夏の輪行ツーリング ~渋すぎる湯治宿を求めて~
こんにちは。スタッフの井越です。
連日、厳しい猛暑が続きますね。
先日夏休みをいただき、涼を求めて標高の高い山へツーリングへ行ってまいりましたので、その様子をご紹介いたします。
プロローグ ~夏休み前 休憩中のアイズバイシクルにて~
親方「井越、夏休みはどっか走りに行くんか?」
私「はい、渋峠に行こうと思っています!万座温泉の、めちゃくちゃ渋い湯治宿が取れまして」
親方「え?!それってもしかして、湯の花旅館か??」
私「…!そうです、まさにそこです!」
親方「マニアックなところ攻めるなあ…。S氏があそこはいいって絶賛してたわ(笑)」
S氏とは、親方の同期の秘湯マニアです。期待が高まります。
***
そして迎えた当日。今回はパートナーとの二人旅です。長野駅で輪行解除し、走り出します。
こちらの自転車は福岡のプラットホームで出会った一台。
野田店長から「ちょうどいいサイズのフレームがあるよ」と譲りうけ、それを彼女にあわせて組みあげたものです。
フレームは1988年製とのこと。いまから38年前の自転車ですが、前のオーナーが長年とても大切にしていたことが伝わってくる、非常にいいコンディション。
色も爽やかで、とても美しい自転車です。時代を超えてこうして乗り続けられるというのは素敵ですね。
パーツは現行品を中心に、軽量化と乗りやすさを意識して選びました。
フレームサイズが小さいということもありますが、ペダル抜きで計測したところ、9.05kgとかなり軽量に仕上がりました。
ブレーキはグランボア シュエット 2632
ちょっとした工夫ですが、テールライト(グランボア ルーン)をシートステーにバンド留めし、そのボルトの先に皿型ナットを反対向きにセットし、チェーンフックを兼ねるようにしています。
サドルはベルトゥのマリーブランク。モダンクラシックなこの自転車の雰囲気にぴったり。まだ新しいので、これから馴染んでいくのが楽しみです。
この日は長野観光してから湯田中でゆっくり一泊し、翌日の本格的なヒルクライムに備えます。
今回のコース。1500mUPとかなりのヒルクライムコースです。
朝、湯田中で名物の温泉まんじゅうを買い込んでから走り出します。
これが最高の補給食になります。
風情ある温泉街です。
しかし、登るにつれて天候は暗転。
志賀高原にたどり着いたころからかなりあやしい天気に…。
標高が上がるにつれてあたりは霧に包まれ真っ白に。
途中から雨も降りだしてきました。雨具を来て走ります。
横手山ドライブインで休憩。渋峠まであと少し。最後の力を振り絞ります。
やっとの思いでついに渋峠にたどり着きました。
峠の上の気温計はなんと9℃!さっきまでの夏の暑さが嘘のような寒さです。
寒さと雨にやられ、もうへとへとでした…(笑)
国道最高地点 標高2172m
まさに雲のなかにいました。真っ白でなにも見えません!
そして命からがら(?)たどり着いたのが、憧れの万座温泉 湯の花旅館。
囲炉裏の間には堂々たる熊の剥製がドーンと鎮座しています。凄いオーラです。
渋い、渋すぎる…。
硫黄の香る温泉が冷え切った身体に染み渡る…。頑張って走って良かったと嚙み締める瞬間でした。
***
翌日、天気予報では雨が止むはずだったため、毛無峠に行ってから高山村方面へダウンヒルの予定でした。
しかし翌朝になっても残念ながら天候は回復せず。山の上では突風が吹き荒れる大荒れの状態に…。
昨日の疲れも溜まっていること、そして安全第一で無理は禁物ということで、今回は潔く撤退を決意!万座からタクシーを利用して下山することにしました。
タクシーの車内では運転手さんが地元名産のワインや葡萄の話や、高山村ゆかりの戦国武将、福島正則の話など激熱トークを披露してくださり、図らずも最高の観光ツアーとなりました。
あいにくの悪天候に見舞われた旅でしたが、風情ある温泉宿、人の温かさに触れ、忘れられない夏の思い出となりました。
「悪天候のときにどうするか」、「輪行を活用して無理なく楽しむ」というのも、自転車旅を楽しむ上で重要なことだと改めて実感した旅でした。
最後にお知らせです!
