つちやはるみの投稿記事一覧

2014.11.03

秋の便り

今年も橋本画伯からお葉書いただきました。はがきのすべてが素敵です。

 

141030_h_0002

141030_h_0001

雨にも負けず走りに行きたい。今日、特にそう思います。

(アイズラリー延期したけど市内はとてもいい天気なのですよ。。。)

つちやはるみ


2014.11.01

お知らせいろいろ

秋の連休が始まりましたが京都はあいにくの雨。残念ながら3日に予定していましたアイズラリーも延期することにしました。紅葉がちょうど盛りなので残念ではありますが雨では仕方ありません。どうぞ、皆様の予定を以下の日程にご変更お願いします。そして11月3日は通常営業しますのでどうぞお店まで遊びに来てくださいね。

 

【秋のアイズラリー開催日】

  • 11月24日(月曜日/勤労感謝振替休日)

 

*****

そして次はグランボアヘッドセットのバージョンアップのお知らせです。

ほぼ2年前に販売を開始しましたクラシックスタイルのヘッドセットですが、ベースとなったストロングライトP3に現行品ヘッドリーテーナを組み合わせていたため若干のサイズ違いがあり、回転不足とラジアス方向への負荷に対する対策が必要とされていました。しかしながら、それを解決するためには万単位での新たな形状のリテーナの製作が不可欠とされており、現実的ではありませんでした。また、ヘッド部はBBのように全回転により 大きなトルクがかかるパーツではなく、普通の使用には十分耐え得ります。しかし、交渉と試行錯誤を重ねる中である日親方がひらめいたのです。

 

ご覧のとおりこのたび現状のリテーナに少し加工を施すことによって回転不足の問題は解決することが出来ました。 お値段はそのままです。また、今までご購入いただいた方の中で不具合をお感じの方は交換にも応じますのでどうぞお申し出ください。

 

 

つちやはるみ


2014.10.27

エロイカ (L'Eroica)

このイベントのことを初めて知ったのはバイシクルクオータリー2006年冬の号でした。日本ではほとんど未だ紹介されておらず英文を半信半疑で読んでアイズのブログで紹介したのを覚えています。

あれから8年。何度か「行って見る?」なんて計画はあったのですがなかなか実現には至らず、今回ようやく念願かなって本場のエロイカを体感して来ることができました。

 

*****

久しぶりにイタリアを旅するに当たり長年のヴィンテージ系取引先に相談して見ると、もう既に開催場所であるガイオーレでは宿泊は難しいだろうとの事。実際にWebで調べてもどこも一杯です。でも、よくよく聞くと開催当日だけでなくフリーマーケットは数日前から立ち始める様子。取引先も10月5日の開催日に対して10月1日から現地入りするとのことで、「それなら」と、我々も同行することにしました。親方曰く、「マニアの行動パターンは世界中一緒だぜ。」

それでもガイオーレで宿泊できたのは初日のみ。2日から5日まで我々は会場から概ね80キロ離れたピエンツアに宿を移すことにしました。ツーリングと合わせてこ地域を存分に楽しもうと、念入りにプランを練りましたよ。でもまあ、ツーリングの話はまた後日。

 

 

image

別の場所で取引先と会い、会場まで同行しました。前のトラックに従いて行くだけなので楽チンです。親方は割と海外でも平気で運転します。今回「私も!」と思い、国際運転免許を取得して行きましたが、結局活用しませんでした。なんだか無意識に左に入ってしまいそうで。。。

 

image

会場では確かに店がで始めていました。でも、まだまだ数は少なく人も疎らです。

 

image

でも、ほら。

 

 

image

ここも!

 

 

image

そして、日が経つに連れ出店は増えて行き。。。

 

そして、当日。

image

オーディナリー(ダルマ自転車)で会場をウロウロする人や、

 

 

image

こんなチームや、

 

image

子供達に大人気のサンタクロース。トナカイでなく自転車に跨っていますよ!

 

image

ゴール!

 

 

image

なんと、人口3000人ほどの小さな村にその日は6000人以上の人が集まるとか。凄いですねー。

今では日本国内でも数年前から同様のイベントが開催されるようになり、世界中でとても有名なヴィンテージバイクのイベントになりました。何より走るイベントでありながらタイムを競うわけではない、ツーリングイベントなのがいいですね。

それに、自転車だけでなく蜂蜜やワイン、ハムやチーズなど物産品のお店もたくさん出て立派な地域興しになっている様子。会場を廻るだけで充分お土産ができました!

 

 

 

 

*****

image

イタリアで大変お世話になったのはこのお二方。

Grazie!

 

 

 

つちやはるみ


2014.10.26

新入荷! そしてハッチのこと。

いろいろドンドン入荷しています。

まずは先日のイタリア出張でたまたまエロイカの会場に出店していたGHISALLOから木リムが入荷しています。もうすでにご存知の方も多いかと思いますが、ギザロとはイタリアのタイヤ・リムメーカーだったD’Alessandro社の流れをくむ木製リムのメーカーです。サンプルで入れた3種が1ペアづつあったのですがブログでお知らせするまでに2種は売れてしまいました。あとは22mm幅のストラーダのみの在庫となっています。ただし、今回から直接取引ができるようになりましたので完売したものやカタログ掲載品はご予約にてご注文お受けできます。メールにてお問い合わせください。

 

あと、欠品してましたビンダのストラップが再入荷しています。いろいろなパターンがございますのでご不明な点はご遠慮なくお問い合わせください。

 

それと、カンパのブレーキレバーフードも再入荷しましたが、今回は色むらがあるB級品ですが価格は断然お得ですよ?

