アイズの独り言>

【コンクール走行会=パリブレストパリ】

7月18日(日)

7000人近い人数のライダーたちをスムーズにスタートさせるのはなかなか大変です。どのようにしているかというと実績と完走目標タイムと申し込み順で細かくグループに分けられて時間差でスタートしていくのです。ですが、7,000人ともなると200-300人づつに分けたとしても20-30以上のグループになります。実績のあるライダーたちが集まるAチームが最初で午後4時スタート。それから15分おきにアルファベット順のグループに分けられて流れるようにスタートして行きます。夜間は無いとしてもそのスタートは翌日まで続きます。

グランボアのスタート時間はEグループで午後5時。これは事前に打合せがあって「コンクール参加チームは5時スタートで一緒にしましょう」と聞いていたのですが、実際は5時15分スタートに変更になっていました。私たちは既に5時で登録を済ませていたのでそのまま一足早くスタートすることとしました。

Eチームの集合場所。

 

そこにはすでにGPSをスタートさせるためにコンクールのスタッフが待機していました。

JBTで使ったものに比べると少し大きいですが、フレームに固定してしまえば邪魔にはなりません。これがあったおかげでサポートもライダーの位置を常に把握できるので大変助かりました。JBTの時は回線が早々にパンクしてしまいましたが、今回のコンクールではそういったことはありませんでした。ただ、やはりそれぞれの更新時期がまちまちで順位を正確に把握するのは難しかったです。グランボアではこのGPSとグーグルの位置情報サービスをライダーと共有して2重で位置確認をしながらサポートしていました。

 

スタート

いってらっしゃーい!

 

 

【サポート】

事前に打ち合わせた予定では前野の目標タイムは60時間。だとすると18日午後5時にスタートすると予想ゴール時間は21日の未明ということになる。これは大変!それにペッタリくっついてサポートしていたのではこちらが参ってしまう。ライダーが疲れる後半のサポートに重点を置くためにも、私たちは午後5時のスタートを見送ってからいったん宿泊地に戻って仮眠をとってから約360キロ地点にあるコントロールポイント(Tinteniac)で最初のサポートをすることとしました。その次はドライバーをもう一人確保するべくルートをそれてサポートに合流してくれるJPを迎えになんと160キロ先のAnjouへ南下。それから300キロ先の次のサポート予定地(CARHAIX-PLOUGUER)へ向かったのでした。今回のサポートで車は恐らくトータルで2000キロ近く走りましたよ。。。

 

 

-360km TINTENIAC- 19日の未明から朝にかけて待機したタンテニアックコントロール。

 

日本ではほとんど見かけることのないベロモービルが結構PBPを走っていました。しかも速いんですよ。ビックリしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

-521km CARHAIX-PLOUGUER- 19日の夕方、カレ・プルージェコントロール。

車を飛ばして何とか一足先にコントロールに到着していた前野に会うことができました。

 

 

 

 

 

そて、次はいよいよ折り返し地点のブレストですが、町が大きく複雑なこともあり、フランス人の友人のアドバイスからブレストでのサポートはせず、次のサポートは再びこのカレ・プルージェですることとしていました。ですが、一応念のためブレストでもホテルを確保していたのでサポートもブレストに向かい、夕食と3時間ほどの仮眠をとることとしました。

車でもこの海が見えたときは感動です。自転車ならなおさらでしょうね。

*

*

*

 

 

-693.5km CARHAIX-PLOUGUER- 復路のカレ・プルージェコントロール。

夜明け前の4時前から前野の到着を待っていましたが、予定より少し遅れ始めていました。ブレストへ向かう人、パリへ戻る人、いろんな自転車、様々な国籍の方、老若男女、絶え間なく行きかう交差点に立っているとちょっと不思議な感覚。あれ?ここってどこだっけ。。

 

 

-783km LOUDEAC- ルディアック、町が動き出す前。

 

カレ・プルージェからルディアックまで90キロほど。自転車だと4-5時間ほどかかりますが、車だと1時間で移動できます。ですのでルディアックには早めに入って車で仮眠をとりながら前野を待っていました。ブレストへ向かう人、パリへ戻る人、ここでリタイアしてしまう人。ずっと、夜明け前の街を眺めていると自転車だけでなくこのような2台ペアのバイクを時々見かけるのに気が付きました。自転車の小さなグループを見つけてはそれらを守るように追走するそうです。他にも間違いやすい交差点などにも始終ボランティアが立って道案内しています。参加人数も桁外れですが、このボランティアの数もすごい数なんでしょうね。