現在発売中のサイクルスポーツ10月号のeバイク特集において、スマチャリが取り上げられました。
早くからランドナーのeバイク化に取り組んできた親方のインタビュー記事が掲載されています。
全国の書店はもちろん、店頭にも置いてありますので、ぜひ手にとってご覧ください!
スマチャリで乗鞍ヒルクライム
いよいよお盆の時期を迎えました。
夏もようやく折り返し地点ですね。
お客様から今年の夏のツーリングの話を聞くたびに羨ましく思っていました。
が、親方が突如「よし! 今年は乗鞍に行くぞ!」と宣言し、先日、私たちも2泊3日で平湯-白骨温泉-乗鞍ツーリングに出かけてきましたよ。今やスマチャリという強い味方があるので、親方がたてるプランにも結構容赦ないのぼりが含まれています。(笑)
乗鞍はエコーライン側から上ったことはあるのですが、1998年の夏でしたから、かれこれ28年も前になります。その時親方は40歳、私は33歳。私は畳平まで登ったものの1キロ手前あたりから手先がしびれるなどの酸欠の症状が出てきて押して上った記憶があります。親方は2720mのピークから5キロ手前の位ヶ原山荘であっさりリタイアしてしまいました。
懐かしい!
これは、あの時の自分たちをもう一度確認する旅にもなりました。
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1日目
自宅から車でゆっくり寄り道しながら拠点となる平湯へ向かいます。翌日、車は平湯のアカンナダ駐車場 (安房峠のぼり口付近) にデポして1泊2日のツーリングに出るプランです。
京都・美山町⇒平湯温泉 ドライブ
途中、福井で高速を降りて越前大野城を見学し、道の駅もいくつか寄り道し、飛騨大鍾乳洞なんかにも立ち寄ったりしながらお宿へ。鍾乳洞は隣接してる大橋コレクション館がなかなか見ごたえありましたよ。
最近はお城巡りもよくプランの一部になります。
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2日目 平湯温泉に宿をとった翌日
まずは平湯大滝まで散歩しました。
朝食が7:30からだったので朝ごはん前に散策してきました。期待以上に立派で見ごたえありました。素通りはもったいない!
初日のツーリングプラン
ツーリングとウォーキングをミックスしたプランです。自転車での走行距離はトータルで40キロ程度ですが、獲得標高は1400メートルを超えます。平均勾配は8%ちょいくらい。
平湯⇒安房峠⇒大正池 約18キロ
標高差だけ取り出した図はこんな感じ。
平湯の駐車場スタート、安房峠ののぼりから始まります。
展望が開けるとこでは平湯温泉が見下ろせます。車はみんな下のトンネルを通るため、現在の旧道は非常に静かです。
平湯から安房峠は高低差540メートル、距離5.5キロと平均斜度は6-7%になります。アシストが無ければ私たちにとってはとても苦しい行程ですが、スマチャリのおかげでとても楽しい道へと変わりました。
峠から長野県側の中ノ湯へ一気にダウンヒル。
使い込んだお気に入りのジルベルトゥ製のフロントバッグは最近ベルトゥサイクルに修理を出しました。新品のパニアバッグと合わせると帆布の色がこんなに違いますが、他にはない味わいがあります。今回の1泊2日のツーリングで着替えやツールのほか、予備バッテリーと充電コードがパニアバッグに収まっています。
