アイズの独り言>

朝9時。トゥールーズ・マタビオ駅前。今日からいよいよ本格的に走り出す。

今回のコースは世界遺産のミディ運河「Canal du Midi 」に沿って走る自転車道を使って地中海に至るコースだ。ミディ運河は17世紀にボルドーのワインをスペインから通行税を徴収されるジブラルタル海峡を経ずしてイタリアへ運ぶために造られた。トゥールーズから地中海までの240kmの起伏の多い地形を100超える水門を設けて船の通行を可能にしている。ただ最高地点の標高は200mほどしかないので運河に沿って走ればきついのぼりはない。

本日の予定は75km先のカステルノーダリ「Castelnaudary」である。駅前にもミディ運河は流れているのだが、時間に余裕がありそうなのでちょっと市内を散策することにした。まずは市役所前の広場へとハンドルを向け走り出す。

立派な市役所である。中には名画が展示されていてさながら美術館の様とのこと。たださすがに絵画鑑賞の時間は取れそうもない。ちょっとだけ市内の取引先のお店にも立ち寄ってみる。

 

昨晩のレストランでイデアルのフレッド氏から強く勧められたポンヌフ 「Pont Neuf 」からスタートすることにした。 パリにも同名の橋があるがパリと同時期の17世紀にできた橋で、大西洋とそそぐガロンヌ川にかかっている。ミディ運河はこのガロンヌ川とつながっていることによってボルドーのワインを地中海へと運ぶことが出来たのだ。

ミディ運河に向かう。広い路面電車道を通ってトゥールーズの大学前まで来てトイレがあったので立ち止まっているとお嬢さん方に声をかけられた。とてもきれいな自転車ね。と

写真を撮っても良いかと尋ねられ、どうぞと答えて色々説明してあげた。うれしかった。

 

公園のような大きなロータリーを経てようやく運河沿いの道に入ることが出来た。

郊外へ向かって続く運河には大小の舟が停泊していて、永いこと停泊していているように見える舟も多い。幾隻の舟のからは煙が立ち上っていてどうやら住居代わりに使われているようだ。

大木となった並木が延々と続いている。

もうお昼を過ぎているのに延々と運河の並木は続く。今はシーズンオフで本当にひと気がない。当然運河沿いに点在する施設もほとんど閉まっていた。昼食をとれる場所を捜していると運河対岸の道路脇に車がたくさん留まったレストランを発見。1kmほど先の橋を渡ればたどり着けそうだった。

おそらく地元の人が利用するレストランであろうと見当をつけて恐る恐るドアを開けると手招きする人がいる。ここのオーナーさんのようである。大勢のお客さんで賑わっていてフランスでは珍しいタコ料理の昼食をとることが出来た。

 

この運河沿いの自転車道はもともと帆以外の動力の無かった時代に馬などを使って船を引っぱって動かすために作られた道とのことである。数kmおきに高低差を補うための水門が現れる。そこでは僅かに道がのぼりになるが全く苦にはならないのだが、水門はいくつもいくつも現れる。しかしそのうちに今回のピークは越えてしまった。

シーズンオフの運河はあちこちで護岸工事が行われている。そのため運河沿いの道には機材の運搬のための車両や重機が入って荒れた個所があった。

昨夜の雨で泥道となったこの道でトラブルが起きた。その荒れた路面を無理くり走っていてサイドバッグがキャリアから外れて泥除けを巻き込んだのだった。このサイドバッグは現在開発中の軽量バッグのプロトタイプで、今回のトラブルを踏まえての更なる改良を重ねることになった。

直ぐに泥道からは脱出できたので、泥除けを取り外して修理を試みた。ER輪行用の泥除け取り付けなので容易に泥除けをはずす事はできた。

手ごろな大きさの太めの枝を拾ってきて泥除けの裏から押し出すようにして少しずつ直していく。さいわい大きな亀裂はなくタイヤとのクリアランスが出せるところまで戻った。なんとかこれで走り続けられるようにはなった。

