念願かなった東北フェリー旅
台風24号の接近に伴い、京都も朝から雨が降り続いています。
明日30日(日)、アイズバイシクルは臨時休業をとらせていただきます。ご来店予定だった方々には申し訳ありませんが、なるべく外出は控え十分にお気をつけてお過ごしください。
と、書きつつ、
実は先だっての台風21号が関西に上陸する直前、私は1週間ほど休みをもらってツーリングに行っておりました。最初は1人旅で考えておりましたが、大学の後輩になるT君が同行してくれるというので、2人でキャンプツーリングを計画。今回の旅の目的地は、学生のときから気になっていたあるものから決まりました。
新日本海フェリーの敦賀~秋田間の便に乗りたかったのです!
なんで学生のときに乗らなかったの?と疑問に思う方もいると思います。なぜかというと、この便は一週間に一便しか運航していないんです。タイミングが合わず、今まで乗る機会がありませんでした。私自身個人的にフェリーに乗っている間の時間が好きなのもあるのですが、週に一便しか運航していないこのフェリーに乗る機会なんて滅多にありません。今年はどこに行こう?と考えた時、このフェリーのことがすぐに頭に浮かびました。なので、このフェリーの運航日に合わせて、お休みをいただき、ツーリングを企画したのです。
旅のはじまりは花園駅。
敦賀駅まで輪行し、そこから自転車を組み立て、港まで行きます。台風接近により、フェリーの運航状態が気になりましたが、問題なく運航するようなので敦賀まで急ぎます。フェリーの受付の時間までに間に合うように行くには、鈍行であれば京都駅発の始発に乗らないといけません。朝早く起きるのは構わないのですが、京都駅まで自走するとなると7㎞弱走らなければなりません。京都駅まで走って輪行するのは帰りならまだしも、行きのときに早朝の薄暗い中走ってから輪行はやりたくない・・・。

そんな時は特急列車サンダーバード!
サンダーバードに乗れば1時間近く短縮できるので、自宅から最寄りの花園駅で輪行することができます。サンダーバードの特急券は京都~敦賀間自由席で1180円。まさに時間をお金で買うとはこのことですね。学生の頃なら京都駅まで走っているでしょうね(笑い)
そして今回の自転車はこちら。

学生の頃より乗り続けているグランボアのランドナー。
フロントのサイドには寝袋、テントなどが括りつけられています。フロントのサイド枠は最近追加したものです。なぜこの形かというと、サイドバッグをつけるのを想定していないからです。私個人的な考えですが、大きなサイドバッグ2つでは輪行の時に大変なので、荷物はフロントバッグと後ろに取り付けるサドルバッグになるべく収める。寝袋、テントなどはフロントサイドに括り付けて、輪行時は輪行袋の中に自転車と一緒に収める! これであればフロントバッグとサドルバッグ、そして輪行した自転車と3点を持ち運べば大丈夫です。
自転車の重量は12kgほど。荷物がだいたい8kgほどなので、総重量は約20kgあたりでしょうか。なぜ、重さのことにふれたのかといいますと、帰りは飛行機で帰る予定でしたので、重量を超えると超過料金、あるいはこれ運べません!なんてことになりかねないので、少し荷物の重さにも気を配りました。
例えば、今回テント泊でのツーリングでしたが、キャンプ用品はなるべく持ちませんでした。
ですが、雨具は雪山用のシッカリしたものを持ち運んでいます。学生の頃使っていた雨具は、なるべく軽量タイプのものを使用しておりました。使いたての頃はしっかり水をはじいていましたが、生地が薄いので、気付くと性能が愕然に落ちてしまい、転倒した際にはすぐに破れてしまう(破れてしまえば効果云々の話ではありませんが)など、私個人的には満足のいくものではありませんでした。軽量タイプのものに比べて、収納時の大きさは倍ほどの大きさになりますが、丈夫さを優先しています。
敦賀駅から港までは5kmほど離れています。途中にフェリーの中での食料を買い込み、港を目指します。そして、実際の乗船時間は約20時間。途中新潟港を経由して、朝5:30過ぎに秋田港へ到着します。

フェリーの中に並ぶ自転車。この自転車と再び陸に上がるときは東北です。期待に胸を弾ませて、到着まで待ちます。(大半は寝ておりました)

