梅雨を目前に控えて美山はとても気持ちのいいお天気です。
「あー、去年の今頃は北海道ツーリングの真っ最中だったよな。」と仕事をしながら思い返し、今すぐにでもチケットを取って出かけたい衝動に駆られそうです。でも、そこはグッとこらえてこのブログを書いています。今年は既に春に2週間もフランスに出かけたしね。しかも、まだツーリングレポートも完結していない。今はまだロングツーリング自粛期間中です。。。
さて、今日は新しいバッグシリーズのご紹介です。
その名も「ランブイエ 2019」。
2019年に参戦したフランスのコンクールマシンが開発の元になったので、アンベール2017に続きコンクールの開催場所を製品名としました。
5年前のちょうど今頃、このバッグの元になるバッグを試作してたんですよね~。なんだかついこの間のような気もしますが、5年もたってしまいました。コロナの時代が無ければもう少し早く形になったかもしれませんが、それはもう、言いっこなし。やはり、その期間は作ってくださるところを見つけるのも難しかったし、細かな打ち合わせだけでなくテストに出かけるのも難しい時代でした。おかげでゆっくり時間をかけてしっかりテストできましたし、納得のいくものになりましたよ。
コンクールで試作したバッグ
中々豪快な使われ方です。
北海道でも。
与論島ツーリングでも。
フランスでもしっかり使い込みました。
で、出来上がったランヴイエシリーズ
全てのバッグとサポーターを合わせても1キロもありません。
走行中は全ての荷物は自転車に持ってもらえますが、輪行時には逆に自転車を含めたすべての荷物を私たちが持たなければなりません。ですので、「軽くて丈夫」がこのシリーズの大きなテーマです。
【フロントバッグ ランブイエ2019】
中身がない状態だとご覧の通りぺったんこです。これは使わない時の収納場所が助かりますね。
「えー、フロントバッグに見えない!」
そんな声が聞こえてきそうですが、自転車に着けるとこのとおり。
コーデュラスペクトラナイロン×リップストップナイロン
軍用品やアウトドア用品ではもう、当たり前のように使われている軽くてとても丈夫な生地を採用しています。軽くて丈夫、そう、軽くて丈夫がキーワードです。なので、バッグの形を整えるようなケースはあえて用意しませんでした。その代わり、専用のサポーターでステムに固定し、バッグは荷物を詰めることによって形が整うようになっています。
そして、その形は伝統的なバッグとさほど変わりません。
マップケースがあって、マップケースの下にもポケットがあって、バッグの前後左右にもポケットがある。でもね、それぞれの使い勝手に工夫を凝らし、グランボアならではのアイデアをたくさん盛り込みました。
マップケースはちゃんと5万図が収まるサイズで、開閉はベロクロ式です。これは変わらない。でも、マップケース下のポケットは厚さが30mmもあるので、これまでとは比べ物にならない収納力です。ツーリング中に使う頻度の高い携帯や財布の他に、タブレット端末や小型カメラ、エナジーバーなどたっぷり入り、開閉しやすいファスナーで出し入れもスムーズです。PBPなどの長距離ブルべでは走行中にも食事をしようって人もいるそうで、コンクールの課題に盛り込まれていたのです。それで思いついたのがこの形だったわけですが、使ってみると普通のツーリングでもすごく便利! ちょっとしたことでいちいちバッグ本体を開けずに済むので、もう、これがないと困るくらいです。
バッグ本体は巾着式にしました。
軽くて丈夫な生地は柔らかくもあり、大き目のスタッフバッグのようにしなやかに開閉できます。本体内部にもハンドル側にスリット式のポケットがあり、大きな袋の中で迷子になりがちな小物の整理に役立ちます。また、本体と前ポケットとの間には、半円形のバッグの底まで拡がるスリットスペースがあり、A4サイズのパンフレットなどを折ることなく収納可能です。実は、これはどうしても欲しかったスペースでした。これだけのことで旅先でのハガキやパンフレットを綺麗に持ち帰ることができるようになるんです。しかも、ここにグランボアのパンフレットくらいの物を入れておくとちょうどバッグの形がスッキリ決まります☆
バッグ前面のポケットはよくある形。
でも、蓋の開閉には強力マグネットを採用しました。薄い生地だから可能なわけですが、使ってみると片手で開閉できてとても便利です。
その蓋の内側には更に薄いパラシュート生地でファスナー式のポケットを作ってもらっています。チケットやパスポートなど、取り出しやすい貴重品スペースとして重宝します。サイドのポケットはスリットタイプですが、薄いパラシュート生地で下の方だけタックを取っています。中身が無いときはぺったんこだけど、物を入れることによってポケットが下の方だけ膨らみ、中のものが飛び出しにくくなる仕組みです。走行中に出たちょっとしたゴミを入れることを想定しています。
バッグの後ろ側のポケットは通常の位置に2つあります。ですが、外からでも中身が分かるようにメッシュ生地を使い、開閉はこれまた巾着式です。
専用のサポーターは軽くて錆に強いステンレス製です。バッグ本体に縫い付けてあるパラコードとサポーターのダボでしっかり固定します。
サポーターはコの字型でサイドの先端には返しが付いていて走行中にバッグがじわじわずれてしまう事もありません。
フロントバッグ寸法
バッグ本体 W250×H220×D150
バッグ上蓋 W250×H30×D150
重さ
バッグ本体 193g
ショルダーベルト付 238g
ショルダーベルトとバッグサポーター付 313g
価格
バッグ+ショルダーベルト1本 44,000円
ステンレス製専用サポーター 11,000円
※当分はバッグのみの販売しない予定です。
製品は国内製造で一点一点ハンドメイドしていただいてます。少人数でとても丁寧に作ってくださる工房ですが、たくさん入荷することはまずありません。それに専用サポーターもアイズバイシクルの工房でこれまた一点一点製作することになっています。お待たせすることもあるかもしれませんが、どうぞご了承のうえ、余裕をもってご注文下さいますようお願いいたします。
まずはフロントバッグから発売開始しますが、次の入荷は8月頃の予定です。
ご希望の方はオンラインストアよりご注文下さい。ご予約で承ります。
また、ランブイエシリーズに使用する生地には撥水性がありますが、縫い目には止水処理をしていません。完全防水ではないことをご理解の上ご使用ください。
店頭でサンプルはご覧いただけます。
皆様のご来店お待ち申し上げます。(^^)/
待ちに待ったリムがようやく入荷して参りました!!!