運河の干上がった工事区間にはたびたび出くわした。工事区間の入口に迂回路の指示があれば安全を期してその道を選んだ。

迂回路をたどると一段上がった丘に導かれたりするのであるが、そこにはひろびろとした牧草地だったりする。

 

もう6時になろうかという時間にようやく宿に着いた。

宿に着いてから跳ね泥を浴びた自転車を整備していると日はとっぷりと暮れてしまった。夕食のため人気のない街の夜道をレストランまで歩く。目指すはこの地方の名物料理のカスレ「Cassoulet」インゲン豆と鴨の煮込み料理である。


夜の運河は寂しげだ。でも豆でおなかは満たされた。これで明日も走れる。

 

 

 

 

 

親方

3月4日パリの朝、サンジェラリーでの転倒の痛みをこらえつつ出発の準備をする。昨日は相変わらずに速度の速いACBOの走りについてくのがやっと、何度もちぎれそうになりながら走っていた。そんなハイスピードでちょっとよそ見をしていて転倒してしまったのである。幸いなことに自転車へのダメージはたいしたことはなくニス塗のバーテープの一部が裂けてしまった程度で済んだが、腰と膝をしたたかに打った痛みが残っている。まずは着替えを詰め込んだパニアをザックに入れて背負い、残った荷物はホテルに預けて出発する。

 

 

予めルバロアのホテルからモンパルナス駅までのルートはグーグルマップを使って下調べ済のコースである。不慣れな右側通行ではあるがまずは凱旋門を目指して走る。凱旋門はそれを中心に放射線状に12本の通りが伸びているが、車はその直下の道を廻って自分の行くべき道へと進路をとるのである。以前は凱旋門直下をグルグルと廻るたくさんの車と一緒になって自転車も走っていた。それはロータリーのない国からやってきた私には恐怖の12差路であった。しかし現在はその一廻り外側に自転車のための専用路が用意されている。放射状に延びた通りを横切るその道には信号機が用意されていてきわめて安全に自分の進路を選ぶことが出来る。これもコロナ禍によってパリ市内の多くの車道を自転車専用道にしたパリ市の施策のおかげである。

 

 

 

凱旋門からかのシャンゼリゼ通りへと進路をとり、ジョルジュサンクを右折してセーヌ川を渡る。左岸を川下へ向かって走るとすぐにエッフェル塔が見えてくる。そういえばサンジェのオリビエ氏が彼の育った店の近所のアバルトメントは元々エッフェル塔を建てるための工場があった場所だと云っていたことを思いだす。エッフェル塔のちょっと先にパリの日本館がありフーテンの寅さんの大きなポスターがかかっているのが見える。そこからは地上に走るメトロの高架に沿って行けばモンパルナス駅にたどりつける。

 

 

モンパルナスの駅前は公園のようになっていてゆったりと輪行することが出来る。ちょうどベンチのようになった階段状のスペースがありそこに自転車を立てかけて袋詰めである。ここもあらかじめグーグルのストリートビューで目星をつけておいた。輪行が完了したら駅ビルの中のチケット発券機に予約コードを打ち込んで乗車券をゲットする。そうそう、TGVは予め予約してそのまま載せることともできるがこれは有料サービスである。輪行すれば予約なしの料金なしで持ち込み可能だ。ただし荷物置き場は意外と狭く2台の輪行袋を置くのには難儀する。

 

 

始発パリから終点トゥールーズまでは4時間半ほど、お昼の駅弁ならぬバゲットのサンドイッチを買いたいところあるが、ホームの途中に改札が出ていて混んでおり、輪行袋を抱えたまま購入する場所もなく着座することになってしまった。やむをえずツーリングのために用意した非常食で昼をしのいだ。道中は数駅にとまるだけで終点のトゥールーズには難なく到着。迎えに来てくれたイデアルのフレッド氏が見守る中、乗ってきたTGVの停車したホームで輪行解除することが出来る。乗車客の去ったホームは閑散としてこれまたゆっくり組み立てられる。この日は駅前のホテルにチェックインしてからフレッド氏に連れられて自転車でイデアルの工房を訪れた後、雨の中を市中心のレストランまで走っての夕食であった。

