本日のアイズの朝サイ、無事に終了しました。ご参加いただきました皆様ありがとうございます。
当初、10月の朝サイは夜泣峠を越えるプチパスハンティングを予定していたのですが台風による被害でコースは使えず、ラリーグランボアでおなじみの京見峠と持越峠の定番コースを走りました。ちなみにラリーグランボアでは持越→京見と走る方が多いので今日はそのルートを逆に走りました。
朝9時、アイズバイシクル前から走り始めます。今日の参加者はベテラン揃い!
京見峠入口手前にある激坂、最大勾配は21%!サドルから降りずに登り切れますか?
でも無理は禁物。まだコース序盤なので押して上がるのが吉です。
京見峠は旧道区間を交えて登っていきます。倒木が残っていたり落ち枝が多いですが新道より少し静かで趣があります。
もう少しで京見峠茶屋です。このあと短い距離ですが勾配がきつくなります。もうひと踏ん張り!
峠手前の京見峠茶屋で休憩です。遠方から参加してくださったM様とはここでお別れ。何でも、朝サイの二日前から京都入りして走り回っていたそうです。おつかれさまでした!
京見峠を北へ下ると、持越峠のある真弓に向けて緩やかに登り返します。
北山杉と青空のコントラストが綺麗でした。そういえば半袖一枚で走るには肌寒い気温になりましたね。今、そしてこれからの季節にお勧めの長袖ジャージありますよ!
談笑しながらペダルを回すうちに持越峠に到着。京見峠に比べると交通量の少ない静かな峠です。
雲ヶ畑を見渡せる場所で休憩した後、京都市街地まで下りました。帰り道に今宮神社名物のあぶり餅を食べて行かれた方もいらっしゃいました。サイクリングした後の食事は格別ですね。
12時過ぎにアイズバイシクルに到着。33㎞の手軽に走れるコースですが、短い距離に北山サイクリングの魅力が詰まっています。
このようにアイズの朝サイクリングは山へ行くことが多いですが、初めての方でも走り切れる距離とペースになっています。まだ自転車を持っていないという方や、グランボアのランドナーに乗ってみたいという方のご参加もお待ちしていますのでお気軽にお問い合わせください。グランボアの試乗車に乗っていただけます。
来月も朝サイは第二日曜日の11月11日を予定しています。どなたさまのご参加もお待ちしています!
こんにちは、チョコです。9月15~16日に開催されたオダックス近畿主催のブルベ、BRM915米原600kmに参加しました。
コースは米原駅をスタートして北陸の山間部を通って石川の千里浜ドライブウェイまで北上し、富山から高山、ひるがの高原を通って郡上市、岐阜、最後に関ヶ原を超えて米原へ戻ってくる600kmです。
スタートの前日、仕事を終えると輪行で米原へ向かいました。電車までの時間が限られているので素早く支度ができるtypeERの輪行システムは非常に助かります。
今回、スタートが朝の5:00で京都から始発輪行では間に合わないので米原駅前のホテルに前泊です。米原に到着してからは少しでも睡眠時間を確保するために緊張しない程度に急いで寝る支度を済ませ、ほぼ予定通りの23:30に就寝。しっかり熟睡できて3:45にアラームで起床しました。スタートはホテルから出て10秒のところにあるので余裕を持って支度が出来ます。
さて、今回のブルベでもっともポイントになるのが天候です。今回のブルベは前日の金曜日から雨が降っていて予報では走行初日の15日も夜まで雨。日中の気温は23度ほど。翌日は曇りか晴れの予報で場所によっては30度近くまで気温が上がる予報でした。夜間に通過する予定の高山市の気温は17度、場所によっては体感15度を下回るところもあると予想しました。雨と気温差に対応するためにフルジップの半袖ジャージ、ビブショーツ、ウールソックスの基本セットにアームカバー、長袖のウールインナー、ニッカーパンツ、上下レインウェアを気温と天候に合わせて組み合わせます。また、雨除けと日差し除けの為にヘルメットの下にサイクルキャップを常時着用していました。長指グローブも念のため携行していたのですが着用するほど冷えることはありませんでした。雨対策の一環として普段のブルべより多めに股ズレを予防するシャモアクリームを塗ったのですが、これは途中で塗りなおせるように携帯しておいた方がよかったです。初日の雨と汗でほとんど流れてしまいました。
いつもの様に受付でブルベカードを受け取り車検、ブリーフィングを済ませます。初日の雨が確定していたのでエントリー104名に対し出走者は50名ほど。今回、僕はこのブルベを完走すると2018年のSR(スーパーランドナー)認定が貰えるのですが同じように米原600でSRがかかっている人が何人かいるようで、主催者からは無理しすぎないようにとお達しがありました。
5:00スタート。木之本あたりまで信号が多いのでストップアンドゴーが続きます。自分のペースで走りたいのと前走者が跳ね上げた水を浴びたくないのでなるべく前に出て走りました。斜め上からあたる雨粒はキャップのひさしで防げますが、前走者の自転車が跳ね上げた飛沫は防ぎようがないので厄介です。
最初の登りは椿坂峠。出走前はトンネルか旧道の峠どちらを通っても良いことになっていましたが旧道はゲートが降りて通行止めになっていたのでトンネルを通過しました。
