イデアル復活!
フランスのヴィンテージ自転車が好きな方なら必ず憧れるブランドのサドルがあります。
IDEALE (イデアル)
1990年代後半まではかろうじて製品が流通していたようですが、最後の製品は全盛期の製品とはまったく違う品質のものへと変わってしまい、そのうちにその名を聞かなくなってしまっていました。それが、なんと、フランス人の手によって復活を果たしたというのです!
かつての良い製品や良いブランドが無くなってしまったという悪いニュースばかり耳にしてきた私たちにとって、それはとても嬉しいニュースでした。それも、当時の職人に何年も掛けて手ほどきを受け、完全ハンドメイドでの復刻というではありませんか! これは是非、製造現場を見てみたい。昨年のコンクールのときにすでに面識は出来ていたので、メールで打診すると快く受け入れてくれ、「それなら、取って置きの作業を見てもらえるように準備しておくよ。」とのこと。いやー。嬉しいな。
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新しいイデアルの工房はフランスの南西部の町、トゥールーズにあり、フレッドとカティアのご夫婦2人で営まれています。フレッドは現在45歳、以前はパリでインターネット関連のお仕事をされていたそうですが、ある日思い立ち、職人の道へ。
「なぜサドルだったんですか?」と聞くと、少し笑って、「サドルは未だ誰もやってないと思ったんだよ。それにもっと簡単だと思ったんだ。」と照れくさそう。確かに、思い立ってから今年で丁度7年、技術の習得だけでなく、失われた工具や道具、型なども一から用意する必要がありました。工程を一通り見せてもらいましたが、よくぞ途中で諦めたりせずここまで成し遂げてくれたものです。
革の選別。
イデアルのサドルに使用される革はいずれもフル グレインレザー (Full grain leather)で、オーク樹皮から作られた天然のタンニンの溶液に12ヶ月間漬けてなめしています。 イデアルが必要とする革の強度と美しさを得るためには1881年から続くこの伝統的な鞣しの技術が重要なのだとか。また、サドルの硬さには乗り手の体重75キロを境に2種類用意されていますが、その識別は革の厚さではなく、質によるものとのこと。一枚の革の切り抜く場所によってその質は異なり、その識別こそ一つの技術なのです。ですので、カットの仕方は現場では見せていただきましたが、撮影はNG。

カットされた革にはこの段階で識別番号が振られ、製品管理のための台帳に登録されます。そして、丸1日水に浸されたのち、型を使って基本の形に成形され、再び丸一日かけて乾燥させます。手前にあるのがその段階のサドル。
フレッドは私たちに分かりやすいようにいくつかの段階の半加工品を準備しておいてくれました。
成形したサドルを更に整えていきます。




さまざまな器械や道具を駆使してあの形が出来上がるのがお解りいただけるでしょうか。
そして、形が決まったらあの刻印が押されます。




サイドにはお馴染みのイデアル90のマーク。そして座面にはルブールのサイン。
このルブールのサインはルブール考案の技術で革の「慣らし」が施されている証です。通常、革のサドルを自分の体に馴染ませるにはしばらく乗り込む必要があり、その間固いサドルの上では痛い思いをする事が多いのですが、この工程を入れることでそのつらい期間が短縮されるのです。確かにこの工程の前後の革の状態を比べさせていただきましたがまるで違うのです。この工程をどう日本語で説明するべきか難しいところで、ここでは「慣らし」としましたが、英語でBreak-inと表現されることを考えるともっと強い言葉でもいいような気がします。「革の腰を砕く」それぐらい言っても良いのかも。
その工程がこの刻印を入れた後専用のグリス(サドルにも付属しています)を使って行われるそうですが、実際は見せてもらえませんでした。現在、この技術を習得しているのはフレッドとその師匠のみ。門外不出、一子相伝の技術つてところでしょうか。
さてベースですが、これもフレッドとカティアによって鉄板から手作りされていました。




鉄は硬いのでカシメるのも時間がかかり大変。それでもしっかり丈夫にしなくては。ここで定期的に製作して鍍金屋さんで鍍金してもらうそうです。
革とベースをリベットで止めていきます。








