こんにちは、前野です。
アイズバシクル改装工事中の先月3月6日と7日にオダックス近畿主催の200㎞ブルべに参加してきました。今回は2日連続出走の2本立てでお送りします。
まず土曜日はBRM306近江八幡200㎞。近江八幡駅近く発着のコースで獲得標高1500m程、登りが少ない優しいコースです。
僕がスタートするのは午前8時。
この日はアイズにバイトで来てくれていた井越君の初ブルべ(4月から新社会人おめでとう!)。同じ時刻にスタートできればよかったのですが参加枠の関係で井越君は午前6時のスタートになりました。
単独で走るSR600を除けば実に1年ぶりの参加となるブルべ。コロナ禍以前とさほど変化はありませんが観戦対策のため参加枠が少なくなっていたり、参加者が集中しないようスタートの順番や途中のチェックポイントなどに工夫が見られました。
コース前半は琵琶湖の湖東エリアを北上していきます。ビワイチで湖岸道路は何度も走っていますが、湖岸から離れたエリアは新鮮な感覚です。
基本的に走りやすい舗装路ですが中には林道のような場所も。
ブルべ序盤、路面はウェット。泥除けが無いロードで出走したので足元はシューズカバーを付けて濡れ対策。ランドナーでブルべを走る時は泥除けとマッドフラップがあるのでシューズカバーを使うことはありません。
約80㎞地点で井越君を捕捉!風が強く辛そうでしたが時間内に完走出来るペースは維持しているので大丈夫でしょう。米原辺りからの向かい風はひどかったですよ…
フォトコントロールの柏原宿で写真を撮って先へ進もうとしたらフロントタイヤの感覚が…
タイヤをガラス片が貫通していました。トレッドもだいぶ摩耗してきていたのでガラス片がチューブまで到達してしまったようです。こんな事もあるので長距離を走る前はなるべく新品のタイヤに変えておきたいですね。
余呉湖に着くまで爆風向かい風。伊吹山が綺麗ですが風が強すぎて下ハンを握りしめて漕いでいるのに登りより遅いことも。余呉湖までの向かい風区間を余呉湖峠と名付け、登りだと思ってひたすら耐えました。
向かい風に耐えて余呉湖に無事到着。1周してフォトコントロールをクリア、あとは近江八幡まで追い風に乗って南下します。道路渋滞もありましたが今までの苦労が嘘のようなスピードで長浜、彦根を通り過ぎます。
近江八幡までもう少しのところでガス欠気味になってペースが落ちましたが無事にゴール到着。
8時間27分での認定となりました。
今回使用した自転車は昨年の近江八幡200㎞で紹介したのと同じ700Cロードです。
昨年との違いはハンドルバーをグランボアモダンマースバー410mmからグランボア平行マースバー410mmに交換しています。モダンマースバーのようなリーチが短いドロップハンドルと比べると平行マースバーは112mmの長いリーチを持っているのでブラケット手前、ハンドルの肩を握るポジションをより快適に取ることが出来ます。他のグランボアのハンドルと同様に程よいしなりも感じられますし長距離におすすめのハンドルです。ハンドルの形状によって自転車の乗りやすさや肩の痛みなどが改善する場合もありますのでハンドル周りで悩まれている方は是非お試しください。
BRMを完走したのは2019年の守山300㎞以来。久しぶりの感覚で嬉しいです。
翌日は伏見スタートの200㎞があるので余韻に浸るのは程々にして輪行で帰宅しました。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
翌日曜日は BRM307京都200㎞
