BRM806 北海道600㎞宗谷岬
こんにちは、スタッフの前野です。
8月の最初の週末、お休みをいただいて北海道で開催された600㎞ブルベに参加してきました。
まず、ブルベについてご存じでない方が多いと思いますので簡単な説明を。
ブルベとはフランス語で【認定】を意味する言葉で、主催者により定められたコースを規定時間内に走る長距離サイクリングです。ヒルクライムレースのように交通規制が行われる事はなく、参加者は交通ルールに従い一般道を走行します。ブルベのコース上に標識やコース案内は無いので参加者は主催者より配布されたキューシートという案内図を参考に進みます。途中に設けられたPC(チェックポイント)で通過時間をブルベカードに記録し、ゴールで主催者に提出することで完走の認定が貰える仕組みです。
順位やタイムによる表彰は無く、完走した者全員が等しく称えられます。走る距離は最も短いもので200km、ちょうど琵琶湖一周くらいの距離です。200km、300km、400km、600kmのブルベを同一年内に完走するとシューペル・ランドヌールという認定が得られます。ブルベがフランス語由来の言葉というだけに、認定を出している組織の本部もフランスにあります。
また、ブルベは営利目的で開催することが禁じられているので主催団体はボランティアにより成り立っています。よって参加費用も非常にリーズナブルです。今回の600kmは仮眠所、補給食が充実しており、本レポートでも使用させていただいているようにスタッフの方による写真撮影までありました。600kmブルベともなると制限時間は40時間。スタッフの方無しには成り立ちません。

マップケースの中にある表のようなものがキューシートです。
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今回参加したブルベはオダックスジャパン北海道主催、北海道滝川市発着で、日本海側から最北端宗谷岬を目指し、オホーツク海沿岸を少しだけ走って内陸部を南進し、滝川市に帰ってくる全長605㎞、制限時間40時間のコースです。獲得標高は2000m、最も高い峠でも標高270mほどで、大半が平地となっているため天候と風向きさえよければ非常に走りやすいコースといえます。コースの半分以上は去年の夏に行った北海道一周ツーリングと被っているので自分にとっては少し馴染のある土地でもあるのです。
朝8時スタートなのでブリーフィングの時間を考慮し、早めに宿を出て滝川のスタート地点で受け付けを済ませます。早めに行ったつもりでしたがすでに大勢の参加者が。なんでもこの日の参加者は100名を超えていたようで反射ベストを着たサイクリストが多いわけです。

スタート30分前にブリーフィングがあります。ここでは主に直近のコース情報が通知されます。今回は稚内市内で夏祭りが開催されるのが直前になって判明したそうで17時以降に稚内市内を通過するときは迂回の必要があるようです。

車検の列。
参加者のヘルメット後部には赤色灯、そしてブルベ参加者のアイコンともいえる反射ベストを着用しています。ブルベ特有のルールとして反射ベストの着用、フロントライト2灯以上装備、ヘルメットへのテールライト装着などがあります。

スタート地点では7月にアイズに来店してくださったA様とも再開することが出来ました!
今回は人数が多いのでウェーブスタートになります。

撮影:オダックスジャパン北海道
僕は10分遅れの第二ウェーブ、8:10スタートです。第一ウェーブの走者を見送ってからの出発です。スタートから留萌までの区間は小さな丘越えです。途中、日本一のひまわり畑で有名な北竜町も通過しました。僕はブルベの前日にひまわり畑を観光しましたが、コースを外れてひまわり畑の方向に向かう人もチラホラ。コースに復帰さえすれば観光したりグルメを楽しむことが出来るのもブルベのいいところです。

撮影:オダックスジャパン北海道
留萌から先は海岸線を北上していきます。この日は快晴、そして追い風で気持ちよくペダルが回り思わず叫びたくなるほど爽快でした。基本的に一人で走りますが、ペースが合う人とはお互いに前を牽いたり後ろに着かせてもらうこともあります。

天塩から先はサロベツ原野を走ります。この区間は電線もなく、ただひたすらまっすぐな道が続きます。空は広く、左手に利尻富士が見えるこの区間は今回の目玉と言って間違いありません。ただ、風向きが徐々に変わってきて横風から向かい風基調に。稚内へ近づく毎に向かい風が強くなるのは昨年の北海道ツーリングで経験済みだったので想定内ではあるものの苦しい区間でした。

