サイクルモード幕張 予告2
当店の最も得意、かつお奨めできるブランドがフランスの「ルネ・エルス」です。すべてのランドナーのお手本といってよい名車中の名車。
【Rene HERSE Mixte CAMPING 1950’】
1950年代製造の婦人用キャンピング車をご用意しました。
当店にやってきたときはかなり錆が出ている状態でしたが、塗装状態は良かったのでリペイントではなくタッチアップで補修することとしました。可能な限り当時の雰囲気をそのままに、貴重なオリジナルの手書きロゴや線引きを生かすレストアとしています。
変速機は1950年代にツーリング用に最も多く使用されたヘリコイド式ディレイラー「シクロランドナー」です。単純な構造ですが、実はセッティングはとても大変です。日本では重厚感のある650×42B仕様のランドナーの変速機というイメージですが、こうして700Cで使ってもスッキリします。
オリジナルのチェーンホィールの仕様はフロントシングルでしたが、本格的ご婦人用キャンピング車ということで当店にてフロントダブルに変更いたしました。そしてこの自転車に合うよう選んだ変速機はこれまた希少なシクロのリジド(ロッド式)です。
ブレーキはエルスのオリジナルカンチ。リア用カンチアーチは出っ張りの少ないミキスト用のスモールタイプが使われています。
リムは50年代のマビック・クリテリウムが使われておりましたが、再生不可能なほど変形しており交換しています。グランボアのビンテージ特別仕様リム「パピヨンビンテージ」で本格的ツーリングにもお使いいただけます。
出来あがりの詳細はサイクルモードの会場でお確かめください。
*****
本日キムラのバッテリーライト再入荷いたしました。それと、IRIBEさんのボトルゲージも今なら両方ともありますよ。お待たせいたしました!(専務より)
サイクルモード幕張 予告1
来週末に幕張メッセで開催される「CYCLE MODE International2016」の準備で大忙しのサイクルグランボア。これまで出展してきたツーリング車メインの内容とは違い、今回は新しい企画の「ヴィンテージコーナー」での出展になります。展示する内容、レイアウト、段取りなど決めなくてはならない事がまだまだたくさんあるのですが、ドキドキ、ワクワク、バタバタしながら進めていますよ。
グランボアが得意とするフランス、イタリアの名車を中心に、今のところ7台、すべて工房内でそれぞれに応じたレストアを施したものを持参する予定です。お客様にはそれらを通してヴィンテージ自転車だけでなく、グランボアのレストアもご覧いただければと思っています。そして、特に今回面白いのは、この「ヴィンテージコーナー」ではお客様はその場で展示品をお買上いただく事ができるんです。すごいですね。。。どれも一点物ばかりですので争奪戦にならなければいいのですが。。。
折角なので、アイズのブログを愛読してくださっている皆様には「予告」として今日からこのブログでできるだけ紹介していきますね。皆様にもワクワクドキドキが拡がりますように!あ、出展するまでに興味のある方はどうぞ直接ご連絡くださいませ。「欲しい!」と思ってくださる事が何より最高の評価ですから。
*****
【MARASTONI Promenade 1960’】
レストア前。
塗装の痛みはもちろん、各所に錆が見られ、使い込まれているパーツだけでなく、欠品しているパーツもありました。
チェーンケースの蓋は紛失しており、ケースがあるのにチェーンが丸見えの状態。
↓
↓
↓
↓
↓
それが、
フレームとチェーンカバーは再鍍金後オリジナルカラーで再塗装して新車時の輝きをとり戻しました。更に各パーツ類はすべて分解し、再鍍金後組み直しています。ホィールは実用に耐えられるよう、新品のリム(NISI)とスポークを使用して組み替え、タイヤサイズは650Aでしたので、グランボアルナール32A に交換しました。入手時に欠品していたチェーンカバーの蓋は、親方が何度もイタリアとやり取りして入手した物で一番近いサイズのものをゴム製のスペーサを使用して固定することで再生しました。
泥除けのステーが印象的な大変雰囲気の良い自転車に仕上がりました。このような自転車で街を散歩してみたいものです。
(大介店長より)
**
こちらのマラストーニは毎年秋に開催されるポリージャポンのレストア部門で、今年の第一位を受賞いたしました!国内でもトップクラスのエンスーたちが集うポリーで最高の評価を頂いたマラストーニ、ぜひ見に来てくださいね。
セール期間
昨日、出来上がったレストアのお仕事。
フレームと同色のラインが入ったピカピカの泥除け。小ぶりでかわいいテールライトはキレイに再メッキが施され、泥除けのステーにたった一つのダルマネジで固定されています。しかも、親方が早朝から美山のアトリエで単3電池でも使えるようにアダプターの加工をしていたのでちゃんと実用に耐え得る仕様になっているんですよ。
もう少しお見せすると、
Hさんのルネエルスのデモンターブル。