365号線を走っていて椿坂峠とセットになるのが栃木峠。こちらはピークにスキー場があるのでそこを目指して登って行きます。椿坂峠と栃木峠は一ヶ月前に同じ方向から走っていたのでペース配分に自信を持って通過できました。土地勘があるのとないのではペース配分、精神的な余裕に差が出てきますね。栃ノ木峠を越えると福井県に入ります。
石川県まで8号線沿いに走ればほぼ平坦ですが今回は越前大野、勝山を経由して山越えで石川県に入りました。写真のように明るくなってからも雨の勢いは衰えず、我慢の時間が続きます。
勝山から白山への道は北陸のらしくスノーシェードがあったり路面が派手に荒れていたりと変化に富んでいて楽しいです。雨の中走るのは大変ですが、写真のようなどこか幻想的な景色が見られるので雨も悪くないなと思います。
白山市に入る直前、福井ラプトルの像がありました。小さい頃、勝山の恐竜博物館に連れて行ってもらったのを思い出しながら写真撮影。白山市に入ってからも恐竜の像があってひとりにやけていました。こういう小さいことでも楽しいと思えると走り続けるモチベーションにつながっていきます。
手取湖沿いを走っている頃は小雨になりレインウェア無しでも走れそうな状況に。ただ予報ではこの後も雨雲の下を走る可能性が高く、レインジャケットを着ていても不快な気温ではなかったのでレインパンツだけ脱ぎました。
白山市から金沢市に入ると雨は止み、束の間の太陽が覗きます。
しかし金沢の市街地を抜ける頃には一転激しい雨に変わり、交通量の多さと視界の悪さに気を使いました。
早い所交通量の多い金沢市を抜けたかったので先を急いでいると左ペダルの感触がなくなりスルッと外れました。最初はクリートのボルトが緩んだのかと思いましたが左足を地面につけると違和感が。なんとペダルボディは靴裏についたままでシャフトだけクランクに残っていました… どうもシャフトとボディを固定するナットが緩んでいたようです。クリートからペダルボディを外せないので一旦靴を脱ぎ、ペダルボディにシューズがくっついたままシャフトに戻してナットを手で締めて固定することで復旧させることができました。今まで走行中にペダル関連のアクシンデントは起きたことがなかったので焦りました。ちなみにナットを手で締めてボディとシャフトを固定したペダルですが幸いにもゴールまでの400km、緩むことなく仕事をしてくれました。
ペダルもげ事件から復帰し七尾市に入ると雨は止んで路面もドライに。久々の乾いた路面に喜びながらPC2千里浜ドライブウェイに到着しました。ここではスタッフの方に直接サインを貰って通過証明となります。雨が止んでいるのと綺麗な景色にホッとして思わず長居。下の写真は通過チェックで待機されていたオダックス近畿のスタッフの方に撮影していただ来ました。撮影ありがとうございます。
千里浜を出て富山方面へ向かうのですがすぐに雨雲の下に入りました。富山の市街地を走るころは雨の勢いが増し、一日目の総仕上げのような様相を呈していました。ちょうど富山市でコースの半分300㎞になるのと、この先高山まで宿泊施設がほとんど無いことから富山市内に宿をとった参加者も多かったようです。僕はいつものように最小限の仮眠でゴールするつもりでいたので富山市内ではコンビニでの補給のみにとどめました。
一日中雨にさらされ、チェーンに抵抗感が出てきたのでオイルを刺します。今回のブルベで持ってきてよかったものトップスリーに予備のチェーンオイルはランクイン確定です。フロントシングルのドライブトレインはチェーンのオイル切れを起こすと一気に抵抗感が増すように感じます。
富山の市街地を抜けると高山までしばらく補給できる場所がないので多めに補給食を持ちました。真夏のブルベでは溶けてしまうチョコレートも20度前後なら大丈夫。ちなみに最近のマイブームは梅干しです。カロリーは期待できませんが甘いものがメインの補給食の中に混ぜておくと口の中がリセットされてすっきりします。クエン酸による疲労回復効果も期待できますね。
富山から高山までの区間を走っている間、22時を過ぎたあたりから眠気に襲われました。普段の感覚だと24時を回ってから眠くなるのですが日中雨に打たれ続けたせいで思ったより疲れていたようです。猪谷駅をすぎて国道41号から360号に分岐するのですが、ここを見落としてしまい長いトンネルを通って2㎞ほど進んでからコースを逸れていることに気が付きました。結局慢性的な眠気は取れず、高山のPC3に着くまでに道の駅のベンチ、バス停などで計2時間の仮眠をとりました。
PC3高山に着いたのが午前4時。仮眠を取ってもまだ眠かったのと、しっかりした食事を摂りたかったのでチキンカツ弁当を食べました。今までのパターンだと夜間走行中に油物を摂ると調子が悪くなったのですが今回はガッツリ食べてから目が冴えて走行ペースも徐々に回復していきました。やっぱり基本の朝昼夕3食はブルべ中であっても補給食とは別枠でしっかりとったほうが良いのかもしれません。長距離走行時の食事の配分は難しいです。
高山を出るといよいよこのコースの仕上げにかかるように長めの登りが連続します。まずは小鳥峠。「ことり」ではなく「おどり」と読みます。小鳥の鳴き声がこの辺りは多かったような?