 

 

 

 

-869.5km TINTENIAC- ライダーと会えなかった復路のタンテニアック。

明るくなって調子が上がった前野はサポートが昼食をとっている間に先に行ってしまいました。

 

 

 

-923.5km FOUGERES- 美しい古都、フージェール。

ALOUETA(FR)

 

 

ROSSEMAN CYCLES(USA)

 

 

 

 

 

CYCLES GRANDBOIS(JP)

昼間は前野の走りはとても良い。夜間に先んじていた他チームに追い付く勢いです。食欲もあり、トラブルもなく順調に距離を伸ばしていました。

 

 

 

-1012km- VILLAINES-LA-JUHEL ここから先は未知の領域。ヴィラネラジュエル。

 

 

ROSSEMAN CYCLES(USA)とCYCLES GRANDBOIS(JP)一緒にコントロールにやってきました。

18日にランブイエを発ち、1000キロを51時間ほどで走ってきました。ここから先は前野にとっても初めての距離になります。しかも3回目の夜が迫っていました。あと200キロ。これまでのペースだとほぼ目標通りの61時間でゴールできるはず!一緒にコントロールにやって来たロッスマンサイクルのハーンが早々にこのコントロールをスタートするのを見送りながら、夜に向けて少し長めの休憩(1時間ほど)を取り、日が沈んだころ次のコントロールに向けてスタートして行きました。ただ、スタートする前にトイレに行った前野が30分経っても戻ってこない、アタフタと戻ってきた彼に聞くとトイレで寝てしまったとの事。後から思えばここでもう少し、数時間でも仮眠をとるべきでした。目標タイムに届く走りができていただけにライダーもサポートも無理を選んでしまいました。よーく考えれば3日間も寝ずに走りとおせるわけが無いのですから。

 

***

このコントロールではAグループでスタートしたCYCLES VICTORにも会うことができました。今回はそれほど飛ばしてはいないようでしたが、2015年のPBPでは1200キロを50時間以内で走り切った実績を持っています。今回、彼からサポートのコツなどをイロイロ教えてもらいました。彼らはまだまだ元気でまだ明るいうちに次のコントロールに向けてスタートして行きました。

目を引く華やかなウェアと自転車のコーディネイトがとても素敵でした。

 

ウェアといえば。。。

Rossman Cycles のハーンが着ているこのウェアのモチーフは自国のアメリカの国旗とパリブレストパリが開かれるブルターニュ地方の紋章のミックスになっているパリブレストパリの特別デザインです。そして、その一部に来日した時の日本の思い出が盛り込まれているというとても複雑で面白いデザインになってるんですよ。写真?その部分撮れてないんだよね。。。答えは熊。ブルターニュの紋章とアメリカ国旗、そして熊。あー、、ますます見たいよね。スミマセン。

***

 

 

 

 

-1097km- MORTAGNE-AU-PERCHE 待ち続けた10時間。モンタンオーペシェ。

ヴィラネラジュエルからモンタンオーペシェまで85キロ。普通だったら5時間もかからないはずなのですが、サポートにとってもライダーにとってもこの区間が最も辛い区間となりました。車での移動は1時間ほどですのでずっと車内やコントロールの中の休憩所で待っていたのですが、GPSを見ていると40-50キロほど進んだところでパッタリと動かなくなってしまったのです。夜中の気温は数字は確認していませんが、持っていたダウンのジャケットを着ていてもまだ寒いくらい。「まずいなぁ。」と親方と話してリタイア覚悟で迎えに行ってみるか、と思った矢先にGPSが動き出す。そして、また止まる。そうかと思えば、「あ、道が違う。間違ってる。」と親方。なかなか近づいてこないその点をただただ祈るような気持ちで夜通し見つめていました。先にも少し書きましたが、サポートカーとして登録した車はコントロールポイント周囲5キロまでしかコース上に入ることはできません。やっとその点がコントロールまで2.4キロとなった時、また動きを止めたので車で見に行きました。ですが、草むらや人家の庭先などをのぞいてみましたが姿はなく、そうこうしている内に夜明けを迎え、前野は私たちが探しに出ている間にコントロールにたどり着いていました。ホッとしました。やっと会えた時、ちょっとボーとした様子でしたが、怪我も無く、しっかり食事もとれました。ですが、この区間のことはほとんど覚えていない、断片的なシーンしか覚えていないと彼は言いました。

 

 

 

 

-1174.5km- DREUX ここを過ぎればゴールまで45キロ!