京都伏見スタート、奈良公園-榛原-高見峠(トンネル)-飯高町の蓮(はちす)ダムを回って往路と同じ道で帰る200㎞です。獲得標高3000m弱の登り多めのコース。コースの難易度としては前日の近江八幡200㎞より難しいです。
4時に起床、スタートの伏見港公園までは自宅から10㎞程なので自走で向かいます。よく眠れたので前日の疲労感は少なく、身体の調子は良さそうです。
5:30頃スタート地点に到着。今日は友人と一緒に道中楽しみつつ走ります。
6時のスタートから奈良公園までは平坦で信号も多いので他の参加者と共に。
榛原を過ぎたあたりで昼食前ですが、友人が調べていた和菓子屋さんでみたらし団子休憩~!絶品でした。
コースの最高地点高見峠は以前にも紀伊半島一周ブルべで通りました。峠や山の名前の付いた茶屋があると足を止めて写真を撮りたくなるのはツーリストの性でしょうか。
蓮ダムに到着。昼食をとる予定が進み続けてコンビニはおろか商店もありません…
折角フロントバッグがあるのに余分な補給食を持たなかったのが災いして、この後榛原までエネルギー切れ状態で走り続けました。
この日はブリヂストンのユーラシアで出走。ブルべで使うのは初めての自転車です。
ユーラシアとはいってもオリジナルのスペックではなくホイール、タイヤはグランボア650Bに交換、ハンドルはロードと同じグランボア平行マースバー410mmに。使える部品はオリジナルのままですが足回りとポジションにかかわる部品はすべて交換しています。
オリジナルの650Aホイールと重たいタイヤ、チューブからグランボアの650Bホイールと650×42Bタイヤ、軽量チューブレールに変えると全く別の自転車に生まれ変わりました。プレーン管フレームにハイテンフォークと元が重いので普段ブルべで乗っているカイセイ4130Rのグランボアと同程度にはなりませんがそれでも良く走ってくれます。
ちなみにブルべ特化するなら先日発売の超軽量650B用ラテックスチューブ”PLUME”に交換したら更に軽快になるでしょう。
この自転車、福岡で旅の自転車店プラットフォームを開業した大介元店長に譲ってもらったもので、しばらく街乗りに使ったりはしていたのですがここ数年放置状態…
ようやく日の目を見ることとなりました。
650A用フレームに650Bをつけるのはブレーキの種類など現物合わせで確認する必要があるので声を大にしておすすめはしずらいのですがホイール軽量化の効果は抜群です。ユーラシアに乗るのが本当に楽しくなりました!
榛原駅前で遅めの昼食休憩。スッカラカンの胃袋にラーメンでガツンと補給してゴールまで残り50㎞を頑張りました。
再び鹿が散歩する奈良公園。ここまで戻ってくると伏見までもう少し。交通量と信号が多く平坦区間の割に時間がかかりました。
道中楽しみながら無事に11時間46分で完走!2日連続200㎞を無事終えることができました。
2020年から新デザインになったオダックスクラブパリジャンの200㎞メダルはもちろん購入しましたよ。このメダルは距離ごとに用意されていてパリブレストパリの翌年にデザインが変わるので4年毎に全種類集めることを目標に走っています。
メダルの横にあるのはオダックス近畿オリジナルのピンバッジ。こちらも距離ごとに用意されていてなんと毎年デザインが変わっています。今年のデザインはサドルがモチーフのようです。何種類集められるかな~。
楽しいサイクリングからブルべまで、ランドナーは懐の広い自転車です。
いろいろな走り方、楽しみ方がありますのでランドナーでサイクリングを始めようか迷われている方、是非アイズバイシクルまでご相談ください!