稚内市街手前のチェックポイントで補給を行い宗谷岬へ向かいます。予定では宗谷岬到着は日没後だったので思わぬサプライズ。モニュメントの前で記念撮影をして近くのお土産屋さんに駆け込みます。最北端到達証明書、ピンバッジ、最北どら焼きを購入しました。

記念に持って帰るつもりでしたが夜間走行中に補給食として胃の中へ。ここまでゼリー飲料とおにぎりで走ってきたので最北どらやきは格別でした。

日没を迎えた宗谷丘陵。日没を境に体感気温はどんどん下がっていきます。
宗谷岬を過ぎて猿払付近から夜間走行に入ります。海岸線から離れ、森の中を走行中にキツネが目の前に飛び出してきて危うくぶつかるところでした。夜間走行中の野生動物との遭遇はブルベではつきもので本州では鹿、タヌキ、猿と出くわすことが多いです。北海道はヒグマが生息しているので茂みから物音がすると気が気ではありませんでした。

365km地点。中頓別のチェックポイントには大量の補給食と仮眠スペースが準備されていました。
僕が到着したのは23時頃、まだ眠くなかったので補給だけ行い、身体が冷える前に出発しました。ここから先、日が昇るまでの間は気温が低く、レインジャケットを着用してどうにか凌ぎました。また、内陸に進むにつれて霧が濃くなり、視界不良の場所も多かったです。
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日が昇るまでの間は我慢の時間帯。深夜2時から5時頃がひどい眠気と消化器系の不調により苦しい時間帯となりました。消化器系不調の原因は補給に油分の多い生クリームを含んだロールケーキを摂ったこととコーヒーの飲み過ぎです。基本的にブルベ中は油分が多いものは控えて梅干しのおにぎりかゼリー飲料を摂取していますがこの時は眠気と疲労から甘い物の誘惑に負けてロールケーキに手を出してしまいました。
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日が昇り、周りの風景に色が戻ってきます。太陽の光を浴びると自然と調子が上がり、落ちていたペースも回復しました。

500kmを超えたあたりから地元北海道の方と共に走りました。多くの参加者は365km地点の仮眠所で寝てからゴールを目指しており、夜間は人と話すことがなかったので一緒に走る人がいるだけで元気になります。
最後のチェックポイントで一緒に走っていた人と別れ、向かい風の中ゴール地点、道の駅滝川を目指します。深川の市街地から信号が増え、ストップアンドゴーの連続でもどかしさを感じながらもペダルを回し続けます。
そして、

8月7日午前9時59分、無事にゴールしました。タイムは25時間49分。当初は30時間を目標にしていたので上出来です。
ゴールした後は仮眠スペースで3時間ほど寝てしまいました。
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ランドナーでブルベに参加していると驚かれることが多いのですが積載している荷物の量は参加者全体を見ても決して多いほうでは無いです。多くの参加者は一般的なロードバイクにアタッチメント式のフロントバッグ、大型のサドルバッグに簡易マッドガードを装備していわばランドナー化したロードバイクでブルベを走っています。
ランドナーの場合、フロントバッグ装着を前提に設計されているため、そうで無い車種と比較して、バッグ装着時の挙動が安定しています。また、650×36Bタイヤが生み出す安定感とやさしい乗り心地は体力の消耗を抑え、リム打ちパンクのリスクを低減してくれます。グランボアの軽量チューブL’aileとエキストラレジェタイヤの組み合わせによって登坂も非常に楽で、ブルベペースであれば一般的なロードバイクと遜色無く登りをこなせます。軽量ホイールを装備したロードバイクと比較して純粋な登坂能力で劣ることは事実ですが、長距離を走行する場合に求められるのは登坂能力だけではありません。超長距離を走行する場合、ライダーの体力を温存できるランドナーの方がメリットを多く享受出来るのではないかと思います。
【おまけ】
今回のBRM806北海道600km宗谷岬には飛行機を使って北海道まで行きました。新千歳空港に到着したのがブルベ2日前の17時頃。千歳市内で夕食を済ませてスタート地点の滝川まで夜通し自走で向かいました。滝川に到着したのがブルベ前日の朝6時頃、宿のチェックインまで時間がたくさんあるので滝川から近い北竜町のひまわり畑を目的地にサイクリングしました。結局、600kmブルベ直前に約230kmを走行、真っ赤に日焼けしてスタート前に北海道を満喫した気になっていました。