前の区間で意図せず眠ることができたおかげですっかり調子を取り戻しました。それ以上にこれまでで一番足が回ったとのこと。驚きます。26歳の回復力はすごいですよね。。あとはゴールのランブイエ迄45キロ。油断せずに走るだけです。

 

 

 

-1219km- Rambouillet ゴール 69時間16分

やったー。

 

 

 

 

 

【走行後車検】

ゴールして間髪いれずにコンクールの最後の課題です。1200キロ走り終えて、手がしびれたりしていないかをチェックするために新品のピクルスの蓋を開けるよう指示されます。

問題なし。

 

さらに硬いサラミを薄ーく切るよう命じられます。

もちろん問題なし。しかも、前野は手がしびれないことをアピールするためにゴール100キロ手前から手袋を外していたそうです。グランボアに乗っていて「手なんかしびれた事は無い」ですって。フランスならではのチェックで楽しかったです。

 

 

 

そして、車検。

まずは、GPSをはずして。。。

 

 

 

ちゃんと変速するか、ライトはつくか、ブレーキは利くか、各所にガタはないか、タイヤに問題は無いか、ひやひやするほど念入りにチェックしていただきました。

結果はペダルに少しガタがある程度との事で問題無しでした。すごいですよね。走行中も自転車はパンクも無ければトラブル無し。全くノーメンテナンスで走りきったのですから。

ところで、この車検係の方たちも各チームが走っている間は同じようにコースに出て、撮影したりして、同じように大変だったはず。お疲れさま!

 

 

さて、翌日に発表されたそのコンクール結果は。。。

 

1位 VICTOIRE CYCLES(FR)

2位 PECHTRAGON(FR)

3位 ROSSEMAN CYCLES(USA)/CYCLES GRANDBOIS(JP)

 

めでたくロッスマンサイクルとシェアする形で総合3位を頂きました。ただ、得点などは公表されませんので詳細は不明です。親方が後ほど解説してくれるはずですのでそちらをお楽しみに!

 

 

 

 

 

****

こちらはコンクール終了後に製作されたショートムービーです。残念ながらグランボアは最後の0.1秒くらいのカットに入ってるか入ってないかというくらいしか登場していませんが、6分ほどでとても良くできていますのでぜひご覧下さい。

 

 

 

 

つちやはるみ

8月14日(水)

夕方フランス着。

レンタカーを借りて早速サンジェのお店へ。そしてそのままオリビエと夕食を共にしてからㇾバロワで一泊しました。翌朝はエルネストのお墓参り。お盆だしねぇ、なんて言いつつ朝のお散歩。

 

 

 

8月15日(木)

午後、スタート地近くの連泊予定のレンタルハウスへ移動しました。早速コンクール本戦車の組み立てを済ませ試走へ。前野は5時ごろから走りはじめて2時間半で70キロほど走って帰ってきましたよ。この時期フランスは夜8時くらいまで明るいので助かりました。

本番と同じように試作のバッグをつけて走るのはこの日が初めてでした。ようやく形になった本戦車に嬉しそうです。試走から帰ってきた前野は「今までで一番いいです。すごく走ります。」と。

よしよし、後は本番を待つだけだね。

 

 

 

 

8月16日(金)

この日からコンクールのプレゼンがフランスチームから始まりました。予定では30チームが参加する予定でしたが、リストには29チームしかありません。8/16は15チーム、8/17は14チーム、8時30分から30分おきに順次行われました。呼び出しは特にありません。決められた時間の少し前に指定された場所に出向くだけです。プレゼンが公開されるようならぜひ見てみたいと思っていましたが、審判へのプレゼンは非公開でした。

ですので、前野は朝から予備車の用意を整え終日コースの下見へ。

どんなコースを走ったんだろうね。あとで本人にレポートしてもらいましょう。

グランボアではこのようにコンクール本戦用と予備車の2台を用意していきました。万が一、コンクール用の自転車にトラブルがあったとしても、せめてパリブレストパリには出走できるようにと考えていました。親方はこんな時はとても用心深いんですよ。

 

 

そして、サポート隊は買出しと会場の下見、そして取引先へのご挨拶。

 

おなじみサンジェ。

 

オリビエも元気です。

 

 

 