高速道路の最高地点でもある松ノ木峠。高速道路のように緩やかな登りでした。
そして少し下ってひるがの高原へ登り返します。ひるがのって漢字表記にするとゾワッとする地名ですね。
ひるがの高原のコンビニがPCに設定されているのでここで補給食を買い足します。600㎞の後半になってくると食欲が落ちるというより何を食べたいのか考えるのが面倒になってくるのでひるがの高原以降はほとんどゼリー飲料で済ませていました。食事というより燃料補給です。
ひるがの高原から先は下り基調で大きな登りはありません。とはいっても川沿いの小さなアップダウンがあったりしてゴールまで足を止めるわけにはいかないのですが。下は郡上八幡近くで撮った写真で、あまりにも気持ちのいい景色だったので橋の上でつかの間の旅気分を味わいました。昨日は一日中雨の中で今日は山をバックに写真が撮れるほど穏やかに晴れている。ここまでいろんな地名も見てきました。たった二日の出来事ですが1週間のツーリングをしたような錯覚に陥る濃密な時間です。まるで小旅行、これが僕の思う600㎞ブルべの魅力かもしれません。
郡上から先も順調に距離を稼ぎ、太陽の光を浴びてペースアップしながらゴールを目指していた575㎞地点、垂井市を走っているときにそれは起きました。前方の信号が変わるのが見えたのでブレーキをかけてゆるやかに減速しているときに前輪から勢いよく空気が漏れる音が。あっという間にタイヤはペシャンコになったのでバーストだと予想は出来たのですが、なんとサイドウォールではなくトレッドゴムに覆われている部分が裂けていました。サイドカットをすることはかなり稀で、昨年のコンクールマシン初日のダートでやらかして以来ですがトレッドが裂けているとは思いませんでした。正直、タイヤのサイドカットに関してこのレポートに書くか迷いましたがこんなこともあります。鋭利な金属片かガラス片を踏んで切れたのだと思います。予備タイヤは携帯していなかったのでタイヤブートで応急処置を済ませコースに戻りました。
垂井でバーストしてからそれまでの勢いがなくなり、ポタリングモードでゴールまで走りました。バースト前は勢いで越えてしまおうと考えていた関ケ原の登りが何と長く感じたことか… 最後にアクシデントがありましたが無事にゴールの米原市公民館に到着、認定時間34時間25分で完走です。6月の紀伊半島一周より早い時間で帰ってきたかったのですが、雨が降るとそう簡単にはいきませんでした。
ゴール受付ではバームクーヘンの丸太が待っていました。ごちそうさまです!
そうそう、今回のブルべで初めてルイゾンボベのメリノウールソックスを導入したのですが、靴が浸水するような状況になっても気持ち悪くなく、濡れた状態でも不快感を感じずに走行を続けられました。雨の日はどんなに防水性の高いものを使っていても生地ではなく隙間から浸水してしまうので、濡れてからも不快感が少ないものを選ぶのが良いかと思います。メリノウールの防臭性、保温性からくる快適さはもちろん気に入っているのですが、何せ靴下の名前が「ブルべ」ですから出走したブルべで無事に認定がもらえるように今後も履いていこうと思います。
さて、次のブルべは今週末のBRM1005中部1000㎞を予定しています。新たに発生した台風25号の動きにハラハラしていますが次回も完走報告ができるよう準備している次第です。
記事冒頭のルートラボはデータの間引きを行っているのでより細かい情報はSTRAVAでご覧いただけます。
こんにちは、チョコです。6月2~3日に開催されたオダックス近畿主催のBRM602和歌山600km紀伊半島一周Reverseに参加してきました。
コースは海南市をスタートして紀ノ川沿いに東進して高見山を越えて伊勢に入り、紀伊半島の海岸線を時計回りに走って海南に戻るコースです。何故ブルべのタイトルに「リバース」と付いているのかというと、このコースはもともと泉佐野発着で反時計回りに紀伊半島を一周するブルべだったのです。それが今年はオリジナルと反対まわりに走るので紀伊半島一周リバースなのです。
さて、僕は600㎞を走るのが2年ぶり。昨年は600㎞のBRMには参加しておらず、唯一挑戦したSR600四国山脈は道路事情でDNF。今年に入ってからは200,300㎞のブルべは完走していますが4月の400㎞は約半分を走ったところで熱中症DNF。4月下旬の時点では600㎞を完走するのが難しい状態でした。4月の400㎞DNFの後、5月は自転車に乗る時間を増やしてとにかく身体を長時間、長距離のサイクリングに対応できるように走りました。5月下旬、ブルべまであと数日の時点で非常に調子がよく体調万全、当日の天気予報快晴、自転車良し、600㎞を走り切るにはこれ以上にないベストコンディションが整いました。「これでDNFしましたなんて言えない…」と自分にプレッシャーをかけながら今回のブルべに挑んだのでした。
