アイズバイシクルの投稿記事一覧

2023.10.20

ランドナーと共に四国フェリー旅(後編)

こんにちは、伊藤です。

つい先日大学時代の友人に会う機会がありまして、子供の保育園の話になりました。

朝は私が保育園まで送っています。ランドナーで送り迎えしていると言うとかなり驚かれました。

 

学生時代に乗っていたBSのアトランティス・スポルティーフ。THULEのチャイルドシートはシートチューブにマウントするかたちで後付けができます。ハンドルはアップハンドルにして街乗り仕様にしていますが、スタンドはつけていません。壁に立て掛けて子供の乗り降りをしています。妻は今時の電動アシスト自転車に乗っていますが、私は乗り慣れた自転車でないとしっくりこなくてこんな仕様で保育園まで通っています。子供を乗せる予定がないときはワンタッチでつけ外しができるので便利ですよ!

 

 

 

少し間が空いてしまいましたが、四国ツーリングの後編に入りたいと思います!

 

 

【石鎚スカイライン編】

山小屋の朝は早いです。
他に宿泊されていた登山者の方々の声で目が覚めました。

 

 

宿のご主人と話していると、
「これから黒森峠に行くの?」
「そうです。自転車の方はよくいかれるんですか?」
「そうだね~。結構しんどいよ~」

 

 

そうは言われても行くしかありませんので、ひとまず石鎚スカイラインの下りを楽しむことにしました。

 

早朝ということもあって上ってくる車はちらほらいましたが、下りる車はほとんどいなかったので爽快に下ることができました。逆に上るのは私的にはなしです(笑)

 

途中展望所があったので寄ります。

 

 

石鎚山がひょっこり顔を見せてくれました。目の前にそびえ立つ様はかなりの迫力がありました。

 

 

 

 

 

話が脱線しますが、

 

 

今回乗っている自転車については前編では一切触れていなかったのですが、実は自分で作ったフレームなんです。もったいぶりたかったんです、お許しください・・・

 

 

セミオーダーモデルTypeERは現在私が作っていますが、これは親方が図面をサイズごとに設計し、決められた枠の中で製作しています。フルオーダー車の醍醐味は「図面を一から引くこと」。CADを使い始め、出来上がっている図面から数字を拾うことからはじまり、親方が過去に作成した図面に片っ端から目を通し、まずは自分の自転車の図面を引くことを目標としました。引いては消してまた引くを繰り返し、なんとか形になったものの、自分がはじめて設計した図面からいざパイプをカットして寸法通りにフレームを製作することなんてできるのかと不安しかありませんでした。そんなこんなで少しずつ修正を加えながら自分の自転車の図面を温め続けていました。そして今年の1月のハンドメイド展で前野店長のブルべ車製作の話が舞い上がりました。製作は私。2本目に図面を引いた自転車が製作第1号になったというわけです。しかもそれは健脚な前野店長の自転車。私のフルオーダー一号目は彼に譲ることになったわけですが、自分で評価するよりも、私よりも何倍も自転車に乗る彼からの評価のほうが遥かに貴重です。ERフレームとは作る勝手が少し違いますから、「壊れませんように」と念じながらロウ付けしたことはここだけの秘密です。

 

 

 

そうしてほんの少しだけ要領を覚えて?製作したフルオーダー車2号目。それが今回のツーリングに乗りました32BフルオーダーERです。

 

 

自転車のテーマとしては「ライトキャンピング」

今までフルオーダーの中で作られていないような自転車、それが狙いでした。
オーダーらしさを出したくてタイヤは32B。TypeERでは36B~42Bが適正サイズなので32Bはオーダーしなければつくれません。タイヤが小さいのでその分肩下寸法が短くなり、シートチューブ芯ー芯で520のフレームですが、小ささを感じさせないそんなジオメトリも狙いでした。そして荷物もそれなりにしか載せないのであれば32Bで十分であろうとも思ったわけです。

 

パーツ構成は自分の持っている部品でライトキャンピングにふさわしいであろう部品をチョイスしました。一番の目玉は変速機一式のユーレ・ジュビリーで、これはアレックス・サンジェから外したもの。ジュビリーのイメージとしてはスポルティーフについている印象なんですが、これをキャンピング車で使ってやろう!というのが最初の目論みでした。よく壊れるという話を耳にしますが、今までまともに使ったことがないので私の実体験ではまったくありません。壊れるまで使ってやる!と意気込んでいる現在ですが、他の変速機にしれっと変わっていたらお察ししていただければと思います(笑)

それと、もちろんジュビリー用シフトアダプターを組み込んでいますので引きもバッチリ!

