こんにちは、前野です。
ハンドメイドバイシクル展でもご質問をいただきました700×30Cと700×28Cのエキストラレジェタイヤが入荷しました。
走り心地を第一に考えているグランボアのタイヤはスタンダードモデルでも十分に軽く、快適な乗り心地ですが、エキストラレジェモデルはその長所をさらに伸ばした高性能タイヤです。
700×30Cシプレ700は650×32Bシプレと同様の「スーパーランドナー」という名タイヤをベースにした上品な杉目のトレッドパターンを持ちます。
トレッドは中央部に適度な厚みがあり、エキストラレジェケージングが組み合わさることでしなやか且つ軽量でありながら長持ちするタイヤです。
重量はスタンダードモデル290g、今回入荷したエキストラレジェモデルが260gです。
700×28Cセールヴェルデはグランボアタイヤの製造元、パナレーサーのタイヤと同じミックストレッドパターンを備え、エキストラレジェケージングが軽さと乗り心地の良さを引き立てます。
重量はスタンダードモデル250g、今回入荷したエキストラレジェモデルが230gです。
どちらのタイヤも700Cランドナー/スポルティーフタイプの自転車にマッチします。タイヤのワイド化が進むロードバイクにも使いやすい太さなので、自転車の乗り心地を良くしたい場合や少しでも軽くしたい場合は良い選択肢になるのではないでしょうか。
ちなみに、グランボアタイヤはチューブレスには対応しておりませんので悪しからず。
グランボアのエキストラレジェタイヤはケージングに使用している素材の特性上、サイドウォールがデリケートです。700×28Cや30Cのタイヤで積極的に砂利道や荒れた峠道を走る場合はより丈夫なスタンダードモデルをお勧めします。
ケージングの違いについてはこちらをご参照ください。
エキストラレジェタイヤはパナレーサーR-airのようなしなやかで軽量なチューブと組み合わせることをお勧めします。
ちなみに、700×28Cセールヴェルデ エキストラレジェは昨年初めて参加した富士ヒルクライムでも役立ちました。
勝手もわからず臨んだ初めてのヒルクライムイベントでしたが、700×28Cセールヴェルデ エキストラレジェを装着したスチールフレームのロードバイクに乗って24km、獲得標高1270mのレースを1時間20分58秒で走り切ることができました。
上位の方々のタイムを見れば、1時間20分台は胸を張れるような完走タイムではありません。
それでも、1時間30分での完走を目標にしていたので個人目標を大幅に上回る結果になりました。
この結果はイベント前に交換したエキストラレジェタイヤの恩恵も少なくないでしょう(普段の練習はスタンダードモデルでした)。
自分は650Bの太いタイヤを履いたランドナーに乗ることが多いのですが、細身の700Cタイヤが持つより機敏な感触も新鮮で楽しいです。
左から700×23C、26C、28C、30C
今回の入荷でグランボア700Cタイヤは全てのサイズでエキストラレジェモデルが揃いました。
エキストラレジェタイヤの軽さと快適な乗り心地はマイペースでゆっくり走る場合も、峠の登りでタイムを削るような走り方をする場合でも効果を感じられます。
それぞれの自転車に合ったタイヤサイズを選んで是非その心地よさを体感してください。
グランボアタイヤをオンラインストアからご購入の場合、日本国内送料無料でお届けします。
アイズバイシクル店頭では10%割引になりますので是非ご利用ください。
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2月の定休日は13日火曜日です。
オーダーご希望の場合はご来店日時をお知らせいただきますようお願いします。
寒い日が続きますが、2月もどうぞよろしくお願い致します。
こんにちは、前野です。
大変多くの方にお越しいただいたハンドメイドバイシクル展から早1週間経ってしまいましたが、改めて御礼申し上げます。
グランボアブースにお立ち寄りいただきました皆様誠にありがとうございました。
本日のブログは、ハンドメイドバイシクル展会場の写真を紹介します。
今年のハンドメイドバイシクル展はアイズバイシクルを閉めて、全員で東京へ向かいました。
行きの足柄SAからは富士山が綺麗に見えましたよ。幸先の良いスタートです。
今回、私たちのブースは自転車の展示とグランボア製品の展示販売を行いました。
普段なかなか現物を見ていただけない関東のお客様に展示販売は好評でした。
