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2019.07.31

夜のブルべ~BRM727守山300㎞~

こんにちは、スタッフの前野です。先日開催されたオダックス近畿主催のブルべ、BRM727守山300㎞に参加してきました。PBP前に走るブルべはこれで最後です。

 

 

コースは琵琶湖大橋東側をスタートし、途中越と江文峠を経てて京都市街地へ。市内を抜けて老の坂峠、亀岡、天引峠、丹波篠山、加東を通って姫路へ行き、復路とほぼ同じ道で帰る300㎞です。普段のブルべは早朝スタートのことが多いですが、今回のスタート時刻は18:30。走り始めてすぐにナイトランを迎えることになります。2週間後のパリブレストパリのスタートも17:00でフランスの場合は日の入り時刻が遅いので少し条件は異なりますが夜スタートの練習になるのでは?と思いエントリーしました。コースプロファイルも細かなアップダウンの連続で100㎞あたりの獲得標高約1000mという点も丘陵地帯を走るPBPに近い気がします。
 

 
ちょうどこの日は台風6号が紀伊半島に接近していてスタート時刻に雨が止むかわからないような状況でした。午前中は普段通り過ごして昼食を済ませた後から部屋を暗くして仮眠ができるように整えました……が、結局台風情報が気になりしっかり眠ったのは1時間ほどで、スタート地点の守山へ向けて走り出しました。自宅からスタート地点まで30㎞ほど。これからブルべで走る江文峠と途中越えを通って琵琶湖大橋へ。空は曇っていましたが雨に合うことなくスタート地点のピエリ守山に到着。飲み物と補給食を買い足して、ブリーフィングと車検を受け18:30にスタートしました。

 

 
琵琶湖大橋は行き帰りの自走とブルべでも往復したので4回渡りました。向こうに見える施設がスタート地点です。

 

 
途中越え、江文峠は凄まじい湿度の中通過。京都産業大学近く、原峠の先にあるコンビニが通過チェックなのでゼリー飲料を買って長居はせずに再スタート。京都市内に入って丸太町通りのあたりで強い雨が降り出しました。

 

 
20時ごろで交通量が多く、雨の降る京都市内通過が一番神経を使いました。普段見慣れた景色もブルべ中だとちょっと新鮮?

 

 
雨は老の坂の登りに入るころには止み、モワッとした湿気が残りました。今回、通過時間の制限があるチェックポイント(PC)はなんと2か所だけ。1つ目は154㎞地点の姫路、2か所目は289㎞地点の京都です。普通のブルべだったら50~60㎞に一か所はPCが設定されているものですが、今回は止まる必要があるのはPC2か所と通過チェック1か所(通過時間制限なし)の計3か所のみ。今回はロードバイクで走っているので補給食はともかく、水は2時間に1回は補給する必要がありました。(ボトルケージ2つの内1つはツールボトルに割り当てているためフレームに固定できる水は700mlのボトル1本のみ)コンビニに入って飲み物を買おうとすると余計な時間がかかるので自販機で補給は済ませました。

 

 
0:57姫路のPC1に到着。この先京都のPC2まで100㎞以上停車する予定が無いので補給は多めに!

 

 
亀岡に入るころ夜が明ける。
前日の昼寝のおかげでひどい眠気に悩まされることはありませんでした。しかし、滝のように流れる汗と不快な湿気が一晩中続いたせいでこの頃には早く家へ帰ってシャワーを浴びることが走り続けるモチベーションになっていました。

 

 
しっかりした食事を摂らなかったせいで江文峠でガス欠寸前、途中越えのピークまで残り200mほどでハンガーノックになりましたが、残りは惰性で下って8:08に307㎞地点のゴールに到着。
13時間38分で完走です。

 

 
ゴール後は楽しみにしていたオダックス近畿の300㎞ピンバッジをゲット。今年最初に認定を受けた300㎞はAJ福岡の小倉300だったのでようやくオダ近ピンバッジコレクションが増えました。写真のプリンは主催者の方からのご褒美です。完走後の身体にしみわたりました。ごちそうさまです。
今回、300㎞の認定時間としては自己ベストでしたがハンガーノックの原因になった補給の管理など課題も残りました。PC間の距離が長く停車回数が減り、気温が高いので固形物を食べる頻度が下がって飲料を多めに摂る傾向がありました。PBPでは補給食を口にする頻度を増やす、持参する補給食を今一度精査するなどの対策をして最後まで踏み続けられるようにしたいです。

 

 
今回のブルべは650Bランドナーではなく700Cロードで走りました。
タイヤは乗り心地と走りの軽さを優先してセールヴェルテ700×28Cエキストラレジェを選択しています。

700×28Cのエキストラレジェモデルは28㎜幅でありながら、軽量でしなやかなケーシングのおかげで平均210gという一般的な高性能23Cタイヤ並みの軽さです。エキストラレジェのしなやかなケーシングは振動吸収性と路面追従性が良く、スピードと快適な乗り味を高次元で両立しています。また、細幅のタイヤに比べるとエアボリュームがあるのでリム打ちパンクも発生しずらいです。
ちなみに自分はフロント4.5bar、リア4.8barほどで運用しました。空気圧の決め手は突き上げや振動がきつくない範囲で、ダンシングをしてもタイヤが潰れないくらいを目安にしています。高圧にしすぎると突き上げと振動がきつくなりタイヤの良さがスポイルされてしまうので、少し低めぐらいがいいと思います。