北竜町ひまわりの里は日本一のひまわり畑だそうです。遠くから見ると丘一面が黄色に染まっています。
ERはモディファイも簡単!
お盆の入り、相変わらず暑い日が続いていますが、明日は第1回、アイズの朝サイクリング。思いの外反響があり、バラエティに富んだメンバーと一緒に走れそうで、楽しみです。参加表明してくださった方、どうぞお気をつけてお集まりくださいね。
さて、先日は常連Nさんの自転車の納車でした。

実はこの自転車、新車ではありません。最初にお作りした一台を、Nさんはその時その時の好みや使い勝手に合わせて組み替え、大切に、とことん楽しんでくださっているのです。
この自転車を最初にNさんにお納めしたのは2006年の春、当時のグランボアの入門モデルの650Aランドナーとしてお納めさせていただきました。もう、10年が経つのですね。。ついこの間のように感じていましたから、私たちもファイルを調べなおして少々びっくりしました。。お納めした当初は北海道などをツーリングされて、旅先から写真をいただいたりしていました。その後、いろいろ見聞を広げられるにつれ、2009年にはお好みのヴィンテージパーツを搭載したマニアックな42Bランドナーへと大幅なスペック変更をお手伝いさせていただきました。Nさんが持ち込まれたカンパニョロのレコードのハブやらユーレの変速機などを前に親方が苦心していたのを覚えています。
そして今回、テーマは「輪行が簡単なキャンピング車」。さて、どのようなモディファイが施されたのでしょう。
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今回のオーダー、初めはフレームを分割して簡単に輪行ができるデモンタ仕様に、というお話から始まりました。ただ、現時点でフレームのデモンタ加工をするということになると、再塗装や工賃も含めて、少なく見積もっても15万円~の費用がかかってきます。また、フレームそのものを加工しなければいけないので納期も不安定です。そこで、デモンタ同様、いや、それ以上に簡単に輪行できるグランボアのランドナーType ER化はどうか??ということになったのです。

ER(輪行簡単)機能をプラス!
要するにフロントフォークとフロントキャリアを差し替えることによってType ERに生まれ変わったのが、今回のNさんの輪行簡単(ER)ライトキャンピング車なのです。ただし、ERパニアはまだ試作の段階で、私のER700用(センタープルブレーキ用)のものしか形になっていませんでした。今回、Nさん用にカンティ台座用のものを新たにデザインし、親方自ら製作したものを搭載しています。また詳細はギャラリーページでお披露目しますね。
ER化するには、フレーム本体はそのままに、フロントフォークをセミオーダー用に用意してあるER仕様のものに差し替えるだけですので納期はそんなにかかりません。費用はフォーク本体とその塗装・ERキャリア、泥除けの加工、組立工賃を含めて10万円位~でしょうか。
輪行をツーリングに取り入れる事ができれば旅の幅がグッと広がります。それに、いままで大切に乗ってきた自転車はこれからも長く乗っていきたいもの。こんな方法で自転車を一新するのも一つの手ですよね。
ER輪行って何? という方。是非、ムービーをご覧ください。
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Nさん、いつもありがとうございます。
入門モデルといえば比較的不憫な扱いを受けるものが多い中、こんなにも大切に乗り続けてくださって本当に嬉しく思っています。更に磨きがかかっている健脚のNさんのお供がこれからもできますように。どうぞよろしくお願いします。ただいまお預かりしてます大物も頑張って仕上げますね。
GrandBois Easy RINKO
連日、京都でも暑い日が続いていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
アイズの店内では今年、開店当初より使用していた店舗内のクーラー(ほぼ30年物!)をようやく新しくできたので実はとても快適です。
でも、明るい天窓を有する二階はと言うと、相変わらず汗だくで通販業務に勤しんでいます。。。
従事しているスタッフは主に専務となっぱ。暑い中、どんな格好で仕事しているかはアイズのトップシークレットですけどね!
それでも暑い夏も盛りが過ぎれば、もう、そこには秋が控えています。
元気に楽しく乗り切られますように。
さて、今日は「ER輪行ってどんなの??」と思っていらっしゃるあなたへ。百聞は一見にしかず。大介店長が実演してくれましたよ。駅に着いて改札を抜けるまで概ね6分。舞台はアイズバイシクル最寄の御室駅です。なっちゃんに固定カメラで撮影してもらい、編集はタイトルのみ入れるにとどめてもらいました。細かな手順の解説はありませんのでぜひ、グランボアのカタログを片手にご覧いただければと思います。
同じERモデルでも皆やり方は少しづつ違っていたりします。
いずれスタッフみんなのビデオができるかも!? 決して「正解」はありませんので参考にしていただければ嬉しいです。
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さて、ただ今夏休み中のチョコ君は北海道で600kmブルベに挑戦していました。先ほど無事ゴールしたとの連絡がありましたよ。なんと、目標タイムを大幅に短縮してのゴールです。コツコツ頑張ってるから年々速くなってるねぇ。それにしても疲労と達成感の混ざった良い顔しています。