グランボアTypeER 650B Microshift SWORD
セミオーダーモデルのグランボア TypeER 650Bを台湾マイクロシフト社の最新グラベル用コンポーネント”SWORD”で組み上げたランドナーです。
グランボアでは基本的にシルバー基調の部品を選んで自転車を作ってきましたが、この自転車はブラック基調。全体のバランスを考慮しつつ黒でまとめました。
使用したマイクロシフトSWORDはフロントダブル46-29T、リア10s 11-38Tと非常に広いギア比を備えています。幅広で丈夫な650×42Bエートル ルートフォレスティエールタイヤと合わせて人里離れた峠道も安心して超えることができるでしょう。
デュアルコントロールレバーは少し大ぶりではありますが、フレアしたハンドルバーに合わせたエルゴノミックデザインでグランボアのフランス型ランドナーバー溝付とも良くマッチしています。ブレーキアーチはグランボアシュエット3642。ディスクブレーキに劣らず制動力が高く、コントロールのし易い高性能なセンタープルブレーキです。
黒いリムブレーキ用650Bリムは試作品です。ディスクブレーキ用650Bリムは市場に多く存在するのですが、リムブレーキ用の黒い650Bリムは良いものが入手できなかったのでグランボアのリムと同じ製造元に試作をお願いしました。
会場でも何度か質問をいただきましたが、現在グランボアのセミオーダーモデルTypeERはグランボアの工房で1本1本手作りしています。内製化したことで、ゼミオーダーでありながら細かなご要望に応じることも可能になりました。
グランボアフルオーダー 650B SRAM Rival1
2台目はグランボアフルオーダー650Bランドナー。
カラスの羽根のように光の加減で黒にも、青にも見える特別な塗装を施した親方製フルオーダーラグレスフレームにSRAM Rival1を組み合わせました。
グランボアサンクフィーユNWチェーンリング36Tにリア11-36Tを組み合わせることで、舗装路ツーリングに十分なギア比を備えます。変速は手元のダブルタップレバーで行うので誰でも簡単に操作できます。SRAMのブレーキレバーはグランボア ミラン カンチブレーキとも相性が良く、パワフルなブレーキの性能を引き出してくれます。
特徴的なフロントキャリアはグランボアオリジナルEasyRinkoパニアキャリア。フロントバッグと小型のパニアバッグを支えながら、輪行時は邪魔になりません。
1台目のグランボアTypeER 650Bと同様にEasyRinko仕様なので、前後泥除けとホイールを外してロードバイクと同じ縦型輪行袋に収納できます。
この自転車は専務が今後のツーリングで乗る予定なので、後々ブログで紹介できるかと思います。
グランボアフルオーダー 650B シクロランドナー
3台目はエルススタイルのラグをメッキ出しした黒いフルオーダーフレームにリアメカのシクロランドナーとフロントのロッド式変速機が特徴的な、ヴィンテージパーツをメインに組み上げたグランボアフルオーダー650Bランドナーです。
昨年、お客様に納車した1台で、今回のハンドメイドバイシクル展の為に特別にお貸しいただきました。
詳細はギャラリーページで紹介していますので是非ご覧ください。
他の2台がモダンな構成だったので、対照的なこの1台は多くの方の関心を集めていました。
A様、大切な自転車を展示させていただき誠にありがとうございました。
展示テーマは「黒」
モダンなグラベル用コンポーネントを搭載したランドナーから、70年近く前の変速機を備えたランドナーまで、3台に共通したテーマは「黒」。
コンポーネントまで黒いモダンなランドナーもあれば、シルバーに輝くコンポーネントと黒く塗られたフレームのコントラストが美しいトラディショナルなランドナーもあります。
自分と同世代(20~30代くらい)の方がシクロランドナーを備えたランドナーに興味を持つこともあれば、親方と同世代くらいの方がモダンコンポーネントで組み立てた黒いランドナーをまじまじと見つめていたり、皆様の関心は多様です。
親方と話し込んでいるのは、火野正平さんの日本縦断こころ旅でメカニックとして活躍されているシクロ工房スピットの水崎さん。
京都近辺でロケがあった際はアイズバイシクルにお立ち寄りいただいたこともありました。
しげしげとグランボアのランドナーを覗きこまれているのは東叡社の山田社長。