グランボアのエキストラレジェタイヤはダート走行には不向きですがランドナーでの使用に限らず、速さと快適さが求められるブルべやファストランをする方に最適のタイヤです。
クリアランスに余裕のあるディスクブレーキのフレームにはよりエアボリュームがある700×30Cエキストラレジェがいいですよ。こちらも30Cで250gと超軽量です。
リムブレーキロードバイクの場合、28Cタイヤはチェーンステーやブレーキキャリパーとのクリアランスが足りない場合もありますので現状のタイヤ幅とクリアランスを事前にご確認ください。

 

 
 

 
これでPBP前に予定していたブルべは全て終わりました。あとは8月18日17時のスタートまで準備を続けることです。

今年1月から走ったブルべです↓
BRM102神戸600㎞DNF
BRM112淡路200㎞
BRM216小倉300㎞
BRM309近江八幡200㎞
BRM323高松600㎞
BRM420近江八幡400㎞
BRM503京都1000㎞
BRM622紋別600㎞
BRM727守山300㎞(今回)

まえの


2019.07.16

PBP前最後の600㎞ブルべ~BRM622紋別600km~

こんにちは、スタッフの前野です。ジャパンバイクテクニークの翌週に北海道で開催された600kmブルべに参加してきました。

今回参加したのはオダックスジャパン北海道主催のBRM622紋別600㎞。8月のパリブレストパリ前最後の600㎞ブルべとなります。コースは信号が少なく、PC以外で余計な停車をする必要がないので補給さえ失敗しなければ完走は容易なコースです。そして前回の記事でも書きましたが信号だけでなく獲得標高も少ないので2016年8月の宗谷600㎞で記録した25時間49分の更新を狙って北海道へ向かいました。

コースは札幌市郊外の丘珠空港近くからスタートして富良野、美瑛などを経由してオホーツク海に面する紋別まで行き、名寄、士別、雨竜を経由して帰る607㎞の道のりです。   

 

 

6時過ぎにスタート地点に到着。ブルベカードを受け取りブリーフィング、車検のいつもの流れです。スタート地点では2016年の宗谷600kmでお会いしたAさんと3年ぶりに再会!!3年前はロードレーサーでしたが今回の愛車は旭川の蝦夷サイクルのスポルティーフ。それもオールメッキです。DHバーが着いているのが北海道のランドヌールならではですね。

 

 

7:00にスタートして10㎞程走ったところで本格的な雨に。ここから紋別に到着するまでの大半を雨の中走ることになります。

 

 

単独で千望峠を越えて上富良野町へ。
ウェット路面をグループで走ると先頭以外は前走者の水しぶきを浴び続けます。前走者と走行ラインをずらせばいいのですが、前に2人、3人いるとラインが重なりどうしようもありません。空が晴れていても路面が濡れていたら、雨が降り続けているのと変わらないくらい濡れます。砂利交じりの泥水が口に入ってくることもあるので雨に打たれているよりも不快です。これは前後フルサイズのマッドガードがあっても完全には防げず、リアのマッドガードに路面すれすれの長さがあるマッドフラップを付けて初めて解決されます。今回は600㎞のほとんどを単独で走ったのであまり問題にはなりませんでしたが、仲間と走るときはリアにもマッドフラップが必要だと感じました。

千望峠上富良野側の下りは小雨の中。

 

 

美瑛名物パッチワークの路は大雨。晴れていたら最高の景色をバックに自転車の写真を撮れたことでしょう。

 

 

牛の横断で小休止。本州では遭遇しない光景です。
雨の音しか聞いていなかったのでこちらを見ながらモーモー鳴いている牛さんに和みました。

 

 

紋別手前70㎞地点でスマホが水没。スマホケースとして使っていたジップロックの口を開けたままにしていたのが原因でした。

 

 

紋別に到着。ここまで310㎞を13時間。まあまあのペースで折り返しまで来ましたが雨で消耗して立て直しが必要だったので予定外のホテル泊です。風呂、夕食、衣類の乾燥、睡眠で7時間ほど滞在しました。水没したスマホも乾燥させてどうにか使える状態に。
自分が到着したときはまだ少なかった自転車もチェックアウト時にはこの通り。コースレイアウトとPCの配置的に紋別で宿をとる人が多かったようです。

 

 
 

 
【2日目】
3時半にホテルから再スタート。空が明るくなり始めていました。今回、ライトの明かりを頼りに走ったのは初日の約1時間だけ。いつもなら夜明けの瞬間に感動するものですが、今回は寝ている間に明るくなってしまったので600㎞を走っている感じがしません。オホーツク海の日の出を見ながら海岸線を興部まで進み、そこから内陸の名寄へ向かいます。

 

 

先週ヒグマが出没したようです。川の対岸や遠くから見てみたいと思いますが鉢合わせは勘弁……

 

 

1日目と対照的に快晴。灰色一色に見えていた景色は鮮やかに色付き最高のサイクリング日和になりました。ただ、日影がほとんど無いコースで日焼け止めを塗りなおさなかったので真っ赤に焼けてしまいました。

