スマチャリ+新入荷
いろいろ入荷しています。
まずはそれらのご案内を。
クランクの5ビス穴で直に固定するタイプです。
専用のビスも付属しています。
普通サイズのアンベールは2年前にカーキ色にモデルチェンジしていましたが、大きいサイズのアンベールグランデも今回の生産でようやくランニングチェンジできました。落ち着いた色合いで、ベルトゥの他のバッグともコーディネートしやすいです。国内で1点1点手作りしていただいてます。
グランボアの小型砲弾型LEDヘッドライト “メテオ”「流星」のセカンドバージョンです。
グランボア特製アルミ絞りの極薄ボディにキムラ製作所の協力を得てLinden社製極高輝度LEDユニットを組み込んだフェンダー用ライト。このアルミのボディが出来上がってからもう、4年ほど経ってる。親方の執念とキムラ製作所さんやLINDENさんのご協力のもと、ようやくここまでの製品が出来上がりました。
ダイナモライトですのでハブダイナモかモバイルバッテリーを使っていただく事になります。
これはモバイルバッテリー給電でどれくらい使えるものか実際につけっぱなしでテストしているところです。
あとは、42Bの赤タイヤも今月入荷してきましたが、ただいま欠品中のシプレ(32B)のスタンダードモデルは4月の生産です。もうしばらくお待ちください。お急ぎの方はエキストラレジェは在庫ありますのでこの機会にお試しいただけると嬉しいです。
さて、スマチャリについて。
先日、ようやく販売が開始されたホダカさんのスマチャリキットが入荷して、早速私の自転車と親方の自転車に取り付けて走ってきました。
今回、走ったコースは今年のJBTの走行会のルートです。ただ、すべてのコースはとてもハードなので私はショートカットして四十八曲峠と聖高原を巡る40キロのコースです。下の画像はその時のログですが、記録をスタートするのが遅れてしまって最初の5キロほどが記録に載っていません。
結果的にはこのコースをバッテリー1個で走りきれました。
予備のバッテリーはランブイエのサドルバッグにすっぽり収まるサイズです。
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スタートしてからすぐに上り始めるコースですが、間欠的なモーターの力でスイスイ行ける。ちゃんとペダルをこがないとアシストしないけど、なんだか20年前に戻ったみたい。楽しい。他のみんなを置いて一人で最初の峠の途中まで上ってしまった。若いころは下り坂よりも上り坂の方が得意で、こんな感じだったなぁ、と思い出しました。
上り始めて5キロくらいのところ。ここでアプリをスタート。
今回のメンバーは親方と拓未くんはもちろん、5月からアイズの新しいスタッフとして働いてくれる井越君も参加してくれました。
それに、山音製輪所の尾坂君と風虎(ふうと)くんも一緒です。
尾坂君はその昔、アイズバイシクルで一緒に仕事をしてくれていた仲間でもありましたが、そのあと東叡社で更に経験を積んで、神奈川県は厚木で自分のお店を構えています。フレームだけでなく、バッグも企画製作するオリジナリティ溢れるビルダーさんです。風虎(ふうと)くんは彼のお客様。2日後に中学校の卒業式を控えた16歳です。5年前の小学生の時に日本縦断を走り遂げたサイクルツーリング大好き少年です。
それにしても面白いメンバーですよね。
10代(ふうとくん)と20代(井越君)、30代(拓未君)、そして50代を迎えたばかりの尾坂君と60歳の専務に68歳の親方。こんな風に各世代バランスよく一緒に走れるなんて、それだけで嬉しい一日です。
12時ごろから走り始めて1時半には最初の峠につきました。
その後、下りきったところで私以外のメンバーは修那羅峠へ。ダートを含む峠があと二つのあるのでたぶん戻れるのは日が暮れる見込みです。
私はショートコースで聖高原へ向かいました。この時13時50分。バッテリー残量は約半分。
聖高原。
403号線をひたすら上り、2時半に到着。