スタート時刻は午前4:30なので海南には前日の夕方に到着。20時ごろ就寝し、2:30に起床。ブルベ前はなかなか眠れないこともあるのですが、今回はぐっすりと眠れました。
前日のうちに用意した朝食を済ませ、ブルベ中に不要な荷物をコインロッカーへ預けるために海南駅に立ち寄ってからスタート地点のマリーナシティ和歌山へ向かいます。
受付開始時刻の3:30を少し過ぎたくらいに到着したのですが既に40人近い参加者が集まっていました。ブルベカードを受け取り車検を済ませている間にも続々と反射ベストを羽織った参加者が集まり、最終的に出走者の合計は121人。スタート前のブリーフィングは粛々と行われる普段のブルベと異なり、イベントのような雰囲気がありました。
4:30にマリーナシティ和歌山をスタート。大きな登りがないので同じくらいのペースのライダーが自然と集まり集団になります。しかし、あくまでもこれは公道を走るブルベ。交通の妨げになるような大集団になるのは極力避けるようにします。PC1まで20kmほどの地点でガラス片を踏んで前輪がパンク。幸いにもパンクに気づいたのが交差点の信号待ちで、そばにコンビニがあったので駐車場の隅を借りてパンクを直します。このとき、まだ序盤で他の参加者がどんどん通り過ぎていくのを見て焦ってしまい、タイヤから取り外した穴の開いたチューブを予備チューブと入れ替えずにそのまま戻し、空気を入れて二度手間に… チューブ交換二回分の時間をかけてパンクから復帰し7:21、60.5km地点PC1ファミリーマート五條病院前に到着。走りながら食べられる羊羹とどら焼きを購入してすぐに出発します。
吉野に入ると林業関係の看板やトラックが増え、製材所の近くは木材のいい香りがしました。
高見山に近づくと勾配が増し、自然とそれまで一緒に走っていたグループがばらけていきます。200kmのブルベなら力任せに登り切っても問題ありませんが、ゴールはまだ500km先。脚にダメージを残さないことを最優先にして回すペダリングで自転車を進ませます。フロント43T、リア11S:11-42Tの構成は軽装で舗装路を走るには低すぎるギア比と思われるかもしれませんが、登りで重いギアを無理に踏んで脚を痛めることがないので長距離走で活きてきます。
くるくる回しながら登っているうちに本コース最高地点の高見トンネルに到着。予想以上に調子が良くトンネルまでの上りでもほとんど消耗しなかったので幸先良くスタートが切れた気がしました。調子が悪い時は120㎞前後で腰のあたりが痛くなったり、体をストレッチしたくなるのですが100㎞を超えてもまだまだフレッシュな状態でした。
高見トンネルを抜けるとダウンヒルです。トンネルから700m進んだ駐車場が通過チェックになっているので脚を止めて下って9:47、114.4km地点通過チェック1高見山に到着。ここでは通常のPCと異なり、スタッフの方に通過確認のスタンプをもらいます。ここでは和やかに談笑したりストレッチをしてリラックスしている方もいたのですがここは長居せずにすぐに出発しました。
高見山のダウンヒルをこなして11:42、163.5km地点PC2ファミリーマート勢和多気店を通過し、下り基調のまま伊勢へ。伊勢神宮近くで他の参加者が赤福の店舗でカキ氷を食べるために寄り道していたので僕もついつい腰を下ろしてしまいそうになりましたが、我慢して先へ進みます。気温が高い時間帯だったので無理にペースを維持することはせず13:30、200.0km地点PC3ローソン鳥羽一丁目店でカロリー補給をかねてアイスを食べました。
南伊勢町、紀北町のあたりは海岸線のアップダウンと美しいリアス式海岸の景色を楽しみながら走ります。ゆるい登りと港町の景色が交互にやってくるイメージでょうか。
17:05、273.9km地点PC4大紀町錦店でまたまたアイス補給。なんとこれ1個で380kcalあります。火照った体のクールダウンとカロリー補給が出来て一石二鳥。マイナスポイントは食べるのに時間がかかるところでしょうか。
尾鷲の市街地を抜けたところで日没を迎えました。尾鷲の市街地を抜けるとしばらくコンビニがない区間が続くのでPCに指定されていないコンビニに止まって一息ついて少し余分に補給食を買いました。
20:52、338.8㎞地点PC5勝三屋に到着。ここではスタッフの方に通過証明のサインをもらうだけではなく、事前に申請していた人は食事、風呂、仮眠、ドロップバッグ(預け荷物)のサービスを受けることが出来ます。自分は眠気に襲われる時間帯がもっと先なのでここでは仮眠はせず少しだけスタッフの方と談笑して出発しました。
PC5勝三屋出発前に夜間走行用の装備に切り替え。昼間は反射ベスト、半袖ジャージ、ビブショーツだったところにニッカーを追加することで夜の冷気に立ち向かえます。この後さらに反射ベストの下にレインジャケットを羽織って夜間装備の完成です。(スタッフのKKさん写真撮影ありがとうございました!
