9月に入り、少し過ごしやすくなった気がします。
暑さだけでだけでなく、大きな台風が近づいたり居座ったり、大きな地震が来るぞと脅されたり、もう、体だけでなく心も疲れちゃいますね。皆様、お元気にお過ごしですか?
私は今も肩の動きが悪く悪戦苦闘が続いています。何とか痛みはピークを過ぎた感じですが、肩が痛いだけでちゃんと眠れないし、ちゃんと歩けない。手が振れないからね。実はキーボードも打ち続けるのも辛かったりしてたんですよ。今はそれもだいぶ良くなりました。ホント、四十肩って大変!
さて、今日はいろいろお知らせあります。
まずは、新商品のご案内!
【GrandBois Head Light “météore”】
グランボアのヘッドライト、その名もメテオ。流星です。
日本の職人技が光るアルミへら絞りで製作した極薄ボディに8個のLEDを入れたフェンダー用ライトです。いつもお世話になっていますキムラ製作所さんにご協力いただきました。
ダイナモ給電、泥除けの先端用ですので軽く仕上げる必要がありました。
重さは49グラム。
よく似た形のKiLEYのライトに比べると半分以下の重さです。
2つ並べるとこんな感じ。
お手本にしたライトが同じだったのかとても良く似た形ですが、その仕様は随分異なります。
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次にフロントバッグ、ランブイエ2019。
ワンポイントのマークが変わりました。
シックな感じを選びました。
ちょっとつまんない気もしますが。。どうかな。
縫製は岐阜のRSA SUNBAGSさん、8月に頑張ってたくさん仕上げてくださいました。
今なら少し在庫あります。
次はサドルバッグが出来上がってくる予定です。たぶん10月です。
そちらもどうぞよろしくお願いします。
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9月の予定です。
9月はサイクルグランボアの決算月にて去年に引き続き決算セールをしたいと思っています。特に円安の影響をもろに受けて値段が上がってしまったものを中心にピックアップしてセール価格にする予定ですのでお楽しみに。そして、30日は棚卸(在庫チェック)のためアイズバイシクルは臨時休業とします。
定休日 9月13日
決算セール 9月16日~9月29日
臨時休業 9月30日
そして、10月はイベントいっぱいです。
京王閣フリマにポリージャポン、あと、JBT? (やるんかな。) もしくはBLOCK47 (岐阜のフリマ)。
親方、週末はほぼいない可能性があります。
11月はアイズラリー。
まだ未定ですが、3日か23日かどっちにしようかな。
どこに行こうかな。
ご希望がある方は下の拍手のところからメッセージをお願いします!
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あと、通信販売の際の送料につきまして。
ずっと長らく、全国一律500円でやって来ましたが、グランボアが使っているヤマト運輸さんも郵便局さんも10月1日から値段が上がります。本来、500円ですとメール便とレターパックでお送りできるものくらいがカバーできる程度の額ですが、今回、レターパックも値上がりしますし、大きなサイズはモノによっては赤字になっちゃう事も出てきそうな雲行きです。そこで、グランボアの通信販売でも送料の設定をもう少し細かく変更させていただくことになりました。まだ設定段階ですので今日は予告のみ。具体的にどう変わるかの説明はもう少しお時間をいただいて方向性がはっきりしてからさせていただきますね。
何度もご利用いただくお得意様にもう少しメリットがあるようにしていきたいと思っています。
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アトリエ最前線
もうね、メッキが必要なオーダーが立て続けにあって渋滞中。
でも、それもやっと先が見えてきました。
今日も親方磨いてましたよ。
自ら磨くと妥協ができないのよね。。。
大変お待たせしました。
本所工研さんに作っていただいているグランボアのオリジナルモデル、PJ650が再入荷しました。当然ながら仕入れ値は上がりましたが、カタログを出したばかりの入荷ですので、値上げは来春迄据え置くことにしました。ただし、H47CNも少し前に入荷していますが、そちらは価格を上げさせていただいてます。スミマセン。
あと、オンラインストアのおすすめ商品も店頭在庫品ながらどれも未使用品です。特にしっかり組み上げた手組のホィールは間違いなくお値打ち品ですよ。是非、ご検討ください。
いよいよオリンピックが始まりました。
