あと一週間。3年ぶりのJBTの開催です。
今回は有志による実行委員会の尽力で、私は正式にエントリーすることが出来ます。さらにebike部門へのエントリーバイクも用意することが出来て、自らライダーを務めることにもなりました。
スタッフ前野君が乗るステンレスパイプのグランボアはフレームの製作を先週末にようやく終えて、前野君によりフレームの仕上げ作業の真っ最中です。ステンレス製のフロントキャリアももう一人のスタッフ伊藤君が同時並行で製作しています。ぎりぎり試走ができるのかということろです。
私が自ら走るebikeは前回大会にオープン参加として出走した車両を用いて、香港のCYCMOTOR社の電動アシストユニットX1 STEALTHを組付けた自転車を用意しました。
このユニットの存在を知ったのはわずか2ヶ月前の4月の中旬でした。4月2・3日に開催されたCycleModeの出展社を紹介したテレビ大阪さんのYoutubeにビンテージショップとしてギャラリーグランボアが紹介されていたのですが、その中でMTB用として作られたこのユニットを販売するOLDSCHOOLMTB.JPさんが出ていたのです。早速にコンタクトを取って一式をお願いしました。
このユニットが届いたのはゴールデンウィーク直前の4月も末でした。これをまず自身の製作したOyakata1号車に組付けての最初の試乗は自宅から京都市内の店までの峠5ツのコースです。結果は距離53.6km獲得標高569mの道のりをほぼ2時間で完走しました。バッテリーは日本の代理店の用意しているボトル型の小ぶりなもので最後の峠のピークの50m手前でコントローラーがシャットダウンしました。バッテリーは1つが1.2kgほどですのでこれを2つにすればかなりの距離をこなせそうです。
即もう一つのバッテリーを発注、2個目のバッテリーが用意できたところで今度はヒルクライムテストです。今度は2019年のJBT号にユニットを乗せ換えます。これで車体がかなり軽量になります。これで由良川の源流部になる佐々里峠へ登ってみます。峠まで40km800mの登りを2時間かかりましたが、たいした汗をかくこともなくバッテリー1個で登り切りました。これなら本戦の2666mアップもバッテリー3個で何とかなりそうです。このテストで判ったのが、コントローラーのアシストレベルの5段階の切り替えでほぼ変速機と同様の変速感があるということ、フロントシングルでリア10速仕様のこのJBT号の場合は5×10=50段仕様車になっていると思います。ただ実際の走行で11-42の10段の内28以上を使うことはありませんでした。必要トルクに対するアシスト設定も調整できるのですが、初期設定でももともとMTB用にセットされているようで十分なアシストをしてくれています。少しでも車体重量を軽くしてバッテリーのロスを減らすことを考え、次は車体重量をさらに減らすべくリアスプロケットももっと小さくしてみることにします。
カセットはレーコンのアルミ10速11-30を用意することが出来ました。もしバッテリー切れを起こしたらとちょっと不安なりますが、38×30にいざとなれば押すのもありと考えます。リアメカは42T用につけていたキャパの大きなディオーレから軽量なデュラエースに変更します。25年ぶりのデュラエース、デュラルミンではなくカーボンが使われていてびっくり。初代のデュラエースを使っていた者としてはデュラだけはアルミにこだわって欲しかった・・・いかんいかん話が横道にそれた。
さてこのアルミのカセットにRメカだけデュラ仕様になったグランボアでダート走行もテストしたのが堀越旧峠と五波峠をまわるコースです。堀越峠は国道162号線の京都から福井県小浜へ抜ける道で初めて走ったのは40年以上前のこと、当時すでに堀越トンネルが一般的なルートで旧道は単なる山道、峠周辺は木々が伐採されたばかりでかなり広々していたことを覚えています。その後も数回超えていますが、今回しばらくぶりに走ってみると数年前の台風でなぎ倒された倒木が行く手を阻み、かろうじて自転車が通れるスペースが確保されていました。旧道入口から国道から外れるとすぐに荒いダートですが、電動アシストのおかげでスイスイと倒木をよけながら登ってゆくことが出来ます。峠まで20km標高360m程をあっさりと登り切ってしまいました。今の峠は落ち葉に覆われ木立に囲まれています。