 

 

二日目は最初から最後まで単独で走り続けて33時間34分でゴール。当初の目標25時間台前半のゴールは出来ませんでした。雨の中24時間ぶっとおしで走り続ける力は今の自分には無く、1日目の状況から判断してホテルに入ったのは適切な選択だったと思います。もし紋別で宿に入らず走り続けていたら、かなり苦しい600㎞になったのは確実です。同じ状況で数年前の自分なら、紋別のホテルに入った時点で心が折れてDNFの電話をかけていたと思うので冷静に立て直せるようになったのは成長したと思います。今回の雨天走行の経験を今後の装備や走り方に活かし、PBP本番で悪天候に見舞われても乗り越えることが出来そうです。

 

 
 

 
京都から北海道に行くにあたり関空から新千歳まで飛行機輪行しました。飛行機輪行用にハードケースやクッション材付の輪行袋を持って京都から関空までを電車で輪行するのは荷物のサイズ的に困難なので、普段と同じ軽量輪行袋で飛行機輪行をすることにしました。
飛行機輪行が普段の輪行と違うのは自分以外の人が自転車を運び、場合によっては横置きになる可能性があることです。以上を踏まえて使用した輪行袋はオーストリッチSL-100 。最近はウルトラSL100ばかり使っているので出番がなかったのですが、より強い生地を使っていて安心感があるので抜擢です。それに加えてフロントフォークには日東の用心棒を装着しています。これも万が一横置きになった場合などにエンドが歪むのを防ぐためです。ペダルとリアメカは外しておきます。フレームとホイールの隙間に衣類の入ったスタッフバッグを詰めて、残りは電車で輪行する時と変わりません。

 

 
空港に到着したら自転車は預け荷物としてカウンターで手続きをします。ちなみに今回利用したのはANA。
重量とサイズがチェックされますが、受付の人も慣れているのか特に煩わしいことはありませんでした。一点注意する必要があるのはスプレータイプのチェーンオイルやバーナーのガス缶などは預けられません。この辺りは細かい規定があるので空港で預ける前に航空会社のホームページなどでチェックしておくとよいでしょう。

 

 
飛行機に輪行袋が積み込まれていきます。このように横倒しになる場合があるので、受付時に横倒しにする場合の向きなども確認されました。新千歳空港到着後、ベルトコンベアではなく係員の方が直接輪行袋を運んできてくれます。ちなみに行きの飛行機では僕以外に2人が普通の輪行袋で自転車を預けていました。
行き帰りとも袋の破れや自転車の損傷はなく、前述のとおり自転車を丁寧に扱ってもらえるので行動範囲を広げてくれる普通の輪行袋を使った国内線の飛行機輪行は今後も積極的に利用したいと思いました。LCCや航空会社によっては対応も変わってくると思いますが、飛行機輪行に対して高いハードルを持つことはないと思いますよ。今度はほとんど走ったことがない東北に飛行機輪行で行きたいです。

 

 
【今後の予定】
8月18日のPBPまであと1か月になりました。PBP前最後のブルべは滋賀県守山市から姫路市を往復する300㎞。スタートが夜というPBPのスタートに似た条件なので本番を想定した時間割を組んで確実に完走したいです。
そして守山300㎞が終われば残るはパリブレストパリ(CONCOURS DE MACHINES 2019)のみ。残りの時間を大切にしてフランスで納得のいく走りが出来るよう頑張ります。

BRM727守山300㎞
8月18日 PBP1200㎞

まえの


2019.05.23

京都から1000㎞どこまで行ける? ~BRM50...

こんにちは、スタッフの前野です。
先月のBRM420近江八幡400㎞でSRを獲得できたので満を持して初の1000㎞ブルべとなるBRM503京都1000㎞に挑戦してきました。今回は写真多めでお届けします。


スタートは京都の三条大橋、ゴールはなんと岩手県花巻市です。1000㎞ブルべの制限時間は75時間。600㎞までのブルべは平均速度15㎞/h以上で完走できる制限時間に設定されていますが、1000㎞は制限時間が緩和され、約13.3㎞/h以上で完走できるように設定されています。(厳密には600㎞以降の制限時間が緩和されています)
スタートは5月3日午前5時。制限時間をフルに使うと花巻に着くのは6日の午前8時になります。今回、走行プランとして計画したのは60時間以内のゴール。8月のパリブレストパリ1200㎞は並行開催されるCONCOURS DE MACHINES 2019にグランボアのライダーとして参加する予定です。PBPは60時間を目標に計画しているので、今回の1000㎞は今まで経験したことがない長時間走行に慣れる意味もあります。以上の理由から今回の1000㎞はPBPの目標時間と同じだけ走ることを目的として、目標タイムを60時間と定めました。60時間以内のゴールは平均速度16.7㎞/h以上で走れば達成できます。16.7㎞/hというと普通の日帰りサイクリングなら余裕で達成できそうな速度ですがこれには信号、休憩、仮眠などで停車する時間も含めた平均速度なので、行程が延びるほどに難易度が上がっていきます。
今までの経験から、夜間は速度が低下するのは確実なので元気な昼間に距離を稼いで夜間の休憩時間を確保することにしました。
今回、ドロップバッグという荷物預かりのサービスがあります。スタートで預けた荷物をスタッフカーでゴールまで運んでもらえるサービスで、タイミングが合えばPC1、PC5、PC7で預けた荷物にアクセスできます。着替えなど花巻到着後に必要なものは全て預けたので、自力で運ぶ装備は600㎞ブルべとほぼ同じです。
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5月3日 1日目