さてさて、峠を下ると勾配11パーセントを超える新釜トンネルと上高地トンネルが待ち伏せています。でもね、28年前は素掘りのもっと狭くて暗いトンネルで最大斜度16.5パーセントもあったんですよ。 自転車のライトも今とは雲泥の代物しかなくヘッドライトをプラスして臨んだものです。アスファルトも濡れてガタガタだったし、おまけに車1台分の幅しかなく、歩道も整備されていませんでした。
※記事最初の写真と比べてみてね。
新釜トンネルは斜度はあるものの、中は2車線に広がって明るい電灯がつき、歩道も整備されました。
バスに追い越される際のスリルは今も残りますが、昔に比べれば圧倒的に安全に、押し歩きでも登れるようになっています。2車線ではありますが、バスやタクシーもひと固まりで交互にやってくるので、そのひと固まりを一旦やり過ごしてから進むと更に安心です。ただ、勾配のきついところは縦に滑り止めの溝が切ってあって下りの時に結構怖いです。私たちは42Bでしたが、それでもふいにハンドルを取られる瞬間があってかなり緊張して下ってきました。
それにしてもメテオ、明るい~。
私のはハブダイナモ給電ですが、親方の自転車はモバイルバッテリーで給電しています。
上高地トンネル
このトンネルは初めてです。親方と大正池までは釜トンネルだけだという思い込みがあってもう一つ出てきたのでびっくりしました。
長さは600メートル弱、トンネル内の斜度は一定でなく、一度下ってから、再び登り返すという少し変わった構造になっています。最大斜度は9%ほど。
トンネルを出たところ。
予期せぬトンネルだったので位置を確認しています。
でも、その先にトンネルは無く、お昼を食べる予定の大正池ホテルには11時すぎに到着できました。
ここから上高地まで車道はオーケーですが、遊歩道は自転車の乗り入れ禁止です。なので自転車やバッグ類には鍵をかけてホテルの前に留め置きます。
レストランから眺める大正池
大正池⇒ウェストン碑 往復8キロ
遊歩道を散策。
この区間に入ったとたん、結構な人混みです。しかも、半分以上が海外の方のようです。
田代池
碑まで歩く途中にある湿原のような浅い、だけどとても透明な水たまりのような池。
よーく見ると、小さな魚。イワナ?
梓川越しにそびえる六百山と霞沢岳
画像検索で後からいろいろ調べられるのでとても便利です。
ウェストン碑の近くに足湯があったので使わせてもらいました。その横でキジバトが何やら傷を負った体の演技をしています。近くで巣でもあったのかな。
10分ほどでしたが、足の疲れも取れてリフレッシュできました。
大正池⇒白骨温泉郷⇒乗鞍高原 約23キロ
午後は2時半ごろスタート。3時間ほど散歩に費やし、ツーリング再開です。
折角午前中に頑張って上ってきたけど、今度はスタート地点以上に下ってから上り返しです。
湯川渡を曲がらずに真っすぐ国道158を行って前川渡から上り返すルートが一般的ですが、この区間は「狭い、暗い、路面が悪い、大型バスやダンプが多い」という最悪の条件のトンネルや覆道(スノーシェッド)があと8つもあるとのこと。それらを回避するため、あえて白骨温泉経由を選ぶところが親方らしい。
時間もあるし、アシストだし、天気も良いし、大丈夫!