下りダートは本当にしばらくぶりで、かなり背骨をゆすられました。たった4kmに30分もかかってしまいました。舗装の国道に出て下りきったところに名田庄の道の駅があります。昼食を済ませて五波峠へ向かいます。15kmほどの緩い下りの後に五波の峠道です。12%の上り11kmですが、ここでも電気の力でスイスイのぼってゆきます。のぼり始めて7km30分ほどで一つ目のバッテリーがなくなってしまい、ヨシヨシと予備バッテリーに交換しました。が、コントローラーのスイッチが入りません。これは未充電のバッテリーを持ってきてしまったかと思い真っ青になりましたが、バッテリーのコネクターがシッカリ嵌っていなかっただけ、つなぎ直して無事峠まで到着しました。ふもとから40分ほどでのぼり切りました。まだバッテリーは半分以上残っているようです。
これで3つバッテリーを用意すればJBTでタイムトライアルポイントのトップを取ることも夢ではないと欲が出てきます。もちろんTTは最初に行われますので、そのあとのダートの上り区間を含めた毛無峠までの上り区間も完走しなければなりません。電動アシストはまさに機械によるドーピングです。でも身体を痛めるドラッグではなく、衰えた身体機能を補助して自転車を乗り続けることを応援してくれます。とにかくペダルは回さないことには1mmも進んでくれないのですから。しばらくこれで乗り続けているとある程度まで筋肉をつけてくれ、もしかしたらアシストなしで走ることが出来るようになると思います。ミキストにつけて奥様と走るとか、大病の後のリハビリにといろいろな使い方もできると思います。そして何よりも自転車に乗りつづけられる喜びをもたらしてくれます。
このユニットの性能はほぼ申し分ないところに来ています。最大の問題はフロントチェンホイールを専用品に交換する必要があるということです。チェンホイールは自転車の顔です。それを無粋な真っ黒な顔にすることはかなり抵抗があります。私の次の課題はそこをなんとかすることです。
残念ながら明日のアイズラリーは中止させていただきます。
今日は本当に良い天気で雲一つない初夏を思わせる日でしたが、明日は降水確率が90%になってしまいました。久しぶりに集団で走れますことを楽しみにしておりましたが残念です。また何かの機会を設けてみたいと思います。
アイズバイシクルは明日は通常営業させていただきます。ゴールデンウィークは10時より午後6時まで店を開けております。ご来店お待ちしております。
アイズラリーを開催します。日時は4月29日金曜日の昭和の日です。
最近ではCoppa del Cambio Bacchettaというロッド式のリアメカだけの自転車のレースを開催しておりましたが、いつも使用していましたコースは全舗装のキレイな道になってしまいましてちょっと面白みに欠ける状態です。また一昨年からのコロナ禍でイベントもほとんどできずに過ごしてきましたが、久しぶりに皆様と走れる機会を持とうと思っています。
集合は日吉ダム管理事務所前テニスコート駐車場に午前9時半です。出発を10時とします。
場所は日吉ダムに集合しまして、ダムの湖岸を走って、桂川上流の山国神社まで走る周回コースで距離は50km弱となります。今までも何度か走っているおなじみの道になります。
可能な限り平坦なコースを選びまして、ランドナーはもちろんタンデムやカンビオコルサなどのビンテージロードでも走れるコースとなっています。
昼食は山国神社あたりでお弁当を広げるつもりです。お弁当は周山の道の駅「ウッディ京北」かスーパー「サンダイコー」で調達できます。
雨天予報の場合は中止しますので、前日の午後6時にこのブログでお知らせさせていただきます。コロナ対策のマスクはお忘れなく、走行中は外されても良いと思いますが、休憩時にはマスクを着用していただけますようお願いいたします。また必ず自転車保険にはご加入の上ご参加ください。京都は条例で保険加入が義務となっております。
途中参加、途中離脱、OKです。
皆様のご参加をお待ちしております。
4月13日に試走した時の写真です。29日はきっと新緑がきれいです。