 

 

乗った印象としましては、乗り味は非常に軽かったです。ジルのセパレートパニアであれば操作性もいいですし、下りのコーナリングは絶妙に楽しかったです。もう少し重い荷物を載せるのであれば32Bでは少し細いかなとそう感じました。

 

私個人的には「ライトキャンピング」というテーマにふさわしい一台が完成したと、そう感じることができたと思います。

 

 

 

 

 

 

あっという間に石鎚スカイラインを下ってしまいました。

 

 

 

 

【いざ黒森峠へ】

石鎚スカイラインから県道12号を更に下ります。途中に「おもご ふるさとの駅」に寄り、昼食を確保。このあたりにコンビニなどは皆無なので貴重な補給ポイントです。

 

 

 

黒森峠を目指すため、国道494号を北上します。

地図を見ていると、面河ダムの西側を抜ける県道153号がおもしろそうだったのでそちらを通ることに。国道494号線自体車の交通量は限りなく少なかったのですが、さらに交通量の少ないであろう県道153号から北上し、国道494号に再び合流することにしました。

(県道153号へ合流するため宝来橋の手前で左に)

 

 

 

小刻みにアップダウンがあり、何よりも木々のおかげでとても快適に走ることができました。

 

再び国道494号に合流。ここからおおよそ300mUPで黒森峠です。

 

 


宿のご主人からしんどいと聞いていたものの、思いのほかすぐ上れてしまった印象でした。声を大にして今言いたいこと。瓶ヶ森林道のほうが何倍もしんどかったです(笑) 2人に置いていかれて一人でちんたら上っていたんですけどね・・・・

 

 

 

 

 

東温市側へ下る道は展望抜群、気持ちの良い下りでした。約15kmの800mDOWNの下り道はひたすらに下ったという印象で、黒森峠は久万高原町側から上ることを強くお勧めいたします!

 

後は海抜0mの東予港まで下るだけでしたので記憶がほとんどありません(笑)

 

時間もかなり余裕がありましたので、温泉施設で疲れた体を癒し、地元の食堂やさんで打ち上げとまではいきませんが晩御飯をいただき、フェリーターミナルへ。

I君とはここでお別れ。彼は車で来ているのでそのまま積載しますが、私たちは帰りもフェリーなので自転車をそのままフェリーに乗せたいところですが、大阪南港に着いてからも電車で輪行ですし、なによりも輪行状態でフェリーに乗せれば料金はかからないので、心を無にして輪行します・・・

 

 

 

 

22:00 東予港を出発し翌朝大阪南港に到着。

後は電車で京都に帰るだけなので、少し船内で休憩した後帰路につきました。

無事花園駅まで帰ってこれました。行きのときは急いで電車に飛び乗ったので写真なんて撮る暇なんてありませんでした。

 

 

今回の久しぶりのツーリング、UFOラインは霧との闘いでしたが天気に恵まれ、自分の造ったランドナーで走れて最高でした。一緒に行ってくれたT君とI君には感謝しています。

 

あれこれ妄想しながら自転車を作る時間ももちろん好きなのですが、できた自転車でどこに行こうとプランを練る時間も最高の時間でした。行きたい所はまだまだたくさんありますので、この32B ERランドナーと共に駆け回りたいと思います。

 

 

takumi


2023.10.02

ランドナーと共に四国フェリー旅(前編)

こんにちは、伊藤です。

長らく欠品しておりました「カンパニョーロ ブレーキレバーフード」が入荷してきました!

