アイズの独り言

2017.06.27

ホィール~2 DAYS before Concours de Machines~

すみません、連載が途絶えてしまいました。今日はホィールについてです。
ホィール組はライダーとなるチョコ君の得意分野。もちろん今回コンクールの自転車のためのホィールはチョコ君自らがホィール組をし、何度も試走を重ねて組み合わせやテンションを変えて出来上がったホィールです。

 

 

いくつかの組み合わせで検討を重ねた結果、チョコ君の乗り方とレースのコースを考えて、このようなスペックで本戦に臨むことになりました!

・リム パピヨン ヴィンテージ 32H
より軽くするためにハト目のないヴィンテージスタイルのリムを採用しました。通常は36Hのみのラインナップですが、コンクールに向けて今年の春の生産時に特別に32Hを作ってもらっていました。更に軽いホィールとなる28Hのダブルアイレットの試作とスモールの28Hの組み合わせとで終盤まで悩んでいましたが、「乗り心地」と「完成車のインパクト」からスペシャルラージハブを採用することとなり、このリムを使うこととなりました。グランボアのリムは台湾のメーカーで作ってもらっていますが、最初のモデル、スカラベができてからかれこれもう10年にもなります。長年の信頼関係と経験があるから遠く離れたメーカーさんも協力してくださいます。謝謝!

・スポーク DT-SWISS レボリューション
超軽量Wバテットスポークです。さらに、いつもは真鍮ニップルでホィール組をしていますが、今回は3日間だけのレースを走ることだけを考え、アルミニップルを採用してています。

・タイヤ リエール 36B エキストラレジェ
2017年限定モデルの36Bリエールの赤いエキストラレジェ!36Bのエキストラレジェは普段チョコ君がブルべを走るときに愛用しているサイズでもありますし、平均時速22kmを維持しながら舗装路もダートも走らなければならない今回のレースには、トレッドゴムがサイドウォールをしっかり覆っているリエールがぴったりだと考えました。

・チューブ L’aile
軽量化のことだけを考えるとポリウレタンのチューブにすれば良いのですが、それではショックの吸収性にかけるため、路面の振動をもろに受けてしまい、跳ねるような乗り心地になってしまいます。実走できる軽量ランドナーにはやっぱりゴム製のチューブが必要です。
レールは軽量化も乗り心地も、どちらにとってもワンランクアップできるチューブ。エキストラレジェと組み合わせて使うとその性能がより発揮されます。

そうして出来上がった本戦用のホィール。重量は・・・

フロント760g・リア930g!
大きなフランジのついたグランボアのスペシャルラージフランジハブを搭載していても1kgを超えないホィールが出来ました!

ちなみに、同じ穴数でツーリングをするためのホィールを作った場合(リムパピヨン32H、ハブLFQR、DTコンペティション#14+真鍮ニップル+タイヤリエールEL)の重量は、フロント871g、リア1078gなので、1台分で考えると259gの軽量化ができました!グランボアタイヤ28Cを1本分の軽量化です!


足回りの軽量化は走行感覚に大きく影響をもたらします。試走段階では、硬めに組まれたがっちりしたホィールが好みのチョコ君のには若干柔らかいと感じるそうですが、乗り味は良いみたいです。
本戦で実際に長距離のレースを走ってみてどんなインプレッションを感じるのか、ホィールに並々ならぬこだわりのあるチョコ君に話を聞くのが楽しみです!

*****
今日のおまけ。
チョコ君の補給食お願いリスト。

薄皮アンパン!

 

 

 
さぁ、チームグランボアはいよいよフランス入りしましたよ!


この日は競技のコースが発表されました。
1日目: 6/30日金曜日 225km/3800mup 2分置きスタートの自転車のトライアル。
2日目: 7/1日日曜日 AMダート22km PM150km/GPS無しで決められたチェックポイントを巡る。
早速明日、試走です。

なっぱ (2021年退職)

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