麗ですが風が強すぎて下ハンを握りしめて漕いでいるのに登りより遅いことも。余呉湖までの向かい風区間を余呉湖峠と名付け、登りだと思ってひたすら耐えました。


向かい風に耐えて余呉湖に無事到着。1周してフォトコントロールをクリア、あとは近江八幡まで追い風に乗って南下します。道路渋滞もありましたが今までの苦労が嘘のようなスピードで長浜、彦根を通り過ぎます。

近江八幡までもう少しのところでガス欠気味になってペースが落ちましたが無事にゴール到着。

8時間27分での認定となりました。
 

 

今回使用した自転車は昨年の近江八幡200㎞で紹介したのと同じ700Cロードです。
昨年との違いはハンドルバーをグランボアモダンマースバー410mmからグランボア平行マースバー410mmに交換しています。モダンマースバーのようなリーチが短いドロップハンドルと比べると平行マースバーは112mmの長いリーチを持っているのでブラケット手前、ハンドルの肩を握るポジションをより快適に取ることが出来ます。他のグランボアのハンドルと同様に程よいしなりも感じられますし長距離におすすめのハンドルです。ハンドルの形状によって自転車の乗りやすさや肩の痛みなどが改善する場合もありますのでハンドル周りで悩まれている方は是非お試しください。

BRMを完走したのは2019年の守山300㎞以来。久しぶりの感覚で嬉しいです。
翌日は伏見スタートの200㎞があるので余韻に浸るのは程々にして輪行で帰宅しました。

 

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翌日曜日は BRM307京都200㎞

京都伏見スタート、奈良公園-榛原-高見峠(トンネル)-飯高町の蓮(はちす)ダムを回って往路と同じ道で帰る200㎞です。獲得標高3000m弱の登り多めのコース。コースの難易度としては前日の近江八幡200㎞より難しいです。


4時に起床、スタートの伏見港公園までは自宅から10㎞程なので自走で向かいます。よく眠れたので前日の疲労感は少なく、身体の調子は良さそうです。

5:30頃スタート地点に到着。今日は友人と一緒に道中楽しみつつ走ります。


6時のスタートから奈良公園までは平坦で信号も多いので他の参加者と共に。

 


榛原を過ぎたあたりで昼食前ですが、友人が調べていた和菓子屋さんでみたらし団子休憩~!絶品でした。

 


コースの最高地点高見峠は以前にも紀伊半島一周ブルべで通りました。峠や山の名前の付いた茶屋があると足を止めて写真を撮りたくなるのはツーリストの性でしょうか。

 


蓮ダムに到着。昼食をとる予定が進み続けてコンビニはおろか商店もありません…

折角フロントバッグがあるのに余分な補給食を持たなかったのが災いして、この後榛原までエネルギー切れ状態で走り続けました。

 

 

 

この日はブリヂストンのユーラシアで出走。ブルべで使うのは初めての自転車です。

ユーラシアとはいってもオリジナルのスペックではなくホイール、タイヤはグランボア650Bに交換、ハンドルはロードと同じグランボア平行マースバー410mmに。使える部品はオリジナルのままですが足回りとポジションにかかわる部品はすべて交換しています。
オリジナルの650Aホイールと重たいタイヤ、チューブからグランボアの650Bホイールと650×42Bタイヤ、軽量チューブレールに変えると全く別の自転車に生まれ変わりました。プレーン管フレームにハイテンフォークと元が重いので普段ブルべで乗っているカイセイ4130Rのグランボアと同程度にはなりませんがそれでも良く走ってくれます。
ちなみにブルべ特化するなら先日発売の超軽量650B用ラテックスチューブ”PLUME”に交換したら更に軽快になるでしょう。

この自転車、福岡で旅の自転車店プラットフォームを開業した大介元店長に譲ってもらったもので、しばらく街乗りに使ったりはしていたのですがここ数年放置状態…
ようやく日の目を見ることとなりました。

650A用フレームに650Bをつけるのはブレーキの種類など現物合わせで確認する必要があるので声を大にしておすすめはしずらいのですがホイール軽量化の効果は抜群です。ユーラシアに乗るのが本当に楽しくなりました!