イタリアンレーサーやランドナー、スポルティーフにもよく使用されるカンパニョーロのブレーキレバー。パッドはやはり劣化してしまうのでレプリカパッドはなくてはならないものですね。

 

チェーンリングにクランクといえば自転車の顔といっていいほど目立つ部品。その中心にはメッキが光り輝く「グランボア フィキシングボルト SL50」です。見た目だけでなく、真鍮ワッシャーを使うことで緩みにくくなっており、機能面もしっかりおさえています。

 

 

 

 

・・・・・・と前置きしつつ、実は3連休の日にお休みをいただき、久しぶりに泊まりでツーリングに行ってきました!コロナや家の事情もあり、2018年の東北フェリー旅の時以来になった今回のツーリング、行き先はめちゃめちゃ悩みました。いかに3日分の行程をキレイにまとめるかあらゆるパターンを考え続け、気が付けば数プランが出来上がり、、、と何処に行くか迷ってしまう始末となっていました。もちろん行ったことのない自分が行きたい所を優先的に絞ってプランを練っていたのですが、目的地までの行き方もとっても重要です。学生のときはお金はなくても時間はあったので、18きっぷで!の一択でなんとかなりましたが、お金も時間もない現在はそうも言ってられません。見方を変え移動方法から考えてみると、とあるウェブページに目がとまりました。四国開発フェリー株式会社が運航しているオレンジフェリーです。結局フェリーかい!と突っこまれそうですが、関西航路が大阪南港を22:00に出航して、翌6:00に愛媛の東予港に到着するんです。そこから目指すは瓶ヶ森林道、通称UFOラインです。元々行きたいところではあったのですが、京都からのアクセスは決していいものではなく、車で行けるかな?くらいに思っていました。ですがこのフェリーの存在は盲点でした。フェリーの中で過ごす時間がたまらなく好きで、今か今かと待ち遠しい中眠りにつき目が覚めれば目的地。結局のところ目的地を決めた理由はここにあるのかもしれません。

 

帰りも東予港を22:00に出航し、大阪南港に6:00着というスケジュールなので周回コースでプランを立てました。

2日でコースを分け、初日は東予港から石鎚スカイラインの北側ゲート土小屋までひたすら登り、2日目は石鎚スカイラインを南に向け下り、国道494号とぶつかったところで北上し、黒森峠を越え再び東予港を目指す行程にしました。

 

 

【大阪南港まで】

行きの電車は久々の輪行でしたので写真をとっている暇も当然なく、ささっとフェリーターミナル駅まで。大阪駅あたりまではまったく見なかったのですが、徐々に南港まで近づくにつれてちらほら輪行している人を見かけるようになりました。こちらが「あっ」と思えばあちらも「おっ」と目を丸くしてこちらをみているあたり同じことをかんがえているんでしょうね(笑)

フェリーターミナル駅から乗り場までは連絡通路のようになっているので輪行状態のまま目指します。フェリーにもそのままのせれば追加料金はかかりません。

個室なのでキレイに収まります。

フェリーの予約の時から思っていたのですが、一番リーズナブルな客室でもシングル部屋、大部屋がないんです。学生の時は皆で一部屋、、、なんてことを思い出します。

なんでも数年前に改修されたようであまりのキレイさに驚きました。外を眺めれば瀬戸内海なので夜の街の光が見え、遊覧船にでも乗っているかのような気分でした。日本海を運航するフェリーとはまた一味違い新鮮でした。

すごく快適でおもわず夜更かししてしまいました。オススメです。

 

 

 

【東予港より土小屋まで】

朝6時に到着。7時まで船内休憩ができるので時間調整できます。私たちは先を急ぐことにしました。

 

まずは輪行解除から。


今回のツーリングは私含め3人。私とT君は京都から、I君は四国在住なので車で現地集合で合流。

 

この日は晴れ。石鎚山の天気も良好のようです。T君から過去に何度かUFOラインに行こうとするも雨ばかりで断念してきたことを聞かされていたので、2週間程前から天気予報とにらめっこ状態でした。あるサイトでは雨予報だったり、曇りだったり定まらなかったのですが、近づくにつれ晴れ予報に、、、。ツーリングに向けて一番高揚する瞬間です。

 

 

 

朝の7時過ぎ、車の交通量も少なく走りやすいです。まずは目指すはUFOラインの入り口、旧寒風山トンネルです。

基本は国道194号を上っていくのですが、なるべく大きい道路は走らず、すぐさま細かな道へ避難できるところは避難します。ツーリングに行くとき、あらかじめ走るルートは決めておくのですが、五万図を持っていればその場で道を選びながら走ることができるのでとても便利です。五万図の用意も考えたのですが、スマートフォンのアプリで地形図が見れる便利なものがあるので今回はそれを使ってみることに。GPS機能も兼ね備えていて、今自分がどこにいるのか一目瞭然なので初めての方でも扱いやすいとは思うのですがやはり欠点はバッテリーの持ちで、紙の媒体には敵いません。次はこうしようああしようと考えるのが楽しかったりするので今後の課題です。


上りにさしかかったところですぐさま休憩。話す内容は大半が自転車のこと。頭の中が自転車で埋まっている3人組です。。。。

まだまだ序の口、旧寒風山トンネルまで1000mアップです!