スマチャリキットはまずは使用者のスマホをBluetoothで繋ぎ自転車と使用者を特定する必要があります。ですので走行ルートだけでなく、バッテリーの状況もスマホで確認できます。そのインジゲーターで見るバッテリーの残りはもう僅かです。ここで2本目の予備バッテリーに替えても良かったのですが、あとはほぼ下りなのでこのままどこまで使えるか試してみることにしました。
小さなアップダウンはありつつも概ね下り、千曲川沿いのサイクリングロードまでやって来ました。ゴールはすぐそこです。
この時点で15時半。
アシストはまだ効いていました。でも、全力ではなくなんだかエコモードのような感じでトルクのかかるところを少し助けてくれる感じ。この日はアプリのAIモードのレベル2でずっと走ってきました。この千曲川沿いでは水鳥の写真を撮ったり、まだ蕾でしたが桜や梅とは異なる仕立ての杏の樹々や咲き始めたばかりの梅の写真を撮りながらストップアンドゴーを繰り返していました。AIモードって今一つよくわからないけどそういう事なのかしら。その走り始めを優しく押してくれる、バッテリーの残量に応じてアシストの仕方も変えているように感じました。
結果、ホテルに着く直前で全くアシストを感じなくなったのでほぼ一本でこのルートを快適に走れたことになりました。
そして、使ってみた印象は私的にはとても好印象でした。バッテリーは小さめですがトルクのかかるところを重点的にアシストしてくれる感じです。だけどしすぎないのでキチンと走った後の疲労感もありますし、モーター音もそれほど大きくないように思います。ただ、個々の走り方やギアの使い方はバッテリーの消費に影響するようです。
ちなみに親方たちは案の定すっかり日が暮れてから戻ってきました。なので新しくバージョンアップしたメテオのテストも存分にできたようです。それはまた後日、拓未君がレポートしてくれると思います。
アイズバイシクルはすでにスマチャリユニットの在庫がございます。
ご希望の方はどうぞご遠慮なくご相談くださいネ。
パッケージについて
5月からグランボアのタイヤのパッケージが変わりました。
長らく使ってきたオリジナルパッケージですが、いろいろなご縁がつながり今年から紙の袋に変更することになりました。これまでは紫外線防止の機能を持つオリジナルの袋ではありましたが、やはり素材はビニールですし、比較的であっても環境に優しい素材に変えたいなと思っていたところでした。で、今回、京都の伝統工芸品などの修復を手掛ける大入さんとご縁を結んでいただき、クラフト紙でありながら和紙のような絞り加工を施した専用の紙を作っていただくことができました。これが紙でありながら柔らかくてとても優しい手触りなんです。
一見、コーヒーの袋と見紛う出来上がりですが、まだ最初のロットですのでいくつか修正点もあったりですので、ロットの度にマイナーチェンジが続くと思われます。そして、少しづづまた馴染んでいけばいいなと思っています。
ヨーロッパと取引をしていると彼らからの荷物はビニール系の梱包資材が一切含まれないことに毎回驚き感心していました。これでこちらからタイヤを送るときも安心です。もちろん、これまで通りパッケージ無しでの発送にも同様に対応しますのでそちらもどうぞよろしく。何が一番環境にいいかというと、やはり消費しないことに行きつきます。物を生産し、販売している身としてはジレンマもありますが、お客様にとって本当に必要なものをお届けできれば十分だと思っています。
さて、月曜日にはイデアルからもサドルが届く予定です。
ご予約いただいてる皆様には大変お待ちどうさまでした。検品が済みましたら順次お届けいたしますね。
あと、親方と専務は明日から春のツーリングに出かける予定です。今回は3泊4日で四万十の川下り。テーマはヤイロチョウです。仕事もプライベートもキチキチではあるのですが、いつもの通り、「今」を大切に楽しんできます。
そんなことで、29日が臨時休業となってしまいました。
もしかして予定を組んでおられた方がいらっしゃいましたらゴメンナサイ~!