アイズバイシクルではTOEIスタンダードなどのオーダー取次、組み立ても従来通り行っておりますのでお気軽にご相談ください。
ハンドメイドバイシクル展が開催された週末は土曜日曇り、日曜日雨予報だったので、土曜日が特に混雑している印象でした。
ハンドメイドバイシクル展前のブログでお知らせした2024年版カタログは予想を上回るペースでお持ち帰りいただき、2日目のお昼ごろには配布を終了してしまいました。グランボアオンラインストアでお買い物の場合は同梱しますし、カタログのみのお届けも可能ですので是非ご利用ください。
会場に展示されている自転車はロードバイク、ランドナー、MTB、街乗りやカーゴバイクなど車種は多様で、泥除けやキャリアを装備した太めのタイヤを履いた自転車も多く見かけましたよ。
今回のグランボアの展示では、モダンとヴィンテージという対照的なランドナーを展示しましたが、お楽しみいただけたでしょうか。
古い部品でも、現代の部品でもランドナーを作ることができます。
オーダーの際、新しく作る自転車に何を求めるのか、どんな風に使いたいのかが明確であれば、きっと理想の自転車になるはずです。
今回のハンドメイドバイシクル展でグランボアの自転車、製品に関心を持っていただけた方がいらっしゃれば私たちはとても嬉しいです。
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おまけ
ハンドメイドバイシクル展二日目の夕方、片付け前に集合写真と思いましたが、1人飛び入り参加。
自分と伊藤が学生の頃、アイズバイシクルでアルバイトをしていた時の先輩、Nさんがハンドメイドバイシクル展2日目が終わろうかというタイミングで駆けつけてくれました。ブースに来ることは誰も聞いていなかったので驚きでした。
Nさん、 最後は片付けまでお手伝いいただきありがとうございました。今度はランドナーに乗って会いましょう!
美山は雪が舞う寒い朝です。
皆様、お元気でしょうか?
今日は親方は日帰り東京出張で朝の6時前から出かけて行きました。お店は前野店長がいつも通り開けてくれています。京都市内は雪も無く天気も良さそうです。
年が明けてから、今年のハンドメイドバイシクル展に向けてスタッフそれぞれで集中する作業が続いていましたが、ようやくそれぞれ何とか形になり一瞬の静けさを味わっているところです。あとは今週末の本番を待つのみです。
2024のカタログもなんとかまとまりました。
新車の解説のほかに、アトリエ長自身の新車制作の記事、旅の記事では去年の与論島への旅をベースに「旅のプランの立て方」について親方が原稿を書いてます。ハンドメイドバイシクル展で配布しますね。店頭ではハンドメイドバイシクル展が終わってから、お休み明けの24日以降に無料でお渡しできます。
是非、次の自転車をグランボアでご検討いただく参考にしてください。
2024ハンドメイバイシクル展
開催期間:2024年1月20日(土)〜21日(日)
開催時間:20日(土)10:00~16:50/21日(日)9:30~16:30
会場:科学技術館 催物場(1~5号館)
入場無料
会場にはフルオーダーの見本車2台とセミオーダーの完成車を1台を持っていく予定です。
物販も可能ですので何かリクエストがあれば17日中にメールかお電話でお知らせください。
可能な限りお答えしたいと思います。
皆様のご来場心からお待ち申し上げます。
2024年はなんとも波乱の幕開けではありますが、一応、新年最初の投稿ということで、
新年あけましておめでとうございます。
今年もどうぞよろしくお願いします。
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で、こちら。
久し振りの本格的自転車マニアのための本が入荷しました。
その名も「CAMPAGNOLO COLLECTION」。当店でも旧くからのお客様である市川浩氏がご自身のコレクションをベースにスーパーレアなカンパパーツの世界を紹介しています。市川氏は日本でebay(海外オークションサイト)を使って海外からのビンテージパーツを集めることを始めた方のおひとりで、欧米に多くの知己を広めて素晴らしいコレクションを作り上げました。今回はその中でも選りすぐりのものを開陳しています。
私が最も感心して魅入ったのは1958年製クランクのPCD144のモデルです。どう考えてもつじつまが合わないそのミステリアスなクランクの存在だけでもこの一冊には価値があると思います。