昨日の8:10スタート、本日9:59にゴールしました。タイムは25時間49分です!明け方に眠気と寒さで失速しなければ24時間以内も狙えそうなペースで走れました。
応援ありがとうございました。 前野太志
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津軽から江差へ~番外編
今回のツーリングレポートでお客様から感想のほかにいろいろとご質問もいただいたのでちょっと旅のコツ的なものをまとめてみます。
【旅の装備】
5泊6日の荷物をフロントバッグとパニアバッグだけで運ぶとなると結構慎重に持っていくものを選ぶ必要があります。きっと、人それぞれ違うところではありますが、今回の私の荷物の中身を少しご紹介しますと。。。

~フロントバッグ~ 試作品(グランボアフロントバッグ中サイズ相当)
工具一式、応急処置用医薬品、チューブ2本、ウィンドブレーカー長袖、極薄ウィンドブレーカーベストタイプ、タオル、日焼止めクリーム、リップクリーム、予備のサコッシュ、お財布、携帯電話、アイパッドミニ、補給食など。
~パニアバッグ~ ER用試作品(グランボアセパレートトパニアより少し小さめ)
雨具上下、3回分着替え、寝巻き兼寒い時用のアンダーウエア上下、化粧品、常備薬など。
ウェア類は半袖、薄手の長袖、長袖とし、なるべく薄くて軽い、速乾性のあるもの、寒いときには重ね着である程度対応できるものを選びました。そして、それらは下着や靴下などもまとめて、1日分づつジップロックに入れて圧縮。基礎化粧品はボトルではなく、試供品で溜まっていた物を日数分持っていきました。あと、インスタントのドリップコーヒーのパックや自分の好みのティーバッグなども少し。お湯を沸かす道具が無くても、お宿で自分の好きなものがあるとホッとします。それに、辺鄙なお宿ほど湧き水を使っていたりするので、コンビニで買ったドリップコーヒーが驚くほど美味しく入ったりするのです。
持ち運ぶときはこのようになります。

ちなみに親方の装備はこれだけ。


まとめるとこの形。
で、行きは私のパニアバッグと親方のパニアバッグとパニアキャリアは最初のお宿に宅配便で送っておきました。

1日目はフロンドバッグと輪行袋のみでツーリング開始。身軽が一番。
バッグや装備品には宅配便を使うことはありますが、自転車本体を輪行袋に入れた状態で宅配することはお薦めしません。宅配便を利用する場合は箱でシッカリと梱包してお送りください。そうしないと傷や破損など、トラブルが付き物なのです。
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【飛行機輪行】
今回は2人ともERモデルでしたので、親方はロード320で簡単輪行。私はカッチリ纏まるほうが好みなので昔から使っているホィール用ポケットの無いEMUで出かけました。
電車での輪行は慣れている方はたくさんおられますが、いざ、飛行機で輪行となると躊躇される方もいらっしゃいます。ですが、旅のプランに飛行機も加える事ができればグッとその幅は広がります。
EMUでの輪行姿。