午前4時過ぎ、京阪三条駅近くで車検とブリーフィング。5時ちょうどにスタート。蹴上、山科、小関越えを通って琵琶湖の湖岸へ。さすが1000㎞、参加者は皆SR獲得者なので小関越え程度では集団はほとんどばらけませんでした。

 

 


スタートから79.2km地点PC1ファミリーマート米原駅西店まではグロスアベレージ27㎞/h越えの爆速集団で7:52に到着。PC1出発後しばらく単独で走っていましたが、岐阜の市内で後ろから来た集団に混ぜてもらい、165㎞地点PC2道の駅平成に11:42に到着。改元直後で道の駅平成はお祭り状態。通過証明になるレシートを取得するのに少し時間がかかりましたが楽しいPC2滞在となりました。

岐阜の山中を進みます。

岩屋ダムの自販機で給水。もう一本のボトルに水はあるが、自販機で冷えたジュースがおいしい。

緩やかに上り続けるので無理のないペース配分で進みます。何せゴールまで800㎞以上残っているのです。


253.7㎞地点PC3ローソン高山久々野店に16:16到着。これから野麦峠を越えて松本まで90㎞コンビニがないのでフロントバッグにぎっしりと補給食を詰めて出発です。ミニあんドーナツ1袋、モナカ2個、おにぎり、そしてラムネ。これだけあれば100㎞以上先のPC4まで無補給でも耐えられるはず。

日没が迫る中、野麦峠へ向かって登ります。途中、気温が下がってきたのでアームウォーマー、レッグウォーマーを着けて寒さ対策をしました。向こうに見える雪山は乗鞍。下呂から一緒になった大阪のYさんと共に進んでいきます。(Yさん撮影)

Yさんの装備は1000㎞を走るには信じられないほどシンプル。カーボンバイクに小さなサドルバッグと小さなバックパックのみのファストランスタイル。ドロップバッグすら使用していません。話を聞いて驚いたのは、3日前まで岡山の1000㎞ブルべに参加していて獲得標高12000mのコースを52時間で完走したそう。滅茶苦茶速い。今日はその疲れが残っていてしんどいそうです。いや、そりゃそうでしょう・・・、中3日で1000㎞2本は強すぎです。


そんなYさんとポツポツしゃべりながら登っているうちに野麦峠到着。日没を迎え、あたりは真っ暗です。峠のお助け小屋で松本までの長い下りに備え、防寒具を着込んでホットコーヒーを流し込みます。

野麦峠からジェットコースターのような下りを経て松本市の郊外に到着。夕飯をしっかり食べることに決まりファミレスに約2時間滞在。休憩後、外に出ると気温が下がって寒さが堪えましたがまだ想定内の気温。ナイトランを続け、386.8㎞地点PC4ローソン大町木崎湖店に1:58到着。

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5月4日 2日目

PC4を出た後、しばらく走ってコンビニで大休憩を取り、木崎湖と長野市の中間、小川村で夜明けを迎えました。朝を迎える瞬間は本当にほっとします。

447.5㎞地点PC5セブンイレブン 小布施雁田店に6;37到着。ここでは補給のほかに、夜間装備から昼間装備への切り替え、ドロップバッグを引き出せたので不要と判断した輪行袋などを預けて軽量化。

小布施のPC5から少し北上した先にある「たかやしろ・見晴らし街道」。交通量は少なく、展望が効いて景色がいいのでおすすめです。

飯山線沿いに走って魚沼市へ向かう。

Yさんと先頭交代をしながら距離を稼ぐ。二人で走ると向かい風や登りでタレる区間の速度を落とさずに走れるのでメリットが多い。


555.8㎞地点PC6ローソン広神並柳店に11:58到着。緩やかなアップダウンが続くが街並みや遠くに見える山がきれいで景色に飽きません。PC6ではパスタで昼食を済ませました。昼食後、走り続けていると食べ過ぎたのか、眠くなったので気分を変えるためにグローブを外してポケットへ。1時間ほど素手で走り、もういいだろうとグローブを嵌めなおそうとしたところ片方が見つかりません。フロントバッグの中も探しましたが結局見つからず、ここからゴールまでの400㎞を夜間を除き素手で走りました。

淡々と走り続け、日没前の18:08、661㎞地点PC7ホテル丸井に到着。新発田の街で中華料理屋を見つけたのでYさんと夕食に入りました。ファミレスや町の飲食店をブルべ中に利用したのは今回が初めてでしたが、補給だけでなく気持ちも落ち着くのでコンビニに飽きたらこういうのもいいかもしれません。岡山1000㎞から連戦のYさんはPC7のホテルに宿泊していくことになったのでここでお別れです。下呂からここまで約400㎞、Yさんの存在には本当に助けられました。ゴール後お会いできなかったのですが、この場を借りて改めてお礼申し上げます。

