アイズの独り言

長い連休も終わり、アイズもようやく日常を取り戻しています。

サラリーマンの皆様は10連休でしょうが、私たちみたいにお店をしていると逆に10連勤なんですよね。。。まぁ、親方の場合、どこにいても仕事をしていますのであまり数字に意味はありませんが、それでも「長かったぁ。」という印象です。

でも久しぶりの方や、ご遠方の方、初めての方、例年以上にたくさん来ていただいて忙しかったですが、充実した毎日でした。ありがとうございました。そして、皆様、お疲れ様でした。

 

あと、チョコはこの連休中に京都から青森まで走る1000キロのブルベに初挑戦して無事に完走して戻ってきました! 詳しいレポートはまたそのうちに本人がしてくれる予定ですが、これで本番のPBPに向け良い経験になったと思います。それにしても60時間近くも寝ないで走るだの、夜に野麦峠を越えるだの、チョコと同タイムでゴールしたのが女性だっただの、驚きを超えて身震いするような話が続出です。でも、楽しかったんですって。良かったね。

 

 

 

 

さて、入荷のご案内。

長らく欠品してましたバッグサポーターがようやく全ての種類が揃いました。オンラインストアではキャリアのページからお買い求めいただけます。

 

 

イデアルのサドルの革の張替えをご希望の方は5/12日くらい以降に修理の依頼を出す予定にしています。ご希望の方はそれまでにご注文ください。って、今日ですね。今週中くらいで締め切りますね。修理に関するブログの記事はこちらをご覧下さい。

 

 

あと、ギザロの木リムも珍しく在庫ございます。ホィール組も承りますよ。

 

 

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OYAKATAフレームグランボア

相変わらず、朝の数時間とお休みの日を使ってコツコツと製作しています。現在、Bさんのスポルティーフはほぼ完成して、次はアメリカからのご注文のKさんのフレームに取り掛かったところです。それと同時にJBT用のフォークの製作やUさんのエルスのフレームのシートステーの差替え作業なども進行させていますよ。現在新車の納期は7ヵ月ほどとなっています。

 

セミオーダーグランボア ERシリーズ (輪行簡単モデル)

ただ今、好評につきフレームサイズにいくつか欠品がございます。在庫しているサイズが合えば1-1.5ヶ月ほどで納車可能ですが、欠品中の場合は3ヶ月ほどかかる場合がございます。それに、こちらは今年から「ERベーシックセット」として、グランボアERの肝となる泥除けと、お好きなお色に塗装したフレーム+フォークのセットの販売もご用意しています。自転車組むのも楽しいですから、できる方は是非トライして下さいませ。詳しくは今年のカタログ4ページを見てね。

 

TOEIフレームグランボア

こちらはただ今1-3ヶ月程度で納車可能です。TOEIブランドでしたらフレームだけのご注文もお受けしています。お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

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おまけ

 

暖かくなって、庭にスズメが子供を連れてやってくるようになりました。黄色いくちばしがいかにも未熟な感じで可愛いです。でも、数日は親から餌をもらっていますが、すぐに独り立ちしているみたいで親と見分けがつかなくなります。すごいスピードで一生を生きているんだなぁ。

 

 

そうそう、大事なお知らせ。

アイズバイシクルは明日5/13はお休みをいただきますね。

 

 

つちやはるみ


2019.05.04

訃報

フレームビルダーの入部さんが昨日亡くなられました。

いままでたくさんのグランボアフレームを作っていただき、大変お世話になりました。心より哀悼の意を表します。

 

最初の出会いは20年程前のことでしょうか、常連のお客様に連れられてひょいとアイズに遊びに来られたのでした。それからいくつかのフレームの修理・加工を依頼して行き来して、フレームにまつわるいろいろな相談に乗っていただいていたのです。ところが、そのころ競輪界でちょっとした事件があった影響で大量の注文を抱えることとなり、連日夜遅くまで仕事していて血管のご病気で入院してしまったのです。

その後、無事退院されたものの体調は十分でなく、本業の競輪フレームとは別にランドナーフレームを作っていただけることになったのです。私は自転車のプロデューサーとして作り手と注文主の間を仲介する立場で無理難題をお願いしたり、逆に製作方法について宿題を出されていろいろ調べて回ったこともありました。難しいランドナーのフレーム作りをたくさん引き受けていただきました。

最後にお会いしたのは3月の上旬でした。工房を訪れるといつものように歓待いただき、業界のよもやま話で盛り上がったものでした。そしていつものように次のフレームの製作をお願いしてお別れしました。ところが、先月、4月の半ばに再々入院されるとのお電話をいただいきました。近いうちにお見舞いにお伺いしますと云ったのですが、残念なことにそれは叶えられませんでした。

 

つい先日の30日に初のオーナーズミーティングが有志の呼びかけで開催され、入部さんの作られたランドナー・レーサー・マウンテンがたくさん集まりました。入部さんこんな仕事もしていたのかと改めて目を見張りました。新しい入部さんの作品を見られなくなったのは残念ですが、たくさんの人々に愛される自転車を残されました。本当にありがとうございました。

なお葬儀はご家族のご意向で密葬で執り行われるそうです。四十九日の法要の後に改めてお別れの会が催されるとのことです。

 

昨年12月にアイズ店内にて

 

親方


こんにちは、スタッフのチョコです。4月20~21日に開催されたオダックス近畿主催のブルベBRM420近江八幡400kmに参加してきました。

今回の400㎞を完走すれば今年度分200、300、400、600kmの認定が揃い、晴れてSR獲得となります。SR獲得はPBP出走の必須条件でなのでこれを完走できるか否かで今後の予定にも大きくかかわってくるのです。そして近江八幡400kmは昨年の同じ時期に挑戦して豊岡でDNFした因縁のコース。大きな峠はなく、400kmとしては平均的な獲得標高なので普通に走れば完走できると踏んで昨年はエントリーしたのですが、昼間の気温が高く徐々に調子が狂って豊岡でDNFしたのでした・・・(昨年のBRM421近江八幡400㎞はこちら
 