ようやく京都の山奥の里にも梅の花が咲き、フレームを製作するアトリエも寒々とした冬を抜けて気持ち良く作業できる季節になりました。今年の桜はどこで見ようかと思案しています。丹波篠山のお城と宮田川沿いの桜並木か、はたまた福井のおおい町・佐分利川沿いも素晴らしい桜並木が続いています。
そんなツーリングに便利なバッグサポータがようやく再入荷しました。
作っていただいてる日東さんは世界的なツーリング車ブームで大忙し、そんな中何とかやり繰りしいただいての再入荷です。でもこれまた世界的な自転車部品の値上げの例にもれず、材料原価の値上がり等があり価格が上がってしまいました。それでも日本で生産してこの価格で出していただけますので、日東さんには感謝感謝です。
合わせて一般のカンチブレーキのランドナー用のフロントキャリアも入荷しました。
関東のビンテージファンの皆様へ。
4月2・3日に東京ビッグサイトで開催のCYCLEMODETOKYO2022のビンテージバイクマーケットに出店します。今回はエルスをはじめとした10台を展示販売します。ご覧いただくだけでも充分値打ちがあると思います。ご来場をお待ちしております。
梅の花が満開になりようやく春の兆しが見え始めました。2年に渡って続いている新型コロナ感染症のトンネルもようやく出口が見えてきています。未来への扉が開け始めているそんなときにはるか西の国では理不尽な惨事が起きてしまいました。愚かな独裁者の妄想がそのわずかな曙光を閉ざそうとしています。でも私たちが望んでいること出来ることは自由に動き廻り、自由に語り合える場を持つことではないかと思います。そうした場を最初は小さなスペースでよいから起こそうと思います。
大仰な物言いになってしまいましたが、コロナ禍の次にやってくる時代のあり方に沿った多くの自転車乗りが集まれる場を作ることの第一歩としてラリーグランボアを再開したいと思います。
今回はいままでの日程をちょっとだけ形式を変更しました。スタートの受付はありません。朝アイズバイシクルは閉まっています。直接コントロールポイントへお越し下さい。その後アイズバイシクルまで走っていただいてのお楽しみとしたいと思います。

2017 Rally GrandBoisの風景
◇日時 2022年3月13日 日曜日
◇コントロールポイント “cafe de GrandBois” 10:00~11:30@持越峠
コントロールポイントの開設時間は10時から11時30分を予定しています。ここで必ず記念のシールをもらってください。ゴールのあとの抽選会の参加証となります。
また、ここではではアイズバイシクルスタッフが暖かいお飲み物とお菓子をご用意してお待ちしています。必ずマイカップをお持ちください。今回から紙カップの提供はございません。暖かい日ですと、持越峠でお弁当も気持ちいいですよ。
◇ゴール・抽選会 13:00~17:00@アイズバイシクル
ゴールの受付は13時~17時です。コントロールポイントで記念のシールをもらったらアイズバイシクルまで走っていただき抽選会にご参加ください。ささやかではございますが景品をご用意しています。以前のようなアイズバイシクル内での飲食の提供はございません。
◇参加費 500円 グランボアで参加の方は無料です。当然のことながら新型コロナへの感染対策はご自身の責任において行ってご参加下さい。
【注意点】
※ラリーグランボアでは、走行中の事故等の保険の用意はございません。必ず整備された自転車で、任意の自転車保険にご加入のうえ、交通マナーを守り、自らの責任でご参加ください。自転車のメンテナンスにご不安のある方は、必ず事前にご相談ください。アイズバイシクルでも自転車の点検を行っております。
※雨天の場合は中止となります。中止の場合は3月12日(土)にこちらのブログにてご案内いたします。
【申し込み】
ご参加いただく場合は、3月11日(金)までに必ずお電話またはメールにて直接お申し込みください。お連れ様がいらっしゃる場合も、直接ご本人さまより参加申し込みをいただきますようお願い致します。
ラリーグランボアについて、ご不明な点やご不安な事がありましたら、お気軽にお問い合わせください。