 




漕いでは止まり、自転車を眺めるを繰り返しながら、、、気が付けば寒風山トンネルの手前まで。無論旧道を進みます。

 


旧寒風山トンネルです。灯りもなく真っ暗なトンネルなのでLUNEをすかさず点灯させます。もちろんフロントライトも忘れずに。

 

 


トンネルを抜ければゲートです。いよいよUFOラインまでの道のりです!

 

ですが、その前に13時を過ぎていたので東屋で遅めの昼食。

 

 

 

 


ゲートをぬけようとすると一つの看板が目にとまりました。“四国のてっぺん酸欠マラソン大会”なるものが開催されているようです。ん~~、めちゃめちゃ気になります、参加者に話を聞いてみたいです(笑)

 

ゲートから先はゆるやかな上りだったとそう記憶しています。一時間半ほど上り、、、目の前にそびえる山に向かって「あんなに上るのか・・・・」とため息をもらしていると、左側には写真で見たことがある景色が広がっていました。

自分では気が付かない間に頂上付近まで上りきっていたようです。


雲が少なくなったタイミングでパシャリ。

雄大な景色を見渡していると、自分たちがいかに自転車を漕いだのか実感します。

標高が1500m付近だとだいたい気温が20°ほど。半袖では少し寒かったです。

 

瓶ヶ森登山口駐車場、バイオトイレがある場所までは上ったり少し下ったりを繰り返し、ここから300m程山荘しらさまで一気に下ります。


カフェが併設されているのですが、私たちが到着したのは16時過ぎ。営業時間に間に合わず利用できませんでした。残念。

山荘しらさからはまた上り道・・・と思えば少し下り、また上り・・・

最後の上りだと思い、最後の力を振り絞りました。

 

 

 



とうとう宿泊予定の白石ロッジのある土小屋までたどり着きました。この日は60km,2300mUPに800mDOWNという一日でした。

宿について早々にお風呂に入り、ご飯を食べて8時くらいには就寝。。。健康的です。

 

 

2日目は石鎚スカイラインを下り、黒森峠を越え西条にもどる行程です。

後編に続きます!

 

 

 

 

takumi


2023.09.17

ARAYA TURいかがですか

こんにちは、前野です。

今日はアイズバイシクルで扱っているアラヤツーリストと決算セールについてのご案内です。

アイズバイシクルではグランボアのオーダーメイドランドナーをメインに販売しています。オーダーメイドの自転車は最初からオーナーの身体にフィットし、用途に合わせた部品構成で組み立てるので基本的に最初から理想形の自転車が手に入ります。

ただ、最初の1台としてランドナーを検討されている方には想定のご予算内ではオーダーメイドのランドナーは難しいかもしれません。それにご注文を頂いてからフレームを製作し、塗装を行って部品の組みつけを行うのでどうしてもご注文から納車まで時間がかかります(セミオーダーで2か月~)。

最初の1台を決めたら、なるべく早く新車に乗って出かけたいですよね。

とりあえずランドナーで走ってみたい。夢中になったらオーダーメイドも視野に入ってくるかも。そんな方が多いのでないでしょうか。

 

 

 

そこで、初めてランドナーを手にされる方のためにご予算を抑えつつサイクリングの楽しさを味わえるアラヤツーリストをご用意しています。このアラヤツーリスト、当店ではアラヤのラインナップに登場して以来販売していますが、イマイチその良さが伝わっていない気がしてならないので今回改めて紹介させていただきます。

 

アラヤツーリストは当店オリジナルのランドナーではなく、大阪の新家工業株式会社が販売する完成車になります。なので、当店以外でも一般販売されているパッケージ化されたランドナーの完成車です。