384.1㎞地点通過チェック2ローソン紀宝町飯盛店までもう少しというところで現れた世界遺産鬼が城。この看板の先の鬼が城トンネルが自転車通行禁止になっているので迂回のトンネルを通ります。迂回路の入り口を見過ごしていったん歩道で停止。
0時半ごろ新宮の中心地を過ぎたあたりで眠気のピークを迎えベンチで30分仮眠しました。コーヒーやカフェイン入り飲料で抗うよりも寝てしまったほうがすっきりと走れます。仮眠の効果は抜群ですっきりとした状態で走行を再開できました。眠気を感じずに走ることが出来たらいいのですが、僕の場合は深夜0~3時のどこかで眠気に襲われることが多いです。また、外気温が最も低くなる日の出前も適切なウェアを着ていないと寒さで眠くなることがあります。
2:54、通過チェック3ファミリーマート串本町桟橋店で補給後、通過チェックの樫野崎灯台へ向かいます。熊野から串本まで兼ね平坦だったので紀伊大島に渡ってからの登りは走り応えがありました。3回ほどアップダウンをこなして3:44通過チェック4樫野崎灯台に到着。フロントキャリアの左側に装備している着脱可能なバッテリーライトで自転車を照らして撮影しました。走行中はダイナモライトの灯りでほとんどまかなえるのですが、路面が悪い場合や停車時などにバッテリーライトがあると便利です。今回の場合はフロントライト2灯以上装備が義務づけられているので規定をクリアする意味もあります。
灯台に到着して写真を撮り終わるのとほぼ同時に後ろから一人参加者が到着しました。串本あたりから近くにもう一人走っていることがわかっていたのでPCや登りの途中で何度か会話が出来ました。自分は登りはかなりゆっくりと走っていたのでのぼりで追い抜かれてPCで追いつき、僕が先に出発してしばらくすると追いつかれるのを繰り返していました。走行中はほとんど一人ですがたまに他の参加者に会うと前へ進むモチベーションになります。
紀伊大島から串本に戻る途中で朝焼けを見ることが出来ました。夜間走行中は大紀町の辺りで見た海面を照らす月に感動したのですが、串本で見た朝焼けも思わず声が出るほど美しかったです。自然が見せてくれる景色はブルベ中の楽しみです。
6:24、494.8㎞地点PC6ローソン日置川町店に到着。串本からの42号線は海岸線の景色が美しく、小刻みなアップダウンが続きますが楽しく走れました。今まで走った600㎞ブルべでは2日目の朝は眠気と疲労で出涸らし状態でフラフラになっていることが多かったのですが、1日目のペース配分が上手くいったのか自転車に乗っているのが楽しくて仕方がないほど余力がありました。日が昇ってくると共に気温もぐんぐん上がり、夜間装備のレインジャケットとニッカーは6時ごろに脱いで軽装に。純粋に走ることに特化するならビブショーツとレーサージャージの組み合わせが体の動きを邪魔しないので一番楽です。今回使用したルイゾンボベのサンブリュー48ビブショーツはパッドに適度な厚みとコシがあり、革サドルと合わせると長時間のサイクリングも快適です。
食事はゆっくりとりたかったのですがこのあたりから完走タイムが気になり始め、走行中でも簡単に補給が出来るゼリーのみ補給を済ませ、停車時間を切り詰めました。
田辺市に入るとだんだん街の雰囲気も海南や和歌山のそれに近いものになってきて紀伊半島一周の終わりが近いことを感じます。
9:11、561.4㎞地点PC7ローソン紀伊内原駅前店で最後の補給食を購入し先を急ぎます。ここまで70㎞近く前日よりも高い負荷で走っているので突然脚が悲鳴を上げないか不安でしたが最後まで維持できそうです。最後の難関水越トンネルまで標高差200m近くを一気に上ります。勾配がきついので前日であれば軽いギアを回して登るところですが、ゴールが近いので少し重めのギアの割合を増やして登りきりました。PC6の時点では10:30ゴールを目標にしてペースを上げたのですが、信号が増えたことやGPSに表示されていた距離が実際と異なっていたのでこのあたりで当初のゴール目標にしていた10:30は過ぎ、11:00にゴールできるかどうかが自分の中で次の目標になりました。
醤油の湯浅、斜面のミカン畑がきれいな有田を通過して海南市に入ると国道を迂回して海岸線の道でゴールに近づいていきます。あまりにも景色がいいので思わずサドルから降りてパシャリ!ゴールタイムが気になりますが写真を撮らずにいられないのは根がツーリストだからでしょうか。
海沿いの道から国道に戻って小さな丘をトンネルで抜けてフィニッシュに指定された601.1㎞地点セブンイレブン海南下津町店に到着。レジ近くにある飲料を購入してレシートをゲット!500km地点で目論んだ29時間台ゴールはなりませんでしたが11:00フィニッシュで完走時間は30時間30分とキリの良い(? 数字になりました。ゴール後は気が抜けて足が重くなり、アイスを食べたりしてコンビニに少々長居。ここでブルベは終わったのですが、ゴールの受付まで13kmほど走らなければならないのです。なんてこった…