 

 

 

親方

出発は2月28日でしたので、もうふた月近くも経ってしまいました。

帰国してからの慌ただしさといったら大変なもので、それでも、いくつかお伝えできることから書いてみようと思います。

世界的パンデミックのせいで止まってしまっていた、私たちの中の眠っていた部分というか、鈍くなっていた部分が、今回の旅でまた動き出したような気がしています。

 

今回は戦時下の国々の上空を避けてぐるっと逆回りでフランスへ向かいました。

なので搭乗時間は14時間!!!  もう、私なんて3時間くらいでじっと座っているのが辛くなってくるんだけど、今回は一つ楽しみがありました。

アイスランド上空。(だと思う。)

一面氷の世界。(グリーンランドかな。)

明るい中、こんな景色が見れて純粋に感動しました。

 

 

で、フランスに到着したのは19時すぎ。

ほぼ予定通りでしたが、たくさんの荷物をすべて回収して税関を通過できたのがその1時間後。

サンジェのオリビエが迎えに来てくれているはずなんだけど、、、。

電話すると「え、明日じゃないの!?」なんて言われてビックリ。

というのも今年はうるう年で2月は1日多かったのが原因でした。私たちが来る日を「月末」で記憶していた彼がすっかり思い違いをしてしまっていたのでした。ちょっと最初から慌てましたが、なんとかすぐに車を飛ばしてきてくれて、その日の内にサンジェの店内に荷物を入れることができました。

 

1938年創業のアレックスサンジェ。

今も当時の店構えで自転車店として営業を続けています。

相変わらずのたたずまいに安心するやら、懐かしいやら。

 

 

3代目店主のオリビエ・シューカ氏。

私が初めて親方に連れられてサンジェのお店に行ったのが1996年で、親方はその数年前ですから、考えてみれば彼とも随分長いお付き合いです。

 

 

一緒に仕事に励んでいるのは息子のウォルター・シューカ氏。

今年で25歳。

オリビエの後を継ぐ決心をし、去年あたりからフルタイムで一緒に店に立つようになりました。

 

 

店奥のアトリエではフレーム作りの最中です。

フレームを作るための工具や治具も歴代の工夫が詰まった物ばかりです。

 

 

その傍らで親方は自分たちの自転車の準備をさせていただきました。

気が付くと、ウォルターが親切なことに親方のステンレス車のバーテープのニス塗に塗り足しをしてくれています。これは親方が自ら出発前に急いで仕上げたもので、少し薄めだったのがオリビエが気になったようです。

 

 

 

 

*****

さて、ラリーサンジェ。

今回で4回目の参加です。

毎年3月第一日曜日に開催されるこのラリーは春の自転車のシーズンインを告げるイベントでもあります。ですが、フランスのこの時期は毎回寒くて、過去に参加した3回の内2回は小雨降るなか走ったものです。今回も出発時は小雨。でも、中止になる事ってほとんど無いんですよね。

7時30分にサンジェのお店で待ち合わせ。

今回は14歳の少年を含むご家族2組とオリビエの奥様のカトリーヌが一緒に走ってくれました。

 

 

受付兼、スタート場所はパリ16区にあるポルトマイヨ。

 

 

 

スタート後はパリ市内を離れ、ブローニュの森へ。そして、ベルサイユ宮殿へと向かいます。

 

往路ではベルサイユ宮殿を裏(?)から眺められるベルサイユ公園を通り、

復路ではベルサイユ宮殿の正面を通りました。

一緒に写ってくれたのは今回一緒に走ってくれたフローレンスさん。

 

そして、こちらはオリビエの奥様のカトリーヌさん。

サンジェの自転車は650Bなら32B、700Cでも23Cや26Cが主流。

ホームページも是非ご覧ください。

 

 

 

今回の走行ルートはこちら。

 

 