クィックレリースが多用されており、工具を使わずに分解組立てができる仕組みとなっています。特殊工作は数えればきりが無く、全容と共にギャラリーページへ譲りますが、何十年も以前に既にこんな自転車が出来上がっていたのですから驚きです。T社やP社のデモンターブルもここから始まったんだそうですよ。
*****
ヴィンテージの自転車はその車体の魅力だけでなく、その自転車が作られた時代の背景や過ごしてきた時間などを思うと、ドキドキするようなロマンがあります。ましてや自分のサイズや好みにドンピシャの自転車に出会えるなんて奇跡のようなもの。良い状態のものは高価だし、ボロボロだと後でかなりの費用を要する場合がほとんどです。出会うタイミングも重要ですね。
一生のうち何度そんな出会いがあるのかな。
思い切ってオンラインストア掲載中のヴィンテージ自転車すべて2割引とさせていただいてましたグランボアブランド20周年記念セールもそろそろ一月が経とうとしています。かつて無い、今後もまず無い値引率でしたが、そろそろセールも終了です。
今回、運命の出会いが無かった自転車たちはセール終了後は一旦サイトから下りる事となります。どうぞ、後数日、よろしくご検討ください。
セールの期日は8月31日(水)18時までとさせていただきます。
タンデム日和
今年もあと残すところ10日あまり。
今日の京都は日中とても良い天気で、京都サイクリング協会さんから修理とオーバーホールのご依頼でお預かりしていたタンデムの仕事が完了したのを見ていると、ついつい誘われるかのように皆で試乗させていただきました。年末までにやらないといけないことを数えると、こんなふうに遊んでいる場合ではないのですが。。。
先日もお伝えしましたが、京都は交通規則の改正がされて公道でのタンデム走行が許されるようになりました。ですので、アイズでも堂々と店前で試乗会ができます。
ほぼ初めてのタンデム。チョコとなっぱコンビ。
何度か繰り返すうちに、「怖い、怖い。」といっていたなっぱもこの笑顔。
見ていると、乗りたくなってきて私たちも。
ワンゲルのタンデムなんて珍しいですよね。おまけにサイズもとても小さめなんです。セントラルステーが入るととても乗り心地も安定する気がします。
*****
で、今売りに出ているエルスのタンデム。
1950年代に作られた自転車がこんなにきれいな状態で残っていることはまずありません。欠品している部品や破損している部品が混在していて、一つ一つ解決していくのはホントに地道な作業の繰り返しです。
レストア前はこんな感じ。
一見、ちゃんとしてそうですが、ストーカー側のステムは破損して仮のベルトとボルトで補修されているのが見えます。ブレーキレバーのフードも欠損してますし、泥除けもあっていないようです。なにより。。。
後の変速機のプーリーゲージがちぎれて欠損しています。
フレームの再メッキはもちろん大変な作業ですが、これら使われている部品をすべて、文字通りネジ一本にいたるまで、すべて直していくのがアイズの仕事です。
ステムは今回は使えそうなものを伝を頼りに探し出して再生して使用しています。
ゴム製品は劣化している事が多く、当時のものが残っていたとしてもまず使い物にはなりません。ましてやタンデム用の2つ穴のレバーフードなんてあるわけもなく、アイズでは一品物でレプリカの製作をしています。
ハブはタンデムにふさわしく、タンデム用のサイズでフランジ加工。
千切れてしまったゲージも工房内で鉄板から曲げて製作しています。野田店長の力作です。それに後のエクスバンディングブレーキ付ハブもピカピカ。
泥除けも見合うものを探し出します。2本の線引きは親方のチョイス。このタンデムの重厚感が増している気がします。
価格的にはとても高価なものではありますが、希少性と仕事の内容から見れば、今回のタンデムはとてもお買い得なのですよ。サイズが合うのなら是非。
そして、一緒にタンデムランに行きましょう!
*****
ちなみに、先にご紹介したワンゲルのタンデムは京都サイクリング協会会長さん自ら先ほどお持ち帰りになられました。喜んでいただけて何よりです。
サイクルグランボア、オンラインストアのセールは今日の22時までです。まだ、間に合います!
なぞなぞ
先日受けた古いアルプスのモディファイ。奥様が乗りやすいようにとのご依頼です。
タイヤやブレーキを変えれば塗装はそのままでも乗り味はずいぶん変わります。
それにハブも変速機も新品になっていますね。6段のカセットがついているということはエンド幅は120mm。グランボアのハブには120幅のカセット仕様のハブがちゃーんとあるので大丈夫ですよ! 駆動系も新品になって、これはもう別の自転車ですよ!
もちろん電装も新しくなり。。。
そして、
変速レバーはエルゴレバー! イェイ!
!!!???
普通のお客様はあまりピンと来ないかもしれませんが、謎がいっぱいの組み合わせなんですよ。だけど変速はすこぶる良好です。
少し費用はかかりますが、120mmエンド幅のフレームでエルゴレバーでの手元変速ご希望の方、アイズバイシクルにて承ります!