Coppa del Cambio Bacchetta 2015 in Miyama
先日の春のアイズラリー、棒式変速機優勝杯の様子をなっぱが編集してくれました。
なかなか彼女らしく仕上がっていて、おもしろいですよ。
Video/Mr.TD + Nappa, Editing/Nappa,
少し解説すると、
カンビオコルサと呼ばれる2本ロット式とパリルーべと呼ばれる1本ロット。これら1930年代から約20年間に渡って使われていたカンパの初期の変速機を使った自転車のみのレースです。これらの変速機は今の変速機と比べるとその機構は比較的単純なのですが操作方法がとても複雑です。どちらも変速させるためには一度走りながら後輪のシャフトを緩めなければなりません。その間に変速レバーを使ってチェーンを移動させながらクランクを逆転させ変速します。チェーンのテンションは後輪のシャフトがフレームのエンドを移動することによりとることが出来ます。文字に起こすととてもややこしい!ま、百聞は一見に如かずなんですけどね。上手な方の後ろでその手技を見てると惚れ惚れしてしまいますよ。
レースはまず予選があり、1周1キロのコースを3周回ってタイムを競います。1キロのコースにはダートもあり、坂もあり、そして変速ポイントがちゃんと設定されていて変速せずに通過してしまうとペナルティでタイムが加算されてしまうルールになっています。ですから脚力だけで勝ってしまうなんてことはまずないのです。そして、上位3名によるマスドスタートでの決勝戦でチャンピオンが決まります。
今年は若い新たな参加者もあり、いつもなら決勝に残る親方も今年は予選落ち。長らくチャンピオンの座を不動のものとしていたY先生も3位に終わってしまいました。1位(奈良から参加のNさん)と2位(持越峠?から参加のディフェンディんぐチャンピオンKさん)のデッドヒートが棒式変速機ならではのメカトラと相まってとても面白いレース展開となりました。
勝者のNさんが掲げていたのは副賞で協賛してくださっているIRIBEさん手製のスターシップの靴べら。豪華優勝トロフィはただ今製作中です。また、お披露目しますね。
アイズではこの形のレースを2006年から不定期に開催していて今年でなんと6回目。最初の頃は数台だった参加者も今年はなんと11台でエントリー人数16人!その内女性の参加者が3名なのですよ!!
今年のリベンジに燃える親方の想いはすでに来年に飛んでいて「もっとオモシロイイベントにするぞ。」と張り切っています。見てるだけでも結構楽しいイベントです。
来年は皆様もいかがですか?
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