ラリーの後はサンジェのお店で抽選会。

毎年、TAやストロングライト、べロックスにゼファール、ベルトゥサイクル、イデアル、もちろんグランボアもスポンサーとして景品を提供しています。

 

 

そして、アトリエは即席の立食パーティー会場と化し、ACBOのメンバーが走行後の歓談を楽しむ場となっています。

はい、今年もトロフィーいただきました。

いつもありがとうございます。

 

そして、更に昼食会。

 

この写真のほかにも参加者が30人ほどいたかな。お料理はシュークルートがメインのアルザス料理。なかなか豪快な見た目ですが、お味はあっさり目でとても美味しかったです。アルザスはサンジェのルーツでもあるので彼らにとっては郷土料理ですね。

 

 

 

 

 

*****

アイズバイシクルではアレックスサンジェのオーナーズミーティング”ランデヴーアレックスサンジェ Le Rendez-Vous Alex SINGER”の事務局を務めています。毎年5月第3土日は定例ミーティングです。

今年の開催日時は 2024年5月18日・19日(土・日)。

サンジェをお持ちの方、興味がある方でしたらどなたでも歓迎します。ご連絡いただけましたらミーテイングの詳細をお知らせしますのでお気軽にお問い合わせください。また、すでに会員方には案内をメールでお出ししています。参加表明はできるだけ4月末までにお願いします。また、メールが届いていないという方は至急お知らせください。

 

***

京王閣フリーマーケットに出展予定です。

移動日も含めて4月26日・27日はメカニック不在となりますのでご注意ください。

 

ゴールデンウィーク中は休まず営業予定ですが、閉店時間は18時までとなります。

そうそう、ランデヴーにはスタッフ全員で参加しますので、5月18日・19日はアイズバイシクルは臨時休業となります。

ご不便をおかけしますが、よろしくお願いします。

 

 

つちやはるみ

このブログに先行してSNSでフランスから取り寄せた地図を前にプランニングしている写真をアップされてしまいましたが、今月末からのフランス出張が決まりました。本当に行けるかどうか、この直前の時期まで諸事情あるわけですが、なんとかクリアできそうとなり、一気に親方も私もソワソワと落ち着かなくなってきました。。

 

正確に言えば、2019年のパリブレストパリ/コンクールマシンに参加して以来なので4年半ぶりです。レートも高くて大変なんですが、いくつか棚上げになっていることもあるのでパリオリンピックが始まる前に行ってこようと思います。もちろん、行くからには自転車持って、ラリーサンジェールに参加して、ついでにツーリングもしてこよう!

もちろん、しばらく会えてなかったフランスの友人たちに会えるのも楽しみです。

出発は2月28日、前半は納車と引き取り、ラリーサンジェなどでパリ近郊で過ごしますが、後半はTGVでトゥールーズまで移動し、そこからカマルグ自然公園までミディ運河沿いを4泊5日で走る予定です。最初はロワール川沿いのお城巡りかな、と旅のテーマをお城にしていたのですが、ご来店いただいたフランス人のお客様から南仏のミディ運河沿いのルートもおすすめだよ、と教えてもらいました。調べるととても面白そうです。ミディ運河沿いはEV8 (ユーロベロ8) の一部として自転車道が整備されていますが、未舗装路の割合も高くランドナーで走るのが楽しそうなルートです。特にカマルグ自然公園はそのユーロベロからは外れますが、地形も独特なうえ、野生のフラミンゴが生息しているとのこと。更に2月から3月は繁殖期にあたり、ピンクのフラミンゴが見れそうです。

というわけで、今年の親方と専務が行く春の旅のテーマは「運河」と「フラミンゴ」。

旅の様子はいつものようにインスタフェイスブックでまずはお伝えしますね。

 

 

 

今回の旅のプランも今年のカタログに紹介したやり方で親方が綿密に立ててます。

宿の手配やTGVの予約だけでなく、どこに見所があって、どのルートがより面白そうか、ここひと月ほど仕事の合間にを使ってすでに親方の旅は始まっています。

 