今回の航空会社は全日空、直行便でしたので輪行方法は列車時とほとんど同じ方法で行いました。少し多めに保護したのは泥除けの先端ぐらいでしょうか。ただし、写真ではフロントのエンド金具が嵌められていませんが、前後のエンド金具は必須です。
飛行機輪行で気を付けている点は次の通り。
1. 預け荷物のチェックの際は必ず係員さんに目視でチェックしてもらいます。エックス線のボックスに無理やり通そうとする係りの方もおられますので、その場合は「壊れる恐れがある」と伝えて、ファスナーを開けて中を見てもらいます。
2. 15センチ以上の細長い金属は機内持ち込みできません。必ずアーレンキーなど工具類は輪行袋などの預け荷物の中に入れて預けるようにします。うっかり持込荷物に紛れていると手荷物チェックの時に止められてしまい、最悪の場合それらの工具をその場で捨てていかなくてはなりません。
3. タイヤの圧は低めにして置かないと気圧の変化でパンクしてしまう恐れがあります。
4. 実際にカウンターで預けるときには必ず天地を変えないよう伝え、天地無用もしくは壊れ物のシールも貼ってもらいます。
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【宿情報】
今回利用したお宿は、石場旅館さん以外は親方がネットで探し出したたもの。結果的にどれも個性的ですが、また行きたい所ばかりとなりました。おススメです!
1日目 石場旅館
ご主人はサイクリストで近隣の林道などにも精通しておられます。また、英語だけでなく、フランス語も堪能で海外の方にもおすすめです。 1泊5,000円程度。朝食800円。夕食は私たちが泊まった時は人手不足とかで提供されていませんでした。でも、近くに繁華街などもあって不自由はありません。それに、登録有形文化財にこのお値段で泊まれるなんて!
2日目 竜泊温泉青岩荘 営業:4月中旬~11月上旬 竜泊ライン通行止めの冬季間閉鎖
1泊2食8,000円から。地元の日本海の魚介に拘ったお料理を出してくださる。調理に利用されている湧き水は食事だけでなく、コンビニで買った一杯分のドリップコーヒーですら美味しくしてしまう魔法のお水。是非、もう一度訪れたいお宿。
3日目 知内温泉ユートピア和楽園 北海道内最古の温泉
1泊2食5,000円台から。お宿としてはごく普通ですが、お風呂場の雰囲気や泉質は他を圧倒している。料金も良心的で家族的なおもてなしも好印象でした。
4日目 民宿宮寿司/上ノ国原歌
1泊2食10,000円弱(税別)。今流行りの民泊といってもよいほどの規模の民宿。夕飯にお寿司かアワビ飯か選べたのですが、私たちはお寿司屋さんを意識しすぎて「お寿司」を選択。今思えばそこは「アワビ飯」だったんだろうな。。。ウニ入り卵焼きや朝ごはんに出されたガゴメ昆布とイクラと和えたものなども大変おいしかったです。お食事も良かったですが、何よりその景色が最高に心に残りました。
5日目 函館グランドホテル
1泊朝食のみ5,000円弱(税別) 函館駅からおよそ2キロ、駅からは少し離れた場所にあるせいか、設備やサービスのわりにお安く泊まれるお宿。朝食はバイキング式ですが、新鮮なお刺身だけでなくウニやイクラなども惜しみなく並べられており、朝から海鮮丼が食べ放題。無料のドリップコーヒーや朝の新聞、レンタサイクルもたくさん用意されていました。
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【試作のERパニア枠付フロントキャリアってどんな感じ?】
こんなかんじです。

試作なのであえて不明瞭な画像でお許しください。でも、大体お分かりいただけると思います。
フロントキャリアはグランボアのバッグサポーターとヴェロドレーヴェさんのEB金具を使うことを前提に背もたれ部分は省かれています。ER輪行に邪魔にならない小ぶりなデザイン、脱着可能なパニア枠はフォークに沿って美しく曲線を描いています。シンプルで機能的で美しい。親方が出発直前で起こしたデザインですのでまだ変更の可能性があります。形が決まるまでしばらくはグランボアの工房内で製作しますのである程度のご要望に応じて変更も可能ですよ。
背もたれのないフロントキャリアがあれほど使いやすいとは。。。お薦めです!
津軽から江差へ~その3
4日目。距離91.4km/獲得標高868m
知内温泉(自転車) — 福島 — 白神岬 — 松前城 — 上ノ国 — 民宿宮寿司/上ノ国原歌
朝、6時過ぎに「風呂に行こう。」と起こされる。
少し体は重かったのですが、折角なので朝風呂へ。北海道最古の温泉といわれる知内温泉は自然湧出の源泉かけ流し、浴室は絶えず流れ続ける硫黄泉で独特の雰囲気を作り出しています。朝の気温7度。路面は全体的に濡れており、霧雨がまだ残っていました。
出発してすぐは新芽が出始めたばかりの産毛に包まれたかのような森の中を上ってゆきます。昨日までのことを思うと少し気温は低いものの、風が無く、体が軽い。あっと言う間に最初の峠を越え、再び海辺へと向かいます。気付くとすっかり雨は止み、晴れ間も見えてきました。ところが、海岸線では再び強風との戦いが。。。千代の富士のふるさと福島町、北海道最南端の白神岬、桜がまだ残る松前城下の松前を越え、さぁ、その後はただひたすらに海岸線を北上です。目指すは江差の少し手前、上ノ国の民宿です。


