謹賀新年
新年あけましておめでとうございます。
ただ、やはり今年のお正月は少しいつもと違うものでした。。。
なんだか「おめでとう!」と言いつつ、めでたい気分は乏しくて、お祝いムードに欠けるというか、粛々と年越しをした感じです。
皆さまはどうでしたか?
2020年は春から世界中が大変な一年で、毎年企画していたイベントもほとんど中止とし、ご来店いただけるお客様も常連様を中心に確かに減って、「会わないことが相手を想うこと」と理解していてもやはりとても寂しいものでした。ですが、そんな中でもインターネットを駆使してオーダーをくださる方がいたり、遠くからコロナの隙を見てオーダーに来てくださる方がいたり、必要とされている実感はとても嬉しいもので、今まで完成車のオーダーはできるだけご来店をお願いしていましたが、これまでの経験と工夫でオンラインでもお受けできる自信へと繫げることができました。それに、サイクルグランボアのスタッフたちは伴侶を得たり、子供ができたりとおめでたい事尽くしの一年でもありました。2020は正に忘れられない年でした。
さて、2021はどんな年になるのかな。
きっと更にサイクルグランボアの中でもいろいろと変化を迎える一年になりそうです。
軸はしっかりと保ちつつ、その変化を乗り越え、次につながる一年にしたいと思っています。
今年もどうぞよろしくお願いします!
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さて、12月はブログの更新もほとんどできずにいましたので改めて新商品のご紹介。

散歩用フロントバッグのマップケース付きです。マップケースと言っても小さいのでスマホケースでしょうか。年末に頂いた修理のご依頼でお預かりしたバッグでその存在を知ったモデルです。
これ良いと思うのよ~。使いやすそう。
他にもジルベルトゥから高額にもかかわらず売れ続けているバーエンドミラーやサドルなどが入荷しています。
あと、SONのダイナモハブや長らく欠品していましたJIS規格の輪行用ヘッド小物も再入荷しています。お待たせしました!
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そして、只今のおすすめ商品は完成車です。展示車を中心にご紹介させていただいていて残っているものもあと数台となりました。
580mmのフレームはメーカー車ではまずないサイズですので、サイズが合えばとてもお買い得です。輪行簡単モデルですのでロードバイクのような縦型輪行も、よりコンパクトになるフォーク抜き輪行も可能。スタンダードな部品構成ながらサンエクシードの変速機セットや軽い走りのエキュルイユがセットされています。
サイズが合うかわからない方は、こちらのフレームサイズの選び方を参考にしていただくか、お気軽にお問い合わせくださいね。
2019年に長野県・高山村で開催された「第1回ジャパンバイクテクニーク」のグランボアからの出走マシンです。
このモデルの何よりの特徴はランドナーとしての機能と形を充分持ちながら、軽量化を図りつつ険しいヒルクライムも、舗装路のロングライドも、激しいダートダウンヒルもこなせる一台となっています。特価であっても高価ですし、おいそれとお買い上げいただける方が現れるとは思っていませんが、グランボアの技術とアイデアがぎっしり詰まったスペシャルバイクをあなたの相棒にいかがでしょうか?
サイズはライダーの前野/平成生まれ171cmと、親方/昭和33年生まれ173cmにピッタリとなってます。
80年代の名車ブリヂストン・ユーラシアのフレームをグランボアのパーツで組み上げたスポルティーフ、より走り、より止まる昭和の名車です。
お勧め商品の入れ替えは1月11日を予定しています。
今週末にご来店の上、お決め頂いても大丈夫です。
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あと、只今、拍手のボタンが機能していないようです。
コメントなんかも入れていただけなくてとても残念。セミオーダーの見積もりサイトでお気づきの点などは是非直接メールでお知らせくださいね~。
新入荷!
エイ出版から久しぶりに旅する自転車シリーズの最新版が刊行されました。
今回のテーマは「キャンピング車」。
過去へ、未来へとタイムトリップしながら自分に合う旅自転車を夢想できる一冊です。
オンラインストアでもお買い上げいただけます!
休日のアイズバイシクルから。
毎月3のつく平日はアイズの定休日。
今日はお店の定休日ですが、平日だけお仕事に来させてもらっている私は事務所で仕事をしていました。今日はひとり静かに仕事をする予定だったのですが、朝からアイズの作業場が賑やかです。
午前中はSR600を走り終えたばかりのはずの前野が、午後からは伊藤とバイトの井越くんがお店に来て作業場でなにやら楽しそうにやっています。伊藤と井越くんも、朝からひとっ走りしてきてたのだそう。アイズのスタッフは仕事も休日も自転車三昧。プラットホームの野田店長からも電話がかかってきて、賑やかに仕事をしています。
さて、ここのところ輸出がたくさんあって、そちらの仕事に時間をかけていたのでなかなかお知らせできていませんでしたが、入荷がたくさんありました。
フランス、GillesBERTHOUDからは、しばらく売り切れだったラックバックやツールバック、バックミラーが入荷しました。