天気は快晴。夜には台風の影響で大雨の予報ですが、走りだしは好調です。


まずは、秋田港より北上し、男鹿半島・寒風山を目指します。
写真スポットらしいので巨大なまはげをパシャリ。

寒風山は標高350mほどの高さしかないので、あっという間に上れてしまったという感じでしょうか。


ですがこの見晴らし。周囲に山が見えないので、すごく開放的で、空が広く感じました。

ササっと降りてきまして、道の駅にて昼食をいただきました。

またかい!と突っ込まれそうですが、そばをいただきました。おいしゅうございました。
この日は大潟村近辺のキャンプ場に泊まる予定でしたが、台風が心配でしたので、もう少し北の能代市まで進み、宿泊施設を利用することになりました。
翌朝、朝早くから輪行して、鰺ヶ沢を目指します。
今回の旅は輪行を最大限活用して、短期間で目的地を目指す段取りでしたので、ショートカットできるところは電車に乗っちゃいます。
向能代駅。情緒ある佇まいで、待合室もこの通り。


ですが、問題発生・・・・・
昨日の台風の影響で電車が止まっていたのです。倒木が線路に数カ所あるとのことで、午前中の運航は厳しいとのこと・・・・
この日の目的地までいけるのかと肩を落としていたところ、バスによる振替輸送があると駅員の方が教えてくれました。大きな駅目指して一気に行けるわけではなく、私たちのように小さな駅から電車に乗ろうと考えている人がいるかもしれないので、一つ一つバスで駅を回ります。

当初の予定より2時間オーバー程で鰺ヶ沢駅に到着。

午後からの行程で鰺ヶ沢より北に40km弱の十三湖付近まで走るのはしんどいと思いながらも、走るしかありません。 走り始めて間もなく、正午もとっくに過ぎてましたので昼食をとりました。
店の方にお勧めを聞いたところ、このちゃんぽんが出てきました。

写真ではすごく伝わりづらいですが、この器すごく大きいんです。上にはホタテ、エビ、ズワイガニ、サザエがのっており、上の具だけ食べてもかなりの満足感。T君に大いに手伝ってもらい、なんとか完食。アイズでの昼休憩の時、いつもけっこうな量食べてるはずなんですが、これだけは「あ、ムリだ」と悟ってしまうくらいでしたね。
十三湖付近にはお風呂屋さんがないため、途中にある車に力と書いてしゃりき温泉に寄ることに。
地元の方々の憩いの場になっているようで、夕方前でもたくさんの人が。サウナに入ったところ、喋っている会話がまったく聞き取れません。ん?おかしいぞ?と思い、必死に聞き取ろうと頑張り、ん?台風の話してるのか?とわかったときには脱落、水風呂へ撃沈でした。おなじ日本語のはずなのに、ここまで聞き取れない言葉は初めてでした。津軽弁、大変興味が湧きました。
次の日の行程、竜飛岬に備え、十三湖のキャンプ場に泊まりました。この時、ニュースでちらっと見た関西国際空港の状況、東北でも感じられた台風の影響などもあり、仙台空港から関西国際空港まで飛行機で帰る予定だったのを変更し、行きと同じくフェリーで帰る方法を考えました。フェリーから芽生えた今回の旅、またフェリーで帰るのも良しと思い、帰路を探しました。明日、竜飛岬を攻略、そのまま三厩駅まで行き、青森駅まで輪行、そのまま八戸まで行き、フェリーで苫小牧へ渡り、苫小牧から敦賀までさらにフェリーに乗り、京都まで帰るプランを練りました。次の日の行程も朝早くから竜飛岬を攻略するつもりでしたので、フェリーの予約も朝起きてからにしようと早く就寝しました。
その晩、強い揺れに目が覚め、そして長く揺れることに違和感を感じましたが、周囲の様子も特段変化はなかったので、その時はそのまま寝落ちしてしまいました。翌朝、北海道で大きな地震が起きたことを知りました。この時は得ている情報も少なかったので、廻りの状況も変化はなく、竜飛岬まで走り出しました。
竜飛岬までの道のり、竜泊ライン。天気もよく快走でした。




道端にはススキが!