昨年と同様、8:00に近江八幡駅近くをスタート。田園地帯を抜けて琵琶湖の湖岸道路へ向かっていきます。青空と比良山系が美しい!交通量が多いので周囲に気を使いつつ進みます。

 

琵琶湖大橋を渡って鯖街道方面へ。実はブルべの2日ほど前から体調を崩し、下痢と発熱で金曜日はお休みをいただいていました。安静にしたおかげでブルべ当日の朝に熱は下がり、どうにかスタート地点に立つことができました。この近江八幡で400㎞の認定を得ないとPBP出走に関わるのはもちろん、GWに控えるBRM503京都1000kmの出場資格を失うので背水の陣で臨みました。作戦は単純。制限の27時間をフルに使って体への負荷を最小限に抑えて完走することです。

 

このブルべの最高地点、花折トンネルに向けて登ります。身体が気怠くパワーが出ないので歩くような速度しか出ませんが、それでも0ではないので無心になって回しているうちに花折トンネルに到着。標高300mを越えるとご覧のように桜の花はまだ満開でした。

83㎞地点小浜のPC1には11:42到着。ここではゼリーで補給を済ませ、広域農道のアップダウン区間へ突入します。去年はここで頑張りすぎて城崎手前での大失速、DNFにつながりました。今日はスタートからパワーが出ないので最小限の力でペダルを回して丘を越えていきます。

 

120㎞地点、舞鶴の赤レンガパークに到着。ここはPCとは別の通過チェックに設定されています。スタート時に受け取ったハガキにスタンプを押して通過証明とします。このはがきは、この先通ることになる出石市内の指定されたポストに投函するまで持っていなければなりません。

 

昨年のブルべでは赤レンガ倉庫はチェックポイントに設定されていなかったのでただ通り過ぎただけでした。

 

舞鶴から宮津までの間にも小さなアップダウンが連続します。昨年走ったコースなので土地勘があり、少し走りやすく感じました。去年のことを思い返しながら走っているうちに宮津の天橋立に到着。今年も晴天ですが気温は低め。天橋立を抜けた先にある159㎞地点のPC2には15:45に到着。補給を済ませ、日の入りに備えてアームウォーマーとレッグウォーマーを付けて出発です。

 

昨年はもっと明るい時間に城崎温泉に到着しましたが、今年は日の入りを迎えてから城崎大橋を渡ります。

 

207㎞地点、城崎温泉のPC3に18:52到着。気温が下がってきたのと夕食時だったのでここでは暖かい紅茶で一息つきます。ゼリーやプリン主体の補給でここまで走ってきたのでそろそろしっかりしたご飯を体に入れたいところ。PC直前に寄ったトイレでは腹の調子は朝に比べたらマシになってきたので、次のPCがある福知山まで進んだらがっつり食べても大丈夫そうです。

230㎞地点で出石の城下町にある郵便局のポストに舞鶴でスタンプを押したハガキを投函します。出石を出発して福知山までの道のりが緩やかな登りで速度がのらず、なかなか過酷でした。

276㎞地点、福知山のPC4に22:48到着。この後、国道9号線を淡々と走って346㎞地点京都市のPC5に3:58に到着。この先は制限時間付きのPCはなく、通過チェックのみなので11時までにゴールの近江八幡に着けば大丈夫です。3時間弱仮眠をとって再スタート。走り慣れた京都の道を通って江文峠を越えて大原へ。写真だけ見返すと大原に朝サイクリングに来たみたいですね。

途中越えから琵琶湖大橋を経由して湖岸道路へ。ここまで来たらゴールの近江八幡まであと少し。

 

 

10:08に408㎞地点のゴールに到着しました。認定時間は26時間8分。400㎞の制限時間は27時間なのでパンクなどのトラブルが起きても多少の余裕は残した状態で完走です。今回のブルべは体調万全とは言い難い状態でのスタートだったのでとにかくオーバーワークにならないように抑えて走ることに専念しました。これが数年前の自分だったらごり押しで走って前半で力を使い切りDNFしていたと思うので、ブルべの回数を重ねるごとに走り方に対する柔軟性が増してきたように感じます。
ゴール受付で通過証明のレシートとブルべカードのチェックを行い、スタッフさんに「オダックス近畿のピンバッジください!」と言ったところ「今日持ってきた分は全部売れちゃいました~」と。あぁ~完走後の楽しみ、オダックス近畿のピンバッジが無いなんて…
写真はスタッフさんの私物を撮らせてもらいました。心の中でピンバッジゲットです。いいんです、並べて飾るわけじゃないので。でも、「もう少し早くゴールしていればピンバッジ買えたかもな~」なんて帰りの輪行中に悔やんだりもしました。

 

 

 

さて、今回の400kmを完走したことで無事にSRを獲得、PBPへの切符を手に入れたことになります。次のブルベは5月3日に京都をスタートして岩手県花巻市まで走るBRM503京都1000kmに参加します。初の1000km、苦しい時間もあると思いますが入念に準備して花巻の地へたどり着けるように頑張りたいです。

【今後のスケジュール】
BRM503京都1000㎞
5月21~SR600紀伊山地
6月15,16日第一回ジャパンバイクテクニーク
BRM622紋別600㎞
BRM727守山300km
8月18日パリブレストパリ1200㎞

まえの


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