普段はこれといってスポーツ観戦するわけではありませんが、やはりトップクラスの選手たちの真剣勝負はどれも感動的です。これからしばらくは楽しみですね。開会式も素晴らしかった。何度も訪れた街のあちこちが舞台として使われていて楽しいし、雨もなんのそののその演出は何ともフランスらしい。また総集編できれいにまとめられるでしょうからまた見たいと思います。
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さて、この春に訪れたフランスでグランボアで扱いのある2つのサドルメーカーを訪問してきました。
先日それぞれから入荷もあったところですし、紹介したいと思います。
イデアル -IDÉALE-
フランスのトゥールーズにある完全手作りのサドルメーカーです。
もともとは1890年から100年近く操業した超有名サドルメーカーですが、大量生産品が市場に流通する時代の波にのまれ1984年にいったん廃業したメーカーでもあります。日本でも古くから自転車を愛好する方にとっては今も憧れのサドルとして愛され続けています。
そのイデアルが復活したのが2017年、ちょうど私たちが最初のコンクールでフランスにいた時に新生イデアルもブースを出していて、声をかけていただいたのが始まりです。
今回の訪問は2018年に工房に初めてお邪魔してから6年ぶりです。あの時とは同じ敷地内ですが、共有していた建屋から占有できる建屋へ引っ越し、機械だけでなく、一緒に働くパートナーも増えていました。
イデアルの拘りや製造工程については2018年のレポートを見ていただくとして、今回はアルミリベットの慣らし方を教わってきました。
「必ずきれいなハンマーでリベットを少しづつ慣らすんだよ。」
日本でアルミリベットの縁がわずかに指にあたる場合があるのですが、そんなときの解決方法を実演してくれました。
この6年の間にたくさんのサドルを世界中に販売し、有名ブランドとのコラボ企画もこなし、今年中にはいよいよ新しいモデルも発表できるかも、とますます意欲的です。また、サドルのほかにキャリアや新しい試みにもチャレンジしているとの話も聞けました。変化していくイデアルも楽しみですね。
お馴染みの#90。
丈夫なフルグレインレザーを使用していますが、イデアル独自の鞣し技術で新品でも体にスッと馴染んでくれます。
スチールベースのモデルのリベットはいずれもIDEALE刻印入りの小鋲となります。重さは大体580グラム前後。
こちらは2019年のコンクールでグランボアのために製作してくれたチタンレールのアルミリベットモデル。重さはなんと380グラムほどです。
ナチュラルカラーのレザーに銅の大鋲を合わせてみました。アルミリベットのものより少し重くはなりますが、とてもエレガントです。
ご希望の方には追加料金4,400円で承ります。
また、大鋲にオリジナルの刻印を入れることも可能です。
ここちらは追加料金8,800円。
今の円安の影響で価格がかなり上がってしまい、とても良い物なのに多くの方に気軽に使っていただけないのが寂しいところです。ですが、「今」手に入る本物のレザーサドルを是非手に取って、その良さを実感していただきたい。だからこんな時代でも頑張って在庫を持つようにしています。これからご紹介するベルトゥ製品につきましても同様ですが、彼らや我々が不誠実な高値を付けているわけでは決してありません。物の価格は国を移動させるだけで変動するものですが、今はそれがとても大きいのです。
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ベルトゥサイクル -BERTHOUD Cycles-
親方たちの世代にとって、「ソローニュ」と呼ばれていた帆布製の自転車用バッグが馴染みがありますが、それらの製造を引き継ぎ、バッグやサドル、ステンレス製の泥除け、バーエンド、バーエンドミラーなどを製造している主に自転車部品を製造販売しているメーカーです。私たちとの付き合いはソローニュから引き継いだGilles BERTHOUD (ジルベルトゥ)時代からで、帳簿を調べてみると1998年が取引の始まりです。当初はフロントバッグなどのほかに、マハックのフーデットレバーやサンプレのダブルレバーなど、フランスメーカーのデッドストック品や、日本国内では手に入らないレストアに必要な様々な小物や道具なども融通してもらっていました。また、ジルベルトゥはグランボアのタイヤを最初にフランス国内で販売してくれた問屋さんでもありました。
代は変わってもかれこれ四半世紀以上のお付き合いなのです。
ですのでこの26年の間ですと、何度もPont-de-Vouxにあったジルベルトゥには訪れたことがあり、ジルのご自宅にも宿泊したことがあるのですが、数年前にオーナーが変わり工房の場所も移動したBERTHOUD Cycles (ベルトゥサイクル)は今回が初めてです。