イデアルのバックプレートの装着。出来上がりつつあるサドルが愛おしそうなフレッド。


ベースを工具を使って入れ込んで形は出来上がり。

まだ揃っていない道具があり、今のところ、月産20個だそう。これを聞いてちょっとビックリしました。。。既にお手元にある方は本当にラッキーですね。ショッピングサイトでも在庫を上げるとすぐ売れてしまい、なかなか在庫を維持する事が難しいのです。。。ご希望の方はどうぞ根気良くお待ちくださいませ。来週、また少し入荷する予定です。
アイズでは既に親方と私とチョコがテストを兼ねて使用していますが、3人とも乗りはじめから痛みも違和感も無く既になじんでいたかのような乗り心地を味わっています。特にチョコは昨年のコンクール後から真っ先にサンプル品をブルベなどで長距離使用をしていますがとても気に入っているようです。
ただ、チョコの場合、体重は70キロなので最初はソフトタイプから乗り始めたのですが、雨のブルベ600キロですぐに革の馴染が出始めました。その後ハードタイプも乗り比べしてもらったところ、彼のような使い方だと体重は軽くてもハードタイプのほうが良いようです。ですので選ぶ基準としては。。
- ソフトタイプ 体重75キロ以下で雨天での使用は稀な方。
- ハードタイプ 体重75キロ以上、もしくはブルベやロングツーリングなどで雨天での使用もあり得る方。
ぜひ、悩まれている方は参考にしてください。
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「そうそう、サドルから異音がするときはここにオイルを少し塗っておくと良いんだ。ただし、両面だよ。」と。

これはシッカリ教わってきました。ですので、サドルから異音が絶えない方は是非ご相談ください。
Merci beaucoup, Fred et Katia!
御用承ります。
今日は美山から。

外はキュッと冷えていますが、日差しはあるので縁側にいるとポカポカと暖かいのです。北陸の大雪、かなり大変そうですね。美山は今回思っていたほどは降らなかったのですが、大雪の大変さはお察しいたします。あれだけの大雪だと降っている最中も大変ですが、降った後も大変です。いつも通りの生活にも戻るのにしばらくかかりますね。。。
ですが、暦上ではすでに立春を過ぎ、来月はもう3月、自転車の季節がまた廻ってきます。今年もラリーグランボアは3月の第2日曜日に開催の予定です。いつものコースをいつものように廻って楽しんでいただければと思っています。既にご遠方からの参加表明もいただいたりして、アイズの中ではいよいよ春間近な感じなんですよ。
そして、そのラリーグランボアよりも1週間早く開催されるのがラリーアレックスサンジェ。3月の第1週なんてパリはまだまだ寒く、天気も悪いことが多いのですが、毎年100-200人以上が参加する歴史ある春のシーズンインを告げるイベントです。しかも、今年はなんと80回目を記念する年だそう。
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「サンジェラリー、80回目だって。」
「親方も60回目のお誕生日だね。」
「目出たいねぇ。」
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というわけで親方と専務はラリーサンジェに参加すべく今月の末からフランス出張へと出かけてまいる予定です。過去にもエルネストが健在のころ2度ほど参加したことはあるので今回で3度目です。スタッフたちからの還暦祝いも「留守番」とのことで後押ししてもらいました。久しぶりに早春のフランスを駆け足で巡ってこようと思っています。
サンジェのオーダーやご入用のものがあれば承ります。出発は26日ですので、それまでにご連絡くださいませ。
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2001年、初めてのラリーサンジェは小雨の中でした。

2007年は良い天気。

エルネストと並走してサイクリングした良い思い出です。当時のブログはこちら。
さてさて、今年はどうなるのかな。
12月の朝サイ&蚤の市
いよいよ12月がやってきました。
今年最後のアイズのイベントのお知らせです!12月の第二日曜日はアイズバイシクルでゆっくり遊んでいきませんか?
午前中は・・・
【12月の朝サイ あったかいサイクリング】
12月10日(日)朝9時 アイズバイシクルへ集合
※ご参加の方は前日までに必ずお申し込みください。
※雨天中止。中止の場合は前日までにこちらのブログにてご連絡いたします。
※お昼ごはんや保険等の準備はございません。
アイズバイシクルを朝9時に出発して、お昼ごろにまたアイズバイシクルに帰ってこられるコースです。行き先は、8月に「涼しいサイクリング」と称して訪れた場所。アイズバイシクルから驚くほど近いのに、峠あり渓谷ありダートありで、ランドナーで楽しむサイクリングにぴったりなコースです。みんなとおしゃべりできるくらいのスピードで、山の季節を楽しみながら自転車を漕いだㇼ歩いたりしているうちにきっと体がぽかぽかしてきますよ。

