アイズの独り言

2017.06.20

サドル&ピラー~9 DAYS before Concours de Machines~

6月30日~7月2日の3日間で総距離400kmを走るコンクールのレース。長い時間、乗り手がいかにストレスなく自転車に乗り続けられるかということにも気を遣わなければいけません。
 
 
そこで今回コンクールのためのサドルには、ライダーとなるチョコ君が愛用しているジルベルトゥのガリビエをそのまま使うことにしました。ガリビエは幅が細くてレーシーなモデルのサドルです。もともとの重量も376gと、グランボアの完成車の定番サドルであるアラヴィと比べて50gほど軽いのですが・・・

 
さらに20gの軽量化を実現!

サドル先端に使われているボルトをステンレス製のものからチタンに置き換えています。
 
 
さらに、軽量化の秘密がもう一つ。サドルの裏側を見るとよく分かりますよ。
親方の愛用サドル、ジルベルトゥのアラヴィ

 
一方、コンクール用に軽量化したチョコ君のガリビエ。

サドルの裏にある、丸い形をしたベースを固定する金具を外しました。
サドルの裏側のパーツは一体になっていることが多いですが、ジルベルトゥのサドルはお手入れしながら長く愛用できるように、パーツの一つ一つが分解できるように作られています。分解できる分、緩みが出ないようにこの金具でレールどうしを固定しています。
ただ、やはりこの金具が無いと裏側を支える2本のレールが乗っている最中に僅かに動いてしまうようです。チョコ君が乗った感覚としては、金具がない状態でサドルに乗ると、サドルの高さが低くなったように感じたり、乗っているとしなっているように感じると話していました。今回はコンクールの“3日間のレース”を走りきることだけを目的にこの金具を外しましたが、やはり“快適にツーリングをする”ためには必要なパーツであることが分かります。
 
 
 
サドルを支えるシートピラーにも大介店長の手が加えられています。
使ったのはイタリアのFRMというメーカーで作られていた、ひと昔前のアルミのピラー。オリジナルの重さはこちら。

 
 
軽量加工後のピラーがこちら。

余分なところを削り落として、50gの軽量化ができました!

デザインもこのほうがすっきりまとまり、完成車のなかに美しく収まります。

本当は、現在の主流となっているカーボンのピラーを使えばさらに軽くできるのですが、カーボンを使わずにどこまで軽くできるのかを試してみたいというグランボアのこだわりが詰まったポイントでもあります。
 
 
 
ランドナーでブルべを走っているチョコ君は、一日で長距離を走ることに関してはアイズバイシクルで一番の経験者。初めてのコンクール、初めてのフランスで、他のチームと競い合いながらレースに出ることに対する緊張もあるかと思いますが、休みの日もアイズの工房に顔を出してはコンクールの自転車の試走に出たりと着実に準備を進めていますよ!出国の日は25日。あと5日でフランスです!!
 
 
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なっぱ (2021年退職)

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