リヨンから車で2時間、FLEURVILLE (フルールヴィル)。日本語にすると「花の村」、美しい名前ですね。
古いレンガ造りの建屋を利用した素敵な工房です。建屋のレストアに1年近くをかけたと話してくれました。訪れたのは実は日曜日で、ベルトゥサイクルはお休みの日でした。ですので無理にはお願いしなかったのですが、若い女性ながらバーエンドやバッグミラーといったCNCでの加工製品を専門に担当しているマージョリーとサドルの製造責任者であるクリストフがお茶とクッキーを用意して待っていてくださいました。
一通り、工房内を案内してもらったのですが、実はほとんど写真がありません。というのもお休みに開けていてもらっているという、なんか変な気を使ってしまったのかな。あとから「失敗した~。。」と悔やんでいます。
日本では圧倒的に帆布製のバッグ類が有名ですが、新素材を使った軽量バッグも開発していますし、帆布のバッグのデザインも少しづつモダンに変わりつつあります。縫子さんもジルベルトゥ時代からのベテランが今も働いているそうですが、その方もあと数年で定年退職するとのこと。今はその仕事を引き継ぐ若手の育成に力を入れているそうです。
ベルトゥのサドルもとても高品質のレザーを使用し丁寧に作られています。ベースに合成樹脂を使いイデアルに比べるとモダンな印象です。
アラヴィとアスパンはいずれも同じ形ですが、アラヴィがチタンレール、アスパンがスチールベースとなっています。最近ではアスパンの穴あきモデルを取り扱い始め、オンラインストアからでもご注文いただけます。マリーブランは一応女性用としていますが、長さが短くなっているだけで形状はアスパンやアラヴィと同じです。男性でも小柄な方に向いているサドルです。そのほかにも街乗り用のモンテや、よりレーシーなモデルのガリビエなども、少しお時間を頂戴できれば取寄せも可能です。興味のある方はお問い合わせください。
オリジナルの完成車も展示してありました。
フレームも専属のビルダーが製作しているそうです。
これはコンクール出走車ですね。2017年だったかな。
こうやって見ると、ベルトゥサイクルはグランボアとよく似た総合完成車メーカーなんです。
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ベルトゥサイクルの後はまた車で移動して今度はジャンビェールのお宅にお邪魔してきました。
ジャンピェールって覚えてますか?
とっても色っぽい自転車の写真を撮るフォトグラファーです。(余計わかりにくい??)
今はパリから離れ、のんびりと第2の人生を歩んでいるとのこと。自転車は以前ほど熱心ではありませんが、唯一グランボアの自転車は大事にしてくれていました。
一晩お世話になって、積もる話をし、お互いの健康を祈りつつ、私たちは翌日パリに戻ったのでした。
今日はくもり。
晴れるととんでもなく暑いから気温的にはこれくらいが良い。
でも、梅雨、長いですよね。
皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
私はというと、もう2か月になりますが、いわゆる四十肩(60が近いというのに!)に苦しめられていて、痛みと闘いながらカタログを仕上げていました。原因もよくわからない老化現象の一つと思っていましたが、こんなに辛いとは。。。針治療に行ったり、リハビリに行ったり、湿布貼りながら四苦八苦。ツーリングにはいい季節でしたのに、そんなことでこの初夏は自転車に乗れずじまいです。
とほほ。。。
それでもなんとか七夕セールに間に合わせるべく夏のカタログを用意しましたよ。今回は去年の船旅北海道ツーリングのレポートの他に、今年のフランスでの写真を数枚使っていてなかなか豪華な感じです。完成車も一新できていますが、レストアのみ前回のデローザをそのまま使用しています。というのも、寝ぼけ眼で納期ギリギリにプリント原稿をアップロードしていると26ページで終わってしまう。「あれ?」って気が付いたのが、もうタイムリミット30分という時間。「うわー、2ページ足りない!!」ってなって、急遽、前回の原稿を足したのでした。あはは、よくわかんないかも知れませんが、つまり、夜中に一人でアタフタしてたの。カタログって4進法でページを作らないといけないので。
でも、これも最初の100部だけの話です。データーを更新した最初の印刷は少量のみで、しっかり内容をチェックして本刷りします。
本刷りはレストアのページもちゃんと差し替えますね。たぶん、一週間くらい先になると思います。
あと、輪行の手順のページも以前掲載したものと同じではありますが、再掲載しています。
アイズバイシクル店頭、もしくは通販のご利用で無料でお渡ししています。
