3月の予定
夜間から雪が降り、ピリッとした冷えた空気に包まれた美山。今日のところ、春はまだ先な感じがですが、暦を見るとあと3週間で3月ですね。。そろそろ春に向けてウズウズされている方も多いのでは。
アイズバイシクルでも春のイベントの準備に忙しくしていますよ!
まずは【サイクルモード大阪】。2年間途切れてしまった関西でのサイクルモードが今年は春の野外のイベントとして再開されることとなりました。開催日は3月最初の週末。これからシーズンインに向けて自転車を買おうと思っている方にはとてもいい時期ですよね。おまけに物販もあり、隣では食のイベントもあり、ですので楽しいイベントになりそうです。サイクルグランボアも試乗車持って出展しますので是非是非遊びに来てくださいね。
招待券もいくらか店頭にあります。ご希望の方はアイズバイシクル店頭にてお尋ねください。
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そして、サイクルモードの翌週末はラリーグランボアですよ‼
いつものとおり一日限りの峠の茶屋「カフェドグランボア」もオープンの予定。ぜひ、マイカップ持参でご参加ください。スタッフ一同お待ち申し上げます。特に今回は10時から13時までアイズバイシクルを閉めて私たちも走るつもりでいます。楽しい一日にしたいと思っていますので、皆様、奮ってご参加ください!
それにしても、どちらもお天気、重要ですよね。
晴れろ~!!
2月の予定
一部の方にはお伝えしていたアイズの改装工事。
直前になっても諸事情整わず、今年はやむなく断念することになりました。。。と、いうわけでお休みせずに2月も営業してますのでどうぞ遊びに来てくださいね。
年越し済んで。
新年を7日過ぎて少し日常を取り戻しつつ、お正月の疲れを癒したい気持ちの方も多いのでは。。。!?
で、今日はみんなが憧れる「エルス」や「サンジェ」ではなく、滋味あふれる街乗りモデルを少しご紹介したいと思います。エルスやサンジェはお正月にたくさん見ましたものね。。。! 名の通ったブランドは持つだけで安心ですが、値段も高く、年に一度か数度の出番となってしまいがち。その点、これからご紹介する自転車たちはあまり知られていないブランドの物ですが、親方の目にかなう作りの良さで稀な一品ばかりです。ぜひ、思い切って日常使いで乗りこなして欲しい!
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まずはこちらのボーデルというプロムナード。
プロムナードと言いながらこのハンドルポジションはかなりスポーティです。でも、そこがカッコいいところ。この子と颯爽と街中を駆け抜けてる自分を想像してみたりして。。。
フロントは46T。メーカー不詳のリングですが細身のクランクと優しい印象のチェーンガードとよく似合っています。
細身で分解可能なリアキャリア。重量物には耐えられそうもありませんが籐の籠なんて付けたら便利だし、グッと身近な相棒になりそう。。逆にハンドル周りを代えるとランドナーとしても使えたり、オーナー様次第で変幻自在の一台かもしれません。
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こちらはとても珍しい親方一押しイタリアンブランド、マラストーニの婦人車です。
60年近くも前に作られた自転車ですが、細部の作り込みはその当時の高級車ならでは。レストアは最小限とどめて、当時の雰囲気を大切に乗り継いでほしいな。
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こちらは飛び切り粋な一台、カンビオスポルト仕様のトロパド。
街でこんな自転車を乗りこなしたらなんて素敵!
それに、少し手を入れるだけでレーシングモデルにもなるんですってよ。アイズで毎年春に開催しているカンビオコルサやパリルーペなどのコッパに参加できます!
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そして、真打はやはりこちら。
あれ?
ハレの日自転車に戻っちゃいました! でも、文句なしの一台です。
とにかく、どれも是非直にご覧いただきたい。
明日からの3連休、アイズは通常営業で皆様のお越しをお待ちしています!
季節を知らせる贈り物
オンラインストアのクリスマスセール、昨日で終了しました。たくさんのご利用ありがとうございました!例年よりセール期間を延長して開催してみた今年のクリスマスセール。みなさまへのクリスマスプレゼントになっていれば嬉しいです。
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そして先日、素敵な絵葉書が届きました。夏と秋に、自転車旅のようすを描いた絵便りを送ってくださる橋本さま。
「自転車で走る」ことにもいろいろな楽しみ方があるんだな。いちばん楽しい走り方が自分で分かるようになれば、ずっとながく自転車と付き合っていけるんだな。この絵葉書が届くたびにいつもそんなことを思います。
橋本さまいつもありがとうございます。アイズにとって、橋本さまの絵葉書は季節を知らせるとても嬉しい贈り物になっています!
タンデム日和
今年もあと残すところ10日あまり。
今日の京都は日中とても良い天気で、京都サイクリング協会さんから修理とオーバーホールのご依頼でお預かりしていたタンデムの仕事が完了したのを見ていると、ついつい誘われるかのように皆で試乗させていただきました。年末までにやらないといけないことを数えると、こんなふうに遊んでいる場合ではないのですが。。。
先日もお伝えしましたが、京都は交通規則の改正がされて公道でのタンデム走行が許されるようになりました。ですので、アイズでも堂々と店前で試乗会ができます。
ほぼ初めてのタンデム。チョコとなっぱコンビ。
何度か繰り返すうちに、「怖い、怖い。」といっていたなっぱもこの笑顔。
見ていると、乗りたくなってきて私たちも。
ワンゲルのタンデムなんて珍しいですよね。おまけにサイズもとても小さめなんです。セントラルステーが入るととても乗り心地も安定する気がします。
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で、今売りに出ているエルスのタンデム。
1950年代に作られた自転車がこんなにきれいな状態で残っていることはまずありません。欠品している部品や破損している部品が混在していて、一つ一つ解決していくのはホントに地道な作業の繰り返しです。
レストア前はこんな感じ。
一見、ちゃんとしてそうですが、ストーカー側のステムは破損して仮のベルトとボルトで補修されているのが見えます。ブレーキレバーのフードも欠損してますし、泥除けもあっていないようです。なにより。。。
後の変速機のプーリーゲージがちぎれて欠損しています。
フレームの再メッキはもちろん大変な作業ですが、これら使われている部品をすべて、文字通りネジ一本にいたるまで、すべて直していくのがアイズの仕事です。
ステムは今回は使えそうなものを伝を頼りに探し出して再生して使用しています。
ゴム製品は劣化している事が多く、当時のものが残っていたとしてもまず使い物にはなりません。ましてやタンデム用の2つ穴のレバーフードなんてあるわけもなく、アイズでは一品物でレプリカの製作をしています。
ハブはタンデムにふさわしく、タンデム用のサイズでフランジ加工。
千切れてしまったゲージも工房内で鉄板から曲げて製作しています。野田店長の力作です。それに後のエクスバンディングブレーキ付ハブもピカピカ。
泥除けも見合うものを探し出します。2本の線引きは親方のチョイス。このタンデムの重厚感が増している気がします。
価格的にはとても高価なものではありますが、希少性と仕事の内容から見れば、今回のタンデムはとてもお買い得なのですよ。サイズが合うのなら是非。
そして、一緒にタンデムランに行きましょう!
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ちなみに、先にご紹介したワンゲルのタンデムは京都サイクリング協会会長さん自ら先ほどお持ち帰りになられました。喜んでいただけて何よりです。
サイクルグランボア、オンラインストアのセールは今日の22時までです。まだ、間に合います!