フラミンゴを見に行く旅 第4日
Le Somail(ルソマイユ)の朝7時。宿の前の小さな公園で自転車の手入れをする。おととい昨日と結構な泥道の箇所があったので、タイヤを外して泥除けの内側にこびりついた泥も落としておく。今朝の天気予報は下り坂である。今日一日はなんとか持ちそうだが明日からは雨と強風の予報が出ている。フランスでの天気予報はMeteoFrance(フランス気象局)のアプリでチェックする。
朝食をいただき、宿の玄関で出発前の記念撮影。フランスの典型的なB&Bで隣家が宿主のご自宅。綺麗なお部屋でゆっり食事をいただいた。
再び運河沿いのサイクリングロードを走り始める。ここには珍しい松並木が続くところがある。少しは海が近づいてきたのだろうか。
運河から南へ20kmほどのところにある街Narbonne(ナルボンヌ)へ通じる支線運河Canal de la Robine(ロビーヌ運河)。今回のコースではないがこのルートも良さげではある。時間があればピストンで走ってみたい。
菜の花の畑ではない、ブドウ畑を埋め尽くしている菜の花なのだ。
運河沿いの道が極端に狭くなっている箇所がある。そのまま運河に滑り落ちそうである。
通行止めの迂回路を走っていると雲が下がってきた。パラバラと雨粒も感じらる。もう正午になろうかという時間、レストランのありそうな街を目指して走る。
このあたりで昼食をとるにはÉtang de Montady(モンタディ池)というかなり変わった名所のあたりにありそうである。このモンタディ池はGoogleMapで見ると円形の中に放射線状に筋の入った独特の幾何模様の大規模な畑のようで、ローマ時代の遺跡とのことである。トイレ休憩で立ち寄ったOffice de Tourism(観光案内所)でレストランを尋ねるとこの先の街にあるとのこと。急いで走り出した。でも先を急ぎすぎてしまいTunnel du Malpas(マルパストンネル)を見落としてしまった。運河のための全長176mのこのトンネルの下にはモンタディ池からの水路とSNCF(フランス国鉄)の鉄道の2つのトンネルが交差している。とりあえず昼食は取れたがこのあたりの写真がない。
遠くに大きな教会の塔らしきものが見えてきた。あれがBéziers(ベジエ)の街。このカナルドゥミディを建設したPierre-Paul Riquet(ピエールポール=リケ)の街である。
ベジエの街の手前にあるLes 9 Écluses de Fonseranes(フォンセランヌ水門)。9つの水門によって20m以上の高低差をクリアさせている。Canal du Midi最大の見せ場的なスポットである。
ベジエの街を流れるOlb(オルブ川)の河川敷に出るとロードにMer Méditerranée(地中海)への標識が埋め込まれていた。
ベジエのすぐ隣り町Villeneuve‐les‐Beziers(ヴィルヌーブベジエ)の観光案内所は小さなボートである。その廻りにはカモが集まっていた。鳥語を解する専務は何か訊ねているようである。
まじかにプラムの花が咲いていた。
何やらレールと車輪がたくさん並んだ複雑な構造物に出くわした。眺めているだけでは何のための設備なのか全く分からない。調べてみると川の増水時に運河の上を川を通すための設備とのこと。これまでは運河の下を川が流れていたのだがここは逆に必要に応じて運河の上に川を流すための仕掛けなのだ。
Agde(アグド)の街を過ぎると道はほぼシングルトラックの様相を呈してくる。新緑も見え水仙や桜の花が咲いていた。もうすぐ海のはずである。
運河沿いのロードからはずれ、海だ。海だ。と思って走っているとフェンスの向こうの池に何やら薄ピンクの鳥らしき姿が見えた。
フラミンゴである。今回の旅の目的である野生のフラミンゴを発見。日本では動物園でしか見られないフラミンゴが普通に池にいるのである。それもあちこちの池にいる。
こんな大型の鳥が身近に生息しているなんて。しばし感動。
この時点ですでに午後5時を廻っている。本日の宿泊地Sète(セート)まではまだ20kmもある。もう海はすぐそこ。道端にはモーターボートがたくさん並んでいる。
さうしてついに地中海。風が強い。
あとは海沿いの別荘と砂丘の間のまっすぐな道をひたすらこぐ。
18時25分。あと宿まで2kmというところでついに陽が沈む。
セートの街は賑わっている。ここはマルセイユに次ぐ港でモロッコへのフェリーも出ている。
港のホテルで今夜は泊まる。
本日の走行ルート