だけど、きつい。
「トンネル、少ない方がいいよな。」と軽く言われてついてきたものの、振り返ってみればここからの上りは乗鞍を上るよりきつかった。特に白骨温泉郷に着くまでは平均勾配10%。最大勾配14%だったんだとか。スノーシェード区間もいくつもあって夏の日差しからは守ってもらえたのは良かったものの、「スマチャリで良かった」と、しみじみ思いました。今(60歳オーバー)となってはスマチャリだから走れた道ですね。
白骨温泉郷少し手前の地点の「竜神の滝」
川から落ちる一般的な滝とは違って、石灰岩の岩穴から湧き出た地下水が、緑の苔の上を幾筋もの白い糸のように滴り落ちる珍しい形をしています。冬は氷瀑になるんだとか。写真には納まりきらない、数十メートルに渡って山肌から幾段にも水がわいています。名前の由来にもつながる一種の荘厳さを感じましたよ。
一先ずゴール。
白骨温泉到着。
スマチャリでも走りごたえたっぷりでした。満足満足。
白骨温泉から先もまだ上ります。
いわゆる上高地乗鞍スーパー林道、林道安曇奈川線です。
この道も結構な斜度ですが、でも白骨温泉までの道よりも雰囲気が良いです。路面も良いし、車もほとんど上って来ません。気温もちょうど走りやすい感じでした。
蛭窪隧道到着。
ようやく上り切れました。ここから乗鞍高原までいっきに下って宿には4時半ごろ到着。
翌日は6時スタートの予定なので早々に眠ったのでした。
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3日目
乗鞍高原からエコーラインを上り畳平へ、その後、スカイラインを下って平湯のアカンナダ駐車場まで戻ります。
朝5時起床、6時15分スタート。
この日のうちに京都まで戻る予定なので早朝スタートは必須でしょう。
朝6時台でもこの明るさ、お天気も良く、気温もサイクリングにちょうど良い。鳥の声を聴きながらワクワクしながら上っていきます。朝食は宿で前日におにぎりを握ってもらい、最初の目的地「三本滝」でいただきました。
もう、このルートは定番中の定番ですので画像で端折っていきましょう。
畳平に着いたのは10時半。
三本滝で朝ごはん食べて、冷泉小屋で一服して、位ヶ原山荘ではお汁粉いただいて。
いやー、楽しかった。
おまけに、こんなお土産も買えました。
スマチャリのおかげで2人とも余裕で元気に楽しく上りきることができました。
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お客様の中にはアシストは「まだ早い」とおっしゃる方も多いのですが、これはいよいよ自転車に乗るのがおぼつかなくなってからではこの楽しさは味わえないように思います。自転車に乗るという事はペダルを回すことだけではありません。坂道を上るためには、体幹がしっかりし、ハンドルがしっかり握れ、視野も反射神経もある程度必要です。坂道行くのが嫌だな、と思い始めているとしたら、いくつであってもスマチャリ適齢期かもしれませんよ。少なくとも坂道が楽しくなり、また走りに出かけたくなります。現に親方は最近激坂ばかり行きたがります~。
*
さて、下りはスカイラインで平湯を目指します。
寄り道しながら、駐車場にたどり着いたのは12時過ぎ。
平湯温泉でひと汗流し、昼食をいただいても2時前でした。
ゆっくりドライブして夕方には自宅に戻れました。
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ここからはおまけ。
夏の高原は花盛り。
キバナノヤマオダマキ
クサボタン
クモマグサ
ハンゴンソウ
ハンゴンソウとクモマベニヒカゲ
コバイケイソウ群生
ノリウツギ
ヒヨドリバナ
モミジカラマツ
ヤマハハコ
ヤマホタルブクロ
オオシラビソとサルオガセ
ピンクの花はヤナギラン、白いのはヒヨドリバナ。
鳥もたくさん鳴いていましたが、へっぽこには全く見つけられず残念!