 

 

 


榛原駅前で遅めの昼食休憩。スッカラカンの胃袋にラーメンでガツンと補給してゴールまで残り50㎞を頑張りました。

 


再び鹿が散歩する奈良公園。ここまで戻ってくると伏見までもう少し。交通量と信号が多く平坦区間の割に時間がかかりました。

 

 

道中楽しみながら無事に11時間46分で完走!2日連続200㎞を無事終えることができました。

2020年から新デザインになったオダックスクラブパリジャンの200㎞メダルはもちろん購入しましたよ。このメダルは距離ごとに用意されていてパリブレストパリの翌年にデザインが変わるので4年毎に全種類集めることを目標に走っています。

メダルの横にあるのはオダックス近畿オリジナルのピンバッジ。こちらも距離ごとに用意されていてなんと毎年デザインが変わっています。今年のデザインはサドルがモチーフのようです。何種類集められるかな~。

 

 

楽しいサイクリングからブルべまで、ランドナーは懐の広い自転車です。
いろいろな走り方、楽しみ方がありますのでランドナーでサイクリングを始めようか迷われている方、是非アイズバイシクルまでご相談ください!

まえの


2021.04.04

ご挨拶

アイズバイシクルの新店長に就きました前野太志です。名は「たかゆき」と読みます。

お世話になっているお客様、そしてまだお会いしたことがないこれからアイズバイシクルにお越しいただく皆様に自分がどのような者かこの記事を通して少しでも知っていただけたら嬉しいです。

 

 

アイズバイシクルには2012年の秋にアルバイトとしてお世話になり始めました。僕が自転車を始めたのも2012年の春、大学のサイクリングクラブに入会したのがきっかけです。
関野吉春氏の人類拡散の道筋を辿る「グレートジャーニー」にロマンを感じ、最初に手にした自転車はジャイアントのグレートジャーニー。MTBベースのサイドバッグ付きツーリング自転車です。今でもその気持ちは変わりませんが、冒険に憧れて自転車を手にしたのです。
当時、僕が入会したサイクリングクラブのメンバーはアイズバイシクルでそれぞれの体格に合ったランドナーを自分で組み立てることから始まるのですが、僕は完成車を他所の店で購入し自転車を組み立てるということを知らない状態のスタートでした。

大学時代はビワイチ、アワイチに始まり四国一周、九州一周、北海道一周など春夏の長期休みは一周にこだわる「質より距離」が信条のサイクリストでした。
大学2回生の頃グランボアコンコルド700Cランドナーを手に入れて夏休みに佐多岬から宗谷岬まで約3000㎞の日本縦断を19日で完走。今振り返れば時間をたっぷり使ってもっと旅を楽しめばよかった気もしますが、この時からブルべ的な走り方が好きでした。


ブルべを始めたのも大学時代で、最初に参加したのは2013年9月に開催された200㎞ブルべでした。日本縦断を終えた直後で長い距離を走る楽しさに取りつかれていた僕がブルべの世界に足を踏み入れたのも自然な流れでした。
翌2014年には200、300、400、600㎞のブルべを完走してSRを獲得、今年に至るまでブルべに参加し続けています。

 

 

大学卒業後も自転車に関わる仕事、それも大好きなランドナーに関わる仕事を続けたくてサイクルグランボアに入社しました。

入社後も自転車に乗ることが大好きなのは変わらず、時間を見つけてはブルべや輪行旅に出かけています。
普段は京都北山を中心に走っていますが輪行やブルべなどで見知らぬ土地、それも深い山中を走っている時の高揚感は他では味わえないものです。思い出深いのは一人で行った浜松スタートで下栗の里、しらびそ峠を経由して諏訪湖まで走った南アルプスツーリング、友人と1泊2日で岐阜福井の山奥を巡った冠山峠、温見峠ツーリングです。