あと、2週間を切りましたが、サンジェのオーダーをご希望の方はオーダー代行も承ります。

是非、お気軽にお問い合わせください。

 

つちやはるみ

こんにちは、伊藤です。

つい先日大学時代の友人に会う機会がありまして、子供の保育園の話になりました。

朝は私が保育園まで送っています。ランドナーで送り迎えしていると言うとかなり驚かれました。

 

学生時代に乗っていたBSのアトランティス・スポルティーフ。THULEのチャイルドシートはシートチューブにマウントするかたちで後付けができます。ハンドルはアップハンドルにして街乗り仕様にしていますが、スタンドはつけていません。壁に立て掛けて子供の乗り降りをしています。妻は今時の電動アシスト自転車に乗っていますが、私は乗り慣れた自転車でないとしっくりこなくてこんな仕様で保育園まで通っています。子供を乗せる予定がないときはワンタッチでつけ外しができるので便利ですよ!

 

 

 

少し間が空いてしまいましたが、四国ツーリングの後編に入りたいと思います!

 

 

【石鎚スカイライン編】

山小屋の朝は早いです。
他に宿泊されていた登山者の方々の声で目が覚めました。

 

 

宿のご主人と話していると、
「これから黒森峠に行くの?」
「そうです。自転車の方はよくいかれるんですか?」
「そうだね~。結構しんどいよ~」

 

 

そうは言われても行くしかありませんので、ひとまず石鎚スカイラインの下りを楽しむことにしました。

 

早朝ということもあって上ってくる車はちらほらいましたが、下りる車はほとんどいなかったので爽快に下ることができました。逆に上るのは私的にはなしです(笑)

 

途中展望所があったので寄ります。

 

 

石鎚山がひょっこり顔を見せてくれました。目の前にそびえ立つ様はかなりの迫力がありました。

 

 

 

 

 

話が脱線しますが、

 

 

今回乗っている自転車については前編では一切触れていなかったのですが、実は自分で作ったフレームなんです。もったいぶりたかったんです、お許しください・・・

 

 

セミオーダーモデルTypeERは現在私が作っていますが、これは親方が図面をサイズごとに設計し、決められた枠の中で製作しています。フルオーダー車の醍醐味は「図面を一から引くこと」。CADを使い始め、出来上がっている図面から数字を拾うことからはじまり、親方が過去に作成した図面に片っ端から目を通し、まずは自分の自転車の図面を引くことを目標としました。引いては消してまた引くを繰り返し、なんとか形になったものの、自分がはじめて設計した図面からいざパイプをカットして寸法通りにフレームを製作することなんてできるのかと不安しかありませんでした。そんなこんなで少しずつ修正を加えながら自分の自転車の図面を温め続けていました。そして今年の1月のハンドメイド展で前野店長のブルべ車製作の話が舞い上がりました。製作は私。2本目に図面を引いた自転車が製作第1号になったというわけです。しかもそれは健脚な前野店長の自転車。私のフルオーダー一号目は彼に譲ることになったわけですが、自分で評価するよりも、私よりも何倍も自転車に乗る彼からの評価のほうが遥かに貴重です。ERフレームとは作る勝手が少し違いますから、「壊れませんように」と念じながらロウ付けしたことはここだけの秘密です。

 

 

 

そうしてほんの少しだけ要領を覚えて?製作したフルオーダー車2号目。それが今回のツーリングに乗りました32BフルオーダーERです。

 

 

自転車のテーマとしては「ライトキャンピング」

今までフルオーダーの中で作られていないような自転車、それが狙いでした。
オーダーらしさを出したくてタイヤは32B。TypeERでは36B~42Bが適正サイズなので32Bはオーダーしなければつくれません。タイヤが小さいのでその分肩下寸法が短くなり、シートチューブ芯ー芯で520のフレームですが、小ささを感じさせないそんなジオメトリも狙いでした。そして荷物もそれなりにしか載せないのであれば32Bで十分であろうとも思ったわけです。