今回もたくさん届きましたが、何とかリムメーカーのご厚意でハト目無しのモデルも少数で作ってくれました。
ですので、パピヨンヴィンテージもご用意することができましたよ。
アトリエ長が検品しながら店頭在庫用に整理してくれています。
これでしばらくは大丈夫。(^^)
お待たせしました!
ゴールデンウィークも過ぎ去り、少しほっこりしている方も多いのではないでしょうか。
私も特に昼食後のこの時間帯がたまりません。お腹もいっぱいだし、春の陽気でポカポカしてついつい居眠りしたい衝動にかられます。
でもそこは踏みとどまって、まずは入荷のご紹介。
Rene HERSE 1960′ MIXTE
こちらのエルスのミキストは実は先日のフランス出張で持ち帰ってきたものです。古くからの友人のカメラマン、ジャンピェールプラデール氏の紹介で、オーナーであるパリ在住のご婦人から直接買取させていただきました。しかも出張ついでに持ち帰ってきたので送料もかからずこの価格でご提供できるのです。
京王閣のフリーマーケットでも「安い、安い」と評判だったようですが、どんなに良い自転車でも欲しい方とサイズなどのスペックが一致しないとお買い上げいただけないのが難しいところ。実車はしばらくはアイズの店内に展示する予定です。気になる方はぜひ現物を見に来てくださいネ。
その他にもエルスのランドナーが数台入荷しています。
これらは多くが委託販売品ですのでオーナー様の考え方が価格に大きく影響しています。でも、これまででしたらどれも売りに出ることのない、希少で素晴らしいものばかりですよ。是非、この機会にご検討ください。
また、TOEIフレームと究極の部品構成でお作りしたグランボアもございます。15年ほど前に納車させていただいたものですが、オーナー様のご事情で数年前にお引き受けしたものです。次のオーナー様へ良いご縁がありますように願っています。
GrandBois Type Vintage
さて、その他にもずっと欠品していましたクロモリステムですが、25.4mm/60・70・80・90mmのみ入荷しました。アルミステムも少しはお分けできそうですのでよろしければご注文下さい。
あと、ギャラリーページの更新もできています。
一台は今年のハンドメイドバイシクル展に出展した、黒い部品をメインに組み上げたグランボアでは珍しいセミオーダーモデルです。シルバー部品の供給がいよいよ厳しく、親方としては問題提起も兼ねて作り上げた一台でもあります。
ER Black
もう一台は2010年に納車したエントリーモデルを大きく仕様変更したポーターです。
こちらのお客様はこの入門モデルを皮切りに数台ヴィンテージモデルをお作りいただき、自転車を趣味として深めてこられた方です。こんな風に自転車を楽しんで使い続けていただけるのは本当にうれしいことです。
さて、この自転車がどんなふうに変身したのでしょう。
是非、ギャラリーページをご覧ください。
5月・6月の予定
定休日 5月13日・23日・6月3日・13日。
臨時休業 5月18日・19日 (ランデヴーアレックスサンジェ)。
あと、5月26日はシクロジャンブルに出店予定で、午後2時ごろまではメカニック不在です。
出発は2月28日でしたので、もうふた月近くも経ってしまいました。
帰国してからの慌ただしさといったら大変なもので、それでも、いくつかお伝えできることから書いてみようと思います。
世界的パンデミックのせいで止まってしまっていた、私たちの中の眠っていた部分というか、鈍くなっていた部分が、今回の旅でまた動き出したような気がしています。
今回は戦時下の国々の上空を避けてぐるっと逆回りでフランスへ向かいました。
なので搭乗時間は14時間!!! もう、私なんて3時間くらいでじっと座っているのが辛くなってくるんだけど、今回は一つ楽しみがありました。
アイスランド上空。(だと思う。)
一面氷の世界。(グリーンランドかな。)
明るい中、こんな景色が見れて純粋に感動しました。
で、フランスに到着したのは19時すぎ。
ほぼ予定通りでしたが、たくさんの荷物をすべて回収して税関を通過できたのがその1時間後。
サンジェのオリビエが迎えに来てくれているはずなんだけど、、、。
電話すると「え、明日じゃないの!?」なんて言われてビックリ。
というのも今年はうるう年で2月は1日多かったのが原因でした。私たちが来る日を「月末」で記憶していた彼がすっかり思い違いをしてしまっていたのでした。ちょっと最初から慌てましたが、なんとかすぐに車を飛ばしてきてくれて、その日の内にサンジェの店内に荷物を入れることができました。
1938年創業のアレックスサンジェ。
今も当時の店構えで自転車店として営業を続けています。