この度、サイクルグランボアアトリエ長に就任しました伊藤拓未です。
グランボア史上初めての役職ということもあり、私自身も最初は戸惑いましたが、私のしている仕事そのものを表していますし、少しずつ実感することになりました。
アイズバイシクルでアルバイトを始めたのが2013年春。フレームのメッキ処理のための下磨きから始まり、色々なことを経験させていただきました。
そもそも私が自転車の世界にどっぷりつかってしまった理由は2018年に退社された野田大介元店長の影響です。大学入学前からロードバイクに乗り始め、サイクリング同好会に入会しました。そしてアイズバイシクルでランドナーを作りました。
自身でホイールを組み、パーツを組み付け、完成した時の喜びは今でも覚えています。
夏は北海道、春は九州と色々な場所へツーリングに行きました。
自転車で走ることはもちろん好きですが、自転車を見る触ることも好きだったようで、大介元店長から「この部品いるか?」とクランクを与えられたのが全ての始まりです。そして自身でアッセンブルしてはツーリングに出かけを繰り返し、気付けば一人暮らしの部屋は自転車部品で溢れ・・・、自転車が私の生活の一部になっていました。
アイズバイシクルでアルバイトをするというこの上ない環境の中で私の自転車好きは加速していき、次第にこの道に携わりたいと強く思うようになりました。
アイズバイシクルで働くようになり、フレームの下地処理磨きはもちろん、oyakataフレームの仕上げや部品の製作、加工などにも次第に携わるようになりました。
oyakataフレームの仕上げ作業
溶接の技術も学び、フロントバッグ用のバッグサポーターを拵えたのが最初です。フロントキャリア、キャンピング用のサイド枠付きキャリア等と小さな物から徐々に大きな物まで製作を任していただけるようになり、最近に至ってはセミオーダーモデルのTypeERのフレーム製作も取り掛かっております。いずれは私もフレームビルダーになるべく、まずはフレームの図面を描く勉強中です。
サイクルグランボアのアトリエは京都府南丹市美山町の親方の自宅に併設されている工房のことを指します。 以前よりフレーム製作はこの工房でされてきましたが、今回のアイズバイシクル新装リニューアルオープンに合わせまして、フレーム製作はもちろんヴィンテージ自転車のアッセンブル、加工などは全てアトリエに集約されます。アイズバイシクルはサイクルグランボアのアンテナショップとしての色を強めまして、よりグランボアの商品を感じることのできるショップに生まれ変わっています。
最後になりますが、
グランボアは日々進化しています。
ランドナー文化の維持、新しいスタイルへの挑戦。
“ないものは作る”
タイヤをはじめ、ツーリングに不可欠なもの、グランボアには沢山あります。
妥協しないモノづくり、自転車への情熱、沢山の事を学び、そして毎日が勉強の日々です。
まだまだ未熟者ではありますが、より一層精進していく所存です。
皆様、どうぞよろしくお願い致します。
伊藤 拓未
店舗のリニューアルオープンから最初の週末を終えて、今日は親方と専務は久しぶりに自宅で過ごしています。すっかり桜は満開の見ごろを終え散り始めていますが、外にいても屋内にいても心地いい良い季節です。
さて、今日は新しいテールライトのご紹介です。
左は皆様、もうおなじみのキレイのテールライト。
右は今回出来上がったグランボアのテールライト。「LUNE」(リューン)。日本語に訳すと「月」。もう、長い付き合いになる台湾の自転車ライトメーカーのKiLEYがグランボアの為に特別に専用モデルを提供してくれることとなりました。
レンズを押すだけでオンオフできてUSBで再充電できる、小さいけれどとても優秀なライト。シートチューブのフレーム台座に直付けしたり、付属のパーツを使ってサドルのレールやサイドプルブレーキのシューの部分に取付けたり、使い方は様々工夫できるのも良いところ。
しかも、レンズの径は同じですが形状が薄くなったのでわずかですが更に軽く小さくなっています。
それに充電時間はこれまでの約半分!
付属パーツはこれまでと同じ、グランボアスペシャルです。
グランボアテールライトLUNE、先日ご案内したプリュムともどもどうぞよろしくお願いします!