意外かもしれませんが、これらの商品はグランボアの通販で人気商品。さすがはグランボアのお客様、みなさんご自身の自転車に合う道具を上手に選んでいらっしゃるんだなぁと思います。サドルは品薄になってしまいましたが、バック類は今なら種類豊富に在庫しています。
また、TAのチェンリングも今なら歯数が揃っていますよ。
グランボアのアルミステムとクロモリステムも入荷しています。とくに突き出し60mmや70mmはグランボアの完成車を組むのによく使うので、通販でお分けする数が限られてきますが、こちらも今ならサイズがあります。
そして、グランボアのエキストラレジェタイヤ!
年に一度の生産しかしない本数限定のタイヤなのですが、今年は再生産しました。やっぱり今年は、いつもと違う特別な年。そんな中で自転車を楽しむ方が増えてきて、有り難いことに日本にも世界にもグランボアのタイヤを待っていてくださる方がいらっしゃって、それにお応えしたくて再生産しました。自転車は、不思議なもので少しの時間乗るだけでも気分が変わって良いもんです。もちろん、ポタリング、サイクリング、ツーリングと行動範囲をひろげていくなかで、グランボアのタイヤがお供できたらとても嬉しいな。

エキストラレジェタイヤは、売り切れになっていた36B、42B、30Cが入荷して、すべてのサイズで在庫があります。(32Aはもうすぐ売り切れそうです!)
SONのダイナモどれ選ぶ?
こんにちは、スタッフの前野です。
10月のピックアップ商品はダイナモ、ライト、リフレクター関連商品ということでちょっぴりお買い時になっているのですが、その中からSONのハブダイナモを特集したいと思います。

グランボアにはSON28とSONDeluxWideBodyの2種類がありますがぱっと見殆ど違いはありません。どちらも出力6v3w。それでも2種類を取り扱っているのには理由があります。
どちらのハブダイナモも似通った形をしていますがフランジ間距離が異なります。
SON28のフランジ間距離62㎜に対してDeluxWideBodyは68㎜。僅か6㎜ですが広くなっています。

SON28も十分なフランジ間距離を持っていますが、フロントフォークの寸法ギリギリまで広げられたDeluxWideBodyはより横剛性に優れた強固なホイールを組むことができます。一般的なハブダイナモは小径車用のエンド幅74㎜とハブボディを共用して左右のスペーサーでエンド幅を100㎜に調整しているものも多いので、実はハブダイナモでフランジ間距離が普通のハブと同じくらい広いのはこの2つくらいです。(ちなみに普通のSONDeluxはフランジ間距離50㎜)
次は重量。SON28は実測444g

SONDeluxWideBodyは413g

ボディの横幅が僅かに広いSONDeluxWideBodyの方が重そうですが、内部のダイナモの関係でDeluxWideBodyの方が30g軽くなっています。少しでも軽くしたいならSONDeluxWideBodyの方が良いですね。

ハブの寸法、重量ともにSONDeluxWideBodyの方が優れている印象ですが、そしたらSON28を選ぶメリットは何でしょうか?
SON28は700Cなど大径車輪に最適化された内部のダイナモ機構を持っているので外径の大きな700Cや650×42Bなどのホイールで使用した際に低速で大きな発電量を得られるようにできています。(700Cホイールの場合約16㎞/hで3wに到達)
省電力LEDライトのEDELUX2などで使用する際は大きな違いにならないのですが、ハロゲン球を使用したE6ヘッドライトを使用する場合や外部機器に給電しながら走る場合など、低速でも大きな発電量が必要な走り方に向いた設計になっています。
それに対してSONDeluxWideBodyは、もともとSON20という小径車向けのハブダイナモが始まりです。SON20がSONDeluxという名前にモデルチェンジし、その内部機構そのままにエンド幅100㎜用のより広いフランジ間距離を備えてSONDeluxWideBodyとして誕生しています。SONDeluxは700Cなどの標準サイズのホイールよりも回転数の多い小径車向けに作られているので内部のダイナモ機構に要求される発電能力は少なく済み、SON28に比べて生成できる電圧のピークがより高い速度域にある代わりにダイナモの抵抗が少なくなっています。(SON28と同条件の場合、約20㎞/hで3wに到達)
なのでキャンピング車や外部の電子機器に電力を供給したり、低速で少しでも明るく照らしたい場合はSON28。ダイナモの抵抗、重量を少しでも減らして速く楽に走りたい場合はDeluxWideBodyを選んでいただければいいと思います。
ちなみにDeluxWideBodyは28穴も選択できるのでより軽くホイールを組み上げたい場合は最適です。

昨年のPBPで走ったグランボアコンクールマシンもフロントハブはSONDeluxWideBodyの28穴を使用しています。パピヨンWアイレット650BリムとDTSwissRevolution#14スポークで組み上げました。少なめのスポーク本数ながら広いフランジ間距離のおかげで剛性不足もなく、1200㎞の走行中一度も不満を感じることのない優秀な前輪兼発電機として活躍してくれました。

