アイズの独り言

2015.01.12

シュエット on ユーラシア

12月某日、学生アルバイトのF君が通学に使用するBSユーラシアのブレーキが効かないと相談がありました。彼のユーラシアは82年式グランスポルティーフ(EAG-S1)というモデルでセンタープルブレーキ直付仕様の車です。台座にはダイアコンペ610が鎮座しており制動力に問題があるように見えませんが、リアブレーキに違和感があります。よく見るとダイアコンペのマークが左に寄っています。

 

DSCF2011

 

ピポット台座のピッチを採寸してみるとフロントは64mmであるのに対し、リアは70mmもあります。確認のために店にあったフレームとお客様のフレームも採寸しましたが同じピッチでした。ピポットのピッチはブレーキの設計により決定しており、設計寸法でなければ本来の性能が発揮されません。因みにダイアコンペの設計寸法は65mm、シュエット2632(マハックレーサーと同じ)は62mm、シュエット3642(マハックライドと同じ)は75mmです。

またブレーキが効かない要因として、アームの剛性、ブレーキシューゴムの性能、劣化などが考えられます。そこでシュエット2632をフロントに、ラージサイズのシュエット3642をリアに装着して走行テストを実施してみました。

 

結果は、、

 

驚くほどよく止まります。特にリアの制動力の向上は著しく、ロックするほど効きました。設計寸法は異なりますが剛性が高く、トーイン調整ギロチンによりブレーキシューの確実なセッティングが可能なシュエットは、ユーラシアフレームともマッチしたようです。F君も大満足のご様子です。

 

DSCF2012

 

 

本日より、シュエットforユーラシアスペシャルセットシュエットforユーラシアスペシャルセット(モダン)を販売いたします。内容はフロント用2632アーム、リア用3642アーム、チドリ、ブレーキシュー、ギロチンセット、アーチワイヤー、真鍮ワッシャー、スプリングのフルセットです。

 

剛性のあるブレーキで確実な制動力を得られます。ユーラシアオーナーの皆様、愛車のグレードアップにいかがですか。

 

ユーラシア組付例フロント

front_1

 

ユーラシア組付例リア

DSCF2018

 

*撮影に使用したシャンパンゴールドのフレームは再塗装後アッセンブルして販売予定です。もちろんブレーキはシュエットで。

大介店長 (2018年退職)

« 前の記事:

次の記事: »

blog

最新記事

Archives

Back Pagetop