はるみさんに「飛ばされないようにね!」と忠告を受けていた竜飛岬までの道のり。ものすごく風は強かったですが、押すなりしてなんとか見晴らしの良い眺瞰台までたどり着きました。

雲がかかっていて見えなかったのですが、なんと、雲がなければ北海道が見えるそう。

岬までは下りなのであっという間。車で出張郵便局をしている方がいらっしゃったので、「いつもこんなに風は強いんですか?」と伺ったところ、「今日は特別強いよ~」と返答。
え~・・・・竜飛岬っていつも風強いんじゃないのぉ~・・・(ガックシ)
もし、穏やかな竜飛岬に行かれた人がいましたら是非教えてください。

竜飛岬を後にし、帰りのフェリーに備えてテントやシュラフなどを京都まで送ろうと郵便局を訪れた時、北海道の状況を知りました。フェリー会社の苫小牧支店に電話したところ全然つながらず、どうしたものかと考えていた時、父親から電話が。
秋田・青森に旅行に行くとは事前に知らせていたので、北海道の地震のニュースを見て、心配して電話をかけてくれたのです。
父「どこにいるんだ?」
拓「津軽半島におりますが?」
父「バカたれ」
父からも地震の話を聞き、とにかく急いで三厩駅まで行くことに。

14時過ぎ青森駅に到着したところで、帰路について考えました。空、海の便が絶たれた今残すは陸の便しか選択肢にない状況、あと1つしかない陸の便が絶たれた時、帰れなくなる恐怖、色々なものが頭の中をめぐり、気付いた時には緑の窓口の前に立っていました。
何よりも恐ろしいのは、午前中に津軽半島の岬にいたはずが、その日の夜には京都駅まで戻ってこれているということです。恐るべし新幹線。
こうして私の東北ツーリングは予定していた行程の半分ほどしか走ることはできませんでしたが、この先も忘れることのない大変貴重な旅になったと思います。
台風21号、そして北海道胆振東部地震と立て続けに起きた災害。私は無事京都まで辿り着くことができましたが、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。一日も早く日常が取り戻されることを切に願うばかりです。そして、今回の台風でも大きな被害が出ませんように。
おススメ避暑ツーリング ~夏に負けないコース 2~
例の変則台風以来少し暑さが和らいでいる京都です。
今日からお盆休みの方も多いでしょうね。皆様どこに行かれるのでしょうか?
私たちは先日、昨年の12月に80歳を迎えた父と一緒に大台ケ原ツーリングに出かけてきましたよ。もちろん、麓から上り始めたわけではありません。伯母峰峠の駐車場まで車で上がり、そこから自転車で走り始めました。目指す大台ケ原ビジターセンター(1570m)まではおおよそ16km。勾配もところどころ10%を超えるところもありましたが、ずっと2車線で舗装路です。何より標高おおよそ1000mからスタートですので気温も比較的低く、ヒートアップすることなく楽しめました。大台ケ原から1695m日出ヶ岳山頂までは森の中をハイキング。週末ともなれば行列が出来るほど人気のスポットですが、盛夏の平日は人気も少なく、絶景を存分に楽しめました。

標高990m地点、伯母峰峠駐車場からスタート。


SRAM eTapを搭載したIRIBIグランボアのロードレーサーが愛車。年齢を重ねるにつれ少しづつ乗車ポジションが変わってきましたが急勾配も自転車から降りることなく走破しました。何といっても大台ケ原のヒルクライムレースに過去10回近く出場していますので私たちよりコースには馴染みがあります。

途中、きれいな声で鳴いていたのは「ホオジロ」。
大台ケ原山頂着。

観光バスもやってくる人気の観光地も平日は人気もまばらで食堂もお休み。カップヌードルやレトルトカレーなどでお腹を満たしました。
そして、日出ヶ岳まで森の中をハイキング。

ずっと木陰で気持ち良い。
そして、頂上付近の展望台では周りの山々の向こうに海が広がっています!

空が澄んでいれば富士山まで見えるんですって。。この日もとっても良いお天気でしたが、中部から東日本にかかる雨雲で富士山までは見えませんでした。中々条件が揃わないと難しいですね。でも、すばらしい景色でした。

そして、山頂付近にはゴジュウカラ。他にもヒガラにも出会えました。新米バードウォッチャーには嬉しい出会いでした。
おススメ避暑ツーリング ~夏に負けないコース~
毎日毎日信じられない暑い日が続きましたが、昨日今日は台風の影響か少しましな京都です。
皆様、お元気にお過ごしでしょうか。。
私たちは先日のお休みの日にこの暑さをなんとか凌ごうとツーリングに出かけてまいりました。
1962年に北陸トンネルが開通するとともに廃線となった北陸本線旧線、敦賀-今庄間です。
「杉津(すいづ)越え」は当時「日本一の鉄道難所」といわれていたそうで、大小さまざまなサイズの隧道が当時のまま国の有形文化財として残されています。