でも、今回はいろんな花に癒されました。
スマチャリ+新入荷
いろいろ入荷しています。
まずはそれらのご案内を。
クランクの5ビス穴で直に固定するタイプです。
専用のビスも付属しています。
普通サイズのアンベールは2年前にカーキ色にモデルチェンジしていましたが、大きいサイズのアンベールグランデも今回の生産でようやくランニングチェンジできました。落ち着いた色合いで、ベルトゥの他のバッグともコーディネートしやすいです。国内で1点1点手作りしていただいてます。
グランボアの小型砲弾型LEDヘッドライト “メテオ”「流星」のセカンドバージョンです。
グランボア特製アルミ絞りの極薄ボディにキムラ製作所の協力を得てLinden社製極高輝度LEDユニットを組み込んだフェンダー用ライト。このアルミのボディが出来上がってからもう、4年ほど経ってる。親方の執念とキムラ製作所さんやLINDENさんのご協力のもと、ようやくここまでの製品が出来上がりました。
ダイナモライトですのでハブダイナモかモバイルバッテリーを使っていただく事になります。
これはモバイルバッテリー給電でどれくらい使えるものか実際につけっぱなしでテストしているところです。
あとは、42Bの赤タイヤも今月入荷してきましたが、ただいま欠品中のシプレ(32B)のスタンダードモデルは4月の生産です。もうしばらくお待ちください。お急ぎの方はエキストラレジェは在庫ありますのでこの機会にお試しいただけると嬉しいです。
さて、スマチャリについて。
先日、ようやく販売が開始されたホダカさんのスマチャリキットが入荷して、早速私の自転車と親方の自転車に取り付けて走ってきました。
今回、走ったコースは今年のJBTの走行会のルートです。ただ、すべてのコースはとてもハードなので私はショートカットして四十八曲峠と聖高原を巡る40キロのコースです。下の画像はその時のログですが、記録をスタートするのが遅れてしまって最初の5キロほどが記録に載っていません。
結果的にはこのコースをバッテリー1個で走りきれました。
予備のバッテリーはランブイエのサドルバッグにすっぽり収まるサイズです。
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スタートしてからすぐに上り始めるコースですが、間欠的なモーターの力でスイスイ行ける。ちゃんとペダルをこがないとアシストしないけど、なんだか20年前に戻ったみたい。楽しい。他のみんなを置いて一人で最初の峠の途中まで上ってしまった。若いころは下り坂よりも上り坂の方が得意で、こんな感じだったなぁ、と思い出しました。
上り始めて5キロくらいのところ。ここでアプリをスタート。
今回のメンバーは親方と拓未くんはもちろん、5月からアイズの新しいスタッフとして働いてくれる井越君も参加してくれました。
それに、山音製輪所の尾坂君と風虎(ふうと)くんも一緒です。
尾坂君はその昔、アイズバイシクルで一緒に仕事をしてくれていた仲間でもありましたが、そのあと東叡社で更に経験を積んで、神奈川県は厚木で自分のお店を構えています。フレームだけでなく、バッグも企画製作するオリジナリティ溢れるビルダーさんです。風虎(ふうと)くんは彼のお客様。2日後に中学校の卒業式を控えた16歳です。5年前の小学生の時に日本縦断を走り遂げたサイクルツーリング大好き少年です。
それにしても面白いメンバーですよね。
10代(ふうとくん)と20代(井越君)、30代(拓未君)、そして50代を迎えたばかりの尾坂君と60歳の専務に68歳の親方。こんな風に各世代バランスよく一緒に走れるなんて、それだけで嬉しい一日です。
12時ごろから走り始めて1時半には最初の峠につきました。
その後、下りきったところで私以外のメンバーは修那羅峠へ。ダートを含む峠があと二つのあるのでたぶん戻れるのは日が暮れる見込みです。
私はショートコースで聖高原へ向かいました。この時13時50分。バッテリー残量は約半分。
聖高原。
403号線をひたすら上り、2時半に到着。