こちらはイデアルのスタンド。

JBT用にすでにチタンレールの軽量モデルは送ってくれていたのですが、色がより合うようにと黒のバージョンも作ってくれていたのです!この日出来立てのスペシャルサドルを渡されて、前野はなんと新品の革サドルでパリブレストパリを走破しました。前野のお尻がすごいのか、イデアルがすごいのか。。。革サドルはなじむまでが大変でと思う方もいらっしゃるでしようが、いくつものイデアルのサンプルサドルを使わせてもらっている前野にとってイデアルの新品サドルは特に警戒するものではありません。革はしっかりと厚いのに本当になじみが良く快適に体を支えてくれます。しかも、このチタンレール、アルミのクロワッサン、アルミリベットのスペシャルモデルの重さはなんと350グラム! Good job! IDEALE!

 

 

 

 

【懇親会】

その日の夕方はコンクールマシンを運営するAAC(Association des Artisan du Cycle)主催の懇親会がありました。

AACは日本語に訳すと自転車製作者協会でしょうか。このコンクールは最初1ショップがけん引する形で始まりましたが、今回から本格的にこの協会を発足させ、ハンドメイドの自転車を製作するビルダーやショップなどかが会員となり、フランスの自転車産業の発展を目的にコンクールを運営するようになりました。今年でこのコンクールも4回目。グランボアはそのうちの2回に参加したわけですが、自分たちに置き換えると自分たちの技術やアイデアをさらに深く考えて磨き上げる良い場になっている事に間違いありません。いろんな考え方があり、いろんな思惑もうごめいている中、勝ち負けにこだわりすぎず、ただ真剣に正直に取り組むことがコンクールを面白くするカギだと信じています。

地元のサラミやチーズ、手作りのお惣菜、パン、ワインなどが並びました。楽しかった。この手作り感がイベントを優しくしているように思います。因みに私たちはあられなどが入った小袋の所謂「酒のアテ」をお持ちしました。このパーティ、全てのチームが参加していたわけではありません。やはりまだ本番を迎えていない中、私たちも小一時間ほどで退席しました。

 

 

 

 

 

8月17日(土)PBP前日

 

【PBP車検+サポート登録】

PBPの車検と出走登録はスタートが始まる前日から始まって2日間にわたります。雨の中自転車を押す人たちの長い列ができました。混雑する前にと考えて早くから出かけましたが既にいっぱいです。

日本からの参加者は400名ほどとの事。1200キロ走るだけでもすごいのに、ほとんどの方がお仕事をされながら、機材も、SR獲得までの費用や時間の調整も、フランスまでの旅行の段取りも、会場までのアクセスも、ぜーんぶ自分でされてここまでこられているわけですから本当にすごいなぁと思います。しかもこちらの方たち、パリブレスパリのコース以外にモンサンミッシェルにも足を延ばしたいんだと意気込んでいらっしゃいました。行けたのかな。。

「賞味期限じゃないよ!期限はまだ切れてないから!」

真剣過ぎない、この抜けた感じにスタート前にいっぱい笑わせていただきました。ありがとうございました。

 

 

 

 

さて、車検会場はコンクールマシンの展示スペースと併設する形となっています。奥に見える水色のTシャツを着た方々が車検のスタッフの方たちです。

これならPBP参加者は目にしやすいようですが、残念なことに車検会場の入り口とコンクールマシンの展示スペースとは別の入り口になっていて、多くのPBP参加者は横目で見るだけで車検会場を後にしていたように思います。特にこの日は雨でコンクール用のスペースにはこの建物の裏側の雨でぬかるんだところを通らなくては入れないようになっていました。ただ、PBPの参加者がみーんなこのスペースになだれ込んできたらそれはそれでパニックですけどね。

 

 

車検が通れば出走登録をして記念品とともにGPSつきのリストバンドとブルベカードが渡されます。

それにしてもすごい数です。

 

 

 

車でサポートする場合はその後ライダーの登録番号とともにサポートカーも登録する手順となっています。

サポートカーの証のステッカー。このステッカーをつけた車はコントロールポイントの周囲5キロの範囲であればコース上でサポートする事が可能です。ただし、それ以外の場所でコースに入れば1回につき2時間のペナルティがライダーに課せられます。2回だと4時間。なかなか厄介なルールです。

 

 

 

 

【CdM車検+審判へのプレゼンテーション】

グランボアのコンクールの車検とプレゼンテーションはこの日の11時からでした。こちらは更に奥まった場所でしたので通りがかりの人はほとんどいません。だけど、熱心な方々が何人か見に来てくださっていましたよ。