標準仕様で¥132,000(税込)、普段オーダーメイドランドナーの見積もりをさせていただいている身からすると破格です。

500mmと550mm、2種類のサイズ展開、カラーはボルドーレッド、ナチュラルカーキ, ミッドナイトブルーの3色です。

スペックは極めてシンプル。フレームとフォークは肉厚で丈夫なクロモリ製、ランドナーの定番太めの650Bタイヤにカンチブレーキ、幅広い地形に対応可能な3×8速のワイドレシオなギア構成、アルミ製の泥除けはメーカー側でセッティングされていますが、ステーの角度もバランスよくまとめられています。フレームとフォークを繋ぐヘッドセットはフォーク抜き輪行に対応した物が最初から組み込まれています。

ただ、ランドナーに必須と言っても過言ではないフロントキャリアは標準装備されていません。
(※写真のツーリストは作例としてキャリアを装着しています)

 

【アイズバイシクルでARAYAツーリストをご購入いただくと、以下の特典が有ります。】

・ステムを体格に合わせたものに交換
・後泥除けはイージー輪行加工を施して簡単着脱
・ブレーキアーチワイヤーはDIACOMPEの千鳥&ワイヤーへ変更しています

 

簡単にまとめると、より乗りやすく輪行しやすい仕様に変更して納車致します。

 

これではまだ不十分で、アラヤツーリストでランドナーの良さを充分に味わっていただくには是非フロントキャリアとフロントバッグをセットしていただきたいです。

フロントキャリアを付けよう!

シンプルな、ランドナーの素体ともいえるアラヤツーリストはフロントキャリアを装着することで完成します。フロントキャリアはバッグを支えるだけではなく、ライト台座としても機能します。(※写真の自転車はグランボアのランドナーです)

当店でアラヤツーリストに装着するフロントキャリアは2種類。どちらもライトをマウント可能です。
・フロントバッグのみを載せるグランボアM-13フロントキャリア(上写真)
・フロントバッグと左右にサイドバッグを装着する日東キャンピーフロント

 

 

当店で納車したアラヤツーリストはオーナーの好みや用途を反映したものが多くありますので一例を紹介します。

アラヤツーリスト550mmナチュラルカーキ

まずは1台目。リラックスしたポジションで安心してブレーキが使えるギドネットブレーキレバー、フロントバッグとライトをマウントするためのシンプルなM13フロントキャリアを追加しています。

スポーツ用自転車が初めてというオーナーの方にオーダー頂きました。最初はご自宅近辺のサイクリングだったのが徐々に遠くまで出かけられています。

【主な交換、追加部品】

グランボアフランス型ランドナーバーダイアコンペDC139ギドネットブレーキレバー、同DC138ハンドレストM13モダンフロントキャリア、キャットアイGVOLT70フロントライト、同SLR120テールライトオーストリッチF-104フロントバッグミノウラSB100ボトルケージ×2

 

アラヤツーリスト500mmナチュラルカーキ

上のツーリストと同じくギドネットレバー仕様。サイドバッグを付けてロングツーリングに出かけられるようにフロントキャリアは日東キャンピーを装備。

【主な交換、追加部品】

グランボアフランス型ランドナーバー、ダイアコンペDC139ギドネットブレーキレバー、同DC138ハンドレスト、日東キャンピーフロントキャリア、キャットアイHL-EL145フロントライト、同SLR120テールライト、オーストリッチF-104フロントバッグ、同L-100輪行袋、ミノウラSB100ボトルケージ×1

 

アラヤツーリスト550mmミッドナイトブルー

こちらは標準仕様のツーリストに日東キャンピーフロントキャリア、キャットアイのフロントライト、オーストリッチF-104フロントバッグを追加。
大学生の方がオーナーで、納車後にサイドバッグやボトルケージを取り付けて日本各地を走り回っています。ちなみに、F-104フロントバッグと合わせるならサイドバッグはオーストリッチDLXがおすすめです。

 

アラヤツーリスト550mmボルドーレッド

マッドガードをグランボアのオーダーメイドランドナーと同じ本所H-50CNに交換。キムラ製作所のリフレクターも忘れずに。タイヤはグランボアエートル650×42Bに交換してより快適で軽やかな走り心地に。泥除けとタイヤを交換すると雰囲気がガラッと変わります。