フラミンゴを見に行く旅 第3日
3月6日。宿には有料ながら石造りの広い自転車置き場があった。カードのルームキーを使って頑丈な戸を開け閉めすることができる。自転車を取り出して準備する。8時30分カステルノーダリを出発。
お宿は運河の畔に立っているのですぐに走り出すことになる。街の南を通る運河に沿って走る。
この街には大きな船溜まりというか港があり、シーズンには多くのバカンス客で賑わうのだろうクルージング船が何艘も係留されている。永延とつづく大木の並木の木陰の運河をゆったりと進むクルージング船での食事を楽しむだろうか。でも今は閑散としている。
船溜りのを過ぎて直ぐにSaint-Roch「サンロック」水門がある。ここは4段になった水門でかなりの高低差がある。ポプラの大木に両側を挟まれていて緑の季節にはさぞ美しかろうという場所である。下った一番下の水門直下の水たまりにカモが3羽浮かんでいた。そこから街を離れ郊外へ出る。
郊外の運河はあちこちで水が抜かれて護岸工事をしている。
対岸では重機を持ち込んでの工事のようである。場所によっては草ボウボウの道を行かなければならない。
最近工事が終わったと思われる個所はまだ支柱に守られた並木の若木が並んでいる。快適なダートが続く。
カステルノーダリから30~40分ほどの走ったあたり、耕されたばかりの畑が広がりその向こうの丘の上に白く輝くピレネーの山々を望むことができる。
途中にしばしば現れる石造りの橋も運河の水面に美しく映える。その向こうは水門である。
運河のわきの休憩所には自転車使って運河を楽しむ人たちのための設備も用意されていて工具やポンプが使える。
ここはCanal du Midiのサイクリングロードなのだ。
まもなくお昼という頃にCarcassonne「カルカソンヌ」の街に入った。レストランを捜す。
街の中心まで来てようやく自転車をそばに置いて食事できそうなレストランを捜し当てた。やれやれ。
カルカソンヌはお城で有名な観光地である。30年ちかく前に車でフランス一周ビンテージパーツ捜しの旅をしていて高速道路から見えた大きなお城の姿に引き寄せられて立ち寄ったことがある。今度は自転車に乗ってまじかにその姿に接することができた。3kmの城壁に囲まれたこの城はその内部に領主の館と教会そして多くの民家を復元し保存している。城壁と館の尖塔がいくつも立ち並ぶその威容はヨーロッパ中世のお城はかくあらんと示している。前回内部をじっくりと見学していたので今回は遠くから眺めるだけである。
ここでカルカソンヌまでは40kmほどしか走っていないことに気が付いた。今日の予定はLe Somailという小さな町の宿である。そこまでまだ60km以上を残している。午後はしっかりと走っていかなければならないと決心して走りだす。
フランスはやっぱり大陸である。大きくうねった地層が露出した山がしっかりとした鉄と石で作られた橋の向こうに見える。
ブドウ畑に挟まれた運河の道をひたすら走る。この辺はブドウ畑だらけで、どうやらワインの一大生産地のようだ。私は下戸で全くワインの知識はないのだが、Languedoc「ラングドッグ」というこの地域はお手軽なワインの産地として有名なのだそうだ。
とにかく広い。これだけ長いこと走っていると当然生理現象も起きる。でもトイレがない。シーズンオフの今は運河沿いに設けられた施設のトイレはほぼ閉まっていてなかなか用を足すことができない。休憩できそうなレストランも営業していないのだ。カルカソンヌから40kmほどのところにちょっとした湖があるのでそこまで行けばと頑張って走って湖畔を捜すがトイレはない。ここでGoogleMapが役に立つ、「Toilettes publiques」を検索する。その湖から運河を挟んだすぐそばの街の中の公衆トイレをたちどころに示してくれた。
日が暮れてきた。途中に長めの迂回路がありワイン畑の中を走らせるのだか、長く伸びた自分の影を追ってせっせと走らなければならない。運河沿いの小さな町のシャトーの尖塔が夕日に染まっている。
宿まであと1kmというところで日没した。
18時40分。なにはともあれ到着である。あ~疲れた。宿の近所で唯一営業していたレストランで食事して就寝。
本日のコースほぼ全線ダートであった。
フラミンゴを見に行く旅 第2日
朝9時。トゥールーズ・マタビオ駅前。今日からいよいよ本格的に走り出す。