新発田から山形までは山間部を通ります。割と交通量の多い道でトラックにひっかけられないかひやひやしましたが無事に通過。小国町付近を通過していた深夜は0度近くまで気温が下がり、野麦峠の下りとは比にならないほど寒さに苦しめられました。防寒対策として昼間の装備にアームウォーマー、レッグウォーマー、上下レインウェア、ネックウォーマーにビーニーを被って万全のつもりでしたがこれでも東北の夜は寒かったです。

途中、足湯があったのでたまらず停車。とにかく寒かったのでこれには助けられました。シューズカバーを持ってこなかったのでつま先が寒くて仕方なかったのです。新発田から山形までの約120㎞は寒さと眠気でかなりペースが低下し、この区間にかけた時間は10時間。コンビニでの休憩数回、更には歩道でサドルに跨ったまま寝てしまうこともありました。
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5月5日 3日目

2回目の夜を耐え、蔵王を見渡せる丘で夜明けを迎えました。787.5㎞地点PC8ファミリーマート山形駅東口店に5:03到着。

3日目も景色に変化があり、走っていて飽きることはありません。東北は学生の頃、日本海側を走っただけなのですべてが新鮮に感じられました。


888.1㎞地点PC9ローソン大崎鳴子温泉店に10:46到着。PCのコンビニを見落として2㎞程行き過ぎてしまいました。交通量が多く、PCは反対車線側にあったので気が付くのが遅れたのだと思います。

3日目の朝からくしゃみと鼻水がひどく、PC9を出てから体の倦怠感も感じるようになっていました。気分も少し沈んでペースが落ち、60時間以内のゴールが少し怪しい状況に。くしゃみと鼻水で路肩に止まっていると後ろから追いついてきた女性の方に声をかけられました。事情を話すと「薬ありますよ!」とアレルギー薬を分けていただきました。薬を飲んでこの方に牽いてもらう形で再スタート。徐々に調子は戻ってきてゴールに近づくにつれて脚が軽くなっていきました。後になって気が付いたのですが、この時の鼻水とくしゃみはアレルギーではありませんでした。この時、薬をもらってから徐々に脚が回るようになったのは飲み薬より、一緒に走る相手がいたことで気持ちが奮い立ったのが特効薬になったようです。

残り80㎞からゴールまで共に走ったIさんも剛脚。900㎞以上走ってきたのを感じさせないパワフルなペダリングでゴールまで突き進む。こちらの調子が戻ってからは先頭を代わってゴールへ向かいました。

944.2㎞フォトコントロールの厳美渓。GWで人だらけ。
ここまでだいぶ踏んだので60時間以内のゴールには余裕が見えてきました。それにしても最後まで一人で走っていたらペースを上げることはなかったと思うのでIさんと合流できたのは本当に助かりました。
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陽が傾いてきた16時29分、1008㎞地点ホテルグランシェール花巻に到着。タイムは59時間29分でほぼ計画通りゴールすることができました。初の1000㎞完走は意外なほどにあっけなく、楽しく終えることができました。多くのブルべはスタート地点に戻ってくるコースレイアウトですが、今回はゴールが遠く花巻ということで普段よりも旅情を感じる3日間になりました。
そして、1000㎞という壁を越えたことで、PBP1200㎞に自信をもって臨めそうです。

ゴール後、緊張が解けたのか体の倦怠感が急に増して夜は寝込みました。夜間の寒さで風邪をひいていたようです。休暇はまだ2日あったので、ブルべ翌日は仙台あたりまでツーリングをしようと目論んでいたのですが次回のお楽しみとなりました。

 

 

 

 

今回の1000㎞で効果を実感できた物をご紹介。

今までブルべを走る際に悩まされていたのがチェーンの油切れでした。普通のサラサラしたチェーンオイルを使うと200〜300km程度(モノによって差はありますが)でチェーンの油膜が切れてきて音鳴り、抵抗を感じるようになりその都度停車して注油していました。逆に、ドロっとしたものは潤滑性能は長持ちするのですが汚れを拾いやすくチェーンとスプロケットが真っ黒になって輪行袋を汚したり、掃除に手間がかかるのが難点でした。そんな両立しなかった長距離の使用に耐え、尚且つある程度汚れにくい製品を見つけました。

今回使用したフィニッシュラインのセラミックウェットチェーンルブは1000kmブルベの最後までチェーンを滑らかに潤滑し、汚れは写真の通り最小限。今回、3日間晴天だったこともありますがこれだけの距離を走って途中で注油をしなかったのは初めてです。ルブ自体は白いトロミのある液体で潤滑性能が長持ちするだけでなく、チェーンノイズが静かで非常にソフトな感触になります。ノズル型の容器はスプレータイプより無駄が少なく、丁寧に作業が出来るので扱いやすいです。
いいことばかり書きましたが、本当にこれといったネガティブ要素がないのでPBPもこのルブを使うと思います。

値段も手頃なのでブルベやツーリングに試してみてはいかがでしょうか。アイズの店頭で販売しています。

 

 

それと、今年のブルべ200~1000㎞全てを共に走ったTypeER650Bの長距離走行におけるメリットも再確認することが出来ました。今使っているフレームは2年前にフランスで開催されたコンクールマシン参加時に2本制作された親方製軽量フレームの内の1本で、10000㎞以上舗装未舗装問わず様々な道を走りました。

