夏の輪行ツーリング ~渋すぎる湯治宿を求めて~
こんにちは。スタッフの井越です。
連日、厳しい猛暑が続きますね。
先日夏休みをいただき、涼を求めて標高の高い山へツーリングへ行ってまいりましたので、その様子をご紹介いたします。
プロローグ ~夏休み前 休憩中のアイズバイシクルにて~
親方「井越、夏休みはどっか走りに行くんか?」
私「はい、渋峠に行こうと思っています!万座温泉の、めちゃくちゃ渋い湯治宿が取れまして」
親方「え?!それってもしかして、湯の花旅館か??」
私「…!そうです、まさにそこです!」
親方「マニアックなところ攻めるなあ…。S氏があそこはいいって絶賛してたわ(笑)」
S氏とは、親方の同期の秘湯マニアです。期待が高まります。
***
そして迎えた当日。今回はパートナーとの二人旅です。長野駅で輪行解除し、走り出します。
こちらの自転車は福岡のプラットホームで出会った一台。
野田店長から「ちょうどいいサイズのフレームがあるよ」と譲りうけ、それを彼女にあわせて組みあげたものです。
フレームは1988年製とのこと。いまから38年前の自転車ですが、前のオーナーが長年とても大切にしていたことが伝わってくる、非常にいいコンディション。
色も爽やかで、とても美しい自転車です。時代を超えてこうして乗り続けられるというのは素敵ですね。
パーツは現行品を中心に、軽量化と乗りやすさを意識して選びました。
フレームサイズが小さいということもありますが、ペダル抜きで計測したところ、9.05kgとかなり軽量に仕上がりました。
ブレーキはグランボア シュエット 2632
ちょっとした工夫ですが、テールライト(グランボア ルーン)をシートステーにバンド留めし、そのボルトの先に皿型ナットを反対向きにセットし、チェーンフックを兼ねるようにしています。
サドルはベルトゥのマリーブランク。モダンクラシックなこの自転車の雰囲気にぴったり。まだ新しいので、これから馴染んでいくのが楽しみです。
この日は長野観光してから湯田中でゆっくり一泊し、翌日の本格的なヒルクライムに備えます。
今回のコース。1500mUPとかなりのヒルクライムコースです。
朝、湯田中で名物の温泉まんじゅうを買い込んでから走り出します。
これが最高の補給食になります。
風情ある温泉街です。
しかし、登るにつれて天候は暗転。
志賀高原にたどり着いたころからかなりあやしい天気に…。
標高が上がるにつれてあたりは霧に包まれ真っ白に。
途中から雨も降りだしてきました。雨具を来て走ります。
横手山ドライブインで休憩。渋峠まであと少し。最後の力を振り絞ります。
やっとの思いでついに渋峠にたどり着きました。
峠の上の気温計はなんと9℃!さっきまでの夏の暑さが嘘のような寒さです。
寒さと雨にやられ、もうへとへとでした…(笑)
国道最高地点 標高2172m
まさに雲のなかにいました。真っ白でなにも見えません!
そして命からがら(?)たどり着いたのが、憧れの万座温泉 湯の花旅館。
囲炉裏の間には堂々たる熊の剥製がドーンと鎮座しています。凄いオーラです。
渋い、渋すぎる…。
硫黄の香る温泉が冷え切った身体に染み渡る…。頑張って走って良かったと嚙み締める瞬間でした。
***
翌日、天気予報では雨が止むはずだったため、毛無峠に行ってから高山村方面へダウンヒルの予定でした。
しかし翌朝になっても残念ながら天候は回復せず。山の上では突風が吹き荒れる大荒れの状態に…。
昨日の疲れも溜まっていること、そして安全第一で無理は禁物ということで、今回は潔く撤退を決意!万座からタクシーを利用して下山することにしました。
タクシーの車内では運転手さんが地元名産のワインや葡萄の話や、高山村ゆかりの戦国武将、福島正則の話など激熱トークを披露してくださり、図らずも最高の観光ツアーとなりました。
あいにくの悪天候に見舞われた旅でしたが、風情ある温泉宿、人の温かさに触れ、忘れられない夏の思い出となりました。
「悪天候のときにどうするか」、「輪行を活用して無理なく楽しむ」というのも、自転車旅を楽しむ上で重要なことだと改めて実感した旅でした。
最後にお知らせです!
現在発売中のサイクルスポーツ10月号のeバイク特集において、スマチャリが取り上げられました。
早くからランドナーのeバイク化に取り組んできた親方のインタビュー記事が掲載されています。
全国の書店はもちろん、店頭にも置いてありますので、ぜひ手にとってご覧ください!
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