アイズの独り言

2022.09.26

留萌から宗谷 ~いろんな利尻??~

9月の初旬、親方とまた旅に出ました。

今回もまた北海道。

日本海側の海岸線を北上し、礼文島、利尻島を含むサロベツ国立公園を満喫するツーリングです。ゴールは日本最北端の宗谷岬。今も昔も学生たちが良くプランニングするこのコースは「懐かしい」のコメントも多くいただきました。車で良いとこ取りサイクリングも忙しい年代にはピッタリで楽しいものですが、やはり何日もかけて一筆書きのように旅をつないでゴールにたどり着くというのは格別です。旅自転車ランドナーの性能が最も活かされ、リフレッシュ感も満足感も別次元でした。

ちょっと長旅でしたのでまとめるのが難しいのですが頑張ってお役に立ちそうなところを選別してご紹介してみようと思います。

 

旅程 11泊12日

総走行距離 約600km

獲得標高 約3800m

旅の目的はただ一つ、「利尻山をいろんな角度で眺める」

荷物を最小限にしたかったので全て宿泊。キャンピングは無し。

 

 

*

9月5日

自宅から伊丹空港までは車で移動し、車は旅の間は空港内の駐車場に預けておきます。

KIX/ITMカードがあると駐車料金の割引あり)

伊丹空港から千歳空港まで飛行機で、千歳空港からは隣接しているJR千歳線で札幌まで輪行。

そして、札幌泊。

札幌駅前のビジネスホテルを予約したのでこの日は輪行を解かずそのまま移動できました。

13:25発のANAに乗ると札幌到着はなんと16:33分です。

札幌のお天気は小雨でしたが夕食がてら夕暮の札幌の街をブラブラ歩いて観光もできましたよ。

 

 

**

9月6日

6:35発のJR宗谷線。

 

札幌から深川まで特急ライラックで向かいます。

そこからJR留萌線に乗り換えて留萌まで輪行。これで留萌に9時前に到着できます。そこで初めて輪行を解き、いよいよツーリング開始です。

 

余談ですが、JR留萌線は2023年9月で廃止が決まったそうで鉄道マニアの方で車内は意外と賑わっていましたよ。

 

留萌から羽幌。 走行距離 約60km。

台風の影響で強い風がありましたが、南風で追い風でした。なまった体をスイスイと推し進めてくれて楽ちん! ただ、追い風に乗って走るとほぼ無風状態になり、いつもより汗をかきます。宿についたらさっそくコインランドリーを借りてお洗濯。北海道のお宿はたいていコインランドリーを備えていますので長期の旅行でも毎日でも洗濯できます。ですので持参する衣類は気温に合わせて調整できるものに厳選できますね。

 

国道232、通称オロロンライン。

概ね平坦路ですが、海沿いで強い風が吹くことが多く風向きによって大きく難易度が変わります。ですのでギリギリのプランを立てず、余裕を持たせたプランニングが楽しいツーリングのコツかもしれません。それに、バイクや普通車だけでなく、大型トラックも結構なスピードで走ってますので歩道があるときは歩道を走り、脇道があるときは迷わずそちらを選びます。

途中、黄金岬小平鰊番屋に寄り道しました。

黄金岬は夕暮がきっと良いんでしょうが、無理して立ち寄るほどでも無いかな。

小平鰊番屋は道の駅にもなっていますし、国と道の両方で重要文化財に指定されている鰊番屋が歴史資料館として公開されています。数百円の料金が必要ですが、想像以上に豪華で大きなお屋敷で見ごたえありました。

 

 

道を挟んで立派なモニュメントと北海道を命名したと言われる松浦武四郎の立像があります。

江戸時代にこの地を旅するってどんなだろう、鰊で賑わうヤン衆の活気って、なんて想像を巡らせながらゆっくり時間があってよかったなと思える場所でした。

ただ、利尻はまだ見えず。

 

 

 

 

 

***

9月7日

プランではこの日は焼尻島から天売島にわたる予定でしたが、台風の影響で島へ渡る船がすべて欠航となってしまいました。。。しかたなくこの日の宿を探すことになり、片っ端から電話しても軒並み満室で部屋が取れません。やっと10件目で予約が取れた宿は遠別のホテルノーザンライトさん。口コミが??だったのですが、実際は83歳のおかみがフロントを務めるペンションスタイルのお宿で清潔でとっても好印象でした。もし、同じように旅の途中で宿が取れなくて困ったら是非訪ねてみて。

羽幌~遠別 約50km

 

初山別までは大きくアップダウンを繰り返す道が続きます。風向き次第ではかなりハードですが幸いこの日もほぼ追い風です。

寄り道は初山別のみさき台公園金浦原生花園、遠別町 河川公園、道の駅えんべつ富士見など。

 

みさき台公園は雲一つない青空ですがとにかく風が強く、竜飛崎で経験した風を思い起こさせるほど。しかも、期待した利尻は全く見えませんでした。。。

 

金浦原生花園もしかり。エゾカンゾウも利尻山もお留守。こうなると青空がむしろ空しくもありますが、秋らしいと言えば秋らしいですね。人気のない木道を自転車押しながらゆっくり散歩しました。

6-7月はきっと素敵ですよ。。

 

 

結局この日も「富士見」と名の付く道の駅でも利尻は見えず、写真映えする河川公園で自転車の写真を撮ってしばし遊んでから宿入りしたのでした。

 

 

 

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次はいよいよサロベツ湿原へ。

まだ利尻山ちっとも見てないね~。

つちやはるみ

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