因みに私はこのプリュムの値段を聞いた時、正直なところ「誰が買ってくれるの??」と案じていましたが、なかなかの反響をいただいていてさらに驚いていますヨ。
*****
そうそう、新しい店舗内の画像はまだアップしていませんでしたね。
これまでは靴を脱いで入っていただいてましたが、床を取り払いましたのでもう靴のままお入りいただけます。いつものエントランスから入っていただくと正面にはグランボアのランドナーの為のパーツがより見やすく展示できるようになりました。特に配置が難しかった泥除けがほぼすべての取扱い品を展示収納できるようになったので嬉しいです。タイヤやリムの見本もこれまでは店内の隅に押し込められていましたが、堂々と中央に場所を確保できました。ハンドルもすべてのラインナップを手にとってご覧いただけます。
中央のテーブルから東側は完成車の展示と棚にはサドルやバッグ、チョコ店長セレクトのこだわり品などを展示しています。そして、中2階には2017年に初参加し、ベルフィニッション賞をいただいたフランスでのコンクール出品車をご覧いただけます。この展示スペースの自転車は折々代えていく予定ですのでお楽しみに。
そして、もう一枚東側。
自転車を眺めるときはこのサイの親子に腰かけるとちょうどいい高さですよ。夜間は彼らに店内をパトロールしてもらっています。(嘘)
そして、西側は作業スペース。奥には磨き作業専用ルームも設置いたしました。中2階の自転車展示スペースにはアレックスサンジェの1946年のコンクール優勝車を展示し、作業を見守ってもらっています。ただし、ここでできる作業は限られており、ヴィンテージの修理などはいったんお預かりさせていただく事となります。親方から告知がありましたように、京都の北に位置する美山町にヴィンテージ専用のギャラリーも準備していますのでどうぞお楽しみに。
新しい店舗になって新しい機材がいくつか導入されたのと、物の配置が大きく変わってスタッフ一同まだまだ慣れないことが一杯です。。しばらくはご迷惑をおかけすることもあろうかと思いますが、これからもどんどんグランボアらしく進化していきたいと思っています。
最後になりましたが、リニューアルのお祝いに駆けつけてくださった方、お花や差し入れを贈ってくださった方、早速お店を覗きに来てくださった方、本当にありがとうございました。この時代、なかなか「ご来店ください」とは言いにくいのですが、新しくなったアイズバイシクルにいつか足を運んでくださいますように。
懐かしい名前を見つけて思わず泣きそうになりました。ちゃんと見ていてくださってありがとうございます。
アイズバイシクルの新店長に就きました前野太志です。名は「たかゆき」と読みます。
お世話になっているお客様、そしてまだお会いしたことがないこれからアイズバイシクルにお越しいただく皆様に自分がどのような者かこの記事を通して少しでも知っていただけたら嬉しいです。
アイズバイシクルには2012年の秋にアルバイトとしてお世話になり始めました。僕が自転車を始めたのも2012年の春、大学のサイクリングクラブに入会したのがきっかけです。
関野吉春氏の人類拡散の道筋を辿る「グレートジャーニー」にロマンを感じ、最初に手にした自転車はジャイアントのグレートジャーニー。MTBベースのサイドバッグ付きツーリング自転車です。今でもその気持ちは変わりませんが、冒険に憧れて自転車を手にしたのです。
当時、僕が入会したサイクリングクラブのメンバーはアイズバイシクルでそれぞれの体格に合ったランドナーを自分で組み立てることから始まるのですが、僕は完成車を他所の店で購入し自転車を組み立てるということを知らない状態のスタートでした。
大学時代はビワイチ、アワイチに始まり四国一周、九州一周、北海道一周など春夏の長期休みは一周にこだわる「質より距離」が信条のサイクリストでした。
大学2回生の頃グランボアコンコルド700Cランドナーを手に入れて夏休みに佐多岬から宗谷岬まで約3000㎞の日本縦断を19日で完走。今振り返れば時間をたっぷり使ってもっと旅を楽しめばよかった気もしますが、この時からブルべ的な走り方が好きでした。