SR600四国山脈と昨年走ったSR600紀伊山地も忘れられません。
乗鞍はしばらく行けていないですがまた登りに行きたいです。国道最高地点の渋峠はプライベート、ジャパンバイクテクニークの下見などで何度も登りました。数年前の5月に登った時の雪の回廊は忘れられません。
走ってよかった場所を挙げ始めるときりが無いのでこのくらいにしておきます。

 

 


2017年にはフランスで開催されたビルダーの祭典コンクールマシンにライダー兼メカニックとして参加。当時は自分の経験の浅さから2日目の走行会で雨天の中凍えて棄権するという苦い思い出もありますがヨーロッパ、北米のビルダーとライダーが集まったこの大会に多くの刺激を受けました。

 


2019年は日本で初めて開催されたハンドメイド自転車のコンクール、第一回ジャパンバイクテクニークに参加。日本国内のビルダーさん、ショップさんの多様性と独創性に驚きました。

 

 


そして2回目の渡仏でコンクールマシン/パリ・ブレスト・パリ1200㎞に参加、PBPは多くの方のサポートのおかげで69時間で完走しました。
パリ・ブレスト・パリは2013年にブルべを始めてからずっと憧れていたブルべの最高峰。その舞台をコンクールマシンのために組み上げたグランボアのスペシャルバイクで走るとことに大きなプレッシャーはありましたが世界中のランドヌールが集まる会場の熱気、地平線まで続くライトの列、フランスの景色、全てが忘れがたい経験です。

 

 

アイズバイシクルの店舗で専門的に担当しているのはホイール組みです。

自転車の乗り味を大きく左右するのはタイヤ、空気圧だと思いますが、それを支えるホイールの存在も欠かせません。ホイールを組む際は組みつける自転車の性格、使用用途にライダーの体格など様々な要素を考慮して組み立てています。最も重視しているポイントは長く使っても振れづらいこと、そしてそれを実現するためにスポークの捻じれを出さないことでしょうか。
グランボアのホイールで好きな組み合わせはパピヨン650Bリム28HにDTレボリューション、SONのハブダイナモDeluxWideBody、リアはグランボアスモールフランジハブの組み合わせです。ニップルはDTのアルミで。組み合わせるタイヤは650×42Bエキストラレジェに軽量チューブレール、ブルべに特化するなら超軽量ラテックスチューブのプリュムで‥‥
PBPを走ったグランボアコンクールマシンに装着したような速く気持ちよく走るためのホイールが大好きです。

と書き始めるとこちらも止まらなくなってしまうのでこのあたりで。もちろん他の用途のホイールも、ヴィンテージなホイールも1本1本丁寧に組み上げていきますのでお任せください。

 

 

自転車の好みはグランボアに在籍しておきながら所有している自転車にヴィンテージ部品は殆ど無く、新しい部品にばかり興味が行くという異端であります…
それでも親方と大介元店長に指導いただき、そして古物好きな同期の伊藤と共にアイズバイシクルで働いておりますのでヴィンテージ分野の良さや魅力というものも理解しているつもりです。このアイズバイシクルがモダンな分野とヴィンテージ分野の懸け橋になる場所になったらいいなぁと思います。
親方の土屋も現行部品の情報に目を通し、実際にサイクリングで乗る自転車も現行部品で組まれたグランボアのランドナーです。新しい物もいろいろ研究中です。
そんなアイズバイシクルですので昔ながらのランドナーのイメージになんとなく取っ付き難さを感じていた方にご来店いただけたら嬉しいです。

キャリアの製作、ヴィンテージ系の作業は親方指導の下、同期の伊藤が専門で担当しておりますのでそういった分野のご相談は伊藤にしていただけたらと思います。
新しい分野もヴィンテージ分野もそれぞれ得意とするスタッフが在籍しているアイズバイシクルです。

 

4月から新しくなったアイズバイシクルの店長に就きましたので精一杯アイズバイシクル/グランボアの魅力を、そしてランドナー/サイクリングの楽しさを一人でも多くの方にお伝えしていきたいと思っています。

どうぞよろしくお願い致します。

 

前野太志

まえの


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