両モデルともにハブサイドのコネクターによる抜き差しが不要になるコネクターレスモデルの設定があります。使用するには専用のエンドを備えたフロントフォークが必要になるのでオーダー車向けですが、輪行やパンク修理の際ちょっぴり面倒なコネクターの抜き差しが不要なので便利です。見た目もよりスッキリします。オーダー車制作の際はご検討ください。
コネクターレスは導入できないけど少しでもケーブルの抜き差しを簡単にしたい場合はコーキシアルアダプターを使用してください。ケーブルの脱着がスムーズになります。
現在、グランボアのオンラインショッピングとアイズバイシクル店頭ではこれらのハブダイナモやライト、キムラ製作所のリフレクターなどが5%オフになっています。
未来の愛車用としてはもちろん、ハブダイナモを使用したホイール組みも喜んで承ります。

SONのハブダイナモを使うならライトもSONのEDELUX2ヘッドライトが最適です。自動車のヘッドライトのような配光は対向車を眩惑せず、遠くまで均一に明るく照らします。(写真は旧型のEDELUX。これも十分明るいです)
なかなか一晩中走る人はいないかもしれませんが、優れたヘッドライトとハブダイナモの組み合わせは日没後の峠へ走りに行く後押しをしてくれるかもしれません。もちろん、気軽な街乗り車やそこまで夜は走らないけど……という方もそんなロマンを愛車に装備してもいいんじゃないでしょうか。

ちなみに僕はSON28ハブダイナモとEDELUXヘッドライト(旧モデル)を前のフレームから5年以上使用していますがどちらも故障知らず。ライトは新しいEDELUX2に更新したいと思っているのですがそのタイミングはいつ来ることやら!
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11月3日(火)文化の日は日吉ダム近くで「コンセントレーションひよし」を開催します。
8月に中止になったコンセントレーションおにゅうと同様に参加申し込み必要なし、走るコースも自由なイベントです。
詳細は親方の記事をご覧ください。
当日は集合地点のスチールの森日吉でグランボアエコバッグを特別価格500円で販売します。大ぶりなサコッシュ形状なのでたすき掛けにして自転車に乗ることもできます。リフレクターもついているので日没後のお買い物でも安心です!
それでは皆様日吉ダムで会いましょう!!

ナローワイドの!
葉っぱリング出来ました~!!!!!

2017年のコンクールマシンで生まれたグランボアのサンクフィーユ、通称葉っぱリングですが、11速のフロントシングルで乗るならやっぱりナローワイドが欲しいねということで製作に至りました。歯数は40T、前回のサンクフィーユ同様レリーフがきれいなポリッシュ仕上げです。
ナローワイドとはチェンリングの歯先形状のこと。普通のチェンリングと比べてみると違いがよく分かります。

左が普通の歯先、右がナローワイドの歯先です。
ナローワイドの方は、幅がNarrow(狭い)歯とWide(広い)歯が交互に並んでいます。
フロントシングルで走るにあたりリアの段数が多段化すると、その分チェンのねじれが大きくなり、結果チェンが落ちやすくなってしまいます。
そこで、チェンの脱落を防止するため、このナローワイドの歯でがっちりチェンを掴もうというのがフロントシングル専用のチェンリングです。逆に言うと、ナローワイドという特別な歯の形状のため、フロントシングルでしか使うことができませんのでご注意ください。
普通の葉っぱリングと、ナローワイドのこのチェンリングどちらも使って走っているのはスタッフ前野は、「従来のチェンリングでも走れるんですけど、漕がずに流してるような時にふとチェン落ちることがあったんですよね」とのこと。彼はナローワイドの試作品を2年ほど使っていますが、ナローワイドにしてからは一度もチェンが落ちてないそうです。
前野のランドナーは11-42Tの11速フロントシングル。試作品のチェンリングは42Tだったので、出来立てほやほやの40Tナローワイドに付け替えてさっそく林道を走りに行ったようです。「やっぱ40Tにするとダートの上りが楽だった」そうです。どんなところを走ってるのかは前野のインスタで。
もちろん従来品もフロントシングルで使うことができます。前野はじめ親方やはるみさん、アイズスタッフが今まで走ってみた経験では、8速までのフロントシングルだと普通の歯の葉っぱリングでもチェン脱落に気を遣わずに走ることができています。
通常版は43T、ナローワイド版は40Tと歯数に差がありますので、その点でもお選びいただく事ができますね。
ちなみに私は学生時代からの愛車に通常版のサンクフィーユをダブル仕様で使っています。毎日の自転車通勤、かわいい葉っぱリングを見ると気分が上がります♪
(ですが、インナーリングの在庫がもう無くて、ダブル仕様のサンクフィーユセットは残りあと1セットです。ゴメンナサイ。。。)
従来の葉っぱリングと同じく、ナローワイドの葉っぱリングも、皆様どうぞよろしくお願いします。