カイセイ4130Rを使用したしなやかなフレーム、硬すぎない剛性感のクロモリステムフランス型ランドナーバー、大きなエアボリュームの650Bタイヤなどが組み合わさり、非常に快適な乗り味と安定感をもたらします(自分が使用しているTypeERはセミオーダーモデルとパイプやジオメトリが若干異なります)。特にハンドルは途中でグローブを無くして400㎞近くを素手で走りましたが、ゴール後も手の痺れは無く快適でした。
フレームと色が違うフォークは1月の淡路200㎞の後、オフセット違いのものに交換しています。オフセットを短くしたことでロードバイク寄りのハンドリングを手に入れ、極上の乗り心地はそのままに30㎞/h近辺で巡行するのが楽な自転車になりました。走りの軽さを支えるタイヤは2月頃からチューブレスで運用して3000㎞近く走行。ツーリング、ブルべ用途に於けるチューブレスのメリット、デメリットがわかってきたのでそのうち紹介出来ると思います。

自分のようにランドナーで速く走りたい場合はTypeERのセミオーダーではなく、フルオーダーで走り方に合わせてフレームを設計した方がいい場合もあります。土、日は自分の4号車を店先に置いていることが多いので身長170㎝近辺の方であれば試乗していただくことも可能です。オーダーで悩まれている方はどうぞお気軽にご相談ください。

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次のブルべは北海道で開催されるBRM622紋別600㎞です。この600㎞はタイムを意識して3年前のBRM806宗谷600㎞で記録した25時間49分の更新を狙って走ります。
【今後のスケジュール】
6月15,16日第一回ジャパンバイクテクニーク
BRM622紋別600㎞
BRM727守山300km
8月18日パリブレストパリ1200㎞

まえの


2019.05.02

ブルベレポート BRM420近江八幡400km

こんにちは、スタッフのチョコです。4月20~21日に開催されたオダックス近畿主催のブルベBRM420近江八幡400kmに参加してきました。

今回の400㎞を完走すれば今年度分200、300、400、600kmの認定が揃い、晴れてSR獲得となります。SR獲得はPBP出走の必須条件でなのでこれを完走できるか否かで今後の予定にも大きくかかわってくるのです。そして近江八幡400kmは昨年の同じ時期に挑戦して豊岡でDNFした因縁のコース。大きな峠はなく、400kmとしては平均的な獲得標高なので普通に走れば完走できると踏んで昨年はエントリーしたのですが、昼間の気温が高く徐々に調子が狂って豊岡でDNFしたのでした・・・(昨年のBRM421近江八幡400㎞はこちら
 

昨年と同様、8:00に近江八幡駅近くをスタート。田園地帯を抜けて琵琶湖の湖岸道路へ向かっていきます。青空と比良山系が美しい!交通量が多いので周囲に気を使いつつ進みます。

 

琵琶湖大橋を渡って鯖街道方面へ。実はブルべの2日ほど前から体調を崩し、下痢と発熱で金曜日はお休みをいただいていました。安静にしたおかげでブルべ当日の朝に熱は下がり、どうにかスタート地点に立つことができました。この近江八幡で400㎞の認定を得ないとPBP出走に関わるのはもちろん、GWに控えるBRM503京都1000kmの出場資格を失うので背水の陣で臨みました。作戦は単純。制限の27時間をフルに使って体への負荷を最小限に抑えて完走することです。

 

このブルべの最高地点、花折トンネルに向けて登ります。身体が気怠くパワーが出ないので歩くような速度しか出ませんが、それでも0ではないので無心になって回しているうちに花折トンネルに到着。標高300mを越えるとご覧のように桜の花はまだ満開でした。

83㎞地点小浜のPC1には11:42到着。ここではゼリーで補給を済ませ、広域農道のアップダウン区間へ突入します。去年はここで頑張りすぎて城崎手前での大失速、DNFにつながりました。今日はスタートからパワーが出ないので最小限の力でペダルを回して丘を越えていきます。

 

120㎞地点、舞鶴の赤レンガパークに到着。ここはPCとは別の通過チェックに設定されています。スタート時に受け取ったハガキにスタンプを押して通過証明とします。このはがきは、この先通ることになる出石市内の指定されたポストに投函するまで持っていなければなりません。

 

昨年のブルべでは赤レンガ倉庫はチェックポイントに設定されていなかったのでただ通り過ぎただけでした。

 

舞鶴から宮津までの間にも小さなアップダウンが連続します。昨年走ったコースなので土地勘があり、少し走りやすく感じました。去年のことを思い返しながら走っているうちに宮津の天橋立に到着。今年も晴天ですが気温は低め。天橋立を抜けた先にある159㎞地点のPC2には15:45に到着。補給を済ませ、日の入りに備えてアームウォーマーとレッグウォーマーを付けて出発です。

 

昨年はもっと明るい時間に城崎温泉に到着しましたが、今年は日の入りを迎えてから城崎大橋を渡ります。

 