街灯も素敵。出口が見えていると少々暗くても大丈夫。
ですが、先が見えないとちょっと怖いのは私だけでしょうか。。。


親方は嬉々として行ってしまいます。
特にこちらのトンネルは中央あたりに冷気の溜りが白い靄となって見えてます。実際、中は冷蔵庫のようにヒンヤリ。。。

上からは水滴が絶えずポタポタ。
ヒャーーー。
不気味~~。。
暗いところ苦手な方には肝試しでもありますよ!
ホント、夏のツーリングにピッタリですね。
全ての隋道を走破した峠では上りと下りの汽車がそれぞれをやり過ごすための行き止まりの隋道も残されています。



更には少し先では北陸新幹線のトンネル工事も始まっていました。いよいよ次の時代が来ているのですね。
山間部では珍しい真直ぐな道が続いています。

1000ぶんの25の勾配は2.5パーセント。鉄道にとっては大変な勾配だったようですが、自転車にとっては程よい傾斜。ご機嫌に走れました。
***
今庄駅。
帰りは日本海沿いを帰るか、輪行するか決めてなかったのですが、シッカリ満足したので輪行して帰ることにしました。ですが、次の電車まで1時間半もあります。。。

駅前の北国街道は平日だからかひっそりしていましたが、唯一1軒開いていたお蕎麦屋さんでおろし蕎麦をいただきました。そのお蕎麦の美味しかったこと。普通なら食べる前の写真なのでしょうが、あえて食後の写真です。実物は是非現地で味わってくださいね。


まだ時間があったので親方が検索で見つけたカフェにもお邪魔してきました。なかなか斬新なメニューですがこちらもとても美味しかったです。
*
さあ、そろそろ時間も頃合です。


この後車をデポした敦賀まで戻り、今度は車で敦賀温泉リラポートで温泉に浸り、帰宅。
短いツーリングコースですが、リフレッシュできてかなり満足度の高いプランでしたよ。
おススメです。
でもまた行きたいな。
あっという間に1週間たってしまいました。先日、臨時休業をいただき社員旅行で信州へ行ってきました。せっかくですのでルートをご紹介させていただきます!
衣装、同じでした。
お昼11時を過ぎたころに走り始めました。長野県は涼しいと思っていたのに、暑い・・・そして走り始めて10分もたっていないのに、きつい勾配に気持ちが負けそうになります。だってまだ周りは畑、山道に入ってないんですよ。。
わたしは蛇行運転中。
湯沢林道に入ったところで、勾配がちょっと楽になりました。初日のコースは水場がないと聞いていたので、水場を発見してここぞとばかりに汲みました。

ちなみに水場は林道に入ってわりとすぐのところに2か所だけでした。トイレもありません。
舗装がなくなりました。ですがゴキゲンで走っていられそうなダートが続きます。


野田店長がタイヤの空気を抜いています。
タイヤがはねると走りにくいので、ダートを走るときは舗装路を走るときよりも多少空気圧を低めにしておくのだそうです。
閻魔橋まで走ってお昼ごはんを食べました。ここで林道の5分の2くらいでしょうか。
この橋から、きれいな渓谷が臨めましたよ!
橋から先の記憶は、ひたすらコレです。


押して、押して、押して、なんと4時間も、ひたすら歩きました。ところどころ乗ることができましたが、すぐに深い砂利にタイヤを取られてしまいます。
そして、いつのまにかタイヤサイドが。。。

パンクする前に発見できたのでタイヤブートで応急処置をしました。この日のタイヤはなんと全員エキストラレジェ。最新のエキュルイユがほとんどですが、今回のサイドカットはいつから使い始めたか不明の30Cだけでした。
そんなダートで、やぶ蚊にまとわりつかれたりもして・・・
めちゃバテているのがお分かりいただけますでしょうか。
誰も虫よけスプレーなど持ってきていませんでしたが、野田店長の常備薬の台湾製タイガーバームがよく効きました。耳の裏や首、足元にタイガーバームを塗ったあとは、噛まれずに済みました。夏の林道では、虫除け対策も必要ですね。1週間たってもここで噛まれた痕は赤いままで痒いです。
万座道路と合流したら、目指す峠までもうすぐ!