今回のコースは世界遺産のミディ運河「Canal du Midi 」に沿って走る自転車道を使って地中海に至るコースだ。ミディ運河は17世紀にボルドーのワインをスペインから通行税を徴収されるジブラルタル海峡を経ずしてイタリアへ運ぶために造られた。トゥールーズから地中海までの240kmの起伏の多い地形を100超える水門を設けて船の通行を可能にしている。ただ最高地点の標高は200mほどしかないので運河に沿って走ればきついのぼりはない。
本日の予定は75km先のカステルノーダリ「Castelnaudary」である。駅前にもミディ運河は流れているのだが、時間に余裕がありそうなのでちょっと市内を散策することにした。まずは市役所前の広場へとハンドルを向け走り出す。
立派な市役所である。中には名画が展示されていてさながら美術館の様とのこと。たださすがに絵画鑑賞の時間は取れそうもない。ちょっとだけ市内の取引先のお店にも立ち寄ってみる。
昨晩のレストランでイデアルのフレッド氏から強く勧められたポンヌフ 「Pont Neuf 」からスタートすることにした。 パリにも同名の橋があるがパリと同時期の17世紀にできた橋で、大西洋とそそぐガロンヌ川にかかっている。ミディ運河はこのガロンヌ川とつながっていることによってボルドーのワインを地中海へと運ぶことが出来たのだ。
ミディ運河に向かう。広い路面電車道を通ってトゥールーズの大学前まで来てトイレがあったので立ち止まっているとお嬢さん方に声をかけられた。とてもきれいな自転車ね。と
写真を撮っても良いかと尋ねられ、どうぞと答えて色々説明してあげた。うれしかった。
公園のような大きなロータリーを経てようやく運河沿いの道に入ることが出来た。
郊外へ向かって続く運河には大小の舟が停泊していて、永いこと停泊していているように見える舟も多い。幾隻の舟のからは煙が立ち上っていてどうやら住居代わりに使われているようだ。
大木となった並木が延々と続いている。
もうお昼を過ぎているのに延々と運河の並木は続く。今はシーズンオフで本当にひと気がない。当然運河沿いに点在する施設もほとんど閉まっていた。昼食をとれる場所を捜していると運河対岸の道路脇に車がたくさん留まったレストランを発見。1kmほど先の橋を渡ればたどり着けそうだった。
おそらく地元の人が利用するレストランであろうと見当をつけて恐る恐るドアを開けると手招きする人がいる。ここのオーナーさんのようである。大勢のお客さんで賑わっていてフランスでは珍しいタコ料理の昼食をとることが出来た。
この運河沿いの自転車道はもともと帆以外の動力の無かった時代に馬などを使って船を引っぱって動かすために作られた道とのことである。数kmおきに高低差を補うための水門が現れる。そこでは僅かに道がのぼりになるが全く苦にはならないのだが、水門はいくつもいくつも現れる。しかしそのうちに今回のピークは越えてしまった。
シーズンオフの運河はあちこちで護岸工事が行われている。そのため運河沿いの道には機材の運搬のための車両や重機が入って荒れた個所があった。
昨夜の雨で泥道となったこの道でトラブルが起きた。その荒れた路面を無理くり走っていてサイドバッグがキャリアから外れて泥除けを巻き込んだのだった。このサイドバッグは現在開発中の軽量バッグのプロトタイプで、今回のトラブルを踏まえての更なる改良を重ねることになった。
直ぐに泥道からは脱出できたので、泥除けを取り外して修理を試みた。ER輪行用の泥除け取り付けなので容易に泥除けをはずす事はできた。
手ごろな大きさの太めの枝を拾ってきて泥除けの裏から押し出すようにして少しずつ直していく。さいわい大きな亀裂はなくタイヤとのクリアランスが出せるところまで戻った。なんとかこれで走り続けられるようにはなった。
運河の干上がった工事区間にはたびたび出くわした。工事区間の入口に迂回路の指示があれば安全を期してその道を選んだ。
迂回路をたどると一段上がった丘に導かれたりするのであるが、そこにはひろびろとした牧草地だったりする。
宿に着いてから跳ね泥を浴びた自転車を整備していると日はとっぷりと暮れてしまった。夕食のため人気のない街の夜道をレストランまで歩く。目指すはこの地方の名物料理のカスレ「Cassoulet」インゲン豆と鴨の煮込み料理である。
夜の運河は寂しげだ。でも豆でおなかは満たされた。これで明日も走れる。




























































