今回の課題に対するグランボアのアプローチを説明し、重量をチェック。ギャラリーはスタッフ3人+10人ほどですが、オープンで行われました。

 

 

 

次は審判に対してのプレゼンです。雨の中順番待ち。

 

ここはクローズの状態ですが、写真の撮影などは制限されませんでした。事前に審判には日本の方が入ると聞いていたのですが、実際にはいらっしゃいませんでした。7人の方が審判としていらっしゃったように思います。

 

ライトの説明時には皆さん前に出てこられて熱心に聴いてくださいました。

なかなかの好感触。

 

 

 

【撮影-展示-一般投票】

プレゼンが終わればそのまま展示スペースへ移動してその一角で写真撮影。

 

 

 

そして、ようやく展示。

展示は朝からでしたが、上記の理由からグランボアが展示できたのはCdMのプレゼンが終わった正午ごろからでした。この展示会で一般投票を募り順位が発表されています。何台か抜粋して展示車両アップしますね。

 

ALEX SINGER(FR)

 

 

GILLES BERTHOUD(FR)

 

 

 

 

CYFAC INTERNATIONAL(FR)

 

 

 

 

VICTOIRE CYCLES(FR)

 

 

 

 

CYCLES VICTOR(FR)

 

 

 

 

ROSSEMAN CYCLES(USA)

 

 

 

TAILLEFER(FR)

 

 

 

 

THOMPSON CUSTOM BICYCLES

 

 

 

 

PECHTRAGON

 

 

 

 

ATELIER DES VELOS(FR)

 

 

 

 

ALOUETA(FR)

 

 

 

 

ASCENSION CATTIN(FR)

 

 

 

 

VAGABONDE(FR)

 

 

 

 

 

ERNEST CYCLES(FR)

 

 

 

 

ISEN WORKSHOP(GB)

 

 

 

MARTIGNAC(FR)

 

 

 

 

SEREN BICYCLES(DE)

 

 

 

 

PETIT BRETON(FR)

 

 

 

 

CYCLES ITINERANCES(FR)

 

 

 

 

GUILBAUD(FR)

 

 

 

RMAN CYCLES

 

 

 

CYCLES PIERRE PERRIN

 

 

 

 

CYCLES GRANDBOIS(JP)

投票は一人3チーム選ぶことになっていて、1位3ポイント、2位2ポイント、3位1ポイントとポイントが与えられ、順位が決まりました。その結果が以下のとおり。

1er – ERNEST Cycle
2e – Victoire Cycles
3e – PechTregon cycles
4e – Jean-Sébastien Guilbaud
5e – Cyfac Bicycles
6e – Thompson custom bicycles
7e – Berthoud Cycles
8e – Rossman
9e – ADV Paris
10e – Taillefer

 

 

さて、いよいよ明日はPBP。午後5時スタートです。

 

 

つちやはるみ

 

長らく留守にしていてすみませんでした。帰国して山積みの仕事を何とかかたずけて少し落ち着きました。

あの台風10号が上陸する前日に渡仏して、「一日ずれてなくて良かった。ラッキー!」なんて思っていたら、フランスに着いてからもPBP出走前日までは雨だったのに、スタート時には雨は上がったりして、今回はお天気が見方をしてくれました。おかげで初参加したPBPも途中DNFが頭をよぎる時間もありましたが無事に完走することができ、そして、グランボア2度目のコンクールマシンではエントリー29チーム中、見事総合3位をいただくことができました!!!

たくさんの応援とご協力に心から感謝申し上げます。日本とフランスとの時差は7時間、ちょうど現地での夜間や明け方のつらい時間帯にSNSを通して応援メッセージが届くのでとても励みになりました。ありがとうございました!