日暮れ、雨雲と追いつけ追い越せで、何度か霧雨にあいましたが、これはなかなか夏らしくて気持ちよかったです。
午後6時、地の果てみたいなところに着きました。


毛無峠という名前のとおり、なんにもないところです。この峠は「行き止まり」で有名だそうです。
毛無峠からは下り調子。どこからともなく硫黄臭が漂います。においはするのに、温泉街が見えてこないな、まだかなまだかなと思うころにようやく温泉街が現れました。午後7時に万座温泉へ到着。宿泊する宿に到着したとたん、雨がざっと降りました。
ラッキーでした。
ジグザグ道を登ったあと、渋峠へ至る道の景色が最高でした!


白根山の噴火の影響でしょうか。噴煙が出ています。
すでに標高1800mの万座温泉からだと、渋峠までの登りはそんなにきつく感じませんでした。
日本国道最高地点。11時ごろに到着!

いったんぐっと下り、、、


また登ります。渋峠までの登りより、こっちの登りのほうがきついです。


休憩中。うん、やっぱりかわいい。。

葉っぱリングのことです。
はるみさんの自転車は、やっと製品化が出来た葉っぱリングを、なんとダブル仕様で!チョコの自転車のようにシングルで使用すると、もちろんスッキリまとまりますが、ダブル仕様にもできたらいいのにな~(欲しいな~)と考えていたところ、親方が出発前にはるみさんのER700にインストール!この葉っぱリング(そして、もう一つこの自転車のおもしろいところ)については、後日もう少し詳しくお伝えできるかと思いますのでお待ちくださいね!
さて、ふたつめの山田峠に到着したのはおなかが空いてくる時間帯。笠岳の山小屋は開いていませんでした。

またぐんぐん下ります。途中、眼下に見える山田牧場がとてもかわいかったです。

13時を過ぎたころ到着した山田牧場でお昼ご飯。こちらのお店で大盛りのタコライスをいただきました。店主の方にとても親切にしていただきました。とてもおいしかったです!

この先は、ぜんぜん写真がありません。下りは一瞬で、あっ!という間もなくゴール地点(=スタート地点)へ到着しました。
全行程はこちらです。
車は、事前にYOU游ランドにお願いして2日間留めさせていただきました。
あぁしんどかった!でもまた行きたいな。
毛無峠にて!
ブルベレポート BRM602和歌山600km紀伊半島一周Reverse
こんにちは、チョコです。6月2~3日に開催されたオダックス近畿主催のBRM602和歌山600km紀伊半島一周Reverseに参加してきました。

コースは海南市をスタートして紀ノ川沿いに東進して高見山を越えて伊勢に入り、紀伊半島の海岸線を時計回りに走って海南に戻るコースです。何故ブルべのタイトルに「リバース」と付いているのかというと、このコースはもともと泉佐野発着で反時計回りに紀伊半島を一周するブルべだったのです。それが今年はオリジナルと反対まわりに走るので紀伊半島一周リバースなのです。
さて、僕は600㎞を走るのが2年ぶり。昨年は600㎞のBRMには参加しておらず、唯一挑戦したSR600四国山脈は道路事情でDNF。今年に入ってからは200,300㎞のブルべは完走していますが4月の400㎞は約半分を走ったところで熱中症DNF。4月下旬の時点では600㎞を完走するのが難しい状態でした。4月の400㎞DNFの後、5月は自転車に乗る時間を増やしてとにかく身体を長時間、長距離のサイクリングに対応できるように走りました。5月下旬、ブルべまであと数日の時点で非常に調子がよく体調万全、当日の天気予報快晴、自転車良し、600㎞を走り切るにはこれ以上にないベストコンディションが整いました。「これでDNFしましたなんて言えない…」と自分にプレッシャーをかけながら今回のブルべに挑んだのでした。

スタート時刻は午前4:30なので海南には前日の夕方に到着。20時ごろ就寝し、2:30に起床。ブルベ前はなかなか眠れないこともあるのですが、今回はぐっすりと眠れました。
前日のうちに用意した朝食を済ませ、ブルベ中に不要な荷物をコインロッカーへ預けるために海南駅に立ち寄ってからスタート地点のマリーナシティ和歌山へ向かいます。

