日東 福島工場 訪問記
会津ツーリングの後半は高湯温泉に宿を取り、日本が誇る自転車部品メーカーの㈱日東の福島工場を訪問してきました。その日は朝から台風の影響でずっと雨。工場見学にはうってつけの一日でした。
日東さんと言えばアイズとはもうかれこれ10年以上ものお付き合いです。実はグランボアの最初のオリジナルパーツは日東製の「平行マースバー」なんですよ。よくぞ引き受けてくださいました。今や日東さんで作っていただいているグランボのオリジナルパーツは10種類を超えています。
かわいい門がお出迎え。
工場内は広々として、効率よく配置された大きな工作機械がいくつもあり、整然としていました。ワンフロアでほとんどの工程がこなせるようになっています。
ハンドルを曲げています。
キャリアのロー付はひとつひとつ職人さんが手作業でされています。
この作業台は陶芸で使う轆轤のように足で回転させることができます。
一番奥には研磨スペースが設けられ、最も多くの作業員の方々が作業されていました。それぞれの研磨装置は吸気装置と一体になっており、バフの粉が空気中に舞わない仕組みになっています。
焼肉屋さんの換気扇みたい。
別棟にはメッキの設備があります。
こちらはすべてコンピューター制御されていて、携わっておられた作業員の方は1人のみ。週に一度だけメッキの日が決まっているそうですが、ちょうど訪問した日がその日に当たっていて作業を見せていただくことができました。馬と呼ばれる数台の台車が規則的に動き回るさまはなかなかの迫力です。
製品製造の最終工程、品質試験のための機器がいくつも並ぶ事務所。
品質管理も万全です。
工場内を案内してくださった吉川社長。
社長でありながら現場のこともよくご存じで、興味深いお話についつい長居をしてしまいました。良い製品はよい環境から、そんなことがジンワリと実感できました。
長い時間ありがとうございました。
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余談ですが、今回の我が家のお土産はこちら(関西)ではまずお目にかかれないほどの大きな桃。地元の農協で6個2,000円ほどで買いました。
その農協では12台もの放射線測定器を用意し、商品ごとに検査しているとのこと。
宿の方のお話では測定上問題なくても「福島産」というだけで市場に出すと二束三文に買い叩かれるとのことで嘆いておられました。
桃を買いに日帰りしようかと思うほどおいしかったですよ。
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