アイズの独り言

2018.08.14

グランボア eバイク

もうね、トレーニングとか無理なんです。

少し前(??)、30代のころまではスイスイと越えていた峠も「はあはあ」言いながら休み休みでしか越えられなくなってしまいました。。。そりゃ、ちゃんと練習すれば少しは走れるようになるかもしれませんが、今や自転車に乗るのは日頃のストレス解消や気分転換が一番の目的で、誰かと競ったり、自分と競ったりなんてさらさらしたくない。それに自転車に乗れるのは月に一回あるかないか。膝も痛いし、腰も痛い。だけど、行きたい峠や場所は険しく遠い。そして何より楽しく一日を自転車と過ごしたい。

 

 

そう、グランボア的には電動アシストは全然「アリ」なのです。

 

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世界初の電動アシスト付き自転車は1993年発売のヤマハPASだそうで、それから四半世紀、今や街乗り車だけでなくマウンテンバイクやロードバイクなど、世界中でスポーツバイクにも使われるようになりました。グランボアでも数年前から台湾のサイクルショーでは注目していましたが、ツーリングに使うには走行距離が一番の問題です。それに、その走行感も大切ですし、アシストユニットに合わせて自転車の形を変えてしまうのも嫌でした。重さはさほど問題ではありません。だってアシストがしっかりしていれば苦にはならないはずですから。

 

 

 

 

 

 

先日の万座温泉ツーリングで私が使ったこの自転車。

ボトルケージ(バッテリー)と左クランク(モーター)を利用して後付けの電動アシストシステムが搭載されています。(他にも葉っぱリングのダブルも!)

大介店長送別ツーリングの2週間前に実は全身麻酔で手術を受け、一週間ほど入院していた私。万座温泉に抜ける林道湯沢線は16kmに及ぶダート、おまけに渋峠も超えるとなると万全の体調でもかなりハードなコースとなります。車で伴走する話にもなっていたのですが、せっかくのスタッフツーリングなのにひとりだけ車だなんてつまらない。。。だからといって無理して迷惑をかける事になるのはもっと避けたい。そこでこの秘密兵器を導入することにしたのです。

結果は大成功。ダートでのアシストやバッテリー切れなど少々不安もありましたが、トラブルは全くなくメンバーからも遅れることなくツーリングを楽しむことができました。何より、アシスト付きと言えどちゃんと「走った感」があるのがこのシステムの良いところ。踏み込まないとアシスト機能は作動しませんし、そのトルクに応じてアシストするのでギアチェンジも必要です。だから上り坂はちゃんとそれなりにしんどい。

ただ、ちょっと調子の良い自分、あるいは〇十年前の自分の走りで走り切るので爽快感が違って余裕があるのです。

 

 

 

 

 

 

舗装路はもちろん。

ダートも。

 

ただ、タイヤが沈むほど深いダートは自転車をコントロールするための上半身の力も必要で結局押さなければなりません。そんな時はちょっと不利。だってユニットの重さは約6.5kg。自転車本体とバッグの荷物で20kgオーバーですから。そんな時はチョコや大介が軽い自転車と交換してくれました。

 

 

 

何より今まで使っていた愛車がそのまま使えるのが良いと思いませんか?

そりゃ、ボトルケージが使えなくなるとか、左側のモータークランクが黒くて大きくてダサいだとか、細かく見れば不満もありますが、機能面では文句なしです。スイッチ部は乗りながらオンオフできて「エコモード」「スマートモード」「スポーツモード」と3段階に出力調整が可能なうえ、バッテリーの残量もおおよその目安が一目でわかるようにライトの色で教えてくれます。ユニットは重いですが、車体の中心底部にセットされますので走行中はむしろ安定します。

 

 

実際にこのバッテリーがどれだけの距離使えるのか。。。

公式には100kmとなっていますが、コースやライダーによって当然それは変化します。今回の万座ツーリングでは1日目は概上りのコース、それもかなりハード。走行後の残バッテリーは20-30%でした。2日目は40km以上ありましたが登りのパートは1日目ほどではありません。半分以上を残して走破できました。今回はお宿で充電できるように充電器はパニアに入れて運んでいましたが、途中で充電できそうもなければ受電済みのバッテリーの予備を運んでも良いかと思います。あと、もうひとつ大きな容量(160km)のものも製品でありますのでそちらを選択しても良いですね。

 

 

 

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他にもこんな使い方もしてますよ。

ミキストにセットしてなっちゃんにタンデムラリーで使ってもらいました。2016年春のタンデムラリーです。

タンデムって結構スピードが出るのでソロでついていくのは大変なんです。しかも先回りして写真撮影や道案内などのサポートが必要なアイズのスタッフは健脚である必要があります。そんな時なっちゃんにはこのシステムでパワーアップしてもらっていました。

 

 

 

 

 

あるいはある月の朝サイで。

健脚ぞろいのロングコースを企画した時もパワーアップしたミキストでサポートしていたのです。

 

 

 

そうそう、先日の朝サイではしばらくサイクリングはしていないなぁ、というTサンにレンタサイクルしたのもこのスペシャルアシストモデルでした。

結果、予定通りにみんなと一緒に走り切ることができましたよ。

 

 

 

 

 

グランボアではツーリングは楽しいものだと伝えたいと思っています。無理をしたってつまらない。

2016年春からいくつかの自転車にセットしてスタッフそれぞれがテストしてきました。2年以上テストを繰り返し、ほとんどトラブルも無く良い製品だと確認できました。今では親方が私の自転車についているのを見ては「俺のにもほしい」と言い出していますから。

アイズのお客様は多くの方が自転車を数台所有し、コースや気分や走るメンバーに応じて使い分けていらっしゃいます。その中の一台にこのアシストシステムが加わればきっともっとツーリングの幅が広がるように思います。少なくとも「もう、走れないから」とか、「もう、坂は無理」とか言わずにスイスイとまだまだ楽しく自転車と遊べますよ。

 

 

いくつか小さな問題が解決できれば取り扱いが開始できると思います。

興味のある方はまずは直接メールもしくはお電話(075-461-0835)でご連絡ください。

つちやはるみ

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