ゴール受付のマリーナシティ和歌山までのルートも主催者側が設定しているのでそれに従って走ります。ミカン畑の中を登り、海南の市街地が一望できる場所を通り交通量の多い国道を極力使わない気持ちの良いサイクリングルートでした。受付に到着してブルべカードと通過証明のレシート、通過チェック4で撮影した樫野崎灯台の写真を提出。レシートが全部揃っているか確認する時間はいつもドキドキします。無事に通過時刻の確認と通過証明の写真チェックが済み、晴れて600㎞完走認定です。写真はオダックス近畿オリジナルのピンバッジ。距離ごとに色が異なり集める楽しみがあります。ゴール受付で参加者を待っているスタッフの方は一様に眠たげな表情。何せ前日の深夜3時頃からスタッフ業務を行っているのですから無理もありません。走っている参加者より過酷だと思います… スタッフの皆さまお世話になりました。
600kmを共に走ったtypeER。新しいタイヤ650×38Bエキュルイユは240gと圧倒的な軽さです。登りだけでなく漕ぎ出し、加速が楽になるので信号の停車が多くなる市街地走行でも体力を温存してくれました。他のエキストラレジェタイヤと同じ非常にしなやかなケージングを使っているのでエアボリュームと相まって極上の乗り心地です。しなやかで太いタイヤは路面への食いつきがよく、安心して自転車を傾けられるので下りのコーナリングが楽しいですよ。
装備面での工夫としては携行しているボトル2本のうち1本は飲み物で満たし、もう1本は粉末飲料のスティックと塩飴を入れる容器として使っています。今回のコースは飲み水の補給が困難な場所がないことと、ダブルボトルで30℃近い気温の中を走ると2本目のボトルを飲み始めるころには中身が温まり味が変わってくることがあるので携行しているボトル1本のみを水で満たし、もう一本は補給食入れ兼予備ボトルとしました。また、当然ですが飲むことがないボトルの水を抜くだけで約700g軽くなります。補給が難しい山奥を走るコースは保険として2本とも水で満たしますが、今回のような海沿いで補給が容易な場合はボトル1本をこまめに給水し、常に新鮮な水を飲んでいた方がモチベーション高く走行を続けられます。疲れているときに口にした飲み物が腐っていたらそれだけで元気が無くなりますね…
イデアル90は昨年9月から使い始めて4000km程乗りましたが型崩れすることなく身体にフィットし、600kmを走り終えた後もお尻に痛みや股ズレが起きませんでした。サドルとの接点に痛みが出始めると速度の維持、最悪の場合は走行の継続が困難になることもあるので、540gという重量的なデメリットは無視できるほど気に入っています。
さて、次のブルべはBRM915米原600㎞、BRM1005中部1000㎞の出走を考えています。前回レポートした400㎞で認定をとれなかったのでSR獲得まであと一歩のところですが、次に走るブルべで今年度のSR獲得を決めたいところです。あと昨年DNFしたSR600四国山脈のリベンジもしたいところですね。今回の600㎞の感触なら1000㎞も安定して走れる気がしています。1000㎞は2回夜を超すのが大変そうですが今回と同様に体力を温存する走りが出来れば決して難しいことではないと考えています。SR600四国山脈は昨年コースの前半部分を走った感じでは登りで失ったタイムを下りで取り返すのが難しい道が多く含まれているので1000㎞以上に計画的に粘り強く走る必要がありそうです。
記事冒頭のルートラボは走行データの間引きを行っているのでより詳細な走行ログはSTRAVAからご覧いただけます。
先月21日に開催されたブルベ、BRM421近江八幡400㎞に参加しました。
こちらが走行ログなのですが全部で216km… 参加したのは400kmブルベのはずなのに…
コースは近江八幡駅近くをスタートして琵琶湖大橋を渡り鯖街道で小浜へ。舞鶴、宮津を通って城崎温泉まで行き、出石、福知山、亀岡、京都市内を抜け、最後に山中越えをして近江八幡へゴールします。上記の走行ログと下のルートをあわせて今回のコースになります。
唯一標高500mに達しているのが鯖街道の花折トンネル。細かいアップダウンは多いですが、400kmで獲得標高は4000mに満たないことから比較的易しいコースだと思います。
まず、結果から申し上げると今回の400kmは完走できませんでした。走ったのはログのとおり、近江八幡から豊岡までの216km。当日の天気は快晴、山岳コースでもなければ、補給困難箇所もないコースなのに完走出来ませんでした。ブルベから少し時間もたったので落ち着いて当時の状況を振り返ろうと思います。