只今、通販セール真っ最中です。7月14日までオンラインストアのほとんどの商品が1割引きですので是非ご利用ください。
それと、大切なお知らせを一つ。
これまでセミオーダーモデルにつきましてはできるだけランドナーの垣根を低くしたいという思いで価格的にも抑える努力をしてまいりましたが、円安による輸入品の高騰、人件費・材料費などの高騰で、それもあまり意味をなさないところまで価格が上がってしまいました。また、発売当初はフレームのデザインは親方がして、製造は外注できていましたが、年々状況が変わり、コロナ禍では受けてくれるところさえ無くなり、ついにセミオーダーフレームも内製し始めました。ちょうどアトリエ長の技術も十分それに応え得るところにあったのでちょうど良かったのですが、結局、今やセミオーダーも、フルオーダーもグランボアの工房で一台づつフレームから製作しているのが現状です。
そこで、これまでセミオーダーでは完成車にスペックする部品・用品のすべてを2割引きとしていましたが、この7月受注分から1割引きとさせていただいてます。その代わりと言っては何ですが、これまで割引の無かったフルオーダーにも同様にオーダーの際の仕様パーツと同時にご注文いただけるバッグや工具などの用品も1割引きといたします。
セミオーダーはフレームデザインが完成していて、ラグを使ったラグレスフレームで手間を削減し、コストを抑えています。ですが、工房内で一台づつの受注生産ですので、ブレーキ台座の変更や、テールライトの台座の追加、などなどこれまでお断りしていたスペック変更は可能となっています。
最近のご注文ではセミオーダーでも豪華なパーツをスペックされる方も多く、せっかく作った見積もりサイトもちょっと機能しなくなってしまいました。。。近々何か手立てを考えると思います。
というわけで、グランボアの自転車づくりも少しづつグレードアップしてきています。
それに見合う製品づくりとサービスに精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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今日の親方。
美山の工房でタスマニアからのお客様のご注文の一台を製作中です。
ホント、オーダーも国際色豊かになりました。
【七夕セール】
日時 7月7日(日)12時頃から18時頃まで
いつものとおり、すべての店頭商品が店頭価格から1割引きとなります。
(※工賃、ご予約品、取り寄せ品は対象外です)
いつもと少し違うのは店頭に並んでいる商品でしょうか。
お気づきの方もいらっしゃるとは思いますが、只今、店頭にエルスの完成車が数台ございます。また、エルスだけでなく、サンジェやマラストーニなど、それぞれいつもだったら市場に出ることのない博物館級のコンディションのものばかりが店内のメインのスペースを占めています。また、パーツ類もとても珍しい希少なものも入荷しています。今回はそういった貴重なヴィンテージ品も対象となりますので是非是非お見逃しなく。
確かに売りたい方が多い時代ですが、買いたい方にとってもとてもいい時代です。これまででしたら探しても見つからない、手に入らないものが流通しだしましたから。
また、この春の展示会で展示したブラックランドナーも特価にて販売予定です。価格は当日のお楽しみ。他にもいろいろ準備して皆様のお越しをお待ちしていますね。
どうぞ、この七夕が良い縁結びの場になりますように。
もちろん、通販セールも予定しています。ご遠方で店頭セールは無理という方はオンラインストアの七夕セールをお待ちください。期間は7月8日月曜日から14日までを予定しています。
とはいえ、ヴィンテージ品はどれも一点限りのものばかりです。どうしても入手したい方はセールを待たずにお買い上げいただくことをお勧めします。オンラインストアにて販売中です。
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それと、先日ご紹介しましたランブイエのフロントバッグですが、既存のリクセンカールのサポーターがサイズもぴったりでそのまま使えそうです。ただし、バッグを固定するダボの代わりになるモノが必要なのですが、、、。
サドルバッグ用のVIVAのバッグループを流用してみました。いかがですか?
リクセンカールが使えないかお尋ねくださったSさん、ありがとうございました。これにてバッグ単体でのご注文もお受けいたします。あ、それと、バッグの黄色いマークはRambouilletのロゴだけのシンプルなものに変わる予定です。もう少しシックなイメージになりますよ。
(スミマセン、ランブイエのバッグは七夕までにご用意できません。今回はセール対象外です。)