森からはいろんな鳥の声が競うように聞こえてきます。
誰もいないのでこちらも大きく「ピロピロピロピローッ!」なんて鳴き真似てみたり。
福島町を出たところ。

小舟の傍で細かく水面が揺らいでいます。その上空には無数のカモメ。
白神岬。

かなりの強風でしたが、前日の風を思えば余裕です。だって、立って歩けましたから!

ゴツゴツとした海岸線。好奇心旺盛なカモメが私たちを偵察に来ました。
松前城。


あれに見えるは大島。

【追分ソーランライン】
函館から小樽まで日本海側の約500㌔を結ぶ、国道228号、国道229号、国道5号の愛称だそう。
私たちが走った福島から上ノ国までは国道228号線。今も点在する小さな漁村の傍らを大小の橋で結び、ほぼ一直線の道でした。ふと、見下ろした立派な橋の下には昔の道の名残が。かつての若者はあの路で旅をしたのでしょうか。。


国道を外れて集落の中を通ったほうがこの日は風がましでした。だけど、行けども行けども、上ったり下りたりの繰り返し。一日中です。
風に押し返されながら、坂道を繰り返し上りながら、一つの思いが自然と浮かんできます。
「これは、現実?」
毎日毎日、寸暇を惜しんで「何かしら」に追われていた自分の生活とはあまりにかけ離れたここ数日の時間の使い方に、ふと、我に返り、ただただ自転車を漕いでいる自分が幻のように感じられて仕方がありません。
「これは、実際に私の人生で起こっていることなのだろうか。。」
「なぜ、私はここで、こんなにも自転車を漕いでいるの!?」
目指すお宿はあの岬の先端。

海岸線の風景も優しいものへと変わったころ、あれだけ苦しんだ風も凪いでいました。
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5日目。距離48.9km/獲得標高415m
民宿宮寿司/上ノ国原歌(自転車) — 夜明けの塔展望台/夷王山 — 道道5号線 — 木古内(輪行) — 函館(自転車) — 函館グランドホテル/函館
やっと、文句なしの晴天。だけど体がずっしりと重い。。。
朝食を終えて宿の庭に出ると、奥尻島がクッキリと見て取れました。風もなく、この旅一番のサイクリング日和です。宿のおかみの勧めもあって、まずはすぐ近くの夷王山に登ってみることに。最初は勧められた神社までのつもりでしたが更に上がある事に気づきました。上ってみると素晴らしい絶景が‼ ここを素通りしなくて本当によかった。いつまでいても立ち去りがたい程の場所でしたが、しぶしぶほどほどで下山し、道道5号線(江差木古内線)を進みます。あまり期待していなかった道だったのですが、走ってみると勾配もそれほどきつくなく、とても走りやすい。それに、かつてのJR江差線に沿うように作られた道で、ところどころ廃線後の趣ある風景に出会えました。更に、道端には水芭蕉の群生箇所があちこちに!
昼過ぎには木古内駅に到着し、昼食を近辺で済ませた後、函館まで輪行。函館駅から再び自転車を組み上げて駅から2キロほどの最後の宿へ向かいました。
お宿の庭からの絶景。あれに見えるは奥尻島。


手前が江差。奥は松倉山でしょうか。
絶好のロケーションの民宿「宮寿司」








下りてきたところで見つけた看板にうなずく。道立自然公園の一部だったんですね。
道道5号線(江差木古内線)



再び木古内駅。輪行しようと思ったら、こんなとこや、


こんなとこが錆びていて、折り畳み工具では往生しました。親方が持参していた工具でなんとかなりましたが、やっぱり、ちゃんとした工具が必要なんですね。。
函館までおおよ1時間。


旅もそろそろ終わりです。