受付開始時刻の3:30を少し過ぎたくらいに到着したのですが既に40人近い参加者が集まっていました。ブルベカードを受け取り車検を済ませている間にも続々と反射ベストを羽織った参加者が集まり、最終的に出走者の合計は121人。スタート前のブリーフィングは粛々と行われる普段のブルベと異なり、イベントのような雰囲気がありました。

4:30にマリーナシティ和歌山をスタート。大きな登りがないので同じくらいのペースのライダーが自然と集まり集団になります。しかし、あくまでもこれは公道を走るブルベ。交通の妨げになるような大集団になるのは極力避けるようにします。PC1まで20kmほどの地点でガラス片を踏んで前輪がパンク。幸いにもパンクに気づいたのが交差点の信号待ちで、そばにコンビニがあったので駐車場の隅を借りてパンクを直します。このとき、まだ序盤で他の参加者がどんどん通り過ぎていくのを見て焦ってしまい、タイヤから取り外した穴の開いたチューブを予備チューブと入れ替えずにそのまま戻し、空気を入れて二度手間に… チューブ交換二回分の時間をかけてパンクから復帰し7:21、60.5km地点PC1ファミリーマート五條病院前に到着。走りながら食べられる羊羹とどら焼きを購入してすぐに出発します。

吉野に入ると林業関係の看板やトラックが増え、製材所の近くは木材のいい香りがしました。

高見山に近づくと勾配が増し、自然とそれまで一緒に走っていたグループがばらけていきます。200kmのブルベなら力任せに登り切っても問題ありませんが、ゴールはまだ500km先。脚にダメージを残さないことを最優先にして回すペダリングで自転車を進ませます。フロント43T、リア11S:11-42Tの構成は軽装で舗装路を走るには低すぎるギア比と思われるかもしれませんが、登りで重いギアを無理に踏んで脚を痛めることがないので長距離走で活きてきます。

くるくる回しながら登っているうちに本コース最高地点の高見トンネルに到着。予想以上に調子が良くトンネルまでの上りでもほとんど消耗しなかったので幸先良くスタートが切れた気がしました。調子が悪い時は120㎞前後で腰のあたりが痛くなったり、体をストレッチしたくなるのですが100㎞を超えてもまだまだフレッシュな状態でした。

高見トンネルを抜けるとダウンヒルです。トンネルから700m進んだ駐車場が通過チェックになっているので脚を止めて下って9:47、114.4km地点通過チェック1高見山に到着。ここでは通常のPCと異なり、スタッフの方に通過確認のスタンプをもらいます。ここでは和やかに談笑したりストレッチをしてリラックスしている方もいたのですがここは長居せずにすぐに出発しました。

高見山のダウンヒルをこなして11:42、163.5km地点PC2ファミリーマート勢和多気店を通過し、下り基調のまま伊勢へ。伊勢神宮近くで他の参加者が赤福の店舗でカキ氷を食べるために寄り道していたので僕もついつい腰を下ろしてしまいそうになりましたが、我慢して先へ進みます。気温が高い時間帯だったので無理にペースを維持することはせず13:30、200.0km地点PC3ローソン鳥羽一丁目店でカロリー補給をかねてアイスを食べました。

南伊勢町、紀北町のあたりは海岸線のアップダウンと美しいリアス式海岸の景色を楽しみながら走ります。ゆるい登りと港町の景色が交互にやってくるイメージでょうか。

17:05、273.9km地点PC4大紀町錦店でまたまたアイス補給。なんとこれ1個で380kcalあります。火照った体のクールダウンとカロリー補給が出来て一石二鳥。マイナスポイントは食べるのに時間がかかるところでしょうか。

尾鷲の市街地を抜けたところで日没を迎えました。尾鷲の市街地を抜けるとしばらくコンビニがない区間が続くのでPCに指定されていないコンビニに止まって一息ついて少し余分に補給食を買いました。

20:52、338.8㎞地点PC5勝三屋に到着。ここではスタッフの方に通過証明のサインをもらうだけではなく、事前に申請していた人は食事、風呂、仮眠、ドロップバッグ(預け荷物)のサービスを受けることが出来ます。自分は眠気に襲われる時間帯がもっと先なのでここでは仮眠はせず少しだけスタッフの方と談笑して出発しました。

PC5勝三屋出発前に夜間走行用の装備に切り替え。昼間は反射ベスト、半袖ジャージ、ビブショーツだったところにニッカーを追加することで夜の冷気に立ち向かえます。この後さらに反射ベストの下にレインジャケットを羽織って夜間装備の完成です。(スタッフのKKさん写真撮影ありがとうございました!

