グランボアトークリップカバー“Deux feuilles”は60年以上前のクリストフの製品のレプリカです。
資料によると1950年2月に発表されたことが分かります。
Deux feuilles(ドゥフィーユ)とは2枚の葉っぱという意味です。
さて、店頭セールに引き続き通販をご利用のお客様にもセールを行います。
7月17日(木曜日)にショッピングサイトからお買い上げいただき、会員登録されますと、お買い上げ商品代金の10%をポイントとして進呈いたします。(もちろん、すでに会員登録していただいている方にもポイントはつきます。)1ポイント1円にて次回のお買い物よりお使いいただけますのでどうぞご利用ください。ポイントは2年間有効です。それと、セール期間中は8,640円以上のお買い上げで国内送料無料とさせていただきます。
また、今回からペイパルやクレジットカードでのお支払いの方にも5%のポイントをお付けいたします! ぜひご利用ください。
なお、今まで同様ヴィンテージパーツやご予約品などはセール対象外です。また、メール、ファックスなどのご注文も対象外となります。
0時から0時まで。在庫限りの24時間セールです。
☆これまでのポイントでお支払いいただく場合はポイント進呈の対象外となりますのでご注意ください。
大切な恩人が亡くなりました。
河合淳三さんと出会ったのは初めて訪れた台湾のサイクルショーでした。いろいろなパーツメーカーを捜して訪れたそのショーのとある変速機メーカーのブースにその方はいらっしゃいました。そこで旧知の大阪市内の問屋の社長さんとあいさつを交わしているのをお見かけして、その方が昔マエダ工業という会社の社長さんだった方と確認した私は、失礼も顧みず突然に声をかけてランドナーのためのパーツを作ってくれるパーツメーカーを紹介しただけないかとお願いしたのでした。どこの誰とも知れない私の不躾なお願いにも関わらず、丁寧にお話しを聞いていただき個々のパーツについて具体的なお話を進めていくことを約束いただきました。
日本に戻ってからさっそく京都のお店までおいでいただき、変速機やハブについて色々とお教えいただきました。その後も堺の事務所にお伺いした折には昼食をごいっしょさせていただき、海軍の特攻隊にいた戦時中のお話や草創期の自転車業界についてなど聞かせていただき、とめどなく時間をすごしたものでした。
当店主催の古い自転車のお遊びレースの折には我が家にお泊りいただいたこともありました。一緒にレース観戦そしてプレゼンターまでつとめていただきました。
3年前までは台湾へ出かけられていて、台北ショーではジャイアントやスぺシャライズド、その他の名だたる自転車メーカーの方たちとたいへん親しくされている様子を拝見しました。世界の自転車メーカー・パーツメーカーに大変な影響をあたえた方であることを目の当たりにしたものでした。
最後にお会いできたのは昨年の年末でした。たまたま私の手元にめぐり回ってきたサンツアーの最初期の変速機シリーズの資料をご覧いただくためでした。一つ一つのディレイラーを手に取って当時のことを説明いただくときは本当に生き生きとされていらっしゃいました。
本当に偉大な自転車人だったと思います。いつお会いしてもその時々に興味を持って実現しようするプロジェクトを楽しげに語られるそのエネルギーに大いに刺激を受けました。現在当店の提供するランドナー用の変速機やハブの成立には大きな手助けをしていただき感謝の念に堪えません。心よりご冥福をお祈り申し上げます。