スマチャリキットはまずは使用者のスマホをBluetoothで繋ぎ自転車と使用者を特定する必要があります。ですので走行ルートだけでなく、バッテリーの状況もスマホで確認できます。そのインジゲーターで見るバッテリーの残りはもう僅かです。ここで2本目の予備バッテリーに替えても良かったのですが、あとはほぼ下りなのでこのままどこまで使えるか試してみることにしました。
小さなアップダウンはありつつも概ね下り、千曲川沿いのサイクリングロードまでやって来ました。ゴールはすぐそこです。
この時点で15時半。
アシストはまだ効いていました。でも、全力ではなくなんだかエコモードのような感じでトルクのかかるところを少し助けてくれる感じ。この日はアプリのAIモードのレベル2でずっと走ってきました。この千曲川沿いでは水鳥の写真を撮ったり、まだ蕾でしたが桜や梅とは異なる仕立ての杏の樹々や咲き始めたばかりの梅の写真を撮りながらストップアンドゴーを繰り返していました。AIモードって今一つよくわからないけどそういう事なのかしら。その走り始めを優しく押してくれる、バッテリーの残量に応じてアシストの仕方も変えているように感じました。
結果、ホテルに着く直前で全くアシストを感じなくなったのでほぼ一本でこのルートを快適に走れたことになりました。
そして、使ってみた印象は私的にはとても好印象でした。バッテリーは小さめですがトルクのかかるところを重点的にアシストしてくれる感じです。だけどしすぎないのでキチンと走った後の疲労感もありますし、モーター音もそれほど大きくないように思います。ただ、個々の走り方やギアの使い方はバッテリーの消費に影響するようです。
ちなみに親方たちは案の定すっかり日が暮れてから戻ってきました。なので新しくバージョンアップしたメテオのテストも存分にできたようです。それはまた後日、拓未君がレポートしてくれると思います。
アイズバイシクルはすでにスマチャリユニットの在庫がございます。
ご希望の方はどうぞご遠慮なくご相談くださいネ。
パッケージについて
5月からグランボアのタイヤのパッケージが変わりました。
長らく使ってきたオリジナルパッケージですが、いろいろなご縁がつながり今年から紙の袋に変更することになりました。これまでは紫外線防止の機能を持つオリジナルの袋ではありましたが、やはり素材はビニールですし、比較的であっても環境に優しい素材に変えたいなと思っていたところでした。で、今回、京都の伝統工芸品などの修復を手掛ける大入さんとご縁を結んでいただき、クラフト紙でありながら和紙のような絞り加工を施した専用の紙を作っていただくことができました。これが紙でありながら柔らかくてとても優しい手触りなんです。
一見、コーヒーの袋と見紛う出来上がりですが、まだ最初のロットですのでいくつか修正点もあったりですので、ロットの度にマイナーチェンジが続くと思われます。そして、少しづづまた馴染んでいけばいいなと思っています。
ヨーロッパと取引をしていると彼らからの荷物はビニール系の梱包資材が一切含まれないことに毎回驚き感心していました。これでこちらからタイヤを送るときも安心です。もちろん、これまで通りパッケージ無しでの発送にも同様に対応しますのでそちらもどうぞよろしく。何が一番環境にいいかというと、やはり消費しないことに行きつきます。物を生産し、販売している身としてはジレンマもありますが、お客様にとって本当に必要なものをお届けできれば十分だと思っています。
さて、月曜日にはイデアルからもサドルが届く予定です。
ご予約いただいてる皆様には大変お待ちどうさまでした。検品が済みましたら順次お届けいたしますね。
あと、親方と専務は明日から春のツーリングに出かける予定です。今回は3泊4日で四万十の川下り。テーマはヤイロチョウです。仕事もプライベートもキチキチではあるのですが、いつもの通り、「今」を大切に楽しんできます。
そんなことで、29日が臨時休業となってしまいました。
もしかして予定を組んでおられた方がいらっしゃいましたらゴメンナサイ~!
