山頂です。登り始めて２時間ほどで到着しました。山頂は十字架以外は瓦礫ばかりで小さな標高(2341m)を示すプレートがあるのみでした。それよりも虫の大群で集合写真も取れないほど。早々に引き上げます。
下りは来た道と違う道を辿ります。
こちらの山は結構見通し良いんですよね。はるか下の集落が良く見えます。
トレッキングも終盤、日本から持っていったお菓子を振舞ってみたが好評とは言いがたい反応。まあね、「昆布アメ」なんてちょっと理解できないよね。
「Qu’est-ce que c’est???」(これは何???)
このあとしばらくで車をデポしたカフェまで戻り、地ビールをご馳走になって身も心も満たされました。出発までは少々憂鬱でしたが歩いてみるととても歩き易いトレッキングコースで、前日(ガリビエ峠)の良いクールダウンになったように思います。下りは少し膝に来ましたけど。
ちなみにオリビエとカトリーヌはこの一週間前にクレヴ山周回マラソン(20km)に参加したそう。優勝者は２時間ほどで走るんですって。およよ。。。
今回は空港からレンタカーを借りました。10日以上借りるわけですから安くはありませんがナビ付きにしたので不自由なく、自転車2台とその他の荷物を持って移動できました。特に今回のように山や田舎を巡る旅には欠かせないように思います。もちろん学生さんのように時間がたくさんある場合は別ですが。
道路事情も右側通行以外は日本と大差ありません。高速出口も日本のETCシステム採用車は「t」のマークの出口、クレジットカード支払いは「カード」のマークの出口、現金の場合は「人」のマークの出口を選択すれば良いので解りやすいです。ただし、クレジットカードで払う場合でも「人」マークの所に行った方が無難かもしれません。一度カードが受け付けてもらえず、結局、バックして違うレーンに入り直したんですけどインターホン越しにやり取りをしなければならず困りました。。
さてさて、17日の夕刻、オリビエやエルネストの待つValmrel(バルモレル)に到着して翌日はオリビエと軽く走ったものの、19日にはあのガリビエ峠に行くことになりました。店長が「どこに行きたい?」と訊ねられたときに「コルデガリビエ」と答えたからです。それを聞いたオリビエの目がキラリと光った気がしました。私は「えーっ」と唸りました。だって去年の秋のツーリングからほとんどまともに自転車に乗ってなかったのですから。。
店長がガリビエに行きたかった理由は2つあります。1つは何年か前に同じようにレンタカーでフランス中の自転車屋さんを巡っていたとき、6月でしたがガリビエ峠に行こうとして積雪のため行けなかった事があるのです。時には初夏を感じるこの季節にまだ雪が3mも残っているという峠は驚異とともに憧れとなりました。そして、もうひとつは峠にあるツール創始者の記念碑を直に見てみたいということでした。理由は解るし、自転車も快調、天気も良好です。でも体のグリスアップがまだまだ必要なんですけど。。。大丈夫かなぁ。
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