時代ですね~。
今日はくもり。
晴れるととんでもなく暑いから気温的にはこれくらいが良い。
でも、梅雨、長いですよね。
皆様、お元気でお過ごしでしょうか。
私はというと、もう2か月になりますが、いわゆる四十肩(60が近いというのに!)に苦しめられていて、痛みと闘いながらカタログを仕上げていました。原因もよくわからない老化現象の一つと思っていましたが、こんなに辛いとは。。。針治療に行ったり、リハビリに行ったり、湿布貼りながら四苦八苦。ツーリングにはいい季節でしたのに、そんなことでこの初夏は自転車に乗れずじまいです。
とほほ。。。
それでもなんとか七夕セールに間に合わせるべく夏のカタログを用意しましたよ。今回は去年の船旅北海道ツーリングのレポートの他に、今年のフランスでの写真を数枚使っていてなかなか豪華な感じです。完成車も一新できていますが、レストアのみ前回のデローザをそのまま使用しています。というのも、寝ぼけ眼で納期ギリギリにプリント原稿をアップロードしていると26ページで終わってしまう。「あれ?」って気が付いたのが、もうタイムリミット30分という時間。「うわー、2ページ足りない!!」ってなって、急遽、前回の原稿を足したのでした。あはは、よくわかんないかも知れませんが、つまり、夜中に一人でアタフタしてたの。カタログって4進法でページを作らないといけないので。
でも、これも最初の100部だけの話です。データーを更新した最初の印刷は少量のみで、しっかり内容をチェックして本刷りします。
本刷りはレストアのページもちゃんと差し替えますね。たぶん、一週間くらい先になると思います。
あと、輪行の手順のページも以前掲載したものと同じではありますが、再掲載しています。
アイズバイシクル店頭、もしくは通販のご利用で無料でお渡ししています。
只今、通販セール真っ最中です。7月14日までオンラインストアのほとんどの商品が1割引きですので是非ご利用ください。
それと、大切なお知らせを一つ。
これまでセミオーダーモデルにつきましてはできるだけランドナーの垣根を低くしたいという思いで価格的にも抑える努力をしてまいりましたが、円安による輸入品の高騰、人件費・材料費などの高騰で、それもあまり意味をなさないところまで価格が上がってしまいました。また、発売当初はフレームのデザインは親方がして、製造は外注できていましたが、年々状況が変わり、コロナ禍では受けてくれるところさえ無くなり、ついにセミオーダーフレームも内製し始めました。ちょうどアトリエ長の技術も十分それに応え得るところにあったのでちょうど良かったのですが、結局、今やセミオーダーも、フルオーダーもグランボアの工房で一台づつフレームから製作しているのが現状です。
そこで、これまでセミオーダーでは完成車にスペックする部品・用品のすべてを2割引きとしていましたが、この7月受注分から1割引きとさせていただいてます。その代わりと言っては何ですが、これまで割引の無かったフルオーダーにも同様にオーダーの際の仕様パーツと同時にご注文いただけるバッグや工具などの用品も1割引きといたします。
セミオーダーはフレームデザインが完成していて、ラグを使ったラグレスフレームで手間を削減し、コストを抑えています。ですが、工房内で一台づつの受注生産ですので、ブレーキ台座の変更や、テールライトの台座の追加、などなどこれまでお断りしていたスペック変更は可能となっています。
最近のご注文ではセミオーダーでも豪華なパーツをスペックされる方も多く、せっかく作った見積もりサイトもちょっと機能しなくなってしまいました。。。近々何か手立てを考えると思います。
というわけで、グランボアの自転車づくりも少しづつグレードアップしてきています。
それに見合う製品づくりとサービスに精進してまいります。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
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今日の親方。
美山の工房でタスマニアからのお客様のご注文の一台を製作中です。
ホント、オーダーも国際色豊かになりました。
ランブイエ 2019
梅雨を目前に控えて美山はとても気持ちのいいお天気です。
「あー、去年の今頃は北海道ツーリングの真っ最中だったよな。」と仕事をしながら思い返し、今すぐにでもチケットを取って出かけたい衝動に駆られそうです。でも、そこはグッとこらえてこのブログを書いています。今年は既に春に2週間もフランスに出かけたしね。しかも、まだツーリングレポートも完結していない。今はまだロングツーリング自粛期間中です。。。
さて、今日は新しいバッグシリーズのご紹介です。