384.1㎞地点通過チェック2ローソン紀宝町飯盛店までもう少しというところで現れた世界遺産鬼が城。この看板の先の鬼が城トンネルが自転車通行禁止になっているので迂回のトンネルを通ります。迂回路の入り口を見過ごしていったん歩道で停止。

0時半ごろ新宮の中心地を過ぎたあたりで眠気のピークを迎えベンチで30分仮眠しました。コーヒーやカフェイン入り飲料で抗うよりも寝てしまったほうがすっきりと走れます。仮眠の効果は抜群ですっきりとした状態で走行を再開できました。眠気を感じずに走ることが出来たらいいのですが、僕の場合は深夜0~3時のどこかで眠気に襲われることが多いです。また、外気温が最も低くなる日の出前も適切なウェアを着ていないと寒さで眠くなることがあります。

2:54、通過チェック3ファミリーマート串本町桟橋店で補給後、通過チェックの樫野崎灯台へ向かいます。熊野から串本まで兼ね平坦だったので紀伊大島に渡ってからの登りは走り応えがありました。3回ほどアップダウンをこなして3:44通過チェック4樫野崎灯台に到着。フロントキャリアの左側に装備している着脱可能なバッテリーライトで自転車を照らして撮影しました。走行中はダイナモライトの灯りでほとんどまかなえるのですが、路面が悪い場合や停車時などにバッテリーライトがあると便利です。今回の場合はフロントライト2灯以上装備が義務づけられているので規定をクリアする意味もあります。
灯台に到着して写真を撮り終わるのとほぼ同時に後ろから一人参加者が到着しました。串本あたりから近くにもう一人走っていることがわかっていたのでPCや登りの途中で何度か会話が出来ました。自分は登りはかなりゆっくりと走っていたのでのぼりで追い抜かれてPCで追いつき、僕が先に出発してしばらくすると追いつかれるのを繰り返していました。走行中はほとんど一人ですがたまに他の参加者に会うと前へ進むモチベーションになります。

紀伊大島から串本に戻る途中で朝焼けを見ることが出来ました。夜間走行中は大紀町の辺りで見た海面を照らす月に感動したのですが、串本で見た朝焼けも思わず声が出るほど美しかったです。自然が見せてくれる景色はブルベ中の楽しみです。

6:24、494.8㎞地点PC6ローソン日置川町店に到着。串本からの42号線は海岸線の景色が美しく、小刻みなアップダウンが続きますが楽しく走れました。今まで走った600㎞ブルべでは2日目の朝は眠気と疲労で出涸らし状態でフラフラになっていることが多かったのですが、1日目のペース配分が上手くいったのか自転車に乗っているのが楽しくて仕方がないほど余力がありました。日が昇ってくると共に気温もぐんぐん上がり、夜間装備のレインジャケットとニッカーは6時ごろに脱いで軽装に。純粋に走ることに特化するならビブショーツとレーサージャージの組み合わせが体の動きを邪魔しないので一番楽です。今回使用したルイゾンボベのサンブリュー48ビブショーツはパッドに適度な厚みとコシがあり、革サドルと合わせると長時間のサイクリングも快適です。
食事はゆっくりとりたかったのですがこのあたりから完走タイムが気になり始め、走行中でも簡単に補給が出来るゼリーのみ補給を済ませ、停車時間を切り詰めました。

田辺市に入るとだんだん街の雰囲気も海南や和歌山のそれに近いものになってきて紀伊半島一周の終わりが近いことを感じます。

9:11、561.4㎞地点PC7ローソン紀伊内原駅前店で最後の補給食を購入し先を急ぎます。ここまで70㎞近く前日よりも高い負荷で走っているので突然脚が悲鳴を上げないか不安でしたが最後まで維持できそうです。最後の難関水越トンネルまで標高差200m近くを一気に上ります。勾配がきついので前日であれば軽いギアを回して登るところですが、ゴールが近いので少し重めのギアの割合を増やして登りきりました。PC6の時点では10:30ゴールを目標にしてペースを上げたのですが、信号が増えたことやGPSに表示されていた距離が実際と異なっていたのでこのあたりで当初のゴール目標にしていた10:30は過ぎ、11:00にゴールできるかどうかが自分の中で次の目標になりました。