ブルべを始めたのも大学時代で、最初に参加したのは2013年9月に開催された200㎞ブルべでした。日本縦断を終えた直後で長い距離を走る楽しさに取りつかれていた僕がブルべの世界に足を踏み入れたのも自然な流れでした。
翌2014年には200、300、400、600㎞のブルべを完走してSRを獲得、今年に至るまでブルべに参加し続けています。
大学卒業後も自転車に関わる仕事、それも大好きなランドナーに関わる仕事を続けたくてサイクルグランボアに入社しました。
入社後も自転車に乗ることが大好きなのは変わらず、時間を見つけてはブルべや輪行旅に出かけています。
普段は京都北山を中心に走っていますが輪行やブルべなどで見知らぬ土地、それも深い山中を走っている時の高揚感は他では味わえないものです。思い出深いのは一人で行った浜松スタートで下栗の里、しらびそ峠を経由して諏訪湖まで走った南アルプスツーリング、友人と1泊2日で岐阜福井の山奥を巡った冠山峠、温見峠ツーリングです。
SR600四国山脈と昨年走ったSR600紀伊山地も忘れられません。
乗鞍はしばらく行けていないですがまた登りに行きたいです。国道最高地点の渋峠はプライベート、ジャパンバイクテクニークの下見などで何度も登りました。数年前の5月に登った時の雪の回廊は忘れられません。
走ってよかった場所を挙げ始めるときりが無いのでこのくらいにしておきます。
2017年にはフランスで開催されたビルダーの祭典コンクールマシンにライダー兼メカニックとして参加。当時は自分の経験の浅さから2日目の走行会で雨天の中凍えて棄権するという苦い思い出もありますがヨーロッパ、北米のビルダーとライダーが集まったこの大会に多くの刺激を受けました。
2019年は日本で初めて開催されたハンドメイド自転車のコンクール、第一回ジャパンバイクテクニークに参加。日本国内のビルダーさん、ショップさんの多様性と独創性に驚きました。
そして2回目の渡仏でコンクールマシン/パリ・ブレスト・パリ1200㎞に参加、PBPは多くの方のサポートのおかげで69時間で完走しました。
パリ・ブレスト・パリは2013年にブルべを始めてからずっと憧れていたブルべの最高峰。その舞台をコンクールマシンのために組み上げたグランボアのスペシャルバイクで走るとことに大きなプレッシャーはありましたが世界中のランドヌールが集まる会場の熱気、地平線まで続くライトの列、フランスの景色、全てが忘れがたい経験です。
アイズバイシクルの店舗で専門的に担当しているのはホイール組みです。
自転車の乗り味を大きく左右するのはタイヤ、空気圧だと思いますが、それを支えるホイールの存在も欠かせません。ホイールを組む際は組みつける自転車の性格、使用用途にライダーの体格など様々な要素を考慮して組み立てています。最も重視しているポイントは長く使っても振れづらいこと、そしてそれを実現するためにスポークの捻じれを出さないことでしょうか。
グランボアのホイールで好きな組み合わせはパピヨン650Bリム28HにDTレボリューション、SONのハブダイナモDeluxWideBody、リアはグランボアスモールフランジハブの組み合わせです。ニップルはDTのアルミで。組み合わせるタイヤは650×42Bエキストラレジェに軽量チューブレール、ブルべに特化するなら超軽量ラテックスチューブのプリュムで‥‥
PBPを走ったグランボアコンクールマシンに装着したような速く気持ちよく走るためのホイールが大好きです。
と書き始めるとこちらも止まらなくなってしまうのでこのあたりで。もちろん他の用途のホイールも、ヴィンテージなホイールも1本1本丁寧に組み上げていきますのでお任せください。
自転車の好みはグランボアに在籍しておきながら所有している自転車にヴィンテージ部品は殆ど無く、新しい部品にばかり興味が行くという異端であります…
それでも親方と大介元店長に指導いただき、そして古物好きな同期の伊藤と共にアイズバイシクルで働いておりますのでヴィンテージ分野の良さや魅力というものも理解しているつもりです。このアイズバイシクルがモダンな分野とヴィンテージ分野の懸け橋になる場所になったらいいなぁと思います。