オーストリッチF-104フロントバッグの固定は標準仕様の革ベルトではなく、着脱が容易なグランボアバッグサポーター(EB金具付き)に交換。バッグが走行中左右に振られない他、ハンドル手前のスペースが空くので握れる場所が増えます。

 

 

 

アラヤツーリストは昔ながらのフォーク抜き輪行を行うことでフロントキャリアと泥除けがありながら非常にコンパクトな荷姿になります。

【アラヤツーリストの輪行に必要な道具(当店での推奨品)】

オーストリッチL-100輪行袋
オーストリッチフレームカバー
・オーストリッチエンド金具リア用135mm
VIVAマルチスパナ
トピークラチェットロケットライトDX(4,5,6mmの六角レンチ)

初めての輪行は手順を覚えることが大切。ご希望の方には輪行講習も行います。

 

 

 

 

以上、つらつらと書いてしまいましたがアラヤツーリストは初めてのランドナーにぴったりな1台です。ご予算を抑えつつそれぞれの乗り方や好みに応じた部品交換や追加が出来ます。

フロントバッグだけつけて近所の散策や日帰りサイクリングを楽しむのもいいでしょう。日東キャンピーとサイドバッグを追加して見知らぬ土地へキャンプツーリングに出かけることを夢見てオーダーされるのも素敵だと思います。

 

あなただけのアラヤツーリストを私たちと一緒に考えませんか?

アイズバイシクル店頭はもちろん、遠方の方はショッピングサイトからもご注文いただけます。ご注文の際、追加や交換したい部品がある場合はお気軽にご相談ください。部品の名前や型番がわからなくても大丈夫です。こちらでお客様のご要望に合ったお見積りをさせていただきます。

 

 

最後に本題です。

9月18日月曜日10時より1週間、決算セールとしましてアラヤツーリストとジルベルトゥのバッグ類などを1割引きさせていただきます。

アラヤツーリストは1割引きだけでなく、ランドナーに定番三ヶ島のシルバンツーリングペダル、リフレクターとライトを兼ねたKileyクロックテールライトの2点をセール期間中サービス致します。

是非この機会にアラヤツーリストをご検討ください。

 

もちろん、グランボアのオーダーメイドランドナーのご相談もお待ちしております。

 

 

【店頭、オンラインストア決算セール】

対象商品1割引き

期間:9月18日(月)10時から9月24日(日)18時頃まで

※商品は店頭とオンラインストア併売になりますので万が一在庫切れの際はご容赦ください。

 

まえの


2023.09.12

いろいろお知らせ

9月に入り、朝晩グッと過ごしやすくなりましたね。局所的な激しい雨は心配ですが、サイクリングにはとても良い季節です。アイズバイシクルにも旅の準備でメンテナンスに持ち込まれる方も増えています。

 

我が家の愛猫、アンディ君。

ほぼ3年前に生死の境をさまよう大病をしましたが、なんとか生還し今も元気でいてくれています。真夏だとこんな風にコンクリートの上で横になったりできませんでしたが、今日はとても気持ちよさそうです。いい季節ですね~。

 

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それでは、まずは入荷のお知らせです。

しばらく欠品していましたクランクのフィキシングボルト「SL50」がようやく準備ができました。よりヴィンテージに忠実な16mmサイズの「SL50V」もあと少し在庫ございます。

あと、完成車でもTOEIのアニバーサリーモデルが入荷しています。記念モデルに相応しい豪華な内容です。現物はアイズバイシクル店頭でご覧いただけます。

 

そして、しばらく切らしていましたグランボアのカタログもようやく用意できました。

今回はフルオーダーの見本車を4台、レストアを3台、セミオーダーやERベーシックの見本、400kmブルべに北海道ツーリングのレポートなど盛りだくさんの内容です。いつものように店頭と通信販売をご利用の方には無料でお渡しできます。カタログのみの送付をご希望の方は送料のみご負担ください。

 

 

あと、ギャラリーページも更新中です。

パンフレットもひと段落しましたので次はギャラリーをアップしていきますね。

 

 

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そうそう、明日は3の付く平日ですのでアイズバイシクルは定休日をいただきます。