相変わらずのたたずまいに安心するやら、懐かしいやら。
3代目店主のオリビエ・シューカ氏。
私が初めて親方に連れられてサンジェのお店に行ったのが1996年で、親方はその数年前ですから、考えてみれば彼とも随分長いお付き合いです。
一緒に仕事に励んでいるのは息子のウォルター・シューカ氏。
今年で25歳。
オリビエの後を継ぐ決心をし、去年あたりからフルタイムで一緒に店に立つようになりました。
店奥のアトリエではフレーム作りの最中です。
フレームを作るための工具や治具も歴代の工夫が詰まった物ばかりです。
その傍らで親方は自分たちの自転車の準備をさせていただきました。
気が付くと、ウォルターが親切なことに親方のステンレス車のバーテープのニス塗に塗り足しをしてくれています。これは親方が自ら出発前に急いで仕上げたもので、少し薄めだったのがオリビエが気になったようです。
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さて、ラリーサンジェ。
今回で4回目の参加です。
毎年3月第一日曜日に開催されるこのラリーは春の自転車のシーズンインを告げるイベントでもあります。ですが、フランスのこの時期は毎回寒くて、過去に参加した3回の内2回は小雨降るなか走ったものです。今回も出発時は小雨。でも、中止になる事ってほとんど無いんですよね。
7時30分にサンジェのお店で待ち合わせ。
今回は14歳の少年を含むご家族2組とオリビエの奥様のカトリーヌが一緒に走ってくれました。
受付兼、スタート場所はパリ16区にあるポルトマイヨ。
スタート後はパリ市内を離れ、ブローニュの森へ。そして、ベルサイユ宮殿へと向かいます。
往路ではベルサイユ宮殿を裏(?)から眺められるベルサイユ公園を通り、
復路ではベルサイユ宮殿の正面を通りました。
一緒に写ってくれたのは今回一緒に走ってくれたフローレンスさん。
そして、こちらはオリビエの奥様のカトリーヌさん。
サンジェの自転車は650Bなら32B、700Cでも23Cや26Cが主流。
ホームページも是非ご覧ください。
今回の走行ルートはこちら。
ラリーの後はサンジェのお店で抽選会。
毎年、TAやストロングライト、べロックスにゼファール、ベルトゥサイクル、イデアル、もちろんグランボアもスポンサーとして景品を提供しています。
そして、アトリエは即席の立食パーティー会場と化し、ACBOのメンバーが走行後の歓談を楽しむ場となっています。
はい、今年もトロフィーいただきました。
いつもありがとうございます。
そして、更に昼食会。
この写真のほかにも参加者が30人ほどいたかな。お料理はシュークルートがメインのアルザス料理。なかなか豪快な見た目ですが、お味はあっさり目でとても美味しかったです。アルザスはサンジェのルーツでもあるので彼らにとっては郷土料理ですね。
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アイズバイシクルではアレックスサンジェのオーナーズミーティング”ランデヴーアレックスサンジェ Le Rendez-Vous Alex SINGER”の事務局を務めています。毎年5月第3土日は定例ミーティングです。
今年の開催日時は 2024年5月18日・19日(土・日)。
サンジェをお持ちの方、興味がある方でしたらどなたでも歓迎します。ご連絡いただけましたらミーテイングの詳細をお知らせしますのでお気軽にお問い合わせください。また、すでに会員方には案内をメールでお出ししています。参加表明はできるだけ4月末までにお願いします。また、メールが届いていないという方は至急お知らせください。
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京王閣フリーマーケットに出展予定です。
移動日も含めて4月26日・27日はメカニック不在となりますのでご注意ください。
ゴールデンウィーク中は休まず営業予定ですが、閉店時間は18時までとなります。
そうそう、ランデヴーにはスタッフ全員で参加しますので、5月18日・19日はアイズバイシクルは臨時休業となります。
ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。
とりいそぎ、ご案内申し上げます。
TA製品につきまして、国内の問屋の取扱いが継続されることが判明しました。これによってしばらくは価格を据え置くことが可能です。良かった~。
ブログを読んでご注文いただいた方もおられましたが、お騒がせしてしまってすみませんでした。
慌ててご購入いただいた方で、いったん返品をご希望の方はどうぞご遠慮なくお申し出ください。