親方の土屋も現行部品の情報に目を通し、実際にサイクリングで乗る自転車も現行部品で組まれたグランボアのランドナーです。新しい物もいろいろ研究中です。
そんなアイズバイシクルですので昔ながらのランドナーのイメージになんとなく取っ付き難さを感じていた方にご来店いただけたら嬉しいです。
キャリアの製作、ヴィンテージ系の作業は親方指導の下、同期の伊藤が専門で担当しておりますのでそういった分野のご相談は伊藤にしていただけたらと思います。
新しい分野もヴィンテージ分野もそれぞれ得意とするスタッフが在籍しているアイズバイシクルです。
4月から新しくなったアイズバイシクルの店長に就きましたので精一杯アイズバイシクル/グランボアの魅力を、そしてランドナー/サイクリングの楽しさを一人でも多くの方にお伝えしていきたいと思っています。
どうぞよろしくお願い致します。
前野太志
ようやく冬眠から目覚めたところですが、今度はグランボアから新製品のご報告です。
まずはソーヨーさんと一緒に作ってきたラテックスの650Bチューブ「Plume」プリュムです。
Plumeとはフランス語で「羽毛」。翼を意味するL’aile(レール)の先のさらなる高みを目指して開発され、重さは58gと軽量ブチルチューブのレールの半分になりました。超軽量ラテックスチューブの優位性はポリウレタン製の超軽量チューブのような路面からの跳ねる反動がないことです。そしてグランボアのエキストラ・レジェタイヤとの組み合わせて使用することで、究極のしなやかな走りを実現するチューブです。
グランボアはツーリングの機材としてのタイヤを考えています。軽く心地よい乗り味を楽しめるチューブラータイヤがリムセメントの毎年の貼り替えが必要なように、パンクしにくく走りが軽くなるチューブレスレディの最大の欠点はシーラントの定期的なメンテナンスが必要なことです。そして実際にパンクしたときの対応も大変です。ツーリング機材としてよりメンテナンスの容易なチューブはこれからも旅サイクリストの必需品と考え、より高品質なものを追究していきます。
もう一つの新製品はビンテージランドナーの必需品ゴム帯チェンプロテクターの赤色です。以前東京サンエスさんがVIVAのチェンプロテクターで緑と赤のバージョンを出していただいていましたがあっという間に在庫切れとなり、黒一色の不便な状況になっていました。
海外を含むたくさんのビンテージランドナーの愛好家の皆さんからの熱心なご要望にお応えしまして、今回ようやくCHAMPIONのブランドで赤をお届けできることになりました。ちょっと値段も上がってしまいましたが、まだ税込495円とワンコインに収めることが出来ました。
あと一か月すると緑も出来上がってくる予定です。たださすがに今回のロッドで次の生産はないだろうと考えていますので、必要な方はどうぞ数をまとめて確保してください。
グランボアにはすでに発注済で入荷待ちのもの、現在検討準備中の新製品も多数ございます。ランドナーを趣味として楽しまれていらっしゃるお客様にさらに楽しみを増やしていただけるようにあたらしいパーツをご用意させていただきます。
最新記事
- GrandBois Saddle Bag “Rambouillet”(2024.11.01)
- Japan Bike Technique in Bike & Camp Kanto24(2024.10.26)
- 岐阜羽島でフリマです。(2024.10.25)
- 2024アイズラリー開催のご案内(2024.10.20)
- 秋のイベントいろいろお誘い(2024.10.07)
- フラミンゴを見に行く旅 第5日とエピローグ(2024.09.21)
- 決算セール第二弾!(2024.09.18)
- 決算セール第一弾!(2024.09.16)
- お知らせいろいろ(2024.09.09)
- フラミンゴを見に行く旅 第4日(2024.08.20)