スタート地点は近江八幡駅近くの公園で、最寄駅から近江八幡駅までは輪行で向かいます。フロントシングル仕様のtypeERでの輪行も慣れたもので、最近は分解、組み立てどちらも10分ほどで完了します。特にブルベのスタート地点に向かう時や、時間に追われている時に前後ガードを外してロードバイクと同様に素早く輪行できる構造に助けられています。
天気は朝から快晴。昼間の最高気温は30度近くまで上がる予報で、昼間と夜間の気温差に対応することが完走のポイントになると考えました。幅広い気温に対応できるよう半袖ジャージ、ビブショーツ、薄手のメリノウールインナーをベースにして重ね着で対応する作戦です。
スタート地点の公園で主催者からブルベカードを受け取り、ブリーフィング、車検をこなして8:00スタート。今回のブルベはコース上にシークレット(出走者には事前に知らされない抜き打ちチェックポイント)が設定されています。シークレットでのチェックが受けられないと仮にゴールまで400㎞走り切っても認定がもらえないので気が抜けません。
スタートしてまずは琵琶湖大橋のほうへ向かいます。風向きも味方してあっという間に琵琶湖大橋を渡り、花折トンネルに向かって標高を上げていきます。
登りでは頑張りすぎないように意識するのですが、前に人がいると無意識のうちに脚に力が入ってしまいます。本コースの最高標高地点は花折トンネル。鯖街道は何度も通った道なので余裕をもってクリアできました。花折トンネルから朽木までは下り基調なのでエネルギーの消耗を抑えつつ距離を稼ぎます。朽木には鯖寿司の店舗が複数あるので、お昼前でしたが鯖寿司を楽しんだ参加者もいたようです。
朽木を過ぎると水坂峠を越えて小浜へ下ります。ここも普段走るときはトンネルを使って通り過ぎてしまうところなのですが、旧道のゆったりとした雰囲気が良かったです。
鯖街道熊野宿や瓜破の滝など寄り道したくなる場所がちらほら。特にこの日は暑かったので、瓜破の滝へ行って水で冷やされた葛饅頭を食べたら最高でしょう。しかし今日はなるべく早く城崎温泉に到着して温泉に入り、後半戦に備えるというプランがあったので寄り道は我慢。寄り道のことを考えているうちにPC1に到着。昼どきだったのでサンドイッチを食べておにぎり1個をフロントバッグに入れ出発しました。
小浜から舞鶴までは国道27号線と広域農道を通ります。広域農道は細かいアップダウンが続き、日陰が少ないので体力を消耗しました。ダブルボトルで水分補給の面では不足していないはずなのですが、身体が暑さになれていない為か両足の太股に痙攣の兆候を感じ始めました。脚に負荷をかけすぎないように気を使いながら舞鶴市街に到着。シークレットは舞鶴市街地手前のバイパス高架下にありました。自転車進入禁止のバイパスなので道路標識を見落とさなければ間違いなくシークレットでサインをもらうことが出来るのですが、うっかり通過してしまわないよう気をつけたいところです。舞鶴港では自衛隊の船舶と赤レンガ倉庫を横目にペダルを回します。
舞鶴市外を抜けた後、再びアップダウンをこなすのですが懸念していた太股に異変が。ほとんど前触れなく太股の内側にある筋肉が痙攣し激痛に襲われました。ブルベ中に脹脛を攣ったことはあったのですが、太股の筋肉は初めてだったので痛みで脚が止まりました。一旦自転車から降りてストレッチ。とはいっても伸ばそうとしても痛みが襲ってくるので休ませるしかありません。短い登りの間に数回痛みに襲われ自転車を降りました。今までブルベ中に脚を攣るのは走り込みが足りていないか大量に発汗した時。しかも今回は攣ったことがない太股だったので一番の原因は走りこみが不足して弱っていたのでしょう。この日は気温が高かったので塩分が不足したことも一つの要因だと思いますが、結局身体が整っていなければ長距離は走れません。
足は痛みますがペダルを踏まなければ進むことが出来ないので完走する術を考えます。ここまで停車時間込みの平均速度が23kmhを超えていて、制限時間まで余裕があります。日差しが強い時間帯は無理をして今のペースを維持するよりも、力を抜いて体力の消耗を抑え、夜間走行に備えるほうが得策だと考え時間のことは気にせずペースを落とすことにしました。
下の写真は天橋立を抜けた後に止まったPC3で撮影したものですが、ヘルメットのあご紐に塩が… 冬場のブルベでも発汗が多いと起きることがありますが、この日は相当な量の汗をかいていました。脚の攣りと食欲不振の原因は基礎体力の不足と、ミネラル不足、強い日差しなど複合的な要因から起きたのだと思います。
天橋立の入り口近くで記念撮影。ここでは多くの参加者が脚をとめて束の間の観光気分です。脚を頻繁に攣って気持ちの面でも余裕が失われていたのですが、近くにいた参加者の方と会話をしてリラックスできました。
レンタサイクルや観光客が多いので急いで走らず、のんびりと木陰の中を抜けていきます。天橋立を抜ける頃が暑さのピークでした。天橋立通過後、チェックポイントに設定されたスーパーで休憩。ここではアイスを食べてゼリー飲料を走行中の補給食として購入しました。今振り返ればこのあたりから食欲も無くなっていたのだと思います。