その名も「ランブイエ 2019」。
2019年に参戦したフランスのコンクールマシンが開発の元になったので、アンベール2017に続きコンクールの開催場所を製品名としました。
5年前のちょうど今頃、このバッグの元になるバッグを試作してたんですよね~。なんだかついこの間のような気もしますが、5年もたってしまいました。コロナの時代が無ければもう少し早く形になったかもしれませんが、それはもう、言いっこなし。やはり、その期間は作ってくださるところを見つけるのも難しかったし、細かな打ち合わせだけでなくテストに出かけるのも難しい時代でした。おかげでゆっくり時間をかけてしっかりテストできましたし、納得のいくものになりましたよ。
コンクールで試作したバッグ
中々豪快な使われ方です。
北海道でも。
与論島ツーリングでも。
フランスでもしっかり使い込みました。
で、出来上がったランヴイエシリーズ
全てのバッグとサポーターを合わせても1キロもありません。
走行中は全ての荷物は自転車に持ってもらえますが、輪行時には逆に自転車を含めたすべての荷物を私たちが持たなければなりません。ですので、「軽くて丈夫」がこのシリーズの大きなテーマです。
【フロントバッグ ランブイエ2019】
中身がない状態だとご覧の通りぺったんこです。これは使わない時の収納場所が助かりますね。
「えー、フロントバッグに見えない!」
そんな声が聞こえてきそうですが、自転車に着けるとこのとおり。
コーデュラスペクトラナイロン×リップストップナイロン
軍用品やアウトドア用品ではもう、当たり前のように使われている軽くてとても丈夫な生地を採用しています。軽くて丈夫、そう、軽くて丈夫がキーワードです。なので、バッグの形を整えるようなケースはあえて用意しませんでした。その代わり、専用のサポーターでステムに固定し、バッグは荷物を詰めることによって形が整うようになっています。
そして、その形は伝統的なバッグとさほど変わりません。
マップケースがあって、マップケースの下にもポケットがあって、バッグの前後左右にもポケットがある。でもね、それぞれの使い勝手に工夫を凝らし、グランボアならではのアイデアをたくさん盛り込みました。
マップケースはちゃんと5万図が収まるサイズで、開閉はベロクロ式です。これは変わらない。でも、マップケース下のポケットは厚さが30mmもあるので、これまでとは比べ物にならない収納力です。ツーリング中に使う頻度の高い携帯や財布の他に、タブレット端末や小型カメラ、エナジーバーなどたっぷり入り、開閉しやすいファスナーで出し入れもスムーズです。PBPなどの長距離ブルべでは走行中にも食事をしようって人もいるそうで、コンクールの課題に盛り込まれていたのです。それで思いついたのがこの形だったわけですが、使ってみると普通のツーリングでもすごく便利! ちょっとしたことでいちいちバッグ本体を開けずに済むので、もう、これがないと困るくらいです。
バッグ本体は巾着式にしました。
軽くて丈夫な生地は柔らかくもあり、大き目のスタッフバッグのようにしなやかに開閉できます。本体内部にもハンドル側にスリット式のポケットがあり、大きな袋の中で迷子になりがちな小物の整理に役立ちます。また、本体と前ポケットとの間には、半円形のバッグの底まで拡がるスリットスペースがあり、A4サイズのパンフレットなどを折ることなく収納可能です。実は、これはどうしても欲しかったスペースでした。これだけのことで旅先でのハガキやパンフレットを綺麗に持ち帰ることができるようになるんです。しかも、ここにグランボアのパンフレットくらいの物を入れておくとちょうどバッグの形がスッキリ決まります☆
バッグ前面のポケットはよくある形。
でも、蓋の開閉には強力マグネットを採用しました。薄い生地だから可能なわけですが、使ってみると片手で開閉できてとても便利です。
その蓋の内側には更に薄いパラシュート生地でファスナー式のポケットを作ってもらっています。チケットやパスポートなど、取り出しやすい貴重品スペースとして重宝します。サイドのポケットはスリットタイプですが、薄いパラシュート生地で下の方だけタックを取っています。中身が無いときはぺったんこだけど、物を入れることによってポケットが下の方だけ膨らみ、中のものが飛び出しにくくなる仕組みです。走行中に出たちょっとしたゴミを入れることを想定しています。
バッグの後ろ側のポケットは通常の位置に2つあります。ですが、外からでも中身が分かるようにメッシュ生地を使い、開閉はこれまた巾着式です。
専用のサポーターは軽くて錆に強いステンレス製です。バッグ本体に縫い付けてあるパラコードとサポーターのダボでしっかり固定します。