フラミンゴを見に行く旅 第4日
Le Somail(ルソマイユ)の朝7時。宿の前の小さな公園で自転車の手入れをする。おととい昨日と結構な泥道の箇所があったので、タイヤを外して泥除けの内側にこびりついた泥も落としておく。今朝の天気予報は下り坂である。今日一日はなんとか持ちそうだが明日からは雨と強風の予報が出ている。フランスでの天気予報はMeteoFrance(フランス気象局)のアプリでチェックする。
朝食をいただき、宿の玄関で出発前の記念撮影。フランスの典型的なB&Bで隣家が宿主のご自宅。綺麗なお部屋でゆっり食事をいただいた。
再び運河沿いのサイクリングロードを走り始める。ここには珍しい松並木が続くところがある。少しは海が近づいてきたのだろうか。
運河から南へ20kmほどのところにある街Narbonne(ナルボンヌ)へ通じる支線運河Canal de la Robine(ロビーヌ運河)。今回のコースではないがこのルートも良さげではある。時間があればピストンで走ってみたい。
菜の花の畑ではない、ブドウ畑を埋め尽くしている菜の花なのだ。
運河沿いの道が極端に狭くなっている箇所がある。そのまま運河に滑り落ちそうである。
通行止めの迂回路を走っていると雲が下がってきた。パラバラと雨粒も感じらる。もう正午になろうかという時間、レストランのありそうな街を目指して走る。
このあたりで昼食をとるにはÉtang de Montady(モンタディ池)というかなり変わった名所のあたりにありそうである。このモンタディ池はGoogleMapで見ると円形の中に放射線状に筋の入った独特の幾何模様の大規模な畑のようで、ローマ時代の遺跡とのことである。トイレ休憩で立ち寄ったOffice de Tourism(観光案内所)でレストランを尋ねるとこの先の街にあるとのこと。急いで走り出した。でも先を急ぎすぎてしまいTunnel du Malpas(マルパストンネル)を見落としてしまった。運河のための全長176mのこのトンネルの下にはモンタディ池からの水路とSNCF(フランス国鉄)の鉄道の2つのトンネルが交差している。とりあえず昼食は取れたがこのあたりの写真がない。
遠くに大きな教会の塔らしきものが見えてきた。あれがBéziers(ベジエ)の街。このカナルドゥミディを建設したPierre-Paul Riquet(ピエールポール=リケ)の街である。
ベジエの街の手前にあるLes 9 Écluses de Fonseranes(フォンセランヌ水門)。9つの水門によって20m以上の高低差をクリアさせている。Canal du Midi最大の見せ場的なスポットである。
ベジエの街を流れるOlb(オルブ川)の河川敷に出るとロードにMer Méditerranée(地中海)への標識が埋め込まれていた。
ベジエのすぐ隣り町Villeneuve‐les‐Beziers(ヴィルヌーブベジエ)の観光案内所は小さなボートである。その廻りにはカモが集まっていた。鳥語を解する専務は何か訊ねているようである。
まじかにプラムの花が咲いていた。
何やらレールと車輪がたくさん並んだ複雑な構造物に出くわした。眺めているだけでは何のための設備なのか全く分からない。調べてみると川の増水時に運河の上を川を通すための設備とのこと。これまでは運河の下を川が流れていたのだがここは逆に必要に応じて運河の上に川を流すための仕掛けなのだ。
Agde(アグド)の街を過ぎると道はほぼシングルトラックの様相を呈してくる。新緑も見え水仙や桜の花が咲いていた。もうすぐ海のはずである。
運河沿いのロードからはずれ、海だ。海だ。と思って走っているとフェンスの向こうの池に何やら薄ピンクの鳥らしき姿が見えた。
フラミンゴである。今回の旅の目的である野生のフラミンゴを発見。日本では動物園でしか見られないフラミンゴが普通に池にいるのである。それもあちこちの池にいる。
こんな大型の鳥が身近に生息しているなんて。しばし感動。
この時点ですでに午後5時を廻っている。本日の宿泊地Sète(セート)まではまだ20kmもある。もう海はすぐそこ。道端にはモーターボートがたくさん並んでいる。
さうしてついに地中海。風が強い。
あとは海沿いの別荘と砂丘の間のまっすぐな道をひたすらこぐ。
18時25分。あと宿まで2kmというところでついに陽が沈む。
セートの街は賑わっている。ここはマルセイユに次ぐ港でモロッコへのフェリーも出ている。
港のホテルで今夜は泊まる。
本日の走行ルート

























































































