また、このコースは、常連様はもちろん、はじめての方にもおすすめです。ランドナーの世界へ一歩を踏み出せないでいる方、まずはアイズの朝サイクリングに参加してみませんか?走りなれているご自身の自転車でもいいですし、サイズとタイミングが合えばグランボアの試乗車でご参加いただく事もできます。(台数に限りがありますのでご希望の方はお早目にご予約ください。)
コースに不安のない方は途中合流・途中離脱していただいても構いません。コースの途中には、広場になっている場所がありますので、そこでお弁当タイムもおすすめです。時期が合えば紅葉もまだ見られるかもしれません!
◆ご注意
コースは舗装路の走行がメインですが、川沿いを自転車を押して歩く箇所がございます(この区間は自転車にお乗りいただくことができません)。ゆっくりペースで45分~1時間ほど歩きます。階段や湿った石の上を歩く箇所もございますので、歩きやすい靴でご参加ください。

そして、午後からは毎年恒例、冬の店頭セールです!
【クリスマス蚤の市】
日時:12月10日(日)12時~18時
場所:アイズバイシクル
セール内容:店頭商品は1割引、グランボアタイヤは2割引でお買い物いただけます。
◇ご来店のお客様のみのサービスです。通信販売、お取り置き品、ご予約品、自転車のオーダーなどはセール対象外ですので予めご了承ください。
◇お車でお越しのお客様は、恐れ入りますが近隣の駐車場をご利用ください。
完成車のオーダーはセールの対象外ですが、こちらのヴィンテージ自転車はセールの対象商品となります。自転車との出会いはタイミング。迷っておられる方はぜひ!また、ルイゾンボベのウェアやグローブなどもおすすめです。気になる商品はぜひ手にとってご覧ください。機能を邪魔しないように考えぬかれたさりげないデザインがとてもお洒落なんです。
12月の第二日曜日は1日アイズで遊んでください!スタッフみんなでお待ちしております!
そして、オンラインストアのクリスマスセールは、蚤の市が終わってからと考えています。当日お越しいただけない方も、ぜひ楽しみにお待ちくださいね。
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Hello customers,
We are planning a Christmas sale on our online store. Look forward to it!
親方ブログ
寒いですね。
今年はタイヤの交換をしない早めにしないといけません。。。
さて、最近、親方がレストア関係の記事をちょこちょこ書いています。
コメントも入れれるようになっています。
是非、ご覧になってくださいませ。
Ambert 2017
昨日の台風はちょっと大変でしたね。。。京都市内もひどい風が吹き、美山までのいつものルートは何ヵ所も倒木などで通行止めとなってしまいました。それに、アイズバイシクルもなんと2階の窓が飛ばされてしまいましたよ。。。とほほ。。木製の窓枠で30年以上たっていますから弱くなっていたのでしょうが、朝出勤したスタッフはそのかたずけに追われてしまいました。。

皆様のあたりは大丈夫でしたか?
近頃の気象はホント油断なりません。。。
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さて、今年の夏の初めにフランスはアンベールで開催されたコンクールマシンで素材から吟味して生まれた超軽量バッグ。ようやく皆の納得いく形で市販品が完成しました。コンクールの時よりも少し重くはなりましたが、日頃のツーリング用に使いやすく、底に革を張るなどして耐久性も上げています。それでも帆布と革を使用しながらも重さはなんと350g。グランボアのタイヤ1本分ですよ。しかも量産品ではなく、国内の職人さんが一点一点ハンドメイドしています。
軽量で機能的、そしてクラシカルな雰囲気にこだわって作ったグランボアの軽量フロントバッグ。
いかがでしょうか?