207㎞地点、城崎温泉のPC3に18:52到着。気温が下がってきたのと夕食時だったのでここでは暖かい紅茶で一息つきます。ゼリーやプリン主体の補給でここまで走ってきたのでそろそろしっかりしたご飯を体に入れたいところ。PC直前に寄ったトイレでは腹の調子は朝に比べたらマシになってきたので、次のPCがある福知山まで進んだらがっつり食べても大丈夫そうです。

230㎞地点で出石の城下町にある郵便局のポストに舞鶴でスタンプを押したハガキを投函します。出石を出発して福知山までの道のりが緩やかな登りで速度がのらず、なかなか過酷でした。

276㎞地点、福知山のPC4に22:48到着。この後、国道9号線を淡々と走って346㎞地点京都市のPC5に3:58に到着。この先は制限時間付きのPCはなく、通過チェックのみなので11時までにゴールの近江八幡に着けば大丈夫です。3時間弱仮眠をとって再スタート。走り慣れた京都の道を通って江文峠を越えて大原へ。写真だけ見返すと大原に朝サイクリングに来たみたいですね。

途中越えから琵琶湖大橋を経由して湖岸道路へ。ここまで来たらゴールの近江八幡まであと少し。

 

 

10:08に408㎞地点のゴールに到着しました。認定時間は26時間8分。400㎞の制限時間は27時間なのでパンクなどのトラブルが起きても多少の余裕は残した状態で完走です。今回のブルべは体調万全とは言い難い状態でのスタートだったのでとにかくオーバーワークにならないように抑えて走ることに専念しました。これが数年前の自分だったらごり押しで走って前半で力を使い切りDNFしていたと思うので、ブルべの回数を重ねるごとに走り方に対する柔軟性が増してきたように感じます。
ゴール受付で通過証明のレシートとブルべカードのチェックを行い、スタッフさんに「オダックス近畿のピンバッジください!」と言ったところ「今日持ってきた分は全部売れちゃいました~」と。あぁ~完走後の楽しみ、オダックス近畿のピンバッジが無いなんて…
写真はスタッフさんの私物を撮らせてもらいました。心の中でピンバッジゲットです。いいんです、並べて飾るわけじゃないので。でも、「もう少し早くゴールしていればピンバッジ買えたかもな~」なんて帰りの輪行中に悔やんだりもしました。

 

 

 

さて、今回の400kmを完走したことで無事にSRを獲得、PBPへの切符を手に入れたことになります。次のブルベは5月3日に京都をスタートして岩手県花巻市まで走るBRM503京都1000kmに参加します。初の1000km、苦しい時間もあると思いますが入念に準備して花巻の地へたどり着けるように頑張りたいです。

【今後のスケジュール】
BRM503京都1000㎞
5月21~SR600紀伊山地
6月15,16日第一回ジャパンバイクテクニーク
BRM622紋別600㎞
BRM727守山300km
8月18日パリブレストパリ1200㎞

まえの


2019.04.10

ブルベレポート  BRM323高松600km

こんにちは、スタッフのチョコです。3月23~24日に四国で開催されたオダックス近畿主催のブルベBRM323高松600kmに参加してきました。

 

 

コースは高松をスタートして四国を斜めに往復(!)する600kmです。こんぴらさん、大歩危小歩危、高知の太平洋岸沿い、折り返し地点の大月町千本桜など見所に尽きないコースを二度楽しめます。

スタート地点は高松駅。京都から高松へ行くには全区間輪行か三宮まで輪行して神戸港‐高松港をフェリーで行くどちらかで考えていましたが、今回は家を出る時間を遅くしたので全区間輪行で行きました。

 

夕方に高松駅に着いて輪行解除。スタート地点とゴールを確認した後、名物のうどんを夕飯に食べて宿へ向かいました。宿に着いてからは持ち物の最終確認。写真はフロントバッグに入れている装備のほぼすべてです。写真を撮った後、より吟味してレインパンツと輪行用のフレームプロテクターを装備から外しました。写真に写っていない財布、スマホ、カメラは基本的にジャージのバックポケットに入れて携行します。前回の小倉300㎞と同様、今回もハブダイナモを使用しないので予備のバッテリー関連が普段より多めです。

 

朝6時のスタートに向けてブリーフィング、車検といつもの流れです。前日はよく眠れて身体、自転車共にコンディション万全で臨めました。

 

スタートからしばらくは平坦区間が続くのでパックになって走行。30km地点にある琴平の町を通過していきます。この後、50km地点のPC1で補給を行い、峠越えが始まります。

 

三好市から小歩危、大歩危と谷沿いの道を走っていくと四国の山間部らしい風景が広がります。

 

途中、景色のいいところがあると自転車を停めて撮影会。そのまま通り過ぎるのはもったいないし今回の道のりは600km。急いだところで大勢に影響はありません。

 

高知の市街地に設定された148.6㎞地点のPC2に12:09に到着。PC2のコンビニは焼きたてパンにおいしそうな弁当、広々としたイートインがあったのでサンドイッチを買って少しのんびりと昼食をとりました。

 

高知の市街地を抜けて須崎まで行くと太平洋が左手に見えてきます。朝は瀬戸内海側にいたのに7時間ちょっとで太平洋を眺めているのは自分で走ってきたのに不思議な感覚です。

 

