アイズの独り言

2017.06.23

泥除け~6 DAYS before Concours de Machines~

コンクールまでのカウントダウンブログ、楽しみに見ています!というお声、今日もたくさんいただきました。本当にありがとうございます!ブログをご覧いただいて分かるとおり、グラム単位の軽量化にこれでもかと力を注いでいるチームグランボア。必要なもの、必要でないものを見極めながらここまでの作業を進めてきました。

そんななか、泥除け泥除けは、国内最大手の本所工研さんでいつも作ってもらっているアルミの泥除けを、長さを短くする等の加工はせずにオリジナルのまま使います!
泥除けが無くても自転車で走ることはできますが、ただ走ることができればいい自転車を作りたくてコンクールに出るのではありません。グランボアの考える“美しい自転車”をどこまで軽量にできるのかに挑戦しにいくのです。ですので、作っているのは当然、泥除けつきの自転車です。

軽量化のための工夫はその装着方法にあります。作りかけのステーを見ていただけると、どういうことかピンと来る方もいらっしゃるかと思います。ステーのエンド側の先端をハンマーで叩いて平たく潰し、そこに穴を開けています。

答えはコチラ。

ダルマねじを使わずにステーを留めるためでした!
小ぶりなデザインのグランボアダルマももともと軽量加工されていると言えるのですが、そもそもダルマを使わなければもっと軽量化できるじゃないかということで、エンド側はステーを潰してチタンのボルトで留めました。「この穴を開ける位置を決めるのはめちゃくちゃ難しいんですよ。少しずれるとクリアランスが出ませんからね」と店長。今年の春出来上がったばかりのグランボアのイタリアンフェンダーを作った経験がここに活かされているのですね。
あと、ハブについての記事で書いていませんでしたが、クイックレリースは今回レースに必要ないので省略しました。

ガード側ももちろんダルマを使わず、こちらはアルミのリベットで留めています。

泥除けを簡単に着脱するためのグランボアER金具にも軽量加工がされています。ER輪行のキモとなるERボルトはすべてチタン製に置き換えました。

さらに、泥除けの裏側を見てみると・・・


1枚目がリア、2枚目がフロントです。手に持っているのが元々のER金具の形、泥除けに付いているのが店長によって軽量加工されたER金具です。全然形が違いますね・・・!

必要なものは残しながら、軽量化できるところはとことん加工する。そんなふうにコンクールのための自転車を作ってきて、ようやく完成しました。アイズバイシクル店頭では明日(土曜日)の午前中くらいまで完成した自転車をご覧いただけると思います。出発前でバタバタしていますが、お時間が許せばぜひご覧になってくださいね!

なっぱ (2021年退職)

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