醤油の湯浅、斜面のミカン畑がきれいな有田を通過して海南市に入ると国道を迂回して海岸線の道でゴールに近づいていきます。あまりにも景色がいいので思わずサドルから降りてパシャリ!ゴールタイムが気になりますが写真を撮らずにいられないのは根がツーリストだからでしょうか。

海沿いの道から国道に戻って小さな丘をトンネルで抜けてフィニッシュに指定された601.1㎞地点セブンイレブン海南下津町店に到着。レジ近くにある飲料を購入してレシートをゲット!500km地点で目論んだ29時間台ゴールはなりませんでしたが11:00フィニッシュで完走時間は30時間30分とキリの良い(? 数字になりました。ゴール後は気が抜けて足が重くなり、アイスを食べたりしてコンビニに少々長居。ここでブルベは終わったのですが、ゴールの受付まで13kmほど走らなければならないのです。なんてこった…

ゴール受付のマリーナシティ和歌山までのルートも主催者側が設定しているのでそれに従って走ります。ミカン畑の中を登り、海南の市街地が一望できる場所を通り交通量の多い国道を極力使わない気持ちの良いサイクリングルートでした。受付に到着してブルべカードと通過証明のレシート、通過チェック4で撮影した樫野崎灯台の写真を提出。レシートが全部揃っているか確認する時間はいつもドキドキします。無事に通過時刻の確認と通過証明の写真チェックが済み、晴れて600㎞完走認定です。写真はオダックス近畿オリジナルのピンバッジ。距離ごとに色が異なり集める楽しみがあります。ゴール受付で参加者を待っているスタッフの方は一様に眠たげな表情。何せ前日の深夜3時頃からスタッフ業務を行っているのですから無理もありません。走っている参加者より過酷だと思います… スタッフの皆さまお世話になりました。

600kmを共に走ったtypeER。新しいタイヤ650×38Bエキュルイユは240gと圧倒的な軽さです。登りだけでなく漕ぎ出し、加速が楽になるので信号の停車が多くなる市街地走行でも体力を温存してくれました。他のエキストラレジェタイヤと同じ非常にしなやかなケージングを使っているのでエアボリュームと相まって極上の乗り心地です。しなやかで太いタイヤは路面への食いつきがよく、安心して自転車を傾けられるので下りのコーナリングが楽しいですよ。
装備面での工夫としては携行しているボトル2本のうち1本は飲み物で満たし、もう1本は粉末飲料のスティックと塩飴を入れる容器として使っています。今回のコースは飲み水の補給が困難な場所がないことと、ダブルボトルで30℃近い気温の中を走ると2本目のボトルを飲み始めるころには中身が温まり味が変わってくることがあるので携行しているボトル1本のみを水で満たし、もう一本は補給食入れ兼予備ボトルとしました。また、当然ですが飲むことがないボトルの水を抜くだけで約700g軽くなります。補給が難しい山奥を走るコースは保険として2本とも水で満たしますが、今回のような海沿いで補給が容易な場合はボトル1本をこまめに給水し、常に新鮮な水を飲んでいた方がモチベーション高く走行を続けられます。疲れているときに口にした飲み物が腐っていたらそれだけで元気が無くなりますね…

イデアル90は昨年9月から使い始めて4000km程乗りましたが型崩れすることなく身体にフィットし、600kmを走り終えた後もお尻に痛みや股ズレが起きませんでした。サドルとの接点に痛みが出始めると速度の維持、最悪の場合は走行の継続が困難になることもあるので、540gという重量的なデメリットは無視できるほど気に入っています。
さて、次のブルべはBRM915米原600㎞、BRM1005中部1000㎞の出走を考えています。前回レポートした400㎞で認定をとれなかったのでSR獲得まであと一歩のところですが、次に走るブルべで今年度のSR獲得を決めたいところです。あと昨年DNFしたSR600四国山脈のリベンジもしたいところですね。今回の600㎞の感触なら1000㎞も安定して走れる気がしています。1000㎞は2回夜を超すのが大変そうですが今回と同様に体力を温存する走りが出来れば決して難しいことではないと考えています。SR600四国山脈は昨年コースの前半部分を走った感じでは登りで失ったタイムを下りで取り返すのが難しい道が多く含まれているので1000㎞以上に計画的に粘り強く走る必要がありそうです。
記事冒頭のルートラボは走行データの間引きを行っているのでより詳細な走行ログはSTRAVAからご覧いただけます。