サポーターはコの字型でサイドの先端には返しが付いていて走行中にバッグがじわじわずれてしまう事もありません。
フロントバッグ寸法
バッグ本体 W250×H220×D150
バッグ上蓋 W250×H30×D150
重さ
バッグ本体 193g
ショルダーベルト付 238g
ショルダーベルトとバッグサポーター付 313g
価格
バッグ+ショルダーベルト1本 44,000円
ステンレス製専用サポーター 11,000円
※当分はバッグのみの販売しない予定です。
製品は国内製造で一点一点ハンドメイドしていただいてます。少人数でとても丁寧に作ってくださる工房ですが、たくさん入荷することはまずありません。それに専用サポーターもアイズバイシクルの工房でこれまた一点一点製作することになっています。お待たせすることもあるかもしれませんが、どうぞご了承のうえ、余裕をもってご注文下さいますようお願いいたします。
まずはフロントバッグから発売開始しますが、次の入荷は8月頃の予定です。
ご希望の方はオンラインストアよりご注文下さい。ご予約で承ります。
また、ランブイエシリーズに使用する生地には撥水性がありますが、縫い目には止水処理をしていません。完全防水ではないことをご理解の上ご使用ください。
店頭でサンプルはご覧いただけます。
皆様のご来店お待ち申し上げます。(^^)/
お知らせいろいろ
ゴールデンウィークも過ぎ去り、少しほっこりしている方も多いのではないでしょうか。
私も特に昼食後のこの時間帯がたまりません。お腹もいっぱいだし、春の陽気でポカポカしてついつい居眠りしたい衝動にかられます。
でもそこは踏みとどまって、まずは入荷のご紹介。
Rene HERSE 1960′ MIXTE
こちらのエルスのミキストは実は先日のフランス出張で持ち帰ってきたものです。古くからの友人のカメラマン、ジャンピェールプラデール氏の紹介で、オーナーであるパリ在住のご婦人から直接買取させていただきました。しかも出張ついでに持ち帰ってきたので送料もかからずこの価格でご提供できるのです。
京王閣のフリーマーケットでも「安い、安い」と評判だったようですが、どんなに良い自転車でも欲しい方とサイズなどのスペックが一致しないとお買い上げいただけないのが難しいところ。実車はしばらくはアイズの店内に展示する予定です。気になる方はぜひ現物を見に来てくださいネ。
その他にもエルスのランドナーが数台入荷しています。
これらは多くが委託販売品ですのでオーナー様の考え方が価格に大きく影響しています。でも、これまででしたらどれも売りに出ることのない、希少で素晴らしいものばかりですよ。是非、この機会にご検討ください。
また、TOEIフレームと究極の部品構成でお作りしたグランボアもございます。15年ほど前に納車させていただいたものですが、オーナー様のご事情で数年前にお引き受けしたものです。次のオーナー様へ良いご縁がありますように願っています。
GrandBois Type Vintage
さて、その他にもずっと欠品していましたクロモリステムですが、25.4mm/60・70・80・90mmのみ入荷しました。アルミステムも少しはお分けできそうですのでよろしければご注文下さい。
あと、ギャラリーページの更新もできています。
一台は今年のハンドメイドバイシクル展に出展した、黒い部品をメインに組み上げたグランボアでは珍しいセミオーダーモデルです。シルバー部品の供給がいよいよ厳しく、親方としては問題提起も兼ねて作り上げた一台でもあります。
ER Black
もう一台は2010年に納車したエントリーモデルを大きく仕様変更したポーターです。
こちらのお客様はこの入門モデルを皮切りに数台ヴィンテージモデルをお作りいただき、自転車を趣味として深めてこられた方です。こんな風に自転車を楽しんで使い続けていただけるのは本当にうれしいことです。
さて、この自転車がどんなふうに変身したのでしょう。
是非、ギャラリーページをご覧ください。
5月・6月の予定
定休日 5月13日・23日・6月3日・13日。
臨時休業 5月18日・19日 (ランデヴーアレックスサンジェ)。
あと、5月26日はシクロジャンブルに出店予定で、午後2時ごろまではメカニック不在です。
ラリーラリー
親方と専務は無事にフランスから戻っています。
帰国した日は、丁度、定休日にあたる13日でしたので、ゆっくり荷物の整理をしながら洗濯をし、湯船に浸り、そして眠り、12時間に及ぶ飛行機移動の疲れを取ることができました。
おかげで翌日から店に出て仕事を再開しています。今日は堺まで親方と出張、その近くにあるシマノ博物館も見学させていただきました。