しばらく海岸線を走った後、内陸側に逸れて七子峠へ。標高289mと決して高い峠ではありませんが、遠くに太平洋を望むダイナミックな景色が現れます。

一人で走っているときもあれば数人でパックになって走行することもあるのが普段のツーリングと違うブルベの醍醐味。ひとりだったらペースが落ちてしまうような状況でも、同じ目的地を目指すほかのライダーがいれば走り続けられる。ひとりだったらほとんど寝ないで600kmを走るなんて相当な意志や目的がないと出来ません。

 

19:41、折り返し299.1㎞地点のPC4に到着。ここではPCでレシートを取得するほかに、月光桜という大きな桜の木と自転車を一緒に収めた通過証明を撮ります。桜のライトアップは始まっていたものの、残念ながら開花はしていませんでした・・・

 

昼間は15度以上あった気温も日没と共に下がり始め、日付が変わる頃には0度近くまで低下。幸い今回のコースはルート沿いに宿泊施設やコンビニなどが多数存在するので、眠気や疲労を感じたらその都度停車して屋内で休むことが出来ました。0時から日の出までの間にPCのコンビニを含めて4回近く休憩。眠気を感じなければ先に進んで早くゴールにたどり着きたいのですが安全には代えられません。夜間休憩の二回は1時間ずつ仮眠をとったので眠気で苦しむ時間はかなり抑えることが出来ました。

 

往路で太平洋をバックに撮影した展望台。来た道を引き返して高松まで戻るので、この先何があるか大体把握して見通しが立てやすいので未知の土地を走るのに比べたら大分楽です。

 

明け方の高知市街を抜けると再び山間部へ入っていきます。往路で豪快な下りがあった場所は復路では大きな壁となって立ちはだかりますが、一回走ってきたことに変わりはないので全く初めての峠を登るよりは気持ち的に楽です。

 

峠を越えて下り基調に入った大豊町のあたりから雨に降られました。事前の天気予報では雨予報はなかったので持っていたのは防寒具を兼ねたレインジャケットのみ。それでも泥除けがあるおかげで脚を冷やさずにすみました。

 

往路でも感動した山村風景。この斜面に家が張り付いている景色を見れるだけでも四国の山岳地帯を走る甲斐があります。

 

三好市に戻ってきたあたりから気温がぐんぐん上がり始め、重ね着していた服を脱いで温度調整。24時間以上外にいるので状況に応じて重ね着をして対応するのが必要です。

レポートの途中ですが、僕が普段使っているフロントバッグについて。写真奥に写っているジルベルトゥ製のグランボアフロントバッグは防水性に関してはバイクパッキング用などに作られたバッグに劣るかもしれません。耐久性の高い帆布は多少の雨ならレインカバー無しでも中身をドライに保ってくれます。しかし、1日中雨の中を走れば防水生地、構造ではないので当然の如く縫い目や蓋の隙間、終いには生地伝いに浸水してしまいます。これは帆布製バッグ共通の弱点です。しかし、この点は濡れたら困るものは小分けの防水バッグに入れることでほぼ解決できるので不便に感じたことはありません。(被視認性を向上させ、メイン荷室にアクセスできる専用のレインカバーも用意があるのでそれを使うのも手です)。
荷室は後ろ開きの蓋とその下にある左右の荷物抑え蓋で封をします。この構造のおかげで乗車中、蓋を閉めた状態でも手を中に入れることが出来るので補給食を引っ張り出したり、暑くなったらグローブを外してしまうことだって簡単です。ゴム紐とフックという単純な構造のおかげで荷物が多少荷室に収まらなくても蓋で抑えをすることだって可能です。ロールトップ式や防水ジッパーのバッグではこうはいかないでしょう。そして、バッグを構成している帆布と革は使用状況に応じて表情を変えていきます。個人的にはこのバッグは新品の時よりも、使い込んで少しヤレたくらいからがかっこよさの旬だと思っています。最新のものに比べると良くも悪くもルーズですが、その点が道具として優れた点ではないでしょうか。

 

 

大歩危、小歩危を通過して最後の峠を越え、550㎞地点大野原町のPC7に到着。軽く補給を済ませ、ゴールまでの残り50㎞を気分良く走ります。明け方の寒さは嘘のようで、少し熱いぐらいに太陽がゴールまでの道のりを照らしていました。残り数キロのところで道を間違えて戻るトラブルもありましたが24日の14時過ぎに32時間9分でゴールしました。

 

ゴール後、同時刻にゴールした方と談笑してから、宿のチェックインまで時間があったので近くのうどん屋さんへ。心地よい疲労感で食べた1杯はトッピングのスダチがさわやかで絶品でした。

 

 

次回のブルベは4月20日近江八幡駅スタートの400kmです。これを完走すれば200~600kmの認定がすべて揃い、SR獲得でPBPへの切符が確実になります。それとゴールデンウィークの京都1000kmもSRの基準を満たしていないと出走できないので確実に走りきれるよう準備を進めたいところです。

【今後のスケジュール】
BRM420近江八幡400㎞
BRM503京都1000㎞
6月15,16日第一回ジャパンバイクテクニーク
BRM622紋別600㎞
BRM727守山300km
8月18日パリブレストパリ1200㎞

まえの


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