 

32Aのタイヤも入荷し、タイヤは只今全て在庫がある状態です。

 

 

 

*****

ハッチがまた体調を崩し、只今在宅にて付き添い中です。もともと野良猫で喧嘩の傷が酷く、我が家に来た時には既に猫エイズの検査も陽性だったはっちゃん。チョットした怪我でも自分で治すことができず事あるごとにお医者に通っていました。でも、今回は特に厳しい戦いになっています。。。

 

image

 

あー、なんて爽やかな秋晴れ。。。今年はホントに小豆が上出来だ。

 

つちやはるみ


2014.10.22

Col de Pavesin

「CONCENTRATION NATIONALE DE PAVEZIN」というFFCT(フランス自転車旅行連盟)主催のミーティングに参加してきました。誘われるままに参加したこの集い、実はグランボアと関係があったのです。

 

 

日本語に訳すと「パベザン峠に集まれ!」という感じのミーティングでしょうか。なのでそこに至るコースは各々自由です。

 

 

GIVOR駅から出発。 ジャンフィリップとその友人のジルベール、4人で集合場所に向かいます。親方のパニアには風呂敷に包まれたジャンフィリップお手製のお弁当が! 楽しみです!

(こんな場でも日本の風呂敷は大変役に立ちます。私は旅に出るときは必ず大きなサイズと小さなサイズ各1枚づつ持参します。)
start

Pilat map

ご一緒したジルベールさんはこの地域のサイクリングロードマップの監修をされたこの地域のスペシャリスト。知識も豊富でとても楽しい方でした。

 

 

P1160277

上っている最中もずっとおしゃべりをしながら。走りなれた道なのです。

 

 

P1160282

パベザン峠(Col de Pavesin)とマゼ峠(Col de la Croix du Mazet)の分岐。ここにはトイレもあり助かりました。ジルベールは直接パベザン峠へ。ジャンフィリップと我々はマゼ峠での別の集まりに少し顔を出す予定があったのでここでしばしお別れです。

 

 

IMG_1387

分岐を超えてから少し上りは急になりますが更にのどかな風景が広がります。

 

 

IMG_1389

マゼ峠。ここで実はフランスで古くから活動されている650B友の会(Confrerie des 650)のミーティングがあるとのことでしたが少し遅れてしまったので先に行ってしまったようです。標高650メートル。なるほど。

 

 

パベザン峠(Col de Pavesin)

IMG_1390

驚いたことに到着したとたんに人だかりになってしまいました。段取りの良いジャンフィリップが事前にグランボアが来ると伝えていたようです。親方はちょうどFFCTの代表者の方と挨拶しているところです。650B友の会の方々ともここで出会えました。

 

 

IMG_1397

熱心な方が輪行の仕方が見たいというので親方のタイプDと私のER700をそれぞれ分解実演中。大変興味を持ってくださり光栄でした。

 

IMG_1398

飲み物やケーキなど提供されてました。ジャンフィリップによると200人ほどの集まりになるとか。

 

Photo0517

M. Raymond HENRI

フランスで自転車関係の書籍の著者として有名です。前回の渡仏時にご自宅までお伺いして以来です。お会いできると思っていなかったのでとてもうれしい再会となりました。

 

 

Photo0518

650B友の会の方々。残念なことにメンバーの高齢化のため今年でマゼ峠のミーティングは最後になるとのことでした。

 

IMG_1406

1958年に自分でオーダーしたルネエルスにまたがるこのお方はなんと83歳! この方も650B友の会のメンバーです。

 

 

Photo0521

ラリーサンジェで2度ほどご一緒したマリールーさん。この日はゆっくりお話しすることができました。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

それぞれ持ち寄ったお弁当でお昼ごはん。なかなか話は尽きずこの後も更に向かいの茶店でコーヒーをいただきながらおしゃべりです。ようするに雰囲気は日本のツーリングとほとんど変わりないのです。

そして、それぞれ帰りの時間を考えて三々五々名残惜しげに帰途につきます。

 

 

*****

1929_Col de Pavesin_0002

さて、このポストカード。ニューサイに紹介されたことがあるのでご存知の方もある方思います。この日、改めてジャンフィリップが記念にと手渡してくれました。ベロシオがタンデムのストーカー側に またがるこの写真はまさしくこのパベザン峠で撮影されたものでタンデムの後ろを支えている方はなんとシクロの創始者だとか。左上に記された年号を見るとベロシオが没する1年前です。

 

 

1929_Col de Pavesin_0003

タンデムの後ろの建物がこれ。

 

 

 

 

1929_Col de Pavesin_0004

そしてその隣の建物の壁にこんなプレートが。ジャンフィリップが英文に訳してくれました。

 

*****

In this place
Paul de Vivié (Vélocio)
apostle of cyclotouring
liked gathering in the fall his
disciples and friends. Let those
who knew him imitate his example, let
young people learn the legend

*****

 

ベロシオの功績をたたえるために毎年秋に集まることを約束したこの碑の通り今も200人ものツーリストがフランス全土から集まってきていたのです。ジャンフィリップ曰くベロシオはサンテチェンヌからリヨンまで自転車でしばしば通っていたとのこと。ちょうどその中間地点であるこの地が集合場所に設定されたとか。きっと今となっては毎年会う顔ぶれに会うために来ている方がほとんどかもしれませんが、峠を越えながらベロシオのことを想う日なのです。ただ、気になるのは最後の一文。若い方はほとんど見かけなかったんですよね。。。

 

 

 

IMG_1417

とにかく改めてグランボアの名前の深さを感じる一日となったのでした。 ホント、ジャンフィリップには感謝です。

Merci beaucoup!

 

 

つちやはるみ


1 73 74 75 76 77 78 79 80 81 82 83 285

blog

最新記事

Archives

Back Pagetop