2週間に及ぶ不在でしたが、アトリエ長と店長がしっかりと店を守り、仕事を前に進めていてくれましたので安心して店を任せることができました。おかげで、長らく納車ができなかった一台を納車できましたし、サンジェラリーにも参加できたし、サンジェだけでなく、新しい工房に移ったベルトウサイクルやイデアル、長年取引のあるショップにも訪ねることができ、とても有意義な旅となりました。しかもツーリングまでできましたしね。
そんな話はまたボチボチとブログに綴っていきますね。
そして、この日曜日はラリーグランボアです。
お天気も心配していましたがなんとか持ち直してきたようです。
ま、雨でもお喋り会にしてゆっくり皆さんと過ごせたらと思っていますので、是非お越しください。
一応、開催可否につきましては、前日の18時時点で判断します。降水確率が50%以上の場合、ラリーグランボアは雨天中止です。
ブログとインスタグラム、フェイスブックでもお知らせいたしますね。
楽しみです。
700Cエキストラレジェ揃いました
こんにちは、前野です。
ハンドメイドバイシクル展でもご質問をいただきました700×30Cと700×28Cのエキストラレジェタイヤが入荷しました。
走り心地を第一に考えているグランボアのタイヤはスタンダードモデルでも十分に軽く、快適な乗り心地ですが、エキストラレジェモデルはその長所をさらに伸ばした高性能タイヤです。
700×30Cシプレ700は650×32Bシプレと同様の「スーパーランドナー」という名タイヤをベースにした上品な杉目のトレッドパターンを持ちます。
トレッドは中央部に適度な厚みがあり、エキストラレジェケージングが組み合わさることでしなやか且つ軽量でありながら長持ちするタイヤです。
重量はスタンダードモデル290g、今回入荷したエキストラレジェモデルが260gです。
700×28Cセールヴェルデはグランボアタイヤの製造元、パナレーサーのタイヤと同じミックストレッドパターンを備え、エキストラレジェケージングが軽さと乗り心地の良さを引き立てます。
重量はスタンダードモデル250g、今回入荷したエキストラレジェモデルが230gです。
どちらのタイヤも700Cランドナー/スポルティーフタイプの自転車にマッチします。タイヤのワイド化が進むロードバイクにも使いやすい太さなので、自転車の乗り心地を良くしたい場合や少しでも軽くしたい場合は良い選択肢になるのではないでしょうか。
ちなみに、グランボアタイヤはチューブレスには対応しておりませんので悪しからず。
グランボアのエキストラレジェタイヤはケージングに使用している素材の特性上、サイドウォールがデリケートです。700×28Cや30Cのタイヤで積極的に砂利道や荒れた峠道を走る場合はより丈夫なスタンダードモデルをお勧めします。
ケージングの違いについてはこちらをご参照ください。
エキストラレジェタイヤはパナレーサーR-airのようなしなやかで軽量なチューブと組み合わせることをお勧めします。
ちなみに、700×28Cセールヴェルデ エキストラレジェは昨年初めて参加した富士ヒルクライムでも役立ちました。
勝手もわからず臨んだ初めてのヒルクライムイベントでしたが、700×28Cセールヴェルデ エキストラレジェを装着したスチールフレームのロードバイクに乗って24km、獲得標高1270mのレースを1時間20分58秒で走り切ることができました。
上位の方々のタイムを見れば、1時間20分台は胸を張れるような完走タイムではありません。
それでも、1時間30分での完走を目標にしていたので個人目標を大幅に上回る結果になりました。
この結果はイベント前に交換したエキストラレジェタイヤの恩恵も少なくないでしょう(普段の練習はスタンダードモデルでした)。
自分は650Bの太いタイヤを履いたランドナーに乗ることが多いのですが、細身の700Cタイヤが持つより機敏な感触も新鮮で楽しいです。
左から700×23C、26C、28C、30C
今回の入荷でグランボア700Cタイヤは全てのサイズでエキストラレジェモデルが揃いました。
エキストラレジェタイヤの軽さと快適な乗り心地はマイペースでゆっくり走る場合も、峠の登りでタイムを削るような走り方をする場合でも効果を感じられます。
それぞれの自転車に合ったタイヤサイズを選んで是非その心地よさを体感してください。
グランボアタイヤをオンラインストアからご購入の場合、日本国内送料無料でお届けします。
アイズバイシクル店頭では10%割引になりますので是非ご利用ください。
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2月の定休日は13日火曜日です。
オーダーご希望の場合はご来店日時をお知らせいただきますようお願いします。
寒い日が続きますが、2月もどうぞよろしくお願い致します。