PC3城崎温泉に到着する頃には日差しも弱まって少し肌寒くなってきました。17:30頃、城崎温泉のチェックポイントに到着。チェックポイントのコンビニに入って補給食を選ぶのですが何を見ても食欲がわきません。次のチェックポイントまで距離があるので早めの夕飯を摂りたいところでしたが、温泉街を歩く浴衣姿の人達を羨ましく思いながらも、これからの夜間走行について考えます。
地蔵湯前の橋から夕暮れ時の温泉街を眺めます。余裕があれば温泉に入るつもりで来たのですが、この時は走り続けられるか否かで頭の中は一杯でした。30分ほどコンビニに滞在した後、城崎温泉を出発して円山川沿いに走り、豊岡方面へ南下していきます。
結局、豊岡の市街地に最接近した場所でDNFすることを決めてコースを離脱しました。この時は脚の不調と食欲不振でどうしても走り続けるイメージが湧かなかったのです。豊岡駅から輪行して3時間半ほどで京都に到着。帰宅したのは23:00頃、予定よりずいぶん速い帰宅になってしまいました…
今年は1月に300km、3月に200kmを完走していて400kmのピンバッジもここに並べたかったのですが夢叶わず。長距離を安定して走るには習慣的に自転車に乗り、体を慣らしておく必要があると痛感しました。今年4月の総走行距離はBRM421近江八幡400出走前で昨年の半分ほど。これではどんなにいい自転車に乗っていても満足のいく走りは出来ないでしょう…
今回のDNFは事前の走り込みが足りていなかったのと、暑さに耐えるための体力が不足していたのが原因だと思うので精進していく所存です。
さて、次のブルベは6月2日のBRM602和歌山600kmを予定しています。和歌山市発着で紀伊半島を一周するコースです。大きな登りは序盤の高見山のみでその後はひたすら海岸線のアップダウンを走ることになります。なかなか手ごわいコースですが、今月は時間の許す限り自転車に乗って準備していきたいと思います。5月はどこを走っても新緑が綺麗で風を切って走るのが気持ち良いですね。今回のブルベはDNFという結果でしたが、自転車に乗って走るのは本当に楽しいと思うのです。来月は完走の報告が出来るように頑張ります!
先週末2日間、東京北の丸公園内科学技術館で開催された2018ハンドメイドバイシクル展に出展してきました。ご来場いただいた皆様ありがとうございました。
グランボアの出展は昨年に続き今年で2回目。昨年は親方1号車とモディファイした無線変速デモンタブルの展示でしたが、今年は親方製フレームの完成車3台の展示でした。自転車の細部まで熱心にご覧いただくお客様が多く、大盛況の2日間でした。
軽量なコンクールマシンの普及版として設定されたフロントシングルの軽キャンピング車は、通常のグランボアタイプERと同様に輪行ができるようにパニアキャリアが設計されています。
こちらの700Cスポルティーフはハンドメイドバイシクル展直前に完成した親方製初のラグフレームです。ラグの仕上げやリアのバッグサポーター、そしてクラウンから製作した22mmの丸ホークが注目されていました。
そしてこちらは完成車重量9.07㎏、グランボアコンクールマシン2017。現物を始めてご覧になられた方も多かったと思います。
コンクールマシンを持ち上げてその重量に驚かれたり、穴あきベルに驚かれる方からフレームに関して非常にコアな質問をされる方まで、年代問わず沢山の方とお話が出来ました。また、今年の展示車両3台のうち2台がフロントシングルランドナー。ツーリングにおけるフロントシングルの使い勝手や有効性など様々なご質問、ご意見をいただきました。
京都のアイズバイシクルから遠方の方にもフレームの細部や各種製品を手に取ってご確認いただいたり、ビルダーである親方と直接お話ができるのはハンドメイドバイシクル展ならではですね。
年々勢いを増しているハンドメイドバイシクル展ですが、今年は過去最高の50社が出展。会場ではグランボアのようなトラディショナルスタイルからモダンな最新規格を盛り込んだ自転車まで、多様な自転車を目にすることが出来ました。2日目の午後に行われた東叡社山田社長によるトークショーはベテランサイクリストのみならず、ランドナーという言葉に興味を持った若い世代のサイクリストにも興味深い内容だったと思います。
そういえばハンドメイドバイシクル展会場で50部限定配布をおこなった2018年版カタログ、アイズバイシクル店頭と
オンラインショッピングで配布が始まっています。会場で展示していた自転車の紹介もありますの
でチェックしてみてください。
業者の方向けですが浅草で24~25日に開催中のサイクルパーツ合同展示会に出展しています。こちらのほうもどうぞよろしくお願いします。