『日入り果てて、風の音、虫の音など、はた言ふべきにあらず』とは、春夏秋冬を書いた枕草子の「秋は夕暮れ」から始まる一節ですが、たしかに最近、自転車に乗りながら音をよく聴いていると思います。とくに会社からの帰り道に通る鴨川は格別で、とても気持ちがいいです。
今夜は中秋の名月ということで、月夜と風の音、虫の音など秋の夕暮れを楽しまれる方も多いのではないでしょうか。
自転車にも「音」があります。
先日、京都の鳴金物職人さんが作ったこんなベルを紹介していただきました。音色がとてもすてきだったので動画にしてみました。ぜひお聴きください。
【りんよ工房 白井ベル】
砂張という奈良時代からある金属で作られるおりん。打ち子は黒檀でできています。ベルを鳴らす人も鳴らされる人も気持ちよくサイクリングをしてほしいという思いで作られたとのことでした。
おりん独特の、波のように反復する音色が特徴です。遠くからでもよく響くので、りんよ工房さんは手信号のように仲間同士の合図としてこのベルを使ってアイズまでサイクリングに来てくださいました。
もちろん音色はひとつひとつ異なりますので、好みの音を探してほしいなと思います。ご興味のある方はぜひお問い合わせください。
白井ベル TypeⅡ ¥50,000(税別)
シルバーウィーク、いい感じで始まりましたね。お天気良くってツーリングにはサイコーですよね!
写真は先日の美ヶ原。案の定すでに秋が始まっていてとても快適なツーリングでしたよ。
さて、アイズはこのシルバーウィーク中はいつもどおりの営業に加え、なんと、22日の火曜日を臨時営業いたします。大介店長となっぱはお休みしますが親方と私で店番する予定です。ぜひ、お立ち寄りくださいませ。
*****
そして、期間限定のヴィンテージパーツをメインに掲載したショッピングサイト、【アイズの引出し】はすでにたくさんの方にご利用いただいてますが、この度レストア済みのものだけでなく、レストアベース車やフレームなどなど、古物を自分でいじるのが特にお好きな方々が楽しんでいただけるよう、新たにページを作成しましたのでお知らせします。その名も【ギャラリーグランボア】。レストアは結構大変な作業ですが、楽しい作業でもあります。ぜひ、挑戦していただければと思っています。もちろん、お困りのことなどは喜んでお手伝いさせていただきますよ。
こちらのページは会員様限定のページになります。お入りの際、会員ご登録時、もしくはメルマガにてお知らせします専用のログインIDとパスワードが必要です。ただし、【アイズの引出し】のように開設期間は設けず、ショッピングサイトに左下にリンクを張っています。いつでも、お好きな方のみがご覧き、お買い物していただけますのでどうぞご利用ください。
会員のご登録はこちらから。
“Concentration to Utsukushigahara”
今年3度目の美ヶ原ツーリング、今月もやります!
今度はおそらく良い天気で気候も良いので皆様も一緒にいかがですか? 現地集合大歓迎です! ただ、急なお誘いですし、しかも平日ですので参加できる方は限られるでしょうが。。。
日時 9月15日(火曜日)
集合時間 午前10時
集合場所 美ヶ原道の駅駐車場
コースは前回と同じ。ランドナー向きのコースです。昼食は各自用意をお願いします。少し早めの紅葉狩ができるかも、と楽しみにしています。
そう、そう。欠品してましたマグネットライト、再入荷しています! お待たせしました。
*****
この度の関東方面での大雨では大変な被害が出てしまい、被害にあわれた方々には心よりお見舞い申し上げます。家が丸ごと濁流に飲まれてしまう映像なんて、もう、一生のうちで目にすることは無いだろうと思っていたのに、こんなに早く見ることになるなんて。。。
樺太旅行以来すっかり船旅に魅力を感じた私は、佐渡島に訪問することに決定しました。佐渡島は沖縄本島に次ぐ面積を有しており、1周すると200km程あります。国際トライアスロン大会や佐渡ロングライドというサイクリングイベントも開催され、自転車には馴染みがある島といえるでしょう。旅行中も「トライアスロンの練習か」と数人に声をかけられました。
本州から佐渡島へのアクセスは北から新潟港、寺泊港、直江津港からの3通りあり、その内フェリーは新潟と直江津から出ています。今回は直江津港発の高速カーフェリー「あかね」に乗船しました。ちょうど小木港でアースセレブレーションという祭の開催中で多くの外国人とすれ違いました。船は今年の4月に就航したばかりのオーストラリア製の新造船で、直江津―小木間をわずか100分で結びます。11月3日までキャンペーン中で名前が「あかね」さんの方は記念品がもらえるそうです。
酒蔵見学と佐渡随一の名所佐渡金山を観光し、この日は両津の旅館に1泊することにしました。翌朝、道の駅「芸能とトキの里」に移動します。この道の駅以前は物産館、展望レストラン、そしてロボットが能を演じる能楽館があったそうですが、現在は閉鎖され大学の施設になっています。トイレと駐車場は使用できるので車を置き、雨が振りだした為ヤッケを着て出発します。
道の駅を出発する
県道81号線を北西に進行し、佐渡島の最高峰金北山の北にあるドンデン山に登ります。両津の港町、加茂湖が見下ろせる急勾配のワインディングが続き、かなり気合が要ります。峠には山荘があり山頂からは鳥海山や立山連峰が一望できるそうです。この日は残念ながら天候不良の為展望はありませんでしたが、登り甲斐があると思います。外海府の国民宿舎に1泊し、景勝地大野亀に向かいます。
外海府海岸を北上します。日本海の荒波で削られた独特の地形に岩をくり抜いたトンネルが続き爽快に走ります。
トンネルが続く海岸線
大野亀は標高167mの1枚岩で迫力があります。5月下旬から6月頃にはトビシマカンゾウという黄色の花が一斉に咲くそうです。訪れた8月下旬は草原でしたがとても開放感のある場所でした。
大野亀を望む
温泉で旅の疲れを癒し、最終便の「あかね」で北国佐渡を後にしました。今回はカーサイクリングで佐渡を楽しみましたが、新幹線輪行してフェリーに乗船するのも面白いと思います。関西方面からは北陸新幹線上越妙高駅から直江津港に連絡バスが出ています。また、佐渡には配流された日蓮にゆかりがある寺社や霊場も多数存在し、史跡めぐりも可能かと思います。次の旅に夢が広がります。
グランボアタイヤにチューブラータイヤが仲間入りしました。
以前よりヴィンテージロードに使える太目でスキンサイドのチューブラータイヤはグランボアにとっては課題のひとつでした。そんな中、親方が選んだタイヤメーカーは日本の繊細な技術で作り上げるソーヨータイヤ。なんどか作ってもらっていたグランボア仕様のシームレスチューブラー「アップストリーム24」で、その性能は確認済みです。今回はラベルを控えめにしてグランボアモデルとして名前を新たにしました。
アミアータとは友達の意味。皆様に末永く親しんでもらえると嬉しいです。