Made by OYAKATA 1号車
あともう一台、ハンドメイドバイシクル展でお披露目した自転車。満を持して親方が自らフレームから製作した一号車。
ホィール組はチョコ、フレームの仕上げは拓未、組立は大介店長と。親方が年末年始のお休みのすべてを費やして一人で作ったフレームをスタッフ総出で仕上げます。
フレームでは形にはなったものの、実際に組んでみないと細かな点はうまくできているかわかりません。皆ドキドキワクワクしながらその工程を見守りました。案の定、組み始めてみるとアウター受けの高さが間違っていたようで、フォークをフレームにセットするのに数時間。。。ですが、結果的に苦戦したのはその点のみ、ホィールも真直ぐ装着でき、泥除けもキャリアもピッタリ美しく狙ったとおり。ひとつだけ親方があとから「あーっ、しまった。。」と言った事はチェーンフックをシートステーに付けておくのを忘れていたこと。
最初の一本にしては上出来でした。
しかも、最初からラグレス、ブレーキワイヤー内臓。IRIBEさんには「神業やな。」とひやかされたり。。
シートステーの先端やフレームエンドなどの部材はグランボアではオリジナルのものをすでに用意していました。
細かな仕様やクリアランスもピッタリ。
フォークはERでお馴染みの二枚肩のタイプで輪行簡単仕様となっています。
普通のクラウンを使ってのフォーク単体はもう既に何本か製作し、実装テストも済んでいますが、この板から作成するERフォークは初めてでした。そのためにプレス機まで導入したんですよ。
それに、見てください。
フォークの曲げにこだわりのある親方は2本同時に曲げる道具まで独自に作ってしまったんです。。。
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全体像
MTB用変速機を使ったフロントシングル38T×リア10速11-36T。前後には実は少し違う試作のカンティブレーキ。
パーツのセレクトは好き嫌いの分かれるところですが、軽量で無駄の無い、今後のツーリング車を模索したひとつのチャレンジです。この形はまだまだグランボアモデルとしてブラッシュアップしてゆく予定です。お楽しみに!
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