9月は13日のみが定休日。

10月は3日、13日、23日が定休日。

11月は13日のみが定休日ですが、11月23日は秋のアイズラリーを予定していますので23日もお休みをいただく予定です。久しぶりに以前のようにお客様と走る機会を持ちたいと思っています。初めての方もお久しぶりの方も是非予定に入れておいてくださいネ。

詳細が決まりましたらまたブログでお知らせします。

 

つちやはるみ


2023.09.03

満月の夜に走る

こんにちは、前野です。
昼の暑さはまだまだ厳しいですが、9月に入りましたね。
アイズバイシクルではフレームの製作や自転車の組み立て、レストア作業などを順番に進めています。

お待ちいただいている皆様ありがとうございます。

こちらは先日納車したフルオーダーステンレスランドナー。長身のフランス人オーナーに合わせてタイヤサイズは700×30C。精巧な雰囲気の700Cランドナーです。

仕様としてはポリッシュ仕上げのステンレスフレーム、オールメッキのクロモリフォークにダイナモ給電の前後ライト、コネクターレスハブダイナモ、テールライトへの配線はカーボンブラシで完全内装しています。

詳細は後日ギャラリーページで紹介いたします。

 

そして、グランボアの2023年後半版カタログはまもなく出来上がります。
近日中に配布開始の予定です。

 

【9月のアイズバイシクル営業予定】

定休日:13日(水)

短縮営業:30日(土)16時ごろ閉店予定、10月1日は親方、メカニック不在です

 

 

8月31日の23時ごろ、どうしても外を走りたくなったので峠へ向かいました。

なぜこんな時間に?

8月は走る時間がなかなか確保できなかったので「走りに行きたい…」という気持ちが限界に達していました。朝や昼間走りに行くのが”普通”だと思いますが休みの日は子供との時間が優先ですし、朝もなかなか走りに行くことが出来ません。それに日中は過酷な暑さが続いています。
自分の自転車はブルべを走るために明るいライトを装備しているので”普通”という感覚さえ捨ててしまえば、夜中であっても自由な時間が有れば楽しく走ることが出来ます。

向かった先は保津峡方面。京見峠、雲ヶ畑方面は数年前までは頻繁に夜でも走っていましたが、保津峡方面を夜中に走るのは初めてです。
少し緊張しながら、まだ市内の暑さを感じる六丁峠を越えて涼しい保津川沿いへ下りました。

それにしても月が明るい。

この日は満月。それも1年の中で月が最も大きく見える「スーパームーン」と1カ月で2度目の満月となる「ブルームーン」が重なる13年ぶりのスーパーブルームーン。
意図していたわけではないですが、夜走るには最高の日だったようです。

 

1台も車が通らない静かな山道を神明峠に向けて登っていきます。
森の中を走っていると月明かりが差し込み、まるで木漏れ日のように地面をうっすらと照らしています。
眠る水尾の集落を静かに抜け、神明峠の手前の開けた場所で停車して夜空を見上げました。月明りに照らされて山のシルエットがはっきりと見えます。六丁峠を登っている時の緊張感は無くなり、家を出る前に感じていた「走りに行きたい」という心のつっかえが解消され気分が良くなりました。しばらく自転車を停めて夜空を眺めたり、自転車の写真を撮りました。

深夜の心細い山道ですが、遠くまで照らす明るいライトとコントロールの容易な良く効くブレーキ、グリップに余裕のある太いタイヤを備えた自転車に乗ると昼間とほとんど変わらない速さで走ることが出来ます。

走り始めは満足したら折り返そうと思っていましたが、月明りの中走るのが楽しいので神明峠を越えて神吉から細野へ抜けて162号線で帰ることにしました。

 

昼間は京都市内と京北、美山方面をつなぐ幹線道路として交通量の多い162号線も夜中はほぼ貸し切り状態。野生動物に気を付けながらぐんぐん下り、御経坂峠を越えて午前2時過ぎに街へ戻りました。
走ったのは愛宕山を1周する50kmほどでしたが、昼間とは違う充足感に包まれて眠りました。

 

来週はオダックス近畿主催のBRM909神戸600kmに出走します。夜の峠を走るのが今から楽しみです!
※夜間走行は昼間とは違うリスクがあります。夜道を走る際は充分な準備をしたうえでお楽しみください。

 

それでは9月も皆さんのご来店、ご利用お待ちしております。秋が待ち遠しいですね!

まえの


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