2019年は年明けからこの日を目標にライダーの前野とメカニックの伊藤と共に取り組んでまいりました。特に前野は4年に1度しかないPBPの出場資格を得るために年明けからブルべのスケジュールを組み、気の休まらない日を過ごしてきたことと思います。また、伊藤につきましては昨年の夏に退職した野田店長の代わりを務めるべく製作に携わり、私たちが留守にする間は一人で店を切り盛りしてくれました。この2人がいてくれたおかげで私たちはこんな大きな挑戦を果たすことができましたし、結果も残すことができました。あらためて2人にも心からお礼を伝えたいと思います。ありがとう。また、今は育休中の店長代理のなっちゃんこと、古市も大いに応援し、留守を守る伊藤を助けてくれました。ありがとうね。

今回のコンクールはフランスのスポーツ新聞、そう、あのレキップでも記事になり、グランボアのことも紹介してもらっています。もちろん、フランス語ですが、嬉しいコメントをもらえましたのでぜひご覧下さい。レキップベロマガジン

 

 

 

グランボア OYAKATA 2019CdM/PBPモデル

 

6月のJBTが終わってから約2ヶ月でコンクール用の自転車を仕上げたわけですが、親方はお客様からの仕事もこなしながら時間外でフレームを仕上げ、オールメッキの下処理、キャリアやオリジナルパーツや小物の製作、軽量化、漠然としたそれぞれのアイデアを一つ一つ形にしながら試走ができる段階までに組みあがったのは渡仏一週間前でした。前野がその仮組状態のコンクール車を140kmほど試走して問題がないことを確認してからフレームと泥除けに仕上の線引きを施し、本組をしています。この過密なスケジュールに臨機応変に対応してくれた鍍金屋さんやグランボア専属で塗装を引き受けてくださっているEDO、毎週土曜日におしゃべりがてら来店くださるTさんにも様々な加工でお世話になりました。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

***

【パリブレストパリ】

フランスのパリからブレストまで往復する1,200キロを決められた時間内で走りきるといもの。1891年に最初に開催され、現在でも継続されている世界最古の自転車イベントで今年は19回目です。計算が合わないのは開催期間が一定ではなかったため。初期のころは10年前後で1度開催される不定期のプロのレースだったようです。7回のプロのレースを経て、1951年から一般のサイクリストが参加できるラリー形式となり、5年に一度の期間もあったりしながら今の4年に一度に定着したようです。スタート地点も昨年まではパリ郊外のサンカンタンイヴリーヌでしたが、今年からパリから西に30キロほど離れたランブイエとなりました。33年前に第1回先進国首脳会議、ランブイエサミットが開かれた場所で、大きすぎない素敵なお城があり、それに付属する牧場があり、森があり、庭があり、池があり、自然豊かなとても美しい所でした。今年の参加者は公式ホームページによると6,673人。スタッフやボランティア、サポートや観戦に来られる方も入れるとすごい数の人が世界中から集まります。それがレースではなく、最長で4泊5日間にも及ぶサイクリングイベントだというところが面白いですね。

 

 

 

ランブイエ城

 

 

ゴールシーン

 

 

 

 

ちょっと、また長くなりそうです。

今日はここまでにしてコンクールの流れについてはまた後日アップいたします。その他、グランボアのコンクールマシンの細かな解説や他のコンクール出走車両については後日親方が、パリブレストパリとコンクールマシンのインプレッションについては前野がこれから記事にしてくれると思いますのでそちらをお待ちください。

 

それでは、続く~。

つちやはるみ

JBTが終わってからあっという間にこの日を迎えています。様々な仕事をこなしながらなんとかコンクール用の自転車も完成しました。

今回のコンクールの参加チームは29チーム。プレゼンは16日と17日の2日間に渡って開催されます。グランボアのプレゼンは17日の現地時間11時からです。コンクールマシンはその後に公開しますね。

 

京都のお店は19日と23日はお休みをいただきますが、その他はメカニックの伊藤が店を開けて皆様のお越しをお待ちしています。よろしくお願いします。

 

それでは、行ってきまーす。

つちやはるみ

暑い。。。

普通の自転車屋なら店舗は外気温そのままのお店も結構あるかと思いますが、アイズの場合は店舗はとても快適なのに事務スペースが暑い。。大きな天窓のおかげでクーラーがほとんど効かないのです。。なっちゃん、育休中なので、私一人がアタフタと汗だくでタオルを巻いて仕事をしていますヨ。

皆様、いかがお過ごしですか?

 

さて、今年のコンクールまであと8日、出発は14日なのでもう1週間を切りました。

自転車は2日ほど前に仮組が済んで昨日チョコは早速100キロほど試走に出かけました。仕上がりは上々ですよ!早くお見せしたいところですが、もう少し最後の仕上げをしてからにさせてください。あぁ、きっと出発間際になりそうです。。。でも、すごい自転車が出来上がりそうです。お楽しみに!

 

そして、今日は欠品してましたシプレが再入荷してまいりました。お待たせしました!

つちやはるみ

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