 

パーツ構成は自分の持っている部品でライトキャンピングにふさわしいであろう部品をチョイスしました。一番の目玉は変速機一式のユーレ・ジュビリーで、これはアレックス・サンジェから外したもの。ジュビリーのイメージとしてはスポルティーフについている印象なんですが、これをキャンピング車で使ってやろう!というのが最初の目論みでした。よく壊れるという話を耳にしますが、今までまともに使ったことがないので私の実体験ではまったくありません。壊れるまで使ってやる!と意気込んでいる現在ですが、他の変速機にしれっと変わっていたらお察ししていただければと思います(笑)

それと、もちろんジュビリー用シフトアダプターを組み込んでいますので引きもバッチリ!

 

 

乗った印象としましては、乗り味は非常に軽かったです。ジルのセパレートパニアであれば操作性もいいですし、下りのコーナリングは絶妙に楽しかったです。もう少し重い荷物を載せるのであれば32Bでは少し細いかなとそう感じました。

 

私個人的には「ライトキャンピング」というテーマにふさわしい一台が完成したと、そう感じることができたと思います。

 

 

 

 

 

 

あっという間に石鎚スカイラインを下ってしまいました。

 

 

 

 

【いざ黒森峠へ】

石鎚スカイラインから県道12号を更に下ります。途中に「おもご ふるさとの駅」に寄り、昼食を確保。このあたりにコンビニなどは皆無なので貴重な補給ポイントです。

 

 

 

黒森峠を目指すため、国道494号を北上します。

地図を見ていると、面河ダムの西側を抜ける県道153号がおもしろそうだったのでそちらを通ることに。国道494号線自体車の交通量は限りなく少なかったのですが、さらに交通量の少ないであろう県道153号から北上し、国道494号に再び合流することにしました。

(県道153号へ合流するため宝来橋の手前で左に)

 

 

 

小刻みにアップダウンがあり、何よりも木々のおかげでとても快適に走ることができました。

 

再び国道494号に合流。ここからおおよそ300mUPで黒森峠です。

 

 


宿のご主人からしんどいと聞いていたものの、思いのほかすぐ上れてしまった印象でした。声を大にして今言いたいこと。瓶ヶ森林道のほうが何倍もしんどかったです(笑) 2人に置いていかれて一人でちんたら上っていたんですけどね・・・・

 

 

 

 

 

東温市側へ下る道は展望抜群、気持ちの良い下りでした。約15kmの800mDOWNの下り道はひたすらに下ったという印象で、黒森峠は久万高原町側から上ることを強くお勧めいたします!

 

後は海抜0mの東予港まで下るだけでしたので記憶がほとんどありません(笑)

 

時間もかなり余裕がありましたので、温泉施設で疲れた体を癒し、地元の食堂やさんで打ち上げとまではいきませんが晩御飯をいただき、フェリーターミナルへ。

I君とはここでお別れ。彼は車で来ているのでそのまま積載しますが、私たちは帰りもフェリーなので自転車をそのままフェリーに乗せたいところですが、大阪南港に着いてからも電車で輪行ですし、なによりも輪行状態でフェリーに乗せれば料金はかからないので、心を無にして輪行します・・・

 

 

 

 

22:00 東予港を出発し翌朝大阪南港に到着。

後は電車で京都に帰るだけなので、少し船内で休憩した後帰路につきました。

無事花園駅まで帰ってこれました。行きのときは急いで電車に飛び乗ったので写真なんて撮る暇なんてありませんでした。

 

 

今回の久しぶりのツーリング、UFOラインは霧との闘いでしたが天気に恵まれ、自分の造ったランドナーで走れて最高でした。一緒に行ってくれたT君とI君には感謝しています。

 

あれこれ妄想しながら自転車を作る時間ももちろん好きなのですが、できた自転車でどこに行こうとプランを練る時間も最高の時間でした。行きたい所はまだまだたくさんありますので、この32B ERランドナーと共に駆け回りたいと思います。

 

 

takumi

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